JP2587190Y2 - 曳舟の開閉蓋の固定装置 - Google Patents

曳舟の開閉蓋の固定装置

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JP2587190Y2
JP2587190Y2 JP1993053539U JP5353993U JP2587190Y2 JP 2587190 Y2 JP2587190 Y2 JP 2587190Y2 JP 1993053539 U JP1993053539 U JP 1993053539U JP 5353993 U JP5353993 U JP 5353993U JP 2587190 Y2 JP2587190 Y2 JP 2587190Y2
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秀俊 重藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鮎等の魚を入れる曳舟
の開閉蓋の固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実開平2−105383号公報に
見られるように、曳舟には開閉蓋が設けられている。図
12に示されるように、この開閉蓋1は、曳舟本体2の
開口の一側縁にヒンジ3で連結され、反対側の側縁に固
定装置4を介して係脱可能に止められている。
【0003】固定装置4は曳舟本体2に対し係脱しうる
係合体5と該係合体5に対し係脱しうる拘束体6とを有
している。係合体5は開閉蓋1に軸支され、その下端の
爪10が曳舟本体2の突起7と常時係合するように、バ
ネ8により反時計方向に押されている。係合体5の上側
には摘み9が設けられ、該摘み9に指を掛けて時計方向
に押せば、爪10が突起7から外れ、開閉蓋1が開くよ
うになる。拘束体6は、係合体5が妄りに回動しないよ
うにするための止め具であり、開閉蓋に上下回動可能
に軸支され、指で反時計方向に押されると、その先端で
上記摘み9を拘束し、逆に時計方向に押されると摘み9
の拘束を解き係合体5を解放するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
固定装置の係合体5はその摘み9が舟首側から力を受け
ると曳舟本体2との係合を解除するようになっているの
で、拘束体6が岩等に当って反時計方向に力を受けて
合体5から外れた場合、常に舟首側から舟尾側に水流を
受けているため、舟首側から曳舟を引く際の水圧や岩等
から受ける衝撃力が摘み9に加わると、爪10が突起7
から外れ、開閉蓋1が開き、魚が逃げてしまうおそれ
ある。
【0005】また、固定装置を解除するに際し、図12
に示されるように、指で拘束体6を押さえ、次にその指
を拘束体6から離して摘み9を押さえる必要があり、二
段階に亘り、しかも逆向きに指を動かす動作を必要とす
るので、開蓋操作が面倒である。また、係合体5の操作
前に拘束体6が摘み9側に自然に戻ったり又は拘束体6
を押さえた指が摘み9の方に移動する際に再び拘束体6
に当って拘束体6が元に戻ったりして一本の指又は片手
での操作では、係合体5を解除することができなくなる
おそれがあるため、操作が煩わしいという問題がある。
【0006】従って、本考案は、そのような従来の固定
装置における不都合を解消することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、曳舟本体16に対し係脱しうる係合体1
7が曳舟の開閉蓋12に設けられ、該係合体17に対し
係脱しうる拘束体18が上記開閉蓋12に上下に回動可
能に軸支された曳舟の開閉蓋12の固定装置15におい
て、上記係合体17は、その摘み17aが舟首側から力
を受けると曳舟本体16との間での係合力を増し、舟尾
側からの力を受けると係合を解くように、上記開閉蓋1
2に取り付けられ、上記拘束体18は、上記摘み17a
を囲む穴26を有し、該穴26の前縁26aを上記摘み
17aの舟首側に当接させて上記係合体17を拘束し、
該拘束体18が舟尾側に傾斜したときに上記摘み17a
を解放し係合体17の拘束を解くように、上記開閉蓋1
2に回動可能に軸支された構成を採用している。
【0008】
【作用】固定装置15の係合体17は、その摘み17a
が舟首側(図1において左側)から力を受けると曳舟本
体16との係合力を増す。拘束体18が岩等に当って係
合体17から外れた場合でも拘束体18は摘み17aの
上方に位置しているため、摘み17aに直接外圧が加わ
ることはなく、もしも曳舟を引く際の水圧や岩等から受
ける衝撃力が舟首側から摘み17aに加わっても、摘み
17aは曳舟本体16への係合力が増すため、係合体1
7が曳舟本体16から外れることがない。従って、開閉
蓋12が開いて魚が逃げるおそれはない。
【0009】また、固定装置15を解除する際は、指で
拘束体18を押さえ、その指をそのまま摘み17aの方
に当てればよい。従って、一本の指又は片手で係合体1
7の係合を簡易かつ迅速に解くことができ、また、係合
体17の操作前に拘束体18が摘み17a側に戻ったり
