JP2004026421A - シート状物の巻取機、巻取装置及びシート状物の回収方法 - Google Patents

シート状物の巻取機、巻取装置及びシート状物の回収方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コアを用いることなく、シート状物を巻き取り、容易に抜き取ることができる巻取機を提供する。
【解決手段】巻取機1の主軸2の両端にスライドボス3を嵌入し、一方のスライドボスの片端に駆動モータ20とそれにより駆動する回転軸17に固着された回転可能なサポートボス16を接合して、スライドボス3のいずれか一方又は両者に主軸2に沿って内側又は外側に応力を加えて巻取機の巻取部材6の回動腕4と支持部材5とを立ち上げて、巻取部材6を回転させてシート状物を大きな外径の状態である支持部材上に巻き取り、その後スライドボス3に加えられた応力を解除し、巻取部材6を立ち下げて、巻き取ったシート状物を取り外すことができる巻取機。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙、フィルム等のシート状物(ウェブ)をコア(巻芯)無しで巻取ったシート状物を、容易に抜き取ることができる巻取機に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙、樹脂、布等の材料よりなるフィルムやシート等のウェブは一般に紙管、鉄管等コアに巻き取ったロールの形態で製品として供給、使用する。コアはその両端部に回転駆動を伝達する部材を押圧するか、エアーシャフトをコアに挿入した後、拡径して回転可能に密着させウェブの巻取をする。
【0003】
印刷、表面塗工、ラミネート加工等で作られる製品の巻取でなく、製品不良或いは元々廃棄用のシート状物では、コア用いて巻き取った場合には、コアの回収と産廃処理のためコアとシート状物を分ける作業が必要となる。
しかしながら、シート状物は巻取張力のためコアに巻締まり、巻き取り後簡単にコアを抜き取りシート状物を分離することができない。
【0004】
このような目的のためにコアを用いない巻取軸、巻取機が提案されている。例えばシート状物を直巻きするリーフタイプで拡縮径可能なものが、実開平6−53549号公報に開示されている。テーパ形状の拡縮部材を移動させて、これに設けられたリーフの外径を変化させるものであるが、拡/縮径の差をあまりとれないことと、部材の軸方向移動の手段として、一般的に別途空圧、油圧、電動など駆動手段が必要で構造が複雑となり、重量が重くなるので作業者に取っては作業負担が大きく問題がある。
【0005】
また特開平10−167579号公報には、円筒を3区画以上に分割し、拡径した時は、略円形に近い外径となり、縮径するときは円弧状の分割部材を折り畳む構造のものが開示されている。しかし、分割数によっては折り畳み前後の長辺径の差を大きくできないため、薄いフィルム等のシート状物の場合には折り畳み後の円筒の面に巻締められ、固着したシート状物の抜き取りが困難となる。
【0006】
別の巻取軸の例として、特開平5−139625号公報には、2軸ターレットの反転腕に取り付けられ、回転力が与えられた軸の外側部材をヒンジ機構にして、拡縮径の差を大きくすることのできる巻取軸が開示されている。この装置では拡縮のための原動部が必要であり、構造が複雑となり、かつ構造上片側しか拡縮できないので巻き取るシート状物の種類が限られる。
【0007】
不要シート状物の巻取の作業が必要なものを例として挙げれば、自動車外装品、壁パネル、ユニットバス、浴槽などの住宅部品の成形材料として用いられるシート・モールディングコンパンド(SMC)の分野がある。SMCの主成分は粘稠体の不飽和ポリエステルで、内部にガラス片の強化剤を混入したものであるが、SMC製造時に表面保護のためポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂フィルムを上下に貼って、製造、輸送、保管する。
【0008】
