JPH0434730Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0434730Y2 JPH0434730Y2 JP13480989U JP13480989U JPH0434730Y2 JP H0434730 Y2 JPH0434730 Y2 JP H0434730Y2 JP 13480989 U JP13480989 U JP 13480989U JP 13480989 U JP13480989 U JP 13480989U JP H0434730 Y2 JPH0434730 Y2 JP H0434730Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- button
- sliding groove
- spring
- umbrella
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 37
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 claims description 23
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 17
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 17
- 208000003443 Unconsciousness Diseases 0.000 claims 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 235000019658 bitter taste Nutrition 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は両ボタン式自動開閉傘に係わり、特
に、迅速に傘面を開くとともに傘面を緊密にしめ
合わすことができ、その使用及び携帯をより便利
にする技術に関するものである。
に、迅速に傘面を開くとともに傘面を緊密にしめ
合わすことができ、その使用及び携帯をより便利
にする技術に関するものである。
[従来の技術]
上記のような自動開閉傘としては、例えば第1
図に示すものが提供されている。この図に示す自
動開閉傘は、柄9に取り付けたスリーブ90にス
リーブ91が軸線方向へ移動自在に嵌装され、ス
リーブ90のフツク91とスリーブ92の孔93
とが係脱自在に係合させられたものである。この
ような自動開閉傘では、スリーブ92を柄9側へ
移動させることにより、スリーブ92内部のばね
94が圧縮され、フツク91と孔93とが係合し
て閉じた状態が保持される。また、傘面を開くと
きは、制御ボタン96を押し込むことによつてフ
ツク91と孔93との係合状態が解除され、スリ
ーブ92の内部のばね94の弾性力によつて傘面
が開く、このとき、外ばね95の付勢力のため傘
面は途中までしか開かないので、その後は手で傘
面を完全に開いて図示しないフツクと孔93とを
係合させる。また、傘面を綴じるときには、制御
ボタン96を押し込んで孔93とフツクとの係合
状態を解除する。すると、外ばね95の付勢力に
よつて傘面が途中まで閉じるので、その後は手で
スリーブ92を柄9側へ移動させ、フツク91と
孔93とを係合させる。
図に示すものが提供されている。この図に示す自
動開閉傘は、柄9に取り付けたスリーブ90にス
リーブ91が軸線方向へ移動自在に嵌装され、ス
リーブ90のフツク91とスリーブ92の孔93
とが係脱自在に係合させられたものである。この
ような自動開閉傘では、スリーブ92を柄9側へ
移動させることにより、スリーブ92内部のばね
94が圧縮され、フツク91と孔93とが係合し
て閉じた状態が保持される。また、傘面を開くと
きは、制御ボタン96を押し込むことによつてフ
ツク91と孔93との係合状態が解除され、スリ
ーブ92の内部のばね94の弾性力によつて傘面
が開く、このとき、外ばね95の付勢力のため傘
面は途中までしか開かないので、その後は手で傘
面を完全に開いて図示しないフツクと孔93とを
