JP2588387B2 - 集塵装置における初期消火方法 - Google Patents

集塵装置における初期消火方法

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JP2588387B2 JP61117031A JP11703186A JP2588387B2 JP 2588387 B2 JP2588387 B2 JP 2588387B2 JP 61117031 A JP61117031 A JP 61117031A JP 11703186 A JP11703186 A JP 11703186A JP 2588387 B2 JP2588387 B2 JP 2588387B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は集塵装置における初期消火方法に関し、詳し
くは誤動作によって消火作業を行っても集塵作業の回復
が容易であるばかりでなく、初期消火における吸引ファ
ン停止によるタイムロスをなくし迅速な初期消火を行う
ことができる集塵装置における初期消火方法に関する。
[発明の背景] 最近、木材加工工場等においては粉塵が外部に流出し
ないように集塵装置が設けられている。この装置の代表
的なものとしては、集塵含有ガスをファン等によって吸
引し、バグフィルターにより粉塵を分離収集する集塵装
置が知られている。
かかる集塵装置にあっては自然発火や失火ないし人為
的発火(タバコの火等による)に起因する火災の問題が
あり、例えば本来火種の残ったタバコの吸殻等を吸引す
るようなことはあってはならないことであるが、時とし
てそのようなことが起こり、しかもタバコの吸殻等を吸
い込んで数時間ないし数十時間後に発火することさえあ
り、思わぬ災害を引き起こしている。
かかる火災を知らせる装置として、近時、各種温度な
いし煙センサーが用いられるようになってきた。該セン
サーはその感度が高くなった反面誤動作も多く、そのた
めこの誤動作にもかかわらず、消火装置が作動される場
合が多い。
従来集塵装置における消火法をみると、その簡便さの
ゆえに、水消火がほとんどであるが、水消火の場合、セ
ンサーの誤動作であるにもかかわらず水をかけてしまう
と、バグフィルターやダクトが水びたしとなり、フィル
ターを交換しないと装置自体が使えなくなり、その結
果、工場の稼動時体も行えなくなり、センサー誤動作の
弊害があまりにも大きいという欠点があった。
又、実開昭54−101675号公報には、ホッパー内温度が
一定値以上に達した場合、主排風機を停止し、かつN2
は化学消火剤等の消火ガスを消火ガス吹込装置を用いて
ホッパー内に吹込んで着火を防止する技術が開示されて
いる。しかし、消火ガスを用いた場合、主排風機は必ず
停止しなければならない。もし停止しなければ、ホッパ
ー内に吹込れた消火ガスはバグフィルターを通過し外部
に放出されてしまい消火機能を全く果たし得ないからで
ある。このため消火ガスを供給する際には、主排風機を
必ず停止しなければならず、工場の設備稼動も停止しな
ければならない問題がある。
またセンサーの感知ないし検知後、ファンを停止しよ
うとしても、すぐには停止せず、惰性で送風を続け、停
止時間までには通常20〜30秒程度かかるのが実情であ
る。このためセンサーの感知ないし検知後、消火ガスを
供給するに際しては、ファンの停止を待つ時間分だけ初
期消火は遅れることになる。火災において初期消火が重
要なことは言うまでもないことであり、初期消火に失敗
した後、消火ガスをいくら投入しても消火は不可能であ
る。
そこで本発明は、センサーの誤動作によって消火を行
っても、バグフィルターやダクトが水びたしとなること
がなく、工場の稼動を停止することなく復元でき、かつ
工場の稼動停止による損失がない集塵装置における初期
消火方法を提供することを目的とする。
また本発明の他の目的は、センサーの検知後、初期消
火における吸引ファン停止によるタイムロスをなくし迅
速な初期消火を行うことができる集塵装置における初期
消火方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結
果、本発明に至った。
即ち、本発明にかかる集塵装置における初期消火方法
は、木材加工工場等で発生するノコ屑等の粉塵を、停止
後数十秒間惰性で運転を続ける吸引ファンによって吸塵
ラインを介してバグフィルターに送って分離する際に発
生する火災の初期消火方法において、炎を感知する煙な
いし炎センサーと温度上昇を検出する温度センサーの両
方又はいずれか一方の信号に基き、前記吸引ファンの運
転を停止させずに該吸引ファンの吸引吐出力を利用して
前記バグフィルター内に粉末消火剤を供給して初期消火
することを特徴とする。
以下、本発明の方法を実施するための装置の一例を添
