JP2585923B2 - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2585923B2
JP2585923B2 JP4184093A JP18409392A JP2585923B2 JP 2585923 B2 JP2585923 B2 JP 2585923B2 JP 4184093 A JP4184093 A JP 4184093A JP 18409392 A JP18409392 A JP 18409392A JP 2585923 B2 JP2585923 B2 JP 2585923B2
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  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、糸付き値札等に使用
する一方の側縁付近に糸が付けられてロール状に巻かれ
た糸付きタグロールを一端側から引き出して印字面に印
字するサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような糸付きのタグに印字可
能なサーマルプリンタとして、例えば図21及び図22
に示すようなものがある。これを簡単に説明すると、図
21に示す支持軸1に回転自在にカラー2を嵌入させ、
そのカラー2に奥側ロール押え板3の中心部の両面にそ
れぞれ固定したロールホルダ4とボス5の各中心孔をそ
れぞれ嵌入させ、そのボス5をネジ6によってカラー2
に固定することにより、奥側ロール押え板3のカラー2
に対する軸線方向(図21で左右方向)の位置を決めて
いる。
【0003】そして、そのロールホルダ4に、糸付き値
札等に使用する一方の側縁付近に多数の糸9が付けられ
ているタグ10をコア8にロール状に巻き付けることに
よって形成したタグロール7を図示のように嵌入させ、
そのタグロール7の糸9側にもう1枚の手前側ロール押
え板11を、中心部に形成した孔11aをカラー2に挿
入させることによって取付け、その手前側ロール押え板
11により糸9を介してタグロール7全体を押すことに
よって、タグロール7の背面7aを奥側ロール押え板3
に押し付け、その状態で手前側ロール押え板11と一体
に固定されているボス12をネジ13で締め付けてカラ
ー2に固定している。
【0004】したがって、タグロール7は前後2枚のロ
ール押え板11と3に挾まれた状態で、巻きが崩れるこ
となしにロールホルダ4,カラー2等と一体で支持軸1
に対して回転する。そして、このように保持したタグロ
ール7のタグ10を、図22に示すように一端側から順
次引き出してサーマルヘッド21とプラテン22の間で
挾持しながら矢示A方向に搬送していく。
【0005】その搬送過程においてタグ10は、ペーパ
ガイドローラ14に沿って矢示A方向に案内され、糸払
いブラシ15によって糸9がタグ10の印字面10a上
から払われてタグ10の外側に垂れ下がる。
【0006】その垂れ下がったタグ10の糸9は、タグ
の紙幅方向の搬送位置を決めるペーパガイド17,18
の位置に達すると、その間に挾まれることによって再び
印字面10aの隅の部分に乗り上げられる。そして、そ
の状態でタグ10が、インクリボン19を介してサーマ
ルヘッド21とプラテン22との間に挾持されて、印字
部で印字面10aに所定の印字が行われる。なお、ペー
パガイド17,18は、ペーパガイド17側が固定であ
り、ペーパガイド18側が紙幅方向に移動調整可能な可
動側のペーパガイドになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のサーマルプリンタは、タグに取り付けられて
いる糸を糸払いブラシによってタグの印字面上から払い
落としても、その糸はタグの幅方向の位置を規制するた
めのペーパガイドによってタグの両側縁がガイドされる
際にそれが再び印字面上に乗り上げられるため、印字の
際にその糸がサーマルヘッドとプラテンとの間に挾まり
易く、印字不良を招きやすかった。
【0008】また、糸払いブラシは、タグロール保持装
置に近接した位置にのみ配設されているため、例えばタ
グの糸が絹糸のように跳ね上がりやすい性質を持った糸
である場合には、その糸が糸払いブラシによって印字面
上から払い落とされても、それがサーマルヘッドとプラ
テンとの間に到達するまでの間に再び印字面上に乗り上
げてしまうことがあり、それが印字位置まで乗り上げて
しまった場合には印字不良になってしまうということが
あった。
【0009】さらに、従来のサーマルプリンタでは、一
対のペーパガイドによってタグの両側縁を挾んで搬送さ
れるタグの幅方向の位置を規制する構成であったため、
その一対のペーパガイド間をきつめに設定するとタグの
両側縁が強く押し付けられることによってタグや糸が損
傷しやすく、また緩めにするとタグがいずれかの側のペ
ーパガイドに偏って搬送されるようになるため、タグに
対する印字位置がずれ易いという問題点があった。
