JP2587891B2 - 操作性の良い自動開閉式洋傘 - Google Patents

操作性の良い自動開閉式洋傘

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JP2587891B2
JP2587891B2 JP4238196A JP23819692A JP2587891B2 JP 2587891 B2 JP2587891 B2 JP 2587891B2 JP 4238196 A JP4238196 A JP 4238196A JP 23819692 A JP23819692 A JP 23819692A JP 2587891 B2 JP2587891 B2 JP 2587891B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人間工学的に優れた操
作性の良い自動開閉式の洋傘に関する。
【0002】
【従来の技術】自動開閉式の洋傘は公知である。例え
ば、ユウ ファン氏の米国特許第4,421,133 号に開示さ
れた洋傘は、自動的な開閉が可能である。然しながら、
自動開閉式の洋傘は、傘を閉じた後、再びこれを開閉し
得るようにするためには、傘軸内に設けた動力用のコイ
ルバネを圧縮して、弾性エネルギを蓄える必要がある。
【0003】而して、従来公知の自動開閉式の洋傘で
は、石突を地面などに押し当て、傘柄を押し下げて傘軸
を圧縮するが、その際全体としてフック状の形状を持つ
傘柄を押し下げなければならないので、手で押す位置が
傘軸の延長線からずれた位置にあり、力学的な効率が悪
く、そのため実際に必要な押下力は、使用されるコイル
バネの弾性力の数倍にも達するようになる。即ち、傘の
操作者により加えられる力の一部が無駄になってしまう
ばかりでなく、傘にも無理な力が作用し変形することが
ある上、子供や婦人などには傘を操作できないことがあ
る。
【0004】又、他の自動開閉式の洋傘として、スウ氏
の米国特許第4,825,888 号、ダイ氏の米国特許第4,823,
821 号及び第4,534,374 号、並びに、サトウ氏の米国特
許第3,856,030 号に開示されたものがある。これらの各
特許には、傘軸内に設けられたコイルバネを押し縮める
ため押し下げることができる真直な形状の柄が開示され
ている。然しながら、この様な真直な柄を用いると、使
用者の手が滑って傘骨の露先に当たり、怪我をすること
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自動
開閉傘用の動力を蓄えるため傘軸内に設けられたコイル
バネを圧縮する装置が使用者の手により掴まれる傘の柄
に傘軸と同軸に摺動自在に保持されたものであって、傘
軸内に設けたコイルバネの圧縮操作を安全に、かつ効率
良く行えるように構成した自動開閉式の洋傘を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
下記(a)項ないし()項記載の構成要素から成る自
動開閉式洋傘によって達成できる。 (a) 傘柄。 (b) 傘柄に、傘軸と同軸に摺動自在に設けられるバ
ネ圧縮用操作子。 (c) 傘柄のバネ圧縮用操作子と同軸に、その一端が
傘柄に固定された外側管と、外側管に同軸かつ摺動自在
に挿通せしめられる外側管より長い内側管と、内側管の
内側に同軸かつ摺動自在に挿通され、その下端が傘柄の
バネ圧縮用操作子に結合された中心軸管と、内側管の外
径より大きな最大外径を有し、外側管から突出した内側
管の上端に同軸に固定される中継管と、中継管の内部に
同軸かつ摺動自在に挿入される石突管とから成る伸縮式
傘軸。 (d) 石突管に設けられた上ろくろ。 (e) 中継管の上端に設けられた中ろくろ。 (f) 外側管の上端に設けられた下ろくろ (g) 上ろくろに回動自在に取り付けられる親骨。 (h) 一端が中ろくろに連結され、他の一端が親骨の
中間位置に連結された連結骨。 (i) 一端が下ろくろに連結され、他の一端が連結骨
の中間位置に連結された支骨。 (j) 親骨の上に張られる傘布。 (k) 石突管内に設けられ、石突管と中継管の間に、
常時傘軸を伸長する方向に弾性力を作用させる開傘用コ
