JP2586278Y2 - 逆火防止装置 - Google Patents
逆火防止装置Info
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- JP2586278Y2 JP2586278Y2 JP1992090356U JP9035692U JP2586278Y2 JP 2586278 Y2 JP2586278 Y2 JP 2586278Y2 JP 1992090356 U JP1992090356 U JP 1992090356U JP 9035692 U JP9035692 U JP 9035692U JP 2586278 Y2 JP2586278 Y2 JP 2586278Y2
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- Japan
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- valve body
- gas
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- Gas Burners (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はガス溶接、溶断等のガス
設備における逆火防止装置に関するものである。
設備における逆火防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アセチレンガスや水素ガスを用いるガス
溶接、溶断設備において、溶接、溶断作業中に発生し大
事故の誘因となるガス体の逆流、逆火を自動的に遮断す
るガス体の逆流、逆火防止装置として特公昭59−36
45号、特公昭59−18603号等の装置が公知であ
る。
溶接、溶断設備において、溶接、溶断作業中に発生し大
事故の誘因となるガス体の逆流、逆火を自動的に遮断す
るガス体の逆流、逆火防止装置として特公昭59−36
45号、特公昭59−18603号等の装置が公知であ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来知られているガス
体の逆流、逆火防止装置はその構造が複雑であり、殊
に、常時は遮断弁体を係止しているストッパーを逆火時
に係止解除し、ガス出口を遮断するための機構が複雑
で、多くの構成部品を必要とし、従ってコスト高になる
という難点があった。
体の逆流、逆火防止装置はその構造が複雑であり、殊
に、常時は遮断弁体を係止しているストッパーを逆火時
に係止解除し、ガス出口を遮断するための機構が複雑
で、多くの構成部品を必要とし、従ってコスト高になる
という難点があった。
【0004】また、逆火が発生してストッパーによる係
止が解除されて遮断弁体が作動し、逆火が停止した後
に、遮断弁体をストッパーに再係止しリセットするに
は、ガス出口側のテーパー状内面の弁座に当接している
遮断弁体を該弁座から離間するように、ガス出口側から
挿入する押圧工具を用いて遮断弁体を押圧する必要があ
る。従来は、このためのプラスチック製の専用押圧具を
装置に付属させていることが多いが、これは脱落、紛失
し易い難点がある。また押圧具を紛失した場合にドライ
バー等の先端で遮断弁体を押圧し、遮断弁体を傷めてし
まうことが少なくないという問題があった。
止が解除されて遮断弁体が作動し、逆火が停止した後
に、遮断弁体をストッパーに再係止しリセットするに
は、ガス出口側のテーパー状内面の弁座に当接している
遮断弁体を該弁座から離間するように、ガス出口側から
挿入する押圧工具を用いて遮断弁体を押圧する必要があ
る。従来は、このためのプラスチック製の専用押圧具を
装置に付属させていることが多いが、これは脱落、紛失
し易い難点がある。また押圧具を紛失した場合にドライ
バー等の先端で遮断弁体を押圧し、遮断弁体を傷めてし
まうことが少なくないという問題があった。
【0005】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、本考案の目的は、遮断弁体を係止するストッパーの
逆火時における係止解除機構を簡単化し構成部品数を最
小限にするとともに、遮断弁体が動作したのちこれをリ
セットするに当たって遮断弁体の押圧を付属品の押圧具
等を使用することなく容易に行い得るようにした逆火防
止装置を提案することにある。
で、本考案の目的は、遮断弁体を係止するストッパーの
