JP2586734B2 - 楽音制御装置 - Google Patents

楽音制御装置

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JP2586734B2
JP2586734B2 JP4101509A JP10150992A JP2586734B2 JP 2586734 B2 JP2586734 B2 JP 2586734B2 JP 4101509 A JP4101509 A JP 4101509A JP 10150992 A JP10150992 A JP 10150992A JP 2586734 B2 JP2586734 B2 JP 2586734B2
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啓 真鍋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音板に対する打撃体に
よる打撃操作により音板に対応した音名の楽音を発生さ
せる電子音板打楽器に係り、特に楽音特性の制御に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数音名に対応して複数の音板
を設け、自然音板打楽器と同様にして各音板を打撃する
ことにより、打撃された音板の音名に対応した楽音を電
子的に発生させる、いわゆる電子音板打楽器が知られて
いる(例えば、特開昭61-239299 号公報記載のもの)。
【0003】このような電子音板打楽器においては、楽
音の音色の切換、発音中の消音、楽音に対するトレモ
ロ、ビブラート、サスティーン等の各種効果の付加を楽
器本体に設けられたスイッチを操作することにより制御
できるようになっている。
【0004】したがって、打撃操作により多様な音色の
演奏を楽しむことができ、多彩な演奏表現が可能であ
る。また、音板の打撃強度や打撃位置を検出して、その
打撃強度や打撃位置に応じて音高、音色、音量等の楽音
特性を制御するようにして多様な演奏表現を可能とした
ものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の電子音板打楽器においては、音色、効果等の楽音パラ
メータの設定は楽器本体に設けられたスイッチを操作す
ることにより行うようになっていた。このため、両手に
マレット等の打撃体を持ちながら演奏を行っている最中
に楽音特性を変更することは、演奏に支障が生じるため
困難であった。
【0006】また、音板の打撃強度、打撃位置に応じて
楽音特性を制御するようにした電子音板打楽器の場合、
スイッチ操作を行わなくても演奏の仕方により楽音特性
を制御できるが、打撃時点で楽音の特性が決定されてし
まい発音中の楽音を制御することは不可能であった。
【0007】本発明の課題は、両手に打撃体を持ちなが
ら演奏を行っている最中でも、発音すべき楽音の特性ま
たは発音中の楽音の特性を演奏に支障をきたすことな
く、迅速、確実に可変制御できるようにすることであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、複数の音高に設けられ、被打撃
信号を出力する複数の被打撃部材(たとえば、音板)
と、これら被打撃部材を打撃操作可能であり、出力楽音
の特性を指示する特性指示信号を出力する楽音特性指示
手段(たとえば、音色スイッチやピッチベンド操作子)
及びその打撃の際に打撃信号を出力する打撃信号出力手
段(たとえば、センサ)を含んでなる左手用と右手用と
の少なくとも2つの打撃部材(たとえば、マレット)
と、この打撃部材側に設けられ前記特性指示信号及び前
記打撃信号を発信可能な電波発信手段(たとえば、FM
電波発信機)と、前記被打撃部材側に設けられ、前記電
波発信手段から発信された前記特性指示信号及び前記打
撃信号を受信可能な受信手段(たとえば、FM電波受信
機)と、前記複数の被打撃部材が前記打撃部材で打撃操
されたときに、当該打撃操作された被打撃部材から出
力される被打撃信号によって音高を決定すると共に、前
受信手段により受信する打撃信号に基づいて、打撃操
作した打撃部材を特定し、この特定された打撃部材の
音特性指示手段から出力されている特性指示信号に従っ
