JPH10105974A - 光ディスク及びその再生装置 - Google Patents

光ディスク及びその再生装置

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JPH10105974A
JPH10105974A JP8275277A JP27527796A JPH10105974A JP H10105974 A JPH10105974 A JP H10105974A JP 8275277 A JP8275277 A JP 8275277A JP 27527796 A JP27527796 A JP 27527796A JP H10105974 A JPH10105974 A JP H10105974A
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optical
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Kazuhisa Ozaki
和久 尾▲ざき▼
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音楽ソフトやゲームソフト等を記録した光デ
ィスクの不正な複製を有効に防止する。 【解決手段】 光ディスクの最内周側の鏡面領域4に放
射状の貫通孔として形成したバーコードエレメントで低
密度バーコードシンボル5,5'と高密度バーコードシンボ
ル6を構成し、高密度バーコードシンボル6は複数個を2
元的に配置してロゴ部7を構成する。前記のシンボル5,
5'とシンボル6は光ディスクを識別するための同一内容
の情報か、又は双方を用いて一定の演算アルゴリズムで
光ディスクの識別情報が求められる情報としておく。再
生装置では、前者の場合には何れかのシンボルの情報の
適正確認と両シンボルの情報の一致により、後者の場合
には前記アルゴリズムの演算により光ディスクの識別情
報が求まった場合に、光ディスクを正規なものとみなし
て主情報の再生許可を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク及びその
再生装置に係り、特に音楽ソフトやゲームソフト等を記
録した光ディスクが正規の製品か否かを厳密に確認し、
著作権の侵害を構成する不正な複製を防止するための対
策に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオディスクであるCD(Compact
Disc)やテレビゲームの記録媒体に用いられている光デ
ィスク、更には最近注目されている映像ディスクである
DVD(Digital Video Disc)は、その情報がディジタル
データで記録されているために多数回の複製によっても
音質や映像の劣化がなく、アナログ記録の音楽磁気テー
プ等の記録媒体よりも不正な複製が横行し易い。特に、
それらの光ディスクが「海賊版」と称される光ディスクと
して複製されると、著作権者や出版社に多大な不利益を
もたらすことになる。
【0003】従って、著作権法でも特別な考慮が図られ
ていると共に、出版社側では光ディスクのレーベル面や
最内周側の鏡面領域に正規の製品であることを示す識別
情報(製造ロット番号やシリアル番号等)を印刷・刻印し
て製造・出荷を管理することが行われている。。しか
し、前記の識別情報を印刷や刻印によって行うのではそ
の複製も容易であるため、光ディスクの製造に際して、
その保護層を形成する前又は形成した後に、高出力レー
ザビームで鏡面領域の反射層にディスクの中心から見て
放射方向へ長いバーコードエレメントとなる貫通孔を形
成してバーコードシンボルを構成する方式が提案されて
いる(特開平6-203412号)。また、本願出願人は、主情報
を一定の符号化手段で記録しておくと共に、前記の鏡面
領域等に主情報の復号化手段を示すキー情報をバーコー
ドシンボルで記録しておき、再生装置がそのキー情報を
読取ってその情報で示される復号化方式で主情報を復号
化・再生する方式(特開平7-85574号)や、キー情報を主情
報を構成するピットの変形態様で与えておき、そのキー
情報を先に読取って復号化手段等を選択するという再生
方式(特開平8-124219号)を提案している。
【0004】尚、ソフトウェア製品の複製を防止する対
策には、前記のような物理的手法が絡まない論理的手法
のみによる対策もあるが、一般には物理的手法の方がよ
り有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平6-20
3412号の方式による場合、従来のレーベル面への印刷や
鏡面領域への刻印による方式よりも複製が困難になる
が、高出力レーザビームを用いて幅の広いバーコードエ