逆火時における係止解除機構を簡単化し構成部品数を最
小限にするとともに、遮断弁体が動作したのちこれをリ
セットするに当たって遮断弁体の押圧を付属品の押圧具
等を使用することなく容易に行い得るようにした逆火防
止装置を提案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本考
案の逆火防止装置は、ガス出口側の弁座に当接、離間す
るようにガス出口側に向かって前進後退させられる遮断
弁体が、軸心に向かって押圧されているストッパーピン
が係合する凹部と、該凹部よりもガス出口側に隣接して
位置しかつ上記遮断弁体がガス出口側から後退させられ
るときにストッパーピンを押し上げて上記凹部から離脱
させるテーパー部とを外面に備え、ストッパーピンが上
記凹部より離脱したときに遮断弁体を上記のガス出口側
の弁座に圧接するように前進させる押圧手段を設けると
ともに、上記遮断弁体のガス出口側後端には、遮断弁体
をガス出口側から後退させストッパーピンを上記凹部に
再係合させるように押圧できるプッシュロッドを、装置
の出口開口部から突出可能に設けたことを特徴とするも
のである。
案の逆火防止装置は、ガス出口側の弁座に当接、離間す
るようにガス出口側に向かって前進後退させられる遮断
弁体が、軸心に向かって押圧されているストッパーピン
が係合する凹部と、該凹部よりもガス出口側に隣接して
位置しかつ上記遮断弁体がガス出口側から後退させられ
るときにストッパーピンを押し上げて上記凹部から離脱
させるテーパー部とを外面に備え、ストッパーピンが上
記凹部より離脱したときに遮断弁体を上記のガス出口側
の弁座に圧接するように前進させる押圧手段を設けると
ともに、上記遮断弁体のガス出口側後端には、遮断弁体
をガス出口側から後退させストッパーピンを上記凹部に
再係合させるように押圧できるプッシュロッドを、装置
の出口開口部から突出可能に設けたことを特徴とするも
のである。
【0007】
【実施例及び作用】本考案の詳細を実施例の図面に基づ
き以下に説明する。図1は本考案による逆火防止装置を
具備したガス体の逆流逆火防止装置の縦断面図であり、
中心線より上方の上半部は逆止弁及び遮断弁がともに開
きガスがガス入口からガス出口へ流通し得る開状態を示
しており、中心線より下方の下半部は逆止弁及び遮断弁
がともに閉じている閉の状態を示している。
き以下に説明する。図1は本考案による逆火防止装置を
具備したガス体の逆流逆火防止装置の縦断面図であり、
中心線より上方の上半部は逆止弁及び遮断弁がともに開
きガスがガス入口からガス出口へ流通し得る開状態を示
しており、中心線より下方の下半部は逆止弁及び遮断弁
がともに閉じている閉の状態を示している。
【0008】この逆流逆火防止装置においては、その本
体ケース1のガス入口11の側にアダプタ2を介してガ
ス体の逆流を防止する逆止弁体3が設けられ、本体ケー
ス1にねじ93により螺合するガス出口キャップ9の側
に逆火時にガス出口を閉止する遮断弁体7が設けられ、
これらの弁体に挟まれた中間のガス流通路に消炎素子5
が設けられている。
体ケース1のガス入口11の側にアダプタ2を介してガ
ス体の逆流を防止する逆止弁体3が設けられ、本体ケー
ス1にねじ93により螺合するガス出口キャップ9の側
に逆火時にガス出口を閉止する遮断弁体7が設けられ、
これらの弁体に挟まれた中間のガス流通路に消炎素子5
が設けられている。
【0009】本体ケース1のガス入口11の内周面の奥
に設けられたフランジ部12の前面にアダプタ2の段部
21が係合し、また上記フランジ部12の後側の段部1
3にはアダプタ2の溝22に嵌め込まれた止めリング2
3が係止し、アダプタ2は本体ケース1のガス入口側の
内面に係止されている。そして本体ケース1の内面とア
ダプタ2の外周面との間はOリング25によって気密に
閉止されている。
に設けられたフランジ部12の前面にアダプタ2の段部
21が係合し、また上記フランジ部12の後側の段部1
3にはアダプタ2の溝22に嵌め込まれた止めリング2
3が係止し、アダプタ2は本体ケース1のガス入口側の
内面に係止されている。そして本体ケース1の内面とア
ダプタ2の外周面との間はOリング25によって気密に
閉止されている。
【0010】アダプタ2の円筒状の内周面24には逆止
弁体3の円筒状のスリーブ31が摺接し、該スリーブ3
1には透孔32が設けられている。逆止弁体3の本体部
