JP2586292B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特にAl配線を有する半導体装置の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化が進むにつれて素
子間あるいは配線間を接続するために絶縁膜に設けられ
た開孔部の径は、小さくなってくるが、その深さは、配
線容量の増大を防ぐ等の理由により小さくなることはな
く、深さを径で割ったアスペクト比は、増大する傾向に
ある。そのため、開孔部に対して配線金属であるアルミ
ニウム合金をスパッタリング法により形成する際、開孔
部内への被覆性が悪いため、開孔部内で断線したり、あ
るいは断線までには至らずとも信頼性を低下させる原因
となっている。
【0003】そこで、開孔部内での被覆性を向上させる
ために、配線金属膜を形成後、加熱して流動させる手段
が多く提案されている。たとえば、配線金属を形成後、
レーザービームを照射させて、配線金属を加熱し、その
溶融した配線金属の一部を開孔部内に流動させる方法が
ある。この方法の効果をさらにあげるために、特開平2
−79433号に提案されているように、配線金属上に
反射率の低い窒化チタニウムを形成し、その後レーザー
ビームを照射する方法がある。しかし、レーザービーム
の照射で配線金属を溶融させる方法では、レーザービー
ムのショットサイズが大きくできないため、1cm程度
のステップでスキャンさせる必要があり、1ショット内
で温度分布が生じ、特にショットの周辺で温度勾配が大
きく生じるため、基板全面に渡って開孔部内に配線金属
を流動させて埋め込むことは困難であり、実用化されて
いない。
【0004】開孔部内への被覆性を向上させる別の方法
として、特開平1−216556号に提案されているよ
うに、Al膜を形成後、不活性ガスプラズマにて流動さ
せる方法がある。この方法では、不活性ガスのプラズマ
でAl表面を処理する際、Al膜内に不活性ガスが入り
込み、Al配線のエレクトロマイグレーション耐性が劣
化する等、Al膜質を劣化させるという問題がある。ま
た、この方法によりAlを流動させるには、基板温度と
不活性ガスのプラズマパワーや基板に印加するバイアス
等、多くのパラメーターを最適化しなければならず、制
御が難しいという問題もある。
【0005】そこで、Al膜をスパッタリング法により
形成後、単にウェハを加熱することにより、Al膜を開
孔部に流動させる方法が特開平4−65831号に提案
されている。この方法では、Al膜を従来のスパッタリ
ング法で形成しているため、開孔部のアスペクト比が1
以上では開孔部内の被覆性が悪化し、図3に示すように
シリコン酸化膜22に開口された開孔部24のシリコン
基板21側の底部までAl合金が十分に充填されて、開
孔部24内に正規の厚みをもつAl配線23が形成され
る以前に、開孔部24の上部開口側がAl合金で閉塞さ
れ、開孔部24内のAl配線23に空洞部23aが形成
されてしまう。その後、シリコン基板23を加熱して
も、開孔部24内にAl合金が流動しにくく、Al配線
23の空洞部23aをAl合金で埋め込むには、長時間
が必要であり、実用的でない。
【0006】アスペクト比の大きな開孔部の底部に達す
る十分な膜厚をもつAl配線を形成するために、ECR
プラズマを用いたスパッタリング法がある(以後、EC
Rスパッタ法という)。このECRスパッタ法は、従来
のスパッタリング法よりも低い圧力でスパッタリングが
可能なため、スパッタされた粒子の平均自由工程が大き
くなり、高アスペクト比の開孔部の底部に達する十分な
膜厚のAl配線を形成することができる方法である。代
表的なECRスパッタ装置の概念図を図4に示す。図4
に示すECRスパッタ装置は、Arガス雰囲気の下に1
-4torr付近の真空度に保持されたプラズマチャン
バー35に導波管31よりマイクロ波導入窓32及び曲
がり真空導波管33を通してマイクロ波を導入し、EC
Rプラズマをプラズマチャンバー35内に形成する。さ
らに、磁気コイル34により形成された発散磁界により
プラズマをプラズマチャンバー35内の基板プレート3
9上の基板38に向けて引き出す。その際、プラズマの
引出口の口縁に設けられたドーナツ状のAlターゲット
