JP3741236B2 - 光ディスク及びその再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスク及びその再生装置に係り、特に音楽ソフトやゲームソフト等を記録した光ディスクが正規の製品か否かを厳密に確認し、著作権の侵害を構成する不正な複製を防止するための対策に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオディスクであるCD(Compact Disc)やテレビゲームの記録媒体に用いられている光ディスク、更には最近注目されている映像ディスクであるDVD(Digital Video Disc)は、その情報がディジタルデータで記録されているために多数回の複製によっても音質や映像の劣化がなく、アナログ記録の音楽磁気テープ等の記録媒体よりも不正な複製が横行し易い。
特に、それらの光ディスクが「海賊版」と称される光ディスクとして複製されると、著作権者や出版社に多大な不利益をもたらすことになる。
【0003】
従って、著作権法でも特別な考慮が図られていると共に、出版社側では光ディスクのレーベル面や最内周側の鏡面領域に正規の製品であることを示す識別情報(製造ロット番号やシリアル番号等)を印刷・刻印して製造・出荷を管理することが行われている。。
しかし、前記の識別情報を印刷や刻印によって行うのではその複製も容易であるため、光ディスクの製造に際して、その保護層を形成する前又は形成した後に、高出力レーザビームで鏡面領域の反射層にディスクの中心から見て放射方向へ長いバーコードエレメントとなる貫通孔を形成してバーコードシンボルを構成する方式が提案されている(特開平6-203412号)。
また、本願出願人は、主情報を一定の符号化手段で記録しておくと共に、前記の鏡面領域等に主情報の復号化手段を示すキー情報をバーコードシンボルで記録しておき、再生装置がそのキー情報を読取ってその情報で示される復号化方式で主情報を復号化・再生する方式(特開平7-85574号)や、キー情報を主情報を構成するピットの変形態様で与えておき、そのキー情報を先に読取って復号化手段等を選択するという再生方式(特開平8-124219号)を提案している。
【0004】
尚、ソフトウェア製品の複製を防止する対策には、前記のような物理的手法が絡まない論理的手法のみによる対策もあるが、一般には物理的手法の方がより有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特開平6-203412号の方式による場合、従来のレーベル面への印刷や鏡面領域への刻印による方式よりも複製が困難になるが、高出力レーザビームを用いて幅の広いバーコードエレメントでバーコードシンボルを形成することは比較的簡単な設備で容易に行え、またその加工コストも安価である。
従って、それだけに複製が容易であり、実際面で光ディスクの複製に対してどれだけ有効な防止効果があるかは疑問である。
【0006】
一方、特開平7-85574号や特開平8-124219号の方式は、キー情報の形成の困難性と共に再生装置側が関係して再生の可/不可を決定させるため、セキュリティを高めたより有効な対策になることは評価できるが、バーコードや変形ピットは情報の内容を視覚的に直接認識させるものでなく、実用上で不便な場合が多くなる。
また、特開平7-85574号の方式は、特開平6-203412号の場合と同様にバーコードシンボルの形成が比較的容易であるためにその有効性が失われてしまい、特開平8-124219号の方式では、ピットの変形という特殊な方式を採用しているために極めて高いセキュリティ機能を実現できるが、ディスクの製造段階又は製造後に極めて微細なピットを変調するための複雑で高度な技術を必要とし、高価な設備が必要になると共に歩留まりの低下を避けられない。
【0007】
