JP2587266Y2 - 移動物体検知装置 - Google Patents

移動物体検知装置

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JP2587266Y2
JP2587266Y2 JP1991092198U JP9219891U JP2587266Y2 JP 2587266 Y2 JP2587266 Y2 JP 2587266Y2 JP 1991092198 U JP1991092198 U JP 1991092198U JP 9219891 U JP9219891 U JP 9219891U JP 2587266 Y2 JP2587266 Y2 JP 2587266Y2
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純一 田中
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竹中エンジニアリング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、道路などの屋外の特定
領域をテレビカメラで撮影し、その撮影画像中に限定さ
れた検知領域を設け、この領域に輝度変化が生じたこと
を検出して信号を出力する移動物体検知装置に関する。 【0002】 【従来の技術】高速道路内の路側帯をゆっくり移動する
作業車において、後方より高速で接近して来る一般車両
の存在を、作業車の運転手及び同乗者に知らせるため、
検知器及び警報装置を使用することがあった。この場
合、検知器としてはレーザー光線を利用したものや、テ
レビカメラによる監視画像中のある特定部分の輝度変化
を単純に検出する画像処理技術を用いたものがあった。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】レーザー光線を用いた
検知器では、カーブした道路上を移動する作業車におい
て、その光線の直進性が問題となり、また雨天時や霧の
深い状態における感度維持のためのレーザー光の出力上
昇による人間の目への悪影響が問題となる。他方画像処
理を利用したものでは、晴天時、雨天時の画面全体の輝
度変化や、移動している作業車からの撮影画像における
路面の白線や壁面、中央分離帯の樹木の動きなど、検出
しようとする車両以外の動きによる輝度変化が多く、こ
れらによる誤動作が問題となっていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】高所に取り付け、下方に
向けたテレビカメラが撮影した画面内において、遠方よ
り接近する車の動きは、画像中の上方より下方に向かっ
て移動するため、画面中の輝度変化は特定のパターンを
示す。本考案は上記の点に着目してなされたもので、2
箇所以上の検知領域を備え、これらの検知領域におけ
る、輝度変化発生の順番及び遅延時間が予め設定された
パターンと一致するかどうかでアラーム出力を出そうと
するものである。 【0005】 【実施例】本考案の移動物体検知装置の構成を図1に示
す。カメラ1により得られた映像信号は画像制御部2を
経てモニター7に表示される。モニター7に表示される
画面上には輝度変化を検出すべく設定された4つの限定
された部分(以下マーカーと言う)が表示されている。
画像制御部2では、これらのマーカーの画面内の位置を
調整するマーカー設定部6からの入力を受け、マーカー
の任意の位置への移動を可能としている。 【0006】アラーム出力条件入力部5は、4つのマー
カーのうちどういう順番でどの位の時間遅れで輝度の変
化が生じた時にアラーム出力を出すかを、予め設定する
ための入力部であり、SW1〜SW4の4つのスイッチ
(図示省略)と、遅延時間設定用のボリューム(図示省
略)を備えている。このアラーム出力条件入力部5は画
像制御部2と接続され、ここでアラーム出力条件が記憶
される。 【0007】判定部3では、予め設定されたアラーム出
力条件と、カメラ1から得られた画像信号によって得ら
れる輝度変化のパターンが一致しているかどうかを判定
し、一致している場合に出力部4よりアラーム出力を出
させる。 【0008】図2はモニター上に表示された画像と4つ
のマーカー(M1〜M4)を示している。アラーム出力
条件入力部5の4つのスイッチのうちいずれかひとつを
ONにすることにより、アラーム出力を行なう条件とし
てのマーカーの順番が決定される。例えば、SW1をO
Nにした場合、マーカーM1の位置に輝度変化が生じた
かどうかを判定する。SW2をONとした場合、マーカ
ーM1に続き遅延時間設定用ボリュームで調整可能とし
た一定時間(1〜5秒)以内にマーカーM2に輝度変化
が生じたかどうかを判定する。SW3をONとした場
合、マーカーM1に続き一定時間以内にマーカーM2、
さらに一定時間以内にマーカーM3に輝度変化が生じた
かどうかを判定する。SW4をONにした時も同様に、
マーカーM1〜マーカーM4に輝度変化がそれぞれのマ
ーカー間で一定時間以内に生じたかどうかを判定する。 【0009】図2には高速道路の路側帯を移動する作業
車から後方を撮影した状態を示す画面が示してある。後
方より接近する一般車両はマーカーM1、M2、M3、
M4の順に画面内を上から下へ移動することになる。ア
ラーム出力条件入力部5のスイッチSW3のみをONに
して遅延時間を5秒として設定した場合、接近車両が画
面上のマーカーM1を通過後5秒以内にマーカーM2を
通過し、さらに5秒以内にマーカーM3に達すればその
瞬間に、アラーム出力が出力部4から発せられる。この
出力信号にもとづきブザー等の警報装置を駆動させれば
作業車の運転手に一般車両の接近を知らせることが可能
となる。 【0010】アラーム出力条件入力部のスイッチのう
ち、SW1をONにした場合よりもスイッチSW2、S
W3、SW4をONにした場合の方がアラーム信号を出
力するまでの時間は長く必要となり、近くまで車が接近
しないとアラーム信号が出ないが、誤動作の可能性は低
くすることができる。 【0011】一般車両が全く存在しない時でも移動する
作業車から後方を撮影した図2の画面の中の白線や中央
分離帯の樹木は画面左下方より右上方に移動する。しか
し、これらの移動による輝度変化はM1からM4に順次
生ずることはないため、アラーム出力を発することはな
い。 【0012】 【考案の効果】以上のように本考案の移動物体検知装置
では、画面上を移動する物体により生ずる輝度変化を複
数のマーカーによりその順番と遅延時間の設定によって
選別した後にアラーム出力として得るため、これまでの
単に特定箇所に輝度変化が生じたどうかによって、アラ
ーム出力を出していた従来方式よりも誤動作を減らすこ
とができた。 【0013】高速道路上を移動する作業車の後方監視用
として使用し、モニターとともに警報ブザーを運転席に
設置した時には、アラーム信号による警報ブザー音、モ
ニター画面、サイドミラーと複数の手段による状況の把
握が可能となり、後方の安全確認の精度が向上した。ま
た、侵入警報用の検知装置や、一般車両用の車間距離検
出用等にも使用でき応用範囲が拡大した。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の移動物体検知装置の構成を示した図で
ある。 【図2】撮影画像上のマーカーを示した説明図。 【符号の説明】 1 カメラ 2 画像制御部 3 判定部 4 出力部 5 アラーム出力条件入力部 6 マーカー設定部 7 モニター

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 監視画像中の限定された検知領域内の輝度変化を検出
    し、アラーム信号を出力する移動物体検知装置であっ
    て、輝度変化を検出すべく監視画像内に設定された2箇
    所以上のマーカーの、画面内における位置を調整するマ
    ーカー設定部6と、複数のマーカーに、どういう順番で
    どのくらいの時間遅れで輝度変化が生じたときにアラー
    ム出力を出すかというアラーム出力条件を入力するアラ
    ーム出力条件入力部5と、前記アラーム出力条件と、カ
    メラから入力された映像信号によって得られる輝度変化
    のパターンとが一致しているかどうかを判定する判定部
    3と、カメラから入力された映像信号を、モニターに表
    示する画像制御部2と、判定部3の判定結果に基づきア
    ラーム信号を出力する出力部4とで構成されていること
    を特徴とする移動物体検知装置。
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