JP2588787B2 - 遠隔会議装置 - Google Patents

遠隔会議装置

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JP2588787B2
JP2588787B2 JP2112342A JP11234290A JP2588787B2 JP 2588787 B2 JP2588787 B2 JP 2588787B2 JP 2112342 A JP2112342 A JP 2112342A JP 11234290 A JP11234290 A JP 11234290A JP 2588787 B2 JP2588787 B2 JP 2588787B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/50Centralised arrangements for answering calls; Centralised arrangements for recording messages for absent or busy subscribers ; Centralised arrangements for recording messages
    • H04M3/53Centralised arrangements for recording incoming messages, i.e. mailbox systems
    • H04M3/533Voice mail systems

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は会議通話用の回線で相互に接続された複数の
会議端末装置における遠隔会議通話に利用する。特に、
遠隔会議通話における音像定位制御に関する。
本発明は、ノード装置と複数の会議端末装置とがディ
ジタル回線を介して接続される遠隔会議装置において、
ノード装置から各会議端末装置に加入者登録番号を同報
通知し、会議端末装置では、その加入者登録番号に含ま
れる自分の番号の位置に応じて音像定位制御信号を決定
することにより、会議毎に各話者の音像位置を設定でき
るようにするものである。
〔従来の技術〕
遠隔会議装置として、日本国内では、NTTのサービス
による「でんわ会議」が実用化されている。「でんわ会
議」の技術内容については、石川他「音声会議通信方
式」、NTT研究実用化報告、第34巻第4号(1985年)に
詳しく説明されている。この文献には、呼出し方式とし
て順次呼出し方式と一括呼出し方式との二種類の方式が
示されている。
第6図および第7図は前述の文献に示された呼出しシ
ーケンスを示す。第6図は順次呼出し方式、第7図は一
括呼出し方式である。
遠隔会議装置では、複数の会議端末装置が電話網を介
して一つのノード装置に接続され、このノード装置を経
由して通話が行われる。
順次呼出し方式の場合には、会議を招集するホスト役
が、その会議端末装置(会議招集端末)から会議参加者
の会議端末装置を各加入者電話番号を順番に電話して呼
び出す。会議が開始されると、ノード装置は各送話者の
音声を加算し、各会議参加者の会議端末装置(会議招集
端末および会議参加端末)に対してその加算した音声信
号を同報的に分配する。
一括呼出し方式の場合には、ホストが全会議参加者の
会議端末装置の加入者番号をノード装置に登録し、ある
時刻にノード装置から各会議端末装置を一斉に一括して
呼び出す。
また、「電話会議システムの活用法」、ビジネス・コ
ミュニケーション、第24巻第7号、1987年には、遠隔会
議送話装置の使用法が示されている。この文献では、単
にハンドセット形電話機の利用法だけでなく、一度に複
数人が同時に通話可能な拡声形電話機や、一つのテーブ
ルにマイクを配置した複数のスピーカからなる構成につ
いても示している。ただし、この場合の複数のスピーカ
は、受信した音声信号を単に分配し、受聴者に均等に聞
こえるようにしたものである。
しかし、実用化されている遠隔会議装置の音声通信形
態は、いずれも一つの拡声器あるいは受話器から送話者
の音声を発生している。このため、どこの誰が送話者で
あるのか、声に特徴のある人でないと、わかりにくい欠
点があった。
この欠点を除去するため、「でんわ会議」で各対地毎
に回線を接続し、各対地に対応して拡声器あるいは受聴
器を用意することが考えられている。このようにすれ
ば、送話者毎に発生する拡声器の場所が異なるので、送
話者を用意に識別することが可能となる。しかし、回線
コストや装置の経済性が損なわれる欠点があった。
また、島田、鈴木、「多対地音声会議通信システムの
対地識別音像生成方式」、電子情報通信学会誌、第J70