【0010】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、糸付きタグロールから引き出したタグの糸
の部分がサーマルヘッドとプラテンとの間に達するまで
に搬送経路上の部品に引っ掛かったり、タグ上の印字位
置に乗り上げたりして印字不良を招かないようにするこ
とを目的とする。また、タグロールから引き出した糸付
きタグを正確な位置に規制して印字位置にずれが生じな
いようにすると共に、タグや糸の部分が傷つかないよう
にすることも目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、上述したようなサーマルプリンタにお
いて、タグロールから引き出された糸付きタグ上の糸を
払い落す糸払い手段と、その糸払い手段よりもタグの搬
送方向下流側に配設され、上記タグの糸が付けられた側
と反対側の側縁を当接させてガイドするガイド部材をタ
グの搬送方向に対して直交する方向に可動及び位置決め
自在に備えたタグガイド手段とを設け、糸払い手段によ
って払い落された糸がそのままの状態でタグがプラテン
とサーマルヘッドとの挾持部まで搬送されるようにした
ものである。
【0012】また、タグガイド手段を、上記ガイド部材
と、タグに糸が付いていない側の側縁をガイド部材に当
接させる方向への搬送力を付与するガイドローラとによ
って構成するとよい。そして、そのガイドローラをタグ
搬送面から離して待避させる手段を設けると効果的であ
る。さらに、上記タグガイド手段とプラテンとサーマル
ヘッドとの挾持部との間のタグ搬送経路上に、糸付きタ
グ上の糸を払い落す第2の糸払い手段を設けるとよい。
そして、その第2の糸払い手段をタグ搬送面から離して
待避させる手段を設けると効果的である。
【0013】
【作用】このように構成したサーマルプリンタによれ
ば、タグは糸が付けられた側と反対側の側縁のみがタグ
ガイド手段のガイド部材に当接してガイドされるので、
糸払い手段によりタグ上から払い落された糸はガイド部
材に接することなしに、そのままの状態でプラテンとサ
ーマルヘッドとの挾持部まで搬送される。したがって、
その糸が搬送経路上の部品に引っ掛かったり、タグ上の
印字位置に乗り上げたりして印字不良になるのを防止で
きる。
【0014】また、タグガイド手段を、上記ガイド部材
と、タグに糸が付いていない側の側縁をガイド部材に当
接させる方向への搬送力を付与するガイドローラとによ
って構成すれば、搬送経路上を搬送されるタグはガイド
ローラによってガイド部材に押し付けられながら搬送さ
れるようになるので、タグロールから引き出された糸付
きタグをより正確な位置に規制して印字位置にずれが生
じないようにすると共にタグや糸の部分の傷付きを防止
できる。
【0015】そして、そのガイドローラをタグ搬送面か
ら離して待避させる手段を設ければ、タグをセットする
際にガイドローラを一時的に待避させることができるの
で、タグのセットが容易になる。さらに、タグガイド手
段とプラテンとサーマルヘッドとの挾持部との間のタグ
搬送経路上に第2の糸払い手段を設ければ、一度タグ上
から払い落とされた糸が搬送過程で再びタグ上に乗り上
げた場合でも、それを再びタグ上から払い落とすことが
できる。
【0016】そして、その第2の糸払い手段をタグ搬送
面から離して待避させる手段を設ければ、タグをセット
する際に第2の糸払い手段を一時的に待避させることが
できるので、タグのセットが容易になる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明によるサーマルプリン
タの全体構成を示す正面図、図2は同じくそのサーマル
プリンタのタグロール保持装置を示す側面から見た断面
図、図3はそのタグロール保持装置にセットされた糸付
きのタグロールを示す斜視図である。
【0018】このサーマルプリンタは、図1に示すよう
にタグロール保持装置20によって保持されて矢示B方
向に回転可能なタグロール7の一端側から糸付きのタグ
10(詳細は図3を参照)を順次引き出し、それをプラテ
ン22とライン型サーマルヘッド21で矢示A方向に挾
持搬送して、そのタグ10の印字面10aに供給リボン
25から巻取リボン26側に移動されるインクリボン1
9を使用して印字をする。
【0019】タグロール7は、図3に示すように糸付き
値札等に使用するために、両側縁に切欠き23を等間隔
に多数形成すると共に、その一方の側縁付近に糸9を付
けた糸付きタグ10を、図2に示すリング状のコア8の
外周に連続して巻いたものである。
【0020】図1に示すように、タグロール保持装置2
0とプラテン22との間の搬送経路上には、矢示方向に
回転可能なガイドローラ31及びタグ10の印字面10
a上の糸9を払い落す第1ブラシ32を備えた第1の糸
払い手段30を、その下流側にタグ10の有無を検知す
るタグエンドスイッチ33を、さらにその下流側にタグ
10の切欠き23(図3)を検知する切欠き検知センサ
34をそれぞれ設けている。
【0021】また、そのタグの搬送方向下流側に詳細な
説明は後述するが、タグ10の糸9が付けられた側と反
