JP2589022B2 - 立体映像記録ディスク - Google Patents

立体映像記録ディスク

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JP2589022B2
JP2589022B2 JP4034552A JP3455292A JP2589022B2 JP 2589022 B2 JP2589022 B2 JP 2589022B2 JP 4034552 A JP4034552 A JP 4034552A JP 3455292 A JP3455292 A JP 3455292A JP 2589022 B2 JP2589022 B2 JP 2589022B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は立体映像記録ディスク
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、映像信号を記録した従来のディ
スクを示す図であり、図において、1はディスク、2は
映像信号が記録されたスパイラル状のトラック、F1
2 ,F3 ,……は映像の各フィールド、A,B,C,
……は各フィールドの境界部を示す。
【0003】図9は上記ディスクに映像を記録する方法
を説明する図であり、3は被写体、4はビデオカメラ、
5はビデオカメラ4の出力を記録するための、例えばV
TRなどの記憶装置、6は映像信号をディスクの記録に
適した信号にするための、例えば周波数変調などを施す
ための記録処理回路、7はディスク1を回転させるため
のモータ、8はモータ7の回転制御を行うディスクサー
ボ、9は記憶装置5およびディスクサーボ8に各種タイ
ミング信号を送るタイミング信号発生装置である。
【0004】次にこのディスクのトラック形成につい
て、図8,図9を用いて説明する。被写体3がビデオカ
メラ4で撮影され、光学像が電気映像信号に変換され
る。この映像信号が記憶装置5(例えばVTR)に収録
される。記憶装置5はタイミング信号発生装置9からの
指令により映像信号を順次送出する。この映像信号は記
録処理回路6により周波数変調され、ついで図示しない
記録トランスデューサによりディスク1上に記録され
る。記録トランスデューサはディスクが磁気媒体の場合
は磁気ヘッドであり、ディスクが光学媒体の場合はレー
ザ集光器などであり、媒体に応じて種々の形態のものが
用いられる。記録トランスデューサは図示しないラジア
ル送り機構によりディスクの半径方向に一定の速度で送
られる。
【0005】ディスク1はディスクサーボ8の制御を受
けたモータ7により回転する。ディスクサーボ8はタイ
ミング信号発生装置9からの指令により、記憶装置5か
らの映像信号のフィールド周波数に関連してモータ7を
回転制御し、映像信号の2フィールドで丁度1回転させ
る。
【0006】このようにして映像信号はディスク1上に
記録され、ディスク1が1回転すると2フィールド分の
映像が記録される。即ち、図8に示すように、ディスク
1が矢印Xの方向に回転するものとすると、ディスク1
の半回転(180°)で映像信号のフィールドF1 がA
からBまでのトラックを、次の半回転でフィールドF2
がBからCまでのトラックを、以下同様にして次々とト
ラックを形成し、図8の如くスパイラル状のトラックが
形成される。
【0007】なおここでビデオカメラの信号を一度記憶
装置に記録してからディスクに記録するようにしたが、
必ずしも記憶装置を通さなくても、ビデオカメラの信号
をリアルタイムで直接ディスクに記録しても上記と同様
のスパイラル状のトラックが記録できる。
【0008】次にこのようなディスクから信号を再生す
るときは、ディスク1を記録時と同じように回転させて
おき、再生トランスデューサにて上記スパイラル状トラ
ックより信号を読みとり、周波数復調などの再生処理を
施すことにより再生映像信号を得ることができる。ここ
ではその詳細な説明は省略する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のディスクの記録
トラックは以上のように構成されているので、立体映像
を再生できないという問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、立体映像と普通の映像のいずれ