レメントでバーコードシンボルを形成することは比較的
簡単な設備で容易に行え、またその加工コストも安価で
ある。従って、それだけに複製が容易であり、実際面で
光ディスクの複製に対してどれだけ有効な防止効果があ
るかは疑問である。
【0006】一方、特開平7-85574号や特開平8-124219
号の方式は、キー情報の形成の困難性と共に再生装置側
が関係して再生の可/不可を決定させるため、セキュリ
ティを高めたより有効な対策になることは評価できる
が、バーコードや変形ピットは情報の内容を視覚的に直
接認識させるものでなく、実用上で不便な場合が多くな
る。また、特開平7-85574号の方式は、特開平6-203412
号の場合と同様にバーコードシンボルの形成が比較的容
易であるためにその有効性が失われてしまい、特開平8-
124219号の方式では、ピットの変形という特殊な方式を
採用しているために極めて高いセキュリティ機能を実現
できるが、ディスクの製造段階又は製造後に極めて微細
なピットを変調するための複雑で高度な技術を必要と
し、高価な設備が必要になると共に歩留まりの低下を避
けられない。
【0007】そこで、本発明は、ディスクの識別情報を
前記のバーコードシンボルで記録すると共に、更にロゴ
マークや数字等でカモフラージュさせた微細なバーコー
ドシンボルを記録しておくことにより、再生装置側の構
成と共働して光ディスクの不正な複製を困難にし、その
有効な防止対策を提供することを目的として創作され
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、光ディス
クにおいて、その主情報の記録領域以外であって光ピッ
クアップで読取り可能な領域の反射層に、ディスクの中
心から見て放射方向へ長い貫通孔として形成したバーコ
ードエレメントでモジュール幅の広い低密度バーコード
シンボルとモジュール幅の狭い高密度バーコードシンボ
ルを構成し、前記の各バーコードシンボルはその光ディ
スクに係る同一内容の識別情報を有していると共に、高
密度バーコードシンボルについてはそれを複数個用いて
2次元的に配置させることにより視覚的に認識可能なキ
ャラクタを構成したことを特徴とする光ディスクに係
る。
【0009】そして、その光ディスクの再生に際して
は、主情報の再生に先立って、光ディスクを回転させな
がら光ピックアップを低密度バーコードシンボルと高密
度バーコードシンボルの構成領域へ移動させて各バーコ
ードシンボルの信号の読取りを実行させる読取り制御手
段と、前記読取り制御手段による制御過程で光ピックア
ップが読取った信号の内の低密度バーコードシンボルか
ら得られた信号成分のみを通過させる第1フィルタ手段
と、前記読取り制御手段による制御過程で光ピックアッ
プが読取った信号の内の高密度バーコードシンボルから
得られた信号成分のみを通過させる第2フィルタ手段
と、前記第1フィルタ手段の出力信号に基づいてバーコ
ードデータを作成する第1データ作成手段と、前記第2
フィルタ手段の出力信号に基づいてバーコードデータを
作成する第2データ作成手段と、前記の各データ作成手
段が作成した各バーコードデータを記憶する記憶手段
と、前記記憶手段が記憶した何れか一方のバーコードデ
ータが正規の光ディスクに付与される識別データか否か
を判別する判別手段と、前記記憶手段が記憶した双方の
バーコードデータを比較する比較手段と、前記判別手段
が正規の光ディスクに付与される識別データであること
を判別し、且つ前記比較手段が双方のバーコードデータ
の一致を確認した場合にのみ光ディスクの主情報の再生
許可を与える判定手段を具備した再生装置が適用され
る。
【0010】第1の発明の光ディスクでは、主情報の記
録領域以外であって光ピックアップで読取り可能な領域
の反射層に対して、従来技術に示されているような低密
度バーコードシンボルに加えて、キャラクタ(文字・図形
・記号)として視覚的に認識される態様で複数個の高密度
バーコードシンボルを2次元的に配置させている。従っ
て、前記のキャラクタを光ディスクに固有の識別情報等
を示す文字等で構成すれば、その情報を視覚的に直接確
認させることができ、実用上の便宜が図れる。また、キ
ャラクタ内に高密度バーコードシンボルがカモフラージ
ュされているためにその存在の発見が困難であり、もし
発見されたとしても、高密度で2次元配置されているた
めに完全な模倣を行うことは技術的に極めて困難であ
る。そのため、不正な複製品では、低密度バーコードシ
ンボルを形成していてもキャラクタを高密度バーコード
シンボルで構成できず、正規の光ディスクとの相違を確
認することが容易になる。
【0011】また、再生装置では低密度バーコードシン
ボルと高密度バーコードシンボルの一致を再生許可条件
とするために高密度バーコードシンボルが第2のセキュ
