JP3465870B2 - 巻取軸自動抜挿装置を備えた巻取機 - Google Patents
巻取軸自動抜挿装置を備えた巻取機Info
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- JP3465870B2 JP3465870B2 JP08286998A JP8286998A JP3465870B2 JP 3465870 B2 JP3465870 B2 JP 3465870B2 JP 08286998 A JP08286998 A JP 08286998A JP 8286998 A JP8286998 A JP 8286998A JP 3465870 B2 JP3465870 B2 JP 3465870B2
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- winding shaft
- winding
- shaft
- rotational force
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- Replacement Of Web Rolls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、巻取軸と紙管との係合
離脱を、回転方向を変えることにより行え、紙管から巻
取軸を水平移動動作で抜きさる巻取軸自動抜挿装置を備
えた巻取機に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来の巻取軸には、管内にゴムチュ−ブ
が配され、管の内径とゴムチュ−ブの外径との間の空間
に爪を配置し、ゴムチュ−ブ内に空気を吹き込みゴムチ
ュ−ブを膨らませて爪を外部に押し出し紙管と係合し、
反対にゴムチュ−ブ内から空気を放出すればゴムチュ−
ブは収縮し、爪は該爪と同様に配されたバネの復元力に
よって管の内部へとへこみ、紙管との係合は離脱され
る。このため紙管と巻取軸との離脱は巻取軸を水平移動
させ引き抜くだけでよかった。 【０００３】しかし、今回の巻取軸は、ワンウエイクラ
ッチ状のものが内設され、与える回転力の回転方向によ
って爪が巻取軸外周より外方へ突出したり、内方へ埋没
したりして、紙管との係合離脱を行うもので、回転力を
与え、かつ巻取軸を水平移動させ引き抜かなければなら
ないという課題を生じた。 【０００４】 【課題を解決する手段】本発明は、所定の方向に向けて
回転力を与えると、巻取軸の外周内に埋没した爪が突出
し、上記逆の方向に回転力を与えると、該爪が巻取軸の
外周内に埋没して、上記巻取軸と紙管との係合を着脱自
在とした巻取機において、該巻取機の一端に水平移動可
能な可動体を配置し、該可動体の一端部に、巻取軸の端
面に形成された孔に挿入される回転力付与ロッドと、巻
取軸の外周面に形成された溝部に引き抜き時のみ挿入さ
れる引っかけ用ロッドを形成し、上記回転力付与ロッド
で巻取軸と紙管との係合を離脱させる回転力を伝達し、
巻取軸の外周面に形成された溝部に引っかけ用ロッドを
挿入して可動体を抜き出す方向へ移動させることよっ
て、上述の課題を解決したものである。 【０００５】 【実施例】本発明の巻取軸自動抜挿装置を備えた巻取機
を図面に基づき説明すると、本発明の最大の特徴は、巻
取軸に回転駆動力を与える回転駆動力源の回転方向を変
え更に回転駆動力源全体を水平に移動させることによ
り、巻取軸を自動的に引き抜く作業と挿入作業を行うも
のである。 【０００６】本発明の巻取機の実施例について説明する
と、上記巻取軸抜挿装置１を設けた機体２は水平面Ｈに
敷設したレ−ルＲ１を転動する車輪３で支持され、上記
巻取軸抜挿装置１は上記レ−ルＲ１に対して垂直方向に
水平移動可能に設けられている。 【０００７】巻取軸抜挿装置１は、主として図１に図示
されているように、巻取軸４に対して回転力及び回転方
向を与える巻取軸回転駆動源１０と、該巻取軸回転駆動
源１０から巻取軸４に回転力を伝達する回転力伝達手段
１１と、巻取軸回転駆動源１０と回転力伝達手段１１を
同時に水平移動させる水平移動手段１２からなってい
る。 【０００８】巻取軸回転駆動源１０は、図２，図３に図
示されているように減速機付電動機１０１と、該減速機
付電動機１０１の出力側に固定した第一チェ−ンスプロ
ケット１０２からなり、後述する回転力伝達手段１１の
第二チェ−ンスプロケット１１３と上記第一チェ−ンス
プロケット１０２とをチェ−ン掛けすることによって、
巻取軸回転駆動源１０の回転力を回転力伝達手段１１に
