JP2586754Y2 - プッシュ機能付きスライド式スイッチ - Google Patents
プッシュ機能付きスライド式スイッチInfo
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- JP2586754Y2 JP2586754Y2 JP1990123429U JP12342990U JP2586754Y2 JP 2586754 Y2 JP2586754 Y2 JP 2586754Y2 JP 1990123429 U JP1990123429 U JP 1990123429U JP 12342990 U JP12342990 U JP 12342990U JP 2586754 Y2 JP2586754 Y2 JP 2586754Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はプッシュロッドを昇降して接点をオン、オフ
するタイプのスイッチに関するものである。
するタイプのスイッチに関するものである。
[従来の技術] ボデイ側に固定接点を設け、プッシュロッド側に可動
接点を設け、プッシュロッドの押圧、解除による昇降動
でスイッチをオン、オフするタイプのスイッチは知られ
ている。
接点を設け、プッシュロッドの押圧、解除による昇降動
でスイッチをオン、オフするタイプのスイッチは知られ
ている。
又、ボデイ内にスライダを摺動自在に嵌装し、スライ
ダにプッシュロッドを昇降自在に係合し、スライダを左
右に摺動させてスライドスイッチをオン、オフさせ、一
方、プッシュロッドを昇降動させてプッシュスイッチを
オン、オフする複合された機能を有するスイッチも、例
えば実開平2−29121号等で知られている。
ダにプッシュロッドを昇降自在に係合し、スライダを左
右に摺動させてスライドスイッチをオン、オフさせ、一
方、プッシュロッドを昇降動させてプッシュスイッチを
オン、オフする複合された機能を有するスイッチも、例
えば実開平2−29121号等で知られている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、プッシュスイッチは、固定接点に対しプッ
シュロッドの押圧操作でこの側の可動接点が昇降し、こ
れの反復で接点部が摩耗し、特に可動接点部が固定接点
に対して昇降して摺動するタイプでは、摺動の反復で可
動接点部が早期に摩耗する。又、固定接点は板状が一般
であるが、固定接点は線材やブラシの如き細片が多いこ
とから耐摩耗性が確保し難い。
シュロッドの押圧操作でこの側の可動接点が昇降し、こ
れの反復で接点部が摩耗し、特に可動接点部が固定接点
に対して昇降して摺動するタイプでは、摺動の反復で可
動接点部が早期に摩耗する。又、固定接点は板状が一般
であるが、固定接点は線材やブラシの如き細片が多いこ
とから耐摩耗性が確保し難い。
更に、摺動タイプの可動接点は、摺動の始点が固定接
点と絶縁された板面で構成され、この面を摺動しつつ固
定接点に移動するので、摩耗し易い。特に、スライドス
イッチ機構を付設した場合、プッシュスイッチ側の固定
接点はスライドスイッチ側の固定接点と共にボデイ側に
設けられ、プッシュロッド側の可動接点は、これの開閉
機能に関与しないスライドスイッチの摺動操作毎に面上
を摺動し、接点部の摩耗を更に進行させる。
点と絶縁された板面で構成され、この面を摺動しつつ固
定接点に移動するので、摩耗し易い。特に、スライドス
イッチ機構を付設した場合、プッシュスイッチ側の固定
接点はスライドスイッチ側の固定接点と共にボデイ側に
設けられ、プッシュロッド側の可動接点は、これの開閉
機能に関与しないスライドスイッチの摺動操作毎に面上
を摺動し、接点部の摩耗を更に進行させる。
本考案は、かかる課題を解決すべくなされたもので、
その目的とする処は、プッシュロッドに設けられる摺動
式の可動接点の接点部の摩耗を可及的に防止し、特にス
ライドスイッチを兼ねるプッシュスイッチの可動接点部
の摩耗を可及的に防止し、寿命、耐久性を向上させるよ
うにしたスイッチを提供するにある。
その目的とする処は、プッシュロッドに設けられる摺動
式の可動接点の接点部の摩耗を可及的に防止し、特にス
