JP2586869Y2 - 積層形スロットルチェック弁 - Google Patents

積層形スロットルチェック弁

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JP2586869Y2
JP2586869Y2 JP7291993U JP7291993U JP2586869Y2 JP 2586869 Y2 JP2586869 Y2 JP 2586869Y2 JP 7291993 U JP7291993 U JP 7291993U JP 7291993 U JP7291993 U JP 7291993U JP 2586869 Y2 JP2586869 Y2 JP 2586869Y2
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pressure oil
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meter
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正吉 真壁
裕介 佐藤
徹男 相川
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Yuken Kogyo Co Ltd
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Yuken Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、積層形スロットルチェ
ック弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧制御装置に多用される積層弁システ
ムは、図2Aに示すように各種の制御弁及び制御弁ある
いは切換弁などをそれらの弁ボディで互いに積層配置
し、いわゆる配管接続を排除したものとして知られてい
る。例えば図2Aに示す例では、マニホルドブロック1
1上に先ずチェック弁12が配置され、その上に順に流
量調整弁としてのスロットルチェック弁13、パイロッ
トオペレートチェック弁14、減圧弁15、そして最上
部に電磁切換弁16が積層され、通しスタッド17によ
って一体に固定されている。この場合、スロットルチェ
ック弁13に関して言えば、図2Bに示すようなメータ
イン制御回路または図2Cに示すようなメータアウト制
御回路が負荷アクチュエータの制御方式に応じて選択的
に組まれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような積層弁シス
テムに用いられている従来のスロットルチェック弁は、
前記メータイン制御回路用のものと、前記メータアウト
制御回路用のものとの二種類に大別され、これらは互い
に弁ボディの構造が異なっている。従って、積層弁シス
テムの流量調整をメータイン制御方式からメータアウト
制御方式、あるいはこの逆に変更する場合、従来のスロ
ットルチェック弁を用いたシステムでは積層弁システム
全体を一旦分解してスロットルチェック弁の付け替えを
しなければならず、分解時にシステム内に充満している
作動油が流出してしまったり、交換作業に時間を要した
りする問題がつきまとっていた。
【0004】また、従来のスロットルチェック弁のう
ち、積層間のシールにプレート方式のシール法を採用し
たものではメータイン制御とメータアウト制御に共通の
弁ボディを利用できるものもあるが、この場合は弁ボデ
ィを上下逆に配置し直す必要があり、いずれにせよ積層
弁システムの分解が必要であった。
【0005】この考案は、積層弁システムの流量調整を
メータイン制御方式からメータアウト制御方式、あるい
はこの逆に変更するに際してシステムの積層を分解しな
くても変更作業を行うことのできる積層形スロットルチ
ェック弁を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、この考案の積層形スロットルチェック弁では、弁
ボディとスプールおよび戻しばねとを備え、前記弁ボデ
ィには、外部流路に接続可能な第1の圧油流路と、別の
外部流路に接続可能な第2の圧油流路と、前記スプール
が軸方向移動可能に内挿される弁孔とが設けられ、前記
弁孔には軸方向に間隔をあけて前記第1の圧油流路と第
2の圧油流路とが開口しており、前記スプールとして、
前記第1の圧油流路に圧油が供給されたときには前記戻
しばねを撓めて前記第1の圧油流路と前記第2の圧油流
路との間を全開開度で連通させると共に前記第2の圧油
流路に圧油が供給されたときには前記第1の圧油流路と
前記第2の圧油流路との間を予め設定された絞り開度で
連通させるメータアウト制御用の第1のスプールと、前
記第2の圧油流路に圧油が供給されたときには前記戻し
ばねを撓めて前記第1の圧油流路と前記第2の圧油流路
との間を全開開度で連通させると共に前記第1の圧油流