伝達して巻取軸４を回転させる。 【０００９】回転力伝達手段１１は、図４に図示されて
いるように，回転軸１１０と、回転軸受１１１とからな
り、回転軸１１０を回転軸受１１１で回転自在に支承
し、回転軸１１０の一端には巻取軸４との間で動力伝達
を入りきりするための係合離脱部１１２が形成され、ま
た回転軸１１０の他端には前述の第二チェ−ンスプロケ
ット１１３が固定されている。 【００１０】上記係合離脱部１１２は、図５に図示され
ているように，回転軸１１０の一端面に溝部１１４が複
数個形成され、該溝部１１４内に回転力付与ロッド１１
５と回転力付与ロッド１１５を外方へ押し出そうとする
スプリング１１６が内装されている。該回転力付与ロッ
ド１１５には段差が形成され、太い方が溝部１１４内に
挿入され、回転力付与ロッド１１５の細い方を貫通させ
たブラケット１１７の裏面で回転力付与ロッド１１５の
突出を防止している。 【００１１】上記係合離脱部１１２は、さらに、回転力
を伝達するのみならず、巻取軸３に水平移動力を伝達す
る引っかけ部１１８を有し、該引っかけ部１１８は、単
動式シリンダ−とほぼ同様の構造を有しており、パイプ
部材内にピストン１１８１と引っかけ用ロッド１１８２
を配し、引っかけ用ロッド１１８２の周囲にスプリング
１１８３を介装させ、スプリング１１８３の復元力によ
って引っかけ用ロッド１１８２が縮小し、空気圧を挿入
することにより引っかけ用ロッド１１８２が伸長する。 【００１２】巻取軸４の一端面に、図６に示すように，
面方向に直角な穴部３１と巻取軸４の外周に溝部３２が
形成され、上記穴部３１には回転力付与ロッド１１５が
挿入され、他方上記溝部３２に対して引っかけ用ロッド
１１８２が嵌入され、上記回転力付与ロッド１１５の上
記穴部３１への挿入が巻取軸４を回転させ、引っかけ用
ロッド１１８２が溝部３２への嵌入が、回転力伝達手段
１１の水平移動と共に巻取軸４が水平移動する。 【００１３】巻取軸回転駆動源１０と回転力伝達手段１
１とは板材１３の上面に配置し、水平移動手段１２は板
材１３の下面に配置されている。水平移動手段１２は、
減速機付電動機１２０の出力軸１２１にピニオン１２２
を固定し、機体上に設けられた構造体の側面にラック１
２３を固定し、該ピニオン１２２とラック１２３とを噛
み合わせて、ピニオン１２２の回転駆動によって板材１
３が水平移動する。 【００１４】板材１３には、板材１３の下面に適当な間
隔で配置したＬＭベアリング１２４を構造体の上面に取
り付けたレ−ルＲ２に噛み合わせ、板材の水平移動動作
の円滑性を保持している。 【００１５】 【発明の効果】本発明は、上述のような構造をとること
によって、巻取軸と紙管との係合と同時にウェブの巻取
作業が同時に行えると共に巻取作業と巻取軸抜挿作業が
非常に効率的に行える。
離脱を、回転方向を変えることにより行え、紙管から巻
取軸を水平移動動作で抜きさる巻取軸自動抜挿装置を備
えた巻取機に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来の巻取軸には、管内にゴムチュ−ブ
が配され、管の内径とゴムチュ−ブの外径との間の空間
に爪を配置し、ゴムチュ−ブ内に空気を吹き込みゴムチ
ュ−ブを膨らませて爪を外部に押し出し紙管と係合し、
反対にゴムチュ−ブ内から空気を放出すればゴムチュ−
ブは収縮し、爪は該爪と同様に配されたバネの復元力に
よって管の内部へとへこみ、紙管との係合は離脱され
る。このため紙管と巻取軸との離脱は巻取軸を水平移動
させ引き抜くだけでよかった。 【０００３】しかし、今回の巻取軸は、ワンウエイクラ
ッチ状のものが内設され、与える回転力の回転方向によ
って爪が巻取軸外周より外方へ突出したり、内方へ埋没
したりして、紙管との係合離脱を行うもので、回転力を
与え、かつ巻取軸を水平移動させ引き抜かなければなら
ないという課題を生じた。 【０００４】 【課題を解決する手段】本発明は、所定の方向に向けて
回転力を与えると、巻取軸の外周内に埋没した爪が突出
し、上記逆の方向に回転力を与えると、該爪が巻取軸の
外周内に埋没して、上記巻取軸と紙管との係合を着脱自
在とした巻取機において、該巻取機の一端に水平移動可
能な可動体を配置し、該可動体の一端部に、巻取軸の端
面に形成された孔に挿入される回転力付与ロッドと、巻
取軸の外周面に形成された溝部に引き抜き時のみ挿入さ
れる引っかけ用ロッドを形成し、上記回転力付与ロッド
で巻取軸と紙管との係合を離脱させる回転力を伝達し、
巻取軸の外周面に形成された溝部に引っかけ用ロッドを
