JP2588748B2 - 拡大シールドの掘削装置 - Google Patents
拡大シールドの掘削装置Info
- Publication number
- JP2588748B2 JP2588748B2 JP63093649A JP9364988A JP2588748B2 JP 2588748 B2 JP2588748 B2 JP 2588748B2 JP 63093649 A JP63093649 A JP 63093649A JP 9364988 A JP9364988 A JP 9364988A JP 2588748 B2 JP2588748 B2 JP 2588748B2
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- JP
- Japan
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- shield
- support
- excavator
- enlarged
- tunnel
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、拡大シールドの掘削装置に関する。
（従来の技術） 従来、シールド工法によるトンネルの掘削中に地中駅
の構築等のために部分的にトンネルの直径を大きく掘削
することの要望があり、この希望を満たす工法として、
一次シールドトンネルを地中で構築したのち、該一次シ
ールドトンネルの外周に拡大シールドを前進させて該一
次シールドトンネルと拡大シールドとの間の土砂を掘削
し、この部分の一次シールド壁を解体する拡大シールド
工法が知られている。この拡大シールド工法は、トンネ
ル内部で拡張工事を行え、直径の拡大のために立坑が不
要になる利点がある。該拡大シールドは一次シールドト
ンネルの外周に嵌合する内筒と、該内筒の外側に設けら
れてその内周にシールドジャッキを有する外筒から成っ
ている。
の構築等のために部分的にトンネルの直径を大きく掘削
することの要望があり、この希望を満たす工法として、
一次シールドトンネルを地中で構築したのち、該一次シ
ールドトンネルの外周に拡大シールドを前進させて該一
次シールドトンネルと拡大シールドとの間の土砂を掘削
し、この部分の一次シールド壁を解体する拡大シールド
工法が知られている。この拡大シールド工法は、トンネ
ル内部で拡張工事を行え、直径の拡大のために立坑が不
要になる利点がある。該拡大シールドは一次シールドト
ンネルの外周に嵌合する内筒と、該内筒の外側に設けら
れてその内周にシールドジャッキを有する外筒から成っ
ている。
（発明が解決しようとする課題） 該拡大シールドの内筒は多数のリブにより外筒に連結
されており、内外筒間の拡大部分の掘削は、ピック、ブ
レカー、或いはオーガー等を使用する人手による掘削を
一般とする。このため内外筒間の狭隘なスペース内で使
用する機械もおのずから制約を受けるのみならず、不安
定な作業が多く、掘削能率が上がらないと同時に地山が
硬いので掘削時間がかかり而も内外筒間の上下作業のた
め同時に作業員を多く投入できない等の不都合があっ
た。
されており、内外筒間の拡大部分の掘削は、ピック、ブ
レカー、或いはオーガー等を使用する人手による掘削を
一般とする。このため内外筒間の狭隘なスペース内で使
用する機械もおのずから制約を受けるのみならず、不安
定な作業が多く、掘削能率が上がらないと同時に地山が
硬いので掘削時間がかかり而も内外筒間の上下作業のた
め同時に作業員を多く投入できない等の不都合があっ
た。
本発明はかかる不都合を解決することを目的としたも
ので、拡大シールドの内外筒間の全周を掘削機により掘
削出来る装置を提供するにある。
ので、拡大シールドの内外筒間の全周を掘削機により掘
削出来る装置を提供するにある。
（課題を解決するための手段） 本発明では、上記の目的を達成するため、一次シール
ドトンネルの外周に嵌合する内筒と該内筒の外側の外筒
とを有する拡大シールドの後方に、外歯歯車を備えたリ
ング本体を前後へ移動自在に支持させて設け、該リング
本体に、該外歯歯車に噛合って該リング本体上を一周す
る支持台を設けると共に該支持台上に前後動する摺動装
置を設け、該摺動装置に掘削機を設けるようにした。
ドトンネルの外周に嵌合する内筒と該内筒の外側の外筒
とを有する拡大シールドの後方に、外歯歯車を備えたリ
ング本体を前後へ移動自在に支持させて設け、該リング
本体に、該外歯歯車に噛合って該リング本体上を一周す
る支持台を設けると共に該支持台上に前後動する摺動装
置を設け、該摺動装置に掘削機を設けるようにした。
（作用） 上記のように構成される掘削装置は、支持台がリング
本体を一周し摺動台が該支持台上を前後に摺動するの
で、掘削機がリング本体の外周を自動的に一周し且つ前
後動するため、拡大シールドの内外筒間の拡大部分をそ
の全周に亘って掘削機により掘削できる。
本体を一周し摺動台が該支持台上を前後に摺動するの
で、掘削機がリング本体の外周を自動的に一周し且つ前
後動するため、拡大シールドの内外筒間の拡大部分をそ
の全周に亘って掘削機により掘削できる。
（実施例） 以下図面に基づいて本発明の一実施例を説明すると、
符号（１）は拡大シールドを示し、該シールド（１）は
一次シールドトンネル（２）の外周に嵌合する内筒
（３）と該内筒（３）の外側に設けられてその内周面に
シールドジャッキ（４）を有する外筒（５）とから形成
されている。
符号（１）は拡大シールドを示し、該シールド（１）は
一次シールドトンネル（２）の外周に嵌合する内筒
（３）と該内筒（３）の外側に設けられてその内周面に
シールドジャッキ（４）を有する外筒（５）とから形成
されている。
（６）はリング本体を示し、該リング本体（６）は、
その内周の下面に突設した１対の二叉状の支持桿（７）
（７）の先端の転輪（８）（８）をトンネル（２）内に
架設された平行１対のＩビーム（９）（９）の下部フラ
ンジに支承させると共にその内周の上部に後方に向かっ
て延出して設けた後方台車（19）の転輪（20）を該Ｉビ
ーム（９）（９）の上面に支承させてトンネル（２）内
を移動自在に設けられ、更に該リング本体（６）の外周
には外歯歯車（10）を設け、該歯車（10）に噛み合うピ
ニオン（11）を有するモータ（12）を取り付けた支持台
（13）をリング本体（６）の外周に搭載させ、該支持台