をも再生できる立体映像記録ディスクを得ることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
かかる立体映像記録ディスクは、同一の被写体像を視差
を有して2方向から撮像した,2フィールドで1フレー
ムを構成する第1および第2の映像信号を、それぞれ1
フレーム毎に交互に切換えて、1フレーム周期で回転す
るディスク上に順次ラセン状にトラックを形成するよう
記録された立体映像記録ディスクであって、上記第1,
第2の映像信号のうちの一方の映像信号の各フレーム毎
の信号のほぼ中央部に、当該信号に重畳して,再生時に
これを検出すると直ちにこれが記録されているトラック
から隣接するトラックにジャンプして、当該隣接するト
ラックに記録された上記映像信号の再生を行うことを指
示する第1のジャンピング信号コードが記録されている
ことを特徴とするものである。また、この発明(請求項
2)にかかる立体映像記録ディスクは、上記第1のジャ
ンピング信号コードが記録されている立体映像記録ディ
スクにおいて、上記ラセン状のトラックは上記ディスク
の中心からその回転半径が順次大きくなるように旋回し
て形成されたものであり、上記第1のジャンピング信号
コードによるジャンプは上記ディスクの外周方向へジャ
ンプするものであることを特徴とするものである。
た、この発明(請求項3)にかかる立体映像記録ディス
クは、上記第1のジャンピング信号コードが記録されて
いる立体映像記録ディスクにおいて、上記ラセン状のト
ラックは上記ディスクの中心からその回転半径が順次大
きくなるように旋回して形成されたものであり、上記第
1のジャンピング信号コードによるジャンプは上記ディ
スクの中心方向へジャンプするものであることを特徴と
するものである。また、この発明(請求項4)にかかる
立体映像記録ディスクは、同一の被写体像を視差を有し
て2方向から撮像した,2フィールドで1フレームを構
成する第1および第2の映像信号を、それぞれ1フレー
ム毎に交互に切換えて、1フレーム周期で回転するディ
スク上に順次ラセン状にトラックを形成するよう記録さ
れた立体映像記録ディスクであって、上記第1,第2の
映像信号のうちの一方の映 像信号の各フレーム毎の信号
のほぼ中央部に、当該信号に重畳して,再生時にこれを
検出すると直ちにこれが記録されているトラックから隣
接するトラックにジャンプして、当該隣接するトラック
に記録された上記映像信号の再生を行うことを指示する
第1のジャンピング信号コードと、上記第1,第2の映
像信号のうちの一方の映像信号の各フレーム毎の信号の
フレーム終端部に、当該信号に重畳して,再生時にこれ
を検出すると直ちにこれが記録されたトラックから隣接
するトラックにジャンプして、当該隣接するトラックに
記録された上記映像信号の再生を行うことを指示する第
2のジャンピング信号コードとが記録されていることを
特徴とするものである。また、この発明(請求項5)に
かかる立体映像記録ディスクは、上記第1のジャンピン
グ信号コードと上記第2のジャンピング信号コードとが
記録されている立体映像記録ディスクにおいて、上記ラ
セン状のトラックは上記ディスクの中心からその回転半
径が順次大きくなるように旋回して形成されたものであ
り、上記第1のジャンピング信号コードによるジャンプ
は上記ディスクの外周方向へジャンプするものであるこ
とを特徴とするものである。また、この発明(請求項
6)にかかる立体映像記録ディスクは、上記第1のジャ
ンピング信号コードと上記第2のジャンピング信号コー
ドとが記録されている立体映像記録ディスクにおいて、
上記ラセン状のトラックは上記ディスクの中心からその
回転半径が順次大きくなるように旋回して形成されたも
のであり、上記第1のジャンピング信号コードによるジ
ャンプは上記ディスクの中心方向へジャンプするもので
あることを特徴とするものである。また、この発明(請
求項7)にかかる立体映像記録ディスクは、上記第1の
ジャンピング信号コードと上記第2のジャンピング信号
コードとが記録されている立体映像記録ディスクにおい
て、上記ラセン状のトラックは上記ディスクの中心から
その回転半径が順次大きくなるように旋回して形成され
たものであり、上記第2のジャンピング信号コードによ
るジャンプは上記ディスクの外周方向へジャンプするも
のであることを特徴とするものである。 また、この発明
(請求項8)にかかる立体映像記録ディスクは、上記第