−B巻第9号(1987年9月)には、音像定位制御信号を
用いて対地毎に異なる位置に音像を生成する方式が示さ
れている。この論文では、音像定位制御信号として表に
示す符号フォーマットを用いる。
すなわち、送話者となった会議端末装置は、音声信号
とともに、その装置に割り当てられた音像定位制御信号
を送信する。各会議端末装置からの音声信号と音像定位
制御信号とは、一旦、ノード装置に送られる。ノード装
置は、音像定位制御信号を論理処理し、受聴者側の会議
端末装置に、音声信号と音像定位制御信号とを伝達す
る。受信側では、音像定位制御信号に基づいて、あらか
じめ方向別に分割された音像位置に、その音声を生成す
る。
このようにして、会議参加者があたかも一つのテーブ
ルを囲んで着席したような音像を生成できる。表に示し
た音像定位制御信号は互いに直交する符号系列であるた
め、複数の送話者があった場合でも論理処理が簡単であ
る。
ただし、現在のアナログ電話網では、個々の会議端末
装置が電話帯域0.3〜3.4kHzの1回線で接続されている
ので、対地あるいは送話者を識別するような帯域外の信
号を送るとなると、音声帯域を分割しなければならず、
音声品質の劣化の原因となる。しかし、この欠点は、IS
DN(ディジタルサービル統合網)のディジタル回線を用
いることにより解決できると考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、会議端末装置毎に異なる音像定位制御信号を
用いる場合でも、それぞれの会議端末装置にあらかじめ
音像定位制御信号を割り当てると、個々の会議端末装置
に対する音像位置が固定されてしまう欠点がある。例え
ば、会議によって参加する端末装置が異なる場合には、
その参加者の構成によって音像位置が偏る可能性があ
る。また、会議開催者が変わる場合には、会議開催者の
音像を中央に配置したくても、それぞれの会議端末装置
で何らかの対策をとらない限り音像位置を変更できな
い。
本発明は、以上の課題を解決し、会議毎に送話者の音
像生成位置を設定できる遠隔会議装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の遠隔会議装置は、複数の会議端末装置に互い
に異なる加入者登録番号が割り当てられ、ノード装置
は、会議開催時に、その会議に参加するすべての会議端
末装置の加入者登録番号をそのすべての会議端末装置に
通知する同報通知手段を含み、会議端末装置は、同報通
知手段から通知された加入者登録番号に含まれる自分の
番号の位置に対応して音像定位制御信号を生成する手段
を含むことを特徴とする。
同報通知手段は、会議中にその会議に参加している会
議端末装置とは別の会議端末装置の追加要求があったと
き、すでに会議に参加している会議端末装置には前記別
の会議端末装置の加入者登録番号を通知し、前記別の会
議端末装置にはその装置の加入者登録番号と前記すでに
会議に参加している会議端末装置のそれぞれの加入者登
録番号とを通知する手段を含むことができる。
同報通知手段はまた、会議中にその会議に参加してい
る会議端末装置から会議離脱の要求があったとき、その
離脱を要求した会議端末装置の加入者登録番号をその会
議に参加している他の会議端末装置に通知する手段を含
むことができる。
ノード装置は、音像定位制御信号を送信できない異種
会議端末装置の接続に対し、同報通知手段から通知した
加入者登録番号に含まれるその異種会議端末装置の番号
の位置に対応して音像定位制御信号を生成する手段と、
その異種会議端末装置からの音声信号の有無を検出する
音声検出手段と、この音声検出手段の出力により前記音
像定位制御信号をその異種会議端末装置からの音像定位
制御信号として処理する手段とを含むことが望ましい。
〔作 用〕
ノード装置から各会議端末装置に加入者登録番号を同
報通知し、会議端末装置では、その加入者登録番号に含
まれる自分の番号の位置に応じて音像定位制御信号を決
定する。この音像定位制御信号は、その会議端末装置か
ら音声信号を送出するときに、ディジタル回線を速度分
割して同時にノード装置に送られる。ノード装置では、
各会議端末装置からの音像定位制御信号を論理処理し、
送信元以外の会議端末装置に音声信号と共に送出する。
音声信号と共に音像定位制御信号を受信した会議端末装
置では、その音像定位制御信号に対応する位置に音像を
定位する。
会議に参加するすべての会議端末装置の加入者登録番
号から音像定位制御情報を生成するので、その会議参加
者の構成や会議開催者により各会議端末装置の音像位置
を設定できる。特に、ノード装置から送出する加入者登
