JP2587920Y2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JP2587920Y2
JP2587920Y2 JP1993058060U JP5806093U JP2587920Y2 JP 2587920 Y2 JP2587920 Y2 JP 2587920Y2 JP 1993058060 U JP1993058060 U JP 1993058060U JP 5806093 U JP5806093 U JP 5806093U JP 2587920 Y2 JP2587920 Y2 JP 2587920Y2
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conductor
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好実 塩沢
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガス絶縁開閉装置(以
下、「GIS」という。)に関し、特に、既設側のGI
Sユニットと増設側のGISユニット間の母線を接続す
る接続母線構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の全三相一括形GISにおけ
る母線接続構造の一例を示す。既設側のGISユニット
1と増設側のGISユニット2の両方の外殻容器4,7
に母線接続用のブッシング5,8が固定される。両外殻
容器4,7内にこれらのブッシング5,8の外周を覆う
接続管路3が取り付けられる。この接続管路3は、各G
ISユニットの外殻容器4,7に取り付けられた接続管
路容器6,9とその中間に挿入された伸縮継手10によ
り構成される。この接続管路3内には、既設側GISユ
ニット1および増設側GISユニット2内部と同様にS
6 ガスが充填される。
【0003】本例のような全三相一括形GISでは、既
設側GISユニット1と増設側GISユニット2の距離
が大きくなるため、導体間に働く電磁力によりねじれ等
の導体の変形が大きくなる。この導体の変形を防止する
ため、接続管路3の途中にブッシング31が取り付けら
れる。ブッシング31を取り付ける支持板32は、外殻
容器7と伸縮継手10のフランジの間にボルト締めされ
て固定される。このブッシング31と、既設側及び増設
側の外殻容器4,7に取り付けられたブッシング5,8
との間が導体33,34により接続される。
【0004】この導体33,34とブッシング5,8,
31との接触部分は、チューリップ型接触子35,3
6,37,38と固定接触子(図示せず)により構成さ
れる。このように接続管路3の途中にブッシング31を
取り付け、導体33を接続管路3の中間位置で支持する
ことにより導体33,34の長さを短くし、導体の変形
による事故を防止している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】以上説明した従来のG
ISユニットの母線接続構造では、導体33,34の中
間支持のための支持板32とブッシング31を設ける必
要があるためコストアップとなる。また、この母線接続
構造は増設時の作業性について考慮された構造となって
いない。つまり、既設側GISユニット1に対して順次
部品を組み立てていかなければならないので、実装時の
作業に時間がかかる。このため、増設作業時にGISを
長時間に渡って停電させなければならない。さらに、G
ISに異常が発生した時にGISユニットをこの部分で
切離す際に、ブッシング5,8,31と導体33,34
の固定構造が複雑であるため導体の切離し作業性が良く
なく、切離し作業時の停電時間も長時間となる。
【0006】本考案は、既設側及び増設側GISユニッ
ト間で母線接続を行うGISにおいて、増設作業時の作
業性改善及び停電時間の短縮、異常発生時の母線切離し
作業の作業性改善及び停電時間の短縮、さらには、母線
接続構造のコスト・ダウンを図ることを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、外殻容器に母線接続用のブッシングを取
り付けた既設側GISユニットと、外殻容器に母線接続
用のブッシングを取り付けた増設側GISユニットとが
前記各ブッシングを対向して配置され、前記各ブッシン
グ間が導体により接続され、既設側および増設側GIS
ユニット間に前記各ブッシング及び前記導体を密封する
接続管路が設けられるGISにおいて、前記接続管路
は、前記既設側GISユニットの外殻容器に固定された
接続管路容器と前記増設側GISユニットの外殻容器に
固定された接続管路容器とこれら2つの接続管路容器の
中間に挿入された伸縮継手により構成され、さらに、前
記増設側の接続管路容器の内部に支持板により支持碍子
が取り付けられ、前記導体が、前記既設側のブッシング
と前記支持碍子の間及び前記増設側のブッシングと前記
支持碍子の間を接続する。
【0008】
【作用】本考案は、上記構成により、導体支持のための
構造が簡略化されて母線構造が簡単になるため、コスト
ダウンが達成される。また、支持碍子における導体の接
続作業および取り外し作業が簡単なものとなるため、G
