JP2586808Y2 - チャッキング心押台 - Google Patents
チャッキング心押台Info
- Publication number
- JP2586808Y2 JP2586808Y2 JP1992020821U JP2082192U JP2586808Y2 JP 2586808 Y2 JP2586808 Y2 JP 2586808Y2 JP 1992020821 U JP1992020821 U JP 1992020821U JP 2082192 U JP2082192 U JP 2082192U JP 2586808 Y2 JP2586808 Y2 JP 2586808Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tailstock
- quill
- chucking
- chuck
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
- Turning (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、心押台本体に対し出
入自在なクイルの先端にチャック及びセンタを交換可能
に取付けて、加工物の一端を支持するように構成したチ
ャッキング心押台に関するものである。
入自在なクイルの先端にチャック及びセンタを交換可能
に取付けて、加工物の一端を支持するように構成したチ
ャッキング心押台に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】チャッキング心押台は、ビン型などの２
分割された加工物を主軸台側のチャックと協働して一体
に把持するチャッキング機能と、センタによる心押機能
とを合せ持っている。この種の心押台として、従来、例
えば、図２に示すような技術が知られている。図におい
て、１は心押台本体、２は心押台本体１に対し出入自在
に挿着されたクイル、３はクイル２を駆動するシリン
ダ、４はクイル２の先端に装着されたチャック、５はチ
ャック爪、６はチャック爪５を開閉するドローバー、７
はドローバー６を駆動するシリンダである。そして、各
シリンダ３，７は心押台本体１の後部に直列に接続して
突設されている。
分割された加工物を主軸台側のチャックと協働して一体
に把持するチャッキング機能と、センタによる心押機能
とを合せ持っている。この種の心押台として、従来、例
えば、図２に示すような技術が知られている。図におい
て、１は心押台本体、２は心押台本体１に対し出入自在
に挿着されたクイル、３はクイル２を駆動するシリン
ダ、４はクイル２の先端に装着されたチャック、５はチ
ャック爪、６はチャック爪５を開閉するドローバー、７
はドローバー６を駆動するシリンダである。そして、各
シリンダ３，７は心押台本体１の後部に直列に接続して
突設されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のチャ
ッキング心押台によると、クイル駆動用のシリンダ３と
ドローバ駆動用のシリンダ７とが直列に設けられている
ので、装置の全長が長くなり、大きなフロアスペースが
必要になるばかりでなく、各シリンダ３，７が心押台本
体１の後方に相当長さでオーバハングし、振動及び騒音
の原因になるという問題点があった。そこで、この考案
の課題は、装置全体をコンパクトに構成でき、振動及び
騒音を低減できるチャッキング心押台を提供することに
ある。
ッキング心押台によると、クイル駆動用のシリンダ３と
ドローバ駆動用のシリンダ７とが直列に設けられている
ので、装置の全長が長くなり、大きなフロアスペースが
必要になるばかりでなく、各シリンダ３，７が心押台本
体１の後方に相当長さでオーバハングし、振動及び騒音
の原因になるという問題点があった。そこで、この考案
の課題は、装置全体をコンパクトに構成でき、振動及び
騒音を低減できるチャッキング心押台を提供することに
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は、心押台本体に対し出入自在なクイル
の先端にチャック及びセンタを交換可能に取付けて加工
物の一端を支持するチャッキング心押台において、クイ
ルを駆動するアウタシリンダの内側にチャック爪開閉用
ドローバーを駆動するインナシリンダを設け、インナシ
リンダをクイルに一体移動可能に連結する部材と、イン
ナシリンダに圧油を供給する回転継手とを備えたことを
特徴とする。
めに、この考案は、心押台本体に対し出入自在なクイル
の先端にチャック及びセンタを交換可能に取付けて加工
物の一端を支持するチャッキング心押台において、クイ
ルを駆動するアウタシリンダの内側にチャック爪開閉用
ドローバーを駆動するインナシリンダを設け、インナシ
リンダをクイルに一体移動可能に連結する部材と、イン
ナシリンダに圧油を供給する回転継手とを備えたことを
特徴とする。
【０００５】
【作用】この考案のチャッキング心押台によれば、クイ
