JP2588080Y2 - 瓦焼成用治具 - Google Patents
瓦焼成用治具Info
- Publication number
- JP2588080Y2 JP2588080Y2 JP1993034459U JP3445993U JP2588080Y2 JP 2588080 Y2 JP2588080 Y2 JP 2588080Y2 JP 1993034459 U JP1993034459 U JP 1993034459U JP 3445993 U JP3445993 U JP 3445993U JP 2588080 Y2 JP2588080 Y2 JP 2588080Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- plate
- base
- firing jig
- sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自立不能な平板状をな
す瓦素地をもたせかけて支持して立焼きするのに用いる
瓦焼成用治具に関する。
す瓦素地をもたせかけて支持して立焼きするのに用いる
瓦焼成用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】平板状の瓦を立焼きするのに用いる治具
として、基台の上面に複数の耐火物製のもたせ板を間隔
をおいて並べて立設し、各もたせ板の両側から瓦素地を
もたせかけて支持する構造のものが知られている。この
ような治具では、瓦を載せる枚数が多くでき、なおかつ
軽量化を図るために、もたせ板の立設間隔はできるだけ
狭く取り、もたせ板の肉厚も比較的薄くするのが好まし
い。
として、基台の上面に複数の耐火物製のもたせ板を間隔
をおいて並べて立設し、各もたせ板の両側から瓦素地を
もたせかけて支持する構造のものが知られている。この
ような治具では、瓦を載せる枚数が多くでき、なおかつ
軽量化を図るために、もたせ板の立設間隔はできるだけ
狭く取り、もたせ板の肉厚も比較的薄くするのが好まし
い。
【0003】このような治具を、最も一般的な瓦であっ
て凹凸の比較的少ない桟瓦に対応して形成した場合、そ
の治具により、例えば一側縁に袖を直角に突成した袖瓦
を、袖が反対側の位置で互いに向き合う姿勢にして、上
記のように比較的薄いもたせ板に両側からもたせかける
と、片側の瓦素地の袖が反対側の瓦素地と干渉すること
になる。そのため、両瓦素地を間隔をおいてもたせかけ
られるように、例えば肉厚の厚いもたせ板を用いる必要
がある。
て凹凸の比較的少ない桟瓦に対応して形成した場合、そ
の治具により、例えば一側縁に袖を直角に突成した袖瓦
を、袖が反対側の位置で互いに向き合う姿勢にして、上
記のように比較的薄いもたせ板に両側からもたせかける
と、片側の瓦素地の袖が反対側の瓦素地と干渉すること
になる。そのため、両瓦素地を間隔をおいてもたせかけ
られるように、例えば肉厚の厚いもたせ板を用いる必要
がある。
【0004】したがって従来、桟瓦と袖瓦のように形状
が違う瓦素地を載せる場合には、瓦の種類に応じてそれ
ぞれ肉厚等を異にするもたせ板を準備しておき、基台上
に予め設けた立設位置に、焼成する瓦素地の種類に対応
したもたせ板を交換して立てるようにしていた。
が違う瓦素地を載せる場合には、瓦の種類に応じてそれ
ぞれ肉厚等を異にするもたせ板を準備しておき、基台上
に予め設けた立設位置に、焼成する瓦素地の種類に対応
したもたせ板を交換して立てるようにしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】すなわち従来では、種
類の異なるもたせ板を多数枚ずつ用意する必要があるた
め、経費が嵩むばかりでなく、不使用時の保管スペース
にも多くを要し、また、もたせ板ごと交換しなければな
らないので段取り換えに手間が掛かる欠点があった。
類の異なるもたせ板を多数枚ずつ用意する必要があるた
め、経費が嵩むばかりでなく、不使用時の保管スペース
にも多くを要し、また、もたせ板ごと交換しなければな
らないので段取り換えに手間が掛かる欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の瓦焼成用治具
は、叙上の点に鑑み案出されたものであって、もたせ板
の上端に、そのもたせ板の厚さ方向の両面の外側に突出
する耐火物製の補助もたせ具を着脱自在とした構成とし
た。
は、叙上の点に鑑み案出されたものであって、もたせ板
の上端に、そのもたせ板の厚さ方向の両面の外側に突出
