JP2587010B2 - 情報記憶媒体及びそれを利用する電子装置 - Google Patents

情報記憶媒体及びそれを利用する電子装置

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JP2587010B2
JP2587010B2 JP7503962A JP50396295A JP2587010B2 JP 2587010 B2 JP2587010 B2 JP 2587010B2 JP 7503962 A JP7503962 A JP 7503962A JP 50396295 A JP50396295 A JP 50396295A JP 2587010 B2 JP2587010 B2 JP 2587010B2
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篤 北原
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株式会社セガ・エンタープライゼス
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、ゲームプログラム等の情報が格納された情
報記憶媒体及びその情報記憶媒体に格納された情報を読
み出して利用する電子装置、特に、CD-ROM及びそのCD-R
OMに格納されたプログラム情報を光学的に読み出しゲー
ムを行うゲーム装置に関する。
[背景技術] CD-ROMを交換してゲームを行う家庭用のテレビゲーム
装置に対して、多種多様な興趣あふれるゲーム用ソフト
ウェアが開発されており、娯楽としての人気が非常に高
いものがある。とりわけ人気があるゲーム用ソフトウエ
アの場合、商品の供給が間に合わないことも稀ではな
く、CD-ROMは高価格で取引されている。このため、CD-R
OMの模倣品を製造するものが絶えない。
そこで、ゲーム用ソフトウエアの製造者は、多くの人
員と長い時間をかけることにより多大の投資をした結果
開発することができたゲーム用ソフトウエアの模造を防
止するため、種々のセキュリティシステムを考案してい
る。
このようなセキュリティシステムとして、例えば、プ
ログラム情報の中に入れた特殊なコード等のデータとゲ
ーム装置本体に入力されているデータとの一致性を判断
することにより、CD-ROMへのアクセスを許可するものが
ある。
しかしながら、従来のセキュリティシステムにおいて
は、プログラム情報とゲーム装置本体との一致性を判断
する場合、データの解読によりセキュリティが解除され
てしまうことが避けられず、セキュリティが解除される
と模造品を排除する手段が限られ、有効に模造品を排除
することが困難であるという問題があった。
このような問題を改善するセキュリティシステムとし
て、特開昭58-101349号公報、米国特許第4,454,594号明
細書、米国特許第4,442,486号明細書、米国特許第4,46
2,076号明細書等に記載されたものが知られている。
これら公知例に開示されたセキュリティシステムは、
ビデオゲーム用カートリッジ内のプログラムメモリに商
標や著作権等の識別子を記憶させ、テレビゲーム装置で
あるコンピュータシステム本体に基準識別子を格納して
おき、カートリッジがテレビゲーム装置に装着されたと
き、ゲーム装置内の基準識別子とプログラムメモリから
読み出した識別子とを比較する。
比較の結果、ゲーム装置内の基準識別子とプログラム
メモリ内の識別子とが一致した場合、その識別子である
商標や著作権等の表示を行う。一致しない場合には、ゲ
ーム装置の動作を停止させ、プログラムを実行できない
ようにする。
したがって、模造者がゲーム装置上で動作するプログ
ラムを供給するためには、規準識別子に一致する商標や
著作権等に対応する識別子をプログラムに内蔵する必要
がある。このような場合、本来的には商標権や著作権等
の財産権を侵害することになる。
しかしながら、従来のセキュリティシステムでは、模
倣者が模造品、例えばカートリッジそのものの外面に目
視可能な形態で規準識別子に対応する商標や著作権等を
表示しなかった場合、外観からだけでは商標や著作権等
に基づく法的な追求が困難であり、商標法や著作権法等
に基づく法的な模倣防止の追求が困難であるという問題
があった。
本発明の第1の目的は、模造品を効果的に排除するこ
とができる新規なセキュリティシステムが組み込まれた
情報記憶媒体及びそれを利用する電子装置を提供するこ
とにある。
本発明の第2の目的は、セキュリティシステムが解読
されても、効果的に模造品を排除することができる情報
記憶媒体及びそれを利用する電子装置を提供することに
ある。
本発明の第3の目的は、模造品の使用を効果的に排除
することができる情報記憶媒体及びそれを利用する電子
装置を提供することにある。
本発明の第4の目的は、セキュリティシステムによる
特定の表示を容易に検出することができる情報記憶媒体
及びそれを利用する電子装置を提供することにある。
[発明の開示] 本発明の一態様による電子装置は、情報が格納された
情報記憶媒体が装着される媒体装着部と、前記情報記憶
媒体の前記情報がピットによるデジタル情報として書き
込まれている情報領域と、特定の表示がピットの集合に