対側の側縁を当接させてガイドするガイド部材である紙
ガイド板58をタグの搬送方向に対して直交する方向に
可動及び位置決め自在に備えたタグガイド手段35を設
けると共に、その下流側に糸付きタグ上の糸9を払い落
とす第2の糸払い手段40を設けている。
【0022】タグロール保持装置20は、図2に示す本
体側のプリンタ側板36に図面で水平状態に一端をナッ
ト37で固定した支持軸38に、円板状(図3参照)の
奥側ロール押え板39の中心孔39aとその奥側ロール
押え板39の図2で右側の面の中心部に一体に固定した
ボス41のスライド孔41aとを矢示C方向にスライド
可能に嵌入させ、そのボス41に径方向に形成したネジ
孔にツマミネジ42を螺着することによってそれらを支
持軸38に固定し、奥側ロール押え板39の支持軸38
に対する軸線方向の位置決めをしている。
【0023】また、プリンタ側板36の支持軸38を固
定した位置よりも上方に、受け軸43,43(図1も参
照)を同一の高さに間隔を置いてナット37でそれぞれ
固定し、その各先端側にカラー44を回転自在に嵌入さ
せ、そのカラー44の長手方向の両端にずれ防止用のE
リング45,45を受け軸43に形成した溝に係合させ
て、カラー44が受け軸43の軸線方向にずれないよう
にしている。
【0024】そして、そのカラー44の外径よりも若干
大きな径の孔39bを2個のカラー44,44に対応さ
せて奥側ロール押え板39にそれぞれ形成し、カラー4
4が若干の隙間をもって孔39b内を貫通して、その先
端側が奥側ロール押え板39の図2で左方側の面よりも
突出するようにしている。
【0025】支持軸38には、さらに奥側ロール押え板
39に対応して円板形状に形成した手前側ロール押え板
46が、その内面側に一体に固着したロールホルダ47
を介して回転自在に嵌入し、その手前側ロール押え板4
6の中心部外側にはツマミ48がロールホルダ47を貫
通するネジ49によって一体に固定されており、それに
よって手前側ロール押え板46とロールホルダ47とツ
マミ48とが一体になっている。
【0026】したがって、ロールホルダ47は、糸付き
タグ10の糸9側に面する手前側ロール押え板46と一
体の状態で、その外周部分にタグロール7のコア8の中
心孔8aを嵌入させることによってタグロール7全体を
保持することができる。
【0027】手前側ロール押え板46と一体のツマミ4
8には、外周から中心孔48aまで達する貫通孔48b
が径方向に形成されていて、その中にスプリング51の
下端に硬球52を固定して常にその硬球52を中心孔4
8a側(図2で下方)に押圧付勢するようにしたプラン
ジャ50を設けて、ツマミ48を手前側ロール押え板4
6と共に中心孔48aを支持軸38に嵌入させて図2に
示す所定のセット位置まで挿入したときに、プランジャ
50の硬球52が支持軸38の先端側に等間隔で複数形
成している溝形状をV字状とするリング溝53の対応す
る溝に係合して、手前側ロール押え板46の位置が決ま
るようにしている。
【0028】また、この実施例では、図3に示すように
タグ10の糸9側に面する手前側ロール押え板46に、
糸付きタグ10の糸9をその手前側ロール押え板46の
外側に自由に出す糸逃げ用の大きな窓54を3個形成し
ている。このタグロール保持装置20にタグロール7を
セットする際には、まず最初に図4に示すように手前側
ロール押え板46をツマミ48が下側になるように水平
状態に置いて、その上にタグロール7を糸9が下側にな
って垂れ下がるような姿勢にして、コア8の内周面8a
を手前側ロール押え板46に固着されているロールホル
ダ47に嵌入させてセットする。
【0029】この際に、手前側ロール押え板46には、
図3で説明したように3個の大きな窓54が形成されて
いるので、タグロール7は糸9の部分がその各窓54か
ら手前側ロール押え板46の外側(図4で下側)に突出
する。
【0030】次に、そのタグロール7をセットした手前
側ロール押え板46を垂直に起し、ツマミ48を持って
中心孔48aを図2に示すように支持軸38に挿入し、
そのタグロール7の奥側の背面7aが奥側ロール押え板
39に当接するまで押し込む。この状態において、手前
側ロール押え板46と一体のツマミ48に設けられてい
るプランジャ50の硬球52が、支持軸38の先端側に
形成されているリング溝53に係合するため手前側ロー
ル押え板46の位置が決まって、タグロール7のタグロ
ール保持装置20への装着が完了する。
【0031】このタグロール保持装置20によれば、タ
グロール7を保持するロールホルダ47を糸付きタグ1
0の糸9側に面する手前側ロール押え板46に一体に固
定しているので、本体側からその手前側ロール押え板4
6のみを取外して本体側にもう一方の奥側ロール押え板
39を残した状態で上記のようにタグロール7をセット
しても、手前側ロール押え板46とロールホルダ47と
は一体に形成されているためその間に糸9が挾まれるよ
うなことがないので、糸9同士あるいは糸9とタグ10
の切欠き23(図3)とが絡んだり引っ掛かったりする
ようなことがないのでタグ10をスムーズに引き出すこ
