JP2588298B2 - レーダの多重反射による偽像処理装置 - Google Patents

レーダの多重反射による偽像処理装置

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JP2588298B2 JP2162796A JP16279690A JP2588298B2 JP 2588298 B2 JP2588298 B2 JP 2588298B2 JP 2162796 A JP2162796 A JP 2162796A JP 16279690 A JP16279690 A JP 16279690A JP 2588298 B2 JP2588298 B2 JP 2588298B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はレーダ波の物標による多重反射によってレー
ダ表示面に現れる偽像を処理する装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 一般にレーダの偽像とはレーダ波の主ビーム以外のサ
イドビーム等により、またはレーダ波の物標による多重
反射などによりレーダ表示面に現れる不要映像をいう。
第2図はレーダの多重反射による偽像を説明する図で
ある。同図に示されるレーダ表示面においては、レーダ
局から方位θ、距離Aの位置に存在する物標Aの実像
である映像Aと、その後方の同一方位θ、距離2×A
(これはレーダ局と物標Aの間を電波が2回往復した距
離に相当する)の位置に映像Aの多重反射による偽像が
表示されている。
またレーダ局から方位θ、距離Bの位置に物標B
(1次反射物)と、この物標Bから距離Rの位置に物標
C(2次反射物)が存在し、物標Bと物標Cとの間で多
重反射が発生すると、方位θの方向において物標Bの
実像である映像Bと、その後方の距離R毎に映像Cによ
る偽像が1回又は複数回表示される。
これらの偽像は、多重反射され時間的に遅延した電波
をアンテナが受波するため、あたかも同一方位に物標が
存在するかのように(実際は存在しないのに)表示され
るものである。これらの偽像を除去する方法としては、
一般に従来設置されているレーダを第1のレーダとし
て、第1のレーダの設置位置とは別の位置(偽像の発生
位置が異なる別の位置)に第2のレーダを設置し、第1
のレーダにより得られた映像データと第2のレーダによ
り得られた映像データとの間の位置の相関をとることに
より処理していた。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来のレーダ多重反射による偽像防止方
法では、従来のレーダのほかに、別の位置にもう1台の
レーダを設置する必要があり、多大な費用を要するとい
う問題点があった。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたも
ので、別の位置に新規のレーダを設置しなくとも、1つ
のレーダ局の映像データから多重反射による偽像を識別
又は除去することができるレーダの多重反射による偽像
処理装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るレーダの多重反射による偽像処理装置
は、レーダ波の送受信により得られる方位及び距離毎の
映像データのうちから、レーダ局より同一方向にある複
数の映像データを入力する映像データ入力手段と、該映
像データ入力手段により入力した同一方位にある複数の
映像データのうち、レーダ局に最も近い距離の映像デー
タは実像であり、それ以遠の映像データは偽像の可能性
があると判定し、該偽像の可能性があると判定された映
像データについては、実像以遠の同一方向に出現した回
数の計数値と共に記憶する偽像判定及び記憶手段と、あ
らかじめ同一方位の実像以遠に出現する偽像の判定回数
を設定できる規定回数設定手段と、前記規定回数設定手
段により設定された規定回数と前記偽像判定及び記憶手
段により得られた偽像の可能性のある映像データの出現
回数計数値とを比較し、該計数値が前記規定回数を越え
た場合には偽像の可能性のある映像データを真の偽像と
判定し、該偽像と判定された映像データを消去するか、
または偽像の識別データを付加した映像データを出力す
る映像データ処理手段とを備えたものである。
[作用] 本発明においては、映像データ入力手段はレーダ波の
送受信により得られる方位及び距離毎の映像データのう
ちから、レーダ局より同一方向にある複数の映像データ
を入力し、偽像判別及び記憶手段は前記映像データ入力
手段により入力した同一方位にある複数の映像データの