リティー情報としての役割を果たし、キャラクタ表現態
様で配置された高密度バーコードシンボルも完全に複製
していなければ再生不能な光ディスクとなるため、不正
な複製品の実用性を失わせることができる。
【0012】第2の発明は、前記の第1の発明の光ディ
スクにおける低密度バーコードシンボルと高密度バーコ
ードシンボルの情報を、双方の情報を用いた一定の演算
アルゴリズムに基づいてその光ディスクの識別情報を与
える内容としたものである。例えば、一方のバーコード
シンボルの情報の解読キーを他方のバーコードシンボル
の情報が与えるというように暗号化された情報内容を持
たせることができる。
【0013】そして、その光ディスクの再生に際して
は、第1の発明と同様の機能手段である読取り制御手段
と第1フィルタ手段と第2フィルタ手段と第1データ作
成手段と第2データ作成手段と記憶手段とを具備すると
共に、その光ディスクの主情報再生の許可/不許可を判
定するために、前記記憶手段が記憶した各デコードデー
タを用いて前記光ディスクに対応した一定の演算アルゴ
リズムで識別データを演算する演算手段と、前記演算手
段が求めた識別データが正規の光ディスクに付与される
識別データか否かを判別する判別手段と、前記判別手段
が正規の光ディスクに付与される識別データであること
を判別した場合にのみ光ディスクの主情報の再生許可を
与える判定手段を具備した再生装置が適用される。
【0014】この第2の発明によれば、低密度バーコー
ドシンボルと高密度バーコードシンボルが同一内容のシ
ンボルパターンとならないために光ディスクの複製がよ
り困難になり、また暗号化された情報を用いた一定の演
算アルゴリズムに基づいて光ディスクの識別データが求
められるため、第1の発明の場合より更にセキュリティ
ー機能を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ディスク及びそ
の再生装置の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。 《実施形態1》先ず、図1は実施形態に係る光ディスク
の読取り側面の平面図(B)とその要部の拡大図(A)を示
す。同図において、1は光ディスクであり、その主情報
の記録領域2のリードイン部の内側でクランパ領域3の外
側に相当する領域には環状の鏡面領域4が構成されてい
る。ここに、前記の鏡面領域4は、光ディスク1における
透明プラスチック層(カーボネイト層)と保護層の間に介
装されている反射層(アルミニウム等の金属層)からなる
反射層に主情報が記録されておらず、鏡面状の反射面と
して構成されている。
【0015】この実施形態では、鏡面領域4の反射層に
対して一定の中心角を隔てて2個の低密度バーコードシ
ンボル5,5'が形成されており、それらの間には前記のバ
ーコードシンボル5,5'と比較してその幅と高さが約1/
4になっている高密度バーコードシンボル6を2次元的
に多数個配置形成し、周方向に「DISC」の文字列を構成し
たロゴ部7が構成されている。また、この実施形態では
低密度バーコードシンボル5,5'と高密度バーコードシン
ボル6の各バーコードエレメントは光ディスクの中心か
ら見て放射方向へ長く形成されていると共に、双方とも
光ディスク1の識別情報を表す同一のシンボルパターン
を有している。更に、低密度バーコードシンボル5,5'と
高密度バーコードシンボル6はそれぞれのサイズに対応
した比のモジュール幅を有し、必然的にワイドバーとナ
ローバーの幅及びワイドスペースとナロースペースの幅
もその対応比になっている。
【0016】そして、前記の低密度バーコードシンボル
5,5'とロゴ部7を施した一部分を鏡面領域4の半径方向に
係る幅の略中心を通る周方向断面で見ると図2のように
なっている。同図において、10はカーボネイト層、11は
保護層であり、それらの層間に反射層12が介装されてい
るが、反射層12は低密度バーコードシンボル5に相当す
るバーコード部と高密度バーコードシンボル6に相当す
るロゴ部が鏡面部13を介して連続した態様になる。ここ
に、低密度バーコードシンボル5,5'及び各高密度バーコ
ードシンボル6は、上記の特開平6-203412号の方式で、
この光ディスク1の製造過程で保護層11を施す前又は施
した保護層11を硬化させる前に高出力レーザビームを反
射層12に集光させてそのアルミニウム層に貫通孔を形成
することにより構成されている。従って、バーコードシ
ンボルのバーエレメントに相当する貫通孔の部分では光
が反射せず、スペースエレメントに相当するアルミニウ
ム部分は鏡面部13と同等の反射率で光を反射させる。
【0017】ところで、ロゴ部7は前記のように多数の
高密度バーコードシンボル6を2次元的に配置させて構
成されているが、図1(B)に示すように視覚的には周囲