付図面に基づき説明する。
図において、1は停止後数十秒間惰性で運転を続ける
吸引ファンである。2は木材加工工場等で発生するノコ
屑等の粉塵含有エアーの吸引ラインで、3は吸引ファン
1の吐出ラインである。
4は集塵装置本体であり、該装置本体4の内部には複
数のバグフィルター5を内蔵する。バグフィルター5は
布製袋であり、袋内に粉塵含有ガスを導入し、粉塵を分
離する機能を有する。
該バグフィルター5は粉塵含有エアー貯留部6と清浄
エアー貯留部7の間に吊下げられ、各フィルターの袋内
へ該貯留部6から粉塵含有エアーを各別に供給できるよ
うに固定されている。8は粉塵取出口で通常は閉じてい
る。
本発明において吸塵ラインとは、粉塵含有エアーの吸
引ライン2及び吐出ライン3の両方を含み、かつ粉塵含
有エアー貯留部6を含む。
従って本発明においてバグフィルター内に粉末消火剤
を供給する方法としては、吐出ライン3に設けられた供
給口3Aに投入して供給する方法、吸引ライン2に設けら
れた供給口2Aに投入して供給する方法、及び貯留部6の
入口6Aに投入して供給する方法等がある。
以下に、具体的な初期消火方法について説明する。
先ず通常粉塵含有エアーは吸引ファン1により吸引さ
れ、吸引ライン2及び吐出ライン3を介して、粉塵含有
エアー貯留部6へ供給され、バグフィルター5で粉塵が
分離され、清浄エアーは貯留部7から系外へ、粉塵は粉
塵取出口8から定期的に又は不定期的に系外に排出され
る。
上記の処理過程で、吸引ファン1が、例えば火種の残
ったタバコの吸殻を吸込んだ場合には、貯留部6まで持
ち込まれる。タバコの火が周りの粉塵(ノコ屑)に引火
するには、ある程度の時間の経過を要し、また粉塵に徐
々に引火していく場合には貯留部6内の温度が上昇す
る。
貯留部6内には図示しないが煙ないし炎センサーと温
度センサーの両方又はいずれか一方が設けられている。
このセンサーの感知ないし検知によって、粉末消火剤
を吐出ライン3の供給口3Aに供給する。この供給はセン
サー検知信号に基づき自動的に行う。
センサーの位置と数は特に限定されないが、貯留部6
内の上下、左右方向に略均等な位置に複数設けられるこ
とが好ましい。
本発明に用いることができる粉末消火剤は、一般に用
いられているものでよく、例えば火熱にあって炭酸エア
ーを発生する重ソウ粉末が好ましい。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明の実施態
様は上記に限定されず、例えば吸引ファン1を集塵装置
における粉塵含有エアーの供給側でなく、吐出側に設け
るようにしてもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、粉末消火剤を用いているので、セン
サーの誤動作によって消火を行っても、バグフィルター
やダクトが水びたしとなることがなく、工場の稼動を停
止することなく復元でき、かつ工場の稼動停止による損
失がない集塵装置における初期消火方法を提供できる。
また本発明によれば、センサーの検知後、実開昭54−
101675号公報に記載の消火方法のような吸引ファンを停
止した後、消火ガスを供給する方法とは本質的に異な
り、吸引ファンを常時運転状態で粉末消火剤を供給する
方法であるため、初期消火における吸引ファン停止によ
るタイムロスがなく、迅速な初期消火を行うことができ
る。
更に本発明によれば、実開昭54−101675号公報に記載
の消火ガス吹込装置のような別個の装置を用いる必要が
なく、設備コストの増加を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す概略説明図である。 1:吸引ファン 4:集塵装置本体 5:バグフィルター 6:粉塵含有エアー貯留部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木材加工工場等で発生するノコ屑等の粉塵
    を、停止後数十秒間惰性で運転を続ける吸引ファンによ
    って吸塵ラインを介してバグフィルターに送って分離す
    る際に発生する火災の初期消火方法において、炎を感知
    する煙ないし炎センサーと温度上昇を検出する温度セン
    サーの両方又はいずれか一方の信号に基き、前記吸引フ
    ァンの運転を停止させずに該吸引ファンの吸引吐出力を
    利用して前記バグフィルター内に粉末消火剤を供給して
    初期消火することを特徴とする集塵装置における初期消
    火方法。
JP61117031A 1986-05-20 1986-05-20 集塵装置における初期消火方法 Expired - Fee Related JP2588387B2 (ja)

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