ライドスイッチを兼ねるプッシュスイッチの可動接点部
の摩耗を可及的に防止し、寿命、耐久性を向上させるよ
うにしたスイッチを提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記した課題を解決するための手段は、ボディに対し
て左右方向に摺動自在に嵌装したスライダに、プッシュ
ロッドを昇降自在に嵌装し、ボディにはスライドスイッ
チ側の固定接点とプッシュスイッチ側の固定接点を配設
し、スライダにはスライドスイッチ側の可動接点を配設
し、プッシュロッドにはプッシュスイッチ側の可動接点
を配設し、プッシュロッドの左右摺動でスライドスイッ
チ側の固定、可動の接点をオン、オフし、プッシュロッ
ドの押圧下動でプッシュスイッチ側の固定、可動の接点
をオン、オフするようにしたスイッチにおいて、スライ
ダにプッシュロッドに設けた可動接点の接点部を格納す
る格納部を設け、格納部では、プッシュロッドの上昇位
置で、プッシュスイッチ側の可動接点の接点部と接触し
つつこの接点部を格納し、この格納部の下流側に略面一
にプッシュスイッチ側の固定接点の接触面を配設し、ボ
ディ、プッシュロッド、格納部を含むスライダを絶縁材
からなる合成樹脂で形成したプッシュ機構付きスライド
式のスイッチである。
て左右方向に摺動自在に嵌装したスライダに、プッシュ
ロッドを昇降自在に嵌装し、ボディにはスライドスイッ
チ側の固定接点とプッシュスイッチ側の固定接点を配設
し、スライダにはスライドスイッチ側の可動接点を配設
し、プッシュロッドにはプッシュスイッチ側の可動接点
を配設し、プッシュロッドの左右摺動でスライドスイッ
チ側の固定、可動の接点をオン、オフし、プッシュロッ
ドの押圧下動でプッシュスイッチ側の固定、可動の接点
をオン、オフするようにしたスイッチにおいて、スライ
ダにプッシュロッドに設けた可動接点の接点部を格納す
る格納部を設け、格納部では、プッシュロッドの上昇位
置で、プッシュスイッチ側の可動接点の接点部と接触し
つつこの接点部を格納し、この格納部の下流側に略面一
にプッシュスイッチ側の固定接点の接触面を配設し、ボ
ディ、プッシュロッド、格納部を含むスライダを絶縁材
からなる合成樹脂で形成したプッシュ機構付きスライド
式のスイッチである。
[上記手段による作用] 上記手段によれば、左右へのスライダの摺動による操
作時に、スライダを左右摺動させるプッシュロッド側の
可動接点は、これの固定接点がスライドスイッチの固定
接点と同一面に存在しても、格納されているのでボデイ
側と接触せず、プッシュスイッチ操作の昇降時にのみ摺
動することとなる。又格納部は合成樹脂なので、昇降時
の摺動によっても摩耗は少ない。
作時に、スライダを左右摺動させるプッシュロッド側の
可動接点は、これの固定接点がスライドスイッチの固定
接点と同一面に存在しても、格納されているのでボデイ
側と接触せず、プッシュスイッチ操作の昇降時にのみ摺
動することとなる。又格納部は合成樹脂なので、昇降時
の摺動によっても摩耗は少ない。
[実施例] 次に本考案の一実施例を添付した図面に従って詳述す
る。
る。
第1図は本考案にかかるスイッチの分解斜視図、第2
図はスイッチの全体斜視図、3図はカバーを除去した平
面図、第4図は第3図の4−4線断面図、第5図は第3
図の5−5線断面図、第6図は第3図の6−6線断面
図、第7図はプッシュロッド側の接点を格納部に格納し
た状態を示す部分拡大斜視図、第8図はスライダを摺動
させた状態の第3図と同様の図、第9図はプッシュロッ
ドを押圧した状態の第3図と同様の図、第10図は第9図
の10−10線断面図、第11図はボデイ底面に設けた固定接
点を示す平面図である。
図はスイッチの全体斜視図、3図はカバーを除去した平
面図、第4図は第3図の4−4線断面図、第5図は第3
図の5−5線断面図、第6図は第3図の6−6線断面
図、第7図はプッシュロッド側の接点を格納部に格納し
た状態を示す部分拡大斜視図、第8図はスライダを摺動
させた状態の第3図と同様の図、第9図はプッシュロッ
ドを押圧した状態の第3図と同様の図、第10図は第9図
の10−10線断面図、第11図はボデイ底面に設けた固定接
点を示す平面図である。
