JP2588050Y2 - 大物搬出入口設備 - Google Patents

大物搬出入口設備

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JP2588050Y2
JP2588050Y2 JP1993060736U JP6073693U JP2588050Y2 JP 2588050 Y2 JP2588050 Y2 JP 2588050Y2 JP 1993060736 U JP1993060736 U JP 1993060736U JP 6073693 U JP6073693 U JP 6073693U JP 2588050 Y2 JP2588050 Y2 JP 2588050Y2
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reactor building
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茂樹 横山
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Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は原子力発電設備の原子炉
建屋に付設された大物搬出入口設備に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電設備の原子炉建屋には放射性
物質の拡散防止のため、気密性を保つ二次格納施設が設
けられている。この二次格納施設内への大物搬出入口設
備は、搬入物、例えば使用済燃料輸送用キャスクを積載
した搬出入車両が二次格納施設内へ移動する場合、二次
格納施設領域の気密性を保ちながら、搬出入車両を二次
格納施設領域へ移動させる必要がある。そこで、一般に
大物搬出入口設備は二重扉を有している。この二重扉
は、必ず一方を閉止しておくことで放射性物質の原子力
発電設備外への漏洩を防ぐことができるためである。使
用済燃料の原子炉建屋外への搬出は、原子炉の通常運転
中に実施されることから原子炉建屋の二次格納施設を形
成維持する必要があるからである。
【0003】図7を参照して従来の大物搬出入口設備を
説明する。図7に示す大物搬出入口設備21を用いて使
用済燃料輸送用キャスク9及び、搬出入車両8を大物搬
出入口設備21内に移動させる方法は以下(1)から
(4)の手順に従って行われる。
【0004】(1)搬出入車両8が、図中左端に点線で
示すとおり大物搬出入口設備21の二次格納施設24領
域の外側、すなわち、原子炉建屋1の外側に存在してい
る場合には搬入口扉7と建屋内側扉22は閉状態となっ
ている。この時、二次格納施設24の気密領域の境界は
建屋内側扉22と原子炉建屋壁6によって構成されてい
る。
【0005】(2)搬入口扉7を開動作させ、建屋内側
扉22は閉状態のままとして、搬出入車両8を大物搬出
入口設備21内へ移動させる。(3)搬入口扉7を閉動
作した後、建屋内側扉22を開動作させる。この時、二
次格納施設24の気密な領域の境界は、搬入口扉7と大
物搬入口躯体2と原子炉建屋壁6によって構成される。
【0006】(4)この後、搬出入車両8を原子炉建屋
内に図中右端に点線で示すとおり移動させ、搬出入車両
8から使用済燃料輸送用キャスク9は天井クレーン10
により吊り上げ、搬出入車両8から所定の位置へ搬入
し、搬入作業を終了する。
【0007】一方、搬出入車両8の原子炉建屋1外への
搬出手順は、上記手順の逆を行えばよい。以上のような
搬出入の作業を行う場合には、搬出入車両8の進退出方
向に2つの扉のみが設けられた大物搬出入口設備21
は、その上方が、床面からのアクセス性上、設備の配置
しにくいスペースであること、及び建屋内側扉22より
原子炉建屋1内側の搬出入物吊り込み用の車両侵入スペ
ースが大物搬出入口設備21の他に必要であることが、
原子炉建屋1内配置への悪影響となることを踏まえて、
原子炉建屋1外方向へ車両長だけ突き出して設置されて
いる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】原子炉建屋1を設置す
る場合、この大物搬出入口設備21は原子炉建屋1の一
部となり、原子炉建屋1と同様に耐震重要度の高い構造
物の分類となっている。従って、基本的に岩盤20への
直接支持が要求される。その結果、大物搬出入口設備2
1の下方の岩盤20まで支持構造物19を設ける必要が
あった。
【0009】また、上述の大物搬出入口設備21は原子
炉建屋1から突き出した構造となってしまい、その突き
出し長さは、原子炉建屋設備で用いる最大の搬出入車両
8の長さ、約20m程度となってしまう。従って、その
構造強度は原子炉建屋1からの片持ばりのみでは不十分
であり、建屋支持構造物(図示せず)が必要であり、こ