とができる。
【0032】さらに、糸9側に面する手前側ロール押え
板46には、3個の大きな窓54を形成しているので、
タグ10はセット状態において糸9がその窓54から図
3に示すように手前側ロール押え板46の外側に突出し
て自由状態になるので、糸9が手前側ロール押え板46
によって押え付けられるようなことがないので、よりス
ムーズに引き出すことができる。
【0033】なお、タグロール7は、コア8の内周面8
aの部分がロールホルダ47の外周部分に嵌入すること
によって保持される他に、図1に示すように2本の受け
軸43,43の外側に回転自在にそれぞれ嵌入させてい
るカラー44,44によってもコア8の上側の内周面8
aの部分が載置されることによって保持されるので、例
えば図2においてタグ10の幅Wがロールホルダ47の
幅W1 に比べて著しく広い場合であっても、その幅Wの
タグ10を巻いているコア(幅Wに対応する幅)の内周
面8aがカラー44,44上に載置されることによっ
て、タグロール7全体のセット位置が不都合を生じるほ
ど傾くことがない。
【0034】図1に示す第1の糸払い手段30は、プリ
ンタ側板36(図2)に垂直に取り付けたガイド軸56
に回転可能に支持したガイドローラ31と、その搬送下
流側に図5に示すように矢示Aの搬送方向に直交するタ
グ10の紙幅方向に長く配設され、保持部57によって
固定保持された第1ブラシ32とによって構成されてい
る。
【0035】そして、その第1ブラシ32の先端の位置
を、図1に示すようにタグロール7から引き出されたタ
グ10の印字面10aがガイドローラ31の下部に接す
る位置と、そのタグ10の先端側がサーマルヘッド21
とプラテン22とによって挾持される位置とを直線で結
んだ搬送ライン上に接するようにしている。
【0036】この第1の糸払い手段30には、タグロー
ル7から引き出されたタグ10が、図6の(a)に示す
ように糸9が印字面10a上に乗った状態で達しても、
その印字面10a上の糸9は第1ブラシ32を通過する
際に図6の(b)に示すように払われるため、それが第
1ブラシ32を通過した後は図6の(c)に示すように
タグ10の外側に垂れ落ちる。
【0037】次に、図7及び図8を参照してタグガイド
手段35と第2の糸払い手段40について詳しく説明す
る。タグガイド手段35は、図7に示すように紙ガイド
板58と、タグに糸が付いていない側の奥端面(側縁)を
紙ガイド板58に当接させる方向への搬送力を付与する
ガイドローラである紙押えローラ67等によって構成さ
れ、その紙ガイド板58はL字状に折り曲げて紙受け部
58aを形成し、その紙受け部58aの裏面に、2本の
ガイドピン59,59を間隔を置いて固設し、そのガイ
ドピン59,59をベース61にタグの搬送方向に直交
する紙幅方向に形成したガイド溝61aに移動可能に嵌
入させている。
【0038】そして、そのガイドピン59,59に、両
側の上面に保持スライドシート63,63をそれぞれ貼
着した押え板62の中央に形成したガイド孔62aを嵌
入させると共に、その押え板62の下側に突出した部分
にさらにガイド孔62aの溝幅よりも大きな径の押えス
プリング64をそれぞれ挿入し、その下端にEリング6
5を各ガイドピン59の下端部に形成している環状溝内
に嵌入させることにより取付け、保持スライドシート6
3がベース61の下面にスプリング64の付勢力によっ
て押し付けられて紙ガイド板58が所定の保持力で保持
されると共に、それがガイド溝61aに沿って移動でき
るようにしている。
【0039】紙ガイド板58にはコ字状の軸ガイド板6
6が一体に固定されており、その一方の側面66aに逆
L字状のガイド孔66bを形成し、そのガイド孔66b
に対応させて紙ガイド板58側の側面にガイド孔(図7
では見えない)を形成し、そのガイド孔間に紙押えロー
ラ67に回転自在に嵌入したガイド軸68を嵌入させて
いる。
【0040】そのガイド軸68は、紙押えローラ67を
上部と両側面を囲むようにしたコ字状のホルダ69によ
って支持されており、そのホルダ69の上面とその面に
対応する軸ガイド板66の内面との間には圧縮スプリン
グ71が設けられている。したがって、紙押えローラ6
7はその圧縮スプリング71の付勢力によって、ホルダ
69を介して紙ガイド板58の紙受け部58aに所定の
加圧力で圧接され、その間にタグ10(図3参照)を挾
むことができるようになっている。
【0041】また、ガイド軸68の一方を支持する軸ガ
イド板66のガイド孔66bは、前述したように逆L字
状にしてある。そこで、紙押えローラ67を使用位置に
する際には、そのガイド軸68を図7に示すガイド孔6
6bの下端位置にする。そうすることによって、紙押え
ローラ67と紙受け部58aとの間にタグ10を挾むこ
とができる。
【0042】これに対し、紙押えローラ67と紙受け部
58aとの間にタグ10をセットする際には、ガイド軸
68をガイド孔66bの図7で上部右端の待避位置にす
る。そうすることによって、紙押えローラ67と紙受け
部58aとの間に隙間ができるのでその間にタグ10を