挿入して可動体を抜き出す方向へ移動させることよっ
て、上述の課題を解決したものである。 【０００５】 【実施例】本発明の巻取軸自動抜挿装置を備えた巻取機
を図面に基づき説明すると、本発明の最大の特徴は、巻
取軸に回転駆動力を与える回転駆動力源の回転方向を変
え更に回転駆動力源全体を水平に移動させることによ
り、巻取軸を自動的に引き抜く作業と挿入作業を行うも
のである。 【０００６】本発明の巻取機の実施例について説明する
と、上記巻取軸抜挿装置１を設けた機体２は水平面Ｈに
敷設したレ−ルＲ１を転動する車輪３で支持され、上記
巻取軸抜挿装置１は上記レ−ルＲ１に対して垂直方向に
水平移動可能に設けられている。 【０００７】巻取軸抜挿装置１は、主として図１に図示
されているように、巻取軸４に対して回転力及び回転方
向を与える巻取軸回転駆動源１０と、該巻取軸回転駆動
源１０から巻取軸４に回転力を伝達する回転力伝達手段
１１と、巻取軸回転駆動源１０と回転力伝達手段１１を
同時に水平移動させる水平移動手段１２からなってい
る。 【０００８】巻取軸回転駆動源１０は、図２，図３に図
示されているように減速機付電動機１０１と、該減速機
付電動機１０１の出力側に固定した第一チェ−ンスプロ
ケット１０２からなり、後述する回転力伝達手段１１の
第二チェ−ンスプロケット１１３と上記第一チェ−ンス
プロケット１０２とをチェ−ン掛けすることによって、
巻取軸回転駆動源１０の回転力を回転力伝達手段１１に
伝達して巻取軸４を回転させる。 【０００９】回転力伝達手段１１は、図４に図示されて
いるように，回転軸１１０と、回転軸受１１１とからな
り、回転軸１１０を回転軸受１１１で回転自在に支承
し、回転軸１１０の一端には巻取軸４との間で動力伝達
を入りきりするための係合離脱部１１２が形成され、ま
た回転軸１１０の他端には前述の第二チェ−ンスプロケ
ット１１３が固定されている。 【００１０】上記係合離脱部１１２は、図５に図示され
ているように，回転軸１１０の一端面に溝部１１４が複
数個形成され、該溝部１１４内に回転力付与ロッド１１
５と回転力付与ロッド１１５を外方へ押し出そうとする
スプリング１１６が内装されている。該回転力付与ロッ
ド１１５には段差が形成され、太い方が溝部１１４内に
挿入され、回転力付与ロッド１１５の細い方を貫通させ
たブラケット１１７の裏面で回転力付与ロッド１１５の
突出を防止している。 【００１１】上記係合離脱部１１２は、さらに、回転力
を伝達するのみならず、巻取軸３に水平移動力を伝達す
る引っかけ部１１８を有し、該引っかけ部１１８は、単
動式シリンダ−とほぼ同様の構造を有しており、パイプ
部材内にピストン１１８１と引っかけ用ロッド１１８２
を配し、引っかけ用ロッド１１８２の周囲にスプリング
１１８３を介装させ、スプリング１１８３の復元力によ
って引っかけ用ロッド１１８２が縮小し、空気圧を挿入
することにより引っかけ用ロッド１１８２が伸長する。 【００１２】巻取軸４の一端面に、図６に示すように，
面方向に直角な穴部３１と巻取軸４の外周に溝部３２が
形成され、上記穴部３１には回転力付与ロッド１１５が
挿入され、他方上記溝部３２に対して引っかけ用ロッド
１１８２が嵌入され、上記回転力付与ロッド１１５の上
記穴部３１への挿入が巻取軸４を回転させ、引っかけ用
ロッド１１８２が溝部３２への嵌入が、回転力伝達手段
１１の水平移動と共に巻取軸４が水平移動する。 【００１３】巻取軸回転駆動源１０と回転力伝達手段１
１とは板材１３の上面に配置し、水平移動手段１２は板
材１３の下面に配置されている。水平移動手段１２は、
減速機付電動機１２０の出力軸１２１にピニオン１２２
を固定し、機体上に設けられた構造体の側面にラック１
２３を固定し、該ピニオン１２２とラック１２３とを噛
み合わせて、ピニオン１２２の回転駆動によって板材１
３が水平移動する。 【００１４】板材１３には、板材１３の下面に適当な間
隔で配置したＬＭベアリング１２４を構造体の上面に取
り付けたレ−ルＲ２に噛み合わせ、板材の水平移動動作
の円滑性を保持している。 【００１５】 【発明の効果】本発明は、上述のような構造をとること
によって、巻取軸と紙管との係合と同時にウェブの巻取
作業が同時に行えると共に巻取作業と巻取軸抜挿作業が
非常に効率的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の全体構造を説明するための正面図を示
す。 【図２】本発明の巻取軸抜挿装置を説明するための平面
図を示す。 【図３】本発明の巻取軸抜挿装置を説明するための側面