するのを防止し、係合体17を確実に回すことができ
る。
【0010】
【実施例】次に、本考案に係る曳舟の開閉蓋の固定装置
の実施例を説明する。実施例1 図1及び図2に示されるように、この曳舟は、その天板
11に鮎等の魚を出し入れするための開閉蓋12を備え
ている。
【0011】この開閉蓋12は、曳舟の天板11に形成
された略長方形状の開口13にあてがわれ、該開口13
の舟尾側にヒンジ14で上下回動可能に連結され、舟首
(図1において左側)に固定装置15により開閉可能
に蝶着されている。
【0012】固定装置15は、図1乃至図4に示される
ように、開閉蓋12に設けられ、曳舟本体16に対し係
脱しうる係合体17と該係合体17に対し係脱しうる拘
束体18とを有している。
【0013】上記係合体17は、開閉蓋12の凹部19
の底板の穴20を上下に貫通し、その上部は摘み17a
となり、下部は爪状の係止片17bとなっており、中間
部において上記穴20の左右に設けられたブラケット2
1に支軸22を介して前後回動可能に保持されている。
上記摘み17aの上端は、曳舟が転覆した場合に水流に
よる抵抗が大きくならないように、また岩等に引っ掛か
らないように、曳舟本体16の天板11と面一化されて
いる。上記係止片17bは、舟首側に突出し、曳舟本体
16内に設けられた突出部23にその下側から当接する
ようになっている。上記支軸22には捩りコイルバネ2
4が装着され、該捩りコイルバネ24により係合体17
は常時時計方向に付勢されるようになっている。
【0014】しかして、図3に示されるように、上記係
合体17は、捩りコイルバネ24により、曳舟本体16
の突出部23と係合するような向きに付勢され、その摘
み17aが舟首側から力を受けると曳舟本体16の突出
部23との間での係合力を増すことになる。また、開閉
蓋12を開放する場合は摘み17aに指等による尾側
からの力を掛けると反時計方向に回動し、係止片17b
が突出部23との係合を解くこととなり開閉蓋12が開
放可能となる。
【0015】上記拘束体18は、上記凹部19の長方形
状の開口を閉じ得る板状部材であり、凹部19内に図1
において舟の左右方向に伸びる支軸25を介し上下に回
動可能に保持されている。該拘束体18は、上記摘み1
7aを囲む穴26を有し、該拘束体18が図2のような
凹部19の開口に合致する位置にあるときに該穴26の
前縁26aが摘み17aの舟首側に当接して係合体17
の反時計方向への回転を拘束し、該拘束体18が図3の
ように舟尾側に傾斜したときに上記摘み17aを解放し
係合体17の拘束を解くようになっている。凹部19内
には、舟尾側に傾斜した拘束体1の後端と係合して拘
束体1の傾斜状態を保持するための突起27が設けら
れている。
【0016】しかして、この曳舟の開閉蓋12の固定装
置15は、開閉蓋12が閉じた状態にあるとき、図2に
示されるように、その拘束体18がその穴26の前縁2
6aで係合体17の反時計方向への回動を拘束し、係合
体17が妄りに突出部23と係合片17bとが離れない
よう係合保持している。
【0017】また、拘束体18が岩等に当って係合体1
7から外れた場合でも拘束体17が摘み17aの上方に
位置しているため摘み17aに直接外圧が加わることは
なく、もしも、曳舟を引く際の水圧や岩等から受ける衝
撃力が舟首側から摘み17aに加わっても、係合体17
はその摘み17aが舟首側から力を受けると曳舟本体1
の突出部23との係合力を増すので、係合体17が曳
舟本体16の突出部23から外れることがない。従っ
て、突出部23と係合体17が施錠されたままになるの
開閉蓋12が開いて魚が逃げてしまうことはない。
【0018】さらに、曳舟本体16の天板11と、開閉
蓋12と、拘束体18の上面と係合体17の上面とは
互に面一化されているため、水の抵抗が非常に小さく、
長時間使用していても釣人の腰への負担が少ない。開閉
蓋12を開ける際は、図3のように、指で拘束体18を
押さえ、その指をそのまま摘み17aの方に当てればよ
ので一本の指又は片手で操作を行うことが出来、従っ
て、係合体17の係合を簡易かつ迅速に解くことがで
き、また、凹部19に設けた突起27が拘束体18を係
止するので係合体17の操作前に拘束体18が摘み17
a側に戻ったりするのを防止し、係合体17を確実に回
すことができる。
【0019】実施例2 図10及び図11に示されるように、この固定装置28
の係合体29は、凹部19の底板に設けられた長方形の
穴20を凹部19から曳舟本体1の内側に貫通してい
る。
【0020】係合体29の上部は摘み29aとなり、下
部は爪状の係止片29bとなっている。摘み29aの上
端は、岩等に引っ掛からないよう、開閉蓋12と面一
なっている。係止片29bは、舟尾側(図10において
右側)に突出し、曳舟本体16内に設けられた突出部3
0にその下側から当接するようになっている。
【0021】係合体29の中間部には、図9に示される
ように、上下二枚の水平板部29c,29dが設けら
れ、上側の水平板部29cが凹部19の底板にその上側
から接触し、下側の水平板部29dが凹部19の底板の
下方に位置している。凹部19の底板には、図7に示さ