1のジャンピング信号コードと上記第2のジャンピング
信号コードとが記録されている 立体映像記録ディスクに
おいて、上記ラセン状のトラックは上記ディスクの中心
からその回転半径が順次大きくなるように旋回して形成
されたものであり、上記第2のジャンピング信号コード
によるジャンプは上記ディスクの中心方向へジャンプす
るものであることを特徴とするものである。 更に、この
発明(請求項9)にかかる立体映像記録ディスクは、上
記第1のジャンピング信号コードと上記第2のジャンピ
ング信号コードとが記録されている立体映像記録ディス
クにおいて、上記第1,第2のジャンピング信号コード
を、これらによるそれぞれのジャンプにより,上記第1
の映像信号の1フィールドの信号と、上記第2の映像信
号の1フィールドの信号とが交互に再生されるものとし
たことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】この発明(請求項1)においては、上記構成と
したから、再生素子が上記第1のジャンピング信号コー
ドを検出すると、再生素子は当該検出後直ちにこのジャ
ンピング信号コードを検出したトラックから隣接するト
ラックに乗り移り、その結果、ディスクの回転ムラが発
生しても、これの影響を受けることなく、再生素子が所
定位置に精度良く乗り移ることとなって、途切れのない
立体映像を再生することができる。この発明(請求項
2)においては、上記構成としたから、上記途切れのな
い立体映像のうち、特に、途切れのない通常の立体映像
を再生することができる。この発明(請求項3)におい
ては、上記構成としたから、上記途切れのない立体映像
のうち、特に、途切れのない立スチル映像を再生する
ことができる。この発明(請求項4)においては、上記
構成としたから、再生素子が上記第1のジャンピング信
号コードを検出した時は、上記途切れのない立体映像
再生することができ、再生素子が上記第2のジャンピン
グ信号コードを検出した場合は、上記第1のジャンピン
グ信号コードを検出した時と同様の作用により、途切れ
のない普通映像を再生することができる。この発明(請
求項5)においては、上記構成としたから、上記途切れ
のない立体映像のうち、特に、途切れのない通常の立体
映像を再生することができる。この発明(請求項6)に
おいては、上記構成としたから、上記途切れのない立体
映像のうち、特に、途切れのない立体スチル映像を再生
することができる。この発明(請求項7)においては、
上記構成としたから、上記途切れのない普通映像のう
ち、特に、途切れのない通常の普通映像を再生すること
ができる。 この発明(請求項8)においては、上記構成
としたから、上記途切れのない普通映像のうち、特に、
途切れのない普通スチル映像を再生することができる。
この発明(請求項9)においては、上記構成としたか
ら、再生素子が上記第1,第2のジャンピング信号コー
ドを検出すると、再生素子は当該検出後直ちにこの第1
または第2のジャンピング信号コードを検出したトラッ
クから隣接するトラックに乗り移り、その結果、ディス
クの回転ムラが発生しても、これの影響を 受けることな
く、再生素子が所定位置に精度良く乗り移ることとなっ
て、途切れのない立体映像を再生することができる。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の一実施例による立体映像記
録ディスクを示す平面図である。図において、図8と同
一符号は同一又は相当部分を示し、R0 ,R1 ,R2
……は右目に相当する映像信号のフィールド、即ち第1
のビデオカメラにより撮像された映像信号のトラック
で、L0 ,L1 ,L2 ,……は左目に相当する映像信号
のフィールド、即ち第2のビデオカメラにより撮像され
た映像信号のトラックであり、A,B,C,……は各フ
ィールドの境界部を示す。
【0014】図2は上記ディスクに記録するための構成
を示す図、図3は記録時における波形図である。図にお
いて、図9と同一符号は同一又は相当部分を示し、4a
は右目に相当する第1のビデオカメラ、4bは左目に相
当する第2のビデオカメラ、5a及び5bはそれぞれ第
1及び第2のビデオカメラ4a,4bの出力を記憶す
る、例えばVTRのような記憶装置、10は切換えスイ
ッチ、11はジャンピング信号コード発生装置、12は
加算器である。
