JP2589245Y2 - 放水装置 - Google Patents

放水装置

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JP2589245Y2
JP2589245Y2 JP1993027675U JP2767593U JP2589245Y2 JP 2589245 Y2 JP2589245 Y2 JP 2589245Y2 JP 1993027675 U JP1993027675 U JP 1993027675U JP 2767593 U JP2767593 U JP 2767593U JP 2589245 Y2 JP2589245 Y2 JP 2589245Y2
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謙二 加藤
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、放水装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴミ焼却施設においては、ゴミピ
ット内にゴミを一旦蓄積し、その後、ゴミを一定量づつ
焼却炉に投入して焼却するようにしている。
【0003】そして、ゴミピット内では、人為的、又は
自然発生的に火災が発生する場合があるが、この場合に
は、消火作業員が消火器等により消火するようにしてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記ゴミピ
ットは、容積が広く、例えば、左右幅が mで深さが
もあり、しかも、多様な火災に対応しなければならない
ために、火災発生時に消火作業員が多人数で消火にあた
っても鎮火までに時間がかかると共に、消火作業員にと
って非常に危険な作業となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案では、基
台上に吸水パイプ兼支柱を起倒自在に取付け、同支柱の
上端部に放水銃給水パイプの下端部を給水パイプ兼支柱
の軸線廻りに回転自在に取付け、同放水銃給水パイプの
上端部に放水銃の基端部を俯仰自在に取付けて、同放水
銃を略全方向に指向させて放水可能とし、しかも、放水
銃給水パイプは、給水パイプ兼支柱を起立させて、基台
の直上方に位置させた収納位置と、給水パイプ兼支柱を
倒伏させて、基台の横側方へ突出状に位置させた使用位
置との間で姿勢変更可能としたことを特徴とする放水装
置を提供せんとするものである。
【0006】また、本考案は、各駆動部に操作部を制御
部を介して接続して、各駆動部を遠隔操作可能としたこ
とにも特徴を有する。
【0007】
【作用】例えば、ゴミ焼却施設においては、ゴミピット
の近傍に放水装置の基台を設置すると共に、放水銃給水
パイプの使用位置がゴミピットの直上方に位置するよう
にしておく。
【0008】そして、ゴミピット内に火災が発生した場
合には、給水パイプ兼支柱を倒伏させて、放水銃給水パ
イプをゴミピットの直上方の使用位置に姿勢を変更し、
同使用位置にて放水銃給水パイプを適宜旋回動作させる
と共に、放水銃を俯仰動作させることにより、同放水銃
を火災発生場所に操向させて放水することができて、迅
速かつ確実に鎮火させることができる。
【0009】この際、放水装置の各駆動部に操作部を制
御部を介して接続して、各駆動部を遠隔操作可能とした
場合には、ゴミピットに作業員が近づくことなく、安全
に消火作業を行なうことができる。
【0010】また、非消火作業時には、給水パイプ兼支
柱を起立させて、放水銃を基台の直上方の収納位置に位
置させておけば、ゴミピット内へのゴミ蓄積作業等に放
水装置は支障とならない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0012】図1に示すAは、本考案に係る放水装置で
あり、ゴミ焼却施設BのゴミピットCの近傍に配設して
いる。Dは監視室であり、同監視室D内に放水装置Aの
操作部Eと制御部Fとを設けて、同監視室D内より放水
装置Aを遠隔操作可能としている。
【0013】本考案に係る放水装置Aは、図1〜図5に
示すように、ゴミピットCの近傍の床部Gに基台1を配
設し、同基台1上に給水パイプ兼支柱2を起倒支持パイ
プ3を介して起倒自在に取付け、同支柱2の上端部に放
水銃給水パイプ6の下端部を給水パイプ兼支柱2の軸線
廻りに回転自在に取付け、同放水銃給水パイプ6の上端
部に放水銃5の基端部を俯仰自在に取付けて、同放水銃
5を略全方向に指向させて放水を行なうことができるよ
うに構成している。