係合させる。また、傘面を綴じるときには、制御
ボタン96を押し込んで孔93とフツクとの係合
状態を解除する。すると、外ばね95の付勢力に
よつて傘面が途中まで閉じるので、その後は手で
スリーブ92を柄9側へ移動させ、フツク91と
孔93とを係合させる。
[考案が解決しようとする課題]
ところで、前記構成の自動開閉傘においては、
傘を開いてスリーブ内のばねが伸びるにつれて、
ばねの付勢力は次第に小さくなるとともに、外ば
ねは圧縮されつつあるためその付勢力は次第に大
きくなり、2つのばねの付勢力が釣り合つたとき
に傘面の開閉動作が停止する。このため、傘面の
開閉動作が緩慢となり、大雨や風の強いときはそ
の抵抗によつて迅速に傘が開かず、また、乗用車
などから下車してすぐ傘を開けたいような場合に
も意のままにならなず、人が雨に濡れてしまうこ
とが多い。
傘を開いてスリーブ内のばねが伸びるにつれて、
ばねの付勢力は次第に小さくなるとともに、外ば
ねは圧縮されつつあるためその付勢力は次第に大
きくなり、2つのばねの付勢力が釣り合つたとき
に傘面の開閉動作が停止する。このため、傘面の
開閉動作が緩慢となり、大雨や風の強いときはそ
の抵抗によつて迅速に傘が開かず、また、乗用車
などから下車してすぐ傘を開けたいような場合に
も意のままにならなず、人が雨に濡れてしまうこ
とが多い。
さらに、傘面の開閉動作は2つのばねの付勢力
が釣り合うところで停止するので、最終的に手で
完全に閉めない場合には、より大きなスペースを
とり携帯上不便である。このため、前記のような
自動傘は便利さに欠け、実用的ではないという欠
点を有している。
が釣り合うところで停止するので、最終的に手で
完全に閉めない場合には、より大きなスペースを
とり携帯上不便である。このため、前記のような
自動傘は便利さに欠け、実用的ではないという欠
点を有している。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、上
記従来の傘が有する種々の欠点を解決することを
目的としている。
記従来の傘が有する種々の欠点を解決することを
目的としている。
[考案の構成]
本考案の主要目的は、迅速に傘を展開できる両
ボタン式自動開閉傘を提供するところにある。ま
た、本考案の次の目的は、携帯に便利な両ボタン
式自動開閉傘を提供するところにある。
ボタン式自動開閉傘を提供するところにある。ま
た、本考案の次の目的は、携帯に便利な両ボタン
式自動開閉傘を提供するところにある。
本考案のもう一つの目的は使用に便利な両ボタ
ン式自動開閉傘を提供するところにある。
ン式自動開閉傘を提供するところにある。
この目的を達成するために、本考案は、傘面
と、この傘面を支えるのに用いる数本の主骨と、
前記傘面の中心に配置される外管と、前記外管の
一端と前記数本の主骨に連接している数本の支骨
と、前記外管の傘面を装置している一端部に装置
されているスリーブと、一端が外管と対応してス
リーブを装置する一端に装置し、且つその他端に
柄を装置している内管と、前記スリーブと内管の
間に装置し、且つその両端をそれぞれそのスリー
ブ及び内管に接続固定している内ばねと、前記外
管の外側表面に装置し、且つその外管の外側で摺
動移動できる摺動溝管と、前記スリーブの外管壁
上に配置された円溝リングと、前記円溝リングと
摺動スリーブの間に配置されている外ばねと、前
記摺動溝管と支骨を接続する複数の副支え骨と、
前記外管の柄に接近した一端に設けられた圧ボタ
ン孔と、前記内管の柄に近い一端に設けられ前記
フツク孔に係脱自在になされて前記外管を固定す
るフツクと、さらに、前記フツクを制御できてそ
の外管を固定または摺動できるようにした制御ボ
タンと、弾力溝管の外側に装置された柄固定管
と、前記摺動溝管と柄の間に更に弾力溝管とを具
備し、前記弾力溝管に、円柱中空体でかつボタン
台座の内壁は固定台座を形成されたボタン台座を
具備し、この固定台座により前記ボタン台座を前
記外管に固定し、かつ固定台座はそのボタン台座
の中空部分を両側に区分しており、前記固定台座
と摺動溝管の間に装置している圧縮ばねと、ボタ