て楽音特性を決定して楽音の発生を指示する楽音発生指
示手段(たとえば、CPU)とを具備している。
【0009】
【0010】以下、図面を参照しながら本発明に係る実
施例について説明する。図は、本発明に係る電子音板
楽器の実施例のシステム構成図である。
【0011】音板センサ1Aは、複数の音名に対応して
音名順に配設された各音板1に対応して設けられている
音板1の振動を感知するセンサである。音板センサ1A
の詳細な構成は後述する。音板センサ1Aにより感知さ
れたセンス信号はアンプ2により増幅されレベル検知器
3に入力する。
【0012】レベル検知器3は、アンプ2から出力され
るセンス信号に基づいて音板1が打撃されたか否かを判
別し、打撃された場合には打撃の有無、打撃強度等を示
す打撃データを入力検出回路4に出力する。この入力検
出回路4以降の楽音生成に係る構成は図8に示す。
【0013】入力検出回路4は、例えばマイクロプロセ
ッサから成り、レベル検知器3から出力される打撃デー
タを所定周期で走査しており、打撃有の情報が出力さ
れている場合には、その打撃有の情報が出力されてい
る音板に対応する音名情報KDTを作成する。そして、
その音名情報KDTを打撃を行ったマレットに応じて
後述する左マレット用音源回路8または右マレット用音
源回路9に出力する。
【0014】即ち、左手用のマレット5Lで音板が打撃
された場合には、左マレット用音源回路8に、右手用の
マレット5Rで音板が打撃された場合には右マレット用
音源回路9に打撃された音板1に対応する音名情報KD
Tが出力される。さらに入力検出回路4は打撃データの
打撃強度情報に基づいて楽音の振幅エンベロープ制御情
報ENVC及び楽音に付加する効果(エフェクト)を指
示するエフェクト情報EFDから成る楽音制御情報MC
NTDを作成し、前記音名情報KDTを出力した左マレ
ット用音源回路8、または右マレット用音源回路9に出
力する。
【0015】また、この電子音板打楽器は、各種信号を
送受信するためのFM電波発信回路101及びFM電波
受信回路102を有しており、マレット5L(5R)上
に設けられたスイッチの操作信号及びマレット5L(5
R)のマレット部16L(16R)による打撃の有無を
示すON信号等を、マレット5L(5R)に対して設け
られたFM電波発信回路101によりFM変調(Fre
quency Modulation)を行って、電波
により送信すると共に、このFM変調された電波を楽器
本体GH側に設けられたFM電波受信回路102により
受信し、復調を行って入力検出回路4に出力する。 この
ように、マレット5L(5R)の打撃の有無、音色、効
果等の指示信号をマレット5L(5R)側からFM変調
により無線通信で楽器本体GH側に送信するので、マレ
ット5L(5R)と楽器本体GH側とを接続するコード
が不要となる。このため、コードを気にすることなく伸
び伸びと演奏を行うことができる。マレット5L(5
R)は音板1を打撃するためのマレット状の形状を有す
る打撃体であり、それぞれ左手操作用(右手操作用)
なっている。後で詳しく説明するがマレット5L(5
R)には音色切換スイッチ41〜43が設けられてお
り、音色切換スイッチ41〜43を操作すると、それぞ
れのマレットから左音色切換信号T、右音色切換信号
、FM電波発信回路101及びFM電波受信回路
102を介して入力検出回路4に出力される。
【0016】入力検出回路4は、マレット5L(5R)
上の音色切換スイッチ41〜43から出力される音色切
換信号TL (TR )を所定周期で読み込んでおり、その
読み込んだ左音色切換信号L (右音色切換信号TR
に基づいてマレット5L(5R)上に設けられた音色切
換スイッチ41〜43により指定された音色に対応する
左音色情報(右音色情報)を作成し、左マレット用音源
回路8(右マレット用音源回路9)に出力する。上記左
音色情報、右音色情報の出力は、例えば音色指定が変更
された場合にだけ行うようにしてもよい。
【0017】マレット5L(5R)には、更にマレット
16L(16R)の振動を感知する後述するセンサ4
6が設けられており、マレット5L(5R)により音板
1を打撃すると、そのセンサ46から打撃により生じた
