JP2588536B2 - 熱チヤンバ−のライニング - Google Patents

熱チヤンバ−のライニング

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JP2588536B2
JP2588536B2 JP62193609A JP19360987A JP2588536B2 JP 2588536 B2 JP2588536 B2 JP 2588536B2 JP 62193609 A JP62193609 A JP 62193609A JP 19360987 A JP19360987 A JP 19360987A JP 2588536 B2 JP2588536 B2 JP 2588536B2
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    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
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    • F27D1/14Supports for linings
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  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は,熱チャンバーの壁の保温に関し,特にこの
ような壁の保温ライニング層の設置あるいは修理の方法
に関する。
例えばセラミックファイバー材等の保温材層を,熱チ
ャンバー壁の内面に設置することは既知である。この材
料を用いてモジュールを形成し,各モジュールが圧縮さ
れることによって所定位置に保持されるようにモジュー
ルを並べて配置することも,既に知られている。各モジ
ュールを棒に取りつけることが可能であり,モジュール
は,一つづつ連結材によって棒ないしは壁に固定する。
一例を挙げると,合衆国特許第4524702号は,一つのシ
ステムを開示しているが,このシステムにおいては,ワ
イヤクリップの一端をモジュールの棒に連結し,もう一
端は,壁の裏金に接続した補強バーのまわりにループ状
に取りつける。欧州特許公開第0165205号は,別のシス
テムを開示しており,このシステムにおいては,モジュ
ール棒に接続したクリップは,T字形補強バーに沿って滑
動するC字形ヘッドを有するか,あるいは,スパイクを
モジュールのブロックに貫き通し,その末端は,裏金に
接続した支持板のタブに保持する。組み立て設置が難し
い場合があり,少なくとも2人の要員が一緒に作業を行
う必要がある。時々修理を行う必要があるが,ペンチ等
の工具を用いて連結材を切断しなければならないので,
修理は面倒である。
本発明の目的は,実質的に工具を必要としない熱チャ
ンバーライニングの組み立て設置方法を提供することに
あり,この方法は,組み立てに二人の作業員は必要とせ
ず,さらに設置されたライニングは,必要にあれば,容
易に修理できるものである。本発明の別の目的は,予め
定められた圧縮度を持つモジュールで形成されたライニ
ングを備えた壁を提供することにあり,このライニング
は,修理の必要性を低減するように製作されるが,修理
の必要が生じた場合には,容易に修理することができる
ものである。
本発明の一態様によると,保温ライニングを備えた熱
チャンバー壁が提供される。このライニングは少なくと
も一列の保温材モジュールから形成され,個々のモジュ
ールはモジュールに通したモジュール棒上に保持され,
細長い吊り手手段をモジュール棒の末端近くあるいは末
端に隣接して設け,これらの細長い吊り手手段は,吊り
手手段に沿って間隔をあけて配置した取り外し可能な噛
み合い手段を備え,個々の噛み合い手段は,モジュール
棒と噛み合って,個々のモジュールが互いに圧縮される
ようにモジュールを保持する。
望ましくは,モジュールには,少なくとも1個,望ま
しくは少なくとも2個の長穴あるいは穴を備え,この穴
を通してモジュール保持棒へ達して,モジュールを容易
に吊り手装置と噛み合わせることが出来るようにする。
貫通することが容易な材料を用いてモジュールを製作す
る場合には,長欠あるいは穴を予め設けていないモジュ
ール材に,吊り手手段を直接に貫通させることもでき
る。
望ましくは,取り外し可能な噛み合い手段はフック部
から成り,その個々のフック部はモジュール棒を受ける
ソケットを形成する。各フック部は,個々のモジュール
が圧縮された状態にモジュールを保持するように選定し
た距離だけ間隔をあけて設ける。この距離は,モジュー
