JP2588080B2 - 環境異常検出装置およびそれを用いた警報装置 - Google Patents
環境異常検出装置およびそれを用いた警報装置Info
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Description
のアナログ量を検出し、環境の異常を検出するための環
境異常検出装置およびそれを用いた警報装置に関する。
知器等として、消費電力の低減、ノイズや一過性の煙に
よる誤動作防止のために、発受光回路をパルス駆動し、
煙の検出レベルが連続して所定以上、所定回数の場合に
始めて動作信号を出力する蓄積型火災感知器が知られて
いるが、この煙感知器では、蓄積に一定時間がかかるの
で、アナログ信号が極めて高レベルにある場合にも動作
までに時間がかかるという問題があった。このような問
題を解消し、アナログ信号が大きい場合には直ぐに警報
を出し、また蓄積効果をなくすことなく信頼性の高い環
境異常検出を行なうため、従来、特公昭64−754号
に開示のような環境異常検出装置が提案されている。
ナログセンサからのアナログ信号のレベルが所定のレベ
ル(蓄積開始レベル)以上となった時点から蓄積を開始
し(具体的にはカウンタの計数を開始し)、アナログ信
号のレベルが蓄積開始レベルを越えている期間中、例え
ばカウンタ値を蓄積値として計数し続け、この蓄積値が
所定の閾値となったときに発報を行なうように構成され
ており、この際、図5に示すように、上記閾値がアナロ
グ信号のレベルに応じて可変に設定されるようになって
いる。具体的には、閾値は、アナログ信号のレベルが高
い程、短かく設定される。この結果、アナログ信号のレ
ベルが高いときには、蓄積値が短かくても警報発報がな
され、火災を早期に検出可能となる。
た従来の環境異常検出装置では、アナログ信号のレベル
が一旦、所定のレベル(蓄積開始レベル)以下になる
と、いままで計数していた蓄積値をクリアしてしまうの
で、光電式散乱型煙センサのように、煙の濃度に素早く
追従するものにあっては、煙の濃淡、すなわちゆらぎが
生じると、蓄積値のクリアが頻繁におこる。図6
(a),(b)はこの様子を示す図であり、図6(a)
のように、煙濃度の検出結果であるアナログ信号のレベ
ルAの時間平均がtaの時刻以後、蓄積開始レベルAth
以上となる場合にも、煙の濃淡変化によるアナログ信号
のレベルAのゆらぎによりtbの時刻でアナログ信号の
レベルAが蓄積開始レベルAth以下に一旦下がると、図
6(b)に示すように、時刻taから計数されていた蓄
積値CNTは閾値INTとなる前に時刻tbでクリアさ
れてしまう。この結果、時刻ta以後、煙濃度の時間平
均が一定レベル以上であるにもかかわらず、火災等の異
常を早期に検出することができず、警報を早期に発する
ことができないという欠点があった。
するものをセンサに用いた場合にも、現象のゆらぎによ
って蓄積値のクリアが頻繁に生ずる事態を防止し、火災
等の異常を確実に早期に検出することの可能な環境異常
検出装置およびそれを用いた警報装置を提供することを
目的としている。
に本発明は、センサから時系列的に出力される信号のレ
ベルを取り込み、該信号のレベルと所定の蓄積開始レベ
ルとを比較する比較手段と、比較手段において得られた
比較結果に基づき、現時点での蓄積値を1つ前の時点ま
での蓄積値に対する積分値として計数する積分処理手段
と、積分処理手段により得られた積分値が所定の閾値を
超えたときに異常として検出する異常検出手段と、積分
処理手段により得られた積分値が前記蓄積開始レベルよ
りも低く設定された所定のレベル以下となったときに積
分値としての蓄積値を初期化する初期化手段とを有して
いることを特徴としている。
号のレベルと蓄積開始レベルとの差に比例した値を比較
結果として積分処理手段に与え、積分処理手段は、現時
点での蓄積値を、1つ前の時点までの蓄積値に前記比較
結果を加算した結果の積分値として計数するようになっ
ていることを特徴としている。
つのセンサが接続され、該センサをポーリングにより順
次に繰り返し呼び出し、センサから出力された信号のレ
ベルを分析することによって異常を検出し、警報を発生
するようになっており、センサから出力された信号のレ
ベルを分析し異常を検出するのに、上述した環境異常検
出装置を用いていることを特徴としている。
ンサから時系列的に出力される信号のレベルを取り込ん
で、該信号のレベルと所定の蓄積開始レベルとを比較
し、その比較結果に基づき、現時点での蓄積値を1つ前