36にDC電源37で直流の負の電圧を印加すると、A
lがスパッタリングされ、基板38にAl膜が形成され
る。
【0007】このECRスパッタ法により、高アスペク
ト比の開孔部を埋設することが行われている。たとえ
ば、1992年インターナショナル カンファレンス
オンソリッド ステート デバイセス アンド マテリ
アルズの予稿集の96〜98頁(Extended A
bstracts of International
Conference of Solid Stat
e Devicesand Materials,19
92,pp96〜98)に報告されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このECRスパッタ法
により開孔部を埋設するためには、スパッタ時間を長く
しなければならない。実際、前記の報告書では、スパッ
タ時間は6分間必要としている。このとき、Al膜のス
パッタ速度は、0.2μm/min以上であるため、A
l配線の膜厚は1.0μm以上に厚くなってしまう。し
たがって、従来のECRスパッタ法によれば、長時間の
スパッタ時間を必要とするため、スループットが小さく
実用的でなく、またAl配線の膜厚が厚く形成されてし
まい、微細パターン形成が困難となり、さらに、そのA
l配線に上層配線を形成しようとした場合、層間絶縁膜
で平坦化しなければならないが、この平坦化が困難とな
るという問題点がある。
【0009】また、この方法では、ECRスパッタ法に
てAl膜を形成する際、基板を350℃以上に加熱して
いるが、実際の基板の温度は、ECRプラズマにより上
昇して変動するため、完全に基板温度はコントロールさ
れておらず、プロセス上、非常に不安定であるという問
題点がある。
【0010】本発明の目的は、前記問題点を解決した半
導体装置の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置の製造方法は、開口形成工
程と、第1の配線膜形成工程と、第2の配線膜形成工程
と、配線仕上工程とを有する半導体装置の製造方法であ
って、 開口形成工程は、基板上に設けられた絶縁層に開
口部を形成する処理であり、 第1の配線膜形成工程は、
ECRスパッタ法により第1のアルミニウムまたはアル
ミニウム合金膜を前記開口部の側面には実質的に成膜さ
れないように前記絶縁膜の上面及び前記開口部の底面に
形成する処理であり、 第2の配線膜形成工程は、スパッ
タ法により前記開口部の底面及び側面と前記絶縁膜の上
面とに第2のアルミニウムまたはアルミニウム合金膜を
形成する処理であり、 配線仕上工程は、前記第1及び第
2のアルミニウムまたはアルミニウム合金膜を溶融し、
前記開口部内に充填する処理である。
【0012】また、前記第2のアルミニウムまたはアル
ミニウム合金の配線膜をECRスパッタ法にて前記開孔
部内に形成するものである。
【0013】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、配線膜形成工程と、配線仕上工程とを有し、基板の
絶縁膜に設けられた素子間あるいは配線間接続用開孔部
にAl配線を形成する半導体装置の製造方法であって、
配線膜形成工程は、絶縁膜の表面,開孔部の底部及び内
側面に、アルミニウムまたはアルミニウム合金の配線膜
を、圧力を10-4torr付近から10-3torr付近
まで連続的あるいは不連続的に増加させ、ECRスパッ
タ法により形成する工程であり、配線仕上工程は、基板
を加熱して前記アルミニウムまたはアルミニウム合金を
溶融し、その溶融したアルミニウムまたはアルミニウム
合金を前記開孔部内に充填して該開孔部を穴埋し、配線
を形成する工程である。
【0014】また、前記第1及び第2の配線膜形成工程
と配線仕上工程とを同一真空中で行うものであり、ま
た、前記第1及び第2のアルミニウムまたはアルミニウ
ム合金の配線膜の下層に、アルミニウムの濡れ性を良く
する導電体層を形成する工程を含むものである。また、
前記アルミニウムの濡れ性を良くする導電体層は、高融
点金属,高融点金属窒化物,高融点金属シリサイドのう
ちのいずれか1つである。
【0015】
【作用】絶縁膜の開孔部の底部と内側面とにそれぞれA
