JP2586051Y2 - 車両用ターンシグナルスイッチの構造 - Google Patents

車両用ターンシグナルスイッチの構造

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JP2586051Y2
JP2586051Y2 JP2091293U JP2091293U JP2586051Y2 JP 2586051 Y2 JP2586051 Y2 JP 2586051Y2 JP 2091293 U JP2091293 U JP 2091293U JP 2091293 U JP2091293 U JP 2091293U JP 2586051 Y2 JP2586051 Y2 JP 2586051Y2
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JP
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健司 奥原
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ナイルス部品株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、必要に応じて舵角セン
サをベースに着脱自在とした車両用ターンシグナルスイ
ッチの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種の技術としては、例え
ば、実開昭59−154666号公報に開示された技術
がある。該技術は、ターンシグナルスイッチのキャンセ
ルカムと、舵角センサボードを一体形成した回転体を、
ターンシグナルスイッチのベースに、上方から回転自在
に挿装している。センサボードは、ベースのほぼ中心に
配置している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前述した従来のターン
シグナルスイッチは、舵角センサのセンサーボードを上
方からベースのほぼ中心に挿入配置している。該ターン
シグナルスイッチのベースは、前記舵角センサのセンサ
ーボードがスペースを取るため、該センサーボードの周
囲に設置するターンシグナルスイッチユニットの設置位
置がステアリングシャフトの貫通孔から外側に離れた位
置になる。このため、ベースは大きくなり、ターンシグ
ナルスイッチ全体が大型化するという問題がある。
【0004】また、ターンシグナルスイッチは、自動車
の必需品であるが、舵角センサは、搭載する自動車によ
り不要な場合がある。この場合、ターンシグナルスイッ
チには、舵角センサが不要であり、そして、キャンセル
カムにはセンサーボードも不要となる。このため、従
来、舵角センサが不要な自動車に搭載するターンシグナ
ルスイッチは、前述したセンサボードと一体のキャンセ
ルカムを、センサーボードなしのキャンセルカムに交換
して使用しなければならない。または、ターンシグナル
スイッチを舵角センサを有しない全く別のターンシグナ
ルスイッチに交換しなければならず、部品点数が増大す
るという問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る車両用ター
ンシグナルスイッチの構造は、前述した従来技術の課題
を解消すべく考案されたものであり、ステアリングハン
ドルと同一方向に回転し、方向指示灯の作動を自動的に
OFF状態に復帰させるためのキャンセルカムを備えた
車両用ターンシグナルスイッチにおいて、ステアリング
シャフトを挿通する貫通孔の内壁に、スプリング受けを
形成したベースと、前記ベースの上方から前記貫通孔内
に挿入配置し、かつスプリング受けの下端に回動自在に
係止する係止片を有する前記キャンセルカムと、前記キ
ャンセルカムと前記ベースの間に介在したスプリング
と、前記ベースの下方から前記貫通孔内に挿入配置し、
かつスプリング受けの上端に回動自在に係止する突片を
有する舵角センサの回転体とを配備することで、必要に
応じて舵角センサをベースに着脱自在とした車両用ター
ンシグナルスイッチを提供するものである。
【0006】
【実施例】以下、添付図面に基づき本考案に係る車両用
ターンシグナルスイッチの構造の一実施例を詳述する。
【0007】1は、ベースであり、ターンシグナル・ラ
イトスイッチユニット2と、ワイパウオッシャスイッチ
ユニット3と、舵角センサ5の検出部6を側面に装着し
ている。該ベース1は、中央に貫通孔1aを穿設し、該
貫通孔1aには、キャンセルカム4、舵角センサの回転
体7、及びスプリング8を挿装している。1bは、スプ
リング8のスプリング受けであり、貫通孔1aの内中央
に周設した断面L字形の突起である。前記ベース1は、
ステアリングコラム(図示せず)上にねじ止めする。
【0008】ターンシグナル・ライトスイッチユニット
2は、方向指示灯と前照灯の制御を操作レバー2aで操
作して行なう装置である。ワイパウオッシャスイッチユ
ニット3は、ワイパとウオッシャの制御を操作レバー3
aで操作して行なう装置である。
【0009】キャンセルカム4は、ベース1の貫通孔1
内に、スプリング8を介して回転自在に挿装した略円筒
状の部材である。該キャンセルカム4は、上面に突部4
a、下部に係止片4b、側面周部にキャンセルピン4c
を形成している。突部4aは、ステアリングハンドル
(図示せず)の下面の孔(図示せず)に嵌合して、キャ
ンセルカム4をステアリングハンドルと同一方向に回転
させるための連結部分である。係止片4bは、円環状に
複数個間欠的に配設した爪付きの弾性突出片である。各
係止片4bの相互間には、突片7bが挿嵌する切欠部4
dを有する。係止片4bは、貫通孔1aの内壁に形成し
たスプリング受け1bの下端に係止して、キャンセルカ
ム4を回動自在にベース1に取付ける。4cは、ラチェ
ット(図示せず)に衝当してターンシグナル・ライトス
イッチユニット2をOFF位置に自動復帰させるキャン
セルピンである。
【0010】舵角センサ5は、検出部6と、舵角センサ