実施例はプッシュ機構付きスイッチを示し、スイッチ
1のボデイ2は合成樹脂で成形され、深い方形の皿状を
なす。ボデイ2の底片2−1には、第11図に示すように
固定接点3…、4…が設けられている。第11図の上側の
接点3…群はスライドスイッチ用の接点で、フラットな
板状をなし、夫々は区画されて配設され、下側の接点4
はプッシュスイッチ用の接点で、同様に板状をなし、左
右で区画されて配設されている。この固定接点3…,4…
間には左右に横断する如く突条2−2が突設され、これ
を挟んで上下に各固定接点群3,4が表面を同一面として
配設されている。各接点3、4の接続端子3−1…、4
−1…はボデイ外に導出されている。
1のボデイ2は合成樹脂で成形され、深い方形の皿状を
なす。ボデイ2の底片2−1には、第11図に示すように
固定接点3…、4…が設けられている。第11図の上側の
接点3…群はスライドスイッチ用の接点で、フラットな
板状をなし、夫々は区画されて配設され、下側の接点4
はプッシュスイッチ用の接点で、同様に板状をなし、左
右で区画されて配設されている。この固定接点3…,4…
間には左右に横断する如く突条2−2が突設され、これ
を挟んで上下に各固定接点群3,4が表面を同一面として
配設されている。各接点3、4の接続端子3−1…、4
−1…はボデイ外に導出されている。
ボデイ2の四周は周片2−3で囲橈され、正面片2−
4には上方に開放し、前後にも開放された左右方向に長
い凹部が形成され、カバー5をボデイ2の上から被せた
状態で窓6を形成する。カバー5はフラットな板状をな
し、左右両端部に折曲垂下された係止片5−1,5−1を
備え、これを周片2−3の左右に係止して、ボデイ2の
上面を覆って一体化される。
4には上方に開放し、前後にも開放された左右方向に長
い凹部が形成され、カバー5をボデイ2の上から被せた
状態で窓6を形成する。カバー5はフラットな板状をな
し、左右両端部に折曲垂下された係止片5−1,5−1を
備え、これを周片2−3の左右に係止して、ボデイ2の
上面を覆って一体化される。
ボデイ2の底片2−1の手前側半部は、上記したよう
にプッシュスイッチ用の固定接点4が設けられている
が、固定接点4を有する底片前半部の前半は第1図、第
5図、第6図、第7図、第10図に示すように一段低く形
成されて凹部7をなす。凹部7は底片2−1の前端部の
左右方向一杯に亘り設けられ、実施例では、接点4を後
半部4−2が接点3と面一となるように底片2−1上に
固定し、前半部4−3は側面視略Z型に折曲し、凹部7
上に固定されて臨み、これの上面が凹部7を構成してい
る。
にプッシュスイッチ用の固定接点4が設けられている
が、固定接点4を有する底片前半部の前半は第1図、第
5図、第6図、第7図、第10図に示すように一段低く形
成されて凹部7をなす。凹部7は底片2−1の前端部の
左右方向一杯に亘り設けられ、実施例では、接点4を後
半部4−2が接点3と面一となるように底片2−1上に
固定し、前半部4−3は側面視略Z型に折曲し、凹部7
上に固定されて臨み、これの上面が凹部7を構成してい
る。
8はダストカバーで、正面片2−4の裏面に配設さ
れ、窓6に合せて合成樹脂の板材で凹状に形成されてい
る。
れ、窓6に合せて合成樹脂の板材で凹状に形成されてい
る。
かかるボデイ2内にスライダ9を左右に摺動自在に嵌
装する。スライダ9は合成樹脂で形成され、周囲を周片
9−1で囲橈した上方に開放せる方形の箱状をなし、左
右方向の中間部には中間底部9−2を有し、これの左右
は前後方向の中間部が開口9−3,9−3している。各開
口9−3の後部には、第1図、第5図、第10図に示すよ
うに後底部9−4が設けられ、スライダ9の左右方向の
中間部には隔片9−5,9−5が起設され、これは中間底
部9−2の左右から起立し、各隔片9−5は前半部が一
段低く構成されている。かかる隔片9−5,9−5間の中
間底部9−2によって、プッシュロッド嵌装、係止用の
凹溝部10を構成する。
装する。スライダ9は合成樹脂で形成され、周囲を周片
9−1で囲橈した上方に開放せる方形の箱状をなし、左
右方向の中間部には中間底部9−2を有し、これの左右
は前後方向の中間部が開口9−3,9−3している。各開