l配線膜をそれぞれ形成し、その後、これらのAl配線
層を溶融し、素子間あるいは配線間の開孔部内をAl配
線で穴埋めをする。
【0016】
【実施例】次に本発明について図面を参照にして説明す
る。
【0017】(実施例1)図1は、本発明の実施例1を
示す主要工程断面図である。
【0018】図1(A)に示すように、まず、素子が形
成されたシリコン基板1上にシリコン酸化膜2を形成
後、シリコン酸化膜2に、シリコン基板1に達する開孔
部8を形成し、スパッタリング法によりチタニウム膜3
と窒化チタニウム膜4を、開孔部8の底部及び内側壁,
シリコン酸化膜2の表面に渡って、10〜100nm,
50〜200nmの厚さに積層形成する。
【0019】次に図1(B)に示すように、ECRスパ
ッタ法により10-4torr付近の圧力の下に第1の配
線膜(Al合金)を形成する。このとき、スパッタされ
たAl粒子の平均自由工程は、50〜100cm程度と
長いので、基板1の表面に対して垂直に入射し、開孔部
8の内側壁には、ほとんど被着せず、シリコン酸化膜2
の表面側の窒化チタニウム膜4上及び開孔部8の底部に
堆積する。
【0020】次に図1(C)に示すように、従来のスパ
ッタ法により、第2の配線膜(Al合金)5を形成す
る。この場合、ECRスパッタ法と異なる従来のスパッ
タ法を用いるため、スパッタ圧力は10-3torr付近
であり、スパッタされたAl粒子の平均自由工程は、5
cm程度と短く、基板に入射する際の方向は、ランダム
であり、シリコン酸化膜2の表面側の窒化チタニウム膜
4上及び開孔部8の底部に加えて、開孔部8の内側壁に
も堆積する。また、第2の配線膜6は、最終的に形成さ
れる配線膜の膜厚から第1の配線膜5の膜厚を差し引い
た残りの膜厚に形成される。
【0021】次に図1(D)に示すように、基板1を4
00〜550℃の温度に加熱して、配線膜5と6とを溶
融させ、その溶融したAl合金により開孔部8を穴埋め
する。このとき、第1の配線膜5のAl合金と第2の配
線膜6のAl合金とは反応して融合し、開孔部8内を完
全に埋め尽くした一体の配線膜(Al合金)7として形
成される。
【0022】これら一連の全てのプロセスは、大気圧雰
囲気に晒さずに、同一の真空雰囲気中で行ったほうが良
い。特に、第1及び第2のAl配線膜5と6の形成、及
び配線膜7の形成は、同一真空雰囲気中で行う必要があ
る。その理由は、Al配線膜5,6の表面に酸化膜が形
成されてしまうと、配線膜のAl合金が流動しなくなる
ためである。したがって、Al配線膜表面の酸化を完全
に防止するためには、スパッタ室から加熱室に至る基板
の移動は、10-8torr以下の高真空中で行ったほう
が良く、しかも、その真空雰囲気中での水分の分圧は、
10-8torr以下にしたほうが良い。
【0023】最後に、図1(D)に示す配線膜7を形成
した後に、リソグラフィ技術とドライエッチング技術と
を用いて、配線膜7,窒化チタニウム膜4,チタニウム
膜3を所望のパターンに加工して、Al電極配線を完成
する。
【0024】この方法において、第1の配線膜5の膜
厚、及び第2の配線膜6の最適膜厚は、開孔部8の径や
深さによって異なるが、どちらも酸化膜7の膜厚のほぼ
2分の1程度の膜厚であることが望ましい。ただし、ア
スペクト比が大きい開孔部8を穴埋めする場合は、第1
の配線膜5の膜厚を大きくし、逆にアスペクト比が小さ
い場合は、第1の配線膜5の膜厚を小さくしたほうが良
い。その理由は、アスペクト比が大きい場合、ECRス
パッタで最初に開孔部8の底部側になるべく厚くAl合
金を堆積させた方が、溶融したAl合金により開孔部8
を穴埋めするのに有利であり、アスペクト比が小さい場
合は、開孔部8の底部側でのAl合金の堆積量が少な
い、極端な例としてはアスペクト比1以下ならば、開孔
部8の内径が大径となるため、開孔部8の底部側でのA
l合金の堆積量が0であったとしても、開孔部8を容易
に穴埋めすることができるためである。
【0025】(実施例2)図2は、本発明の実施例2を
示す主要工程断面図である。
【0026】図2(A)に示すように、シリコン酸化膜
12に開孔部16を形成し、シリコン酸化膜12の表
面,開孔部16の内側壁及び底部に渡って、スパッタ法
により、チタニウム膜13,窒化チタニウム膜14を形
成する。