の回転体7とから成る。該舵角センサ5は、ステアリン
グハンドルの回転角度、及び回転方向を検出するセンサ
である。検出部6は、発光素子6aと受光素子6b等を
有して成り、ベース1の側面に挿入し、ねじ止めする。
該検出部6は、発光素子6aと受光素子6bの間に介在
したセンサボード部7aの回転を検出するものである。
舵角センサの回転体7は、下端にセンサボード部7a、
上端に突片7bを有する。該舵角センサの回転体7は、
ベース1の下方から貫通孔1aに、回動自在に挿装す
る。センサボード部7aは、検出部6の発光素子6aか
らの光を受光素子6bに伝達するための孔7cを穿設し
ている。突片7bは、係止片4bと略同一の円環状に複
数個配設すると共に、該係止片4bの切欠部4dに挿入
配置する。各突片7bの間には、係止片4bが挿嵌する
空所7dを有する。突片7bは、舵角センサの回転体7
を貫通孔1aに挿入配置することで、キャンセルカム4
の切欠部4dに挿嵌すると共に、先端がスプリング受け
1bの上端に係止する。
【0011】スプリング8は、キャンセルカム4を上方
に付勢し、突部4aがステアリングハンドルの孔から離
脱することを防止するコイルスプリングである。該スプ
リング8は、貫通孔1aに挿入し、下端がスプリング受
け1bに圧接し、上端がキャンセルピン4cの下面に圧
接している。9は、舵角センサの回転体7を覆うカバー
であり、ベース1の下面に、ねじ止めする。
【0012】本考案に係る車両用ターンシグナルスイッ
チの構造は、以上のような構成であり、次にその作用を
組付け手順と共に詳述する。
【0013】各構成部品を組付ける場合は、まず、キャ
ンセルカム4の係止片4bに、スプリング8を挿入す
る。該キャンセルカム4をベース1の上面から貫通孔1
aに挿入し、係止片4bをスプリング受け1bに回動自
在に係止する。スプリング8は、貫通孔1a内に配備さ
れ、下端がスプリング受け1bに圧接し、上端がキャン
セルピン4cの下面に圧接して、キャンセルカム4を上
方に弾圧する。
【0014】舵角センサの回転体7をベース1の下面か
ら貫通孔1aに挿入し、各突片7bを各切欠部4dに挿
入すると共に、該突片7bの先端をスプリング受け1b
の上端に係止する。これにより、舵角センサの回転体7
は、キャンセルカム4と共に回転する。該舵角センサの
回転体7は、センサボード部7aを下端に設置してい
る。センサーボード部7aは、ベース1の下側表面の近
傍に挿入配置できるので、ターンシグナル・ライトスイ
ッチユニット2、及びワイパウオッシャスイッチユニッ
ト3をベース1aの中央の貫通孔1aの近隣に寄せて設
置することができ、ベース1を小型化できる。
【0015】次にターンシグナル・ライトスイッチユニ
ット2、ワイパウオッシャスイッチユニット3、及び舵
角センサ5の検出部6をベース1にねじ止めする。カバ
ー9をベース1の下面にねじ止めする。
【0016】そして、ステアリングシャフト10が回転
すると、該ステアリングシャフト10と、キャンセルカ
ム4と、舵角センサの回転体7が同一方向に回転する。
【0017】舵角センサ5は、例えば、4WS車等に搭
載して利用するセンサであり、それ以外の車種の自動車
には不要である。舵角センサ5が不要な場合、ターンシ
グナルスイッチは、ベース1から舵角センサ5の検出部
6と、舵角センサの回転体7を離脱することにより、舵
角センサ5が不要な自動車に低コストで提供することが
できる。すなわち、キャンセルカム4、及びスプリング
8は、該キャンセルカム4に係合した舵角センサの回転
体7の有無に関係なく、ステアリングシャフト10と同
一方向に回転し、機能を果す。
【0018】
【考案の効果】本考案に係る車両用ターンシグナルスイ
ッチの構造は、キャンセルカムをベースの上方から貫通
孔内に挿入配置し、かつ舵角センサの回転体をベースの
下方から貫通孔内に挿入配置したので、舵角センサがタ
ーンシグナルスイッチのベースに着脱自在となり、装
着、組立のコストを低減することができる。また、舵角
センサ回転体のセンサボード部は、ベースの下面の近傍
に設置することができるので、ターンシグナル・ライト
スイッチユニット、及びワイパウオッシャスイッチユニ
ットをベースの貫通孔の近隣に設置でき、ベースを小型
化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分解斜視図である。
【図2】平面図である。
【図3】カバーを離脱したときの状態を示す底面図であ
る。
【図4】図2の矢視A−A線方向拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ベース 1a 貫通孔 1b スプリング受け 4 キャンセルカム 4b 係止片 5 舵角センサ 6 検出部 7 舵角センサの回転体 7a センサボード部 7b 突片
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60Q 1/42 G01B 21/22 G01P 13/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングハンドルと同一方向に回転
    し、方向指示灯の作動を自動的にOFF状態に復帰させ
    るためのキャンセルカムを備えた車両用ターンシグナル
    スイッチにおいて、 ステアリングシャフトを挿通する貫通孔の内壁に、スプ
    リング受けを形成したベースと、 前記ベースの上方から前記貫通孔内に挿入配置し、かつ
    スプリング受けの下端に回動自在に係止する係止片を有
    する前記キャンセルカムと、 前記キャンセルカムと前記ベースの間に介在したスプリ
    ングと、 前記ベースの下方から前記貫通孔内に挿入配置し、かつ
    スプリング受けの上端に回動自在に係止する突片を有す
    る舵角センサの回転体と、 を具備したことを特徴とする車両用ターンシグナルスイ
    ッチの構造。
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