口9−3の後部には、第1図、第5図、第10図に示すよ
うに後底部9−4が設けられ、スライダ9の左右方向の
中間部には隔片9−5,9−5が起設され、これは中間底
部9−2の左右から起立し、各隔片9−5は前半部が一
段低く構成されている。かかる隔片9−5,9−5間の中
間底部9−2によって、プッシュロッド嵌装、係止用の
凹溝部10を構成する。
周片9−1の正面片9−6には、上記した凹溝部10よ
り幅の狭い隙間を持たせてガイド片11,11を起設し、一
方、周片9−1の後片9−7の中間部、即ち上記した凹
溝部10の後方中央部には欠円状の孔12を設ける。
り幅の狭い隙間を持たせてガイド片11,11を起設し、一
方、周片9−1の後片9−7の中間部、即ち上記した凹
溝部10の後方中央部には欠円状の孔12を設ける。
そして、スライダ9の底部の前端部の左右には、中間
底部9−2、後底部9−4の下底のレベルよりも一段低
い底片前端部を形成し、この部分は開口9−3,9−3の
前端部に臨み、後方へ所定量突出してフランジ状とな
り、格納部13,13を構成する。これを第5図、第10図で
明示した。尚格納部13,13間の中間部の底部9−2の前
端部も同レベルに形成され、これは第6図で示す如くで
ある。
底部9−2、後底部9−4の下底のレベルよりも一段低
い底片前端部を形成し、この部分は開口9−3,9−3の
前端部に臨み、後方へ所定量突出してフランジ状とな
り、格納部13,13を構成する。これを第5図、第10図で
明示した。尚格納部13,13間の中間部の底部9−2の前
端部も同レベルに形成され、これは第6図で示す如くで
ある。
かかる一段低く突出した格納部13,13は、スライダ9
のボデイ2への嵌合時、スライダ9の中間底部9−2の
前端部とともに、ボデイ2の底片2−1の前端部に形成
した凹部7の上に設けられた接点4の前半部4−3上に
嵌合して配置される。この格納部13の上面13−1と、接
点4の実質上接触部をなす後半部4−2は同一面、或い
は殆ど同一面となるように設定されている。かかる格納
部13は、スライダ9をボデイ2内で左右に摺動させた
際、可動側の上面13−1が固定側の接点4の接触面であ
る後半部4−2と同レベルを維持して摺動する。
のボデイ2への嵌合時、スライダ9の中間底部9−2の
前端部とともに、ボデイ2の底片2−1の前端部に形成
した凹部7の上に設けられた接点4の前半部4−3上に
嵌合して配置される。この格納部13の上面13−1と、接
点4の実質上接触部をなす後半部4−2は同一面、或い
は殆ど同一面となるように設定されている。かかる格納
部13は、スライダ9をボデイ2内で左右に摺動させた
際、可動側の上面13−1が固定側の接点4の接触面であ
る後半部4−2と同レベルを維持して摺動する。
上記した後底部9−4の下面には下向きに開放された
凹部14を形成し、これに第1図に示す如き平面視H型の
スライドスイッチの可動接点15を係着する。可動接点15
の左右に延出された4本の接点部15−1…が、上記した
ボデイ2の底片2−1に設けたスライドスイッチの固定
接点3…とスライダ9の左右摺動によるオン位置で接点
間を閉成する。尚、スライダ9の底部の中間部には、第
5図、第6図に示すように凹条部9−8が設けられ、こ
れがボデイ底片上に突設した突条2−2に係合する。
凹部14を形成し、これに第1図に示す如き平面視H型の
スライドスイッチの可動接点15を係着する。可動接点15
の左右に延出された4本の接点部15−1…が、上記した
ボデイ2の底片2−1に設けたスライドスイッチの固定
接点3…とスライダ9の左右摺動によるオン位置で接点
間を閉成する。尚、スライダ9の底部の中間部には、第
5図、第6図に示すように凹条部9−8が設けられ、こ
れがボデイ底片上に突設した突条2−2に係合する。
16はスライダ9の摺動操作子を兼ねるプッシュロッド
である。プッシュロッド16は絶縁性の合成樹脂で形成さ
れ、前半部16−1は上記したガイド片11,11間に嵌合す
る幅で、後半部116−2は上記した溝10に嵌合する幅に
形成されている。中間部には左右に突出した翼部16−3
が形成され、中間部16−3乃至後半部16−2の底部は、