マレット部16L(16R)の振動に対応するセンス信
号がアンプ6L(6R)に出力される。そしてそのセン
ス信号はアンプ6L(6R)により増幅されてレベル検
知器7L(7R)に入力する。
【0018】レベル検知器7L(7R)は、入力するセ
ンス信号に基づいてマレット5L(5R)により音板1
が打撃されたか否かを判別し、打撃有と判別した場合
には、左ON信号MLO(右ON信号MRO)を、FM
電波発信回路101及びFM電波受信回路102を介し
入力検出回路4に出力する。
【0019】入力検出回路4は、左ON信号MLOを入
力した場合には楽音の発生を指示するイネーブル信号E
L を左マレット用音源回路8へ出力する。また右ON信
号MROを入力した場合には楽音の発生を指示するイネ
ーブル信号ER を右マレット用音源回路9に出力する。
【0020】左マレット用音源回路8、右マレット用音
源回路9は、それぞれイネーブル信号EL ,ER が加わ
ることにより入力検出回路4から出力されている音名情
報KDT、楽音制御情報MCNTD、音色情報(左音色
情報TONL、右音色情報TONR)を読み込み、それ
らの情報に基づいて音名情報KDTで指示される音名の
楽音を音色情報TONL(TONR)で指示される音色
で発生する回路であり、その楽音の音量をエンベロープ
制御情報ENVCにより制御し、更にエフェクト情報E
FDで指示されるエコー、リバーブ等の各種エフェクト
を楽音に対して付加する。
【0021】左マレット用音源回路8及び右マレット用
音源回路9から発生される楽音は共にミキシング回路1
0に出力され、ミキシング回路10により混合されて、
アンプ、スピーカ等から成るオーディオシステム11か
ら音声となって放音される。
【0022】上記動作により左手操作用のマレット5L
で音板1を打撃すると、打撃した音板1に対応する音名
の楽音が、左手操作用のマレット5L上の音色切換スイ
ッチ41〜43で指定した音色で左マレット用音源回路
8から発生される。一方右手操作用のマレット5Rで音
を打撃した場合には打撃した音板1に対応する音名
の楽音が右手操作用のマレット5R上の音色切換スイッ
チ41〜43で指定した音色で右マレット用音源回路9
から発生される。そして左マレット用音源回路8、右マ
レット用音源回路9で独立して発生される2つの楽音が
ミキシング回路10で混合され、その混合音がオーディ
オシステム11から音声となって放音される。音色切換
スイッチ41〜43は、マレット5L(5R)上に設け
られているため、音色の切換は演奏前だけでなく演奏の
最中にも演奏に支障をきたすことなく容易にかつ迅速に
行うことができる。
【0023】従ってマレット5L(5R)上の音色切換
スイッチ41〜43で、それぞれ別々の音色を指定して
打撃演奏を行うことにより、1つのメロディを音色を
切り換えながら複数の音色で演奏することができる。
【0024】また、2つのマレット5L,5Rで同時に
音板1の打撃を行った場合には2つの楽音が異なる音色
で同時に発音される。このように、多彩な演奏表現が可
能となる。音源回路8,9の構成例 図2は、左マレット用音源回路8、右マレット用音源回
路9の一構成例を示す図である。上記音源回路8,9は
ラッチ回路21、周波数情報ROM22、アキュムレー
タ23、波形メモリ(PCM)24、デジタル増幅器2
5、エンベロープジェネレータ26、デジタル信号処理
プロセッサ(DSP)27、D/A変換器28から成っ
ている。
【0025】ラッチ回路21は入力検出回路4から加
えられる音色情報TONL(TONR)、音名情報KD
T、楽音制御情報MCNTD(エンベロープ制御情報E
NVC、エフェクト情報EFD)を、入力検出回路4か
らイネーブル信号E(E)が加わることによりラッ
チする。そして、音名情報KDTを周波数ROM22
に、音色情報TONL(TONR)を波形メモリ24
に、エンベロープ制御情報ENVCをエンベロープジェ
ネレータ26にエフェクト情報EFDをデジタル信号
処理プロセッサ27にそれぞれ出力する。
【0026】周波数情報ROM22は、各音名に対応す
る周波数データを記憶しているROM(リード・オンリ
・メモリ)であり、音名情報KDTが加わると、その音
