JP2586548Y2 - シャシーダイナモメータ - Google Patents

シャシーダイナモメータ

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JP2586548Y2
JP2586548Y2 JP6474992U JP6474992U JP2586548Y2 JP 2586548 Y2 JP2586548 Y2 JP 2586548Y2 JP 6474992 U JP6474992 U JP 6474992U JP 6474992 U JP6474992 U JP 6474992U JP 2586548 Y2 JP2586548 Y2 JP 2586548Y2
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sheet
roller
winding
chassis dynamometer
shaft
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三郎 小沢
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はローラ上に被試験車両
の車輪を乗り降りさせるために用いるシート巻回装置を
具備するシャシーダイナモメータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に完成した車両を試験するため図1
0及び図11に例示する如きシャシーダイナモメータが
用いられている。このシャシーダイナモメータはピット
カバ3上に臨ませたローラ1上に図示しない車両の駆動
輪を乗せた状態で、ローラ1に接続したダイナモメータ
2にて負荷をかけ各種模擬走行テストを実行するもので
ある。
【0003】従来上述の如きシャシーダイナモメータの
ローラ1上に車両の駆動輪を乗り降りさせるためにロー
ラロック装置4を用いていた。このローラロック装置4
は、図10に例示するようにローラ1の主軸5と同軸上
に設けたローラロック用ブレーキである。ローラロック
装置4はそのブレーキを作動させることによって主軸5
を固定し、これと一体のローラ1を回動しないよう制動
可能とするものである。また図11に例示するもので
は、ローラ1の主軸5とカップリング6を介して同軸に
接続されるダイナモメータ2の主軸7にローラロック装
置4を設けたものである。これは、ローラロック装置4
によって主軸7を回動しないよう制動することにより、
これにカップリング6を介して接続する主軸5と一体の
ローラ1を制動可能とするものである。
【0004】上述の如きローラロック装置4を用いて車
両を乗り降りさせる場合には、ローラロック装置4のブ
レーキを働かせてローラ1を固定した状態で車両の駆動
輪がローラ1に乗り降りするようにする。このようにす
ることにより、平面のピットカバ3から円弧状に現れて
いるローラ1に乗り上げている駆動輪がローラ1と共に
空回りすることなく安全に降りる動作ができるようにす
るものである。
【0005】また、ローラ1に駆動輪を空回りすること
なく乗り上げさせるものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述の如き従来のシャ
シーダイナモメータにローラロック装置を装着して用い
る場合には、装置の主軸系にローラロック装置を接続し
て構成するものであるから、その分だけ装置が大形化す
るという問題がある。このため後からこのローラロック
装置を付加する場合には、予め建設していた建物の予定
スペースに入らなくなることがあるという問題がある。
【0007】また、装置の主軸系に直接ローラロック装
置のブレーキディスクを装着するものであるため、この
ディスクを交換する場合には、主軸系を分解する等の困
難な作業を強いられるという問題があった。
【0008】本考案は上述の点に鑑み、シャシーダイナ
モメータを大形化することなく、部品交換等を容易にで
きるようにした車両乗り込み及び脱出用のシート巻回装
置を備えたシャシーダイナモメータを新たに提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案のシャシーダイナ
モメータは、そのローラと被試験車両における車輪との
間に介在させるシート状部材と、そのシート状部材を巻
取軸に巻装可能とした巻取部と、巻取軸を回動してシー
ト状部材を巻取部に巻取可能とする回動操作手段とでシ
ート巻回装置を構成し、このシート巻回装置をローラの
前又は後ろに配置することにより、シート状部材がロー
ラ上に進退可能なように構成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】上述のように構成することにより、シャシーダ
イナモメータのローラが回転可能な状態であっても、巻
取部から引き出したシート状部材をローラの上に載せた
状態でこのシート状部材の上をタイヤ等の車輪が転動
し、安定してローラ上に乗り、又は降りる動作を行える
ようにする。
【0011】