そこで、本発明は、ディスクの識別情報を前記のバーコードシンボルで記録すると共に、更にロゴマークや数字等でカモフラージュさせた微細なバーコードシンボルを記録しておくことにより、再生装置側の構成と共働して光ディスクの不正な複製を困難にし、その有効な防止対策を提供することを目的として創作された。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、光ディスクにおいて、その主情報の記録領域以外であって光ピックアップで読取り可能な領域の反射層に、ディスクの中心から見て放射方向へ長い貫通孔として形成したバーコードエレメントでモジュール幅の広い低密度バーコードシンボルとモジュール幅の狭い高密度バーコードシンボルを構成し、前記の各バーコードシンボルはその光ディスクに係る同一内容の識別情報を有していると共に、高密度バーコードシンボルについてはそれを複数個用いて2次元的に配置させることにより視覚的に認識可能なキャラクタを構成したことを特徴とする光ディスクに係る。
【0009】
そして、その光ディスクの再生に際しては、主情報の再生に先立って、光ディスクを回転させながら光ピックアップを低密度バーコードシンボルと高密度バーコードシンボルの構成領域へ移動させて各バーコードシンボルの信号の読取りを実行させる読取り制御手段と、前記読取り制御手段による制御過程で光ピックアップが読取った信号の内の低密度バーコードシンボルから得られた信号成分のみを通過させる第1フィルタ手段と、前記読取り制御手段による制御過程で光ピックアップが読取った信号の内の高密度バーコードシンボルから得られた信号成分のみを通過させる第2フィルタ手段と、前記第1フィルタ手段の出力信号に基づいてバーコードデータを作成する第1データ作成手段と、前記第2フィルタ手段の出力信号に基づいてバーコードデータを作成する第2データ作成手段と、前記の各データ作成手段が作成した各バーコードデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶した何れか一方のバーコードデータが正規の光ディスクに付与される識別データか否かを判別する判別手段と、前記記憶手段が記憶した双方のバーコードデータを比較する比較手段と、前記判別手段が正規の光ディスクに付与される識別データであることを判別し、且つ前記比較手段が双方のバーコードデータの一致を確認した場合にのみ光ディスクの主情報の再生許可を与える判定手段を具備した再生装置が適用される。
【0010】
第1の発明の光ディスクでは、主情報の記録領域以外であって光ピックアップで読取り可能な領域の反射層に対して、従来技術に示されているような低密度バーコードシンボルに加えて、キャラクタ(文字・図形・記号)として視覚的に認識される態様で複数個の高密度バーコードシンボルを2次元的に配置させている。
従って、前記のキャラクタを光ディスクに固有の識別情報等を示す文字等で構成すれば、その情報を視覚的に直接確認させることができ、実用上の便宜が図れる。
また、キャラクタ内に高密度バーコードシンボルがカモフラージュされているためにその存在の発見が困難であり、もし発見されたとしても、高密度で2次元配置されているために完全な模倣を行うことは技術的に極めて困難である。
そのため、不正な複製品では、低密度バーコードシンボルを形成していてもキャラクタを高密度バーコードシンボルで構成できず、正規の光ディスクとの相違を確認することが容易になる。
【0011】
また、再生装置では低密度バーコードシンボルと高密度バーコードシンボルの一致を再生許可条件とするために高密度バーコードシンボルが第2のセキュリティー情報としての役割を果たし、キャラクタ表現態様で配置された高密度バーコードシンボルも完全に複製していなければ再生不能な光ディスクとなるため、不正な複製品の実用性を失わせることができる。
【0012】
第2の発明は、前記の第1の発明の光ディスクにおける低密度バーコードシンボルと高密度バーコードシンボルの情報を、双方の情報を用いた一定の演算アルゴリズムに基づいてその光ディスクの識別情報を与える内容としたものである。
例えば、一方のバーコードシンボルの情報の解読キーを他方のバーコードシンボルの情報が与えるというように暗号化された情報内容を持たせることができる。
【0013】
そして、その光ディスクの再生に際しては、第1の発明と同様の機能手段である読取り制御手段と第1フィルタ手段と第2フィルタ手段と第1データ作成手段と第2データ作成手段と記憶手段とを具備すると共に、その光ディスクの主情報再生の許可/不許可を判定するために、前記記憶手段が記憶した各デコードデータを用いて前記光ディスクに対応した一定の演算アルゴリズムで識別データを演算する演算手段と、前記演算手段が求めた識別データが正規の光ディスクに付与される識別データか否かを判別する判別手段と、前記判別手段が正規の光ディスクに付与される識別データであることを判別した場合にのみ光ディスクの主情報の再生許可を与える判定手段を具備した再生装置が適用される。