名情報KDTに対応する周波数データFをアキュムレー
タ23に出力する。前記周波数データFは高音になるほ
ど大きな値になるように設定されている。
【0027】アキュムレータ23は、周波数ROM22
から供給される周波数データFを累算する累算器であ
り、周波数データFを累算して所定の最大値に達する
と、再び同様の動作を繰り返す。従って、周波数データ
Fが大きい、即ち高音であればあるほど、上記累算の繰
り返し周期は短くなる。逆に低音であればあるほど、上
記累算の繰り返し周期は長くなる。この繰り返し周期
は、楽音波形の周期に対応している。従って高音になれ
ばなるほど、繰り返し周波数即ち楽音の周波数は高くな
る。
【0028】アキュムレータ23の累算値TFは下位の
アドレス信号として波形メモリ24に加えられる。ま
た、波形メモリ24には上位のアドレス信号としてラッ
チ回路21から音色情報TONL(TONR)が加えら
れる。
【0029】波形メモリ24は、各種楽器音の一周期分
の波形サンプル値データをPCM(Pulse Cod
e Modulation)化して記憶しているROM
(リード・オンリ・メモリ)であり、上記音色情報TO
NL(TONR)とアキュムレータ23の出力する累算
値TFで構成されるアドレス信号が加わると、その音色
情報TONL(TONR)で指定される音色かつ指定さ
れた音名の楽音波形の波形サンプル値データWSが
形メモリ24から読み出されてデジタル増幅器25に加
えられる。この場合、波形メモリ24からの波形サンプ
ル値データWSの読み出しは、前述したアキュムレータ
23の繰り返し周波数に応じて行われるので、デジタル
増幅器25に加えられる波形データは音名情報KDTで
指定された音名となっている。
【0030】デジタル増幅器25は、波形メモリ24か
ら入力する波形のサンプル値データWSとエンベロー
プジェネレータ26から加えられるエンベロープデータ
ENVDを乗算して、指定された音色の楽音信号DM
を発生するものである。
【0031】エンベロープジェネレータ26はラッチ回
路21から入力するエンベロープ制御情報ENVCに基
づいて、所定の振幅のエンベロープデータENVDをデ
ジタル増幅器25に加えるものであり、エンベロープ制
御情報ENVCに基づいて楽音の音量を制御する。
【0032】デジタル増幅器25は、前述したように波
形メモリ24から入力する楽音波形のサンプル値データ
WSとエンベロープジェネレータ26から加えられるエ
ンベロープデータENVDとを乗算して、デジタルの楽
音信号DMを生成し、デジタル信号処理プロセッサ(D
SP)27に出力する。デジタル信号処理プロセッサ2
7はラッチ回路21から入力するエフェクト情報EFD
に基づいて、デジタル増幅器25から入力するデジタル
楽音信号DMに対しリバーブやエコー等の各種エフェ
クトを付加し、D/A変換器28に出力する。D/A変
換器28は、デジタル信号処理プロセッサ27から入力
するデジタルの楽音信号DMSをアナログの楽音信号A
Mに変換してミキシング回路10に出力する。マレット5L(5R)の構成例 次に、図3はマレット5L(5R)の一構成例を示す分
解図である。マレット5L(5R)の柄部は中空筒31
と中空筒32を結合させてなっており、柄部の上半分部
である中空筒31の前後にはネジ穴33とネジ穴34が
設けられている。また中空筒31のネジ穴33,34に
対応して下半分となる中空筒32にはネジ孔部35,3
6が形設されており、中空筒31と中空筒32はネジ3
7,38をネジ穴33、34を介してネジ孔部35,3
6に螺合させることにより、結合される。また中空筒3
2の中央に形設された凹部にはプリント基板40がはめ
込まれており、プリント基板40上には、3個の押しボ
タン型の音色選択スイッチ41,42,43が載置され
ている。音色選択スイッチ41,42,43はそれぞれ
マリンバ、ピアノ、ギターの各音色を選択するためのス
イッチである。そして、中空筒31の音色選択スイッチ
41,42,43に対応する部分には、スイッチ41,
42,43を覆設するカバーケース41a,42a、4
3aが設けられている。そして、カバーケース41a,
42a,43aを押し下げる毎にオン/オフが交互に繰
り返される。