する耐火物製の補助もたせ具を着脱自在とした構成とし
た。
【0007】
【作用】桟瓦のような凹凸の少ない平板状の瓦素地を載
せる場合は、補助もたせ具を付けないで、もたせ板の両
側から直接に瓦素地をもたせかける。
せる場合は、補助もたせ具を付けないで、もたせ板の両
側から直接に瓦素地をもたせかける。
【0008】袖瓦の場合は、もたせ板の上端に補助もた
せ具を取り付け、袖が反対側の位置で互いに向き合う姿
勢にして、瓦素地を補助もたせ具の両側にもたせかけ
る。補助もたせ具は、もたせ板の両面の外側に突出して
いるから、瓦素地の対応間隔が大きく取られ、片側の瓦
素地の袖と反対側の瓦素地とが干渉するのが避けられ
る。
せ具を取り付け、袖が反対側の位置で互いに向き合う姿
勢にして、瓦素地を補助もたせ具の両側にもたせかけ
る。補助もたせ具は、もたせ板の両面の外側に突出して
いるから、瓦素地の対応間隔が大きく取られ、片側の瓦
素地の袖と反対側の瓦素地とが干渉するのが避けられ
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1及び図2に基
づいて説明する。本実施例では、桟瓦と袖瓦を載せるの
に共用し得る治具を例示し、基台1と、もたせ板2と、
補助もたせ具3とから構成されている。
づいて説明する。本実施例では、桟瓦と袖瓦を載せるの
に共用し得る治具を例示し、基台1と、もたせ板2と、
補助もたせ具3とから構成されている。
【0010】基台1は、耐火物製で細長い形状に形成さ
れ、通気用の溝が形成された上面に、複数の取付孔11
が長さ方向に沿って一定の間隔をおいて形成されてい
る。
れ、通気用の溝が形成された上面に、複数の取付孔11
が長さ方向に沿って一定の間隔をおいて形成されてい
る。
【0011】もたせ板2は、同じく耐火物によって形成
され、図1に詳細に示すように、上端側が二股となった
正面略Y字形で、一定の肉厚を有しており、その下端を
上記の取付孔11に嵌入することによって立てられるよ
うになっている。このもたせ板2の二股となった上端部
には、それぞれの両面に縦向きの挿入溝21が形成され
ている。
され、図1に詳細に示すように、上端側が二股となった
正面略Y字形で、一定の肉厚を有しており、その下端を
上記の取付孔11に嵌入することによって立てられるよ
うになっている。このもたせ板2の二股となった上端部
には、それぞれの両面に縦向きの挿入溝21が形成され
ている。
【0012】補助もたせ具3は、同じく耐火物製で、上
記のもたせ板2の肉厚よりも大きい寸法の長さを持つ方
形板状に形成されており、その底辺の中央部に、上記の
もたせ板2の挿入溝21内に嵌まる嵌合溝31が凹成さ
れている。
記のもたせ板2の肉厚よりも大きい寸法の長さを持つ方
形板状に形成されており、その底辺の中央部に、上記の
もたせ板2の挿入溝21内に嵌まる嵌合溝31が凹成さ
れている。
【0013】次に本実施例の使用方法を図2によって説
明する。桟瓦aを載せる場合は、同図(A)に示すよう
に、補助もたせ具を付けないで、もたせ板2の両側から
直接に瓦素地aをもたせかける。
明する。桟瓦aを載せる場合は、同図(A)に示すよう
に、補助もたせ具を付けないで、もたせ板2の両側から
直接に瓦素地aをもたせかける。
【0014】袖瓦bの場合は、同図(B)に示すよう
に、もたせ板2の二股の上端の挿入溝21にそれぞれ補
助もたせ具3を嵌めて取り付け、袖cが反対側の位置で
互いに向き合う姿勢にして、瓦素地bを補助もたせ具3
の両側にもたせかける。
に、もたせ板2の二股の上端の挿入溝21にそれぞれ補
助もたせ具3を嵌めて取り付け、袖cが反対側の位置で
互いに向き合う姿勢にして、瓦素地bを補助もたせ具3
の両側にもたせかける。
【0015】補助もたせ具3は、もたせ板2の両面の外
側に突出しているから、瓦素地bの対応間隔が大きく取
られ、片側の瓦素地bの袖cと反対側の瓦素地bとが干
渉するのが避けられる。
側に突出しているから、瓦素地bの対応間隔が大きく取
られ、片側の瓦素地bの袖cと反対側の瓦素地bとが干
渉するのが避けられる。
【0016】なお、袖瓦bを載せる場合は、上記のよう
に間隔を空けて載せられることになるので、少なくとも
隣りの組の瓦素地と干渉しないように、もたせ板2の立
設間隔を設定する必要があり、その間隔を必要最小限に
抑えることによって、瓦素地を多く載せることができ
る。
に間隔を空けて載せられることになるので、少なくとも
隣りの組の瓦素地と干渉しないように、もたせ板2の立
設間隔を設定する必要があり、その間隔を必要最小限に