ン台座が前記圧縮ばねと対応する片側に配置さ
れ、かつそのプツシユロツドと固定台座の間に復
帰ばねを配置し、そのプツシユロツドが前記圧縮
ばねを押し付けるプツシユロツドと、前記ボタン
台座の外側に装置され、更にフツクを有する押し
ボタン装置とを備えたものである。
と、この傘面を支えるのに用いる数本の主骨と、
前記傘面の中心に配置される外管と、前記外管の
一端と前記数本の主骨に連接している数本の支骨
と、前記外管の傘面を装置している一端部に装置
されているスリーブと、一端が外管と対応してス
リーブを装置する一端に装置し、且つその他端に
柄を装置している内管と、前記スリーブと内管の
間に装置し、且つその両端をそれぞれそのスリー
ブ及び内管に接続固定している内ばねと、前記外
管の外側表面に装置し、且つその外管の外側で摺
動移動できる摺動溝管と、前記スリーブの外管壁
上に配置された円溝リングと、前記円溝リングと
摺動スリーブの間に配置されている外ばねと、前
記摺動溝管と支骨を接続する複数の副支え骨と、
前記外管の柄に接近した一端に設けられた圧ボタ
ン孔と、前記内管の柄に近い一端に設けられ前記
フツク孔に係脱自在になされて前記外管を固定す
るフツクと、さらに、前記フツクを制御できてそ
の外管を固定または摺動できるようにした制御ボ
タンと、弾力溝管の外側に装置された柄固定管
と、前記摺動溝管と柄の間に更に弾力溝管とを具
備し、前記弾力溝管に、円柱中空体でかつボタン
台座の内壁は固定台座を形成されたボタン台座を
具備し、この固定台座により前記ボタン台座を前
記外管に固定し、かつ固定台座はそのボタン台座
の中空部分を両側に区分しており、前記固定台座
と摺動溝管の間に装置している圧縮ばねと、ボタ
ン台座が前記圧縮ばねと対応する片側に配置さ
れ、かつそのプツシユロツドと固定台座の間に復
帰ばねを配置し、そのプツシユロツドが前記圧縮
ばねを押し付けるプツシユロツドと、前記ボタン
台座の外側に装置され、更にフツクを有する押し
ボタン装置とを備えたものである。
[実施例]
以下、第2図ないし第5図を参照しながら本考
案の一実施例について説明する。第2図は自動開
閉傘を示す側断面図である。第2図に示す自動開
閉傘は、外管1、内管2、外ばね3、内ばね4、
摺動溝管5、弾力溝管6、スリーブ7、円溝リン
グ8、及び柄9とを具備したことを特徴としてい
る。
案の一実施例について説明する。第2図は自動開
閉傘を示す側断面図である。第2図に示す自動開
閉傘は、外管1、内管2、外ばね3、内ばね4、
摺動溝管5、弾力溝管6、スリーブ7、円溝リン
グ8、及び柄9とを具備したことを特徴としてい
る。
外管1の内部には、内ばね4が配置されてい
る。内ばね4の一端は、スリーブ7の一端に当接
され、他端は内管2に摺動自在に嵌合された柄9
の一端に当接されることにより、内管2は内ばね
4の力により外管1内で摺動可能とされている。
また、内管2の柄9の近傍には、フツク20が半
径方向へ移動可能に取り付けられている。一方、
外管1の末端近傍には、フツク20と係脱自在な
フツク孔10が形成されている。また、柄9に
は、上記フツク20を半径方向へ移動させる制御
ボタン99が配置され、外管1を内管2に固定し
たり離脱させたりできるようになつている。
る。内ばね4の一端は、スリーブ7の一端に当接
され、他端は内管2に摺動自在に嵌合された柄9
の一端に当接されることにより、内管2は内ばね
4の力により外管1内で摺動可能とされている。
また、内管2の柄9の近傍には、フツク20が半
径方向へ移動可能に取り付けられている。一方、
外管1の末端近傍には、フツク20と係脱自在な
フツク孔10が形成されている。また、柄9に
は、上記フツク20を半径方向へ移動させる制御
ボタン99が配置され、外管1を内管2に固定し
たり離脱させたりできるようになつている。
次に、前記外管1の外側には摺動溝管5が嵌合
され、その上端部には副支え骨70の下端部が回
転自在に接続されている。前記外管1の頂端部に
は、円溝リング8が固定され、この円溝リング8
の外周部には、支骨71の一端部が回転自在に接
続されている。摺動溝管5と円溝リング8の間に
は外ばね3が取り付けられ、また、摺動溝管5の