【0033】プリント基板40の図面上左方端にはリー
ド線44が、右方の端にはコード45が接続されてお
り、各スイッチ41,42,43はプリント基板40上
の配線パターンを介しコード45と電気的に接続されて
おり、スイッチ41,42,43を押し下げてオン操作
を行った場合には、所定の電気信号(音色切換信号)が
コード45を介して、入力検出回路4に出力されるよう
になっている。また、リード線44は中央で二股にわか
れて、輪を形成しており、その輪がネジ孔部35に外嵌
している。さらにリード線44の他端は前記センサ46
である感圧素子46と接続されており、感圧素子46の
先端部は円柱形の緩衝部材47の後端に形設された図示
されていない断面が円形の凹部に嵌め込まれている。ま
た、緩衝部材47はマレット部16L(16R)の嵌合
部16aの内側に嵌め込まれるようになっている。感圧
素子46は中空筒32内に緩嵌されており、緩衝部材4
7を介してマレット部16L(16R)と柄部が結合さ
れている。
【0034】マレット部16L(16R)が打撃される
と、マレット部16L(16R)の振動が緩衝部材47
により、衝撃が弱められて感圧素子46に伝達される。
感圧素子46は、その振動に対応するセンス信号を出力
し、そのセンス信号はリード線44、プリント基板4
0、コード45を介して制御回路1に出力される。この
センス信号の大きさは打撃の強さに比例したものとな
る。
【0035】このようにマレット5L(5R)本体の演
奏者が操作し易い位置に音色選択スイッチ41,42,
43を設けたので、演奏中でも瞬時に簡単な操作で音色
を切り換えることができる。音板1の構成例 図4は音板センサ1Aが設けられた音板1の一構成例の
断面構造を示す図である。
【0036】音板1は、絶縁性基板60上に分離して並
設された3個の下部電極部材61L,61C,61R、
上記下部電極部材61L,61C,61Rの上面を覆っ
て形成された導電性弾性部材62、導電性弾性部材62
の上面に設けられた上部電極部材63、及び上部電極部
材63上に積層形成された絶縁性の表皮部材64とから
成っている。導電性弾性部材62は、例えば発泡導電ゴ
ム(比抵抗約1〜10〔Ωcm〕)から成り、上部電極部材
63は例えば高導電性のゴム(比抵抗約10-2〔Ωcm〕)
から成る。また、表皮部材64は絶縁性のゴムから成
り、他の音板の表皮部材と連続して形成されていてもよ
い。
【0037】そして、上部電極部材63には、端子Tが
接続され、下部電極部材61L,61C,61Rにはそ
れぞれ端子TL ,TC ,TR が接続されている。このよ
うに して端子Tと端子TL ,TC ,TR の間にはそれぞ
れ抵抗RL ,RC ,RR が形成される。
【0038】また、上部電極部材63、導電性弾性部材
62、下部電極部材61Lにより、音板センサ1Lが構
成され、同様にして上部電極部材63,導電性弾性部材
62、及び下部電極部材61C,61Rにより音板セン
サ1C,1Rが構成される。すなわち、音板センサ1A
は音板を3分割した各分割位置の振動を感知する3個の
音板センサ1L,1C,1Rから成っている。
【0039】マレット5L(5R)のマレット部16L
(16R)によって、音板の上面を打撃すると上部電
極部材63と下部電極部材61L,61C,61R間の
距離が小さくなり、導電性弾性部材62の比抵抗が減少
する。このため、音板センサ1L,1C,1Rの抵抗R
L ,RC ,RR の抵抗値は減少する。抵抗RL ,RC
R の抵抗値の変化は打撃位置に近い音板センサのもの
が一番大きくなる。このように音板センサ1L,1C,
1Rは、抵抗L ,RC ,RR の抵抗値の変化により打
撃の強度を感知するようになっている。音板センサ1
L,1C,1Rの抵抗L ,RC ,RR の抵抗値の変化
は、電気信号に変換されてアンプ2を介してレベル検知
器3に出力される。したがって、音板1の各部位の振動
に対応する電気信号が音板センサ1L,1C,1Rから
出力される。
【0040】このように、音板1の3箇所に独立して音
板センサ1L,1C,1Rを設けたので、音板1の打撃
位置にかかわらず、確実に音板1の打撃を感知すること
ができ、さらに音板1の各分割部のセンス信号の大きさ
を比較することにより音板のどの分割部が打撃された
か、すなわち打撃位置を検知することも可能である。ま
た、各分割部毎に打撃強度を検知できるので、各分割部
の打撃強度に基づいて音量(エンベロープ制御情報EN
VC)をきめ細かに制御することが可能となる。例え
ば、各分割部の打撃強度を合計して、その合計値に比例
させて音量を設定するようにしてもよく、また、各分割
部の打撃強度の中での最大値に基づいて音量を設定する
ようにしてもよい。
【0041】さらに、音板1の各分割部の打撃強度に基
づいて楽音に付加する効果(エフェクト)を設定する。
例えば、音板の左方の分割部の打撃強度が所定レベル
以上であれば、楽音に対してエコーを付加させ、音板
の右方の分割部の打撃強度が所定レベル以上であればコ
ーラスを付加させる。
【0042】また、エコー、コーラスに限定されず、デ
ィレイ、リバーブ等の他の効果を付加するようにしても
よい。第2実施例 上述した第実施例では、演奏中に音色のみを切り換え
ることができたが、演奏中に楽音に対してサスティーン
効果、トレモロ効果、ピッチベンド効果等の各種効果を
付加したり、楽音を高速に消音させるような制御も可能
である。
【0043】上記のような楽音特性の制御を実現する第
実施例について、図5乃至図7を参照しながら説明す
る。図6は実施例のマレット5L(5R)の構造
を示す分解図である。尚、同図において、図3に示した
マレット5L(5R)と同一のものには同一符号を記し
詳しい説明は省略する
【0044】第実施例においては、プリント基板40
上にボリューム型の可変抵抗器51を設け、この可変抵
抗器51の抵抗値を制御するためのホイール状のピッチ
ベンド操作子52を可変抵抗器51の側面に横設させて
いる。また、中空筒31に穴53を形設し、ピッチベン
ド操作子52の上部が穴53を介して表面に出るように
している。このピッチベンド操作子52は、回動自在と
なっており、回転量、回転方向を変化させることにより
可変抵抗器51の抵抗値が変化する。ピッチべンド操作
子52の表面はギザギザ状に形成されて滑りにくくなっ
ており、指による回転操作が容易である。
【0045】可変抵抗器51の抵抗値の変化は、抵抗値
に対応する所定の電圧に変換され、コード45を介して
入力検出回路4に加わる。入力検出回路4は、上記電圧
値を所定周期で読み込んで上記電圧値に基づいて楽音の
ピッチを制御するためのピッチベンド情報PDTを作成
し、そのピッチベンド情報PDTをピッチベンド操作子
52が操作されたマレット5L(5R)に応じて左マレ
ット用音源回路8または右マレット用音源回路9に出力
する。
【0046】また、スイッチ41,42,43は、それ
ぞれサスティーン効果付加スイッチ、高速消音指示スイ
ッチ、トレモロ効果付加スイッチとなっている。サステ
ィーン効果付加スイッチ41は楽音に対してサスティー
ン効果の付加を指示するスイッチ、トレモロ効果付加ス
イッチ43は楽音に対してトレモロ効果の付加を指示す
るスイッチ、さらに高速消音指示スイッチ42は楽音の
発音の消音を指示するスイッチである。
【0047】上記スイッチ41,42,43をオン操作
すると、各スイッチから入力検出回路4にオン操作信号
が出力される。入力検出回路4は、上記スイッチ41,
42,43のオン操作信号を入力すると、上記各スイッ
チで指示された効果で楽音を制御するためのサスティー
ン効果付加情報SUSTD,高速消音指示情報ERD、
トレモロ効果付加情報TRDをそれぞれ作成し、スイッ
チ操作の行われたマレット5L(5R)に対応する音源
回路8,9に出力する。
【0048】図5は、第実施例の左マレット用音源回
路8、右マレット用音源回路9のブロック図である。
尚、前述した図2に示す第実施例の音源回路8,9の
ブロックと同一のブロックには同一の符号を記し、詳し
い説明は省略する。
【0049】第実施例において、ラッチ回路21には
入力検出回路4から出力される音色情報TONL(TO
NR)、音名情報KDT、ピッチベンド情報PDT、高
速消音指示情報ERD、サスティーン効果付加情報SU
STD、トレモロ効果付加情報TRDが入力されるよう
になっており、イネーブル信号E(E)が加わる
と、上記全ての情報をラッチする。