容易にセットすることができる。このように、この実施
例では、紙押えローラ67をタグ搬送面となる紙受け部
58aから離して待避させる手段を設けている。
【0043】また、ガイド軸68は、紙押えローラ67
と紙受け部58aとの間にタグ10を挾むことができる
上記の使用位置にしたときに、図8の(a)に示すよう
にタグ10の搬送方向に直交する線Lに対して角度θだ
け傾くように設定してある。
【0044】そのため、図9の(a)に示すように、タ
グ10がサーマルヘッド21とプラテン22(共に図1
を参照)によって矢示A方向に挾持搬送されると、角度
θだけ傾けた紙押えローラ67の作用により、タグ10
には奥端面10bを紙ガイド板58に押し付ける方向の
分力f2 が働くため、タグ10は矢示A方向に搬送され
ながらその分力f2 によって図9の(b)に示すように
紙ガイド板58側に押し付けられるようになる。
【0045】そして、紙ガイド板58のベース61(図
7)に対する保持力は、この分力f2 よりも大きくなる
ように図7で説明した押えスプリング64のバネ圧及び
保持スライドシート63の摩擦係数を設定してあるの
で、この分力f2 が作用しても紙ガイド板58は移動し
ないため、タグ10の奥端面10bを紙ガイド板58の
ガイド面58bに沿わせて位置規制することができる。
【0046】第2の糸払い手段40は、図8の(b)に
実線で示すタグ搬送面に接する糸払い位置とそこから離
れる待避位置(仮想線で示す位置)とに移動可能な第2
ブラシ72を備えており、その第2ブラシ72は図8の
(a)に示すようにタグ10の搬送方向に直交する紙幅
方向に長いブラシ保持ブラケット73にネジ止め固定さ
れていて、そのブラシ保持ブラケット73が第2ブラシ
軸74に固定されている。
【0047】その第2ブラシ軸74はプリンタ本体に回
転可能に取付けられていて、そのブラシ保持ブラケット
73と反対側の端部がプリンタ側板36を貫通して図8
の(a)で上側に突出し、その端部に位置決めブラケッ
ト75を一体に固定している。
【0048】そして、その位置決めブラケット75に引
っ張りスプリング76の一端を取り付けると共に、その
他端側をプリンタ側板36に固定ピン77を介して取付
け、その引っ張りスプリング76の付勢力によって位置
決めブラケット75が引っ張り付勢されるようにして、
その引っ張りスプリング76の付勢力と位置決めブラケ
ット75を当接させて位置規制をするプリンタ側板36
に固定されている図示しないストッパとによって、第2
ブラシ72を図8の(b)に実線で示す糸払い位置と仮
想線で示す待避位置とに移動できるようにしている。
【0049】したがって、タグ10をセットする際に
は、第2ブラシ72をタグ搬送面から離して待避させる
上記の引っ張りスプリング76等からなる手段によりそ
れを待避位置にすれば、そのブラシ先端とタグ10の印
字面10a(上面)との間には隙間ができるので、そこ
にタグ10を容易にセットすることができる。
【0050】その第2ブラシ72は、タグ10の糸9が
絹糸のように軽い場合に効果的に作用する。すなわち、
絹糸のように軽い糸の場合には、タグ10の印字面10
a上から第1ブラシ32(図1)によって一度払い落と
した糸9が再びその印字面10a上に跳ね上がってしま
うことが度々あるが、そのようなときに第2ブラシ72
がその糸9を再び印字面10a上から払い落すので、サ
ーマルヘッドとプラテンの挾持部に糸9が挾まるのを防
止することができる。
【0051】なお、このサーマルプリンタは、糸付きの
タグ10に印字をする場合には、タグ10の垂れ下がっ
た糸9が図8の(a)に示すようにベース61の手前壁
部61bよりも手前側(図で下側)に位置するように、
紙ガイド板58をセットすると共に、タグロール保持装
置20の奥側ロール押え板39(図2)をセットする。
【0052】このようにすることにより、第1ブラシ3
2によってタグ10の印字面10aから払い落とされた
糸9が、図10にも示すように手前壁部61bの外側に
垂れ下がった状態で、その手前壁部61bに沿って図1
に示すサーマルヘッド21とプラテン22との挾持部ま
で搬送される。
【0053】したがって、そのサーマルヘッド21とプ
ラテン22との間へ達するまでの間は糸9が垂れ下がっ
た状態のままであるため、その搬送過程において糸9が
タグエンドスイッチ33や切欠き検知センサ34に引っ
掛かったり、糸9がサーマルヘッド21の挾持部に挾ま
ってしまうのを確実に防止できるので、糸9が引っ掛か
ることによって生じる搬送不良や、タグ10の印字面1
0a上に糸9が乗った状態のまま印字した場合に生じる
印字不良を確実に防止できる。
【0054】プラテン22は、図10に示すように芯金
78とゴムローラ部79とによって構成されており、タ
グ10はそのゴムローラ部79とサーマルヘッド21と
の間にインクリボン19(図1参照)を介して挾まれ
る。
【0055】その際に、タグ10は糸9の部分がゴムロ
ーラ部79とサーマルヘッド21との間に挾まれないよ
うにするため、それをゴムローラ部79と芯金78との