【0014】起倒支持パイプ3は、図2及び図4に示す
ように、基台1の左側部にボス部10をステー11を介して
設ける一方、右側部に連結パイプ12をステー13を介して
設け、ボス部10にパイプ本体14の左側部を回動自在に貫
通させると共に、連結パイプ12の左側端にパイプ本体14
の右側端をスイベルジョイント15を介して回動自在に連
通連結している。20は、連結パイプ12の右側端に連結し
た給水配管である。
【0015】そして、パイプ本体14の左側端部に、後上
方へ向けて伸延するアーム16の基端部を取付け、同アー
ム16の先端部に、基台1上に載設した電動シリンダ17の
ピストンロッド17a の先端を連結している。18はシリン
ダステー、19はシリンダ支軸である。
【0016】また、電動シリンダ17は、駆動部を後述す
る制御部Fの出力側に接続して、遠隔操作することも、
また、同電動シリンダ17に設けた手動操作部17b を操作
して、手動操作することもできるようにしている。
【0017】給水パイプ兼支柱2は、図2及び図4に示
すように、上記のように形成した起倒支持パイプ3のパ
イプ本体14の中途部より上方へ立上げて一体成形してお
り、図5及び図6に示すように、同給水パイプ兼支柱2
の上端部に放水銃給水パイプ6の下端部をスイベルジョ
イント21を介して軸線廻りに回動自在に連結し、同放水
銃給水パイプ6の中途部より外側上方へ向けて給水分岐
パイプ6a,6a を左右外側上方へ向けて二又状に分岐させ
て伸延させ、両給水分岐パイプ6a,6a の上端部間に放水
銃5の基部パイプ5bをスイベルジョイント22,22 を介し
て左右幅方向の軸線廻りに回動自在に連結して横架し、
同基部パイプ5bの中央部より放水銃本体5aを前方へ向け
て伸延させて形成している。
【0018】しかも、給水パイプ兼支柱2の上端部の外
周壁には、図5及び図6に示すように、ウォームホイー
ル25を図面に沿わせて取付ける一方、放水銃給水パイプ
6に電動式の旋回用モータ26をステー27を介して取付
け、同旋回用モータ26にウォームギヤ28をギヤケース29
を介して取付けて、同ウォームギヤ28を上記ウォームホ
イール25に噛合させている。
【0019】このようにして、旋回用モータ26によりウ
ォームギヤ28をギヤケース29を介して正・逆回転させる
ことにより、ウォームホイール25に沿って放水銃給水パ
イプ6を図5に示す給水パイプ兼支柱2の軸線P1の廻り
に正・逆回転させることができるようにしている。
【0020】また、放水銃5の基部パイプ5bの中央部外
周壁には、図5及び図6に示すように、半円板状のウオ
ールホイール30を取付ける一方、放水銃給水パイプ6の
中途部に電動式の俯仰用モータ31をステー34を介して取
付け、同俯仰用モータ31にウォームギヤ32をギヤケース
33を介して取付けて、同ウォームギヤ32を上記ウォーム
ホイール30に噛合させている。
【0021】このようにして、俯仰用モータ31によりウ
ォームギヤ32をギヤケース33を介して正・逆回転させる
ことにより、ウォームホイール30に沿って放水銃本体5a
を図5に示す基部パイプ5bの軸線P2の廻りに俯仰動作さ
せることができるようにしている。図3及び図5中、θ
は俯仰角度である。
【0022】放水銃本体5aには、図2、図3及び図5に
示すように、先端部に放水形態変更部5cを取付け、中途
部に同放水形態変更部5cを駆動させるための電動式の放
水形態変更駆動部5dを取付けている。
【0023】このようにして、放水形態変更駆動部5dに
より放水形態変更部5cを変更動作させることにより、例
えば、噴霧状又は棒状の放水形態に変更することができ
るようにしている。
【0024】駆動部ケーシング4は、上記した放水銃給
水パイプ6と、同放水銃給水パイプ6に取付けた旋回用
モータ26や俯仰用モータ31等を被覆可能な箱型に形成
し、天井壁に放水銃5を突設するための突設用孔36を形
成する一方、底部に給水パイプ兼支柱2の上端部を挿通
するための挿通孔37を形成しており、放水銃給水パイプ
6の給水分岐パイプ6a,6a の各上端部に左右側壁4a,4a
を取付ブラケット38,38を介して取付けている。
【0025】そして、駆動部ケーシング4の天井壁に
は、図2、図3、及び図5に示すように、左右側部が上
方に膨出した開閉蓋39を開閉自在に取付けて、放水銃5
に干渉させることなく駆動部ケーシング4の上方を開放
させて、メンテナンスが行なえるようにしている。図
中、41は防塵カバー体、42,43 は電気配線である。
【0026】このようにして、給水パイプ兼支柱2の上