ルの厚みの約20%から約40%の最小圧縮度でモジュール
を保持するように,選定される。
取り外し可能な噛み合い手段は,望ましくは,モジュ
ールをそれぞれの吊り手手段に取付けたり,取り外した
りするのに,作業員が一人だけで済むような形状とす
る。
本発明の望ましい一態様において,熱チャンバー壁を
提供する。この壁は,保持面と保持面に平行に設けた保
温ライニングから成り,ライニングは少なくとも一列の
セラミックファイバー製保温材モジュールから形成さ
れ,個々のモジュールは,長い保温材をモジュール棒に
折り重ねてたるんだ湾曲部と二つの側部を形成したもの
で,またモジュールは,モジュール棒が互いに全体が平
行になるように延び,且つたるんだ湾曲部が保持面に接
するように,並べて配置する。さらに,吊り手手段はモ
ジュールを通り,この吊り手手段は,間隔をおいて配置
したフック部を有し,各フック部は,それぞれのモジュ
ール棒を受けるソケットとなる。モジュール棒は,各ソ
ケットにはまり,固定され,ソケットは,モジュールの
厚みの少なくとも約20%から40%ほどモジュールを圧縮
するような,間隔が設定される。
本発明は,別の態様において,壁に保温材モジュール
列から成るライニングを組み立て設置する方法を提供す
るものである。この方法においては,各モジュールはモ
ジュール内を通るモジュール棒上に保持し,細長い吊り
手手段は壁に接続する。吊り手手段は,吊り手手段に沿
って間隔をおいて取り外し可能な噛み合い手段を備え
る。さらに,この方法は,吊り手手段に各モジュールを
掛け,モジュール棒をそれぞれの取り外し可能な噛み合
い手段に噛み合わせることから成る。
取り外し可能な噛み合い手段は,望ましくはチャンバ
ーの恒久的な壁(外壁,屋根,ふた,カバー,ドア等)
に固定する。この壁は,板等の穴のあいていないもの,
あるいはワイヤーメッシュや多孔板であってもよい。噛
み合い手段は,ボルト締め,溶接あるいはその他の方法
で壁に固定することが出来る。
熱チャンバーは,過度の熱損失を防ぐのに保温が必要
となる高温状態での,金属,セラミック,粘土等の品物
の処理に使用することが出来る。ライニングは,チャン
バーの側壁,床あるいは屋根,カバーあるいはふたに設
けることが出来る。チャンバーとしては,例えば,火
炉,オーブン,とりべ,タンディッシュ,火床,焼成
炉,均熱炉等がある。
本発明がよく理解されるように,下記の添付図を参照
しながら,本発明を説明する。第1図は,本発明にした
がって保持された1個のモジュールの側面図であり,第
2図は,第1図のII−II線に沿った横断面図であり,さ
らに,第3図は,第2図の拡大部分断面図である。図の
モジュールMは,他のモジュールとともに一列に配置さ
れ,熱チャンバー壁の内面に一列のライニング(図示し
ていない)を形成する。モジュールは,セラミックファ
イバーのバット,マット,あるいはこれと同等の高温材
料を長方形のピースに切断したものである。例えば,モ
ジュールは,圧縮しない状態で,厚さ約2.5cm,幅約61cm
であってもよい。必要な場合には,このようなピースを
数枚合わせて縫合し,必要な壁厚のモジュールを製作す
ることが出来る。モジュールMは,金属あるいはセラミ
ック製のモジュール棒Rの廻りに折り重ね,二つの側部
M1とM2を棒から垂らす。使用に際しては,モジュール
は,側部M1,M2が共に強く押し合うように圧縮する。
本発明によると,モジュール棒Rの高さ位置で,モジ
ュールのたるんだ湾曲部M3に切り込みを入れて,長欠S
あるいは穴を設ける。少なくとも一対の細長い吊り手バ
ーBがモジュールMを横切って延び,これらのバーは長
穴Sあるいは穴に納まり,取り外しが可能な仕方でモジ
ュール棒Rとかみあう。第2図を見るともっとも分かり
易いが,各吊り手バーBは,細長い本体1を有し,この
本体は,縦方向に間隔を設けて配置したフック部2を備
え,各フック部2は,モジュール棒Rを受けて噛み合う
ソケットを形成する。フック部2は,斜めのへこみ3を
有し,カムのようにモジュール棒Rをソケット内に導く
と共に,モジュール棒Rが外れるのを防ぐ。フック部2
の間の距離は,隣接するモジュールがきっちりと隣合
い,必要なだけ圧縮されるような距離とされる。圧縮
は,モジュールの厚さの少なくとも約20%から約40%と
し,望ましくは約33%とする。バーは,上部保持材P,例
えば板状のものに恒久的に,または取り外し可能なよう
に固定し,スペーサーEを備えて,隣接する壁端部とバ
ーの間に間隔を設けることも出来る。第1図に示すよう
に,バーBは,ブラッケットを介して上部保持材Pの下
側に溶接あるいはその他の方法で固定する。モジュール