【0015】図3(a) は切換えスイッチ10の出力、図
3(b) はタイミング信号発生装置9より切換えスイッチ
10に印加される指令信号、図3(c) は記録処理回路6
の出力、図3(d) はジャンピング信号コード発生装置1
1の出力で、fは一方の映像信号の各フレームの中央部
に記録された第1のジャンピング信号コード、rは上記
2つの映像信号が切替わる部分に記録された第2のジャ
ンピング信号コードである。
【0016】図4は立体映像を再生するときのトラック
走査を示す図、図5は立体スチル映像を再生するときの
トラック走査を示す図、図6は普通映像を再生するとき
のトラック走査を示す図、図7は普通スチル映像を再生
するときのトラック走査を示す図である。
【0017】次に本発明によるディスクのトラック形式
について説明する。図2に示すように、同一の被写体3
に対し左右の目の間隔に等価な位置にビデオカメラ4a
及び4bを2台配置し、図のように視差を有して2方向
から撮像する。ビデオカメラ4a及び4bはタイミング
信号発生装置9から発生した同期信号に基づき、互いに
同期して動作する。これら撮像信号はそれぞれ、例えば
VTRのような記憶装置5a及び5bに記録される。記
憶された映像信号は、タイミング信号発生装置9の指令
に基づき記憶装置5a又は5bより所望のタイミングで
読み出され、これら信号は切換えスイッチ10に導かれ
る。切換えスイッチ10は記憶信号の読み出しと相関を
持って切換わるようにタイミング信号発生装置9の出力
により制御される。即ち図3(b) に示す切換え制御パル
スにより切換えスイッチ10が交互に切換わり、切換え
スイッチ10の出力には図3(a)に示すように、2フィ
ールド(即ち1フレーム)単位で、〔R0 ,R1 〕,
〔L0 ,L1 〕,〔R2 ,R3 〕,〔L2 ,L3 〕,…
…の順に映像信号が得られる。この映像信号は次の記録
処理回路6にて周波数変調され、図3(c) のような信号
となって加算器12に印加される。
【0018】またジャンピング信号コード発生装置11
は、タイミング信号発生装置9の指令を受けて、上記一
方の記憶装置5aより出力される2フィールド単位の映
像信号のほぼ中央部、例えば垂直同期信号の手前に相当
するタイミングで、図3(d)に示すように、第1のジャ
ンピング信号コードfを発生し、さらに記憶装置5aよ
り出力される後半の1フィールドの映像信号と記憶装置
5bより出力される隣接する1フィールドの映像信号の
ほぼ中央部に相当するタイミングで、図3(d)に示すよ
うに、第2のジャンピング信号コードrを発生する。こ
れらジャンピング信号コードおよび上記映像信号は加算
器12にて多重されて、従来の装置で説明したのと同じ
ように、図示しない記録トランスデューサに導かれて、
ディスク1に記録される。ディスク1は、タイミング信
号発生装置9の指令を受けたディスクサーボ8の制御を
受けて、上記映像信号の1フレーム(2フィールド)で
1回転する。上記記録トランスデューサは図示しないラ
ジアル送り機構により一定速度でディスクの内から外に
向かって送られ、図1に示すように、矢印Xで示す方向
にディスク1を回転させれば、スパイラル状に記録トラ
ックか形成される。このようにして、ディスク1の半回
転毎に上記映像信号の1フィールド分が記録され、1回
転で丁度2フィールド分(即ち1フレーム分)が記録さ
れる。この様子を図1に示すが、R0 −R1 −L0 −L
1 −R2 −R3 −L2−L3 −……のように、各フィー
ルドによるトラックが形成され、A,C,E,G,I,
……の点のうちfで示す位置には上記第1のジャンピン
グ信号コードfが記録されており、B,D,F,H,…
…の点のうちrで示す位置には上記第2のジャンピング
信号コードrが記録されている。
【0019】以上が本発明によるディスクへのトラック
の形成方法であるが、次にこのようなディスクから立体
映像または普通映像を得る方法を述べる。まず立体映像
を得るには次のようにする。ラジアル送り機構により移
送される再生トランスデューサにより記録トラックから
信号を再生し、この信号から映像信号とジャンピング信
号コードを分離し、映像信号は周波数復調などの再生処
理を施し、テレビモニターに導く。再生トランスデュー
サは第1のジャンピング信号コードfが検出されると、
一つの外側のトラックに乗り移って再生するようにジャ