端部より上方に位置する部分を、放水銃本体5aを除いて
駆動部ケーシング4と防塵カバー体41とにより被覆し
て、激しいほこり等の作業環境条件においても、各駆動
部等の防塵保護が行なえるようにしている。
【0027】また、図7に示すように、制御部Fの入力
側には操作部Eを接続する一方、制御部Fの出力側に
は、電動シリンダ17と旋回用モータ26と俯仰用モータ31
と放水形態変更駆動部5d、給水配管20に取付けた開閉弁
40とを接続している。
【0028】このようにして、操作部Eを操作すること
により、電動シリンダ17、旋回用モータ26、俯仰用モー
タ31、放水形態変更駆動部5d、及び開閉弁40をそれぞれ
適宜駆動させて、放水銃5より所望の形態の放水を所望
の方向に行なって、消火活動を迅速かつ確実に行なうこ
とができるようにしている。
【0029】また、上記した各駆動部、すなわち、電動
シリンダ17、旋回用モータ26、俯仰用モータ31、放水形
態変更駆動部5d、及び開閉弁40は、それぞれ手動によっ
ても駆動させることができるようにしており、電気的な
故障が生じた場合には、各駆動部を手動操作することに
よっても消火活動が行なえるようにしている。
【0030】
【考案の効果】本考案によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0031】すなわち、本考案では、放水銃給水パイプ
を基台の直上方の収納位置と、基台の横側方の使用位置
との間で姿勢変更可能としているために、例えば、ゴミ
ピット内に火災が発生した場合には、放水銃給水パイプ
を使用位置に姿勢を変更して、ゴミピット内に向けて放
水作業を確実に行なうことができると共に、非放水作業
時には放水銃給水パイプを収納位置に姿勢を変更してお
くことにより、放水装置を、何ら他の作業等に支障とな
らないようにすることができる。
【0032】また、放水装置の各駆動部に操作部を制御
部を介して接続して、各駆動部を遠隔操作可能とした場
合には、消火作業等を安全に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る放水装置の使用状態説明図。
【図2】同放水装置の斜視図。
【図3】同放水装置の側面説明図。
【図4】同放水装置の背面図。
【図5】同放水装置の上部の断面側面説明図
【図6】同放水装置の上部の断面背面説明図。
【図7】制御ブロック図。
【符号の説明】
A 放水装置 B ゴミ焼却施設 C ゴミピット D 監視室 E 操作部 F 制御部 1 基台 2 給水パイプ兼支柱 3 起倒支持パイプ 4 駆動部ケーシング 5 放水銃 6 放水銃給水パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A62C 31/00 - 31/28

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上に吸水パイプ兼支柱を起倒自在に
    取付け、同支柱の上端部に放水銃給水パイプの下端部を
    給水パイプ兼支柱の軸線廻りに回転自在に取付け、同放
    水銃給水パイプの上端部に放水銃の基端部を俯仰自在に
    取付けて、同放水銃を略全方向に指向させて放水可能と
    し、 しかも、放水銃給水パイプは、給水パイプ兼支柱を起立
    させて、基台の直上方に位置させた収納位置と、給水パ
    イプ兼支柱を倒伏させて、基台の横側方へ突出状に位置
    させた使用位置との間で姿勢変更可能としたことを特徴
    とする放水装置。
  2. 【請求項2】 各駆動部に操作部を制御部を介して接続
    して、各駆動部を遠隔操作可能としたことを特徴とする
    請求項1記載の放水装置。
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JP3641007B2 (ja) * 1995-03-31 2005-04-20 能美防災株式会社 消火装置
JP4680625B2 (ja) * 2005-02-15 2011-05-11 ホーチキ株式会社 火災消火装置
TW201121607A (en) * 2009-12-31 2011-07-01 Gao Shi Technology Co Ltd Fire-fighting sprinkling apparatus.
JP6158408B2 (ja) * 2016-09-05 2017-07-05 株式会社横井製作所 放水銃装置

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