ル駆動用のアウタシリンダの内側にドローバー駆動用の
インナシリンダが設けられるので、装置全体をコンパク
トに構成できるとともに、心押台本体からオーバハング
する部分を縮小して振動及び騒音を低減することができ
る。
ル駆動用のアウタシリンダの内側にドローバー駆動用の
インナシリンダが設けられるので、装置全体をコンパク
トに構成できるとともに、心押台本体からオーバハング
する部分を縮小して振動及び騒音を低減することができ
る。
【０００６】
【実施例】以下、この考案を具体化した一実施例を図面
に基づいて説明する。図１においては、心押台本体１の
後部とそれよりも後方の主要部とが示され、その他の構
成は図２と同様であるため省略されている。心押台本体
１の後端面にはアウタシリンダ８が取付けられ、その内
部に収容されたピストン９は継手１０を介してクイル２
に結合されている。アウタシリンダ８の後端にはキャッ
プ部材１１が装着され、このキャップ部材１１にはピス
トン９を摺動案内するスリーブ１２と、ピストン９を前
進させる油ポート１３とが形成されている。アウタシリ
ンダ８の前部にはピストン９を後退させる油ポート１４
が設けられている。
に基づいて説明する。図１においては、心押台本体１の
後部とそれよりも後方の主要部とが示され、その他の構
成は図２と同様であるため省略されている。心押台本体
１の後端面にはアウタシリンダ８が取付けられ、その内
部に収容されたピストン９は継手１０を介してクイル２
に結合されている。アウタシリンダ８の後端にはキャッ
プ部材１１が装着され、このキャップ部材１１にはピス
トン９を摺動案内するスリーブ１２と、ピストン９を前
進させる油ポート１３とが形成されている。アウタシリ
ンダ８の前部にはピストン９を後退させる油ポート１４
が設けられている。
【０００７】クイル２の内側には筒状部材１５が一体移
動可能に組込まれ、その後端にはインナシリンダ１６が
アウタシリンダ８の内側に位置するように設けられてい
る。インナシリンダ１６にはピストン１７が内装され、
その前端にチャック爪開閉用のドローバー６が結合され
ている。インナシリンダ１６の後端にはキャップ部材１
８が装着され、このキャップ部材１８にはピストン１７
を前進させる油ポート１９が形成され、また、インナシ
リンダ１６にはピストン１７を後退させる油ポート２０
が設けられている。キャップ部材１８は回転継手２１に
連結され、この回転継手２１を介して圧油が各油ポート
１９，２０に供給されるようになっている。なお、筒状
部材１５の内側にはドローバー６のビビリ振動を防止す
るためのカラー２２が設けられている。
動可能に組込まれ、その後端にはインナシリンダ１６が
アウタシリンダ８の内側に位置するように設けられてい
る。インナシリンダ１６にはピストン１７が内装され、
その前端にチャック爪開閉用のドローバー６が結合され
ている。インナシリンダ１６の後端にはキャップ部材１
８が装着され、このキャップ部材１８にはピストン１７
を前進させる油ポート１９が形成され、また、インナシ
リンダ１６にはピストン１７を後退させる油ポート２０
が設けられている。キャップ部材１８は回転継手２１に
連結され、この回転継手２１を介して圧油が各油ポート
１９，２０に供給されるようになっている。なお、筒状
部材１５の内側にはドローバー６のビビリ振動を防止す
るためのカラー２２が設けられている。
【０００８】上記のように構成したこの実施例のチャッ
キング心押台においては、アウタシリンダ８のピストン
９の摺動に伴いクイル２が駆動され、筒状部材１５を介
してクイル２と一体にインナシリンダ１６が移動され
る。そして、インナシリンダ１６のピストン１７の摺動
に伴いドローバー６が駆動されて、チャック４のチャッ
ク爪５（図２参照）が開閉される。したがって、クイル
２がいずれの位置に出し入れされても、チャック爪５を
確実に開閉することができる。また、クイル駆動用のア
ウタシリンダ８の内側にドローバー駆動用のインナシリ
ンダ１６が設けられているので、装置の全長を短くして
コンパクトに構成できるとともに、心押台本体１からオ
ーバハングする部分を縮小して振動及び騒音を低減する
ことができる。なお、この考案は上記実施例に限定され
るものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で各部
の形状並びに構成を適宜に変更して具体化することも可
能である。
キング心押台においては、アウタシリンダ８のピストン
９の摺動に伴いクイル２が駆動され、筒状部材１５を介
してクイル２と一体にインナシリンダ１６が移動され
る。そして、インナシリンダ１６のピストン１７の摺動
に伴いドローバー６が駆動されて、チャック４のチャッ
ク爪５（図２参照）が開閉される。したがって、クイル
２がいずれの位置に出し入れされても、チャック爪５を
確実に開閉することができる。また、クイル駆動用のア
ウタシリンダ８の内側にドローバー駆動用のインナシリ
ンダ１６が設けられているので、装置の全長を短くして