成形時には中味のSMCを引き出し、上下のフィルムを剥がしながらこれを巻き取る。フィルムは10〜50μmとかなり薄く、かつ成形前のSMCがウエット状であり、フィルムの一部にSMC剤が付着していることもあるので、拡縮可能な軸に直巻きしても軸表面に対する固着力が強く、巻き取ったあと縮径しても軸を容易に抜き取ることが出来なかった。そのため、コアで巻き取ったフィルムを、カッターを用いて人手により時間をかけて切断し、剥ぎ取らざるを得ず、労力の負担と、危険を伴う作業であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造であって、コアを用いることなく、シート状物を巻き取り、抜き取ることができる拡縮径の差の大きな巻取機を提供することと、コア無しの巻取機で巻き取ったシート状物を取り外し、回収する方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、主軸2の両端にスライドボス3が嵌入し、少なくともその1つが主軸2に沿って摺動し、支持部材5の両端に回転可能に連結された回動腕4がそれぞれ両端のスライドボス2に回転可能に連結され、且つ回動腕4−支持部材5−回動腕4からなる巻取部材6を少なくとも3本有してなり、主軸2に沿って摺動するスライドボス3に主軸2に沿って内側又は外側に応力を加えることにより回動腕4と支持部材5とが立ち上がり、又該応力を解除することにより回動腕4と支持部材5とが主軸2方向に可動できることを特徴とするシート状物の巻取機に関する。
【0011】
また、本発明は、上記巻取機の一方の側に駆動モータ20とそれにより駆動し、先端にサポートボス16が固定された回転軸17とを有する駆動部と、前記駆動部とは上記巻取機を挟んで反対側の先端にサポートボス16’が固定された回転軸17’を有する従動部とからなるシート状物の巻取装置に関する。
【0012】
さらに、本発明は、上記巻取機のスライドボス3の片端に駆動モータ20とそれにより駆動する回転軸17に固定された回転可能なサポートボス16を接合し、両端のスライドボス3のいずれか一方又は両者に主軸2に沿って内側又は外側に応力を加えて該巻取機の巻取部材6の回動腕4と支持部材5とを立ち上げ、該巻取部材6を回転させてシート状物を該支持部材上に巻き取り、その後スライドボス3に加えられた応力を解除し、巻取機から巻き取ったシート状物を取り外すことを特徴とするシート状物の回収方法に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の1つの実施例である巻取機及び巻取装置の拡径した模式図(一部断面図表示)、図2は図1の縮径した模式図、図3は本発明の巻取機及び巻取装置の拡径した部分概略正面図及び側面図、図4は図3の縮径した部分概略正面図及び側面図、図5は別の実施例である巻取機及び巻取装置の拡径した模式図(部分断面図)、図6は図5の縮径した模式図、図7は本発明の巻取機および巻取装置をSMCの成形ラインに用いた工程模式図である。各図において同一の機能のものは同じ符号を用いた。それぞれの実施例は、本発明の単なる一実施態様を示すものであって、特にこれらに限定されるものではない。
【0014】
図1から図4に基づいて本発明の実施形態の一例を説明する。1は巻取機全体であり、主軸2の両側に嵌入したスライドボス3が一対あり、主軸方向に摺動自由に嵌合されている。スライドボス3の巻取部中心側にピン8により回動腕4の一端が、またその他端は別のピン9によりスライドボス3および支持部材5に回動自由に取り付けられている。
【0015】
スライドボス3が主軸2に沿って移動し、且つスライドボス3の回転力を主軸2に伝える手段としては、図1に示すように、主軸2の両端部側の表面に軸線に沿って溝孔10を穿ち、この溝孔に嵌合するガイド部材11をスライドボス3に取り付けることもできる。スライドボスの移動量を制限するために、固定リング12などのストッパーが取り付けられる。
【0016】
巻取機1の両外側には、先端部にスライドボス3の外側部と接合するサポートボス16を備えた回転軸17、回転軸の回転支持体18、回転軸を軸方向に移動させる押圧部19を有する駆動部、サポートボス16’が固定された回転軸17’、場合により回転軸17’を軸方向に移動させる押圧部19’を有する従動部が設けられ、押圧部の一方側には回転軸を回転させる駆動モ−タ20、ベルト21がある。尚、推力機能を有する押圧部19は図1に示すように必ずしも駆動部及び従動部の両方に設ける必要はなく、駆動部には設けず、従動部に押圧部19’設けてもよいし、どちらか一方に設けてもよい。
【0017】
図3及び図4では、巻取機1の部分を示しているが、スライドボス3が主軸2の溝孔10にガイド部材11を貫通して取り付けられており、主軸2から外れないように主軸2の端部にボルト23を設置して溝孔10の端部を塞いでいる。また、スライドボスとサポートボス16の接合は、図1に示すテーパーコーン型でなく、図3のように円筒形状で筒状体となって嵌合させ、サポートボスの外径部に取り付けられたピン24と、スライドボスに空けられたU字孔25を係合することにより回転軸17の回転を巻取機1に伝えてもよい。
【0018】