イルバネ。 (l) 内側管の内部に設けられ、中心軸管の上端と中
継管の下端との間に常時傘軸を伸長する方向に弾性力を
作用させる閉傘用コイルバネ。 (m) 中心軸管の内部に設けられ、内側管と中心軸管
に設けたスリットからその一端を弾性的に出入り可能に
突出して内側管を中心軸管に対し係止し得る板バネ部
材。 (n) 傘柄に設けられる開閉制御用の押しボタンと、
押しボタンの裏面中央に設けられ押しボタンの変位を伝
達し得る作動位置とその位置から退避して押しボタンの
変位を伝達し得ない退避位置とを取り得るよう設けられ
た安全接触子と、 押しボタンと結合する係止具と、 傘柄
の内面に設けた孔内に設けられ係止具を常時押しボタン
の方に向けて押圧するコイルバネとから成り、 閉傘用コ
イルバネの弾性力に抗してバネ圧縮用操作子を傘柄に対
して上方向へ移動させ、傘軸を最短に圧縮した状態で
は、板バネ部材により相互に係止された中心軸管と内側
管とを一体的に、係止具により傘柄に係止して傘軸の伸
長を阻止し、開傘操作のため押しボタンが押圧されたと
きは、中心軸管と内側管とを板バネ部材により相互に
体的に係止した状態で、係止具による傘柄との係止を解
除し、開傘用コイルバネの弾性力により、内側管を中心
軸管と共に、板バネ部材の突出部が押しボタンに対面す
位置に到来する迄傘柄側に移動させ、これにより中
ろくろを下ろくろに向かって移動させて傘骨を展開し、
次いで、閉傘操作のため押しボタンが押圧されたとき
は、押しボタンが、板バネ部材を内側管内に押し込み、
中心軸管と内側管との係止を解除して、閉傘用コイルバ
ネの弾性力により、開傘用コイルバネの弾性力に抗して
内側管を石突側に移動させ、中ろくろを上ろくろに向か
って移動させ、傘骨を収束せしめる開閉制御装置。
【0007】
【実施例】以下図面により本発明の詳細を説明する。図
1は、本発明に係る自動開閉式の洋傘の、傘を閉じ、傘
軸内の開傘用及び閉傘用のコイルバネを圧縮した状態を
示す説明図、図2は、図1に示した傘を開いた状態を示
す説明図、図3は、図2に示した状態から閉傘準備が調
ったときの開閉制御装置の状態を示す断面図、図4は、
図2及び図3に示した傘を閉じた状態を示す説明図、図
5は、図4中に示した5−5線から見た断面図、図6
、開閉制御装置の詳細構成を示す立体分解図、図7
は、本発明に係る自動開閉式の洋傘の他の好ましい一実
施例の、閉傘状態を示す説明図、図8は、図7に示した
傘の開傘状態を示す説明図、図9は、図7に示した状態
から閉傘準備が調ったときの開閉制御装置の状態を示す
断面図、図10は、図7に示した傘が、閉じられている
が、未だ傘軸内の開傘用及び閉傘用のコイルバネが圧縮
されていない状態を示す説明図、図11は、図7ないし
図10に示した傘のバネ圧縮用操作子の構成を示す一部
切断斜視図である。
【0008】図1から図6に示すように、本発明に係る
自動開閉式の洋傘は、伸縮式の傘軸1と、傘布を取り付
ける傘骨2と、開傘用コイルバネ3と、閉傘用コイルバ
ネ4と、開閉制御装置5と、バネ圧縮用操作子6とから
成る。
【0009】傘軸1には、傘柄12が取付けられてお
り、本実施例に於いては、この傘柄12は傘軸と同軸の
直線部分と丸く湾曲した手持部分12aとから成り、そ
の直線部分にはバネ圧縮用操作子6の取付孔123が設
けられ、この取付孔123に押圧用頭部61を有する略
円筒形のバネ圧縮用操作子6が摺動自在に挿入されてい
る。
【0010】伸縮式の傘軸1は、その一端が傘柄12の
バネ圧縮用操作子6と同軸に傘柄12に固定される外側
管11と、その外側管11に同軸かつ摺動自在に挿通せ
しめられる外側管11より長い内側管13と、内側管1
3の内側に同軸かつ摺動自在に挿通され、その下端が傘
柄12のバネ圧縮用操作子6に結合された中心軸管14
と、内側管13の外径より大きな最大外径を有し、外側
管11から突出した内側管13の上端に同軸に固定され
る中継管15と、中継管15の内部に同軸かつ摺動自在
に挿入される石突管16とから成る。
【0011】外側管11は、その下端部111が傘柄1
2の上方に設けた取付孔121内に挿入固定され、その
下端部111には図の右側(以下、A側という)に形成