より目視可能に書き込まれている所定領域とを、前記情
報記憶媒体の光検出面から、光学的に検出する光検出手
段と、前記特定の表示に対応する基準信号が格納された
格納手段と、前記情報記憶媒体の前記所定領域を前記光
検出手段により検出して得られる検出信号と、前記格納
手段に格納された前記基準信号とを比較し、前記情報記
憶媒体の前記所定領域に前記特定の表示が表示されてい
るか否かを判定する判定手段とを有することを特徴とす
る。
これにより、模倣者が正当な電子装置上で動作する情
報記憶媒体を供給しようとすると、前記基準信号に対応
する特定の表示を模造品の情報記憶媒体表面に違法に表
示せざるを得ず、従って、模倣を一層効果的に排除する
ことができる。
また、光検出手段が、情報記憶媒体の光検出面から情
報領域と所定領域とを検出するようにしているので、情
報検出手段とは別個の表示検出手段を付加することなく
効果的にセキュリティ検出を行うことができる。
本発明の他の態様による電子装置は、ゲームプログラ
ムが格納された情報記憶媒体が装着される媒体装着部
と、前記情報記憶媒体の前記ゲームプログラムがピット
によるデジタル情報として書き込まれている情報領域
と、特定の表示がピットの集合により目視可能に書き込
まれている所定領域とを光学的に検出する光検出手段
と、前記情報記憶媒体に格納された前記ゲームプログラ
ムに応じてゲームを制御するゲーム制御部と、前記特定
の表示に対応する基準信号が格納された格納手段と、前
記情報記憶媒体の前記所定領域を前記光検出手段により
光学的に検出して得られる検出信号と、前記格納手段に
格納された前記基準信号とを比較し、前記所定領域に前
記特定の表示が表示されているか否かを判定する判定手
段とを有することを特徴とする。
これにより、模倣者が正当なゲーム機器上で動作する
ディスク記憶媒体を供給しようとすると、前記基準信号
に対応する特定の表示を模造品ディスク表面に違法に表
示せざるを得ず、従って、ゲーム機器やゲームソフトの
模造品の排除に特に効果を発揮することができる。
また、光検出手段が、情報記憶媒体の光検出面から情
報領域と所定領域とを検出するようにしているので、情
報検出手段とは別個の表示検出手段を付加することなく
効果的にセキュリティ検出を行うことができる。
本発明の更に他の態様による電子装置において、前記
判定手段による判定結果に応じて、電子装置の動作状態
を制御する動作制御手段を更に有するようにしてもよ
い。また、前記動作制御手段は、前記判定手段が前記情
報記憶媒体面の前記所定領域に前記特定の表示が表示さ
れていないと判定したときに、電子装置の動作を停止す
るようにしてもよい。更に、前記判定手段が前記情報記
憶媒体面の前記所定領域に前記特定の表示が表示されて
いないと判定したときに、前記ゲームプログラムの遂行
を停止する動作制御手段を更に有するようにしてもよ
い。また、前記判定手段が前記情報記憶媒体面の前記所
定領域に前記特定の表示が表示されていないと判定した
ときに、所定の警告をモニタに表示する警告表示手段を
更に有するようにしてもよい。更に、前記判定手段が前
記情報記憶媒体面の前記所定領域に前記特定の表示が表
示されていると判定したときに、前記特定の表示をモニ
タに表示する特定表示手段を更に有するようにしてもよ
い。
これにより、ゲームプログラム等のソフトウェアが記
録された情報記憶媒体が模造品で所定領域に特定の表示
がない場合には、電子装置本体の動作が停止したり、模
造品を使用している旨の警告表示を行ったり、正規品を
使用した場合にのみ特定の表示を表示したりするので、
効果的に模造品の使用を排除することができる。
本発明の更に他の態様による電子装置において、利用
される前記情報記憶媒体は、CD-ROMでもよい。
本発明の更に他の態様による電子装置において、前記
特定の表示は、これを前記情報記憶媒体に表示する行為
について正当権原を有する者以外の者が使用した場合に
その表示行為を禁止し得る表示でもよく、また、前記特
定の表示は、登録商標でもよい。
これにより、情報記憶媒体に容易にセキュリティを組
み込むことができ、さらに、たとえセキュリティが解読
された場合でも、正規の電子装置に装着して使用するた
めには、模造品のディスクは特定の表示を使用せざるを
えない。したがって、正規のゲームフログラム等のソフ
トウエアの供給者は、特定の表示に付与された知的財産
権等の法律に基づく権利を主張して模造品の排除を効果
的に行うことができる。
本発明の一態様による情報記憶媒体は、ピットによる
デジタル情報として情報が書き込まれている情報領域の
他に、電子装置に装着されたとき、光検出手段によって
検出され、前記電子装置内に予め格納されている基準信
号との比較が行われる特定の表示がピットの集合により
目視可能に書き込まれている所定領域を更に有すること
を特徴とする。
本発明の他の態様による情報記憶媒体は、ピットによ
るデジタル情報としてゲームフログラムが書き込まれて
いる情報領域の他に、電子装置に装着されたとき、光検
出手段によって検出され、前記電子装置内に予め格納さ
れている基準信号との比較が行われる特定の表示がピッ
トの集合により目視可能に書き込まれている所定領域を
更に有することを特徴とする。