間に段差Hが形成され、さらに軸線方向に長さをもった
段差部81の部分を通す必要がある。そのためには、タ
グ10の奥端面10b(図8も参照)のプラテン22の
ゴムローラ部79の端面からの距離L1 を常に一定に保
つと共に、タグ10の印字面10a上に糸9が乗らない
ようにしながらタグ10を搬送する必要がある。
【0056】そこで、この実施例では、この距離L1 を
常に一定に保つために図2で説明した奥側ロール押え板
39と図8で説明したタグガイド手段35が機能し、第
1の糸払い手段30と第2の糸払い手段40とが印字面
10a上に糸9が乗らないようにする。
【0057】図11は図1と異なる構成の第1の糸払い
手段を設けたサーマルプリンタの実施例を示す、図1と
同様な正面図、図12はその第1の糸払い手段をタグロ
ールと共に示す斜視図、図13はその第1の糸払い手段
の分解斜視図であり、図1と対応する部分には同一の符
号を付してある。
【0058】この実施例では、第1の糸払い手段90と
して、図11に示すようにタグロール7から引き出され
たタグ10を表と裏から摺接可能に挾む互いに対向する
一対の棒状部材で形成した糸払い部材91a,91bを
設けると共に、その一対の糸払い部材91a,91bを
図12に示すタグロール7のロール径Dの変化に追従し
てネジ94を支点として回転移動可能に保持し、その糸
払い部材91a,91bによりタグ10上の糸9を払い
落すようにしている。
【0059】その糸払い部材91a,91bは、後端側
が一体の棒状部材であり、その後端部分が取付板93に
取付けネジ92によって一体に固定されていて、その先
端側の一対の棒状部分がその間にタグ10を挾むことが
できる間隔で上下に平行に配置されている。
【0060】そして、その2本の糸払い部材91a,9
1bの形状を、図12に示す装置への装着状態におい
て、取付板93の固定部から手前側ロール押え板46方
向へ2本平行させて伸延した後、タグロール7から引き
出されたタグ10を側縁から斜めに横切るようにそれぞ
れ折り曲げて、さらにその先端部91c,91dをタグ
ロール7から離れる方向にもう一度折り曲げることによ
って、その先端部91c,91dにタグ10の印字面1
0a上に乗った糸9が引っ掛からないようにしている。
【0061】糸払い部材91a,91bを固定保持して
いる取付板93には、図13に示すように係合溝93a
が形成されていて、その係合溝93aがガイドローラ9
5を回転自在に図示しない固定部に取り付けているネジ
94に形成している環状溝94aに着脱可能に係合し、
それを係合させたときに取付板93が一対の糸払い部材
91a,91bと共に、図11に実線と仮想線で示す位
置との間をネジ94を支点として自由に回動可能にな
る。
【0062】なお、この実施例では、図12に示すよう
にガイドローラ95の形状を、タグ10の糸9側に対応
する側の径を太くしてそれが奥へ行くほど先細りになる
テーパ状のローラとすることにより、タグ10が矢示A
方向へ搬送される際にそれが矢示E方向へ寄せられる搬
送力も作用するようにして、タグ10の奥端面10bを
図8で説明した紙ガイド板58に押し付けてそれを所定
の位置に規制できるようにしている。
【0063】この実施例では、タグロール保持装置20
に保持したタグロール7からタグ10を引き出して図1
1に示す搬送経路上にセットした後、そのタグ10を第
1の糸払い手段90の一対の糸払い部材91a,91b
によって表と裏から挾むようにする。
【0064】このようにすると、上側の糸払い部材91
aが自重により印字面10a上に接し、その際に糸払い
部材91aは図12に示すタグ10の糸側の側縁10c
の上面に必ず接触するため、同図に糸9aで示すように
糸が印字面10a上に乗った状態でタグ10が矢示A方
向に搬送され、それが糸払い部材91aに接する位置ま
で達すると、糸9bで示すようにそれがしごかれて糸払
い部材91aと側縁10cとの接点より外側に糸9cの
ように払われる。
【0065】その払われた糸は、下側の糸払い部材91
b上に乗り上げながら矢示A方向に移動し、それが糸9
dで示すように取付板93に当接して、さらにタグ10
が搬送し続けることにより糸払い部材91bから外れて
垂れ下がり、糸9e,9fで示すようにタグ10の側縁
10c側に整列した状態になって搬送されていく。
【0066】したがって、図1の実施例と同様に、タグ
10の糸9が搬送経路上に設けられているタグエンドス
イッチ33や切欠き検知センサ34等の部品に引っ掛か
ったり、タグ上の印字位置に乗り上げたりして印字不良
になるのを防止したり、サーマルヘッドとプラテンの挾
持部に糸9が挾まるのを防止できる。
【0067】図14は第1の糸払い手段90をタグロー
ル7に接近させて配置し、それによってタグの切欠きに
引っ掛かった糸も解除できるようにした実施例を示すも
のであり、図12と対応する部分には同一の符号を付し
てある。この実施例では、第1の糸払い手段90をタグ
ロール7に可能な限り接近させて配設し、タグ10の糸