下端部には、接手50が形成されている。さら
に、副支え骨70の一端部は、支骨71に回転自
在に接続されている。
され、その上端部には副支え骨70の下端部が回
転自在に接続されている。前記外管1の頂端部に
は、円溝リング8が固定され、この円溝リング8
の外周部には、支骨71の一端部が回転自在に接
続されている。摺動溝管5と円溝リング8の間に
は外ばね3が取り付けられ、また、摺動溝管5の
下端部には、接手50が形成されている。さら
に、副支え骨70の一端部は、支骨71に回転自
在に接続されている。
次に、第2図および第3図を参照しながら、こ
の自動開閉傘の主要な特徴について説明する。第
2図において、前記摺動溝管5と柄9の間には弾
力溝管6が配置され、弾力溝管6は主にボタン台
座60、プツシユロツド61、圧しボタン装置6
2、圧縮ばね63及び復帰ばね64を具備してい
る。
の自動開閉傘の主要な特徴について説明する。第
2図において、前記摺動溝管5と柄9の間には弾
力溝管6が配置され、弾力溝管6は主にボタン台
座60、プツシユロツド61、圧しボタン装置6
2、圧縮ばね63及び復帰ばね64を具備してい
る。
ここで、圧縮ばね63の弾力係数は前記復帰ば
ね64よりも大きく設定されている。第4,5図
を参照すると、ばね溝管のボタン台座60は大体
円柱中空体に形成され、その一端に近いところの
外側表面には二つの軸向並列の矩形片が形成され
ることにより溝路600が構成されている。この
溝路600の前記ボタン台座60の一端に近いと
ころには、溝孔604が形成され、ボタン台座6
0の内側周壁のその中空部分において固定台座6
01が形成されている。また、固定台座601も
円筒状をなし、ボタン台座60の開口602を貫
通している。開口602の大きさは前記外管1の
外径の大きさとほぼ同一であるので、ボタン台座
60は開口602に隙間なく嵌合している。
ね64よりも大きく設定されている。第4,5図
を参照すると、ばね溝管のボタン台座60は大体
円柱中空体に形成され、その一端に近いところの
外側表面には二つの軸向並列の矩形片が形成され
ることにより溝路600が構成されている。この
溝路600の前記ボタン台座60の一端に近いと
ころには、溝孔604が形成され、ボタン台座6
0の内側周壁のその中空部分において固定台座6
01が形成されている。また、固定台座601も
円筒状をなし、ボタン台座60の開口602を貫
通している。開口602の大きさは前記外管1の
外径の大きさとほぼ同一であるので、ボタン台座
60は開口602に隙間なく嵌合している。
また、ボタン台座60の周囲には、その周壁と
前記固定台座周壁を貫通した円孔603が形成さ
れ、ボタン台座60を組合わせた状態で円孔60
3にボルトがねじ込まれることにより、ボルトが
前記外管1の管壁を突き抜け、ボタン台座60が
外管1上に固定されるようになつている。さら
に、前記固定台座601の外側周壁とボタン台座
内側周壁の間に大きさの適当な隙間605が形成
されている。
前記固定台座周壁を貫通した円孔603が形成さ
れ、ボタン台座60を組合わせた状態で円孔60
3にボルトがねじ込まれることにより、ボルトが
前記外管1の管壁を突き抜け、ボタン台座60が
外管1上に固定されるようになつている。さら
に、前記固定台座601の外側周壁とボタン台座
内側周壁の間に大きさの適当な隙間605が形成
されている。
プツシユロツド61は基部610と押突き部6
11とを有し、その基部610はほぼ円筒状をな
し、かつその押突き部と対応する一端には開口6
12が形成されている。開口612の内径は前記
外管1の外径よりわずかに大きく、そのプツシユ
ロツド61をその開口612によりその外管1の
上で摺動させるようになつている。押突き部61
1は前記基部610の狐度と同じとされ、前記基
部に対応して開口一端の方向に延伸するように形
成されている。
11とを有し、その基部610はほぼ円筒状をな
し、かつその押突き部と対応する一端には開口6
12が形成されている。開口612の内径は前記
外管1の外径よりわずかに大きく、そのプツシユ
ロツド61をその開口612によりその外管1の