これにより、電子装置に装着して使用するためには、
模造品の情報記憶媒体に特定の表示を目視可能に表示す
る必要があり、正規のゲームプログラム等のソフトウェ
アの供給者は、特定の表示に付与された知的財産権等の
法律に基づく権利を主張して模造品の排除を効果的に行
うことが可能である。
また、情報領域を光により検出する情報記憶媒体の光
検出面から検出するように所定領域が配置されているの
で、情報記憶媒体を装着する電子装置として、情報検出
手段とは別個の表示検出手段を付加することなく効果的
にセキュリティ検出を行うことができる。
本発明の更に他の態様による情報記憶媒体において、
前記情報記憶媒体は、円盤形状をしており、前記所定領
域は、前記情報領域の内周側又は外周側に配置されてい
るようにしてもよい。
これにより、情報記憶媒体に容易にセキュリティを組
み込むことができると共に、汚れにより所定領域の読み
出しエラーを減少させることができる。
本発明の更に他の態様による情報記憶媒体において、
前記特定の表示は、これを前記情報記憶媒体に表示する
行為について正当権原を有する者以外の者が使用した場
合にその表示行為を禁止し得る表示でもよく、また、前
記特定の表示は、登録商標でもよい。
これにより、たとえセキュリティが解読された場合で
も、正規の電子装置に装着して使用するためには、模造
品のディスクは特定の表示を使用せざるをえない。した
がって、正規のゲームプログラム等のソフトウエアの供
給者は、特定の表示に付与された知的財産権等の法律に
基づく権利を主張して模造品の排除を効果的に行うこと
ができる。
本発明の更に他の態様による情報記憶媒体は、透明な
円盤形状の基板と、前記基板の一つの面に画定され、ピ
ットによりゲームプログラム情報が記録された情報格納
領域と、前記一つの面の、前記情報格納領域とは異なる
領域に画定された画像表示領域と、前記画像表示領域内
に配置され、これを前記情報記憶媒体に表示する行為に
ついて正当権原を有する者以外の者が使用した場合にそ
の表示行為を禁止し得る特定の表示がピットの集合によ
り目視可能に形成された所定領域と、前記一つの面を覆
う反射層と、前記反射層を覆う保護層とを有することを
特徴とする。
これにより、模造品の情報記憶媒体にも特定の表示を
目視可能に表示する必要があり、正規のゲームプログラ
ム等のソフトウェアの供給者は、特定の表示に付与され
た知的財産権等の法律に基づく権利を主張して模造品の
排除を効果的に行うことが可能である。
本発明の更に他の態様による情報記憶媒体は、透明な
円盤形状の基板と、前記基板の一表面にリング状に規定
され、ピットによりデジタル情報が記録された第1のゾ
ーンと、前記一表面にリング状に規定され、前記第1の
ゾーンと同心円状の第2のゾーンと、前記第2のゾーン
内に配置され、これを前記情報記憶媒体に表示する行為
について正当権原を有する者以外の者が使用した場合に
その表示行為を禁止し得る特定の表示が、ピットの集合
により目視可能に形成された所定領域と、前記一表面を
覆う反射層と、前記反射層を覆う保護層とを有すること
を特徴とする。また、前記第2のゾーンは、前記第1の
ゾーンの内周側又は外周側に配置されるようにしてもよ
い。
これにより、同心円状に配置されたゾーンに応じて読
み取り制御を変更することによりデジタル情報と特定の
表示を容易に区別して読み取ることができる。
本発明の更に他の態様による情報記憶媒体において、
前記第2のゾーン内に、前記所定領域が複数個形成され
ているようにしてもよい。
これにより、汚れなどにより読み取ることが困難な所
定領域があっても、いずれかの所定領域を読み取れれば
よく、読み取り不可能になることはない。
本発明の更に他の態様による情報記憶媒体は、透明プ
ラスチック円盤と、前記透明プラスチック円盤面に配置
され、ピットによりゲームプログラム情報が記録された
第1の領域と、前記透明プラスチック円盤面の前記第1
の領域とは異なる位置に配置され、ピットの集合により
目視可能に商標が形成された第2の領域と、前記透明プ
ラスチック円盤を覆う反射層と、前記反射層を覆う保護
層とを有することを特徴とする。
[図面の簡単な説明] 図1は、本発明の一実施例によるゲーム装置を示すブ
ロック図である。
図2は、図1に示すゲーム機本体を示す斜視図であ
る。
図3は、図1に示すCD-ROMを示す平面図である。
図4は、図1に示すCD-ROMを示す平面図である。
図5は、図1に示すCD-ROMの要部を示す一部断面図で
ある。
図6は、図1に示すゲーム装置の動作を示すフローチ
ャートである。
図7A乃至図7Dは、図1に示すCD-ROMの変形例を示す平
面図である。
図8A乃至図8Cは、ピットによりCD-ROMに特定の表示を
形成する具体的方法の説明図である。
[発明を実施するための最良の形態] 本発明の一実施例によるゲーム装置を図1乃至図9を
参照して説明する。
図1及び図2に示すように、ゲーム機本体10は、コン
トロール部10aとCD-ROM制御部10bとを有しており、コン
トロール部10a内には、ゲームを制御するためのゲーム
制御部11と、音声信号と映像信号を出力するための出力
インターフェース12と、操作信号を入力するための入力
インターフェース13a,13bと、ゲームのプログラムやデ