録番号の順序にしたがって音像定位制御信号が定まるの
で、ちょうどその順序に対応した順でテーブルの周囲に
着席したような発声位置を実現できる。
〔実施例〕
第1図は本発明実施例の遠隔会議装置を示すブロック
構成図であり、第2図はノード装置、第3図は会議端末
装置の詳細を示すブロック構成図である。
この装置は、複数の会議端末装置3と、この複数の会
議端末装置3にディジタル網2の回線を介して接続され
るノード装置1とを備える。ディジタル網2はこの実施
例ではISDNであり、B、Dの各チャネルで通信を行うた
め、ノード装置1はDチャネル網制御回路12およびBチ
ャネル端末制御回路16を備え、会議端末装置3はDチャ
ネル網制御回路31およびBチャネル端末制御回路39を備
える。ノード装置1のDチャネル網制御回路12にはDチ
ャネル群11が接続され、Bチャネル端末制御回路16には
Bチャネル群15が接続される。
会議端末装置3は、音声信号とともに音像定位制御信
号を送出する手段として、音像定位制御信号記憶回路3
6、音声検出回路37およびゲート回路38を備える。
ノード装置1は、複数の会議端末装置3から到来する
音像定位制御信号を論理処理して各会議端末装置3に通
知する手段として、論理処理回路18およびBチャネル端
末制御回路16を備える。
ここで本実施例の特徴とするところは、複数の会議端
末装置3には互いに異なる加入者登録番号が割り当てら
れ、ノード装置1は、会議開催時にその会議に参加する
すべての会議端末装置3の加入者登録番号をそのすべて
の会議端末装置3に通知する同報通知手段として、会議
参加者記憶回路13、同報回路14および一致検出回路17を
備え、会議端末装置3は、同報通知手段から通知された
加入者登録番号に含まれる自分の番号の位置に対応して
音像定位制御信号を生成する手段として、自端末番号記
憶回路32、一致検出回路33、カウンタ34および符号化テ
ーブル記憶回路35を備えたことにある。
ノード装置1はまた、音像定位制御信号を送信できな
い異種会議端末装置を接続可能なアナログ網制御回路19
を備え、その接続に対し、同報通知手段から通知した加
入者登録番号に含まれるその異種会議端末装置の番号の
位置に対応して音像定位制御信号を生成する手段として
加入者登録番号記憶回路20、一致検出回路21、カウンタ
22、符号化テーブル記憶回路23および音像定位制御信号
記憶回路24を備え、その異種会議端末装置からの音像信
号の有無を検出する音声検出回路25を備え、この音声検
出回路25の出力により音像定位制御信号をその異種会議
端末装置からの音像定位制御信号として処理する手段と
してゲート回路26を備える。
ここで、本発明の基礎となる各種の信号フォーマット
について説明する。
第4図はISDNの基本サービスのフレームフォーマット
を示し、さらに、64kbpsフレームフォーマットを分割使
用するCCITT(国際電信電話諮問委員会)の勧告H.221の
フレームフォーマットを示す。
ISDNの基本サービスの回線には情報回線Bと情報制御
回線Dとの二つの種類がある。一般家庭用には、64kbps
の情報回線が2回線、16kbpsの情報制御回線が1回線の
2B+Dのチャネルが普及すると考えられている。このよ
うな回線の組み合わせの他に、64kbpsの情報回線が23回
線で情報制御回線が1回線の組み合せや、64kbps情報回
線が24回線の組み合わせが考えられている。第4図には
2B+Dの場合を示す。2B+Dのフレーム内には三つのチ
ャネルが多重化され、64kbpsのBチャネルは、CCITT勧
告I.430およびI.431に規定されているように、8ビット
構成となる。
また、CCITT勧告H.221(G.722)には、64kbpsの速度
分割について規定している。この規定は、64kbpsディジ
タル回線を一つだけ使用して、音声だけでなくディジタ
ル画像信号やデータ信号を同時に伝送するものである。
このとき64kbpsチャネルでは、8kHzでオクテット(8ビ
ットが一つの構成単位)を伝送する。第4図には、80個
のオクテットを一つの伝送単位とし、これがオクテット
多重されるものとして示した。各々のオクテットは、7
ビットが音声チャネルに使用され、8ビット目がサービ
スチャネルとして他の目的に使用される。
サービスチャネルは、第4図に示すように、三つの部
分に分かれる。第一はフレーム・アラインメント・シグ
ナルFASであり、8ビットからなる基本フレームパター
ンをサービスチャネルのフレーム毎に交互に発生するマ
ルチフレームで構成されている。第二はビット・アロケ
ーション・シグナルBASであり、各種通信モードを規定
する。第三はアプリケーション・チャネルACであり、6.