【0027】次に図2(B)に示すように、窒化チタニ
ウム膜14に沿い、シリコン酸化膜12の表面,開孔部
16の内側壁及び底部に渡ってECRスパッタ法により
配線膜(Al合金)15を形成する。このときのスパッ
タ圧力は、スパッタの開始時は10-4torr付近と
し、所望の膜厚の2分の1程度にまでAl合金が堆積さ
れて配線膜15が形成された後、10-3torr付近に
変化させる。スパッタ圧力を変化させる方法としては、
スパッタさせながら徐々に10-4torrから10-3
orr付近に連続的に変化させ、或いは10-4torr
から10-3torr付近まで一気に変化させ、また、1
-4torr付近から10-3torr付近に段階的に変
化させる何れの方法でもよい。
【0028】配線膜15は、スパッタの圧力を10-4
orr付近から10-3torr付近まで変化させたこと
により、開孔部8の底部側に厚く、内側壁にも、ある程
度の膜厚に形成される。
【0029】図2(C)に示すように、基板11を40
0〜550℃程度に加熱して、配線膜15のAl合金を
溶融し、そのAl合金を開孔部16内に流動させて、開
孔部16をAl合金で穴埋めする。その後、Al配線膜
15,窒化チタニウム膜14,チタニウム膜13を所望
の形状にパターニングして電極配線を完成する。
【0030】この方法によれば、ECRスパッタ法のみ
により、配線膜15を形成しているため、ECRスパッ
タ法以外の従来のスパッタ法を実施する装置が不要とな
り、スパッタ装置全体の構成を小さくできるという利点
がある。
【0031】以上説明した各実施例では、Al配線層5
又は15の下層とチタニウム膜3,13と窒化チタニウ
ム膜4,14を積層形成しており、チタニウム膜3,1
3は、シリコン基板11との低抵抗接続を実現するため
に用いており、窒化チタニウム膜4,14は、配線膜の
Al合金の濡れ性を良くし、かつ基板を加熱したときに
配線膜のAl合金とシリコン基板とが反応するのを阻止
するために用いている。また、配線膜のAl合金の濡れ
性を良くする目的で窒化チタニウム膜に代えて、他の高
融点金属,高融点金属窒化物,高融点金属シリサイド膜
等を用いてもよく、高融点金属としては、Ti,W,M
o,Zr,Hf,Taなどを用いることができる。
【0032】また以上説明した実施例では、シリコン基
板に達する開孔部を穴埋めする場合を対象としたが、本
発明はこれに限るものではなく、配線間を接続する開孔
部の穴埋めにも適用できることは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、圧力が
10-4torr付近の圧力の下で、ECRスパッタ法に
よりAl合金膜を形成した後、10-3torr付近で残
りのAl合金膜を形成しているため、従来のスパッタ法
に比較し、開孔部内の底部にも厚くAl合金膜を形成す
ることができ、さらにオーバーハング形状が小さいた
め、開孔部の上部開口がAl合金膜で塞がれることが無
く、基板を加熱して開孔部内にAl合金を流動させる
際、開孔部のアスペクト比が1を越えても、ボイドの発
生がなく、Al合金により開孔部を完全に穴埋めするこ
とができる。
【0034】また、ECRスパッタ法のみ(スパッタ後
の加熱なし)により、開孔部を穴埋めする場合は、Al
やArのイオンの衝突により、表面拡散を活性化してい
るため、長時間ECRプラズマに晒している必要があ
り、そのためAlのスパッタ時間が長くなり、Al膜厚
を厚くする必要があり、開孔部の深さ以上のAl膜厚が
必要であるのに対し、本発明では、Al合金膜形成後基
板を加熱して穴埋めするため、Al合金膜は所望の膜厚
だけ形成すればよく、Al合金膜は薄くても、たとえば
Al合金膜厚が0.5μm以下でも開口径0.3μm,
深さ1.5μm程度の開孔部を完全に穴埋めすることが
できる。
【0035】また本発明では、Al合金膜の流動化をプ
ラズマやレーザービーム等を使用せず、熱だけで行って
いるため、基板の温度をコントロールするだけでよく、
安定して開孔部を穴埋めすることができ、プラズマ等に
よりAl合金膜にダメージ等が生じるのを防止できる。
【0036】したがって、膜質の良好な薄いAl合金膜
を用いて、開孔部を埋め付くした配線を形成することが