【0014】
この第2の発明によれば、低密度バーコードシンボルと高密度バーコードシンボルが同一内容のシンボルパターンとならないために光ディスクの複製がより困難になり、また暗号化された情報を用いた一定の演算アルゴリズムに基づいて光ディスクの識別データが求められるため、第1の発明の場合より更にセキュリティー機能を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の光ディスク及びその再生装置の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
《実施形態1》
先ず、図1は実施形態に係る光ディスクの読取り側面の平面図(B)とその要部の拡大図(A)を示す。
同図において、1は光ディスクであり、その主情報の記録領域2のリードイン部の内側でクランパ領域3の外側に相当する領域には環状の鏡面領域4が構成されている。
ここに、前記の鏡面領域4は、光ディスク1における透明プラスチック層(カーボネイト層)と保護層の間に介装されている反射層(アルミニウム等の金属層)からなる反射層に主情報が記録されておらず、鏡面状の反射面として構成されている。
【0015】
この実施形態では、鏡面領域4の反射層に対して一定の中心角を隔てて2個の低密度バーコードシンボル5,5'が形成されており、それらの間には前記のバーコードシンボル5,5'と比較してその幅と高さが約1/4になっている高密度バーコードシンボル6を2次元的に多数個配置形成し、周方向に「DISC」の文字列を構成したロゴ部7が構成されている。
また、この実施形態では低密度バーコードシンボル5,5'と高密度バーコードシンボル6の各バーコードエレメントは光ディスクの中心から見て放射方向へ長く形成されていると共に、双方とも光ディスク1の識別情報を表す同一のシンボルパターンを有している。
更に、低密度バーコードシンボル5,5'と高密度バーコードシンボル6はそれぞれのサイズに対応した比のモジュール幅を有し、必然的にワイドバーとナローバーの幅及びワイドスペースとナロースペースの幅もその対応比になっている。
【0016】
そして、前記の低密度バーコードシンボル5,5'とロゴ部7を施した一部分を鏡面領域4の半径方向に係る幅の略中心を通る周方向断面で見ると図2のようになっている。
同図において、10はカーボネイト層、11は保護層であり、それらの層間に反射層12が介装されているが、反射層12は低密度バーコードシンボル5に相当するバーコード部と高密度バーコードシンボル6に相当するロゴ部が鏡面部13を介して連続した態様になる。
ここに、低密度バーコードシンボル5,5'及び各高密度バーコードシンボル6は、上記の特開平6-203412号の方式で、この光ディスク1の製造過程で保護層11を施す前又は施した保護層11を硬化させる前に高出力レーザビームを反射層12に集光させてそのアルミニウム層に貫通孔を形成することにより構成されている。
従って、バーコードシンボルのバーエレメントに相当する貫通孔の部分では光が反射せず、スペースエレメントに相当するアルミニウム部分は鏡面部13と同等の反射率で光を反射させる。
【0017】
ところで、ロゴ部7は前記のように多数の高密度バーコードシンボル6を2次元的に配置させて構成されているが、図1(B)に示すように視覚的には周囲の鏡面と比較して少し暗く見える態様でロゴ:「DISC」のロゴが描かれているようにしか見えず、顕微鏡等で詳細に見なければそのロゴ面が高密度バーコードシンボル6で構成されていることを認識できない。
【0018】
そして、前記の光ディスク1は図3に示す再生装置で再生される。但し、図3のシステム回路は主に再生装置におけるディスク確認に関連した部分のシステム回路であり、それ以外の部分は省略されている。