の時点までの蓄積値に対する積分値として計数する。こ
の結果得られた積分値が所定の閾値を超えたときに異常
として検出し、上記積分値が蓄積開始レベルよりも低く
設定された所定のレベル以下となったときに積分値とし
ての蓄積値を初期化する。
と蓄積開始レベルとの差に比例した値を比較結果として
求め、1つ前の時点までの蓄積値にこの比較結果を加算
した結果の積分値として現時点の蓄積値を計数すること
で、積分値としての蓄積値は、センサから出力される信
号のレベルの大きさが考慮されたものとなる。
に用いる場合、上記積分値が所定の閾値を超えて異常と
して検出されたときに警報が発せられる。
明する。図1は本発明に係る環境異常検出装置の一実施
例のブロック図である。図1の環境異常検出装置1は、
アナログセンサSをポーリング周期△tn(=tn−t
n-1)でポーリングし、アナログセンサSから時刻tnに
出力されるアナログ信号のレベルA(tn)を読込む読
取部2と、時刻tnに読込んだアナログ信号のレベルA
(tn)とアナログセンサSに対して指定されたバイア
ス値Athとを比較する比較部3と、比較部3において得
られた比較結果に基づき、前の時刻tn-1までの蓄積値
CNT(tn-1)に対する積分値として蓄積値CNT
(tn)を計数する積分処理部4と、積分処理部4によ
り計数された積分値CNTが所定の閾値INTを超えた
ときに異常を検出する異常検出部5と、積分処理部4に
より計数された積分値CNT(tn)が所定値以下(例
えば負の値)となったときに積分値としての蓄積値CN
Tを初期化する初期化部6とを有している。
が蓄積開始レベルとして機能し、センサSから出力され
るアナログ信号のレベルA(tn)が蓄積開始レベルA
thを超えた時点から蓄積値CNT(tn)の計数が開始
されるようになっている。
ルA(tn)と蓄積開始レベルAthとの大小を比較し、
例えば、これらの差{A(tn)−Ath}を比較結果と
して出力するようになっている。
{A(tn)−Ath}に基づき、蓄積値CNT(tn)を
例えば次式により積分値として計数するようになってい
る。
の時刻tn-1までの蓄積値CNT(tn-1)に{A
(tn)−Ath}×△tnを加えて時刻tnにおける蓄積
値CNT(tn)を計数しているので、時刻tnにおける
アナログ信号のレベルA(tn)が高い程、時刻tnにお
ける蓄積値CNT(tn)は大きく増加する。すなわ
ち、蓄積値に対し後述のような一定の閾値INTを設定
する場合、アナログ信号のレベルが高い状態が続くとき
には、蓄積値は閾値INTに早期に到達し、異常を早期
に検出する一方、アナログ信号のレベルが差程高くない
状態では、蓄積値は閾値INTには差程早くは到達しな
い。これにより、実質的に、特公昭64−754号に開
示されている機能,すなわち、蓄積値に対する閾値がア
ナログ信号のレベルに応じて可変に設定される機能と同
等の機能を環境異常検出装置1にもたせることができ
る。
ベルA(tn)が蓄積開始レベルAth以下に一旦下が
り、比較結果{A(tn)−Ath}が負となる場合であ
っても、蓄積値CNT(tn)が負とならない限り蓄積
値をクリアしない。この結果、煙の濃度に素早く追従す
る光電式散乱型煙センサ等がアナログセンサSとして用
いられ、煙の濃淡変化によりアナログ信号のレベルにゆ
らぎ成分が多く含まれていて、アナログ信号のレベルA
(tn)が蓄積開始レベルAth以下に頻繁に下がる場合
であっても、蓄積値のクリアが頻繁に起こるという事態
を有効に防止し、火災等の異常を早期に検出することが
可能となる。
用いた警報装置の構成図である。この警報装置は、全体
を制御する中央処理装置21と、中央処理装置21に伝
送インタフェ−ス22,伝送路Lを介して接続されてい
る複数のアナログセンサS1〜SKと、中央処理装置21
における処理結果等を記憶するメモリ23と、中央処理
装置21に操作・表示警報インタフェ−ス24を介して
接続されている操作・表示警報部25とを備えている。
異常検出装置1としての機能を有しており、中央処理装
置21がプロセッサで構成されている場合、環境異常検
出装置1はプロセッサの動作を制御するソフトウェアプ
ログラムによって実現されている。また、操作・表示警
報部25は、蓄積値を計数している期間中、この状態を
表示するための蓄積灯LPを有し、また、蓄積値が所定
の閾値以上となったときに警報を発報するための発報器
ALMを有している。
装置21から伝送インタフェ−ス22を介して複数の