の鏡面と比較して少し暗く見える態様でロゴ:「DISC」の
ロゴが描かれているようにしか見えず、顕微鏡等で詳細
に見なければそのロゴ面が高密度バーコードシンボル6
で構成されていることを認識できない。
【0018】そして、前記の光ディスク1は図3に示す
再生装置で再生される。但し、図3のシステム回路は主
に再生装置におけるディスク確認に関連した部分のシス
テム回路であり、それ以外の部分は省略されている。同
図において、21は光ピックアップ、22はスピンドルモー
タ、23はスピンドル・トラッキング制御等を実行するサ
ーボ回路、24は光ピックアップ21に対するアクチュエー
タドライバ、25は光ピックアップ21の検出信号を増幅す
る光量検出アンプ、26はアンプ、27は低密度バーコード
シンボル5,5'から得られる光検出信号成分のみを通過さ
せるローパスフィルタ(LPF)、28は閾値電圧をVtbと
してLPF27の出力信号を2値化するコンパレータ、29
はコンパレータ28の出力データをデコードするデコー
ダ、30はアンプ、31は高密度バーコードシンボル6から
得られる光検出信号成分のみを通過させるバンドパスフ
ィルタ(BPF)、32は閾値電圧をVtlとしてBPF31の
出力信号を2値化するコンパレータ、33はコンパレータ
32の出力データをデコードするデコーダ、34は再生装置
のシステム全体を統括的に制御すると共にディスク確認
モードにおいてセットされた光ディスク1の再生の許可
/不許可を判定するマイクロコンピュータ回路(以下「マ
イコン回路」という)である。
【0019】次に、前記のシステム回路において光ディ
スク1を再生する際の動作手順を図11のフローチャー
トを用いて説明する。また、その説明の過程で必要に応
じて図1から図10を用いる。図3において、マイコン
回路34に対して光ディスク1の再生指示がなされると、
そのCPUはROMに格納されている制御プログラムに
基づいて、以下の手順を実行する。先ず、再生指示によ
ってディスク確認モードを設定し、直ちにサーボ回路23
へ同モードでの制御データを出力する(S1〜S3)。そし
て、サーボ回路23はスピンドルモータ22を起動させて光
ディスク1を360°以上回転させ、その回転過程で光
ピックアップ21を光ディスク1の環状の鏡面領域4の半径
方向の幅に相当する距離分だけ移動させる(S4)。
【0020】この制御時における光ディスク1の回転速
度と光ピックアップ21の移動位置との時系列的変化は図
4に示される。即ち、光ディスク1の回転は急激に立上
げられて定速状態へ移行し、ほぼ約1回転する時間帯は
その定速状態を保ち、1回転した後に立下げられて停止
する。また、光ピックアップ21は初期位置P1から最終
位置P2まで移動しているが、光ディスク1が定速状態へ
移行した時には等速度で外側へ移動し、光ディスク1が
定速回転し、光ピックアップ21が等速移動している時間
帯が低密度バーコードシンボル5,5'とロゴ部7の読取り
時間に対応している。従って、光ディスク1の読取り側
面に対する光ピックアップ21の相対的な移動軌跡は図1
(B)で点線で示したP1〜P2となって、光ピックアップ2
1は必ず低密度バーコードシンボル5,5'とロゴ部7を横切
ることになり、少なくとも点a1〜a2の軌跡部分では光
ディスク1が定速回転し、光ピックアップ21が等速移動
していることになる。
【0021】ところで、前記の読取り時間帯で、光ピッ
クアップ21が低密度バーコードシンボル5とロゴ部7の最
初の高密度バーコードシンボル6を横切った際の出力信
号(読取り信号)は図5のような信号波形となる。即ち、
図2を対応させれば明らかなように、当然に低密度バー
コードシンボル5の部分での読取り信号は長い周期の信
号波形になり、高密度バーコードシンボル6の部分では
短い周期の信号波形になるが、上記のように双方のシン
ボル5,6は同一のパターンを有しているために、時間軸
方向に粗密の関係になっているだけで信号内容は同一で
ある。
【0022】そして、前記の読取り信号は光量検出アン
プ25からアンプ26を介してLPF27へ入力され、また光
量検出アンプ25からアンプ30を介してBPF31へ入力さ
れるが、LPF27は低密度バーコードシンボル5に係る
信号成分のみを通過させて図6に示すような信号を出力
し、BPF31は高密度バーコードシンボル6に係る信号
成分のみを通過させるために図7に示すような信号波形
を出力する。より詳細には、LPF27とBPF31は図8
の点線で示すような周波数特性を有しており、それぞれ
通過帯域に低密度バーコードシンボル5に係る信号のス
ペクトラムと高密度バーコードシンボル6に係る信号の
スペクトラムを含んでいる。
【0023】次に、各フィルタ27,31の出力はそれぞれ