【実施例】以下、本考案のシャシーダイナモメータの一
実施例を図1ないし図9によって説明する。なお、この
図1ないし図9において、前述した図10及び図11に
示す従来例に対応する部分には同一符号を付すことと
し、その詳細な説明を省略する。
【0012】本考案の第1実施例を示す図1の概略説明
図で、1はローラ、3はピットカバ、8は車両のタイ
ヤ、9はタイヤ冷却ファン、10はシート巻回装置本体
である。
【0013】本第1実施例のシート巻回装置本体10
は、図2及び図3にも示すように主にシート状部材11
の巻取部12と回動操作手段としてのモータ部13とよ
り成る。巻取部12のカバー内には、少なくともタイヤ
8がスリップすることのない程度の摩擦係数を有する材
料をタイヤの乗る幅に形成したシート状部材11(薄い
シート状の金属板等も含む)を巻装する巻取軸14を軸
受15で支受して装着する。巻取軸14の一端は回動操
作手段としての減速機16を介してモータ17と接続
し、モータ17を駆動することによってシート状部材1
1を巻取り、又は引き出し動作させるようにするもので
ある。なお巻取部12のシート状部材11引き出し口の
部分にはピットカバ取付板18を設ける。
【0014】次に上述の如く構成した本例装置の使用法
及び作用を説明する。本例装置は図1に示すようにその
ピットカバ取付板18をピットカバ3の所定箇所例えば
ローラ1の前方に取り付けて使用する。車両をシャシー
ダイナモメータに乗り込ませる場合には、シート巻取部
12からシート状部材11を引き出してローラ1の上に
敷く。そして車両のタイヤ8が摩擦のあるシート11上
を転動してローラ1上に乗るようにする。この後、モー
タ17を駆動してシート状部材11をシート巻回装置本
体10に巻き取る。これにより、シート状部材11を回
動自由な状態であるローラ1とタイヤ8との間から引き
抜くものである。
【0015】車両をシャシーダイナモメータから脱出さ
せる場合には、シート巻取部12からシート状部材11
を引き出し、この先端部をローラ1とタイヤ8との間に
挟み込む状態で行う。なお、ローラ1とタイヤ8とを同
時に回転させることにより図1に示す如くこれらの間に
シート状部材11を挟み込んだ状態としても良い。そし
て車両のタイヤ8が摩擦のあるシート状部材11上を転
動してローラ1からピットカバ3上に乗り移り、別の場
所に移動するようにする。この後、モータ17を駆動し
てシート状部材11を巻取部12に巻取って作業を完了
する。
【0016】次に本考案の第2実施例を図5によって説
明する。本例装置は車両乗込み及び脱出用のシート巻回
装置における回動操作手段としてのモータ部を改良した
ものである。本例装置では、回動操作手段としてシート
巻取部12の巻取軸14の一端に大径のスプロケット1
9を取り付ける。また巻取部12のケースに設けたモー
タ17の主軸には、小径のスプロケット20を設ける。
そして大径のスプロケット19と小径のスプロケット2
0との間にチェーン21を巻装し、モータ17の回転を
減速して巻取軸14に伝え、シート状部材11の巻取
り、又は引き出し動作をさせるものである。
【0017】上述の如く構成した本例装置は、巻取軸1
4とモータ17の回転軸とを並列させるようにし、本例
装置全体として、前述した第1実施例に比べ巻取軸14
方向の寸法を短縮するものである。従って、本例装置を
シャシーダイナモメータに取り付けるときに、巻取軸1
4方向に制限がある場合に、本例の構成をとることによ
って対応できるようにするものである。
【0018】なお、本第2実施例装置の以上説明した以
外の構成,作用,及び効果は前述した第1実施例と同様
である。
【0019】次に本考案の第3実施例のシート巻回装置
を図6ないし図8により説明する。本例装置は回動操作
手段としてのモータ部を手動式に構成したものである。
本例装置は、シート巻取部12をピットカバ3の下に取
り付ける。シート巻取部12には、回動操作手段として
その巻取軸14の外部突出部に大径の傘歯車22を取り
付ける。
【0020】またピットカバ3における大径の傘歯車3
の直上対応位置には、蓋23を蝶番24で開閉自在に装
着する。ピットカバ3における蓋23の外周部には図7
及び図8に例示する如く支持部材25を取り付け、その
内側に軸受26を介して操作軸27を軸着する。操作軸
27の一端部には小径の傘歯車28を設け、この傘歯車
28を大径の傘歯車22に噛合せしめる。操作軸27の
蓋23の下部に位置する他端部には、操作ハンドル29
の矩形結合穴29aに嵌合すべき矩形の結合頭部30を
形成する。
【0021】そして、シート巻取部12にシート状部材
11を巻き取り、又は引き出す場合には、まずピットカ
バ3の蓋23を開け、操作ハンドル29の結合穴29a
に結合頭部30を嵌合してこの操作ハンドル29と操作
軸27とを接続する。この後、操作ハンドル29を回し
傘歯車22、28を介して巻取軸14を回動し、シート
状部材11をこれに巻き取らせ、又は引き出すようにす
る。また作業終了後は操作ハンドル29を引き抜き、蓋
23を閉めておく。