【0050】次に、図7(a) 〜(d) を参照しながら、上
記ピッチベンド情報PDT、高速消音指示情報ERD、
サスティーン効果付加情報SUSTD、トレモロ効果付
加情報TRDの指示により行われる楽音の制御動作を説
明する。尚、図7(a) 〜(d)において、楽音制御を行わ
なかった場合の楽音の振幅エンベロープを実線70で示
している。
【0051】ラッチ回路21によりラッチされたピッチ
ベンド情報PDTはアキュムレータ23に出力され、ア
キュムレータ23は、周波数情報ROM22から加わる
周波数データFにピッチベンド情報PDTを加えた(F
+PDT)の累算動作を行う。入力検出回路4は、ピッ
チベンド操作子52の回動操作により変化する可変抵抗
器51の抵抗値の変化を、変換された電圧値により所定
周期でスキャンしており、その変換電圧が変化する毎
に、変換電圧に対応するピッチベンド情報PDTをイネ
ーブル信号EL (ER )と共にラッチ回路21に出力す
る。
【0052】従って、図7(d) に示すように、時刻T6
でマレット5L(5R)により、音名“X”(Xは、任
意の音名を示す記号)に対応する音板を打撃した後、
時刻T7 でピッチベンド操作子52を回動させると、時
刻T7 以降、音名“X”の楽音のピッチがピッチベンド
操作子52の操作に応じて連続的に上下するようになる
(ピッチベンド)。
【0053】また、ラッチ回路21にラッチされたサス
ティーン効果付加情報SUSTDはエンベロープ・ジェ
ネレータ26に出力される。エンベロープ・ジェネレー
26はサスティーン効果付加情報SUSTDが加わる
と、サスティーン効果付加情報SUSTDが加わった時
点で出力していたエンベロープデータENVDをデジタ
ル増幅器25にそれ以後加え続ける。
【0054】従って、図7(a) に示すように時刻T1
サスティーン効果付加スイッチ41をオン操作すると、
同図において、破線71で示すように時刻T2 でサステ
ィーン効果付加スイッチ41をオフ操作するまで、楽音
の音量が時刻T1 時の音量のまま保持される(サスティ
ーン)。
【0055】また、ラッチ回路21にラッチされた高速
消音指示情報ERDは、エンベロープ・ジェネレータ
に出力される。エンベロープ・ジェネレータ26は、
高速消音指示情報ERDが加わると、楽音の振幅エンベ
ロープが急速にリリースするようにデジタル増幅器25
に加えるエンベロープデータENVDを制御する。
【0056】従って、図7(b) に示すように、時刻T3
で高速消音指示スイッチ42をオン操作すると、破線7
2で示すように、楽音の音量が急速に減衰する(高速消
音)。
【0057】また、ラッチ回路21にラッチされたトレ
モロ効果付加情報TRDはエンベロープ・ジェネレータ
26に出力される。エンベロープ・ジェネレータ26
は、トレモロ効果付加情報TRDが加わると、楽音の音
量が小刻みに大きくなったり、小さくなったり変動する
ようにデジタル増幅器25に加えるエンベロープデータ
ENVDを制御する。
【0058】従って、図7(c) に示すように時刻T4
トレモロ効果付加スイッチ43をオン操作すると、時刻
5 でトレモロ効果付加スイッチ43をオフ操作するま
で破線73に示すように楽音の音量が小刻みに変動する
(トレモロ効果)。
【0059】このように、マレット5L(5R)により
所定の音板1を打撃して、その音板1に対応した音名の
楽音を発生させた後、マレット5L(5R)に設けられ
たスイッチ41,42,43またはピッチベンド操作子
52を操作して、発生中の楽音に対してピッチベンド効
果、トレモロ効果、サスティーン効果を付加させたり、
ただちに楽音を消音させたりすることができる。
【0060】
【0061】
【0062】尚、楽音に付加する効果も上記実施例に限
定されることなくビブラート、フェイズ・シフト(Phas
e shift )等の他の各種効果の指定であってよい。ま
た、マレット上に設けるスイッチの数も上記実施例のよ
うに3個に限定されることはなく、さらに多数のスイッ
チを設けてもよい。
【0063】さらに、上記実施例では、打撃体としての
マレットの打撃を感圧素子により感知するようしている
が、マレット部内に環球状の導電性ゴムを内蔵させて、