コンパレータ28,32へ入力されるが、コンパレータ28は
図6の信号波形のP-P値のほぼ中間に閾値電圧Vtb
を、コンパレータ32は図7の信号波形のP-P値のほぼ
中間に閾値電圧Vtlを設定しており、各フィルタ27,31
の出力信号を2値化する。従って、コンパレータ28の出
力信号は図9に、コンパレータ10の出力信号は図10に
示すパルス波形となる。
【0024】そして、前記の各パルス波形は各コンパレ
ータ28,32に対応して設けられているデコーダ29,33へ入
力され、各デコーダ29,33はマイコン回路34が処理し得
るデータストリームへデコードしてそれぞれマイコン回
路34へ出力する。
【0025】ここで、図11のフローチャートへ戻っ
て、各デコードデータを受信したマイコン回路34ではそ
れをI/Oポートから取込み、各データを内蔵RAMに
格納する(S5)。尚、図5から図7及び図9と図10では
1個の低密度バーコードシンボル5とその次に読取られ
る高密度バーコードシンボル6の信号のみを対象にして
いるが、実際には図1に示されるように光ピックアップ
21は1個の低密度バーコードシンボル5を読取った後、
ロゴ部7で多数個の高密度バーコードシンボル6を読取
り、更に1個の低密度バーコードシンボル5を読取るこ
とになるため、低密度バーコードシンボル5に係るデコ
ードデータが2セット、高密度バーコードシンボル6に
係るデコードデータが多数セット分にわたってRAMに
格納されることになる。そして、それらのデコードデー
タが全て格納された後に光ディスク1の回転が停止せし
められ、また光ピックアップ21が初期位置へ戻される(S
6)。
【0026】次に、マイコン回路34はRAMに格納した
低密度バーコードシンボル5に係るデコードデータと予
めROMに格納されている識別データを比較する(S7)。
この実施形態においては、ROMの識別データをこの光
ディスクに付与され得るシリアル番号とロット番号の許
容範囲データとして与えており、光ディスク1が正規の
製品であれば、前記の各バーコードシンボル5,6が表現
するデータがその許容範囲データに含まれることにな
る。従って、低密度バーコードシンボル5に係るデコー
ドデータがROMの識別データが示す範囲内に含まれて
いれば、この光ディスク1が正規の製品であろうと推定
できる。しかし、マイコン回路34はその条件が満たされ
ていることが確認できても判断を留保し、更にRAMに
格納した低密度バーコードシンボル5と高密度バーコー
ドシンボル6に係る各デコードデータが一致するかを確
認する(S8)。そして、その一致も確認された段階でこの
光ディスク1が正規のものであると判断し、当初に設定
したディスク確認モードを解除して本来の再生モードへ
移行させる(S8→S13)。
【0027】このように、光ディスク1の正規性を最終
的に確定するまでに、S7とS8の2つの確認条件を課
していることは、次のような意義を有している。先ず、
S7の確認条件は低密度バーコードシンボル5で正確に
この光ディスク1に付与され得るシリアル番号とロット
番号が表現されているかを確認するものであり、そのよ
うなバーコードシンボル5が付されていないか又は許容
できるシリアル番号等が正確に表現されていない場合に
は不正に複製された光ディスクであるということにな
る。しかし、低密度バーコードシンボル5を形成するこ
とは安価な製造設備で容易に行うことができるため、不
正に複製された光ディスクであっても複製対象とした正
規の光ディスクの低密度バーコードシンボル5をそのま
ま形成しておけばS7の確認条件をクリアでき、不正な
複製品を排除するための有効性が失われる。これに対し
て、S8の確認条件をクリアするためには、上記のよう
に「DISC」のロゴにカモフラージュされた高密度バーコー
ドシンボル6を見つけ出し、設備の改造や高度な技術を
必要とする高密度バーコードシンボル6の形成を行わね
ばならず、殆どの不正な複製品はこの条件をクリアでき
ないことになる。即ち、二重の条件で不正な複製に対す
るセキュリティを飛躍的に向上させることができる。
【0028】そして、この実施形態では、S7の条件を
満たさなかった場合、及びそれを満たしてもS8の条件
を満たさなかった場合には、直ちにRAMの格納データ
をクリアしてS3〜S9の手順を再実行させ(S7〜S10→
S3)、更にその手順を3回繰り返し実行してもS7とS
8での確認条件をクリアできない時には、マイコン回路
34が光ディスク1を完全に不正な複製品であるとみな
し、再生不許可の表示制御信号を出力すると共に、その
光ディスク1の排出動作を実行させて今回のディスク確
認モードを抜ける(S10〜S12)。尚、S3〜S9の手順を
3回実行させているのは、最終確定の慎重を期するため
である。
【0029】また、システムの信頼性を向上させるため