路に圧油が供給されたときには前記第1の圧油流路と前
記第2の圧油流路との間を予め設定された絞り開度で連
通させるメータイン制御用の第2のスプールとのいずれ
か一方が同一の前記弁ボディに交換可能に装着されてい
ることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】この考案による積層形スロットルチェック弁に
おいては、同一の弁ボディに第1のスプールが組み込ま
れたときにはメータアウト制御用のスロットルチェック
弁として機能し、この場合、前記第1の圧油流路に圧油
が供給されたときには第1のスプールが前記戻しばねを
撓めて前記第1の圧油流路と前記第2の圧油流路との間
を全開開度で連通させると共に前記第2の圧油流路に圧
油が供給されたときには第1のスプールが前記第1の圧
油流路と前記第2の圧油流路との間を予め設定された絞
り開度で連通させる。
【0008】一方、同じ弁ボディに第2のスプールが組
み込まれたときにはメータイン制御用のスロットルチェ
ック弁として機能し、この場合、前記第2の圧油流路に
圧油が供給されたときには第2のスプールが前記戻しば
ねを撓めて前記第1の圧油流路と前記第2の圧油流路と
の間を全開開度で連通させると共に前記第1の圧油流路
に圧油が供給されたときには第2のスプールが前記第1
の圧油流路と前記第2の圧油流路との間を予め設定され
た絞り開度で連通させる。
【0009】従って、この考案のスロットルチェック弁
を用いて構成された積層弁システムでは、積層弁システ
ムの流量調整をメータイン制御方式からメータアウト制
御方式、あるいはこの逆に変更するに際して、小部品で
あるスプールの交換作業だけで済み、これは弁ボディの
リテーナーを弁ボディから外して旧スプールの抜去と新
スプールの挿入を行うだけで可能であるから、システム
の積層を分解して各弁ボディを外さなくても変更作業を
行うことでき、システム内の作動油の流出や作業時間が
少なくて済むという利点がある。
【0010】
【実施例】図1にこの考案の実施例にかかるスロットル
チェック弁の構成を示す。図1Aはメータアウト制御
形、図1Bはメータイン制御形であり、両者の弁ボディ
3は同一のものである。
【0011】即ち、図1A,Bにおいて、弁ボディ3は
上部に積層される弁との積層面となる上面に開口する第
1の圧油流路1と、下部に積層される弁またはマニホル
ドブロックとの積層面となる下面に開口する第2の圧油
流路とを備え、これら圧油流路は積層状態で隣接する弁
またはマニホルドブロック内の流路(外部流路)と接続
される。
【0012】弁ボディ3内には、内奥端に戻しばね4を
介してスプールSaまたはSbが軸方向移動可能に内挿
される弁孔5が設けられ、この弁孔5には、軸方向に間
隔をあけて、前記第1の圧油流路1と連通する第1大径
環状溝6と、第2の圧油流路2と連通する第2大径環状
溝7とが形成されている。
【0013】戻しばね4の反対側で弁孔5を閉鎖してい
るのは流量設定杆8を進退位置調整可能に備えた流量調
整ねじ付リテーナー9であり、その調整ノブ8aを回動
操作することにより流量設定杆8の先端位置が軸方向に
変位し、これによって戻しばね4によるスプールSaま
たはSbの後退限位置が定められて後述のようにスプー
ルによる絞り開度が設定調整される。
【0014】前記スプールSaはメータアウト制御用の
第1のスプールであり、前記戻しばね4側のスプール端
面に形成される圧力室Caと第2大径環状溝7とを連通
させる通路A1と、前記流量設定杆8側のスプール端面
に形成される圧力室Cbと前記第1大径環状溝6とを連
通させる通路A2とを有している。
【0015】第2のスプールSbはメータイン制御用の
第2のスプールでり、前記戻しばね4側のスプール端面
に形成される圧力室Caと第1大径環状溝6とを連通さ
せる通路B1と、前記流量設定杆8側のスプール端面に
形成される圧力室Cbと前記第2大径環状溝7とを連通
させる通路B2とを有している。
【0016】第1のスプールSaと第2のスプールSb
とは前記通路A1,A2とB1,B2との接続形態が異
なるだけで、他の寸法形状等は互いに実質的に同一であ
り、リテーナー9を取りはずすことにより交換可能であ
る。
【0017】今、図1Aのように弁ボディ3内に第1の
スプールSaが装着されているとすると、前記第1の圧
油流路1に圧油が供給されたときには、この圧油が第1
大径環状溝6から通路A2を経て圧力室Cbに作用する
ので、スプールSaが図中の左方に移動して前記戻しば
ね4を撓め、これにより第1及び第2大径環状溝6,7
間、即ち前記第1の圧油流路1と前記第2の圧油流路2
との間を全開開度で連通させる。
【0018】逆に前記第2の圧油流路2に圧油が供給さ
れたときには、この圧油が第2大径環状溝7から通路A
1を経て圧力室Caに作用するので、スプールSaが図
中の右方に移動して流量設定杆8の先端に突き当たり、
これにより第1及び第2大径環状溝6,7間、即ち前記