打撃時の導電性ゴムの収縮によるインピーダンス変化を
利用して打撃を感知するようにしてもよい。
【0064】さらに、上記実施例の場合のように、FM
電波発信回路101を各マレット5L,5Rの外部に設
けないで、各マレット5L,5Rの内部に、FM電波発
信回路101を設けるようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0066】すなわち、本発明は、複数の音毎に設け
られた複数の被打撃部材が打撃部材による打撃を受けた
場合、この打撃部材側に設けられた電波発信手段から特
性指示信号及び打撃信号を発信して、前記被打撃部材か
ら出力される被打撃信号によって音を決定すると共
に、前記被打撃部材側に設けられた受信手段で受信する
打撃信号に基づいて、打撃操作した打撃部材を特定し、
この特定された打撃部材の楽音特性指示手段から出力さ
れている特性指示信号に従って楽音特性を決定して楽音
の発生を指示する。このため、両手に打撃部材を持っ
て、打撃演奏をしようとする場合、右手と左手とで異な
る楽音特性(たとえば、音色または各種効果)を指示し
て同一の被打撃部材を打撃すれば、同一音で異なる特
性の楽音が発生されるので、あたかも右手と左手とで異
なる楽器を演奏しているかのような感覚を与えることが
でき、しかも、演奏操作を妨げることなく右手と左手と
で独立して容易に楽音特性を切り換えることができる。
【0067】
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子音板打楽器システム構成図
である。
【図2】第実施例による音源回路の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図3】第実施例によるマレットの一構成例を示す分
解図である。
【図4】音板の一構成例を示す断面図である。
【図5】第実施例による音源回路の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図6】第実施例によるマレットの一構成例を示す分
解図である。
【図7】(a)〜(d)は第実施例による楽音の特性
制御を説明する図である。
【図8】本発明に係る電子音板打楽器の楽音生成部分の
構成図である。
【符号の説明】
音板 4 入力検出回路 5L(5R) マレット 8 左マレット用音源回路 9 右マレット用音源回路 16L(16R) マレット部 41,42,43 スイッチ 46 センサ(感圧素子) 51 可変抵抗器 52 ピッチベンド操作子 101 FM電波発回路 102 FM電波受信回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10H 1/18 G10H 1/18 Z 1/34 1/34 1/46 1/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音高に設けられ、被打撃信号を
    出力する複数の被打撃部材と、 これら被打撃部材を打撃操作可能であり、出力楽音の特
    性を指示する特性指示信号を出力する楽音特性指示手段
    及びその打撃の際に打撃信号を出力する打撃信号出力手
    段を含んでなる左手用と右手用との少なくとも2つの打
    撃部材と、この打撃部材側に設けられ前記特性指示信号及び前記打
    撃信号を発信可能な電波発信手段と、 前記被打撃部材側に設けられ、前記電波発信手段から発
    信された前記特性指示信号及び前記打撃信号を受信可能
    な受信手段と、 前記複数の被打撃部材記打撃部材で打撃操作された
    ときに、当該打撃操作された被打撃部材から出力される
    被打撃信号によって音高を決定すると共に、前記受信手
    段により受信する打撃信号に基づいて、打撃操作した打
    撃部材を特定し、この特定された打撃部材の楽音特性指
    示手段から出力されている特性指示信号に従って楽音特
    性を決定して楽音の発生を指示する楽音発生指示手段
    と、 を具備したことを特徴とする楽音制御装置。
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