でき、微細パターンを容易に加工することができ、さら
に層間絶縁膜の平坦化を容易に行うことができ、微細多
層配線の形成を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1を示す主要工程断面図で
ある。
【図2】本発明に係る実施例2を示す主要工程断面図で
ある。
【図3】従来例を示す断面図である。
【図4】ECRスパッタ装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1,11 シリコン基板 2,12 シリコン酸化膜 3,13 チタニウム膜 4,14 窒化チタニウム膜 5 第1の配線膜 6 第2の配線膜 7,15 配線膜 31 導波管 32 マイクロ波導入窓 33 曲がり真空導波管 34 磁気コイル 35 プラズマチャンバー 36 スパッタターゲット 37 DC電源 38 基板 39 基板プレート

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口形成工程と、第1の配線膜形成工程
    と、第2の配線膜形成工程と、配線仕上工程とを有する
    半導体装置の製造方法であって、 開口形成工程は、基板上に設けられた絶縁層に開口部を
    形成する処理であり、 第1の配線膜形成工程は、ECRスパッタ法により第1
    のアルミニウムまたはアルミニウム合金膜を前記開口部
    の側面には実質的に成膜されないように前記絶縁膜の上
    面及び前記開口部の底面に形成する処理であり、 第2の配線膜形成工程は、スパッタ法により前記開口部
    の底面及び側面と前記絶縁膜の上面とに第2のアルミニ
    ウムまたはアルミニウム合金膜を形成する処理であり、 配線仕上工程は、前記第1及び第2のアルミニウムまた
    はアルミニウム合金膜を溶融し、前記開口部内に充填す
    る処理である ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第2のアルミニウムまたはアルミニ
    ウム合金の配線膜をECRスパッタ法にて前記開孔部内
    に形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】 配線膜形成工程と、配線仕上工程とを有
    し、基板の絶縁膜に設けられた素子間あるいは配線間接
    続用開孔部にAl配線を形成する半導体装置の製造方法
    であって、 配線膜形成工程は、絶縁膜の表面,開孔部の底部及び内
    側面に、アルミニウムまたはアルミニウム合金の配線膜
    を、圧力を10-4torr付近から10-3torr付近
    まで連続的あるいは不連続的に増加させ、ECRスパッ
    タ法により形成する工程であり、 配線仕上工程は、基板を加熱して前記アルミニウムまた
    はアルミニウム合金を溶融し、その溶融したアルミニウ
    ムまたはアルミニウム合金を前記開孔部内に充填して該
    開孔部を穴埋し、配線を形成する工程であることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の配線膜形成工程と配
    線仕上工程とを同一真空中で行うことを特徴とする請求
    項1、又は請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のアルミニウムまたは
    アルミニウム合金の配線膜の下層に、アルミニウムの濡
    れ性を良くする導体層を形成する工程を含むことを特
    徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記アルミニウムの濡れ性を良くする導
    電体層は、高融点金属,高融点金属窒化物,高融点金属
    シリサイドのうちのいずれか1つであることを特徴とす
    る請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記高融点金属は、Ti,W,Mo,Z
    r,Hf,Taのいずれかであることを特徴とする請求
    項6に記載の半導体装置の製造方法。
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