第5図で明らかなように前半部16−1の底部よりも一段
高く形成され、中間部16−3の底部には第6図に示すよ
うにプッシュスイッチ側の可動接点の係止部17が設けら
れている。
である。プッシュロッド16は絶縁性の合成樹脂で形成さ
れ、前半部16−1は上記したガイド片11,11間に嵌合す
る幅で、後半部116−2は上記した溝10に嵌合する幅に
形成されている。中間部には左右に突出した翼部16−3
が形成され、中間部16−3乃至後半部16−2の底部は、
第5図で明らかなように前半部16−1の底部よりも一段
高く形成され、中間部16−3の底部には第6図に示すよ
うにプッシュスイッチ側の可動接点の係止部17が設けら
れている。
後半部16−2の幅方向中央部には、第3図、第6図で
明示したように山形円錐状のバネガイド部18が長さ方向
に突設され、これにプッシュロッド16の復帰バネ19の一
端側を嵌合係止し、バネ19はコイルバネを用いた。
明示したように山形円錐状のバネガイド部18が長さ方向
に突設され、これにプッシュロッド16の復帰バネ19の一
端側を嵌合係止し、バネ19はコイルバネを用いた。
一方、ボデイ2の後片2−5の内面には、金属板から
なるクリック板20を設置し、このクリック板20はスライ
ダ9の後片9−7と後片2−5間に臨み、クリック板20
には、中央部、その左右にクリック孔20−1…が設けら
れている。そして、上記したバネ19の先部をスライダ後
片9−7の中央部に形成した孔12に嵌装した鋼球等から
なるボール21の上面に当接係止し、ボール21は孔12から
クリック板20に弾圧接触し、例えばスライドスイッチが
オフであれば、クリック孔20−1…の中央部のスライド
スイッチオフ位置に弾性的に係合している。これを第6
図で示した。
なるクリック板20を設置し、このクリック板20はスライ
ダ9の後片9−7と後片2−5間に臨み、クリック板20
には、中央部、その左右にクリック孔20−1…が設けら
れている。そして、上記したバネ19の先部をスライダ後
片9−7の中央部に形成した孔12に嵌装した鋼球等から
なるボール21の上面に当接係止し、ボール21は孔12から
クリック板20に弾圧接触し、例えばスライドスイッチが
オフであれば、クリック孔20−1…の中央部のスライド
スイッチオフ位置に弾性的に係合している。これを第6
図で示した。
以上のプッシュロッド16にはプッシュスイッチの可動
接点22を取り付ける。可動接点22は導電性のバネ性を有
する金属板で形成され、平面視が凹型である。フラット
な基板部22−1の中間部22−2が幅が狭く、基板部22−
1の左右には脚片22−3,22−3が連設され、各脚片22−
3は側面視横U字型をなし、先の半部は下側に折曲して
臨み、先端部に接点部23が夫々形成されている。接点部
23は断面略U字状に形成され、基板部22−1の下方にあ
って、これよりも若干手前側に臨み、弯曲することによ
り接点部はバネ性を有する。
接点22を取り付ける。可動接点22は導電性のバネ性を有
する金属板で形成され、平面視が凹型である。フラット
な基板部22−1の中間部22−2が幅が狭く、基板部22−
1の左右には脚片22−3,22−3が連設され、各脚片22−
3は側面視横U字型をなし、先の半部は下側に折曲して
臨み、先端部に接点部23が夫々形成されている。接点部
23は断面略U字状に形成され、基板部22−1の下方にあ
って、これよりも若干手前側に臨み、弯曲することによ
り接点部はバネ性を有する。
かかる可動接点22は、中間部22−2をプッシュロッド
16の中間部16−3の底面係止部17に嵌合、係着し、これ
に代え、中間部22−2をプッシュロッド16の成形時に埋
装一体化しても良い。接点22は第3図に示したようにプ
ッシュロッド16の中間部16−3の左右に延出し、スライ
ダ9の左右の開口部9−3,9−3に各接点部23を含む各
脚片22−3が臨み、手前側に延出する下位の接点部23
は、プッシュロッド16の上昇位置では、スライダ9の格
納部13の上面13−1上に弾圧当接している。これを第5
図で示した。従って、プッシュスイッチがオフ状態で
は、バネ19の作用でプッシュロッド16は上昇位置にあ