(例えばK個の)アナログセンサS1〜SKをポーリング
により順次に繰り返し呼び出し、各アナログセンサSi
(i=1〜K)で各時刻tnごとに検知された火災環境
パラメ−タのアナログ情報,すなわちアナログ信号のレ
ベルAi(tn)を収集し、収集したデ−タを分析するこ
とによって火災判断等を行ない、火災等の異常を検出し
たときに警報を発生するようになっている。
理装置21(環境異常検出装置1)の動作を図3A,図
3Bのフローチャートを用いて説明する。なお、以下に
おいて、中央処理装置21は、一定のポーリング周期△
tnで各アナログセンサSi(i=1〜K)をポーリング
するとし、また各アナログセンサSi(i=1〜K)に
はそれぞれ所定のバイアス値Aith(i=1〜K)が指
定されているとする。また、各アナログセンサSi(i
=1〜K)のそれぞれについて蓄積値CNTi(tn)が
計数されるとする。実際の動作を開始するに先立って、
中央処理装置21は先づ、初期化ル−チンを実行し(ス
テップS1)、蓄積値CNTi等をクリアしておく。ま
た、K個のアナログセンサSi(i=1〜K)を識別す
るためのカウンタiを“1”に初期設定する(ステップ
S2)。
Siをポーリングにより呼び出し(ステップS3)、ア
ナログセンサSiから出力されたアナログ信号のレベル
Ai(tn)を読み込む(ステップS4)。いまの場合、
カウンタiが“1”に初期設定されているので、アナロ
グセンサS1を呼び出し、アナログセンサS1から出力さ
れたアナログ信号のレベルA1(tn)を読み込む。
み込んだアナログ信号のレベルA1(tn)がアナログセ
ンサS1に指定されているバイアス値,すなわち蓄積開
始レベルA1thよりも大きいか否かを判断し(ステップ
S5)、アナログ信号のレベルA1(tn)が蓄積開始レ
ベルA1thよりも大きいときには、蓄積値を増加する方
向に積分する。すなわち、蓄積値CNT1(tn)を前の
時刻tn-1までの蓄積値CNT1(tn-1)に対する積分
値として、次式に従い算出する(ステップS6)。
での蓄積値CNT1(tn-1)が“0”のときには、時刻
tnにおいて、蓄積値の計数が新たに開始される。ま
た、前の時刻tn-1までの蓄積値CNT1(tn-1)が
“0”でなく、“0”よりも大きいときには、時刻tn
において、前の時刻tn-1までの蓄積値CNT
1(tn-1)を|A1(tn)−A1th|×△tnだけさらに
増加させ、蓄積値の積分更新がなされる。
る蓄積値CNT1(tn)が所定の閾値INT以上となっ
たか否かを判断する(ステップS7)。この結果、閾値
INTにまだ達していないときには、中央処理装置21
は、操作・表示警報部25に対して単に蓄積灯LPの点
灯指示のみを与える。これにより、操作・表示警報部2
5では、蓄積灯LPを点灯し、現在蓄積値の計数がなさ
れている旨を表示する(ステップS8)。なお、蓄積灯
LPの点灯指示は、前の時刻tn-1までの蓄積値CNT1
(tn-1)が“0”であるときにのみ行なわれれば良
く、従って、中央処理装置21は、蓄積値の計数を新た
に開始するときにのみ蓄積灯LPの点灯指示を与えるだ
けで良い。この場合に、蓄積灯LPは、蓄積灯LPの消
灯指示がない限り、蓄積値の計数を開始後、蓄積値を計
数している期間中、点灯し続ける。
T1(tn)が閾値INT以上になったときには、中央処
理装置21は、これを異常として検出し、操作・表示警
報部25に対して警報発報の指示,並びに蓄積灯LPの
消灯指示を与える。これにより、操作・表示警報部25
では、警報器ALMにより火災等の警報発報を出力する
とともに、蓄積灯LPを消灯する(ステップS9)。な
お、前の時刻tn-1までの蓄積値CNT1(tn-1)が
“0”であり、蓄積値の計数を開始した時刻tnで非常
に大きなレベルA1(tn)のアナログ信号が生起して、
蓄積値CNT1(tn)が閾値INT以上となったときに
は、蓄積灯LPはそれ以前に消灯状態となっているの
で、蓄積灯LPの消灯処理は行なう必要がなく、警報発
報のみがなされる。
1(tn)が蓄積開始レベルA1thよりも大きいと判断さ
れたときには、蓄積値を増加させる方向に積分がなされ
るが、ステップS5において、アナログ信号のレベルA
1(tn)が蓄積開始レベルA1thよりも小さいと判断さ
れたときには、蓄積値を減少させる方向に積分がなされ
る。なお、これに先立って、前の時刻tn-1までの蓄積
値CNT1(tn)が“0”よりも大きいか否かを判断し
(ステップS10)、これが“0”よりも大きくないと
