JP2588265Y2 - シート用バネ構造体 - Google Patents

シート用バネ構造体

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JP2588265Y2
JP2588265Y2 JP1993060993U JP6099393U JP2588265Y2 JP 2588265 Y2 JP2588265 Y2 JP 2588265Y2 JP 1993060993 U JP1993060993 U JP 1993060993U JP 6099393 U JP6099393 U JP 6099393U JP 2588265 Y2 JP2588265 Y2 JP 2588265Y2
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源次郎 高城
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Tachi S Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用シート(座席)
に使用するバネ構造体、詳しくは、多数の鋼線の両端を
相互に端末コードで連結してなる面状バネ体と、この面
状バネ体の端末コードの一方、又は双方をフレームに取
付けてなる引張りバネとから構成してなるバネ構造体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のバネ構造体の一例を、図
4に示す。図中(100)は面状バネ体(イ′)を構成
する鋼線で、この鋼線(100)は多数一定の間隔をあ
けて並設し、両端が相互に端末コード(101)(10
2)で、略中間がセンターコード(102)で連結され
ており、一方の端末コード(101)は引張りバネ
(2)でフレーム(1)に、他方の端末コード(10
2)はフレーム(1)にクランプで夫々取付けられてい
る。なお、このバネ構造体には、シートを構成するクッ
ション体が支持される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このバネ構造体は、比
較的に良好な座り心地が得られるため、自動車用シート
に広く使用されている。しかし、図4鎖線に示すよう
に、矢印方向の荷重が加わると、面状バネ体(イ′)は
X点を支点に下降した後、引張りバネ(2)の張力が作
用する。
【0004】そのため、初期の撓みが大きく、その後急
激に小さくなるため、底付感が生じる不具合があった。
そこで、本考案は、前記従来のバネ構造体において、底
付感の発生を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案は、前記従来の少なくとも一方の端末コード
における内方に、端末コードに対して平行で、前記各鋼
線を連結する連結コードを設け、該連結コードと、この
連結コードに対して前記フレームの上方位置との間に、
引張りバネを張架し、連結コードに対して前記端末コー
ドをフレームの下方位置に固定してなることを特徴とす
るものである。
【0006】
【作用】多数の鋼線をフレームに張架する引張りバネ
は、多数の鋼線からなる面状バネ体にかかる荷重の方向
に近い状態で配設されるため、初期荷重に対して引張り
バネの引張力が作用し、面状バネ体が下降するに従っ
て、引張りバネは荷重方向に配設されるため、引張りバ
ネの引張力がより一層発揮される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図1乃至図3に基
づいて説明する。図1、2は、本考案の第1実施例を示
し、図中(1)は前枠材(1B)と、左右の側枠材(1
C)(1C)と、前枠材(1B)に対して高さが高い後
枠材(1A)とから構成されているシートクッション用
のフレームを示し、このフレーム(1)内には、面状バ
ネ体(イ)が張架されている。そして、この面状バネ体
(イ)の後部側は、フレーム(1)の後枠材(1A)に
おける上部に引張りバネ(2)によって懸架されてい
る。
【0008】面状バネ体(イ)は、多数の鋼線(オイル
テンパ線)をフレーム(1)の前後方向に向けて並設
し、その前端を端末コード(鉄線)(12)に結着し、
中央をセンターコード(紙芯)(14)、後端を端末コ
ード(鉄線)(11)で相互に連結されているものであ
る。
【0009】そして、前記面状バネ体(イ)の前端側に
おける端末コード(12)は、フレーム(1)の前枠材
(1B)の頂面に溶接したクランプ(4)にかしめ止め
されている。そして、面状バネ体(イ)の後端側におけ
る端末コード(11)は、フレーム(1)の後枠材(1
A)の下端に、クランプ(4)によってかしめ止めされ
ている。
【0010】以上の面状バネ体(イ)の端末コード(1
1)の内側には、端末コード(11)と平行で各鋼線
(10)(10)…を相互に連結する連結コード(鉄
線)(13)が配設され、この連結コード(13)とフ
レーム(1)の後枠材(1A)の上部とには、前記引張
りバネ(引張りコイルバネ)(2)が張架されている。
【0011】この引張りバネ(2)によって、図2に示
すように、面状バネ体(イ)を構成する各鋼線(10)
には、平坦部(10A)と傾斜部(10B)とが形成さ
れる。 そして、引張りバネ(2)は斜下方に傾斜し
て、フレーム(1)の後枠材(1A)に取付けられる。
【0012】斯して、上方より面状バネ体(イ)に荷重
をかけると、引張りバネ(2)の配設方向が荷重方向に
近いため、初期荷重より引張りバネ(2)の引張力が面
状バネ体(イ)に作用する。
【0013】そして、荷重により面状バネ体(イ)が下
方に撓むと、引張りバネ(2)の配設方向が、荷重方向
により近ずく。そのため、引張りバネ(2)の引張力が
より一層面状バネ体(イ)に作用する。
【0014】また、面状バネ体(イ)を構成する各鋼線
(10)には、傾斜部(10B)があるため、面状バネ
体(イ)にゆとりがあり、撓み量を多くとれ、クッショ
ン性を向上させることができる。
【0015】図3は、本考案の第2実施例を示し、斯か
る実施例は、各鋼線(10)…をフレーム(1)の左右
の側枠材(1C)(1C)方向に向けて配設した面状バ
ネ体(イ)を使用し、この面状バネ体(イ)の左右両端
に設けた端末コード(11)(11)を側枠材(1C)
(1C)の下部にクランプ(4)で結着し、端末コード
(11)(11)の内側に設けた連結コード(13)
(13)を夫々、側枠材(1C)(1C)の上部に掛止
した引張りバネ(2)(2)で張架したものである。
【0016】斯様な第2実施例は、前記第1実施例に対
して、より有効な作用効果を奏するものである。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、面状バネ体を引張りバ
ネによって懸吊しているため、面状バネ体にかかる初期
荷重から引張りバネの引張力が作用して、荷重によって
面状バネ体が下降するに従って、引張りバネの引張力が
より一層有効に作用する。そのため、前記従来品の如
き、底付感が発生することがない。
【0018】また、面状バネ体を構成する各鋼線には、
引張りバネによって傾斜部が形成されるため、この傾斜
部により各鋼線の撓み量が多くとれ、面状バネ体のクッ
ション性が向上する。
【0019】更に、面状バネ体の両端は、フレーム側に
固定されるため、車両の振動による面状バネ体の前後、
左右方向の振動を防止できるため、乗心地が更に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のIIーII線に沿う端面図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す断面図である。
【図4】従来品の断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 引張りバネ 10 鋼線 11 端末コード 13 連結コード イ 面状バネ体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の鋼線を一定の間隔をあけて並設す
    ると共にこの各鋼線の両端を相互に端末コードで連結し
    てなる面状バネ体と、この面状バネ体の端末コードの一
    方又は双方をフレームに取付けてなる引張りバネとから
    構成してなるシート用バネ構造体において、 前記少なくとも一方の端末コードにおける内方に、端末
    コードに対して平行で、前記各鋼線を連結する連結コー
    ドを設け、該連結コードと、この連結コードに対して前
    記フレームの上方位置との間に、引張りバネを張架し、
    連結コードに対して前記端末コードをフレームの下方位
    置に固定してなることを特徴とするシート用バネ構造
    体。
JP1993060993U 1993-10-19 1993-10-19 シート用バネ構造体 Expired - Fee Related JP2588265Y2 (ja)

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