第1の圧油流路1と前記第2の圧油流路2との間を前記
流量設定杆8で予め設定された絞り開度で連通させる。
これにより、かかるスロットルチェック弁は図2Cに示
したようなメータアウト制御回路に用ることができる。
【0019】また、図1Bのように弁ボディ3内に第2
のスプールSbが装着されているとすると、前記第2の
圧油流路2に圧油が供給されたときには、この圧油が第
2大径環状溝7から通路B2を経て圧力室Cbに作用す
るので、スプールSbが図中の左方に移動して前記戻し
ばね4を撓め、これにより第1大径環状溝6と第2大径
環状溝7間、即ち前記第1の圧油流路1と前記第2の圧
油流路2との間を全開開度で連通させる。
【0020】逆に前記第1の圧油流路1に圧油が供給さ
れたときには、この圧油が第1大径環状溝6から通路B
1を経て圧力室Caに作用するので、スプールSbが図
中の右方に移動して流量設定杆8の先端に突き当たり、
これにより第1及び第2大径環状溝6,7間、即ち前記
第1の圧油流路1と前記第2の圧油流路2との間を前記
流量設定杆8で予め設定された絞り開度で連通させる。
これにより、かかるスロットルチェック弁は図2Bに示
したようなメータイン制御回路に用いることができる。
【0021】
【考案の効果】以上に述べたように、この考案のスロッ
トルチェック弁は、弁ボディに第1のスプールが組み込
まれたときにはメータアウト制御用のスロットルチェッ
ク弁として機能し、同じ弁ボディに第2のスプールが組
み込まれたときにはメータイン制御用のスロットルチェ
ック弁として機能するから、この考案のスロットルチェ
ック弁を用いて構成された積層弁システムでは、積層弁
システムの流量調整をメータイン制御方式からメータア
ウト制御方式、あるいはこの逆に変更するに際して、小
部品であるスプールの交換作業だけで済み、これは弁ボ
ディのリテーナーを弁ボディから外して旧スプールの抜
去と新スプールの挿入を行うだけで可能であるから、シ
ステムの積層を分解して各弁ボディを外さなくても変更
作業を行うことでき、システム内の作動油の流出や作業
時間が少なくて済むという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例に係るスロットルチェック弁
の構成を示し、Aはメータアウト制御用、Bはメータイ
ン制御用の態様を示す断面図である。
【図2】積層弁システムの一例を示し、Aは外観の側面
図、Bはメータイン制御用の回路図、Cはメータアウト
制御用の回路図である。
【符号の説明】
1 第1の圧油流路 2 第2の圧油流路 3 弁ボディ 4 戻しばね 5 弁孔 6 第1大径環状溝 7 第2大径環状みぞ 8 流量設定杆 8a 調整ノブ 9 リテーナー Sa 第1のスプール Sb 第2のスプール Ca 圧力室 Cb 圧力室 A1 通路 A2 通路 B1 通路 B2 通路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−34006(JP,A) 特開 昭49−70227(JP,A) 特開 昭59−69503(JP,A) 特開 昭54−19217(JP,A) 実開 昭53−112825(JP,U) 実開 昭52−97630(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F15B 11/00 F16K 27/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ボディとスプールおよび戻しばねとを
    備え、 前記弁ボディには、外部流路に接続可能な第1の圧油流
    路と、別の外部流路に接続可能な第2の圧油流路と、前
    記スプールが軸方向移動可能に内挿される弁孔とが設け
    られ、 前記弁孔には軸方向に間隔をあけて前記第1の圧油流路
    と第2の圧油流路とが開口しており、 前記スプールとして、前記第1の圧油流路に圧油が供給
    されたときには前記戻しばねを撓めて前記第1の圧油流
    路と前記第2の圧油流路との間を全開開度で連通させる
    と共に前記第2の圧油流路に圧油が供給されたときには
    前記第1の圧油流路と前記第2の圧油流路との間を予め
    設定された絞り開度で連通させるメータアウト制御用の
    第1のスプールと、前記第2の圧油流路に圧油が供給さ
    れたときには前記戻しばねを撓めて前記第1の圧油流路
    と前記第2の圧油流路との間を全開開度で連通させると
    共に前記第1の圧油流路に圧油が供給されたときには前
    記第1の圧油流路と前記第2の圧油流路との間を予め設
    定された絞り開度で連通させるメータイン制御用の第2
    のスプールとのいずれか一方が同一の前記弁ボディに交
    換可能に装着されていることを特徴とする積層形スロッ
    トルチェック弁。
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