上で摺動させるようになつている。押突き部61
1は前記基部610の狐度と同じとされ、前記基
部に対応して開口一端の方向に延伸するように形
成されている。
再び第3図を参照すると、押しボタン装置62
は前記ボタン台座60外側表面に設置した両矩形
片で形成した溝路600の中に配置され、かつそ
の押しボタン装置にはフツク620、ばね片62
1及び押しボタン622を有している。押しボタ
ン装置は、前記ばね片621により押しボタン6
22をしつかりと前記溝路600の溝孔604の
中に係合させている。
は前記ボタン台座60外側表面に設置した両矩形
片で形成した溝路600の中に配置され、かつそ
の押しボタン装置にはフツク620、ばね片62
1及び押しボタン622を有している。押しボタ
ン装置は、前記ばね片621により押しボタン6
22をしつかりと前記溝路600の溝孔604の
中に係合させている。
前記圧縮ばね63の両端には各々リング形の圧
え板630と631が当接し、かつその圧縮ばね
63は前記摺動溝管5の接手50及びボタン台座
60の中の固定台座601の上方に位置してい
る。前記プツシユロツド61は柄9とボタン台座
60の中の固定台座601の下方に位置し、かつ
そのプツシユロツド61の押突き部611は前記
ボタン台座60とその中の固定台座601の円孔
603を通り越して前記圧縮ばね63を押圧して
いる。また、前記復帰ばね64は、そのボタン台
座60の固定台座601及びプツシユロツド基部
610の間に位置し、その復帰ばねの一端を前記
プツシユロツド基部610に突き付けて開口の一
端を形成している。さらに、前記摺動溝管5の接
手50と押しボタン装置と同じ側に二つの止め孔
501と502が形成され、かつその接手50外
径の大きさは前記ボタン台座50の内径の大きさ
よりわずかに小さく、接手50が円滑にそのボタ
ン台座60の中空部分に進出できるようになつて
いる。
え板630と631が当接し、かつその圧縮ばね
63は前記摺動溝管5の接手50及びボタン台座
60の中の固定台座601の上方に位置してい
る。前記プツシユロツド61は柄9とボタン台座
60の中の固定台座601の下方に位置し、かつ
そのプツシユロツド61の押突き部611は前記
ボタン台座60とその中の固定台座601の円孔
603を通り越して前記圧縮ばね63を押圧して
いる。また、前記復帰ばね64は、そのボタン台
座60の固定台座601及びプツシユロツド基部
610の間に位置し、その復帰ばねの一端を前記
プツシユロツド基部610に突き付けて開口の一
端を形成している。さらに、前記摺動溝管5の接
手50と押しボタン装置と同じ側に二つの止め孔
501と502が形成され、かつその接手50外
径の大きさは前記ボタン台座50の内径の大きさ
よりわずかに小さく、接手50が円滑にそのボタ
ン台座60の中空部分に進出できるようになつて
いる。
次に、第5図及び第6図を参照しながら、上記
両ボタン式自動開閉傘を使用するときの動作につ
いて説明する。第5図は傘を広げた使用状態を示
す。この状態では、スリーブ7が外管1から上方
へ突出するとともに、摺動溝管5が上方へ移動し
てその下端部が弾力溝管6から突出しており、内
ばね4及び圧縮ばね63は緩い圧縮状態、外ばね
3及び復帰ばね64は強い圧縮状態となつてい
る。ここで、傘をたたむ場合には、柄9の押しボ
タン装置99を押してフツク孔10とフツク20
との係合状態を解除する。すると、復帰ばね64
の弾性力によりプツシユロツド61とともに柄9
と内管2が押し下げられる。これにより、それま
で摺動溝管5を押し上げていた圧縮ばね63の力
が弱くなり、これに対向する外ばね3の力が勝つ
て摺動溝管5を下方へ押し下げる。この摺動溝管
5の移動により副支え骨70が回転し、これに伴
つて支骨71及び主骨が下方へ向けて回転する。
両ボタン式自動開閉傘を使用するときの動作につ
いて説明する。第5図は傘を広げた使用状態を示
す。この状態では、スリーブ7が外管1から上方
へ突出するとともに、摺動溝管5が上方へ移動し
てその下端部が弾力溝管6から突出しており、内
ばね4及び圧縮ばね63は緩い圧縮状態、外ばね
3及び復帰ばね64は強い圧縮状態となつてい
る。ここで、傘をたたむ場合には、柄9の押しボ
タン装置99を押してフツク孔10とフツク20
との係合状態を解除する。すると、復帰ばね64
の弾性力によりプツシユロツド61とともに柄9
と内管2が押し下げられる。これにより、それま
で摺動溝管5を押し上げていた圧縮ばね63の力
が弱くなり、これに対向する外ばね3の力が勝つ
て摺動溝管5を下方へ押し下げる。この摺動溝管
5の移動により副支え骨70が回転し、これに伴
つて支骨71及び主骨が下方へ向けて回転する。
ここで、支骨71及び副支え骨70が下方へ向
けて回転しようとすると、スリーブ7は下方へ移
動しようとするが、このとき、内管2も下方へ移
動してスリーブ7が下降するに充分な程度に内ば
ね4の弾性力が弱くないしはゼロになつている。
したがつて、摺動溝管5及び内管2の下降により
傘が閉じられることになる。
けて回転しようとすると、スリーブ7は下方へ移
動しようとするが、このとき、内管2も下方へ移
動してスリーブ7が下降するに充分な程度に内ば
ね4の弾性力が弱くないしはゼロになつている。
したがつて、摺動溝管5及び内管2の下降により
傘が閉じられることになる。
第2図はそのようにして傘が途中まで閉じた状
態を示している。この状態から例えば手で傘の主
骨をさらに閉じると摺動溝管5はさらに下降して
その下端部の止め塊501が弾力溝管6のフツク
622と係合する。
態を示している。この状態から例えば手で傘の主
骨をさらに閉じると摺動溝管5はさらに下降して
その下端部の止め塊501が弾力溝管6のフツク
622と係合する。
傘がばね力によつて開くようにするには、この
状態からばねに弾性力を蓄えるセツテイイング動
作が必要である。すなわち、柄をスリーブ8側に
押し込むとプツシユロツド61が押し込まれ、こ
れによつて、圧縮ばね63が圧え板630,63
1を介してプツシユロツド61と摺動溝管5の下
端面との間、復帰ばね64がプツシユロツド61
と固定台座601との間で圧縮される(第3図参
照)。また、内ばね4もスリーブ7と内管2との
間で圧縮される。
状態からばねに弾性力を蓄えるセツテイイング動
作が必要である。すなわち、柄をスリーブ8側に
押し込むとプツシユロツド61が押し込まれ、こ
れによつて、圧縮ばね63が圧え板630,63
1を介してプツシユロツド61と摺動溝管5の下
端面との間、復帰ばね64がプツシユロツド61
と固定台座601との間で圧縮される(第3図参
照)。また、内ばね4もスリーブ7と内管2との
間で圧縮される。
この状態から弾力溝管6の押しボタン620を
押圧すると、フツク622と摺動溝管5の止め塊
501との係合状態が解除され、圧縮ばね63の
弾性力によつて摺動溝管5が上方へ移動しようと
する。この摺動溝管5の上方への移動は傘を開く
動作となる。つまり、摺動溝管5が上方へ移動す
ることにより、第2図に示す状態の副支え骨71
が下方へ向けて回転し、支骨70と主骨とが上方
へ向けて回転する。そして、そのような回転動作
が成り立つためには、主骨と支骨70の付け根
(回転自在に支持されている部分)どうしが互い
に離間しなければならないが、その離間動作は、
内ばね4の弾性力によりスリーブ7が上方へ移動
することにより達成される。
押圧すると、フツク622と摺動溝管5の止め塊
501との係合状態が解除され、圧縮ばね63の
弾性力によつて摺動溝管5が上方へ移動しようと
する。この摺動溝管5の上方への移動は傘を開く
動作となる。つまり、摺動溝管5が上方へ移動す
ることにより、第2図に示す状態の副支え骨71
が下方へ向けて回転し、支骨70と主骨とが上方
へ向けて回転する。そして、そのような回転動作
が成り立つためには、主骨と支骨70の付け根
(回転自在に支持されている部分)どうしが互い
に離間しなければならないが、その離間動作は、
内ばね4の弾性力によりスリーブ7が上方へ移動
することにより達成される。
一方、摺動溝管5の上昇により外ばね3が圧縮
され、外ばね3と圧縮ばね63との力がほぼ吊り
合つたところで傘が完全に開く。
され、外ばね3と圧縮ばね63との力がほぼ吊り
合つたところで傘が完全に開く。