Mを一列に並べる場合には,(隣接するモジュールがあ
るので)最後のモジュールを挿入する空間は必要な空間
よりも小さくしてもよい。この場合は,隣接するモジュ
ールを板片等を用いて押して空間を開け,最後のモジュ
ールをそこに挿入し,それからモジュールを弛緩させ
る。これは,一人の作業員が工具を用いずに行うことが
できる。損傷したモジュールを取り替える必要がある場
合には、まず隣接するモジュールを押して隙間を開け、
損傷したモジュールMのモジュール棒Rをフック部2か
ら外して引き抜く。すると、モジュール棒Rによって保
持されていたモジュールMは、下方に落下するようにし
て取り除かれる。そして、隣接するモジュールMを押し
て隙間を開けたまま、新しいモジュールMを折り重ねた
状態で挿入し、この新しいモジュールMを折り重ねるこ
とによってできた湾曲部M3に切り込まれた長穴Sに吊り
手バーBを納める。次に、新しいモジュールMの湾曲部
M3を押し開けるようにしてモジュール棒Rを挿入し、こ
のモジュール棒Rを吊り手バーBのフック部2に噛みあ
わせて新しいモジュールMを保持する。このようにし
て、新しいモジュールMを取り付けることができる。
第3図に示すように,吊り手バーBには,穴4を間隔
を開けて設けてもよい。場合によっては,板が長すぎ
て,1本の吊り手バーBを容易に保持できないことがあ
る。このような場合は,吊り手バーBを何本も用いて,
これらの吊り手バーの端部を重ね,心合わせをした穴4
に針金結合材あるいは割りピン(図示されていない)を
通して保持する。
各モジュールは,個々の噛み合い手段によって位置が
決りかつ固定されるので,ライニングは確実に固定さ
れ,各モジュールは予め定められた圧縮度になる。この
ようなライニングは,使用中に破損しないように製作す
るが,先に述べたように,万一必要が生じた場合には,1
枚のモジュールあるいは,モジュールのブロックを容易
に取り替えることができる。
本発明は,ここに提示した実施態様に限定されるもの
ではない。吊り手バーBは,上部保持材Pに固定するよ
うに示したが,代わりに吊り手バーの端部をチャンバー
の1対の対向面に固定することもできる。さらに吊り手
バーBは,長穴あるいは穴を予め設けていないモジュー
ルに通すこともできる。つり手手段には,多くのフック
部を付けることも可能であるが,それら全てを個々の組
み立ての際に使用する必要はない。セラミックファイバ
のモジュールは,例えば『S字形』のように互いに重ね
合わせたり,また折り畳んだりすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は,本発明に係る1個のモジュールの側面図であ
り,第2図は,第1図のII−II線に沿った横断面図であ
り,第3図は,第2図の拡大部分断面図である。 1……細長い本体,2……フック部 3……斜めのへこみ,4……穴 M……モジュール,P……上部保持材 R……モジュール棒,E……スペーサー B……吊り手バー,S……長穴(穴) M1……側部,M2……側部, M3……たるんだ湾曲部,

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライニングを少なくとも一列の保温材モジ
    ュールによって形成し、各モジュールはモジュールに通
    したモジュール棒上に保持し、モジュール棒の末端近く
    にあるいは末端に隣接して細長いつり手手段を設けたも
    のであり、取り外し可能な噛み合い手段を吊り手手段に
    沿って間隔を置いて設け、各噛み合い手段は、各モジュ
    ールをそれぞれが圧縮された状態で保持するように、モ
    ジュール棒と噛み合うように構成することを特徴とする
    保温ライニングを備えた熱チャンバーの壁。
  2. 【請求項2】取り外し可能な噛み合い手段はハック部か
    ら成り、個々のフックはモジュール棒を受けるソケット
    を形成することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の壁。
  3. 【請求項3】フック部は、それぞれのモジュールを圧縮
    された状態に保持するように選定された距離だけ間隔を
    置いて設置されることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項あるいは第2項に記載の壁。
  4. 【請求項4】前述の距離は、モジュールの厚さの少なく
    とも約20%から約40%ほどモジュールを圧縮した状態に
    保持するように選定されることを特徴とする特許請求の
    範囲第3項に記載の壁。