された係合孔112と、図の左側(以下、B側という)
に形成された軸方向に長い膨出部113を有し、その膨
出部113の下端部にはロッド挿通孔113aを備えて
おり、又更に、その上端部には、下ろくろ24を固定す
るための環状膨出部114を有し、その上方には支骨2
3の一端が連結される下ろくろ24を保持している。中
継管15の上端には、中ろくろ26が取り付けられ、石
突管16の下端には上ろくろ22が取り付けられる。
【0012】中継管15の上端には、中ろくろ26が取
り付けられ、石突管16の下端には上ろくろ22が取り
付けられる。傘柄12は、その上部B側に開閉制御用の
押しボタン孔122を有し、又、その直線部の略中央に
横方向に挿通固定されたガイドピン124を有する。
【0013】内側管13とそれに入れ子状に挿入された
中心軸管14には、それぞれの下端部の両側面に相対向
してそれぞれ対称的に設けられた軸方向に長い一対のス
リット132及び142を有し、これらのスリット13
2及び142には、上記のガイドピン124が貫通して
おり、これらの構成要素は、それぞれ内側管13と中心
軸管14のストッパとして機能するようになっている。
【0014】又、内側管13は、その下部のA側に下部
の係合孔133を有し、更にその上方には上方の係合孔
134が設けられ、更にその上方の係合孔134と相対
向する位置にはスリット135を有し、かつその上端部
136には、中継管15の一端が挿入され、固定ピン1
55が中継管15の一端部と内側管13の上端部136
を貫通している。
【0015】中心軸管14の上端部の内部には、板バネ
部材54が設けられている。この板バネ部材54の上端
は中心軸管14の内面に固定されており、下端に形成さ
れた突出部542は、中心軸管14と内側管13に設け
たスリットから外方に突出して中心軸管14と内側管1
3とを一体に係止し得るようになっており、更にこの突
出部542が外方から押されて内側管13の内部に押し
込まれると、中心軸管14と内側管13との係止が解除
されるよう構成されている。
【0016】上ろくろ22には、親骨21の一端が回動
自在に結合され、中ろくろ26には、連結骨25の一端
が枢着されており、その連結骨25の他の一端は親骨2
1の中間部に連結され、更に下ろくろ24には支骨23
の一端が連結され、支骨23の他の一端は連結骨25の
中間部に連結されている。
【0017】開閉制御装置5は、図5及び図6に示され
ているように、押しボタン51と、押しボタン51の裏
面中央に設けられ押しボタン51の変位を伝達し得る作
動位置とその位置から退避して押しボタン51の変位を
伝達し得ない退避位置とを取り得るよう回動自在に設け
られた安全接触子53と、押しボタン51と結合するU
字形のアーム部521の中心に係止片522及びバネ保
持部523を設けて成る係止具52と、傘柄12の内面
に設けた孔125内に設けられ係止具52を常時押しボ
タン51の方に向けて押圧するコイルバネ524とから
成る。
【0018】中継管15は、その内部に石突管16が挿
入される底付きの円筒状の部材であり、その底部161
の中央から管内面160と同軸にステム162が起立し
ており、そのステム162に同軸に開傘用コイルバネ3
が取り付けられる。
【0019】この開傘用コイルバネ3は圧縮されて石突
管16内に押し込まれており、その上端は石突管16の
上端に嵌め込まれピン止めされる石突163によって保
持されている。内側管13は、その上端部内に挿入され
た管状部材151を有し、その管状部材151の下端面
と、中心軸管14の上端面との間に、閉傘用コイルバネ
4が設けられる。
【0020】図1に示された状態では、傘軸1は最短に
圧縮された状態であり、開傘用コイルバネ3及び閉傘用
コイルバネ4は圧縮されており、中心軸管14及び内側
管13は板バネ部材54の突出部542によって係止さ
れており、かつそれらは又、開閉制御装置5の係止片
22により、傘柄12に係止されている。又、傘骨は完
全に折り畳まれた状態であり、中ろくろ26は最上位に
あり、上ろくろ22に接している。
【0021】この状態で、押しボタン51を押圧し、
止片522による中心軸管14と内側管13の係止を解