ンピング制御される。このようにして再生トランスデュ
ーサは図4に示すように記録されたフィールドのうちか
ら、R0 ,L1 ,R2 ,L3 ,R4 ,L5 ,……を順次
再生する。即ち、右目で見た被写体像に相当する映像信
号と左目で見た被写体像に相当する映像信号を、1フィ
ールド毎に交互に偏波面の異なるようになし、これを左
右で偏波面の異なる偏光メガネにて、上記映像信号のう
ち右目に相当するフィールドは右目で、左目に相当する
フィールドは左目で、即ちR0 ,R2 ,R4 ,……は右
目のみで、L1 ,L3 ,L5 ,……は左目のみで、交互
に見えるように構成すれば、立体映像が見られる。また
立体映像のスチル再生像を見る場合は、ラジアル送り機
構を停止させ再生トランスデューサが第1のジャンピン
グ信号コードfを検出すると、再生トランスデューサは
一つ内側のトラックに乗り移るように制御され、その結
果例えば図5に示すように、R2 ,L1 ,R2 ,L1
……の再生が繰返され、立体スチル映像を見ることがで
きる。
【0020】次に普通映像を得るには次のようにする。
上記と同様、再生トランスデューサにより記録トラック
から信号を再生し、再生トランスデューサが第2のジャ
ンピング信号コードrを検出したとき、再生トランスデ
ューサを一つ外側のトラックに移して再生するように構
成する。このようにすると、再生トランスデューサは図
6に示すようにR0 ,R1 ,R2 ,R3 ,……を順次再
生する。即ちこの場合は右目で見た被写体像に相当する
映像信号がテレビモニターに再生され、普通の映像を見
ることができる。またスチル再生を見るときは、第2の
ジャンピング信号コードrを検出したとき、一つ内側の
トラックに乗り移って再生するように、即ち例えば図7
に示す如く再生すれば、普通映像のスチル再生ができ
る。
【0021】なお、上記実施例では普通映像を再生する
ために第1のジャンピング信号コードfの他に、第2の
ジャンピング信号コードrを記録したが、第2のジャン
ピング信号コードrを記録しなくても第1のジャンピン
グ信号コードfのみにより制御を行うこともでき、その
ためには第1のジャンピング信号コードfを検出した
後、1フィールド遅れて再生トランスデューサを隣接ト
ラックに移行するようにすればよい。
【0022】また映像信号の各フィールドまたは各フレ
ームに、例えばトラックナンバーなど各フィールドまた
はフレームが識別できるような信号が記録されている場
合は、必ずしも上記ジャンピング信号コードは記録する
必要はなく、上記トラックナンバーの再生信号を手掛か
りとして再生トランスデューサが垂直同期信号を検出し
たとき、これを利用して前述した各種のジャンピング制
御を行うようにすることができる。
【0023】また上記実施例では立体映像を得るため記
録されたフィールドのうちからR0 ,L1 ,R2
3 ,R4 ,L5 ,……の順に再生できるように第1の
ジャンピング信号コードfを記録したが、図1に示す
C,G,……の位置に第1のジャンピング信号コード
f′を記録し、D,H,……の位置に第2のジャンピン
グ信号コードr′を記録することにより、これらを手が
かりとして再生トランスデューサをジャンピング制御す
れば、L0 ,R1 ,L2 ,R3 ,L4 ,……の順に再生
できるので、この場合も立体映像が得られる。また第2
のジャンピング信号コードr′によるジャンピング制御
を行えば、L0 ,L1 ,L2 ,L3 ,L4 ,……の順に
再生でき、普通映像を得ることも可能である。またこの
ような立体または普通映像を得る場合も、必ずしも第1
と第2のジャンピング信号コードf′とr′の両方が必
要ではなく、第1のジャンピング信号コードf′のみに
よっても可能であるし、前述したようなトラックナンバ
ー利用などの方法でも可能である。
【0024】さらに上記より明らかなようにジャンピン
グ信号コードf,r,f′,r′の4種ともあるいはい
ずれか3種,2種または1種を記録することにより、前
述したような種々の再生形態を得ることもできる。また
以上ではディスクより立体映像または普通映像のスチル
再生を得る例を説明したが、その他の特殊再生も容易に
得られる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明(請求項1)に
かかる立体映像記録ディスクによれば、同一の被写体像