同図において、21は光ピックアップ、22はスピンドルモータ、23はスピンドル・トラッキング制御等を実行するサーボ回路、24は光ピックアップ21に対するアクチュエータドライバ、25は光ピックアップ21の検出信号を増幅する光量検出アンプ、26はアンプ、27は低密度バーコードシンボル5,5'から得られる光検出信号成分のみを通過させるローパスフィルタ(LPF)、28は閾値電圧をVtbとしてLPF27の出力信号を2値化するコンパレータ、29はコンパレータ28の出力データをデコードするデコーダ、30はアンプ、31は高密度バーコードシンボル6から得られる光検出信号成分のみを通過させるバンドパスフィルタ(BPF)、32は閾値電圧をVtlとしてBPF31の出力信号を2値化するコンパレータ、33はコンパレータ32の出力データをデコードするデコーダ、34は再生装置のシステム全体を統括的に制御すると共にディスク確認モードにおいてセットされた光ディスク1の再生の許可/不許可を判定するマイクロコンピュータ回路(以下「マイコン回路」という)である。
【0019】
次に、前記のシステム回路において光ディスク1を再生する際の動作手順を図11のフローチャートを用いて説明する。また、その説明の過程で必要に応じて図1から図10を用いる。
図3において、マイコン回路34に対して光ディスク1の再生指示がなされると、そのCPUはROMに格納されている制御プログラムに基づいて、以下の手順を実行する。
先ず、再生指示によってディスク確認モードを設定し、直ちにサーボ回路23へ同モードでの制御データを出力する(S1〜S3)。
そして、サーボ回路23はスピンドルモータ22を起動させて光ディスク1を360°以上回転させ、その回転過程で光ピックアップ21を光ディスク1の環状の鏡面領域4の半径方向の幅に相当する距離分だけ移動させる(S4)。
【0020】
この制御時における光ディスク1の回転速度と光ピックアップ21の移動位置との時系列的変化は図4に示される。
即ち、光ディスク1の回転は急激に立上げられて定速状態へ移行し、ほぼ約1回転する時間帯はその定速状態を保ち、1回転した後に立下げられて停止する。また、光ピックアップ21は初期位置P1から最終位置P2まで移動しているが、光ディスク1が定速状態へ移行した時には等速度で外側へ移動し、光ディスク1が定速回転し、光ピックアップ21が等速移動している時間帯が低密度バーコードシンボル5,5'とロゴ部7の読取り時間に対応している。
従って、光ディスク1の読取り側面に対する光ピックアップ21の相対的な移動軌跡は図1(B)で点線で示したP1〜P2となって、光ピックアップ21は必ず低密度バーコードシンボル5,5'とロゴ部7を横切ることになり、少なくとも点a1〜a2の軌跡部分では光ディスク1が定速回転し、光ピックアップ21が等速移動していることになる。
【0021】
ところで、前記の読取り時間帯で、光ピックアップ21が低密度バーコードシンボル5とロゴ部7の最初の高密度バーコードシンボル6を横切った際の出力信号(読取り信号)は図5のような信号波形となる。
即ち、図2を対応させれば明らかなように、当然に低密度バーコードシンボル5の部分での読取り信号は長い周期の信号波形になり、高密度バーコードシンボル6の部分では短い周期の信号波形になるが、上記のように双方のシンボル5,6は同一のパターンを有しているために、時間軸方向に粗密の関係になっているだけで信号内容は同一である。
【0022】
そして、前記の読取り信号は光量検出アンプ25からアンプ26を介してLPF27へ入力され、また光量検出アンプ25からアンプ30を介してBPF31へ入力されるが、LPF27は低密度バーコードシンボル5に係る信号成分のみを通過させて図6に示すような信号を出力し、BPF31は高密度バーコードシンボル6に係る信号成分のみを通過させるために図7に示すような信号波形を出力する。
より詳細には、LPF27とBPF31は図8の点線で示すような周波数特性を有しており、それぞれ通過帯域に低密度バーコードシンボル5に係る信号のスペクトラムと高密度バーコードシンボル6に係る信号のスペクトラムを含んでいる。
【0023】
次に、各フィルタ27,31の出力はそれぞれコンパレータ28,32へ入力されるが、コンパレータ28は図6の信号波形のP-P値のほぼ中間に閾値電圧Vtbを、コンパレータ32は図7の信号波形のP-P値のほぼ中間に閾値電圧Vtlを設定しており、各フィルタ27,31の出力信号を2値化する。
従って、コンパレータ28の出力信号は図9に、コンパレータ10の出力信号は図10に示すパルス波形となる。
【0024】