ISユニット増設時及び母線切離し作業時の停電時間を
短縮することが可能となると共に作業性が改善される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例について図を用いて説
明する。図1は、2つのGISユニット間の母線接続が
完成した状態を示す。既設側GISユニット1と増設側
GISユニット2の間に接続管路3が設けられる。既設
側GISユニット1には、その外殻容器4に、ブッシン
グ5及びその周囲を覆う接続管路容器6が取り付けられ
る。また、増設側GISユニット2にも、その外殻容器
7にブッシング8及びその周囲を覆う接続管路容器9が
取り付けられる。既設側GISユニット1と増設側GI
Sユニット2はブッシング5,8を対向させた状態で配
置される。
【0010】また、両接続管路容器6,9間には、伸縮
継手10が挿入される。外殻容器4,7、接続管路容器
6,9、伸縮継手10間はそれぞれボルトにより固定さ
れ、ブッシング5,8及び後述する導体を密封する接続
管路3が構成される。この接続管路3の内部には、GI
Sユニット1,2の内部と同様にSF6 ガスが充填され
る。各接続管路容器6,9及び伸縮継手10には、接続
管路3内部での導体の接続作業等を行うためのハンドホ
ール11,12(外殻容器6のハンドホールは図示され
ていない)が設けられる。各ハンドホール11,12は
通常は蓋板13,14により密封されている。
【0011】増設側の接続管路容器9の内部に、支持碍
子15が支持板16により取り付けられる。図2に、図
1のA−A線から見た支持碍子15の取り付け状況が示
されている。この支持碍子15には端子17が取り付け
られる。支持碍子の端子17と既設側のブッシング5と
の間及び支持碍子の端子17と増設側ブッシング8との
間が導体18,19により接続される。ここで、導体1
8,19とブッシング5,8との間の接続は、ブッシン
グ側のチューリップ型接触子21,22と導体側の固定
接触子(図示せず)との結合により行われ、導体18,
19と支持碍子の端子17との間の接続は、ボルト締め
により行われる。
【0012】このように、接続管路3の内部に支持板1
6により支持碍子15を取り付け、この支持碍子15に
より導体18,19が支持されるので、導体18,19
に電磁力が働いても、ねじれ等により変位する量が少な
くなり、接続管路3内部の導体18,19の変位による
事故の発生を防止することができる。また、導体18,
19の途中の支持はブッシングによらずに支持碍子15
を使用して行っているので、コストダウンを図ることが
できる。つまり、前述の従来例の支持板では、支持板と
接続管路との間の部分をガスシールドの構造とする必要
があるのに対し、本従来例の支持板16は、接続管路3
内で支持碍子15を支持するだけの簡単な構造であるの
で、コストダウンを図ることができる。
【0013】次に、上記構造の母線接続構造におけるユ
ニット増設時の手順について、図3を用いて説明する。
図3は、既設側GISユニット1に隣接して、輸送され
てきた増設側GISユニット2が所定位置に配置された
状態を示す。既設側GISユニット1は、外殻容器4に
取り付けたブッシング5を接続管路容器6と蓋板23に
より密封し、その内部にSF6 ガスを充填している。な
お、ブッシング5の先端には、電界緩和用のシールド2
4が取り付けられている。
【0014】増設側GISユニット2では、接続管路容
器9内に支持碍子15が支持板16により取り付けら
れ、支持碍子15には端子17が取り付けられている。
支持碍子の端子17とブッシング8間を接続する導体1
8が取り付けられた状態で、接続管路容器9を蓋板25
により密封し、その内部をSF6 ガスで充填した状態で
輸送されてくる。なお、支持碍子の端子17の先端には
電界緩和用のシールド26が取り付けられている。
【0015】増設側GISユニット2は、所定位置に据
え付けられた後に、各種試験が実施される。各種試験が
終了すると、既設側GISユニット1は停電とされる。
その後、既設側および増設側の接続管路容器6,9内部
のガスを回収し、蓋板23,25を取り外す。そして、
既設側のブッシング5のシールド24及び、支持碍子の
端子17のシールド26が取り外され、既設側のブッシ
ング5に、導体19接続のためのチューリップ型接触子
21が取り付けられる。
【0016】この状態で、既設側のブッシング5と支持
碍子の端子17間を接続する導体19が予め増設側接続
管路容器9内に挿入されてから、伸縮継手10が接続管
路容器6,9間に挿入されて、接続管路3が形成され
る。そして、各接続管路容器6,9及び伸縮継手10に
設けたハンドホール11,12を利用して、導体19の
先端の固定接触子を既設側ブッシング5のチューリップ
型接触子21に挿入して係合させ、導体19の他端を支
持碍子の端子17にボルト締めにより固定して接続作業
を完了する。
【0017】接続作業の終了後、接続管路3内部の清掃
及び吸着剤の取り替えが行われ、ハンドホール11,1
2が蓋板13,14により塞がれて、接続管路3内部が
密封される。その後、接続管路3内部の真空引き及びガ
ス充填により母線接続部のガス処理が行われる。そし