きには、積分処理は行なわない。蓄積値CNT
1(tn-1)が“0”よりも大きい値となっているときに
は、蓄積値CNT1(tn)を前の時刻tn-1における蓄
積値CNT1(tn-1)に対する積分値として、次式に従
って算出する(ステップS11)。
のレベルA1(tn)が蓄積開始レベルA1thよりも小さ
いと判断され、前の時刻tn-1までの蓄積値CNT1(t
n-1)が“0”よりも大きいときには、前の時刻tn-1ま
での蓄積値CNT1(tn-1)を|A1(tn)−A1th|
×△tnだけ減算して、蓄積値の積分更新がなされる。
ったか否かを判断し(ステップS12)、負となった場
合にのみ蓄積値CNT1(tn)を“0”にクリアする
(ステップS13)。換言すれば、時刻tnにおいてア
ナログ信号のレベルA1(tn)が蓄積レベルA1thより
も小さくなった場合でも、数3により求められた蓄積値
CNT1(tn)が負にならない場合には、蓄積値はクリ
アされない。
アナログセンサS1から出力されたアナログ信号のレベ
ルA1(tn)に対し上記のいずれかの処理がなされた
後、次のアナログセンサS2から出力されるアナログ信
号のレベルA2(tn)に対しても同様の処理を行なうた
め、カウンタiを“1”歩進し(ステップS14)、再
びステップS3に戻り、ステップS3乃至S13の処理
を行なう。
力されるアナログ信号のレベルA3(tn)〜AK(tn)
に対しても同様の処理を繰り返し行ない、ステップS1
5においてカウンタiがKよりも大きくなり、全てのア
ナログセンサS1〜SKから出力されたアナログ信号のレ
ベルA1(tn)〜AK(tn)に対して処理がなされた時
点で、時刻tnにおけるポーリングを終了する。その
後、再びステップS2に戻り、次の時刻tn+1において
各アナログセンサS1〜SKから出力されるアナログ信号
のレベルA1(tn+1)〜AK(tn+1)に対して同様に処
理を逐次行なう。
サ,例えばSiから出力されるアナログ信号のレベルAi
に対する処理の様子を示す図である。アナログセンサS
iから出力されるアナログ信号のレベルAiが図4(a)
のような時間変化をする場合、蓄積値CNTiは、図4
(b)のように変化する。すなわち、図4(a)におい
て時刻taでアナログ信号のレベルAiが蓄積開始レベル
Aith以上となり、蓄積値CNTiの計数が開始された
後、時刻tbでアナログ出力レベルAiが蓄積開始レベル
Aith以下に一旦下がった場合でも、図4(b)からわ
かるように、蓄積値CNTiは、アナログ信号のレベル
Aiが蓄積開始レベルAith以下に下がった分だけ減ぜら
れはするものの、クリアはされず、以後、積分更新され
る。
と比較すれば、明らかなように、従来では、時刻tbに
おいてアナログ出力レベルAiが蓄積開始レベルAith以
下に一旦下がると、蓄積値CNTiがクリアされ、その
後、アナログ信号のレベルAiが蓄積開始レベルAithよ
りも大きくなった時点tcから再度、蓄積値CNTiの計
数が開始されるが、本実施例では、時点tbにおいてア
ナログ信号のレベルAiが蓄積開始レベルAith以下に一
旦下がった場合でも蓄積値はクリアされないので、蓄積
値CNTiを従来に比べより早く閾値INTに到達させ
ることができる。換言すれば、アナログ信号のレベルの
時間平均が蓄積開始レベルAith以上となっている場合
にも、従来では、アナログ信号のレベルAiの瞬時値が
蓄積開始レベルAith以下に頻繁に下がると、蓄積値C
NTiのクリアが頻繁に起こって、蓄積値CNTiは、閾
値INTに到達しないか、到達する場合にも早期には到
達せず、これにより警報発報を早期に出力することはで
きないが、本実施例では、アナログ信号のレベルAjが
蓄積開始レベルAith以下に頻繁に下がるときにも蓄積
値CNTiのクリアは頻繁には生じないので、蓄積値C
NTiは、閾値INTに早期に到達し、これにより警報
発報を確実に早期に出力することができる。
開始後、警報発報がなされるまでの期間中、蓄積灯LP
を点灯させるようにしているので、、警報発報が出され
る前であっても、蓄積灯LPが点灯していることを見る
ことにより、オペレータは、異常が発生している可能性
があることを即座に知ることができる。
検出装置によれば、センサから時系列的に出力される信
号のレベルを取り込んで、該信号のレベルと所定の蓄積
開始レベルとを比較し、その比較結果に基づき、現時点
での蓄積値を1つ前の時点までの蓄積値に対する積分値
として計数し、この結果得られた積分値が所定の閾値を