4kbps以下の伝送速度を有するディジタルサービス通信
に使用できる。
再び第1図ないし第3図を参照して本実施例の動作に
ついて説明する。
ある会議端末装置3が会議を招集する場合(この端末
を以下「会議招集端末」という)には、その会議端末装
置3からノード装置1を呼び出し、会議に参加する会議
端末装置3(以下「会議参加端末」という)の加入者登
録番号と、会議開催日時とを通知する。この通知はノー
ド装置1のDチャネル網制御回路12に伝達され、加入者
登録番号については順番に会議参加者記憶回路13に格納
する。
指定された会議開催日時が到来すると、ノード装置1
は、会議参加者記憶回路13に格納された加入者登録番号
にしたがって、Dチャネルを介して各会議端末装置3
(会議招集端末および会議参加端末)を呼び出す。この
とき同報回路14は、会議参加者記憶回路13に記憶された
すべての加入者登録番号を各会議端末装置3に同報通知
する。
これに続いてノード装置1は、動作モードをBチャネ
ルのモードに変更し、Bチャネル端末制御回路16を介し
て通信を行う。このとき一致検出回路17は、Bチャネル
内のサービスチャネルによって会議招集端末および会議
参加端末から到来する加入者登録番号と、会議参加者記
憶回路13に格納されている加入者登録番号とが一致して
いるかどうかを調べる。もし一致していない場合には、
再び同報回路14から、DチャネルあるいはBチャネルの
サービスチャネルを介して、会議招集端末および会議参
加端末にすべての加入者登録番号を同報通知する。一致
したならば、端末制御種類および番号の確認を行った後
に会議通話を開始する。
会議通話フェーズでは、会議招集端末および会議参加
端末のそれぞれが、送話時に、音声信号とともに前述の
表に示した符号フォーマットの音像定位制御信号を送出
する。ノード装置1は、個々の端末からの音声信号およ
び音像定位制御信号を送話元以外の端末に分配する。こ
のとき、個々の端末からの音像定位制御信号をそのまま
各端末に分配するのではなく、論理処理回路18により論
理処理を施してから分配する。これは、複数の端末が同
時に送話者となった場合や、送話者の端末に対してその
音像定位制御信号を送る必要がないからである。これは
OR、NORの論理回路で構成できる。詳細については、島
田他の論文に示されている。
会議中に会議招集端末および会議参加端末とは別の会
議端末装置3の追加要求があったときには、その情報が
Dチャネルを介してDチャネル網制御回路12に供給さ
れ、その加入者登録番号が会議参加者記憶回路13に追加
記憶される。追加要求を生成するのは、会議招集端末で
も、会議参加端末でも、新たに参加しようとする会議端
末装置3でもよい。会議参加者記憶回路13に加入者登録
番号が追加格納されると、同報回路14は、すでに会議に
参加している会議招集端末および会議参加端末にはその
別の会議端末装置3の加入者登録番号を通知し、その会
議端末装置3にはその装置の加入者登録番号と会議招集
端末および会議参加端末のそれぞれの加入者登録番号と
を通知する。
会議中に会議参加端末から会議離脱の要求があったと
きには、その情報がDチャネルを介してDチャネル網制
御回路12に供給され、その端末の加入者登録番号が会議
参加者記憶回路13から消去される。このとき同報回路14
は、消去した加入者登録番号または残った加入者登録番
号を会議に参加している各端末に通知する。これにより
各端末では、終了した端末を認識できる。
ノード装置1はまた、会議端末装置が音像定位制御信
号を送信できない異種会議端末装置、例えばアナログ公
衆網やアナログ専用網収容の加入者である場合には、D
チャネル機能やBチャネルのサービスチャネルがないの
で、アナログ網制御回路19を用いる。アナログ網からの
会議招集については、プッシュホンダイヤルからの入力
も可能である。ここでは、簡単のため、ISDNから会議を
招集した場合について説明する。
会議参加者記憶回路13に記憶された会議参加加入者登
録番号がアナログ網収容の加入者であった場合には、そ
の番号を会議参加者記憶回路13から読み出し、加入者登
録番号記憶回路20に格納する。そして、該当する加入者
に対し、アナログ網制御回路19を介して接続処理を行
う。
この後、同報回路14がすべての会議参加者に加入者登
録番号を通知するとき、一致検出回路21により、同報回