のフランジ33にはパッキング34が装着されている。
常時は、中間部材6の前端側の室61に受容されている
スプリング4によって逆止弁体3がガス入口11側に押
圧されているので、上記パッキング34がアダプタ2の
後端面26に圧接されアダプタ2と逆止弁体3との間を
気密に封止している。すなわち、ガス入口側の逆止弁
は、常時は閉止されている。
弁体3の円筒状のスリーブ31が摺接し、該スリーブ3
1には透孔32が設けられている。逆止弁体3の本体部
のフランジ33にはパッキング34が装着されている。
常時は、中間部材6の前端側の室61に受容されている
スプリング4によって逆止弁体3がガス入口11側に押
圧されているので、上記パッキング34がアダプタ2の
後端面26に圧接されアダプタ2と逆止弁体3との間を
気密に封止している。すなわち、ガス入口側の逆止弁
は、常時は閉止されている。
【0011】ケース本体1の入口側のねじ14にガスホ
ース(図示せず)が結合されてガス入口11からアセチ
レンガス等のガスが供給、導入されると、そのガス圧力
を受けた逆止弁体3がスプリング4を圧縮し、パッキン
グ34による封止を解除するとともに、スリーブ31の
透孔32がスリーブ部31内とアダプタ2の後側の空間
とを連通し、ガスは前記フランジ部12の後方のガス通
路に流入する。すなわち、入口側の逆止弁はアセチレン
ガス等のガス体が供給されたとき、その圧力によってス
プリング4を圧縮し開となる訳である。
ース(図示せず)が結合されてガス入口11からアセチ
レンガス等のガスが供給、導入されると、そのガス圧力
を受けた逆止弁体3がスプリング4を圧縮し、パッキン
グ34による封止を解除するとともに、スリーブ31の
透孔32がスリーブ部31内とアダプタ2の後側の空間
とを連通し、ガスは前記フランジ部12の後方のガス通
路に流入する。すなわち、入口側の逆止弁はアセチレン
ガス等のガス体が供給されたとき、その圧力によってス
プリング4を圧縮し開となる訳である。
【0012】次に、ガスの出口側に設けられている遮断
弁について説明すれば、前記の中間部材6の後端側に軸
方向に延長する円筒状の室62が設けられ、該室にスプ
リング8と遮断弁体7の基部とが受容されている。ま
た、中間部材6には上記室62の延長方向すなわち軸方
向と直交する方向に延長し上記室62の開口部近くに貫
通するストッパーピン受容孔63が設けられ、該孔内に
ストッパーピン64が収容されている。
弁について説明すれば、前記の中間部材6の後端側に軸
方向に延長する円筒状の室62が設けられ、該室にスプ
リング8と遮断弁体7の基部とが受容されている。ま
た、中間部材6には上記室62の延長方向すなわち軸方
向と直交する方向に延長し上記室62の開口部近くに貫
通するストッパーピン受容孔63が設けられ、該孔内に
ストッパーピン64が収容されている。
【0013】遮断弁体7の外面には、スプリング8が圧
縮され遮断弁体7が前記のガス出口キャップ9の内面の
テーパー状の弁座92と離間状態にあるとき、すなわち
遮断弁が開のときに、上記のストッパーピン64が係合
するような位置に凹部71が設けられ、また該凹部71
よりもガス出口91側にかつ該凹部に隣接して凹部の底
面から外側に盛り上がるようにテーパー部72が設けら
れている。なお、上記ストッパーピンの上端にはスプリ
ングワッシャー65が装着され、ストッパーピン64を
軸心方向に、常時軽く押圧している。
縮され遮断弁体7が前記のガス出口キャップ9の内面の
テーパー状の弁座92と離間状態にあるとき、すなわち
遮断弁が開のときに、上記のストッパーピン64が係合
するような位置に凹部71が設けられ、また該凹部71
よりもガス出口91側にかつ該凹部に隣接して凹部の底
面から外側に盛り上がるようにテーパー部72が設けら
れている。なお、上記ストッパーピンの上端にはスプリ
ングワッシャー65が装着され、ストッパーピン64を
軸心方向に、常時軽く押圧している。
【0014】ストッパーピン64がスプリングワッシャ
ー65に軽く押圧されて遮断弁体7の凹部71に係合し
ているときは、スプリング8が遮断弁体7を図の右方に
押圧しても、弁体7はストッパーピンにより係止されて
遮断弁体7が作動することはなく、遮断弁は開の状態に
維持される。
ー65に軽く押圧されて遮断弁体7の凹部71に係合し
ているときは、スプリング8が遮断弁体7を図の右方に
押圧しても、弁体7はストッパーピンにより係止されて
遮断弁体7が作動することはなく、遮断弁は開の状態に