9が図15,図16に糸9gで示すようにタグ10の切
欠き23に万一引っ掛かった場合でも、それを糸払い部
材91aによって解除しながら印字面10a上から糸払
いできるようにしている。
【0068】すなわち、タグロール7が図14に示すよ
うに内巻きロール(印字面10aが内側になるように巻
いたタグロール)である場合に、糸9が図15,図16
に概念図で示す糸9gのようにタグ10の切欠き23に
引っ掛かると、その糸9gはタグ10が矢示A方向に搬
送されることにより引っ張られて図14に明示する突っ
張り部teができる。
【0069】しかしながら、この実施例では図14のよ
うに第1の糸払い手段90の糸払い部材91a,91b
をタグロール7に接近させて配設しているので、タグ1
0の矢示A方向への移動に伴ってその突っ張り部teが糸
払い部材91aの傾斜部91eに接すると、それが図1
6に示すように矢示G方向に押し出される。したがっ
て、切欠き23に引っ掛かった糸9gを解除できると共
に、その糸を印字面10a上からも払い落とすことがで
きる。
【0070】図17はタグロールが外巻きである場合の
実施例を示し、図14と対応する部分には同一の符号を
付してある。このように、タグロール7′が外巻きロー
ル(印字面10aが外側になるように巻いたタグロー
ル)である場合に、糸9が図19に概念図で示すように
タグ10の切欠き23に引っ掛かると、その糸9はタグ
10が矢示A方向に搬送されることにより引っ張られて
図17に明示する突っ張り部teができる。
【0071】しかしながら、第1の糸払い手段90の糸
払い部材91a,91bをタグロール7′に接近させて
配設しているので、タグ10の矢示A方向への移動に伴
ってその突っ張り部teが糸払い部材91bの傾斜部91
fに接すると、それが図16で説明した場合と同様に切
欠き23から押し出される。図18はタグロールのロー
ル径が小さくなってもタグの切欠きに引っ掛かった糸を
解除できるようにした実施例を示すものであり、図17
と対応する部分には同一の符号を付してある。
【0072】この糸払い部材97a,97bは、図17
の糸払い部材91a,91bに対し、手前側ロール押え
板46を避けてタグロール7′に接近する方向に先端側
が入り込んでタグ10を斜めに横切ることができるよう
に、その中間部分に伸延部97c,97dをそれぞれ形
成した点のみが異なる。
【0073】このように伸延部97c,97dを設けれ
ば、図20に概念図で示すようにタグロール7′のロー
ル径D1 がD2 にタグ10の減少によって小さくなって
も、糸払い部材97a,97bはその伸延部97c,9
7dによって手前側ロール押え板46に干渉せずにその
径が小さくなったタグロール7′に先端側が追従できる
ので、ロール径の大小に係らずタグ10の切欠き23に
引っ掛かった糸9を解除できると共に、それを印字面1
0a上から払い落とすことができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、タグは糸が付けられた側と反対側の側縁のみがタグ
ガイド手段のガイド部材に当接して所定の位置にガイド
され、糸払い手段によってタグ上から払い落された糸は
ガイド部材に接することなしに、そのままの状態でプラ
テンとサーマルヘッドとの挾持部まで搬送されるので、
その糸が搬送経路上に設けられている部品に引っ掛かっ
たり、タグ上の印字位置に乗り上げたりして印字不良に
なるのを防止できる。
【0075】また、タグガイド手段を、上記ガイド部材
と、タグに糸が付いていない側の側縁をガイド部材に当
接させる方向への搬送力を付与するガイドローラとによ
って構成すれば、搬送経路上を搬送されるタグはそのガ
イドローラによってガイド部材に押し付けられながら搬
送されるようになるので、タグロールから引き出された
糸付きタグをより正確な位置に規制して印字位置にずれ
が生じないようにすることができると共にタグや糸の傷
付きを防止できる。
【0076】そして、そのガイドローラをタグ搬送面か
ら離して待避させる手段を設ければ、タグをセットする
際にガイドローラを一時的に待避させることができるの
で、タグのセットが容易になる。さらに、タグ搬送経路
上に第2の糸払い手段を設ければ、一度タグ上から払い
落とした糸が搬送過程で再びタグ上に乗り上げた場合で
も、それを再びタグ上から払い落とすことができるの
で、タグ上の印字位置に糸が乗り上げた際に生じる印字
不良を防止できる。
【0077】そして、その第2の糸払い手段をタグ搬送
面から離して待避させる手段を設ければ、タグをセット
する際に第2の糸払い手段を一時的に待避させることが
できるので、タグのセットが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるサーマルプリンタの全体構成を
示す正面図である。
【図2】同じくそのサーマルプリンタのタグロール保持
装置を示す側面から見た断面図である。
【図3】同じくそのタグロール保持装置にセットされた
糸付きのタグロールを示す斜視図である。
【図4】同じくそのタグロール保持装置に糸付きのタグ