路14の出力信号と加入者登録番号記憶回路20の記憶内容
とを比較する。また、カウンタ22により、加入者登録番
号記憶回路20の記憶内容が、同報回路14の出力した加入
者登録番号のうちの何番目に一致するかを検出する。こ
のカウンタ22の計数値と、一致検出回路21の出力とか
ら、符号化テーブル記憶回路23に記憶された一つの符号
を選択する。符号化テーブル記憶回路23は、音像定位制
御信号として用いられる符号をテーブルとして記憶して
おり、一致検出回路21の一致検出時点におけるカウンタ
22の計数値でアドレス指定することにより、その番号の
位置に対応した音像定位制御信号を得ることができる。
この信号は音像定位制御信号記憶回路24に格納される。
このアナログ網を介して接続された端末が送話者にな
ると、その音声信号が、アナログ網制御回路19を介して
音声検出回路25に送られる。音声検出回路25は、音声信
号を検出すると、ゲート回路26を導通状態とし、音像定
位制御信号記憶回路24に格納されている信号をBチャネ
ル端末制御回路16に送る。この信号はさらに、論理処理
回路18に伝達され、他の端末からの音像定位制御信号と
同等に処理される。
会議端末装置3では、Dチャネル網制御回路31によ
り、ISDNのレイヤ3の通信による呼設定制御を行う。自
端末番号記憶回路32には、その端末にあらかじめ指定さ
れている加入者登録番号が記憶され、一致検出回路33に
より、この番号とノード装置1から到来する加入者登録
番号とを比較する。二つの番号が一致したときには、そ
のときのカウンタ34の計数値から、自分が何番目の会議
参加者であるかを知ることができる。そこで、その順番
に対応する音像定位制御信号の符号を符号化テーブル記
憶回路35から選択する。符号化テーブル記憶回路35の構
成および記憶内容は、ノード装置1の符号化テーブル記
憶回路23と同一である。符号化テーブル記憶回路35から
出力された符号は、音像定位制御信号記憶回路36に格納
される。
会議端末装置3で音声信号が発生すると、音声検出回
路37がその信号を検出し、ゲート回路38を制御して、音
像定位制御信号記憶回路36が格納している信号をBチャ
ネル端末制御回路39に供給する。Bチャネル端末制御回
路39は、音声信号をBチャネルの音声チャネルに挿入
し、音像定位制御信号をBチャネルのサービスチャネル
に挿入してノード装置1に送出する。Bチャネル端末制
御回路39はまた、自端末における音像定位のため、ノー
ド装置1からBチャネルのサービスチャネルを介して受
信した音像定位制御信号を出力する。
第5図はISDNのレイヤ3における呼設定手順を利用し
た会議通話のための呼設定手順を示す。この手順のう
ち、(a)はDチャネルによる呼設定フェーズ、
(b)、(c)および(d)はBチャネルによる通信、
(e)はDチャネルによる解放フェーズを示す。また、
(b)はサービスチャネル制御情報通信開始フェーズ、
(c)は会議通話フェーズ、(d)はサービスチャネル
制御情報通信終了フェーズを示す。
Dチャネルによる呼設定および解放については、CCIT
T勧告I.430、I431に規定されており、さらに、野口監
修、鈴木著、「図解ISDN−多目的インタフェース−」、
オーム社発行に詳細に説明されている。ただし、ノード
装置から会議招集端末および会議参加端末に対して、会
議参加者の全加入者登録番号を同報的に知らせる「呼出
し終了」フェーズが新たに必要となる。この情報転送機
能は、DチャネルとBチャネルのどちらでも実現可能で
あるが、ここではDチャネルで実現するものとした。
Bチャネルによる通信では、64kbps内でのCCITT勧告
H.221内のサービスチャネルの同期を取った後に、各会
議端末装置からノード装置に、端末情報種類・番号メッ
セージを伝達する。このメッセージは、音声では3.4kHz
帯域なのか7kHz帯域あるいはその他の符号化系列なの
か、音声と画像とを同時に通信するのか等の機能構成を
示す端末の種類や、ノードから同報的に伝達された加入
者登録番号から変換した個々の会議端末装置の音像定位
制御信号などを含む。これに続いて、ノード装置から会
議端末装置に、端末情報種類・番号確認が送られる。こ
れは、加入者登録番号、音像定位制御信号、参加端末の
確認のためのものである。この後に会議通話が開始され