そして、前記の各パルス波形は各コンパレータ28,32に対応して設けられているデコーダ29,33へ入力され、各デコーダ29,33はマイコン回路34が処理し得るデータストリームへデコードしてそれぞれマイコン回路34へ出力する。
【0025】
ここで、図11のフローチャートへ戻って、各デコードデータを受信したマイコン回路34ではそれをI/Oポートから取込み、各データを内蔵RAMに格納する(S5)。
尚、図5から図7及び図9と図10では1個の低密度バーコードシンボル5とその次に読取られる高密度バーコードシンボル6の信号のみを対象にしているが、実際には図1に示されるように光ピックアップ21は1個の低密度バーコードシンボル5を読取った後、ロゴ部7で多数個の高密度バーコードシンボル6を読取り、更に1個の低密度バーコードシンボル5を読取ることになるため、低密度バーコードシンボル5に係るデコードデータが2セット、高密度バーコードシンボル6に係るデコードデータが多数セット分にわたってRAMに格納されることになる。
そして、それらのデコードデータが全て格納された後に光ディスク1の回転が停止せしめられ、また光ピックアップ21が初期位置へ戻される(S6)。
【0026】
次に、マイコン回路34はRAMに格納した低密度バーコードシンボル5に係るデコードデータと予めROMに格納されている識別データを比較する(S7)。
この実施形態においては、ROMの識別データをこの光ディスクに付与され得るシリアル番号とロット番号の許容範囲データとして与えており、光ディスク1が正規の製品であれば、前記の各バーコードシンボル5,6が表現するデータがその許容範囲データに含まれることになる。
従って、低密度バーコードシンボル5に係るデコードデータがROMの識別データが示す範囲内に含まれていれば、この光ディスク1が正規の製品であろうと推定できる。
しかし、マイコン回路34はその条件が満たされていることが確認できても判断を留保し、更にRAMに格納した低密度バーコードシンボル5と高密度バーコードシンボル6に係る各デコードデータが一致するかを確認する(S8)。
そして、その一致も確認された段階でこの光ディスク1が正規のものであると判断し、当初に設定したディスク確認モードを解除して本来の再生モードへ移行させる(S8→S13)。
【0027】
このように、光ディスク1の正規性を最終的に確定するまでに、S7とS8の2つの確認条件を課していることは、次のような意義を有している。
先ず、S7の確認条件は低密度バーコードシンボル5で正確にこの光ディスク1に付与され得るシリアル番号とロット番号が表現されているかを確認するものであり、そのようなバーコードシンボル5が付されていないか又は許容できるシリアル番号等が正確に表現されていない場合には不正に複製された光ディスクであるということになる。
しかし、低密度バーコードシンボル5を形成することは安価な製造設備で容易に行うことができるため、不正に複製された光ディスクであっても複製対象とした正規の光ディスクの低密度バーコードシンボル5をそのまま形成しておけばS7の確認条件をクリアでき、不正な複製品を排除するための有効性が失われる。これに対して、S8の確認条件をクリアするためには、上記のように「DISC」のロゴにカモフラージュされた高密度バーコードシンボル6を見つけ出し、設備の改造や高度な技術を必要とする高密度バーコードシンボル6の形成を行わねばならず、殆どの不正な複製品はこの条件をクリアできないことになる。
即ち、二重の条件で不正な複製に対するセキュリティを飛躍的に向上させることができる。
【0028】
そして、この実施形態では、S7の条件を満たさなかった場合、及びそれを満たしてもS8の条件を満たさなかった場合には、直ちにRAMの格納データをクリアしてS3〜S9の手順を再実行させ(S7〜S10→S3)、更にその手順を3回繰り返し実行してもS7とS8での確認条件をクリアできない時には、マイコン回路34が光ディスク1を完全に不正な複製品であるとみなし、再生不許可の表示制御信号を出力すると共に、その光ディスク1の排出動作を実行させて今回のディスク確認モードを抜ける(S10〜S12)。
尚、S3〜S9の手順を3回実行させているのは、最終確定の慎重を期するためである。
【0029】
また、システムの信頼性を向上させるためには次のような対策を施しておくことも有効である。