（13）には、前後方向の摺動装置（21）を介して前記内
外筒（３）（５）間に臨む掘削機（14）を支承させた。
なお図示のものでは、外歯歯車（10）を平行１対に設け
て、該歯車（10）（10）間の凹溝（15）に前記モータ
（12）のケースを係合させて支持台（13）の前後方向の
移動を防止させると共に支持台（13）はその下部に設け
た図示しない係合片によってリング本体（６）の内周に
係合させた。
その内周の下面に突設した１対の二叉状の支持桿（７）
（７）の先端の転輪（８）（８）をトンネル（２）内に
架設された平行１対のＩビーム（９）（９）の下部フラ
ンジに支承させると共にその内周の上部に後方に向かっ
て延出して設けた後方台車（19）の転輪（20）を該Ｉビ
ーム（９）（９）の上面に支承させてトンネル（２）内
を移動自在に設けられ、更に該リング本体（６）の外周
には外歯歯車（10）を設け、該歯車（10）に噛み合うピ
ニオン（11）を有するモータ（12）を取り付けた支持台
（13）をリング本体（６）の外周に搭載させ、該支持台
（13）には、前後方向の摺動装置（21）を介して前記内
外筒（３）（５）間に臨む掘削機（14）を支承させた。
なお図示のものでは、外歯歯車（10）を平行１対に設け
て、該歯車（10）（10）間の凹溝（15）に前記モータ
（12）のケースを係合させて支持台（13）の前後方向の
移動を防止させると共に支持台（13）はその下部に設け
た図示しない係合片によってリング本体（６）の内周に
係合させた。
図中（16）はＩビーム（９）の支持台、（17）はＩビ
ーム（９）の振れ止め、（18）は二次シールドトンネル
を示す。
ーム（９）の振れ止め、（18）は二次シールドトンネル
を示す。
そして拡大シールド（１）の内外筒（３）（５）間の
拡大部分の掘削は、リング本体（６）に沿った支持台
（13）の摺動と該支持台（13）上の摺動装置（21）によ
る前後動とによる掘削機（14）の移動によって掘削され
る。
拡大部分の掘削は、リング本体（６）に沿った支持台
（13）の摺動と該支持台（13）上の摺動装置（21）によ
る前後動とによる掘削機（14）の移動によって掘削され
る。
（発明の効果） このように本発明によるときは、拡大シールド（１）
の後方に、外歯歯車（10）を備えたリング本体（６）を
前後へ移動自在に設け、該リング本体に、該外歯歯車に
噛合って該リング本体を一周する支持台（13）を設ける
と共に該支持台に前後動する摺動装置（21）を設け、該
摺動装置（21）に掘削機（14）を設けたので、拡大シー
ルド（１）の内外筒間の拡大部分の全周を支持台（13）
のリング本体（６）に沿った摺動と摺動装置（21）の前
後動で掘削機（14）により掘削することができ、掘削作
業が容易になる等の効果がある。
の後方に、外歯歯車（10）を備えたリング本体（６）を
前後へ移動自在に設け、該リング本体に、該外歯歯車に
噛合って該リング本体を一周する支持台（13）を設ける
と共に該支持台に前後動する摺動装置（21）を設け、該
摺動装置（21）に掘削機（14）を設けたので、拡大シー
ルド（１）の内外筒間の拡大部分の全周を支持台（13）
のリング本体（６）に沿った摺動と摺動装置（21）の前
後動で掘削機（14）により掘削することができ、掘削作
業が容易になる等の効果がある。
図面は本発明の一実施例を示す斜視図である。 （１）……拡大シールド、（２）……一次シールドトン
ネル、（３）……内筒、（５）……外筒、（６）……リ
ング本体、（10）……外歯歯車、（13）……支持台、
（14）……掘削機、（21）……摺動装置、
ネル、（３）……内筒、（５）……外筒、（６）……リ
ング本体、（10）……外歯歯車、（13）……支持台、
（14）……掘削機、（21）……摺動装置、
Claims (1)
- 【請求項１】一次シールドトンネルの外周に嵌合する内
筒と該内筒の外側の外筒とを有する拡大シールドの後方
に、外歯歯車を備えたリング本体を前後へ移動自在に設
け、該リング本体に、該外歯歯車に噛合って該リング本
体上を一周する支持台を設けると共に該支持台上に前後
動する摺動装置を設け、該摺動装置に掘削機を設けたこ
とを特徴とする拡大シールドの掘削装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63093649A JP2588748B2 (ja) | 1988-04-16 | 1988-04-16 | 拡大シールドの掘削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63093649A JP2588748B2 (ja) | 1988-04-16 | 1988-04-16 | 拡大シールドの掘削装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01268990A JPH01268990A (ja) | 1989-10-26 |
| JP2588748B2 true JP2588748B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=14088221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63093649A Expired - Fee Related JP2588748B2 (ja) | 1988-04-16 | 1988-04-16 | 拡大シールドの掘削装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2588748B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61221491A (ja) * | 1985-03-25 | 1986-10-01 | 鹿島建設株式会社 | トンネルの拡幅工法およびその装置 |
-
1988
- 1988-04-16 JP JP63093649A patent/JP2588748B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01268990A (ja) | 1989-10-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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