  5. 【請求項5】取り外し可能な噛み合い手段は、つり手手
    段の一縁に沿って延びる鋸の歯状のソケット列から成る
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第4項のい
    ずれかに記載の壁。
  6. 【請求項6】細長いつり手手段は、壁あるいは壁と関連
    する支持材に固定されることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項から第5項のいずれかに記載の壁。
  7. 【請求項7】壁は、中実の金属板あるいは多孔板金属メ
    ッシュで形成される支持板から成ることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項から第6項のいずれかに記載の壁。
  8. 【請求項8】前述の壁は、火炉、オーブン、とりべ、タ
    ンディッシュ、火床、均熱炉あるいは焼成炉の一部であ
    る壁、ふた、屋根、カバーあるいはドアであることを特
    徴とする特許請求の範囲第7項に記載の壁。
  9. 【請求項9】各モジュールはモジュールに通したモジュ
    ール棒上に保持し、細長いつり手手段を壁に連結したも
    のにおいて、取り外し可能な噛み合い手段を吊り手手段
    に沿って間隔をおいて設け、さらに、各モジュールを吊
    り手手段上に掛け、モジュール棒がそれぞれの取り外し
    可能な噛み合い手段と噛み合うようにするものであるこ
    とを特徴とする保温材モジュール列から成るライニング
    を壁に組立設置する方法。
  10. 【請求項10】ライニングは少なくとも一列の保温材モ
    ジュールで形成し、各モジュールはモジュールの中を延
    びるモジュール棒上に保持し、さらに細長い吊り手手段
    をモジュール棒の末端近くにあるいは末端に隣接して設
    置するものにおいて、取り外し可能な噛み合い手段を吊
    り手手段に沿って間隔を置いて設け、各噛み合い手段
    は、各モジュールをそれぞれが圧縮された状態で保持す
    るように、モジュール棒と噛み合うように構成し、さら
    に、取り替えるモジュールに加える圧縮力を緩め、モジ
    ュール棒を吊り手手段のそれぞれの取り外し可能な噛み
    合い手段から外して引く抜くことによってモジュールを
    取り除き、次に、新しいモジュールを列に挿入し、空い
    た取り外し可能な噛み合い手段に噛み合わせるものであ
    ることを特徴とする保温ライニングを有する熱チャンバ
    ーの壁のモジュール列の1枚のモジュールを実質的に工
    具を用いずに取り替える方法。
JP62193609A 1986-08-01 1987-07-31 熱チヤンバ−のライニング Expired - Lifetime JP2588536B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8618852 1986-08-01
GB868618852A GB8618852D0 (en) 1986-08-01 1986-08-01 Lining of heat chamber

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JPS6399491A JPS6399491A (ja) 1988-04-30
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ID=10602101

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JP62193609A Expired - Lifetime JP2588536B2 (ja) 1986-08-01 1987-07-31 熱チヤンバ−のライニング

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EP (1) EP0255271B1 (ja)
JP (1) JP2588536B2 (ja)
CN (1) CN1012280B (ja)
AT (1) ATE57432T1 (ja)
CA (1) CA1298969C (ja)
DE (1) DE3765496D1 (ja)
ES (1) ES2018023B3 (ja)
GB (1) GB8618852D0 (ja)
MX (1) MX172547B (ja)
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