を視差を有して2方向から撮像した,2フィールドで1
フレームを構成する第1および第2の映像信号を、それ
ぞれ1フレーム毎に交互に切換えて、1フレーム周期で
回転するディスク上にラセン状にトラックを形成するよ
う記録された立体映像記録ディスクであって、上記第
1,第2の映像信号のうちの一方の映像信号の各フレー
ム毎の信号のほぼ中央部に、当該信号に重畳して,再生
時にこれを検出すると直ちにこれが記録されているトラ
ックから隣接するトラックにジャンプして、当該隣接す
るトラックに記録された上記映像信号の再生を行うこと
を指示する第1のジャンピング信号コードを記録したも
のとしたので、再生素子が上記第1のジャンピング信号
コードを検出すると、再生素子は当該検出後直ちにこの
ジャンピング信号コードを検出したトラックから隣接す
るトラックに乗り移り、その結果、ディスクの回転ムラ
が発生しても、これの影響を受けることなく、再生素子
が所定位置に精度良く乗り移ることとなって、途切れの
ない立体映像を再生することができる効果がある。ま
た、この発明(請求項2)によれば、上記第1のジャン
ピング信号コードを記録した立体映像記録ディスクにお
いて、上記ラセン状のトラックを上記ディスクの中心か
らその回転半径が順次大きくなるように旋回して形成さ
れたものとし、上記第1のジャンピング信号コードによ
るジャンプを上記ディスクの外周方向へジャンプするも
のとしたので、上記途切れのない立体映像のうち、特
に、途切れのない通常の立体映像を再生することができ
る。また、この発明(請求項3)によれば、上記第1の
ジャンピング信号コードを記録した立体映像記録ディス
クにおいて、上記ラセン状のトラックを上記ディスクの
中心からその回転半径が順次大きくなるように旋回して
形成されたものとし、上記第1のジャンピング信号コー
ドによるジャンプを上記ディスクの中心方向へジャンプ
するものとしたので、上記途切れのない立体映像のう
ち、特に、途切れのない立体スチル映像を再生すること
ができる。また、この発明(請求項4)によれば、同一
の被写体像を視差を有して2方向 から撮像した,2フィ
ールドで1フレームを構成する第1および第2の映像信
号を、それぞれ1フレーム毎に交互に切換えて、1フレ
ーム周期で回転するディスク上にラセン状にトラックを
形成するよう記録された立体映像記録ディスクであっ
て、上記第1,第2の映像信号のうちの一方の映像信号
の各フレーム毎の信号のほぼ中央部に、当該信号に重畳
して,再生時にこれを検出すると直ちにこれが記録され
ているトラックから隣接するトラックにジャンプして、
当該隣接するトラックに記録された上記映像信号の再生
を行うことを指示する第1のジャンピング信号コード
と、上記第1,第2の映像信号のうちの一方の映像信号
の各フレーム毎の信号のフレーム終端部に、当該信号に
重畳して,再生時にこれを検出すると直ちにこれが記録
されたトラックから隣接するトラックにジャンプして、
当該隣接するトラックに記録された上記映像信号の再生
を行うことを指示する第2のジャンピング信号コードと
を記録したものとしたので、再生素子が上記第1のジャ
ンピング信号コードを検出すると、再生素子は当該検出
後直ちにこのジャンピング信号コードを検出したトラッ
クから隣接するトラックに乗り移り、その結果、ディス
クの回転ムラが発生しても、これの影響を受けることな
く、再生素子が所定位置に精度良く乗り移ることとなっ
て、途切れのない立体映像を再生することができ、再生
素子が上記第2のジャンピング信号コードを検出した場
合は、上記第1のジャンピング信号コードを検出した時
と同様の作用により、途切れのない普通映像を再生する
ことができる効果がある。また、この発明(請求項5)
によれば、上記第1のジャンピング信号コードと上記第
2のジャンピング信号コードとを記録した立体映像記録
ディスクにおいて、上記ラセン状のトラックを上記ディ
スクの中心からその回転半径が順次大きくなるように旋
回して形成されたものとし、上記第1のジャンピング信
号コードによるジャンプを上記ディスクの外周方向へジ
ャンプするものとしたので、上記途切れのない立体映像
のうち、特に、途切れのない通常の立体映像を再生する
ことができる。また、この発明(請求項6)によれば、
上記第1のジャンピング信号コードと上記第2のジャン
ピング信号コードとを記録した立体映像記録ディスクに