(1) RAMに多数の低密度バーコードシンボル5と高密度バーコードシンボル6に係るデコードデータが格納されるため、全てのデコードデータを比較対象として用い、一定以上の一致条件が得られた場合にのみ正規の光ディスクとみなすような処理手順を実行させる。
(2) 鏡面領域4にはその周方向にスペースの余裕を見込めるため、各バーコードシンボル5,5',6の前後のクワイエットゾーンを大きくとることによって読取りエラーを少なくする。
【0030】
更に、この実施形態では、光ディスク1の低密度バーコードシンボル5,5'とロゴ部7の高密度バーコードシンボル6が常にほぼ同一半径上で現れるような配置態様になっているが、両者が別の半径上に位置しているようにしてもよい。
また、この実施形態は、光ディスクであって鏡面領域4に相当する領域を有するものであればその種類を問わず適用でき、代表的な光ディスクであるCDだけでなく、ミニディスクや2面張り合わせのMOディスクやDVD-ROM等の多種多様な光ディスクに適用できる。
【0031】
《実施形態2》
この実施形態の特徴は、▲1▼前記の実施形態1における光ディスク1の低密度バーコードシンボル5,5'とロゴ部7の高密度バーコードシンボル6が同一内容の情報を有していたのに対し、低密度バーコードシンボル5,5'が光ディスク1の識別情報を暗号化した内容の情報を有しており、高密度バーコードシンボル6がその暗号化された情報を解読するためのキー情報としての内容を有している点、及び▲2▼再生装置において各バーコードシンボル5,5',6の情報を前記の内容としたことにより光ディスク1を判定するための手順が異なる点にある。
尚、この実施形態では光ディスクの識別情報を簡単なコード情報で与えることとしている。
【0032】
従って、光ディスク1についてみると、実施形態1に係る図1では低密度バーコードシンボル5,5'と高密度バーコードシンボル6にモジュールの粗密があるだけでシンボルパターンは同一になっているが、この実施形態では各バーコードシンボル(5,5'),6のシンボルパターンが相違し、それに対応して図2における反射層12の断面の態様が異なることになる。
また、再生装置についてみると、図3に示したシステム回路の基本構成自体は同様であるが、前記のように2種のバーコードシンボル(5,5'),6の情報内容が異なるため、実施形態1においてシステムの動作説明のために用いた図5から図7及び図9と図10の各信号波形が異なることになる。
【0033】
そして、この実施形態の特徴は図12のフローチャートによって具体的に説明される。
先ず、同図におけるS21〜S26の制御シーケンスは実施形態1の場合と同様であり、それらの手順は実施形態1における図11のS1〜S6に対応している。
ところで、S26までの手順が完了すると、マイコン回路34のRAMには低密度バーコードシンボル5,5'とロゴ部7の高密度バーコードシンボル6に係る各デコードデータが格納されている(S25)。
【0034】
この実施形態では、CPUが高密度バーコードシンボル6に係るデコードデータを解読キーとして低密度バーコードシンボル5のデコードデータを解読し、その解読結果として光ディスク1に係る識別情報が求まる(S27)。
即ち、低密度バーコードシンボル5のデータは暗号化されており、高密度バーコードシンボル6のデータがその暗号化アルゴリズムを解読するプログラムの指定コードを与え、CPUは予めROMに格納してある前記指定コードに対応した解読プログラムを読出して低密度バーコードシンボル5のデコードデータを解読する。
【0035】
また、マイコン回路34のROMにはこの再生装置が再生可能な光ディスク1に係る識別情報の付与範囲を示すデータが格納されている。
そこで、CPUは先に得られた解読結果がROMのデータが示す範囲内に含まれているか否かを確認し、範囲内であればディスク確認モードを解除して本来の再生モードへ移行する(S28→S33)。
一方、前記の確認において、解読結果が範囲外になった場合には、CPUはRAMのデータをクリアしてS23〜S29の手順を再実行させ(S30→S23〜S29)、結果的にその手順を3回繰り返し実行しても確認結果が範囲外になった時には、が光ディスク1を完全に不正な複製品であるとみなし、再生不許可の表示制御信号を出力すると共に、その光ディスク1の排出動作を実行させて今回のディスク確認モードを抜ける(S30〜S32)。
【0036】