うち、レーダ局に最も近い距離の映像データは実像であ
り、それ以遠の映像データは偽像の可能性があると判定
し、該偽像の可能性があると判定された映像データにつ
いては、実像以遠の同一方位に出現した回数の計数値と
共に記憶する。規定回数設定手段はあらかじめ同一方位
の実像以遠に出現する偽像の規定回数を設定し、映像デ
ータ処理手段は前記規定回数設定手段により設定された
規定回数と前記偽像判定及び記憶手段により得られた偽
像の可能性のある映像データの出現回数計数値とを比較
し、該計数値が前記規定回数を越えた場合には偽像の可
能性のある映像データを真の偽像と判定し、該偽像と判
定された映像データを消去するか、または偽像の識別デ
ータを付加した映像データを出力する。
[実施例] 第1図は本発明に係るレーダ偽像処理装置の機能ブロ
ック図であり、1はレーダ電波の送受信用アンテナ、2
は送受信器、3は画像メモリ、4は表示器、5は映像デ
ータ入力部、6は条件設定部、7は偽像データ判定部、
8は映像データ処理部である。
第1図の動作を説明する。アンテナ1、送受信器2、
画像メモリ3及び表示器4は従来の画像メモリ付きレー
ダ装置を構成している。画像メモリ3は、少くとも表示
器4に表示する1画面分の映像データ(受信エコーデー
タ及び識別データなどを含む)を記憶するものとする。
またレーダ装置は通常のパルス変調レーダであるとす
る。この場合のレーダの動作は一般に周知のため詳細説
明は省略する。
本発明は上記従来のレーダ装置に下記の5〜8の機器
を追加して設けたものである。映像データ入力部5は、
画像メモリ3から各方位毎に映像データを読出し、これ
を偽像データ判定部7へ供給する。偽像データ判定部7
は前記供給される映像データについて同一方位の映像デ
ータが複数個あるかを調べ、もし複数個ある場合には、
レーダ設定位置に最も近い映像データは実像と判定し、
それ以遠にある映像データは偽像の可能性があると判定
する。そして偽像の可能性があると判定した映像データ
については、実像以遠の同一方位に出現した回数の計数
値Nと、これらの映像データとを追尾して記憶してお
く。条件設定部6は、例えば予め外部のキーボードなど
から、実像以遠の同一方位に出現する偽像の可能性があ
ると思われる映像データの出現回数がある規定値M(例
えば2〜7の間の数)を越えた場合には、真の偽像であ
ると判定するために、偽像の出現回数の規定値Mを任意
に設定できるものである。映像データ処理部8は前記条
件設定部6により設定された偽像の出現回数の規定値M
と実際に出現した回数の計数値Nとを比較して、M<N
となった場合には偽像の可能性のある映像データを真の
偽像と判定し、この偽像と判定された映像データを消去
するか、または偽像の識別データを付加して画像メモリ
3に出力するものである。
第3図は本発明に係るレーダ偽像処理装置の構成ブロ
ック図であり、1〜4は第1図と同一のものである。9
は入出力インタフェース、10はROM(リードオンリメモ
リ)及びRAM(ランダムアクセスメモリ)を含むメモ
リ、11はマイクロコンピュータ(以下CPUという)、12
は入出力インタフェース、13はキーボードであり、上記
9〜13の機器により例えば通常のパーソナルコンピュー
タを構成するものである。
第3図の装置においては、前記第1図の5〜8の各機
器が行なう動作をあらかじめメモリ10内のROMに偽像処
理プログラム(第5図参照)として格納しておき、また
キーボード13から入出力インタフェース12を介して、実
像以遠の同一方位に偽像データが出現する回数の規定値
MをCPU11に入力しておく。そしてCPU11はメモリ10に格
納された偽像処理プログラムに従い、入出力インタフェ
ース9を介して画像メモリ3より同一方位の映像データ
を読込み、実像以遠に映像データが出現する回数の計数
や、実像と偽像との判別を行ない、この判別結果により
偽像データを消去するか、または映像データに実像(例
えばT)、偽像(例えばF)等の識別データを付加して
入出力インタフェース9を介して再び画像メモリ3に記
憶させる。
第4図(a)及び(b)はレーダの映像表示例を示す
図であり、同図(a)はレーダ映像のPPI表示例を、同
図(b)は処理画像のグラフィック表示例をそれぞれ示
している。図において、Lは海岸線、Kはレーダ局、T1
は物標1、T2は物標2である。また物標1と物標2の間
の多重反射により生ずる偽像をF1、F2とした。この場合
物標1のT1と偽像F1及びF2はレーダ局から同一方位に表
示される。また第4図(b)のグラフィック表示画像は
映像がシンボルにより表示される例を示している。
第5図は本発明に係る偽像処理手順を示す流れ図であ