ータを入出力するための入出力インターフェース14a,14
bとが設けられている。これら出力インターフェース1
2、入力インターフェース13a,13b、入出力インターフェ
ース14a,14bは、それぞれゲーム制御部11に接続されて
いる。
このコントロール部10aには、図1に示すように、出
力インターフェース12を介して、ゲーム内容を表示する
表示部としてテレビジョン装置15が接続されると共に、
入力インターフェース13a,13bを介して、ゲーム進行を
操作するための各種コントローラ、例えばジョイパッド
16a,16bがそれぞれ接続されている。これらゲーム機本
体10、テレビジョン装置15、及びジョイパッド16a,16b
等により、ゲーム装置が構成されている。
CD-ROM制御部10bの上面には、図2に示すように、光
学的情報記憶媒体であるCD-ROM17が着脱可能に装着され
るCD-ROM装着部18が形成されている。CD-ROM装着部18
は、開閉自在な蓋体19に塞がれており、CD-ROM17の装着
後、蓋体19を閉じることにより、CD-ROM17はCD-ROM装着
部18に格納された状態となる。
CD-ROM17は、図3に示すように、盤面中央にセンター
ホール17aが開けられた薄い円盤形状のディスクにより
形成されている。CD-ROM17の内部にはデジタル情報、本
実施例ではゲームプログラムやデータ等の情報がピット
として記録されている。
また、CD-ROM17内部のピットをレーザ光により検出す
る光検出面である下面と反対側の面である上面には、ゲ
ームソフトの名称17b、ゲームソフトに関する意匠17c、
及びゲームソフトの製造者を表示する商標TM等20が表示
されている。
CD-ROM装着部18には、装着されたCD-ROM17の光検出面
である下面に対向して情報検出手段となる光ピックアッ
プ21がディスク17面上を半径方向に沿って可動なように
配置されている。駆動モータにより回転駆動されるCD-R
OM17から光ピックアップ21がプログラム情報を読み取
る。光ピックアップ21は、ゲーム機本体10の入出力イン
ターフェース14bに接続されており、入出力インターフ
ェース14bは、判断部26を介してゲーム制御部11に接続
されている。
光ピックアップ21は、入出力インターフェース14bに
接続されており、入出力インターフェース14bは、判断
部26を介してゲーム制御部11に接続されている。
本実施例の光ピックアップ21は、CD-ROM17に記録され
たプログラム情報を読み取ると共に、商標表示部30に記
録された特定の表示も読み取る。すなわち、光ピックア
ップ21は、CD-ROM17の情報領域を検出する情報検出手段
と、CD-ROM17の所定領域を検出する表示検出手段とを兼
ねている。
本実施例では、商標表示部30は、図4に示すように、
CD-ROM17の透明なプラスチック基板31の光検出面から見
えるように形成されている。
プラスチック基板31には、図4に示すように、リード
イン領域32aとリードアウト領域32bとの間に、ゲームの
プログラム情報がピットにより記録されたプログラム領
域32が形成されており、プログラム領域32には、リード
イン領域32aに隣接した約100〜200トラック分に亘っ
て、ゲームプログラム情報が形成されない商標表示部30
が設けられている。
この商標表示部30には、ピットの集合により目視可能
に形成された商標TMが付されており、商標TMは、光ピッ
クアップ21のTOC情報による商標表示部30の読み取り時
にセキュリティチェック用情報として検出されると共
に、透明なプラスチック基板31を通し、光検出面側から
目視により形状を認識することができる。
なお、図5に示すように、CD-ROM17は、ポリカーボネ
ート、アクリル、ポリ塩化ビニール等の透明プラスチッ
クよりなるプラスチック基板31の上面33に、ピット35の
群によりゲームプログラム情報が格納され、商標表示部
30が形成される。ピットが形成された上面33は、アルミ
ニウム等の金属層よりなる反射層36で覆われ、更に保護
層37で覆われて、外表面38が構成されている。外表面38
上には、例えば、図3に示すようなゲームソフトの名称
17bや、ゲームソフトに関する意匠17cや、商標20等を表
示することができる。
例えば、CD-ROM17に格納された情報は、透明プラスチ
ック基板31の下面34からレーザ光を入射し、反射層36か
らの反射光を光ピックアップ21で検出する。ピットの群
で形成された商標30は下面である光検出面34から目視に
より形状を認識できるように形成される。
光ピックアップ21は、入出力インターフェース14bに
接続されており、入出力インターフェース14bは、判断
部26を介してゲーム制御部11に接続されている。
この光ピックアップ21は、回転するCD-ROM17に対しリ
ードイン領域32aからリードアウト領域32bへと半径方向
に移動し、CD-ROM17からプログラム情報及び商標情報を
読み取る。
CD-ROM17のプログラム領域32には所定のフォーマット
でデジタルコード化された情報が格納され、所定領域30
にはイメージ画像が目視できる状態でピットが形成され
る。したがって、所定領域30には異なったフォーマット