抑えることによって、瓦素地を多く載せることができ
る。
【0017】また、本考案は、上記以外の自立不能な平
板状の瓦を共用して載せる場合に広く適用でき、瓦の種
類に応じて最適の補助もたせ具を備えると良い。
板状の瓦を共用して載せる場合に広く適用でき、瓦の種
類に応じて最適の補助もたせ具を備えると良い。
【0018】
【考案の効果】このように本考案によれば、種類の異な
る瓦を載せるについて、補助もたせ具の着脱若しくは交
換で対応するようにしたから、もたせ板は1種類で補助
もたせ具のみを瓦の種類に応じて準備すれば良く、もた
せ板ごと複数種準備した場合に比べて経費が削減でき、
不使用時に保管するのも小嵩の補助もたせ具だけで良い
から、保管スペースも縮小できる。
る瓦を載せるについて、補助もたせ具の着脱若しくは交
換で対応するようにしたから、もたせ板は1種類で補助
もたせ具のみを瓦の種類に応じて準備すれば良く、もた
せ板ごと複数種準備した場合に比べて経費が削減でき、
不使用時に保管するのも小嵩の補助もたせ具だけで良い
から、保管スペースも縮小できる。
【0019】また、上記のように小嵩の補助もたせ具を
着脱若しくは交換すれば良いから、段取り換えの作業を
簡単に短時間で行うことができる効果がある。
着脱若しくは交換すれば良いから、段取り換えの作業を
簡単に短時間で行うことができる効果がある。
【図1】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】(A)は桟瓦を載せた場合の斜視図、(B)は
袖瓦を載せた場合の一部切欠斜視図である。
袖瓦を載せた場合の一部切欠斜視図である。
1 基台 11 取付孔 2 もたせ板 21 挿入溝 3 補助もたせ具 31 嵌合溝 a 桟瓦 b 袖瓦
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−86510(JP,A) 実開 平2−78537(JP,U) 実開 昭64−23000(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F27D 3/12 C04B 35/64
Claims (1)
- 【請求項1】 基台の上面に複数の耐火物製のもたせ板
を間隔をおいて並べて立設し、該もたせ板に自立不能な
平板状の瓦素地をもたせかけて立焼きするのに用いる瓦
焼成用治具において、前記もたせ板の上端に、該もたせ
板の厚さ方向の両面の外側に突出する耐火物製の補助も
たせ具を着脱自在としたことを特徴とする瓦焼成用治
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993034459U JP2588080Y2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 瓦焼成用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993034459U JP2588080Y2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 瓦焼成用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076695U JPH076695U (ja) | 1995-01-31 |
JP2588080Y2 true JP2588080Y2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=12414840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993034459U Expired - Lifetime JP2588080Y2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 瓦焼成用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588080Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP1993034459U patent/JP2588080Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH076695U (ja) | 1995-01-31 |
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