【0022】なお、本第3実施例装置の以上説明した以
外の構成、作用、及び効果は前述した第1実施例と同様
である。
【0023】次に本考案の第4実施例を図9により説明
する。本例装置は回動操作手段を手動式とし、かつ移動
式に構成したものである。本例装置は適宜な手段、例え
ばシート巻取部12の胴部に2つの鉤状の係着爪31を
設け、係着爪31を図示するようにピットカバ3の端部
等に引掛けることにより、ピットカバ3に固定すること
ができる。
【0024】本例装置では、シート巻取部12の胴部に
おける係着爪31を設けたものと反対側の側部にシート
11の引き出し部を設ける。また、回動操作手段として
シート巻取部12の側端部に突出した巻取軸14部分に
は正逆回転操作可能形のラチェット機能を装着し、この
巻取軸14の突出した端部にラチェットハンドル32を
取り付ける。
【0025】そして、ラチェットハンドル32を操作す
ることによって巻取部12にシート状部材11を巻き取
り、又は引き出し動作をするものである。
【0026】なお、本第4実施例装置の以上説明した以
外の構成、作用、及び効果は前述した第1実施例と同様
である。さらに前述した第1乃至第4実施例装置は、図
4に例示する如くツインローラシャシーダイナモメータ
にも用いることができるものである。
【0027】また、本考案は上述の実施例に限定される
ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内におい
てその他種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0028】
【考案の効果】以上詳述したように本考案のシャシーダ
イナモメータ用車両乗込み及び脱出装置によれば、シャ
シータイナモメータのローラと被試験車両における車輪
との間に介在させるシート状部材と、そのシート状部材
を巻取軸に巻装可能とした巻取部と、巻取軸を回動して
シート状部材を巻取部に巻取可能とする回動操作手段と
でシート巻回装置を構成し、シート巻回装置をローラの
前又は後ろに配置することにより、シート状部材がロー
ラ上に進退可能なように構成したので、シャシーダイナ
モメータのローラが回転可能な状態であっても、巻取部
から引き出したシート状部材をローラの上に載せた状態
でこのシート状部材の上をタイヤ等の車輪が転動し、安
定してローラ上に乗り、又は降りる動作を行えるように
するという効果がある。
【0029】また、本考案装置はシャシーダイナモメー
タの回転主軸部分に装着する従来のローラロック装置の
如く、シャシーダイナモメータの主軸方向長さを長くす
るものではないので、シャシーダイナモメータの設置場
所を広く取らないですむという効果がある。
【0030】さらに、本考案装置は、シート状部材を巻
取部の巻取軸に巻装するだけの簡素な構造であり、シャ
シーダイナモメータのピットカバ等に容易に取り付け得
るものであるから、本考案装置の部品交換やメンテナン
ス等の取り扱いを容易にすることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシャシーダイナモメータの第1実施例
を示す要部概略説明線図。
【図2】上記第1実施例装置の要部概略斜視図。
【図3】上記第1実施例装置の要部部分断面図。
【図4】上記第1実施例装置をツインローラシャシーダ
イナモメータに装着した状態を示す要部概略説明線図。
【図5】本考案装置の第2実施例を示す要部部分断面
図。
【図6】本考案装置の第3実施例を示す要部概略平面
図。
【図7】上記第3実施例装置の要部概略正面図。
【図8】上記第3実施例装置の要部概略縦断面図。
【図9】本考案装置の第4実施例を示す要部概略斜視
図。
【図10】従来のシャシーダイナモメータ用ローラロッ
ク装置の一例を示す概略説明線図。
【図11】従来のシャシーダイナモメータ用ローラロッ
ク装置の他の一例を示す概略説明線図。
【符号の説明】
1…ローラ 2…ダイナモメータ 3…ピットカバ 8…タイヤ 10…シート巻回装置 11…シート状部材 12…巻取部 13…モータ部 14…巻取軸 17…モータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャシーダイナモメータのローラと被試
    験車両における車輪との間に介在させるシート状部材
    と、上記シート状部材を巻取軸に巻装可能とした巻取部
    と、上記巻取軸を回動してシート状部材を巻取部に巻取
    可能とする回動操作手段とでシート巻回装置を構成し、
    上記シート巻回装置を上記ローラの前又は後ろに配置す
    ることにより、上記シート状部材が上記ローラ上に進退
    可能なように構成したことを特徴とするシャシーダイナ
    モメータ。
JP6474992U 1992-09-17 1992-09-17 シャシーダイナモメータ Expired - Lifetime JP2586548Y2 (ja)

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