り、この偽像処理プログラムは第3図におけるメモリ10
内にあらかじめ格納されているものである。そしてCPU1
1はこの処理プログラムを順次読出して以下の処理を行
なう。
ステップS1では、方位順の映像取出し初期化を行な
う。
ステップS2では、同一方位の映像取出しを行なう。
ステップS3では、ステップS2で取出した映像が複数か
の判別処理を行ない、複数の場合はステップS4へ、単数
の場合はステップS7へ移る。
ステップS4では、ステップS3における同一方位の実像
以遠に出現た複数の映像の回数(N)を計数する処理を
行なう。
ステップS5では、ステップS4で計数した回数(N)が
予め設定した規定回数(M)を越えたかの判別処理を行
ない、YESの場合はステップS6へ、NOの場合はステップS
7へ移る。
ステップS6では、同一方位の実像以遠に出現した映像
は偽像として除去処理(または識別データの付加処理)
を行なう。
ステップS7では、次の取出し方位への更新を行なう。
ステップS8で、全方位の処理を終了したかの判別処理
を行ない、未終了の場合はステップS2へ戻り、全方位終
了の場合はプログラムを終了する。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、映像データ入力手段に
よりレーダ波の送受信により得られる方位及び距離毎の
映像データのうちから、レーダ局より同一方位にある複
数の映像データを入力し、偽像判別及び記憶手段により
前記映像データ入力手段から入力した同一方位にある複
数の映像データのうち、レーダ局に最も近い距離の映像
データは実像であり、それ以遠の映像データは偽像の可
能性があると判定し、該偽像の可能性があると判定され
た映像データについては、実像以遠の同一方位に出現し
た回数の計数値と共に記憶し、規定回数設定手段により
あらかじめ同一方位の実像以遠に出現する偽像の規定回
数を設定し、映像データ処理手段により前記規定回数設
定手段が設定した規定回数と前記偽像判定及び記憶手段
により得られた偽像の可能性のある映像データの出現回
数計数値とを比較し、該計数値が前記規定回数を越えた
場合には偽像の可能性のある映像データを真の偽像と判
定し、該偽像と判定された映像データを消去するか、ま
たは偽像の識別データを付加した映像データを出力する
ようにしたので、従来のように2つのレーダ局を設けな
くとも、1つのレーダ局の映像データから多重反射によ
る偽像の識別又は除去が可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るレーダ偽像処理装置の機能ブロッ
ク図、第2図はレーダの多重反射による偽像を説明する
図、第3図は本発明に係るレーダ偽像処理装置の構成ブ
ロック図、第4図はレーダの映像表示例を示す図、第5
図は本発明に係る偽像処理手順を示す流れ図である。 図において、1はアンテナ、2は送受信器、3は画像メ
モリ、4は表示器、5は映像データ入力部、6は条件設
定部、7は偽像データ判定部、8は映像データ処理部、
9、12は入出力インタフェース、10はメモリ、11はCP
U、13はキーボードである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーダ波の送受信により得られる方位及び
    距離毎の映像データのうちから、レーダ局より同一方位
    にある複数の映像データを入力する映像データ入力手段
    と、 該映像データ入力手段により入力した同一方向にある複
    数の映像データのうち、レーダ局に最も近い距離の映像
    データは実像であり、それ以遠の映像データは偽像の可
    能性があると判定し、該偽像の可能性があると判定され
    た映像データについては、実像以遠の同一方位に出現し
    た回数の計数値と共に記憶する偽像判定及び記憶手段
    と、 あらかじめ同一方位の実像以遠に出現する偽像の規定回
    数を設定できる規定回数設定手段と、 前記規定回数設定手段により設定された規定回数と前記
    偽像判定及び記憶手段により得られた偽像の可能性のあ
    る映像データの出現回数計数値とを比較し、該計数値が
    前記規定回数を越えた場合には偽像の可能性のある映像
    データを真の偽像と判定し、該偽像と判定された映像デ
    ータを消去するか、または偽像の識別データを付加した
    映像データを出力する映像データ処理手段とを備えたこ
    とを特徴とするレーダの多重反射による偽像処理装置。
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