この実施形態によれば、暗号化データとその解読キーを各バーコードシンボル5,5',6で与えるようにしているため、光ディスク1を再生できる再生装置を限定することができ、また低密度バーコードシンボル5,5'とロゴ部7の高密度バーコード6を異なるシンボルパターンで構成しなければならないために、その複製がより困難になる。
尚、この実施形態では、低密度バーコードシンボル5側のデータを暗号化データとし、高密度バーコードシンボル6側のデータをその暗号化データの解読キーとしているが、逆の関係でデータを持たせてもよい。
更には、暗号化データと解読キーの組合せとせず、双方のデータを変数とした何らかの関数によって光ディスク1の識別情報が求められるようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明の光ディスク及びその再生装置は、以上の構成を有していることにより、次のような効果を奏する。
請求項1の発明は、従来技術のように光ディスクの鏡面領域に対してその識別情報を低密度バーコードシンボルで施すことは比較的容易に複製できるが、この発明では低密度バーコードシンボルに加えて高密度バーコードシンボルを2次元的にキャラクタ構成態様で配設させるようにしているため、比較的安価な設備を用いて実現できるものの高度の製造技術を必要とし、不正な複製を極めて困難にして有効な複製防止対策を提供する。
また、キャラクタをロゴマークやシリアル番号等にしてディスクの識別情報を視覚的に直接確認させることができると共に、キャラクタ内に高密度バーコードシンボルがカモフラージュされるために高密度バーコードシンボルの存在を発見し難くすることができる。
請求項2の発明は、低密度バーコードシンボルと高密度バーコードシンボルの情報を用いて一定の演算アルゴリズムで光ディスクの識別情報を与えるようにしているため、再生装置側と共働して不正な複製に対するセキュリティ機能を更に高める。
請求項3及び請求項4の発明は、それぞれ請求項1,2の光ディスクを対象とした再生装置として、それらの請求項1,2で規定される光ディスク以外の光ディスクに対する再生を不許可とし、音楽ソフトやゲームソフト等の不正な複製を無効化する。
また、低密度バーコードシンボルだけで複製防止対策を施した光ディスクが普及したとしても、再生の許可/不許可を判定するためのプログラムをディップスイッチ等で切換えるだけで対応させることが可能であり、ハードウェアの変更を伴わずに互換性を確保させることができるという利点も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光ディスクの読取り側面の平面図(B)とその要部の拡大図(A)である。
【図2】低密度バーコードシンボルとロゴ部を施した一部分を鏡面領域の半径方向に係る幅の略中心を通る周方向断面で見た断面図である。
【図3】光ディスクの再生装置のシステム回路図である。
【図4】ディスク確認モードにおける光ディスクの回転速度と光ピックアップの移動位置の時系列的変化を示すグラフである。
【図5】ディスク確認モードにおける光ピックアップの出力信号を示すグラフである。
【図6】LPFの出力信号を示すグラフである。
【図7】BPFの出力信号を示すグラフである。
【図8】LPFとBPFの周波数特性及び低密度バーコードシンボルと高密度バーコードシンボルに係る信号のスペクトラムを示すグラフである。
【図9】コンパレータ(バーコード部側)の出力信号を示すグラフである。
【図10】コンパレータ(ロゴ部側)の出力信号を示すグラフである。
【図11】実施形態1における再生装置のディスク確認モードでの動作手順を示すフローチャートである。
【図12】実施形態2における再生装置のディスク確認モードでの動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…主情報の記録領域、3…クランパ領域、4…鏡面領域、5,5'…低密度バーコードシンボル、6…高密度バーコードシンボル、7…ロゴ部、10…カーボネイト層、11…保護層、12…反射層、13…鏡面部、21…光ピックアップ、22…スピンドルモータ、23…サーボ回路、24…アクチュエータドライバ、25…光量検出アンプ、26,30…アンプ、27…LPF、28,32…コンパレータ、29,33…デコーダ、31…BPF、34…マイコン回路。