除すると、両者は板バネ部材54により相互に一体的に
係止されたまま、傘柄12からの係止が解除されるの
で、開傘用コイルバネ3の弾性力を受け、傘柄12の方
向に押し下げられることになる。
【0022】このとき、下ろくろ24は外側管11を介
して傘柄12に固く結合さており、不動であり、又、上
ろくろ22も傘骨のリンクによりその運動が制約されて
いるから、中ろくろ26が相対的に押し下げられること
になり、このため連結骨25が開傘方向に回動し、親骨
21を押し開く。然るときは、支骨23が回動し、中ろ
くろ26を更に引き下げるので、傘は図2に示す如く完
全に開かれることとなる。
【0023】このとき、中心軸管14と内側管13と
は、一体的に傘柄12側に下降するが、その移動終点に
於いては、両者を係止している板バネ部材54の突出部
542が丁度押しボタン51の裏面の突起511に対面
するよう各部の寸法を選定してある。又、このとき、図
2に示されているように、安全接触子53がその退避位
置に押し遣られ、そのため、押しボタン51を押圧して
も傘が閉じないようになっている。
【0024】そのため、傘を閉じようとするときは、図
3に示す如く、押しボタン51を元の位置に引出して、
安全接触子53をその作動位置に戻しておく必要があ
る。このような状態で、再び押しボタン51を押圧する
と、今度は、板バネ部材54の突起542が内側管13
の中に押し込まれるから、内側管13と中心軸管14の
相互管の係止が解除されるものである。
【0025】このときは、中心軸管14はガイドピン1
24により最早下降し得ないように拘束されているか
ら、閉傘用コイルバネ4の力で、内側管13が上方に押
し上げられることとなり、中ろくろ26が、開傘用コイ
ルバネ3の弾性力に抗して、図中矢印Uで示されるよ
うに上ろくろ22に向かって上昇するので、図4に示す
如く傘骨が自動的に閉じられることになる。
【0026】而して、このときは、バネ圧縮用操作子6
は、図4に示す如く、傘柄12から突出しており、又閉
傘用コイルバネ4は伸長、弛緩した状態にあり、又、内
側管13と中心軸管14の相互管の係止も解除されたま
まとなっている。
【0027】そのため、石突163を床などに押し当
て、バネ圧縮用操作子6の頭部61を押し込み、閉傘用
コイルバネ4を圧縮し、中心軸管14を内側管13の内
部に押し入れて、板バネ部材54の突出部542をスリ
ット135及び145から外側に突出させ、両者を一体
的に係止して、再び図1の状態に復するものである。然
るときは、再び上記のサイクルを繰り返して、傘を自動
的に開閉し得ることになる。
【0028】図2に示すように、本発明に係る自動開閉
式の洋傘は、開いた状態で傘に作用する風に対し良く耐
えることができる。例えば、風の力W1が傘布及び傘骨
2に対して下向きに作用すると、連結骨25と支骨23
の連結ピン251の右側には下向きの力F1が生じる一
方、連結ピン251の左側には上向きの力F2が生じ
て、中ろくろ26及び内側管13にはこれらを上昇しよ
うとする力が働くが、内側管13はその係合孔134と
係合した係止片522により強く傘柄12にロックされ
ているため、傘を安定して開いた状態に保つことができ
る。
【0029】風の力W2が上向きに作用する場合には、
連結骨25の連結ピン251の右側には上向きの力F3
が作用し、左側には下向きの力F4が生じ、下向きの力
F4は中継管15を下方に押す。然しながら、中継管1
5の肩部153は下ろくろ24(この下ろくろ24は、
外側管11の上端部に固く取付けられている)により下
降を阻止されているため、力W2により傘骨が折畳まれ
ることはない。従って、本発明に係る自動開閉式の洋傘
は、上向き及び下向きのいずれの強い風の力にも耐える
ことができ、従来の自動開閉傘に比べ優れている。
【0030】次に、図7以下に示した実施例に就いて説
明する。この実施例は、バネ圧縮用操作子の態様が異な
るのみで、傘の主体部は前述の実施例と同一である。こ
の実施例に於いては、傘柄12に設けられるバネ圧縮用
操作子6が、傘柄12の直線部の外側に同軸に嵌められ
る鍔61付円筒状の胴部60と、その胴部60と同軸に
その中心部に設けられ、中心軸管14の下端を押し上げ