超えたときに異常として検出するようになっており、上
記積分値が前記蓄積開始レベルよりも低く設定された所
定のレベル以下となったときに積分値としての蓄積値を
初期化するようになっているので、センサからの出力レ
ベルのゆらぎによって、蓄積値のクリアが頻繁に生ずる
事態を有効に防止し、火災等の異常を確実に早期に検出
することができる。
と蓄積開始レベルとの差に比例した値を比較結果として
求め、1つ前の時点までの蓄積値にこの比較結果を加算
した結果の積分値として現時点の蓄積値を計数するよう
になっているので、積分値としての蓄積値は、センサか
ら出力される信号のレベルの大きさをも考慮したものと
なっており、これにより、信号のレベルが高ければ、そ
れに応じて蓄積値を大きく増加させることができ、火災
等の異常を確実にかつ一層早期に検出することができ
る。
に用いることにより、確実に早期に警報を発生すること
ができる。
ロック図である。
置の構成図である。
ーチャートである。
ーチャートである。
処理の様子を説明するための図である。
のレベルと閾値との関係を示す図である。
ける蓄積値の計数処理の様子を説明するための図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 センサから時系列的に出力される信号の
レベルを取り込み、該信号のレベルと所定の蓄積開始レ
ベルとを比較する比較手段と、比較手段において得られ
た比較結果に基づき、現時点での蓄積値を1つ前の時点
までの蓄積値に対する積分値として計数する積分処理手
段と、積分処理手段により得られた積分値が所定の閾値
を超えたときに異常として検出する異常検出手段と、積
分処理手段により得られた積分値が前記蓄積開始レベル
よりも低く設定された所定のレベル以下となったときに
積分値としての蓄積値を初期化する初期化手段とを有し
ていることを特徴とする環境異常検出装置。 - 【請求項2】 前記比較手段は、センサから出力された
信号のレベルと蓄積開始レベルとの差に比例した値を比
較結果として積分処理手段に与え、積分処理手段は、現
時点での蓄積値を、1つ前の時点までの蓄積値に前記比
較結果を加算した結果の積分値として計数するようにな
っていることを特徴とする請求項1記載の環境異常検出
装置。 - 【請求項3】 少なくとも1つのセンサが接続され、該
センサをポーリングにより順次に繰り返し呼び出し、セ
ンサから出力された信号のレベルを分析することによっ
て異常を検出し、警報を発生するようになっている警報
装置であって、該警報装置は、センサから出力された信
号のレベルを分析し異常を検出するのに、請求項1記載
または2記載の環境異常検出装置を用いていることを特
徴とする警報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23554891A JP2588080B2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 環境異常検出装置およびそれを用いた警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23554891A JP2588080B2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 環境異常検出装置およびそれを用いた警報装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0589379A JPH0589379A (ja) | 1993-04-09 |
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Family Applications (1)
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JP5548415B2 (ja) * | 2009-09-25 | 2014-07-16 | パナソニック株式会社 | 火災警報器 |
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1991
- 1991-08-22 JP JP23554891A patent/JP2588080B2/ja not_active Expired - Fee Related
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