り、これと一体化された接点22の接点部23も上昇位置に
あり、接点部23は格納部13上に格納されている。
16の中間部16−3の底面係止部17に嵌合、係着し、これ
に代え、中間部22−2をプッシュロッド16の成形時に埋
装一体化しても良い。接点22は第3図に示したようにプ
ッシュロッド16の中間部16−3の左右に延出し、スライ
ダ9の左右の開口部9−3,9−3に各接点部23を含む各
脚片22−3が臨み、手前側に延出する下位の接点部23
は、プッシュロッド16の上昇位置では、スライダ9の格
納部13の上面13−1上に弾圧当接している。これを第5
図で示した。従って、プッシュスイッチがオフ状態で
は、バネ19の作用でプッシュロッド16は上昇位置にあ
り、これと一体化された接点22の接点部23も上昇位置に
あり、接点部23は格納部13上に格納されている。
以上の各部品を組込んでカバー5でボデイ2を覆う。
以上において、プッシュロッド16はスライドスイッチ
の開閉操作の操作子を兼ねる。プッシュロッド16の前半
部16−1の先端部の摘持部16−4を摘持して左右に押圧
すると、スライダ9はボデイ2内で左右に摺動し、底片
2−1の後半部にある固定接点3…のその方向のもの
と、スライダ9の底部後半部に設けた可動接点15が接触
し、この側の接点3,15を接触させてオンさせる。第8図
は右方向にプッシュロッドを押圧移動させた例を示し
た。
の開閉操作の操作子を兼ねる。プッシュロッド16の前半
部16−1の先端部の摘持部16−4を摘持して左右に押圧
すると、スライダ9はボデイ2内で左右に摺動し、底片
2−1の後半部にある固定接点3…のその方向のもの
と、スライダ9の底部後半部に設けた可動接点15が接触
し、この側の接点3,15を接触させてオンさせる。第8図
は右方向にプッシュロッドを押圧移動させた例を示し
た。
かかるスライドスイッチの操作は、プッシュロッド16
の下動を伴うことなくなされ、従って、プッシュスイッ
チをなすこれの可動接点22は下動することがない。接点
22は、プッシュロッド16と一体で、これと一体にスライ
ダ9とともに左右方向に摺動し、接点部23はスライダ9
の格納部13内に格納された状態を維持し、従って、第9
図の状態下にあっても第5図の如き状態を維持する。
の下動を伴うことなくなされ、従って、プッシュスイッ
チをなすこれの可動接点22は下動することがない。接点
22は、プッシュロッド16と一体で、これと一体にスライ
ダ9とともに左右方向に摺動し、接点部23はスライダ9
の格納部13内に格納された状態を維持し、従って、第9
図の状態下にあっても第5図の如き状態を維持する。
このように、左右へのスライドスイッチの切換え時に
は格納部13に格納され、接点部23は、プッシュロッド16
が左右に移動しても、接点部と23と接触する相手側が左
右に摺動することがなく、格納部13内で動くことなく保
持され、従って、スライドスイッチの操作では、接点部
の摺接による摩耗を伴わない。
は格納部13に格納され、接点部23は、プッシュロッド16
が左右に移動しても、接点部と23と接触する相手側が左
右に摺動することがなく、格納部13内で動くことなく保
持され、従って、スライドスイッチの操作では、接点部
の摺接による摩耗を伴わない。
従って、スライドスイッチの操作に伴う摩耗が発生し
ない。
ない。
次にプッシュスイッチの操作であるが、スライドスイ
ッチの中立、或いは左右の任意の位置で、プッシュロッ
ド16は下動が可能であり、プッシュロッド16の摘持部16
−4を上から下方へバネ19の弾圧力に抗して押圧する。
プッシュロッド16は、スライダ9のガイド片11,11、凹
溝部10に上半部16−1、下半部16−2が案内されてスラ
イダ9内で下方に摺動する。これに伴ってプッシュロッ
ド16と一体化された可動接点2も一体に下動し、この結
果、接点部23は格納部13の上面13−1上を摺動して下方
に移動し、後方に配設された固定接点4の接点面4−2
上を摺動し、この上に臨む。これを第9図、第10図で示
した。
ッチの中立、或いは左右の任意の位置で、プッシュロッ
ド16は下動が可能であり、プッシュロッド16の摘持部16
−4を上から下方へバネ19の弾圧力に抗して押圧する。