おいて、上記ラセン状のトラックを上記ディスクの中心
からその回転半径が順次大きく なるように旋回して形成
されたものとし、上記第1のジャンピング信号コードに
よるジャンプを上記ディスクの中心方向へジャンプする
ものとしたので、上記途切れのない立体映像のうち、特
に、途切れのない立体スチル映像を再生することができ
る。また、この発明(請求項7)によれば、上記第1の
ジャンピング信号コードと上記第2のジャンピング信号
コードとを記録した上記立体映像記録ディスクにおい
て、上記第2のジャンピング信号コードによるジャンプ
を上記ディスクの外周方向へジャンプするものとしたの
で、上記途切れのない普通映像のうち、特に、途切れの
ない通常の普通映像を再生することができる。 また、こ
の発明(請求項8)によれば、上記第1のジャンピング
信号コードと上記第2のジャンピング信号コードとを記
録した立体映像記録ディスクにおいて、上記第2のジャ
ンピング信号コードによるジャンプを上記ディスクの中
心方向へジャンプするものとしたので、上記途切れのな
い普通映像のうち、特に、途切れのない普通スチル映像
を再生することができる。 更に、この発明(請求項9)
にかかる立体映像記録ディスクによれば、上記第1のジ
ャンピング信号コードと上記第2のジャンピング信号コ
ードとを記録した立体映像記録ディスクにおいて、上記
第1,第2のジャンピング信号コードを、それぞれのジ
ャンプにより,上記第1の映像信号の1フィールドの信
号と、上記第2の映像信号の1フィールドの信号とが交
互に再生されるものとしたので、上記再生素子が上記第
1,第2のジャンピング信号コードを検出すると、再生
素子は当該検出後直ちにこの第1または第2のジャンピ
ング信号コードを検出したトラックから隣接するトラッ
クに乗り移り、その結果、ディスクの回転ムラが発生し
ても、これの影響を受けることなく、再生素子が所定位
置に精度良く乗り移ることとなって、途切れのない立体
映像を再生することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による立体映像記録ディス
クを示す図。
【図2】図1に示すディスクに立体映像を記録するシス
テムを示す構成図。
【図3】図2のシステムの動作波形図。
【図4】図1に示すディスクから立体映像を再生するた
めのトラック走査軌跡を示す図。
【図5】図1に示すディスクから立体スチル映像を再生
するためのトラック走査軌跡を示す図。
【図6】図1に示すディスクから普通映像を再生するた
めのトラック走査軌跡を示す図。
【図7】図1に示すディスクから普通映像のスチル再生
を行うためのトラック走査軌跡を示す図。
【図8】従来のディスクを示す平面図。
【図9】従来のディスクに映像信号を記録するシステム
を示す構成図。
【符号の説明】
1 ディスク 2 記録トラック R0 ,R1 ,…… 右目に相当する映像信号のフィール
ド L0 ,L1 ,…… 左目に相当する映像信号のフィール
ド f,f′ 第1のジャンピング信号コード r,r′ 第2のジャンピング信号コード

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の被写体像を視差を有して2方向か
    ら撮像した,2フィールドで1フレームを構成する第1
    および第2の映像信号を、それぞれ1フレーム毎に交互
    に切換えて、1フレーム周期で回転するディスク上に順
    次ラセン状にトラックを形成するよう記録された立体映
    像記録ディスクであって、 上記第1,第2の映像信号のうちの一方の映像信号の各
    フレーム毎の信号のほぼ中央部に、当該信号に重畳し
    て,再生時にこれを検出すると直ちにこれが記録されて
    いるトラックから隣接するトラックにジャンプして、当
    該隣接するトラックに記録された上記映像信号の再生を
    行うことを指示する第1のジャンピング信号コードが記
    録されていることを特徴とする立体映像記録ディスク。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の立体映像記録ディスク
    において、上記ラセン状のトラックは上記ディスクの中心からその
    回転半径が順次大きくなるように旋回して形成されたも
    のであり、 上記第1のジャンピング信号コードによるジャンプは上