る。
会議通話のフェーズでは、音声信号と同時にその話者
に対応する音像定位信号が相互に伝送される。本発明
は、呼設定接続および解放の信号方式および音像定位制
御信号の付与方法に関するものであり、音性信号の加算
分配方法および音像定位処理法については上述した文献
に示された方法を利用するので、ここでは説明を省略す
る。
会議招集者が会議通話を終了したい場合には、会議招
集端末から、サービスチャネルを介して加入者登録番号
と切断信号をノード装置に伝える。これに対してノード
装置は、全会議参加端末と会議招集端末とに解放信号を
流し、ノード装置と各会議端末装置との間のBチャネル
接続を切断する。
また、会議参加端末が会議の途中で離脱したい場合に
は、その端末装置からノード装置に、加入者登録番号と
切断信号とを伝える。ノード装置は、その他のすべての
会議端末装置に、離脱する会議端末装置の加入者登録番
号と切断信号とを伝える。これと同時に、離脱を要求し
た会議端末装置との間のBチャネル接続を切断する。
さらに、会議途中で新たに参加を希望する会議端末装
置がある場合には、前述したDチャネル動作を繰り返
し、呼出し終了で追加される会議端末装置の加入者登録
番号を他の会議端末装置に同報通知する。
以上の実施例では、複数の会議端末装置が一個のノー
ド装置を介して相互に接続される場合について説明し
た。これに対して本発明は、端末側にもノード装置が設
けられるディジタル専用回線でも、Dチャネルまたはそ
れに相当するチャネルが存在する場合は同様に実施でき
る。また、ISDNの基本サービスには二つのBチャネルが
あり、一方のBチャネルで画像を伝送する場合にも本発
明を同様に実施できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の遠隔会議装置は、会議
端末装置毎に互いに異なる独立の音像定位制御信号を会
議開催毎に自動的に得ることができる。したがって、受
信側の会議端末装置では、その音像定位制御信号によ
り、送話者毎に異なる場所に音像を生成することがで
き、送話者の認識が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の遠隔会議装置を示すブロック構
成図。 第2図はノード装置の詳細を示すブロック構成図。 第3図は会議端末装置の詳細を示すブロック構成図。 第4図はフレームフォーマットを示す図。 第5図は呼設定手順を示す図。 第6図は従来例順次呼出し方式のシーケンス図。 第7図は従来例一括読出し方式のシーケンス図。 1……ノード装置、2……ディジタル網、3……会議端
末装置、11……Dチャネル群、12、31……Dチャネル網
制御回路、13……会議参加者記憶回路、14……同報回
路、15……Bチャネル群、16、39……Bチャネル端末制
御回路、17、21、33……一致検出回路、18……論理処理
回路、19……アナログ網制御回路、20……加入者登録番
号記憶回路、22、34……カウンタ、23、35……符号化テ
ーブル記憶回路、24、36……音像定位制御信号記憶回
路、25、37……音声検出回路、26、38……ゲート回路、
32……自端末番号記憶回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の会議端末装置と、この複数の会議端
    末装置にディジタル回線を介して接続されるノード装置
    とを備え、 前記会議端末装置は音声信号とともに音像定位制御信号
    を送出する手段を含み、 前記ノード装置は前記複数の会議端末装置から到来する
    音像定位制御信号を論理処理して各会議端末装置に通知
    する手段を含む 遠隔会議装置において、 前記複数の会議端末装置には互いに異なる加入者登録番
    号が割り当てられ、 前記ノード装置は、会議開催時に、その会議に参加する
    すべての会議端末装置の加入者登録番号をそのすべての
    会議端末装置に通知する同報通知手段を含み、 前記会議端末装置は、前記同報通知手段から通知された
    加入者登録番号に含まれる自分の番号の位置に対応して
    音像定位制御信号を生成する手段を含む ことを特徴とする遠隔会議装置。
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