れるように、垂下壁31が設けられ、下側の水平板部2
9dは該垂下壁31の下縁に接触している。このため、
係合体29は、上記穴20内を前後方向に移動可能であ
る。
【0022】また、垂下壁31と係合体29との間に
は、係合体29を常時後方に付勢する圧縮コイルバネ3
2が設けられている。これにより、係合体29は、圧縮
コイルバネ32により、曳舟本体16側の突出部30と
係合するような向きに付勢され、その摘み29aが舟首
側から力を受けると曳舟本体16との間での係合力を増
すことになる。逆に、摘み29aに指等による舟尾側か
らの力を受けると圧縮コイルバネ32の押圧力に抗して
前方に移動し、係止片29bが突出部30との係合を解
くこととなる。
【0023】拘束体33は、図8に示されるように、実
施例1におけると略同様な構成であり、左右の支軸22
により開閉蓋12に回動可能に保持されている。しかし
て、図10に示されるように、開閉蓋12が閉じた状態
にあるとき、固定装置28の拘束体33がその穴26の
前縁26aで係合体29の曳舟前方への移動を拘束し、
係合体29の摺動移動を阻止している。
【0024】一方、拘束体33が岩等に当って回動し、
係合体29から外れた場合でも拘束体33は摘み29
の上方に位置しているため、摘み29aに直接外圧が加
わることはなく、もしも曳舟を引く際の水圧や岩等から
受ける衝撃力が舟首側から摘みに加わっても、係合体2
9はその摘み29aが舟首側から力を受けると圧縮コイ
ルバネ32の弾発力と同じ方向の力であることから曳舟
本体16との係合力を増し、開閉蓋12は開放されるこ
とはない。従って、中の魚が逃げ出すようなこともな
【0025】開閉蓋12を開ける際は、図11のよう
に、一本の指又は片手で拘束体33の舟尾方向を押し下
げ、突起27に拘束体33を係止させて、その指をその
まま摘み29aの方に当てて係合体29を舟首側に押せ
ばよい。これにより、係合体29の係合を解き、開閉蓋
12を開けることができる。
【0026】
【考案の効果】本考案において開閉蓋の固定装置の係合
体は、その摘みが舟首側から力を受けると曳舟本体16
との係合力を増すようになっているので、拘束体が岩等
に当って係合体から外れた場合、曳舟を引く際の水圧や
岩等から受ける衝撃力が舟首側から摘みに加わっても、
係合体が曳舟本体16から外れることがない。従って、
開閉蓋が開くのを防止することができる。また、固定装
置を解除し開閉蓋を開放する場合、一本の指又は片手
拘束体を押さえ、その指又は片手をそのまま摘みの方に
当てて係止片の突起の係合を解くだけでよいので、係合
体の係合を簡易かつ迅速に解くことができ、速やかに開
閉蓋を開放することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る開閉蓋の固定装置を備えた曳舟の
部分切欠平面図である。
【図2】図1中II−II線断面図である。
【図3】固定装置の拘束体を解除した状態における縦断
面図である。
【図4】固定装置を解除し開閉蓋を開きつつある状態の
縦断面図である。
【図5】固定装置の他の実施例の平面図である。
【図6】固定装置の装着される曳舟本体の凹部の斜視図
である。
【図7】凹部を曳舟本体の天板の裏側から見た斜視図で
ある。
【図8】拘束体の斜視図である。
【図9】係合体の斜視図である。
【図10】図5中X−X線断面図である。
【図11】固定装置を解除した状態での図10における
と同様な断面図である。
【図12】従来の固定装置の縦断面図である。
【符号の説明】
12…開閉蓋 15…固定装置 16…曳舟本体 17…係合体 17a…摘み 18…拘束体 26…穴 26a…穴の前縁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曳舟本体に対し係脱しうる係合体が曳舟
    の開閉蓋に設けられ、該係合体に対し係脱しうる拘束体
    が上記開閉蓋に上下に回動可能に軸支された曳舟の開閉
    蓋の固定装置において、上記係合体は、その摘みが舟首
    側から力を受けると曳舟本体との間での係合力を増し、
    舟尾側からの力を受けると係合を解くように、上記開閉
    蓋に取り付けられ、上記拘束体は、上記摘みを囲む穴を
    有し、該穴の前縁を上記摘みの舟首側に当接させて上記
    係合体を拘束し、該拘束体が舟尾側に傾斜したときに上
    記摘みを解放し係合体の拘束を解くように、上記開閉蓋
    に回動可能に軸支されていることを特徴とする曳舟の開
    閉蓋の固定装置。
JP1993053539U 1993-10-01 1993-10-01 曳舟の開閉蓋の固定装置 Expired - Lifetime JP2587190Y2 (ja)

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JP7266493B2 (ja) * 2019-08-13 2023-04-28 株式会社シマノ クーラーボックス
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