プッシュロッド16は、スライダ9のガイド片11,11、凹
溝部10に上半部16−1、下半部16−2が案内されてスラ
イダ9内で下方に摺動する。これに伴ってプッシュロッ
ド16と一体化された可動接点2も一体に下動し、この結
果、接点部23は格納部13の上面13−1上を摺動して下方
に移動し、後方に配設された固定接点4の接点面4−2
上を摺動し、この上に臨む。これを第9図、第10図で示
した。
これにより、接点部23は固定接点4と接触することと
なり、プッシュスイッチはオンする。このようにプッシ
ュロッド16の下動操作のみで可動接点22は固定接点4と
接触し、押圧力の解除でバネ19の反発力で上動し、この
際、接点部23は接点面4−2を摺動しつつ格納部13の上
面13−1に到り、プッシュロッド16の上限位置で停止
し、第5図の状態に復する。
なり、プッシュスイッチはオンする。このようにプッシ
ュロッド16の下動操作のみで可動接点22は固定接点4と
接触し、押圧力の解除でバネ19の反発力で上動し、この
際、接点部23は接点面4−2を摺動しつつ格納部13の上
面13−1に到り、プッシュロッド16の上限位置で停止
し、第5図の状態に復する。
このように接点部23は、プッシュスイッチのオン、オ
フ操作の時のみ摺動し、左右への摺動時は不動である。
フ操作の時のみ摺動し、左右への摺動時は不動である。
尚、接点部23は接点面4−2の上を摺動するが、格納
部13の上面13−1も摺動し、従って、格納部を含むスラ
イダ9を合成樹脂、就中摩擦係数の低い樹脂で形成する
ことにより、格納部13での摩耗を更に抑制することがで
きる。
部13の上面13−1も摺動し、従って、格納部を含むスラ
イダ9を合成樹脂、就中摩擦係数の低い樹脂で形成する
ことにより、格納部13での摩耗を更に抑制することがで
きる。
[考案の効果] 以上で明らかなように本考案によればプッシュロッド
の左右動、即ち、スライドスイッチの操作時に、プッシ
ュスイッチ側に設けられた上記ロッドと一体に摺動する
可動接点が格納部に格納されているので摺動することが
なく、従って、スライダの反復動が多くてもプッシュス
イッチ側の可動接点の接点部の摩耗を可及的に抑制で
き、接点の耐久性、寿命を向上させることができる。
の左右動、即ち、スライドスイッチの操作時に、プッシ
ュスイッチ側に設けられた上記ロッドと一体に摺動する
可動接点が格納部に格納されているので摺動することが
なく、従って、スライダの反復動が多くてもプッシュス
イッチ側の可動接点の接点部の摩耗を可及的に抑制で
き、接点の耐久性、寿命を向上させることができる。
又、構造的にも、上記の如くプッシュロッドを案内、
収容し、保持するスライダ等に格納部を設けるだけなの
で、構造的にも複雑化することがなく、しかも、接点部
の収納も無理なくなされ、更に、スライダ側の格納部に
没入格納されているのでスライダ操作時の隔離が確実に
なされ、接点部の保護が確実である等の多大の利点があ
る。
収容し、保持するスライダ等に格納部を設けるだけなの
で、構造的にも複雑化することがなく、しかも、接点部
の収納も無理なくなされ、更に、スライダ側の格納部に
没入格納されているのでスライダ操作時の隔離が確実に
なされ、接点部の保護が確実である等の多大の利点があ
る。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は本考案
にかかるスイッチの分解斜視図、第2図はスイッチの全
体斜視図、3図はカバーを除去した平面図、第4図は第
3図の4−4線断面図、第5図は第3図の5−5線断面
図、第6図は第3図の6−6線断面図、第7図はプッシ
ュロッド側の接点を格納部に格納した状態を示す部分拡
大斜視図、第8図はスライダを摺動させた状態の第3図
と同様の図、第9図はプッシュロッドを押圧した状態の
第3図と同様の図、第10図は第9図の10−10線断面図、
第11図はボデイ底面に設けた固定接点を示す平面図であ
る。 尚図面中1はスイッチ、2はボデイ、3はスライドスイ
ッチの固定接点、4はプッシュスイッチの固定接点、9
はスライダ、13は格納部、15はスライドスイッチの可動
接点、16はプッシュロッド、22はプッシュスイッチの可