の情報が入っているとの命令を予めCD-ROM制御部10に与
えておく必要がある。所定領域30からの商標情報の読み
取りは、プログラム情報の読み取り途中に行われること
となり、商標情報の読み取り開始時には、既にプログラ
ム情報の読み取りが行われてゲームが開始されている。
また、光ピックアップ21がリードイン領域32aからリ
ードアウト領域32bへ移動するにつれて、商標情報は順
次読み取られ、読み取られたこれらの情報は、判断部26
を経てゲーム制御部11へと送られる。
CD-ROM17を装着することにより、テレビジョン装置15
の画面15a上に画像を表示しながらジョイパッド16a,16b
を操作しゲームを行う。異なったプログラム情報を記録
した他のCD-ROMに交換することで種々のゲームをするこ
とができる。
なお、ゲーム機本体10は、音楽用CDやデータ情報用CD
等の再生が可能であり、例えばテレビジョン装置15のス
ピーカ15bから出る音楽を聞いたり、画面15a上に表示さ
れる文字情報を読んだりすることができる。
判断部26は、光ピックアップ21で読み取られた商標情
報を蓄積し、商標情報の読み取り終了時点で蓄積された
情報と予め判断部26内に入力されている判断基準となる
特定の商標情報とを比較し、同一か否かを判断して一致
信号或は不一致信号を出力する。
なお、判断部26に予め入力されている基準となる情報
は商標に限らず、ゲームキャラクタ等の意匠、商号等の
法的に保護の対象となる特定の表示を使用することがで
きる。基準となる特定の表示は、これを表示する行為に
ついて正当権原を有する者以外の者が使用した場合にそ
の表示行為を禁止し得る表示であることが望ましく、自
己が所有する権利の他にライセンス契約により使用許諾
を受けたものでもよく、また同一のものを複数あるいは
異なる種類の複数の特定の表示を組み合わせ使用しても
よい。
判断部26からの情報はゲーム制御部11に伝えられ、ゲ
ーム制御部11に一致信号入力の場合、セキュリティが解
除されてプログラム情報が続けてゲーム制御部11へと伝
達されゲームが続行される。一方、ゲーム制御部11に不
一致信号入力の場合、セキュリティが解除されずフログ
ラム情報のゲーム制御部11への以後の伝達が拒絶され
る。
なお、不一致信号入力の際、ゲーム制御部11は、例え
ば、テレビジョン装置15の画面上に「このディスクは使
用することができません。」等の警告表示を行う警告信
号を出力し、或はゲーム機本体10を作動停止状態にする
停止信号を出力する、エラー処理を行う。
このようなエラー処理がなされることにより、ゲーム
機操作者は、このCD-ROM17が使用不可能であることを知
る。
なお、このゲーム機本体10は、図1に示すように、CD
-ROM17の他に半導体ROMやRAMにゲームプログラムが蓄積
されたゲームカートリッジ27を使用することができる。
この際、図2に示すように、コントロール部10aに設け
られたカートリッジ装着部28にカートリッジ27を挿着す
ることにより、入出力インターフェース14aを介してゲ
ームプログラム情報がゲーム制御部11に伝えられる。
次に、本実施例によるゲーム装置の動作を、図6に示
すフローチャートに基づき説明する。
先ず、ゲームソフトが記録されているCD-ROM17等のデ
ィスクをCD-ROM装着部18に挿入した後、蓋体19を閉じ
て、ディスクをゲーム機本体10に装着する。なお、ゲー
ム機本体10は、ゲームソフト以外の音楽用CDやデータ情
報用CD等の再生も可能であることから、音楽用CDやデー
タ情報用CD等のディスクも装着される。
そして、ディスクドライブが起動して装着されたディ
スクが回転し、光ピックアップ21による情報の読み取り
が開始される(ステップS1)。
ディスクの起動に伴い、光ピックアップ21が盤面最内
周に設けられたTOC情報を読み、読めなかった場合はこ
れを繰り返す(ステップS2)。
TOCを読むことにより、装着されたディスクが音楽用C
Dか否かを判断する(ステップS3)。音楽用CDの場合、
ステップS4に進み音楽再生を行う。音楽用CD以外の場合
ステップS5に進み、再生に際してセキュリティを必要と
するか否か、つまり、正規のものが模倣されたものかを
判断すべきゲームソフトであるかどうかを判断する。
セキュリティを必要とする場合、ステップS6に進み、
光ピックアップ21がプログラム領域32へと進み、プログ
ラム情報及び特定の商標を表示すべき所定部30の読み取
りが行われる。所定部30から読み取られた商標情報は、
判断部26へと送られて蓄積される。商標情報の読み取り
時はプログラム情報も同時に読み取られるので、商標情
報の読み取り開始と同時にゲーム処理Iが行われゲーム
が開始される。
セキュリティを必要としない場合、ステップS7に進み
ディスクに記録されている情報が汎用のソフトであるか
否かを判断する。
判断部26に送られて蓄積された商標情報に対応するデ
ータ信号は、商標情報の読み取り終了時点で、予め判断
部26に入力されている判断基準となる特定の商標情報に
対応するデータ信号と比較され一致するか否かを比較判
断される(ステップS8)。
ディスク上の所定部30から読み取られた情報が、予め
判断部26内に入力されている特定の商標情報と一致する