    記ディスクの外周方向へジャンプするものであることを
    特徴とする立体映像記録ディスク。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の立体映像記録ディスク
    において、 上記ラセン状のトラックは上記ディスクの中心からその
    回転半径が順次大きくなるように旋回して形成されたも
    のであり、 上記第1のジャンピング信号コードによるジャンプは上
    記ディスクの中心方向へジャンプするものであることを
    特徴とする立体映像記録ディスク。
  4. 【請求項4】 同一の被写体像を視差を有して2方向か
    ら撮像した,2フィールドで1フレームを構成する第1
    および第2の映像信号を、それぞれ1フレーム毎に交互
    に切換えて、1フレーム周期で回転するディスク上に順
    次ラセン状にトラックを形成するよう記録された立体映
    像記録ディスクであって、 上記第1,第2の映像信号のうちの一方の映像信号の各
    フレーム毎の信号のほぼ中央部に、当該信号に重畳し
    て,再生時にこれを検出すると直ちにこれが記録されて
    いるトラックから隣接するトラックにジャンプして、当
    該隣接するトラックに記録された上記映像信号の再生を
    行うことを指示する第1のジャンピング信号コードと、 上記第1,第2の映像信号のうちの一方の映像信号の各
    フレーム毎の信号のフレーム終端部に、当該信号に重畳
    して,再生時にこれを検出すると直ちにこれが記録され
    たトラックから隣接するトラックにジャンプして、当該
    隣接するトラックに記録された上記映像信号の再生を行
    うことを指示する第2のジャンピング信号コードとが記
    録されていることを特徴とする立体映像記録ディスク。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の立体映像記録ディスク
    において、 上記ラセン状のトラックは上記ディスクの中心からその
    回転半径が順次大きくなるように旋回して形成されたも
    のであり、 上記第1の ジャンピング信号コードによるジャンプは上
    記ディスクの外周方向へジャンプするものであることを
    特徴とする立体映像記録ディスク。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の立体映像記録ディスク
    において、 上記ラセン状のトラックは上記ディスクの中心からその
    回転半径が順次大きくなるように旋回して形成されたも
    のであり、 上記第1の ジャンピング信号コードによるジャンプは上
    記ディスクの中心方向へジャンプするものであることを
    特徴とする立体映像記録ディスク。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の立体映像記録ディスク
    において、 上記ラセン状のトラックは上記ディスクの中心からその
    回転半径が順次大きくなるように旋回して形成されたも
    のであり、 上記第2のジャンピング信号コードによるジャンプは上
    記ディスクの外周方向へジャンプするものであることを
    特徴とする立体映像記録ディスク。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載の立体映像記録ディスク
    において、 上記ラセン状のトラックは上記ディスクの中心からその
    回転半径が順次大きくなるように旋回して形成されたも
    のであり、 上記第2のジャンピング信号コードによるジャンプは上
    記ディスクの中心方向へジャンプするものであることを
    特徴とする立体映像記録ディスク。
  9. 【請求項9】 請求項4に記載の立体映像記録ディスク
    において、 上記第1,第2のジャンピング信号コードを、これらに
    よるそれぞれの上記ジャンプにより,上記第1の映像信
    号の1フィールドの信号と、上記第2の映像信号の1フ
    ィールドの信号とが交互に再生されるものとしたことを
    特徴とする立体 映像記録ディスク。
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