図を示す。 【図４】本発明の回転力伝達手段を説明するための平面
図を示す。 【図５】本発明の係合離脱部を説明するための一部拡大
断面図を示す。 【図６】本発明の巻取軸の係合離脱部の構造を説明する
ための正面図を示す。 【符号の説明】 １ 巻取軸抜挿装置 ４ 巻取軸 １０ 巻取軸回転駆動源 １１ 回転力伝達手段 １２ 水平移動手段 １０１ 減速機付電動機 １０２ 第一チェ−ンスプロケット １１０ 回転軸 １１１ 回転軸受 １１２ 係合離脱部 １１３ 第二チェ−ンスプロケット １１４ 溝部 １１５ 回転力付与ロッド １１６ スプリング １１７ ブラケット １１８ 引っかけ部
す。 【図２】本発明の巻取軸抜挿装置を説明するための平面
図を示す。 【図３】本発明の巻取軸抜挿装置を説明するための側面
図を示す。 【図４】本発明の回転力伝達手段を説明するための平面
図を示す。 【図５】本発明の係合離脱部を説明するための一部拡大
断面図を示す。 【図６】本発明の巻取軸の係合離脱部の構造を説明する
ための正面図を示す。 【符号の説明】 １ 巻取軸抜挿装置 ４ 巻取軸 １０ 巻取軸回転駆動源 １１ 回転力伝達手段 １２ 水平移動手段 １０１ 減速機付電動機 １０２ 第一チェ−ンスプロケット １１０ 回転軸 １１１ 回転軸受 １１２ 係合離脱部 １１３ 第二チェ−ンスプロケット １１４ 溝部 １１５ 回転力付与ロッド １１６ スプリング １１７ ブラケット １１８ 引っかけ部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 所定の方向に向けて回転力を与えると、
巻取軸の外周内に埋没した爪が突出し、上記逆の方向に
回転力を与えると、該爪が巻取軸の外周内に埋没して、
上記巻取軸と紙管との係合を着脱自在とした巻取機にお
いて、該巻取機の一端に水平移動可能な可動体を配置
し、該可動体の一端部に、巻取軸の端面に形成された孔
に挿入される回転力付与ロッドと、巻取軸の外周面に形
成された溝部に引き抜き時のみ挿入される引っかけ用ロ
ッドを形成し、上記回転力付与ロッドで巻取軸と紙管と
の係合を離脱させる回転力を伝達し、巻取軸の外周面に
形成された溝部に引っかけ用ロッドを挿入して可動体を
抜き出す方向へ移動させることを特徴とする巻取軸自動
抜挿装置を備えた巻取機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08286998A JP3465870B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 巻取軸自動抜挿装置を備えた巻取機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08286998A JP3465870B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 巻取軸自動抜挿装置を備えた巻取機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11263489A JPH11263489A (ja) | 1999-09-28 |
| JP3465870B2 true JP3465870B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=13786324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08286998A Expired - Fee Related JP3465870B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 巻取軸自動抜挿装置を備えた巻取機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3465870B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-13 JP JP08286998A patent/JP3465870B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11263489A (ja) | 1999-09-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030818 |
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