ロールをセットする際の手順を説明するための概略図で
ある。
【図5】図1のサーマルプリンタに設けられている第1
の糸払い手段30をタグ10と共に示す平面図である。
【図6】同じくその第1の糸払い手段30によってタグ
上の糸が払い落とされる様子を段階的に示した平面図で
ある。
【図7】図1のサーマルプリンタに設けられているタグ
ガイド手段35を示す分解斜視図である。
【図8】同じくそのタグガイド手段35と第2の糸払い
手段40とをその付近と共に平面と正面の2面でそれぞ
れ示した図である。
【図9】同じくそのタグガイド手段35によってタグの
奥端面10bを紙ガイド板58に押し付けながら搬送す
る様子を段階的に示した平面図である。
【図10】図1のサーマルプリンタに設けられているサ
ーマルヘッド21とプラテン22によりタグ10を挾持
搬送している状態を示す左側面図である。
【図11】図1と異なる構成の第1の糸払い手段を設け
たサーマルプリンタの実施例を示す図1と同様な正面図
である。
【図12】同じくその第1の糸払い手段をタグロールと
共に示す斜視図である。
【図13】同じくその第1の糸払い手段の分解斜視図で
ある。
【図14】第1の糸払い手段90をタグロール7に接近
させて配置するようにした実施例を示す斜視図である。
【図15】タグの糸9gが切欠き23に引っ掛かった状
態を示す概念図である。
【図16】タグの切欠きに引っ掛かった糸を糸払い手段
によって解除する様子を説明するための平面図である。
【図17】図14の第1の糸払い手段90を外巻きタグ
ロールにセットした場合の実施例を示す斜視図である。
【図18】タグロールのロール径が小さくなってもタグ
の切欠きに引っ掛かった糸を解除できるようにした実施
例を示す斜視図である。
【図19】図17の実施例でタグの糸9が切欠き23に
引っ掛かった状態を示す概念図である。
【図20】図18の実施例による糸払い部材97a,9
7bがタグロール7′のロール径が小さくなっても追従
できる様子を説明するための概念図である。
【図21】従来のサーマルプリンタのタグロール保持装
置を示す縦断面図である。
【図22】同じくそのタグロール保持装置が装着された
サーマルプリンタを示す外観斜視図である。
【符号の説明】
7,7′ タグロール 9 糸 10 タグ 10c 側縁 30 第1の糸払い手段 20 タグロー
ル保持装置 21 サーマルヘッド 22 プラテン 35 タグガイド手段 40 第2の糸
払い手段 58 紙ガイド板(ガイド部材) 66b ガイド
孔 68 ガイド軸 67 紙押えロ
ーラ(ガイドローラ) 75 位置決めブラケット 76 引っ張り
スプリング

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の側縁付近に糸が付けられた糸付き
    タグを連続して巻いたタグロールから前記糸付きタグを
    順次引き出してプラテンとライン型サーマルヘッドで挾
    持搬送しながら該タグに印字するサーマルプリンタにお
    いて、 前記タグロールから引き出された糸付きタグ上の糸を払
    い落す糸払い手段と、該糸払い手段よりもタグの搬送方
    向下流側に配設され、前記タグの糸が付けられた側と反
    対側の側縁を当接させてガイドするガイド部材を前記タ
    グの搬送方向に対して直交する方向に可動及び位置決め
    自在に備えたタグガイド手段とを設け、前記糸払い手段
    によって払い落された糸がそのままの状態で前記タグが
    前記プラテンとサーマルヘッドとの挾持部まで搬送され
    るようにしたことを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサーマルプリンタにおい
    て、前記タグガイド手段を、前記ガイド部材と、前記タ
    グに糸が付いていない側の側縁を前記ガイド部材に当接
    させる方向への搬送力を付与するガイドローラとによっ
    て構成したことを特徴とするサーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のサーマルプリンタにおい
    て、前記ガイドローラをタグ搬送面から離して待避させ
    る手段を設けたことを特徴とするサーマルプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のサーマルプリンタにおい
    て、前記タグガイド手段と前記プラテンとサーマルヘッ
    ドとの挾持部との間のタグ搬送経路上に、糸付きタグ上
    の糸を払い落す第2の糸払い手段を設けたことを特徴と
    するサーマルプリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のサーマルプリンタにおい
    て、前記第2の糸払い手段をタグ搬送面から離して待避
    させる手段を設けたことを特徴とするサーマルプリン
    タ。
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