得る押圧部63と、胴部60の内面から突出しその押圧
部63を保持する支腕631とから成る。
【0031】而して、このバネ圧縮用操作子6を傘柄1
2に嵌め込むため、傘柄12の直線部120には長いス
リット126が設けられ、そのスリット126に沿って
支腕631が摺動し、押圧部63が中心軸管14の下端
を押し上げ得るように構成する。又、この環状のバネ圧
縮用操作子6を常時傘柄12の下側に保持するため傘柄
12の内部にコイルバネ64を設けておくことが望まし
い。この実施例の操作方法及び作動は、既に自明であろ
うから、その説明は省略する。
【0032】本発明は叙上の如く構成されるから、本発
明によるときは、自動開閉傘用の動力を蓄えるため傘軸
内に設けられたコイルバネを圧縮する装置が、傘柄の直
線部に傘軸と同軸に摺動自在に設けられるので、傘軸内
に設けたコイルバネの圧縮操作を安全に、かつ効率良く
行えるようになる。尚、本発明の構成は叙上の実施例の
ものに限定されるものでなく、傘骨、傘柄その他の形状
などは本発明の目的の範囲で自由に設計変更し得るも
のであって、本発明はそれら全ての変更例を包摂するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動開閉式の洋傘の、傘を閉じ、
傘軸内の開傘用及び閉傘用のコイルバネを圧縮した状態
を示す説明図である。
【図2】図1に示した傘を開いた状態を示す説明図であ
る。
【図3】図2に示した状態から閉傘準備が調ったときの
開閉制御装置の状態を示す断面図である。
【図4】図2及び図3に示した傘を閉じた状態を示す説
明図である。
【図5】図4中に示した5−5線から見た断面図であ
る。
【図6】本発明の傘の開閉制御装置の構成を示す立体分
解図である。
【図7】本発明に係る自動開閉式の洋傘の他の好ましい
実施例の、閉傘状態を示す説明図である。
【図8】図7に示した傘の開傘状態を示す説明図であ
る。
【図9】図7に示した状態から閉傘準備が調ったときの
開閉制御装置の状態を示す断面図である。
【図10】図7に示した傘が、閉じられているが、未だ
傘軸内の開傘用及び閉傘用のコイルバネが圧縮されてい
ない状態を示す説明図である。
【図11】図7ないし図10に示した傘のバネ圧縮用操
作子の構成を示す一部切断斜視図である。
【符号の説明】 1 傘軸 11 外側管 114 下ろくろ取付け用の環状膨出部 12 傘柄 13 内側管 14 中心軸管 15 中継管 16 石突管 2 傘骨 21 親骨 22 上ろくろ 23 支骨 24 下ろくろ 25 連結骨 26 中ろくろ 3 開傘用コイルバネ 4 閉傘用コイルバネ 5 開閉制御装置 51 押しボタン 52 係止具 524 コイルバネ 53 安全接触子 54 板バネ部材 6 バネ圧縮用操作子 61 押圧用頭部 62 案内管 63 プランジャ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(a)項ないし(n)項記載の構成要
    素から成る操作性の良い自動開閉式洋傘。 (a) 傘柄(12)。 (b) 傘柄(12)に、傘軸と同軸に摺動自在に設け
    られるバネ圧縮用操作子(6)。 (c) 傘柄(12)のバネ圧縮用操作子(6)と同軸
    に、その一端が傘柄(12)に固定された外側管(1
    1)と、外側管(11)に同軸かつ摺動自在に挿通せし
    められる外側管(11)より長い内側管(13)と、内
    側管(13)の内側に同軸かつ摺動自在に挿通され、そ
    の下端が傘柄(12)のバネ圧縮用操作子(6)に結合
    された中心軸管(14)と、内側管(13)の外径より
    大きな最大外径を有し、外側管(11)から突出した内
    側管(13)の上端に同軸に固定される中継管(15)
    と、中継管(15)の内部に同軸かつ摺動自在に挿入さ
    れる石突管(16)とから成る伸縮式傘軸(1)。 (d) 石突管(16)に設けられた上ろくろ(2
    2)。 (e) 中継管(15)の上端に設けられた中ろくろ
    (26)。 (f) 外側管(11)の上端に設けられた下ろくろ