スライドボスの他端には、回動腕4を回転可能とするピン8が軸着され、この回動腕は図3の側面図に示すように円周方向に等間隔で4個設けられている。尚、図3は、シート状物Fを巻き取る際のスライドガイド3に応力がかかって、該スライドガイドが主軸2に沿って移動し、それに伴って回動腕4及び支持部材5が立ち上がった状態を示し、また図4は、図3の状態からスライドボス3にかかった応力を解除した状態を示している。
【0019】
図5、図6は別の実施例を示したものであり、回動腕4が支持部材5に直接連結されているのでなく、補助腕7を介して支持部材5に連結されている構造である巻取機にかかるものである。該補助部材は、一端がピン9により支持部材5に回転可能に支持され、他端が主軸2に取り付けられたストッパー15に回転可能に支持されるとともに、補助腕7の途中にピン14により回動腕4が回転可能に支持され、回動腕4の他方端がスライドボス3にピン8により取り付けられているものである。四節リンク機構、平行四辺形構造であり、この場合、従動部側のスライドボス3‘は主軸2に連結部材26で固定されていて、駆動部側のスライドボス3だけが主軸2に対して摺動する構造になっている。
【0020】
図6に示す縮径の状態から押圧部19を動作させ、サポートボス16をスライドボス3に押し付け接合させる。従動部側のスライドボス3は、受け架台ブロック22aにより内側方向への動きの制限を受け、僅かしか動けないようになっているので、駆動部側のスライドボス3だけが内側に動く。スライドボス3に取り付けられた回動腕4により補助腕7は起こされ、支持部材5の外径は大きくなる。この機構ではは図1の例と違い巻取機1が左右対称でないために拡/縮径時に支持部材5の中心位置が変わり、シート状物の幅方向への移動生ずるが、実際の成形ライン等で使用する場合巻取装置の設置位置が成形部と離れているので、中心に対し多少ずれても問題にならない。あるいは拡径状態のときに支持部材5の位置をシート状物の幅の中心に合致するように設置すればよい。
【0021】
またこの実施例では、従動部側のサポートボス16’は軸受け部材27を介して支持軸28に組み付けられ、駆動部の回転に連動してサポートボス16’のみ回転し、支持軸28は回転しないで推力保持の役割を、また回転支持体18’は摺動支持の役割をする。これにより図1に示す実施例のものに比べて操作側の構造を簡単にすることができる。
【0022】
主軸2の両端部に設置されるスライドボス3には、回動腕4−支持部材5−回動腕4からなる巻取部材6がピン8を介して回動腕4で回転可能に取り付けられている。巻取部材6の個数としては、巻取時にシート状物が多少変形しても巻取後に巻取機1を容易に抜くためには少なくとも3以上設けることが必要で、軸の円周方向に等間隔に設置されていることが好ましい。巻取部材6を4個、6個更には8個備えることにより外径を円形に近づけることができるので、巻取るシート状物の目的により適当個数取り付ければよい。
【0023】
支持部材5の表面の形状は拡径時に円弧形状であるのが好ましいが、不要なシート状物の巻取の場合には必ずしも円弧形状である必要はなく、シート状物を巻き取るときの所要強度を満たすものであれば丸棒、折り曲げ板、平板等の金属に限らず、プラスチック材等適当な部材を用いることができる。またその表面には、巻き取ったシート状物等が抜け易いような、フッ素樹脂塗工、シリコン処理など離型性をよくした表面処理、或いは逆にシート状物の密着を防ぐショト処理等の粗め立て表面処理を施すことが望ましい。
【0024】
サポートボス16とスライドボス3との接合部、即ち回転駆動の伝達部の形状及び部材は公知のコーン型、歯形、キー、凹凸嵌合部材、摩擦伝達部材等を用いればよい。またスライドボス3と主軸2との回転駆動の伝達機構については、スベリキー及びアリ溝に限らず、スプライン構造等の回転と軸方向に摺動可能な機構のものであればよい。なお、巻取張力が小さく、シート状物が軽量の場合、駆動部の回転を回動腕4と支持部材5と回動腕4からなる巻取部材6により、従動部側のスライドボス3に伝えることができるので、上記回転駆動の伝達機構を必ずしも設ける必要はない。
【0025】
またスライドボス3と固定リング12との間に図示しない圧縮コイルスプリング等の弾性体を設けるか、スライドボス3に対し両外側に摺動するよう適度な大きさの付勢力をコイルスプリング等で与えておくと、拡縮の動作が確実となり、左右の動きにムラが無く、スムーズな拡縮が出来るので好ましい
【0026】
この巻取機での拡縮径比率は、巻取するシート状物の材料、巻取重量により、また巻取機の強度の問題と手作業等の操作性を考えて適時設計すればよく、特に限定されるものではないが通常120%から250%程が好ましい。