には次のような対策を施しておくことも有効である。 (1) RAMに多数の低密度バーコードシンボル5と高密
度バーコードシンボル6に係るデコードデータが格納さ
れるため、全てのデコードデータを比較対象として用
い、一定以上の一致条件が得られた場合にのみ正規の光
ディスクとみなすような処理手順を実行させる。 (2) 鏡面領域4にはその周方向にスペースの余裕を見込
めるため、各バーコードシンボル5,5',6の前後のクワイ
エットゾーンを大きくとることによって読取りエラーを
少なくする。
【0030】更に、この実施形態では、光ディスク1の
低密度バーコードシンボル5,5'とロゴ部7の高密度バー
コードシンボル6が常にほぼ同一半径上で現れるような
配置態様になっているが、両者が別の半径上に位置して
いるようにしてもよい。また、この実施形態は、光ディ
スクであって鏡面領域4に相当する領域を有するもので
あればその種類を問わず適用でき、代表的な光ディスク
であるCDだけでなく、ミニディスクや2面張り合わせ
のMOディスクやDVD-ROM等の多種多様な光ディ
スクに適用できる。
【0031】《実施形態2》この実施形態の特徴は、
前記の実施形態1における光ディスク1の低密度バーコ
ードシンボル5,5'とロゴ部7の高密度バーコードシンボ
ル6が同一内容の情報を有していたのに対し、低密度バ
ーコードシンボル5,5'が光ディスク1の識別情報を暗号
化した内容の情報を有しており、高密度バーコードシン
ボル6がその暗号化された情報を解読するためのキー情
報としての内容を有している点、及び再生装置におい
て各バーコードシンボル5,5',6の情報を前記の内容とし
たことにより光ディスク1を判定するための手順が異な
る点にある。尚、この実施形態では光ディスクの識別情
報を簡単なコード情報で与えることとしている。
【0032】従って、光ディスク1についてみると、実
施形態1に係る図1では低密度バーコードシンボル5,5'
と高密度バーコードシンボル6にモジュールの粗密があ
るだけでシンボルパターンは同一になっているが、この
実施形態では各バーコードシンボル(5,5'),6のシンボル
パターンが相違し、それに対応して図2における反射層
12の断面の態様が異なることになる。また、再生装置に
ついてみると、図3に示したシステム回路の基本構成自
体は同様であるが、前記のように2種のバーコードシン
ボル(5,5'),6の情報内容が異なるため、実施形態1にお
いてシステムの動作説明のために用いた図5から図7及
び図9と図10の各信号波形が異なることになる。
【0033】そして、この実施形態の特徴は図12のフ
ローチャートによって具体的に説明される。先ず、同図
におけるS21〜S26の制御シーケンスは実施形態1
の場合と同様であり、それらの手順は実施形態1におけ
る図11のS1〜S6に対応している。ところで、S2
6までの手順が完了すると、マイコン回路34のRAMに
は低密度バーコードシンボル5,5'とロゴ部7の高密度バ
ーコードシンボル6に係る各デコードデータが格納され
ている(S25)。
【0034】この実施形態では、CPUが高密度バーコ
ードシンボル6に係るデコードデータを解読キーとして
低密度バーコードシンボル5のデコードデータを解読
し、その解読結果として光ディスク1に係る識別情報が
求まる(S27)。即ち、低密度バーコードシンボル5のデー
タは暗号化されており、高密度バーコードシンボル6の
データがその暗号化アルゴリズムを解読するプログラム
の指定コードを与え、CPUは予めROMに格納してあ
る前記指定コードに対応した解読プログラムを読出して
低密度バーコードシンボル5のデコードデータを解読す
る。
【0035】また、マイコン回路34のROMにはこの再
生装置が再生可能な光ディスク1に係る識別情報の付与
範囲を示すデータが格納されている。そこで、CPUは
先に得られた解読結果がROMのデータが示す範囲内に
含まれているか否かを確認し、範囲内であればディスク
確認モードを解除して本来の再生モードへ移行する(S28
→S33)。一方、前記の確認において、解読結果が範囲外
になった場合には、CPUはRAMのデータをクリアし
てS23〜S29の手順を再実行させ(S30→S23〜S2
9)、結果的にその手順を3回繰り返し実行しても確認結
果が範囲外になった時には、が光ディスク1を完全に不
正な複製品であるとみなし、再生不許可の表示制御信号
を出力すると共に、その光ディスク1の排出動作を実行
させて今回のディスク確認モードを抜ける(S30〜S32)。
【0036】この実施形態によれば、暗号化データとそ
の解読キーを各バーコードシンボル5,5',6で与えるよう
にしているため、光ディスク1を再生できる再生装置を
限定することができ、また低密度バーコードシンボル5,