前記で分るように、本考案の両ボタン式自動開
閉傘は、傘展開時に、内ばね回復の弾力以外に、
更に弾力溝管内の圧縮ばねの弾力が加わり、傘面
を迅速に展開するので、完全に一般使用の全自動
傘の展開が余りにも遅い欠点を解決でき、決して
突然の大雨、または豪雨の中で下車する時に傘の
展開が遅いために、ずぶ濡れになる苦さを味わう
ことがない。また、収傘後は前記摺動溝管を柄の
一端に引き、こうして前記押しボタン装置のフツ
クを、前記摺動溝管接手の止め塊502内に係合
するので、これで、尚更しつかりと傘面をしめ合
わせ、携帯時に余計なスペースを占めることな
く、非常に便利で、且つ一般使用傘が傘面をしつ
かりとしめ合わせられない、携帯が不便等の欠点
を解決している。また、本考案も亦前記摺動溝管
と柄の間に弾力溝管を加装しており、その弾力溝
管は更に摺動溝管と柄の間の応力をプラスしてい
るので、傘展開前に、柄を圧えた時に施力が強過
ぎても、内外管凹折れ現象のないようにしてい
る。
閉傘は、傘展開時に、内ばね回復の弾力以外に、
更に弾力溝管内の圧縮ばねの弾力が加わり、傘面
を迅速に展開するので、完全に一般使用の全自動
傘の展開が余りにも遅い欠点を解決でき、決して
突然の大雨、または豪雨の中で下車する時に傘の
展開が遅いために、ずぶ濡れになる苦さを味わう
ことがない。また、収傘後は前記摺動溝管を柄の
一端に引き、こうして前記押しボタン装置のフツ
クを、前記摺動溝管接手の止め塊502内に係合
するので、これで、尚更しつかりと傘面をしめ合
わせ、携帯時に余計なスペースを占めることな
く、非常に便利で、且つ一般使用傘が傘面をしつ
かりとしめ合わせられない、携帯が不便等の欠点
を解決している。また、本考案も亦前記摺動溝管
と柄の間に弾力溝管を加装しており、その弾力溝
管は更に摺動溝管と柄の間の応力をプラスしてい
るので、傘展開前に、柄を圧えた時に施力が強過
ぎても、内外管凹折れ現象のないようにしてい
る。
[考案の効果]
以上説明したように、本考案によれば、傘の開
閉を迅速に行うことができ、強い雨風や乗用車等
から降りる最にも使用者が雨に濡れるのを有効に
防止することができるとともに、自動的に完全に
閉めることができるので、携帯に便利であるとい
う効果が得られる。
閉を迅速に行うことができ、強い雨風や乗用車等
から降りる最にも使用者が雨に濡れるのを有効に
防止することができるとともに、自動的に完全に
閉めることができるので、携帯に便利であるとい
う効果が得られる。
第1図は従来の自動開閉傘の側断面図、第2図
ないし第6図は本考案の一実施例を示すもので、
第2図はボタン式自動開閉傘の傘の側断面図、第
3図は弾力溝管の側断面図、第4図は弾力溝管の
ボタン台座とプツシユロツドの分解斜視図、第5
図は開閉傘の要部を示す側断面図、第6図は自動
開閉傘を開いた状態を示す側断面図である。 1……外管、2……内管、3……外ばね、4…
…内ばね、5……摺動溝管、6……弾力溝管、7
……スリーブ、8……円溝リング、9……柄。
ないし第6図は本考案の一実施例を示すもので、
第2図はボタン式自動開閉傘の傘の側断面図、第
3図は弾力溝管の側断面図、第4図は弾力溝管の
ボタン台座とプツシユロツドの分解斜視図、第5
図は開閉傘の要部を示す側断面図、第6図は自動
開閉傘を開いた状態を示す側断面図である。 1……外管、2……内管、3……外ばね、4…
…内ばね、5……摺動溝管、6……弾力溝管、7
……スリーブ、8……円溝リング、9……柄。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 傘面と、その傘面を支持する複数の主骨と、
上記傘面の中心に配置された外管1と、この外
管1の上端部に軸線方向へ移動自在に収容さ
れ、上記主骨の一端部が回転自在に連結された
スリーブ7と、上記外管1の上端部に設けられ
た円溝リング8と、この円溝リング8の外周部
と上記主骨の長手方向中間部とに回転自在に連
結された複数の支骨71と、上記外管1の外周
側に軸線方向に移動自在に嵌合された摺動溝管
5と、この摺動溝管5の上端部と上記支骨71
の長手方向中間部とに回転自在に接続された副