維持される。
【0015】遮断弁体7の上記弁座92と対向する後端
部においては溝にOリング74が装着されている。該O
リング74が上記の弁座92に圧接されたとき遮断弁が
閉じられる訳であるが、その作動機構については後記す
る。遮断弁体7の後端面75にはプッシュロッド76が
突設されている。該ロッドの長さは、遮断弁体7がガス
出口キャップ9のテーパー状の弁座92と離間状態にあ
るとき、すなわち遮断弁が開にセットされているとき
に、ロッドの端部がガス出口91の出口端よりも僅かに
外側もしくは内側に位置する程度とするのが適当であ
る。
部においては溝にOリング74が装着されている。該O
リング74が上記の弁座92に圧接されたとき遮断弁が
閉じられる訳であるが、その作動機構については後記す
る。遮断弁体7の後端面75にはプッシュロッド76が
突設されている。該ロッドの長さは、遮断弁体7がガス
出口キャップ9のテーパー状の弁座92と離間状態にあ
るとき、すなわち遮断弁が開にセットされているとき
に、ロッドの端部がガス出口91の出口端よりも僅かに
外側もしくは内側に位置する程度とするのが適当であ
る。
【0016】ケース本体1と螺合するガス出口キャップ
9のねじ93の先端側は割り筒部94に形成され、該割
り筒部の先端が中間部材6のフランジ67を押圧し、該
フランジ67と本体ケース1のポケット部内面15との
間に例えばふっ素樹脂よりなるパッキング51、51を
介して円筒状の消炎素子5を狭着支持している。同時に
中間部材6もそのフランジ67が消炎素子5と割り筒部
94の先端との間に狭着されて固定される。上記の消炎
素子5はガスを通過させうるスポンジ状の焼結金属等よ
り成るものである。なお96はOリングである。
9のねじ93の先端側は割り筒部94に形成され、該割
り筒部の先端が中間部材6のフランジ67を押圧し、該
フランジ67と本体ケース1のポケット部内面15との
間に例えばふっ素樹脂よりなるパッキング51、51を
介して円筒状の消炎素子5を狭着支持している。同時に
中間部材6もそのフランジ67が消炎素子5と割り筒部
94の先端との間に狭着されて固定される。上記の消炎
素子5はガスを通過させうるスポンジ状の焼結金属等よ
り成るものである。なお96はOリングである。
【0017】ガス入口11より導入されたガスは、前記
した通り、アダプター2の内部、逆止弁体3のスリーブ
部31の透孔32を通って消炎素子5の内部の空間に至
る。次いでガスは消炎素子5を通過してその外部へ抜
け、割り筒部94の割り部を通ってガス出口キャップ9
の内面と中間部材6の外面との間を通り、遮断弁体7と
ガス出口キャップ9との間の空間を経てガス出口91よ
り、ねじ95に結合されたホース(図示せず)へ流れ去
る。これが正常な状態におけるガスの流れであり、その
状態は図1の上半部に示されている通りである。
した通り、アダプター2の内部、逆止弁体3のスリーブ
部31の透孔32を通って消炎素子5の内部の空間に至
る。次いでガスは消炎素子5を通過してその外部へ抜
け、割り筒部94の割り部を通ってガス出口キャップ9
の内面と中間部材6の外面との間を通り、遮断弁体7と
ガス出口キャップ9との間の空間を経てガス出口91よ
り、ねじ95に結合されたホース(図示せず)へ流れ去
る。これが正常な状態におけるガスの流れであり、その
状態は図1の上半部に示されている通りである。
【0018】ガス溶接、溶断設備等において逆火が発生
したときは、その火炎よりも先に圧力膨張による衝撃波
がガス出口91に伝播し、遮断弁体7を図の左方に強く
押圧し、スプリング8の力に抗して遮断弁体を左方に移
動させる。その結果、ストッパーピンは凹部71に隣接
するテーパー部72によりスプリングワッシャー65に
抗して外方に押し上げられて遮断弁体7との係合が解除
され、最初の衝撃波の消滅乃至は弱化と同時に遮断弁体
はスプリング8により図の右方に押圧されてその後端部
のOリング74がガス出口キャップ9の内面のテーパー
状の弁座92に圧接されてガスの流通を遮断する。遮断
弁が閉じる以前に火炎が侵入しても、消炎素子がその金
属細隙により炎の熱を奪い消炎する。
したときは、その火炎よりも先に圧力膨張による衝撃波
がガス出口91に伝播し、遮断弁体7を図の左方に強く
押圧し、スプリング8の力に抗して遮断弁体を左方に移
動させる。その結果、ストッパーピンは凹部71に隣接
するテーパー部72によりスプリングワッシャー65に