5'とロゴ部7の高密度バーコード6を異なるシンボルパタ
ーンで構成しなければならないために、その複製がより
困難になる。尚、この実施形態では、低密度バーコード
シンボル5側のデータを暗号化データとし、高密度バー
コードシンボル6側のデータをその暗号化データの解読
キーとしているが、逆の関係でデータを持たせてもよ
い。更には、暗号化データと解読キーの組合せとせず、
双方のデータを変数とした何らかの関数によって光ディ
スク1の識別情報が求められるようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明の光ディスク及びその再生装置
は、以上の構成を有していることにより、次のような効
果を奏する。請求項1の発明は、従来技術のように光デ
ィスクの鏡面領域に対してその識別情報を低密度バーコ
ードシンボルで施すことは比較的容易に複製できるが、
この発明では低密度バーコードシンボルに加えて高密度
バーコードシンボルを2次元的にキャラクタ構成態様で
配設させるようにしているため、比較的安価な設備を用
いて実現できるものの高度の製造技術を必要とし、不正
な複製を極めて困難にして有効な複製防止対策を提供す
る。また、キャラクタをロゴマークやシリアル番号等に
してディスクの識別情報を視覚的に直接確認させること
ができると共に、キャラクタ内に高密度バーコードシン
ボルがカモフラージュされるために高密度バーコードシ
ンボルの存在を発見し難くすることができる。請求項2
の発明は、低密度バーコードシンボルと高密度バーコー
ドシンボルの情報を用いて一定の演算アルゴリズムで光
ディスクの識別情報を与えるようにしているため、再生
装置側と共働して不正な複製に対するセキュリティ機能
を更に高める。請求項3及び請求項4の発明は、それぞ
れ請求項1,2の光ディスクを対象とした再生装置とし
て、それらの請求項1,2で規定される光ディスク以外
の光ディスクに対する再生を不許可とし、音楽ソフトや
ゲームソフト等の不正な複製を無効化する。また、低密
度バーコードシンボルだけで複製防止対策を施した光デ
ィスクが普及したとしても、再生の許可/不許可を判定
するためのプログラムをディップスイッチ等で切換える
だけで対応させることが可能であり、ハードウェアの変
更を伴わずに互換性を確保させることができるという利
点も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光ディスクの読取り側
面の平面図(B)とその要部の拡大図(A)である。
【図2】低密度バーコードシンボルとロゴ部を施した一
部分を鏡面領域の半径方向に係る幅の略中心を通る周方
向断面で見た断面図である。
【図3】光ディスクの再生装置のシステム回路図であ
る。
【図4】ディスク確認モードにおける光ディスクの回転
速度と光ピックアップの移動位置の時系列的変化を示す
グラフである。
【図5】ディスク確認モードにおける光ピックアップの
出力信号を示すグラフである。
【図6】LPFの出力信号を示すグラフである。
【図7】BPFの出力信号を示すグラフである。
【図8】LPFとBPFの周波数特性及び低密度バーコ
ードシンボルと高密度バーコードシンボルに係る信号の
スペクトラムを示すグラフである。
【図9】コンパレータ(バーコード部側)の出力信号を示
すグラフである。
【図10】コンパレータ(ロゴ部側)の出力信号を示すグ
ラフである。
【図11】実施形態1における再生装置のディスク確認
モードでの動作手順を示すフローチャートである。
【図12】実施形態2における再生装置のディスク確認
モードでの動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…主情報の記録領域、3…クランパ領
域、4…鏡面領域、5,5'…低密度バーコードシンボル、6
…高密度バーコードシンボル、7…ロゴ部、10…カーボ
ネイト層、11…保護層、12…反射層、13…鏡面部、21…
光ピックアップ、22…スピンドルモータ、23…サーボ回
路、24…アクチュエータドライバ、25…光量検出アン
プ、26,30…アンプ、27…LPF、28,32…コンパレー
タ、29,33…デコーダ、31…BPF、34…マイコン回
路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクにおいて、その主情報の記録
    領域以外であって光ピックアップで読取り可能な領域の
    反射層に、ディスクの中心から見て放射方向へ長い貫通
    孔として形成したバーコードエレメントでモジュール幅
    の広い低密度バーコードシンボルとモジュール幅の狭い
    高密度バーコードシンボルを構成し、前記の各バーコー
    ドシンボルはその光ディスクに係る同一内容の識別情報