支え骨70と、上記外管1の下端部に上端部が
軸線方向へ移動自在に嵌合され、下端部に柄9
が設けられた内管2と、上記外管1の内部に設
けられ、上記内管2の上端部と上記スリーブ7
の下端部とにそれぞれ接続された内ばね4と、
上記円溝リング8の下端面と上記摺動溝管5の
上端面との間に設けられた外ばね3と、上記外
管1の下端部に設けられたフツク孔10と、上
記内管2下端部に設けられ、上記フツク孔10
に係脱自在なフツク20と、このフツク20を
駆動して上記外管1と内管2との係合状態を解
除する制御ボタン99と、上記柄9と上記摺動
溝管5との間に位置するように上記外管1の外
周側に設けられ、上記摺動溝管5の下端部が内
部に挿入され該下端部と係脱自在に係合する弾
力溝管6とを備えてなり、 上記弾力溝管6は、その内部を上下に区画す
る固定台座601を有するボタン台座60と、
上記固定台座601と上記摺動溝管5の下端面
との間に設けられた圧縮ばね63と、上記固定
台座601の下に設けられた復帰ばね64と、
上記ボタン台座60の下端部に軸線方向へ移動
自在に挿入され、上記柄9を上方へ移動させる
ことにより押し上げられて上記圧縮ばね63を
上記摺動溝管5との間で圧縮し、上記復帰ばね
64を上記固定台座601との間で圧縮するプ
ツシユロツド61と、上記摺動溝管5の下端部
が上記弾力溝管6の内部に挿入されたときにこ
れと係合するフツク620とフツク620の係
合状態を解除する押しボタン622とを有する
押しボタン装置62とを具備したことを特徴と
する両ボタン式自動開閉傘。 (2) 前記弾力溝管6中の圧縮ばね63の弾力係数
は復帰ばね64の弾力係数よりも大きいことを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
の両ボタン式自動開閉傘。 (3) 前記摺動溝管5の下端部に係合部50を設
け、この係合部50は、上下方向に互いに離間
した複数の止め塊501からなり、止め塊50
1と押しボタン装置62のフツク620とが係
合するように構成されたことを特徴とするする
実用新案登録請求の範囲第1項記載の両ボタン
式自動開閉傘。 (4) 前記弾力溝管5の下端に雄ねじを設け、前記
柄の固定管の雌ねじとねじ合わせによつて両者
を固定し、柄を無意識な施力で下圧しないよう
にしたことを特徴とする実用新案登録請求の範
囲第1項記載の両ボタン式自動開閉傘。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13480989U JPH0434730Y2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13480989U JPH0434730Y2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0378411U JPH0378411U (ja) | 1991-08-08 |
JPH0434730Y2 true JPH0434730Y2 (ja) | 1992-08-18 |
Family
ID=31682117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13480989U Expired JPH0434730Y2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0434730Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102012244B1 (ko) * | 2018-08-24 | 2019-10-14 | 이부일 | 우산살 어셈블리 및 전자동우산 |
-
1989
- 1989-11-20 JP JP13480989U patent/JPH0434730Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0378411U (ja) | 1991-08-08 |
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