    (24)。 (g) 上ろくろ(22)に回動自在に取り付けられる
    親骨(21)。 (h) 一端が中ろくろ(26)に連結され、他の一端
    が親骨(21)の中間位置に連結された連結骨(2
    5)。 (i) 一端が下ろくろ(24)に連結され、他の一端
    が連結骨(25)の中間位置に連結された支骨(2
    3)。 (j) 親骨(21)の上に張られる傘布。 (k) 石突管(16)内に設けられ、石突管(16)
    と中継管(15)の間に、常時傘軸を伸長する方向に弾
    性力を作用させる開傘用コイルバネ(3)。 (l) 内側管(13)の内部に設けられ、中心軸管
    (11)の上端と中継管(15)の下端との間に常時傘
    軸を伸長する方向に弾性力を作用させる閉傘用コイルバ
    ネ(4)。 (m) 中心軸管(14)の内部に設けられ、内側管
    (13)と中心軸管(14)に設けたスリットからその
    一端を弾性的に出入り可能に突出して内側管(13)を
    中心軸管(14)に対し係止し得る板バネ部材(5
    4)。 (n) 傘柄(12)に設けられる開閉制御用の押しボ
    タン(51)と、 押しボタン(51)の裏面中央に設けられ押しボタン
    (51)の変位を伝達し得る作動位置とその位置から退
    避して押しボタン(51)の変位を伝達し得ない退避位
    置とを取り得るよう設けられた安全接触子(53)と、 押しボタン(51)と結合する係止具(52)と、 傘柄(12)の内面に設けた孔(125)内に設けられ
    係止具(52)を常時押しボタン(51)の方に向けて
    押圧するコイルバネ(524)とから成り、閉傘用コイルバネ(4)の弾性力に抗して バネ圧縮用操
    作子(6)を傘柄(12)に対して上方向へ移動させ、
    傘軸を最短に圧縮した状態では、板バネ部材(54)に
    より相互に係止された中心軸管(14)と内側管(1
    3)とを一体的に、係止具(52)により傘柄(12)
    に係止して傘軸(1)の伸長を阻止し、 開傘操作のため押しボタン(51)が押圧されたとき
    は、中心軸管(14)と内側管(13)とを板バネ部材
    (54)により相互に一体的に係止した状態で、係止具
    (52)による傘柄(12との係止を解除し、開傘用
    コイルバネ(3)の弾性力により、内側管(13)を中
    心軸管(14)と共に、板バネ部材(54)の突出部
    (542)が押しボタン(51)に対面する位置に到来
    する迄、傘柄(12)側に移動させ、これにより中ろく
    ろ(26)を下ろくろ(24)に向かって移動させて傘
    骨を展開し、 次いで、閉傘操作のため押しボタン(51)が押圧され
    たときは、押しボタン(51)が、板バネ部材(54)
    を内側管(13)内に押し込み、中心軸管(14)と内
    側管(13)との係止を解除して、閉傘用コイルバネ
    (4)の弾性力により、開傘用コイルバネ(3)の弾性
    力に抗して内側管(13)を石突側に移動させ、中ろく
    ろ(26)を上ろくろ(22)に向かって移動させ、傘
    骨を収束せしめる開閉制御装置(5)
  2. 【請求項2】傘柄(12)に、傘軸と同軸に摺動自在に
    設けられるバネ圧縮用操作子(6)が、押圧用頭部(6
    1)と、傘柄(12)の直線部に同軸に設けた取付孔
    (123)に摺動自在に挿入される略円筒形の胴部(6
    2)とから成る請求項1に記載の自動開閉式洋傘。
  3. 【請求項3】傘柄(12)に、傘軸と同軸に摺動自在に
    設けられるバネ圧縮用操作子(6)が、傘柄(12)の
    直線部の外側に同軸に嵌められる鍔(61)付円筒状の
    胴部(60)と、その胴部(62)と同軸にその中心部
    に設けられ、中心軸管(14)の下端を押し上げ得る押
    圧部(63)と、胴部(60)の内面から突出しその押
    圧部(63)を保持する支腕(631)とから成る請求
    項1に記載の自動開閉式洋傘。
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