動接点、23は22の接点部である。
にかかるスイッチの分解斜視図、第2図はスイッチの全
体斜視図、3図はカバーを除去した平面図、第4図は第
3図の4−4線断面図、第5図は第3図の5−5線断面
図、第6図は第3図の6−6線断面図、第7図はプッシ
ュロッド側の接点を格納部に格納した状態を示す部分拡
大斜視図、第8図はスライダを摺動させた状態の第3図
と同様の図、第9図はプッシュロッドを押圧した状態の
第3図と同様の図、第10図は第9図の10−10線断面図、
第11図はボデイ底面に設けた固定接点を示す平面図であ
る。 尚図面中1はスイッチ、2はボデイ、3はスライドスイ
ッチの固定接点、4はプッシュスイッチの固定接点、9
はスライダ、13は格納部、15はスライドスイッチの可動
接点、16はプッシュロッド、22はプッシュスイッチの可
動接点、23は22の接点部である。
Claims (1)
- 【請求項1】ボディに対して左右方向に摺動自在に嵌装
したスライダに、プッシュロッドを昇降自在に嵌装し、
ボディにはスライドスイッチ側の固定接点とプッシュス
イッチ側の固定接点を配設し、スライダにはスライドス
イッチ側の可動接点を配設し、プッシュロッドにはプッ
シュスイッチ側の可動接点を配設し、プッシュロッドの
左右摺動でスライドスイッチ側の固定、可動の接点をオ
ン、オフし、プッシュロッドの押圧下動でプッシュスイ
ッチ側の固定、可動の接点をオン、オフするようにした
スイッチにおいて、 前記スライダにプッシュロッドに設けた可動接点の接点
部を格納する格納部を設け、 前記格納部では、プッシュロッドの上昇位置で、プッシ
ュスイッチ側の可動接点の接点部と接触しつつこの接点
部を格納し、この格納部の下流側に略面一にプッシュス
イッチ側の固定接点の接触面を配設し、 前記ボディ、プッシュロッド、格納部を含むスライダを
絶縁材からなる合成樹脂で形成した、 ことを特徴とすプッシュ機構付きスライド式スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990123429U JP2586754Y2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | プッシュ機能付きスライド式スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990123429U JP2586754Y2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | プッシュ機能付きスライド式スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0481325U JPH0481325U (ja) | 1992-07-15 |
JP2586754Y2 true JP2586754Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=31871138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990123429U Expired - Lifetime JP2586754Y2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | プッシュ機能付きスライド式スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586754Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5340472U (ja) * | 1976-09-10 | 1978-04-07 |
-
1990
- 1990-11-22 JP JP1990123429U patent/JP2586754Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0481325U (ja) | 1992-07-15 |
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