抗して外方に押し上げられて遮断弁体7との係合が解除
され、最初の衝撃波の消滅乃至は弱化と同時に遮断弁体
はスプリング8により図の右方に押圧されてその後端部
のOリング74がガス出口キャップ9の内面のテーパー
状の弁座92に圧接されてガスの流通を遮断する。遮断
弁が閉じる以前に火炎が侵入しても、消炎素子がその金
属細隙により炎の熱を奪い消炎する。
【0019】また、逆火、異常燃焼等により装置内に逆
流が侵入してきたときは、前記の入口側の逆止弁におい
てもガスの逆流圧力が逆止弁体3の後背面に作用しスプ
リング4の作用と相俟って逆止弁体を図の左方に押圧し
て瞬時にガスの逆流を遮断し、逆流してきた酸素がアセ
チレンガスと混合し爆発性の混合ガスが発生するような
危険を防止する。図1の下半部は上記したようにガス出
口側の遮断弁及びガス入口側の逆止弁がともに閉成され
ている状態を示している。
流が侵入してきたときは、前記の入口側の逆止弁におい
てもガスの逆流圧力が逆止弁体3の後背面に作用しスプ
リング4の作用と相俟って逆止弁体を図の左方に押圧し
て瞬時にガスの逆流を遮断し、逆流してきた酸素がアセ
チレンガスと混合し爆発性の混合ガスが発生するような
危険を防止する。図1の下半部は上記したようにガス出
口側の遮断弁及びガス入口側の逆止弁がともに閉成され
ている状態を示している。
【0020】逆火がおさまったのち異常がなければ、ガ
ス出口キャップ9のガス出口91から外に突出している
プッシュロッド76を押して遮断弁体7をスプリング8
に抗して図の左方へ移動させスプリングワッシャー65
により軸心方向に押圧されているストッパーピン64を
凹部71に係合させることにより、遮断弁体7をストッ
パーピン64により係止し、リセットすることができ
る。すなわちガス出口側の遮断弁のリセットをプッシュ
ロッド76の押圧により簡単に行うことができ、付属の
専用押圧具等の格別な押圧具を用いる必要がない。
ス出口キャップ9のガス出口91から外に突出している
プッシュロッド76を押して遮断弁体7をスプリング8
に抗して図の左方へ移動させスプリングワッシャー65
により軸心方向に押圧されているストッパーピン64を
凹部71に係合させることにより、遮断弁体7をストッ
パーピン64により係止し、リセットすることができ
る。すなわちガス出口側の遮断弁のリセットをプッシュ
ロッド76の押圧により簡単に行うことができ、付属の
専用押圧具等の格別な押圧具を用いる必要がない。
【0021】
【考案の効果】本考案の逆火防止装置は、上記説明した
通り、その構造、殊にストッパーによる遮断弁体の係止
を解除する手段の構造がきわめて簡単であり、また部品
数もきわめて少数で済む。従って製作コストが低廉であ
る。また、遮断弁のリセットはガス出口から外側に突出
しているプッシュロッドを押圧するだけで容易に行うこ
とができ、付属品として専用の押圧具を付置しておく必
要がない。従ってその紛失の不都合を生じることもな
く、紛失したときにドライバー等で弁体を押圧して傷つ
けるような不都合を生じることもない。
通り、その構造、殊にストッパーによる遮断弁体の係止
を解除する手段の構造がきわめて簡単であり、また部品
数もきわめて少数で済む。従って製作コストが低廉であ
る。また、遮断弁のリセットはガス出口から外側に突出
しているプッシュロッドを押圧するだけで容易に行うこ
とができ、付属品として専用の押圧具を付置しておく必
要がない。従ってその紛失の不都合を生じることもな
く、紛失したときにドライバー等で弁体を押圧して傷つ
けるような不都合を生じることもない。
【図1】本考案による逆火防止装置を具備した、ガス体
の逆流、逆火防止装置の縦断面図である。
の逆流、逆火防止装置の縦断面図である。
3 逆止弁体 4 スプリング 5 消炎素子 6 中間部材 64 ストッパーピン 65 スプリングワッシャー 7 遮断弁体 71 凹部 72 テーパー部 76 プッシュロッド 8 スプリング 9 ガス出口キャップ 92 弁座
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 桝屋 眞暢 東大阪市新喜多99−1 有限会社孝安総 合技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−41708(JP,A) 実開 昭55−135864(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23D 14/82 F16K 17/34