と判断された場合、セキュリティが解除されてプログラ
ム情報がゲーム制御部11へと伝達され、ゲーム処理Iに
続いてゲーム処理IIが行われる(ステップS9)。特定の
商標情報と一致しないと判断された場合、セキュリティ
が解除されず実行されていたデータ処理Iが停止されて
警告表示等のエラー処理を行う(ステップS10)。
一方、ステップS7で、ディスクに蓄積されている情報
がゲームソフト以外の汎用のソフトであると判断された
場合ステップS11に進み、PLAY処理が行われる。例えば
データ情報用CDの場合データが画面表示される。
汎用ソフトでない場合、つまり、ディスクがゲーム機
本体10に適応しないソフトの場合、警告表示等のエラー
処理を行う(ステップS12)。
このように、従来のセキュリティシステムが、特殊な
コード等との一致性を判断する技術的手段によるもので
あったのに対し、本実施例によるゲーム装置は、CD-ROM
に必然的に付されており、社会的に独自性が認識されて
模倣の排除が効果的になされている商標等のイメージ画
像を対象として、その一致性を判断することにより、セ
キュリティの確保をより確実に行うことができる。
なお、音楽用CDやデータ情報用CDであっても、セキュ
リティが必要な場合にはゲームソフト用のCD-ROMと同様
にして本発明を適用することにより効果的に模倣品を排
除することが可能である。
本発明は上記実施例に限らず種々の変形が可能であ
る。
例えば、上記実施例において、図7Aに示すように、デ
ィスクの内周に沿ってゲームプログラム情報が書き込ま
れないゾーン30aを設定し、このゾーン30a内に特定の商
標をビットの集合で表示する所定領域30を設けてもよ
い。また、上記実施例において、図7Bに示すように、デ
ィスクの外周部に円周に沿ってゲームプログラム情報が
記録されないゾーン30bを設定し、このゾーン30b内に特
定の商標をビットの集合で表示する領域30を設けてもよ
い。
図7A及び図7Bに示す変形例では、ゲームプログラムが
記録されているゾーン32とゾーン30aまたは30bは分離し
て設定している。異なる情報記録形式のゾーン32とゾー
ン30a、30bが分離して配置されているので、情報記憶媒
体への情報読出制御を簡単化することができる。
なお、上記変形例において、ゲーム用ディスクの周縁
が汚れた手に触れ、所定領域30の特定の商標情報が汚れ
により読み取り不能となる場合があり得る。このような
不都合に備え、特定の商標を表示するためのゾーン30b
内に互いに離間して複数の所定領域を設定し、それぞれ
に商標情報を表示するようにしてもよい。読取り時に
は、いずれかの所定領域30の商標情報が基準商標情報と
一致したときセキュリティを解除するようにすればよ
い。ある所定領域30に汚れが付着して読み取り不能とな
っても、他の所定領域30を検出することができるので特
定商標の読み取りの正確度を増すことができる。
また、図7Cに示すように、CD-ROM17の例えばゾーン30
b内に所定領域30を、連続的にあるいは一定の間隔をお
いて複数個設定し、それぞれの所定領域30に同一の商標
を連続して表示してもよい。または、異なる2種類の特
定の表示を交互に表示してもよい。さらに、上記複数個
の所定領域30は一周してゾーン30b全体を埋めるように
形成してもよい。このようにして設定した所定領域30
は、所定の数、所定の間隔等の組合せを種々選択し判断
基準を予め設定して判断部26に予め入力しておくことに
より、セキュリティの難易度をさらに高め、セキュリテ
ィをさらに確実なものにすることができる。
また、図7Dに示すように、特定の表示を表示するゾー
ン30bは、CD-ROM17のリードアウト領域32bより外周側に
設けてもよい。このようにすることにより、特定の表示
が表示されるゾーン30bを、情報が格納されたゾーン30a
から明確に分離して設定することができ、情報を読出す
制御や特定の表示を検出する制御が更に容易になる。ゾ
ーン30bには、ピットの集合により、例えば、図7Dに示
すように、「TRADE MARK “SEGA"」と「PRODUCED BY or
UNDER LICENSE FROM SEGA ENTERPRISES,LTD.」の画像
が形成されている。
また、CD-ROM17のピットにより特定の表示を形成する
具体的方法について図8に基づき説明する。
特定の表示、例えば、“SEGA"は、図8Cに示すよう
に、ピットの集合によりプラスチック基板31の光検出面
から見えるように形成される。“SEGA"の文字部分を構
成する各ドットは、図8Bで破線Cで囲まれた、ピット列
Bの集合を用いて構成され、文字を構成するドットが形
成されていない部分は、図8Bの破線C外の領域のピット
列Aの集合で構成されている。破線Cで囲まれた領域は
ひとつのドットとして目視可能であり、このひとつのド
ットは、例えば、縦70トラック、横12ピット列のピット
の集合により構成される。例えば、ピット列Aは、図8A
に示すように、表面上ピットの面積が最小となる単位で
構成し、ピット列Bは、図8Aに示すように、表面上ピッ
トの面積が最大となる単位で構成する。
なお、図8A乃至図8Cでは、プラスチック基板31の所定
領域30における特定の表示を、光検出面から見たとき文
字として読めるように形成したが、光検出面と反対側の
面から見たときに文字として読めるように形成してもよ
い。
また、特定の商標等のセキュリティチェックに使用す
る特定の表示としては、商標の他に、ゲームキャラクタ
などのデザイン、商号、業界団体で取り決めた表示マー
ク等の独自性が認識され模倣の排除が効果的になされる
ものであれば良い。すなわち、基準となる特定の表示
は、これを表示する行為について正当権原を有する者以
外の者が使用した場合にその表示行為を禁止し得る表示
であることが望ましく、自己が所有する権利の他にライ
センス契約により使用許諾を受けたものでもよく、また
同一のものを複数あるいは異なる種類の複数の特定の表
示を組合わせ使用してもよい。
更に、CD-ROM17の所定領域30に形成される特定の表示
は、目視可能な形状、大きさに形成されておればよく、
例えば、CD-ROM外周に沿って扇形状に形成してもよい。
[産業上の利用可能性] 以上のように、本発明は、ゲームプログラム等の情報
が格納された情報記憶媒体及びその情報記憶媒体に格納
された情報を読み出して利用する電子装置のセキュリテ
ィシステムに適しており、特に、CD-ROM及びそのCD-ROM
に格納されたプログラム情報を光学的に読み出しゲーム
を行うゲーム装置のセキュリティシステムとして有用で
ある。

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報が格納された情報記憶媒体が装着され
    る媒体装着部と、 前記情報記憶媒体の前記情報がピットによるデジタル情
    報として書き込まれている情報領域と、特定の表示がピ
    ットの集合により目視可能に書き込まれている所定領域
    とを、前記情報記憶媒体の光検出面から光学的に検出す
    る光検出手段と、 前記特定の表示に対応する基準信号が格納された格納手
    段と、 前記情報記憶媒体の前記所定領域を前記光検出手段によ
    り検出して得られる検出信号と、前記格納手段に格納さ
    れた前記基準信号とを比較し、前記情報記憶媒体の前記
    所定領域に前記特定の表示が表示されているか否かを判
    定する判定手段と を有することを特徴とする電子装置。
  2. 【請求項2】ゲームプログラムが格納された情報記憶媒
    体が装着される媒体装着部と、 前記情報記憶媒体の前記ゲームプログラムがピットによ
    るデジタル情報として書き込まれている情報領域と、特
    定の表示がピットの集合により目視可能に書き込まれて
    いる所定領域とを、前記情報記憶媒体の光検出面から光
    学的に検出する光検出手段と、 前記情報記憶媒体に格納された前記ゲームプログラムに
    応じてゲームを制御するゲーム制御部と、 前記特定の表示に対応する基準信号が格納された格納手
    段と、 前記情報記憶媒体の前記所定領域を前記光検出手段によ
    り光学的に検出して得られる検出信号と、前記格納手段
    に格納された前記基準信号とを比較し、前記所定領域に
    前記特定の表示が表示されているか否かを判定する判定
    手段と を有することを特徴とする電子装置。
  3. 【請求項3】請求の範囲第1項又は第2項記載の電子装
    置において、 前記判定手段による判定結果に応じて、電子装置の動作
    状態を制御する動作制御手段を更に有することを特徴と
    する電子装置。
  4. 【請求項4】請求の範囲第3項記載の電子装置におい
    て、 前記動作制御手段は、前記判定手段が前記情報記憶媒体
    の前記所定領域に前記特定の表示が表示されていないと
    判定したときに、電子装置の動作を停止することを特徴
    とする電子装置。
  5. 【請求項5】請求の範囲第2項記載の電子装置におい
    て、 前記判定手段が前記情報記憶媒体の前記所定領域に前記
    特定の表示が表示されていないと判定したときに、前記
    ゲームプログラムの遂行を停止する動作制御手段を更に
    有することを特徴とする電子装置。
  6. 【請求項6】請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかに
    記載の電子装置において、 前記判定手段が前記情報記憶媒体の前記所定領域に前記
    特定の表示が表示されていないと判定したときに、所定
    の警告をモニタに表示する警告表示手段を更に有するこ
    とを特徴とする電子装置。
  7. 【請求項7】請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに
    記載の電子装置において、 前記判定手段が前記情報記憶媒体の前記所定領域に前記
    特定の表示が表示されていると判定したときに、前記特
    定の表示をモニタに表示する特定表示手段を更に有する
    ことを特徴とする電子装置。
  8. 【請求項8】請求の範囲第1項乃至第7項のいずれかに
    記載の電子装置において、 前記情報記憶媒体は、CD-ROMであることを特徴とする電
    子装置。
  9. 【請求項9】請求の範囲第1項乃至第8項のいずれかに
    記載の電子装置において、 前記特定の表示は、これを前記情報記憶媒体に表示する
    行為について正当権原を有する者以外の者が使用した場
    合にその表示行為を禁止し得る表示であることを特徴と
    する電子装置。
  10. 【請求項10】請求の範囲第9項記載の電子装置におい
    て、 前記特定の表示は、登録商標であることを特徴とする電
    子装置。
  11. 【請求項11】ピットによるデジタル情報として情報が
    書き込まれている情報領域を有する情報記憶媒体におい
    て、 電子装置に装着されたとき、光検出手段によって検出さ
    れ、前記電子装置内に予め格納されている基準信号との
    比較が行われる特定の表示がピットの集合により目視可
    能に書き込まれている所定領域を更に有する ことを特徴とする情報記憶媒体。
  12. 【請求項12】ピットによるデジタル情報としてゲーム
    プログラムが書き込まれている情報領域を有する情報記
    憶媒体において、 電子装置に装着されたとき、光検出手段によって検出さ
    れ、前記電子装置内に予め格納されている基準信号との
    比較が行われる特定の表示がピットの集合により目視可
    能に書き込まれている所定領域を更に有する ことを特徴とする情報記憶媒体。
  13. 【請求項13】請求の範囲第11項又は第12項記載の情報
    記憶媒体において、 前記情報記憶媒体は、円盤形状をしており、 前記所定領域は、前記情報領域の内周側に配置されてい
    ることを特徴とする情報記憶媒体。
  14. 【請求項14】請求の範囲第11項又は第12項記載の情報
    記憶媒体において、 前記情報記憶媒体は、円盤形状をしており、 前記所定領域は、前記情報領域の外周側に配置されてい
    ることを特徴とする情報記憶媒体。
  15. 【請求項15】請求の範囲第11項乃至第14項のいずれか
    に記載の情報記憶媒体において、 前記特定の表示は、これを前記情報記憶媒体に表示する
    行為について正当権原を有する者以外の者が使用した場
    合にその表示行為を禁止し得る表示であることを特徴と
    する情報記憶媒体。
  16. 【請求項16】請求の範囲第15項記載の情報記憶媒体に
    おいて、 前記特定の表示は、登録商標であることを特徴とする情
    報記憶媒体。
  17. 【請求項17】請求の範囲第11項乃至第16項のいずれか
    に記載の情報記憶媒体において、 前記情報記憶媒体は、CD-ROMであることを特徴とする情
    報記憶媒体。
  18. 【請求項18】透明な円盤形状の基板と、 前記基板の一つの面に画定され、ピットによりゲームプ
    ログラム情報が記録された情報格納領域と、 前記一つの面の、前記情報格納領域とは異なる領域に画
    定された画像表示領域と、 前記画像表示領域内に配置され、これを前記情報記憶媒
    体に表示する行為について正当権原を有する者以外の者
    が使用した場合にその表示行為を禁止し得る特定の表示
    がピットの集合により目視可能に形成された所定領域
    と、 前記一つの面を覆う反射層と、 前記反射層を覆う保護層と を有することを特徴とする情報記憶媒体。
  19. 【請求項19】透明な円盤形状の基板と、 前記基板の一表面にリング状に規定され、ピットにより
    デジタル情報が記録された第1のゾーンと、 前記一表面にリング状に規定され、前記第1のゾーンと
    同心円状の第2のゾーンと、 前記第2のゾーン内に配置され、これを前記情報記憶媒
    体に表示する行為について正当権原を有する者以外の者
    が使用した場合にその表示行為を禁止し得る特定の表示
    が、ピットの集合により目視可能に形成された所定領域
    と、 前記一表面を覆う反射層と、 前記反射層を覆う保護層と を有することを特徴とする情報記憶媒体。
  20. 【請求項20】請求の範囲第19項記載の情報記憶媒体に
    おいて、 前記第2のゾーンは、前記第1のゾーンの内周側に配置
    されていることを特徴とする情報記憶媒体。
  21. 【請求項21】請求の範囲第19項記載の情報記憶媒体に
    おいて、 前記第2のゾーンは、前記第1のゾーンの外周側に配置
    されていることを特徴とする情報記憶媒体。
  22. 【請求項22】請求の範囲第19項乃至第21項のいずれか
    に記載の情報記憶媒体において、 前記第2のゾーン内に、前記所定領域が複数個形成され
    ていることを特徴とする情報記憶媒体。
  23. 【請求項23】透明プラスチック円盤と、前記透明プラ
    スチック円盤面に配置され、ピットによりゲームプログ
    ラム情報が記録された第1の領域と、前記透明プラスチ
    ック円盤面の前記第1の領域とは異なる位置に配置さ
    れ、ピットの集合により目視可能に商標が形成された第
    2の領域と、前記透明プラスチック円盤面を覆う反射層
    と、前記反射層を覆う保護層とを有することを特徴とす
    る情報記憶媒体。
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