コンパクトに構成できるとともに、心押台本体１からオ
ーバハングする部分を縮小して振動及び騒音を低減する
ことができる。なお、この考案は上記実施例に限定され
るものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で各部
の形状並びに構成を適宜に変更して具体化することも可
能である。
【０００９】
【考案の効果】以上に詳述したように、この考案によれ
ば、クイルを駆動するアウタシリンダの内側にチャック
爪開閉用ドローバーを駆動するインナシリンダをクイル
と一体移動可能に連結して設けたので、装置全体をコン
パクトに構成でき、振動及び騒音を低減できるという優
れた効果を奏する。
ば、クイルを駆動するアウタシリンダの内側にチャック
爪開閉用ドローバーを駆動するインナシリンダをクイル
と一体移動可能に連結して設けたので、装置全体をコン
パクトに構成でき、振動及び騒音を低減できるという優
れた効果を奏する。
【図１】本考案の一実施例を示すチャッキング心押台の
部分断面図である。
部分断面図である。
【図２】従来のチャッキング心押台を示す正面図であ
る。
る。
１・・心押台本体、２・・クイル、４・・チャック、５
・・チャック爪、６・・ドローバー、８・・アウタシリ
ンダ、９・・ピストン、１０・・継手、１１・・キャッ
プ部材、１２・・スリーブ、１３，１４・・油ポート、
１５・・筒状部材、１６・・インナシリンダ、１７・・
ピストン、１８・・キャップ部材、１９，２０・・油ポ
ート、２１・・回転継手、２２・・カラー。
・・チャック爪、６・・ドローバー、８・・アウタシリ
ンダ、９・・ピストン、１０・・継手、１１・・キャッ
プ部材、１２・・スリーブ、１３，１４・・油ポート、
１５・・筒状部材、１６・・インナシリンダ、１７・・
ピストン、１８・・キャップ部材、１９，２０・・油ポ
ート、２１・・回転継手、２２・・カラー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B23B 23/00 B23B 31/117
Claims (1)
- 【請求項１】 心押台本体に対し出入自在なクイルの先
端にチャック及びセンタを交換可能に取付けて加工物の
一端を支持するチャッキング心押台において、クイルを
駆動するアウタシリンダの内側にチャック爪開閉用ドロ
ーバーを駆動するインナシリンダを設け、インナシリン
ダをクイルに一体移動可能に連結する部材と、インナシ
リンダに圧油を供給する回転継手とを備えたことを特徴
とするチャッキング心押台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992020821U JP2586808Y2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | チャッキング心押台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992020821U JP2586808Y2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | チャッキング心押台 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0572306U JPH0572306U (ja) | 1993-10-05 |
| JP2586808Y2 true JP2586808Y2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=12037707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992020821U Expired - Lifetime JP2586808Y2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | チャッキング心押台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2586808Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6072885A (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-24 | Dai Ichi Seiyaku Co Ltd | トリフルオロベンゾイル化合物類 |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP1992020821U patent/JP2586808Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0572306U (ja) | 1993-10-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |