JP2586870B2 - 脱水機のろ布目詰まり防止方法 - Google Patents

脱水機のろ布目詰まり防止方法

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JP2586870B2
JP2586870B2 JP5001204A JP120493A JP2586870B2 JP 2586870 B2 JP2586870 B2 JP 2586870B2 JP 5001204 A JP5001204 A JP 5001204A JP 120493 A JP120493 A JP 120493A JP 2586870 B2 JP2586870 B2 JP 2586870B2
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NIPPON GAISHI KK
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NICHIGAI KANKYO SAABISU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ろ布を介して汚泥を脱
水する脱水機のろ布の目詰まりを防止する方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ろ布を介して汚泥等を脱水す
る脱水機、例えば加圧脱水機が、例えば実公昭61−5
937号公報、実公昭62−36484号公報等におい
て知られている。これらの加圧脱水機に使用するろ布
は、汚泥、消石灰、ゴミ等の乾燥固着、さらにはろ布自
身のつぶれによる目詰まりによりろ過能力が減少し、脱
水すべき汚泥の性状によっては、煩雑にろ布交換作業を
実施しなければならない。そのため、一日の作業終了
時、あるいは一定サイクル脱水を終了した時点で脱水機
に設けた洗浄槽や洗浄装置によって洗浄後、乾燥防止の
ためろ板を閉板状態として、翌日あるいは次のサイクル
の開始時点まで保持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上述した方法では、脱水機のろ布を一時的に水洗するだ
けであるので、ろ布の内面に侵入した汚泥や付着ケー
キ、ゴミ、消石灰等を完全に除去することができないた
め、ろ布の目詰まりが次第に進行してろ過効率を低下さ
せたり、加圧脱水機の場合にはろ板とろ板の間から汚泥
が吹出したりする等の問題があった。しかも、水洗後閉
板状態で翌日もしくは次の運転開始まで放置しておく
と、侵入物の乾燥や炭酸カルシウムの析出によりろ布の
目詰まりが進行し、ろ布の寿命を縮めてしまう問題があ
った。
【0004】本発明の目的は上述した課題を解消して、
ろ布の目詰まりが発生するまでの期間を大幅に延長で
き、ろ布寿命を長くすることができる脱水機のろ布目詰
まり防止方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の脱水機のろ布目
詰まり防止方法は、ろ布を介して汚泥を脱水する脱水機
のろ布の目詰まりを防止する方法であって、ろ布の水洗
後脱水機の脱水作業終了時から次の作業開始時までの
間、ろ布が乾燥することなく湿潤状態を保つように、開
板状態で連続または断続的にろ布にシャワーリングを行
うことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上述した構成において、通常の水による洗浄を
行った後、脱水作業終了時から次の作業開始時までの
間、開板状態で連続または断続的にシャワーリングを行
っているため、ろ布の洗浄がより完全に出来、またろ布
が乾燥することなく、さらにろ布に対して洗浄操作を連
続的に行うこととなる。そのため、ろ布の目詰まりまで
の期間を大幅に延長することができ、ろ布の寿命を大幅
に延ばすことができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の脱水機のろ布目詰まり防止方
法の一例を工程順に示す図である。図1に従って本発明
を説明すると、加圧脱水機においては、まず一日の作業
終了時あるいは一定サイクルの脱水の終了時、運転終了
後通常の方法に従ってろ布の洗浄を行う。この通常の洗
浄は、ろ布走行式の加圧脱水機の場合は、ろ布を走行さ
せた状態で走行通路の一部に設けた洗浄槽中で、ろ布洗
浄ノズルから水等の洗浄液をろ布へ吹き付けることによ
り行われ、ろ布固定式の場合は、ろ板開板状態でろ布間
にろ布洗浄パイプを挿入し、水等の洗浄液をパイプ先端
からろ布へ吹き付けることにより行われる。
【0008】本発明では、通常のろ布洗浄が終了後、ろ
板を開板状態にしてシャワーリングを行う。シャワーリ
ングはろ布を湿潤状態に保つとともにさらに洗浄を行う
ために実施され、湿潤状態が保てるものであれば、連続
的にシャワーリングを行っても、また断続的にシャワー
リングを行っても良い。シャワーリング時の洗浄液の吹
き出しは、上述した洗浄作業時に比べて弱くても良く、
ろ布走行式のものではろ布を連続して走行させると好適
である。
【0009】なお、ろ板の開板状態は、密閉状態より締
め付けの緩い状態であれば良く、この状態でシャワーリ
ングを行えば、洗浄液がろ布の毛管現象により十分に行
き渡り、湿潤状態を維持することができる。また、シャ
ワーリングに使用する洗浄液としては、上水、処理水さ
らに炭酸カルシウムやその他のスケール除去剤、あるい
はその溶解液を用いると好ましい。さらに、シャワーリ
ング時の運転方式としては、タイマーによる連続または
間欠自動運転や水中ポンプ、循環槽を組み合わせた循環
方式や、弁手動方式を採用すると好ましい。
【0010】図2は本発明を実施するろ布走行式の加圧
脱水機の一例の構造を示す図である。図2において、無
端のろ布1がろ布走行ローラ2に巻回され、ろ板3間に
ろ布1を介して汚泥4を挟んで閉板し、図示しない油圧
シリンダー等で加圧して汚泥4を絞った後、ろ板3を開
板して汚泥を取り除く。その後、ろ布1を一定距離走行
させ、洗浄装置5により通常の洗浄が実施できるよう構
成する。上述した構成は従来の加圧脱水機と同様の構成
であり、本発明では、ろ布1の走行位置の上部に複数の
孔6を有する多孔管7を配し、この多孔管7に上水等の
洗浄液を供給して孔6から洗浄液を流すことによりシャ
ワーリングを実施できるよう構成している。なお、上述
した例では、ろ布走行式の加圧脱水機を例にとって説明
したが、他の例えばろ布固定式の加圧脱水機でも同様に
構成できることはいうまでもない。また、このような方
法はベルトプレス等の他の型式の脱水機についても適用
出来るものである。
【0011】実際に、本発明を実施するための洗浄シャ
ワーリング装置を取り付けたろ布走行式の加圧脱水機に
より汚泥の脱水を行ったところ、ろ布の目詰まりまでの
期間を大幅に延長でき、ろ布しようサイクルも取付前1
700サイクルが3700サイクルとなった(7回交換
分の加重平均値)。すなわち、ろ布寿命が平均65日か
ら153日と2.3倍となった。また、それに比例して
汚泥処理料も同様に増加した。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よれば、通常の水による洗浄を行った後、脱水作業終了
時から次の作業開始時までの間、開板状態で連続または
断続的にシャワーリングを行っているため、洗浄効果の
向上が図れることや、ろ布の乾燥が防止されるため炭酸
カルシウム等の析出がなくなることから、ろ布の目詰ま
りまでの期間を大幅に延長することができ、ろ布の寿命
を大幅に延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱水機のろ布目詰まり防止方法の一例
を工程順に示すフローチャートである。
【図2】本発明を実施するろ布走行式の加圧脱水機の一
例の構造を示す図である。
【符号の説明】
1 ろ布 2 ろ布走行ローラ 3 ろ板 4 汚泥 5 洗浄装置 6 孔 7 多孔管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ろ布を介して汚泥を脱水する脱水機のろ布
    の目詰まりを防止する方法であって、ろ布の水洗後脱水
    機の脱水作業終了時から次の作業開始時までの間、ろ布
    が乾燥することなく湿潤状態を保つように、開板状態で
    連続または断続的にろ布にシャワーリングを行うことを
    特徴とする脱水機のろ布目詰まり防止方法。
JP5001204A 1993-01-07 1993-01-07 脱水機のろ布目詰まり防止方法 Expired - Fee Related JP2586870B2 (ja)

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JPS5473473A (en) * 1977-11-24 1979-06-12 Ishigaki Mech Ind Method of rinsing filter cloth for filter press
JPS6090014A (ja) * 1983-10-24 1985-05-21 Kurita Mach Mfg Co Ltd フイルタプレスの運転制御方法

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