    を有していると共に、高密度バーコードシンボルについ
    てはそれを複数個用いて2次元的に配置させることによ
    り視覚的に認識可能なキャラクタを構成したことを特徴
    とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 光ディスクにおいて、その主情報の記録
    領域以外であって光ピックアップで読取り可能な領域の
    反射層に、ディスクの中心から見て放射方向へ長い貫通
    孔として形成したバーコードエレメントでモジュール幅
    の広い低密度バーコードシンボルとモジュール幅の狭い
    高密度バーコードシンボルを構成し、前記の各バーコー
    ドシンボルは双方の情報を用いた一定の演算アルゴリズ
    ムに基づいてその光ディスクの識別情報を与える情報を
    有していると共に、高密度バーコードシンボルについて
    はそれを2次元的に複数個配置させることにより視覚的
    に認識可能なキャラクタを構成したことを特徴とする光
    ディスク。
  3. 【請求項3】 請求項1の光ディスクを対象とした再生
    装置であって、光ディスクの主情報の再生に先立って、
    その光ディスクを回転させながら光ピックアップを低密
    度バーコードシンボルと高密度バーコードシンボルの構
    成領域へ移動させて各バーコードシンボルの信号の読取
    りを実行させる読取り制御手段と、前記読取り制御手段
    による制御過程で光ピックアップが読取った信号の内の
    低密度バーコードシンボルから得られた信号成分のみを
    通過させる第1フィルタ手段と、前記読取り制御手段に
    よる制御過程で光ピックアップが読取った信号の内の高
    密度バーコードシンボルから得られた信号成分のみを通
    過させる第2フィルタ手段と、前記第1フィルタ手段の
    出力信号に基づいてバーコードデータを作成する第1デ
    ータ作成手段と、前記第2フィルタ手段の出力信号に基
    づいてバーコードデータを作成する第2データ作成手段
    と、前記の各データ作成手段が作成した各バーコードデ
    ータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶した何
    れか一方のバーコードデータが正規の光ディスクに付与
    される識別データか否かを判別する判別手段と、前記記
    憶手段が記憶した双方のバーコードデータを比較する比
    較手段と、前記判別手段が正規の光ディスクに付与され
    る識別データであることを判別し、且つ前記比較手段が
    双方のバーコードデータの一致を確認した場合にのみ光
    ディスクの主情報の再生許可を与える判定手段を具備し
    たことを特徴とする光ディスクの再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の光ディスクを対象とした再生
    装置であって、光ディスクの主情報の再生に先立って、
    その光ディスクを回転させながら光ピックアップを低密
    度バーコードシンボルと高密度バーコードシンボルの構
    成領域へ移動させて各バーコードシンボルの信号の読取
    りを実行させる読取り制御手段と、前記読取り制御手段
    による制御過程で光ピックアップが読取った信号の内の
    低密度バーコードシンボルから得られた信号成分のみを
    通過させる第1フィルタ手段と、前記読取り制御手段に
    よる制御過程で光ピックアップが読取った信号の内の高
    密度バーコードシンボルから得られた信号成分のみを通
    過させる第2フィルタ手段と、前記第1フィルタ手段の
    出力信号に基づいてバーコードデータを作成する第1デ
    ータ作成手段と、前記第2フィルタ手段の出力信号に基
    づいてバーコードデータを作成する第2データ作成手段
    と、前記の各データ作成手段が作成した各バーコードデ
    ータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶した各
    デコードデータを用いて前記光ディスクに対応した一定
    の演算アルゴリズムで識別データを演算する演算手段
    と、前記演算手段が求めた識別データが正規の光ディス
    クに付与される識別データか否かを判別する判別手段
    と、前記判別手段が正規の光ディスクに付与される識別
    データであることを判別した場合にのみ光ディスクの主
    情報の再生許可を与える判定手段を具備したことを特徴
    とする光ディスクの再生装置。
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