Claims (4)

  1. 光ディスクにおいて、その主情報の記録領域以外であって光ピックアップで読取り可能な領域の反射層に、ディスクの中心から見て放射方向へ長い貫通孔として形成したバーコードエレメントでモジュール幅の広い低密度バーコードシンボルとモジュール幅の狭い高密度バーコードシンボルを構成し、前記の各バーコードシンボルはその光ディスクに係る同一内容の識別情報を有していると共に、高密度バーコードシンボルについてはそれを複数個用いて2次元的に配置させることにより視覚的に認識可能なキャラクタを構成したことを特徴とする光ディスク。
  2. 光ディスクにおいて、その主情報の記録領域以外であって光ピックアップで読取り可能な領域の反射層に、ディスクの中心から見て放射方向へ長い貫通孔として形成したバーコードエレメントでモジュール幅の広い低密度バーコードシンボルとモジュール幅の狭い高密度バーコードシンボルを構成し、前記の各バーコードシンボルは双方の情報を用いた一定の演算アルゴリズムに基づいてその光ディスクの識別情報を与える情報を有していると共に、高密度バーコードシンボルについてはそれを2次元的に複数個配置させることにより視覚的に認識可能なキャラクタを構成したことを特徴とする光ディスク。
  3. 請求項1の光ディスクを対象とした再生装置であって、光ディスクの主情報の再生に先立って、その光ディスクを回転させながら光ピックアップを低密度バーコードシンボルと高密度バーコードシンボルの構成領域へ移動させて各バーコードシンボルの信号の読取りを実行させる読取り制御手段と、前記読取り制御手段による制御過程で光ピックアップが読取った信号の内の低密度バーコードシンボルから得られた信号成分のみを通過させる第1フィルタ手段と、前記読取り制御手段による制御過程で光ピックアップが読取った信号の内の高密度バーコードシンボルから得られた信号成分のみを通過させる第2フィルタ手段と、前記第1フィルタ手段の出力信号に基づいてバーコードデータを作成する第1データ作成手段と、前記第2フィルタ手段の出力信号に基づいてバーコードデータを作成する第2データ作成手段と、前記の各データ作成手段が作成した各バーコードデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶した何れか一方のバーコードデータが正規の光ディスクに付与される識別データか否かを判別する判別手段と、前記記憶手段が記憶した双方のバーコードデータを比較する比較手段と、前記判別手段が正規の光ディスクに付与される識別データであることを判別し、且つ前記比較手段が双方のバーコードデータの一致を確認した場合にのみ光ディスクの主情報の再生許可を与える判定手段を具備したことを特徴とする光ディスクの再生装置。
  4. 請求項2の光ディスクを対象とした再生装置であって、光ディスクの主情報の再生に先立って、その光ディスクを回転させながら光ピックアップを低密度バーコードシンボルと高密度バーコードシンボルの構成領域へ移動させて各バーコードシンボルの信号の読取りを実行させる読取り制御手段と、前記読取り制御手段による制御過程で光ピックアップが読取った信号の内の低密度バーコードシンボルから得られた信号成分のみを通過させる第1フィルタ手段と、前記読取り制御手段による制御過程で光ピックアップが読取った信号の内の高密度バーコードシンボルから得られた信号成分のみを通過させる第2フィルタ手段と、前記第1フィルタ手段の出力信号に基づいてバーコードデータを作成する第1データ作成手段と、前記第2フィルタ手段の出力信号に基づいてバーコードデータを作成する第2データ作成手段と、前記の各データ作成手段が作成した各バーコードデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶した各デコードデータを用いて前記光ディスクに対応した一定の演算アルゴリズムで識別データを演算する演算手段と、前記演算手段が求めた識別データが正規の光ディスクに付与される識別データか否かを判別する判別手段と、前記判別手段が正規の光ディスクに付与される識別データであることを判別した場合にのみ光ディスクの主情報の再生許可を与える判定手段を具備したことを特徴とする光ディスクの再生装置。
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