て、気密試験の終了後図1の状態でGISの運用がなさ
れる。
【0018】次に、本実施例において、GISに異常が
生じて既設側と増設側のGISユニット1,2間の母線
接続を切り離す場合の作業手順と、その異常が復旧した
後に切り離したGISユニット1,2間の母線接続を復
元する場合の作業手順を説明する。ユニット間の母線切
離しに際しては、図1に示す状態から、既設側及び増設
側GISユニット1,2の停電を行った後、接続管路3
内のガス回収を行い、接続管路3内を大気により置換す
る。その後、増設側接続管路容器9のハンドホール11
の蓋板13を取り外し、このハンドホール11から支持
碍子の端子17と増設側の導体18とのボルト締めを解
除し、導体18の固定接触子をブッシング8のチューリ
ップ型接触子22から引き抜いて、図4に示すように、
導体18をハンドホール11から接続管路3の外へ取り
出す。
【0019】この後、支持碍子の端子17とブッシング
8に、電界緩和用のシールドが取り付けられる。そし
て、接続管路3内部の清掃を行った後、ハンドホール1
1に蓋板13が取り付けられ、真空引き、ガス充填等の
ガス処理が実施される。これらの作業が終了した後、異
常が発生していない方のGISユニットの運転が再開さ
れる。
【0020】GISの異常の解除による既設側及び増設
側GISユニット1,2間の母線接続を復旧するための
作業手順は、上記の母線接続の切離し作業の手順と逆の
手順で行われる。既設側及び増設側GISユニット1,
2の停電を行った後、接続管路3内のガス回収を行う。
接続管路3内が大気により置換されると、増設側接続管
路容器9のハンドホール11の蓋板13が取り外され
る。このハンドホール11から、支持碍子の端子17と
ブッシング8の先端に取り付けられていたシールドが取
り外され、ブッシング8にチューリップ型接触子22が
取り付けられ、図4に示すように、導体18が接続管路
3内に挿入される。導体18は、その先端の固定接触子
をブッシング8のチューリップ型接触子22に挿入し、
他端を支持碍子の端子17にボルト止めする。そして、
接続管路3内部の清掃を行った後、吸着剤が取り替えら
れ、ハンドホール11に蓋板13が取り付けられ、真空
引き、ガス充填等のガス処理が実施される。これらの作
業が終了した後、既設側及び増設側GISユニット1,
2の運転が開始される。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、既設側及び増設側GI
Sユニット間で母線接続を行うGISにおいて、増設作
業時の作業性改善及び停電時間の短縮、異常発生時の母
線切離し作業の作業性改善及び停電時間の短縮、さらに
は、母線接続構造のコスト・ダウンを図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の母線接続構造を示す一部断面
図。
【図2】図1のA−A線から見た断面図。
【図3】図1の母線接続を行う前の状態を示す一部断面
図。
【図4】図2の母線接続を切り離す状態を示す一部断面
図。
【図5】実施例の母線接続構造を示す一部断面図。
【符号の説明】 1…既設側GISユニット 2…増設側GISユニット 3…接続管路 4,7…外殻容器 5,8…ブッシング 6,9…接続管路容器 10…伸縮継手 11,12…ハンドホール 13,14…蓋板 15…支持碍子 16…支持板 17…端子 18,19…導体 21,22…チューリップ型接触子 23,25…蓋板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外殻容器に母線接続用のブッシングを取
    り付けた既設側ガス絶縁開閉装置ユニットと、外殻容器
    に母線接続用のブッシングを取り付けた増設側ガス絶縁
    開閉装置ユニットとが前記各ブッシングを対向して配置
    され、前記各ブッシング間が導体により接続され、既設
    側および増設側ガス絶縁開閉装置ユニット間に前記各ブ
    ッシング及び前記導体を密封する接続管路が設けられる
    ガス絶縁開閉装置において、前記接続管路は、前記既設
    側ガス絶縁開閉装置ユニットの外殻容器に固定された接
    続管路容器と前記増設側ガス絶縁開閉装置ユニットの外
    殻容器に固定された接続管路容器とこれら2つの接続管
    路容器の中間に挿入された伸縮継手により構成され、さ
    らに、前記増設側の接続管路容器の内部に支持板により
    支持碍子が取り付けられ、前記導体が、前記既設側のブ
    ッシングと前記支持碍子の間及び前記増設側のブッシン
    グと前記支持碍子の間を接続することを特徴とするガス
    絶縁開閉装置。
JP1993058060U 1993-10-27 1993-10-27 ガス絶縁開閉装置 Expired - Lifetime JP2587920Y2 (ja)

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JPH0727218U JPH0727218U (ja) 1995-05-19
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