【0027】
巻き取るシート状物としては紙、樹脂フィルム、ウェブ状のものであれば、素材状態あるいは印刷、表面塗工、貼り着け加工等の処理の有無を問わないが、巻取機の構造上薄い、又は軽いシート状物の巻取に適している。
また巻取機の巻取部材6の個数が少ない場合には、印刷、塗工の製品不良の巻取、あるいはSMCの表面を保護するために用いられるキャリアフィルム等成形時に廃棄するシート状物の巻取に使用するのが好適である。このような材料としてポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂フィルムがある。
【0028】
次に本発明による巻取機1の巻取部材6を拡径してシート状物を巻取り、その後縮径して取り出しする動作手順について説明する。
【0029】
巻取機1を図2に示すように受け架台22の上に載せる。このときシート状物であるフィルムFは巻かれていない。受け架台22を上昇させ、スライドボス3とサポートボス16が接合するよう高さ及び前後方向の芯合わせをする。次に図1に示すよう図示しない電動または公知の空圧等の推力手段を用い押圧部19を動作させる。押圧部の内部にその一部が格納されている回転軸17は、内側方向へ移動するのでサポートボス16はスライドボス3に接合し、さらにスライドボスを押しつける。
【0030】
スライドボスは主軸2をガイドとしてそれぞれ中心側にスライドする。回動腕4−支持部材5−回動腕4よりなるリンク機構により、回動腕4は起き上がり支持部材5、即ち巻取部材6の外径はDaに示すように大きくなる。この拡径状態は押圧部19の推力により巻取動作中保持される。図3は拡径した状態を示す詳細図で、右の側面図にあるようこの実施例では4つの巻取部材6を約90°毎に取り付けてある。
【0031】
また図3に示すよう主軸2の外形部には開き量、即ち拡径の最大径を決める固定リング12が取り付けられており、スライドボス3がこのリングに当たり、必要以上に巻取部材6が拡がらないようスライドボスのストッパーの役割をしている。巻取機1は両側のサポートボス16で支持されるので、巻取機の回転の妨げにならないよう受け架台22を下降させる。
【0032】
次に巻き取るべきフィルムFを支持部材5の1つに載せ、その後の巻取による回転で抜けない程度、2〜3巻、巻き掛けて、駆動モータ20を回し、巻取を開始する。スライドボス3に固着されたガイド部材11が、主軸2に設けられたキー溝等の溝孔10にはまり込んでいるで、主軸を介して回転力を従動側に伝えることができる。
【0033】
一定量の巻き取り後、駆動モ−タ20を停止させ、巻取作業を完了する。図2に示すよう受け架台22を上昇させ巻取機1を受けて、押圧部19を動作させ回転軸17を両側に逃がす。サポートボス16によるスライドボス3への押圧力がなくなるので、巻取部材6は拡径のリンク状態を保持出来ず、さらには巻き取ったフィルムFの自重により、スライドボスは両外側に摺動し巻取部材6の外径はDbのように縮径する。図4に示す13はストッパーピンで、回動腕4をこれに当て、巻取部材6の最少径を決めるものである。
【0034】
図7は本発明の巻取機をSMCの成形ラインに用いた工程を示す模式図である。この図によりSMCのキャリアフィルムFの巻取方法および取り出し方法を説明する。図7のA−A断面に示すように、液状の不飽和樹脂組成物とガラス繊維等強化材を添加されたSMC28はフィルムの上に薄層状に塗布され、さらに表面をフィルムで保護された状態で製造される。SMC原反29は通常ロールの状態で巻かれていて、成型ライン30の先頭部の巻出部にセットされる。成形ライン本体は略、切断部、成形部、取り出し部より成っており、その手前にフィルムを巻取る本発明の巻取装置部が設置され、巻取機1が取り付けられる。
【0035】
このように準備した後、巻き取るべきフィルムFをSMC原反29より引き出し、上下位置に配置された巻取機1の支持部材5にそれぞれ巻き付ける。次に成形ラインの運転を開始する。成形ラインの運転に同調して駆動モ−タ20が所望の速度で回転し、フィルムFの巻取を開始し、一定量を巻取る。
【0036】
成形ラインの停止により、駆動モ−タ20を停止させ、巻取作業を完了する。受け架台22を上昇させ、巻取機1を受けて、押圧部19を動作させサポートボス16を外側に移動させる。巻き取ったフィルムFの自重により、スライドボス3は両外側に摺動するので巻取部材6は縮径する。巻き取ったフィルムFは図2に示すように垂れ下がるので、装置の後方側に移動させ、フィルムを受けるか、フィルムごと巻取機1を装置外に移動させて、受け台等を設け、巻取機を抜き取れば良い