の建屋支持構造物が大物搬出入口設備21の設計上の制
約となっていた。また、原子炉建屋1から突き出すこと
によって原子力発電設備に必要な敷地面積が増えること
により、立地上の制約もあった。
【0010】本考案はかかる従来の事情に対処してなさ
れたものであり、その目的は原子炉建屋の大物搬出入口
設備への地震荷重の設計上の制約及び立地上の制約を受
けない大物搬出入口設備を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の大物搬出入口設備は、請求項1記載の考案
においては原子力発電設備の原子炉建屋に付設され、こ
の原子炉建屋内の二次格納施設領域内に対して原子炉建
屋外部との関係において貨物を搬出入する大物搬出入口
設備において、原子炉建屋内部に一部あるいは全部が収
納された大物搬入口躯体と、この大物搬入口躯体の側壁
面に設けられた開閉自在の建屋内側扉と、原子炉建屋外
部に面する開閉自在の搬入口扉と、前記大物搬入口躯体
天井部に設けられた開閉自在の上部開閉扉とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0012】請求項2記載の考案においては、前記大物
搬入口躯体の側壁面に設けられ気体を噴出する吹き出し
開口と、この噴出する気体を吸引する吸い込み開口とを
有することを特徴とするものである。請求項3記載の考
案においては、前記吸い込み開口から吸引された気体は
フィルタ装置を介して吸引装置に吸引されることを特徴
とするものである。
【0013】
【作用】上記構造の大物搬出入口設備においては、耐震
上、支持構造物に設計の制約があった大物搬出入口設備
の突き出し長さを短尺化し、原子炉建屋内部に設けるこ
とによって建屋支持構造物上の設計の制約がなく、岩盤
までの支持構造物が不要で、耐震性の向上を図ることが
できる。また、原子力発電設備の立地上の制約もなくす
ことができる。
【0014】
【実施例】以下に本考案の第1の実施例に係る大物搬出
入口設備を図1に基づき説明する。図1において、図7
と同一部分については同一符号を付し、その構造の説明
は省略する。図1において、搬出入車両8を一時的に格
納する大物搬出入口設備3は、原子炉建屋1内に設けら
れている。
【0015】使用済燃料輸送用キャスク9は内部に使用
済燃料(図示せず)を収納していない状態で、図中左端
に点線で示されるように原子炉建屋1外で搬出入車両8
に積載され、搬入口扉7の前まで移送されてくる。この
とき、搬入口扉7、上部開閉扉5及び建屋内側扉4は閉
状態であり、搬入口扉7は、上部開閉扉5及び建屋内側
扉4とで原子炉建屋1外部に対して二重扉を構成してい
る。すなわち、使用済燃料輸送用キャスク9の搬出入時
にこれらの扉、搬入口扉7,上部開閉扉5,建屋内側扉
4は二次格納施設を形成可能なように構成されている。
【0016】次に、搬入口扉7を開動作させ、搬出入車
両8を大物搬出入口設備3内へ移送する。移送が完了し
た後、搬入口扉7を閉動作させる。搬入口扉7の閉動作
完了後、建屋内側扉4を開動作させ、続いて、上部開閉
扉5を開動作させる。この時、大物搬出入口設備3内は
二次格納施設の領域内となる。
【0017】また、この状態で、原子炉建屋1内の天井
クレーン10により、使用済燃料輸送用キャスク9は吊
り上げられ、使用済燃料プール(図示せず)へ移送され
る。ここで、使用済燃料輸送用キャスク9の吊り上げ時
には搬出入車両8の移動を伴うが、搬出入車両8は建屋
内側扉4よりも内側の二次格納施設24内には侵入しな
いようにし、不用な埃等を持ち込まないようにする。
【0018】なお、上部開閉扉5はハッチ式であっても
扉式であってもよい。図3に本考案の大物搬出入口設備
を設置した場合と従来の大物搬出入口設備を設置した場
合を比較して、原子炉を2基有する原子力発電施設の配
置を示す。一般に、原子力発電施設に必要な敷地面積の
決定要素のひとつに原子力発電施設内を通行する車両の
周回道路11の敷設がある。この周回道路11は車両が
右左折するために必要な曲がり半径を有するために制約
を受ける。図3(a)は従来の大物搬出入口設備3を有
する原子炉建屋1を含む原子炉発電施設の配置を示して
いる。一方、図3(b)は本考案の大物搬出入口設備3
を有する原子炉建屋1を含む原子炉発電施設の配置を示
している。本考案の実施例においては、大物搬出入口設
備3を原子炉建屋1内部に設けており、搬入口扉7が原
子炉建屋壁6とほぼ同位置に設けられるため、周回道路
11からの引き込み道路23b,23bの長さを従来の
引き込み道路23a,23aに比べ図中Lで示される距
離ほど短くすることができる。
【0019】次に、本考案の他の実施例について図4及
び図5を参照して説明する。図4において、大物搬出入
口設備3は第1の実施例の建屋内側扉4に加えて、大物