Claims (1)
- 【請求項1】 ガス出口側の弁座に当接、離間するよう
にガス出口側に向かって前進後退させられる遮断弁体
が、軸心に向かって押圧されているストッパーピンが係
合する凹部と、該凹部よりもガス出口側に隣接して位置
しかつ上記遮断弁体がガス出口側から後退させられると
きにストッパーピンを押し上げて上記凹部から離脱させ
るテーパー部とを外面に備え、ストッパーピンが上記凹
部より離脱したときに遮断弁体を上記のガス出口側の弁
座に圧接するように前進させる押圧手段を設けるととも
に、上記遮断弁体のガス出口側後端には、遮断弁体をガ
ス出口側から後退させストッパーピンを上記凹部に再係
合させるように押圧できるプッシュロッドを、装置の出
口開口部から突出可能に設けたことを特徴とする逆火防
止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992090356U JP2586278Y2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 逆火防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992090356U JP2586278Y2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 逆火防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655012U JPH0655012U (ja) | 1994-07-26 |
JP2586278Y2 true JP2586278Y2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=13996260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992090356U Expired - Lifetime JP2586278Y2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 逆火防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586278Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230130247A (ko) * | 2022-03-03 | 2023-09-12 | 주식회사 대광 | 역화방지기 부착형 절단기 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5422505B2 (ja) * | 2010-07-05 | 2014-02-19 | 株式会社三輝 | 乾式安全器 |
KR200467948Y1 (ko) * | 2012-02-27 | 2013-07-12 | 킴스엔지니어링 주식회사 | 역화방지기용 소염소자모듈 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55135864U (ja) * | 1979-03-22 | 1980-09-27 | ||
JPS5941708A (ja) * | 1982-09-01 | 1984-03-08 | Takayasu Sangyo:Kk | ガス体の逆流、逆火遮断装置 |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP1992090356U patent/JP2586278Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230130247A (ko) * | 2022-03-03 | 2023-09-12 | 주식회사 대광 | 역화방지기 부착형 절단기 |
KR102628002B1 (ko) * | 2022-03-03 | 2024-01-23 | 주식회사 대광 | 역화방지기 부착형 절단기 |
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JPH0655012U (ja) | 1994-07-26 |
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