【0037】
【発明の効果】
以上、詳述したことから明らかな通り、本発明による巻取機によれば、従来の同じ軸長の直巻きタイプに比べ拡縮径比率が大きくとれるので、特に巻取り後の内径の収縮、変形が大きい薄フィルムの巻取機とフィルムの分離が容易となる。また構造が簡単なので、軽量化が図れ、さらに巻き取った円筒状のフィルムはコアレスとなり分別の必要が無く、フィルム原料としての再利用が容易となる。本巻取装置をSMCの成形ラインに設置することにより、効率よく、後処理の容易な保護フィルムの巻取、抜き取りができ大きな効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取機及び巻取装置の拡径した模 式図。(一部断面表示)
【図2】図1の縮径した模式図(一部断面表示)
【図3】本発明の巻取機及び巻取装置の拡径した部分概略正面図及び側面図。
【図4】図3の縮径した部分概略正面図及び側面図。
【図5】別の実施例である巻取機及び巻取装置の拡径した模式図(一部分断面表示)
【図6】図5の縮径した模式図(一部断面表示)
【図7】本発明の巻取機をSMCの成形ラインに用いた工程模式図
【符号の説明】
1 巻取機
2 主軸
3 スライドボス
4 回転腕
5 支持部材
6 巻取部材
7 補助腕
8 ピンA
9 ピンB
10 溝孔
11 ガイド部材
12 固定リング
13 ストッパーピン
14 ピンC
15 ストッパー
16、16’ サポートボス
17、17’ 回転軸
18、18’ 回転支持体
19、19’ 押圧部
20 駆動モータ
21 ベルト
22 受け架台
23 ボルト
24 ピンD
25 U字孔
26 連結部材
27 軸受け部材
28 支持軸
29 SMC
30 SMC原反
31 成形ライン
F  フィルム

Claims (9)

  1. 主軸2の両端にスライドボス3が嵌入し、少なくともその1つが主軸2に沿って摺動し、支持部材5の両端に回転可能に連結された回動腕4がそれぞれ両端のスライドボス3に回転可能に連結され、且つ回動腕4−支持部材5−回動腕4からなる巻取部材6を少なくとも3本有してなり、主軸2に沿って摺動するスライドボス3に主軸2に沿って内側又は外側に応力を加えることにより回動腕4と支持部材5とが立ち上がり、又該応力を解除することにより回動腕4と支持部材5とが主軸2方向に可動できることを特徴とするシート状物の巻取機。
  2. 巻取部材6が主軸2の円周方向に等間隔で設置されている請求項1記載のシート状物の巻取機。
  3. 片側のスライドボス3が駆動モータ20により駆動する回転軸17と接合することができ、且つ反対側のスライドボス3が回転可能なサポートボス16に接合可能である請求項1又は2記載のシート状物の巻取機。
  4. 少なくとも1つのスライドボス3が主軸2に沿って内側に加えられた応力により摺動し、それに伴って巻取部材6の回動腕4と支持部材5とが立ち上がり、巻取部材6を回転させてシート状物を支持部材5上に巻き取り、その後応力を解除することにより回動腕4と支持部材5とが主軸2方向に可動し、巻き取ったシート状物を取り外すことができる請求項1〜3のいずれかに記載のシート状物の巻取機。
  5. 請求項1〜4の巻取機と、駆動モータ20とそれにより駆動し、先端にサポートボス16が固定された回転軸17とを有する駆動部と、該駆動部とは前記巻取機を挟んで反対側に先端にサポートボス16’が固定された回転軸17’を有する従動部とからなるシート状物の巻取装置。
  6. 駆動部の回転軸17及び/又は従動部の回転軸17’が前後に可動できる請求項5記載のシート状物の巻取装置。
  7. 請求項1〜4の巻取機のスライドボス3の片端に駆動モータ20とそれにより駆動する回転軸17に固定された回転可能なサポートボス16を接合し、両端のスライドボス3のいずれか一方又は両者に主軸2に沿って内側又は外側に応力を加えて該巻取機の巻取部材6の回動腕4と支持部材5とを立ち上げ、該巻取部材6を回転させてシート状物を該支持部材上に巻き取り、その後スライドボス3に加えられた応力を解除し、巻取機から巻き取ったシート状物を取り外すことを特徴とするシート状物の回収方法。
  8. シート状物が不要なものである請求項7記載のシート状物の回収方法。
  9. シート状物がシートモールディングコンパウンドのキャリアーフィルムである請求項8記載のシート状物の回収方法。
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