搬入口躯体2の上部に気体を噴射する吹き出し開口17
を設けると同時に、大物搬入口躯体2下部には噴射され
た気体を吸引する吸い込み開口18を設ける構成となっ
ている。本実施例について、さらに図5を用いて説明を
加える。図4における吹き出し開口17から噴射される
気体は送流装置14から供給され、吸い込み開口18及
びフィルタ装置15を介して吸引装置16によって吸引
される。このように構成された大物搬出入口設備3にお
いては、上部開閉扉5と建屋内側扉4が開状態の時に、
吹き出し開口17から気体を噴射させ吸引装置16によ
って吸い込み開口18から吸引することにより、建屋内
側扉4によって形成されていた遮断壁と同様な効果を奏
するものである。しかもフィルタ装置15によって原子
炉建屋1外から搬出入車両8によって混入する可能性の
ある埃等を除去することができる。よって、作業員の大
物搬出入口設備3内への出入りを制限することがないと
同時に原子力発電に供する重要機器に影響のある埃等の
原子炉建屋1内侵入を防ぎ、不用な物質の放射化による
放射性廃棄物の発生を防止することができる。なお、本
実施例における吹き出し開口17及び吸い込み開口18
は上部開閉扉5に設けてもよい。さらに、図6に示すよ
うに、大物搬出入口設備3内全体の換気を行うようにフ
ィルタ装置15及び吸引装置16を設けてもよい。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案の大物搬出入
口設備においては、耐震上、支持構造物に設計の制約が
あった大物搬出入口設備の突き出し長さを短尺化し、原
子炉建屋内部に設けることによって建屋支持構造物上の
設計の制約がなく、岩盤までの支持構造物が不要で、耐
震性の向上を図ることができる。また、原子力発電設備
の立地上の制約もなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係る大物搬出入口設備
の構成を示す縦断面図。
【図2】第1の実施例に係る大物搬出入口設備の斜視構
造図。
【図3】第1の実施例に係る大物搬出入口設備を有する
原子力発電設備の敷地面積縮小を説明する図であって、
(a)は従来の大物搬出入口設備を有する原子力発電設
備の配置図。(b)は第1の実施例に係る大物搬出入口
設備を有する原子力発電設備の配置図。
【図4】本考案の第2の実施例に係る大物搬出入口設備
の斜視構造図。
【図5】第2の実施例に係る大物搬出入口設備を説明す
る構成図。
【図6】本考案の第3の実施例に係る大物搬出入口設備
の斜視構成図。
【図7】大物搬出入口設備の従来例の構成を示す縦断面
図。
【符号の説明】
1…原子炉建屋 2…大物搬入
口躯体 3…大物搬出入口設備 4…建屋内側
扉 5…上部開閉扉 6…原子炉建
屋壁 7…搬入口扉 8…搬出入車
両 9…使用済燃料輸送用キャスク 10…天井ク
レーン 11…周回道路 12…他建屋 13…作動流体 15…フィル
タ装置 16…吸引装置 17…吹き出
し開口 18…吸い込み開口 19…支持構
造物 20…岩盤 21…大物搬
出入口設備 22…建屋内側扉 23a,23
b…引き込み道路 24…二次格納施設

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力発電設備の原子炉建屋に付設さ
    れ、この原子炉建屋内の二次格納施設領域内に対して原
    子炉建屋外部との関係において貨物を搬出入する大物搬
    出入口設備において、原子炉建屋内部に少なくとも一部
    が収納された大物搬入口躯体と、この大物搬入口躯体の
    側壁面に設けられた開閉自在の建屋内側扉と、原子炉建
    屋外部に面する開閉自在の搬入口扉と、前記大物搬入口
    躯体天井部に設けられた開閉自在の上部開閉扉とを有す
    ることを特徴とする大物搬出入口設備。
  2. 【請求項2】 前記大物搬入口躯体の側壁面に設けられ
    気体を噴出する吹き出し開口と、この噴出する気体を吸
    引する吸い込み開口とを有することを特徴とする請求項
    1記載の大物搬出入口設備。
  3. 【請求項3】 前記吸い込み開口から吸引された気体は
    フィルタ装置を介して吸引装置に吸引されることを特徴
    とする請求項2記載の大物搬出入口設備。
JP1993060736U 1993-11-11 1993-11-11 大物搬出入口設備 Expired - Lifetime JP2588050Y2 (ja)

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JPH0729500U JPH0729500U (ja) 1995-06-02
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