JP2585783B2 - 深色性かつ鮮明性を付与した染色布 - Google Patents

深色性かつ鮮明性を付与した染色布

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、深色性かつ鮮明性を付与した染色布に関
し、さらに詳細には仮撚二層構造糸を用いた布帛に色相
の深みを付与してなる染色布に関する。
〔従来の技術〕
合成繊維、特にポリエステル系繊維の有する化学的、
物理的特徴は枚挙にいとまがなく、衣料、非衣料の分野
を問わず、広く生かされている。
ただ、ポリエステルに限っていえば、その染色性の点
で問題点が残っており、染色布の色の深み、鮮明性など
の面ではウール、絹などの天然繊維に比べていまだ満足
すべき結果が得られていないのが実情である。もちろ
ん、現在に至るあいだ、ポリエステルに金属スルホネー
ト基を導入する方法、ポリエステルに第三成分をブレン
ドする方法、延伸後のポリエステル繊維をさらに弛緩熱
処理する方法などが提案されてきている。しかしなが
ら、これらの改良ポリエステル繊維でさえ、もとのポリ
エステルに対して相対的に染色性が向上したという域を
出ず、昨今、特に要求の強いフォーマルウエア、学生服
といった分野においては到底追従し得ないのである。こ
れら濃色布の場合、染布表面が視覚的に白茶けてみえる
ことは日常経験しているところであり、かかる現象を解
消しない限りまことに深色性、鮮明性に富んだ製品は望
むべくもない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、特に染色布が白茶けてみえることが
なく、これによりフォーマルウエア、学生服の分野で充
分適用し得る、深色性かつ鮮明性に富んだ染色布を提供
することにある。
本発明者等は、上記目的を達成せんとして、種々検討
している過程で、深色性、鮮明性といった要求に対して
は原糸の改質といった手段だけでは充分対応できないこ
とを確認した。そして、被染物の集合形状という要素を
考慮し、さらに検討を重ねた結果、驚くべきことにある
種の複合加工糸においては前記白茶け現象が弱くみえる
とともにこれらの加工糸にあっては染料吸収量と深色性
とのあいだに極めて特異な挙動が存在していることを究
明し本発明に到達したのである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、下記(イ)および(ロ)の条件の組み合わ
せにより深色性かつ鮮明性を付与した染色布を提供する
ものである。
(イ)2種以上のポリエステル糸条のうち、一方を芯糸
とし、その周囲に他方の糸条が交互撚糸状に捲き付いた
仮撚二層構造糸を用いた織編物であること。
(ロ)布帛が均一にかつ下記(a)〜(c)の値を満足
する条件で分散染料で染色されていること。
(a)L値13.70以下、 (b)下記式で定義される混色指数ACが0またはマイナ
ス値であり、かつ (ここで、aY、aXは、それぞれ濃度Y%、濃度X%にお
けるa値、bY、bXは、それぞれ濃度Y%、濃度X%にお
けるb値、ΔaはaY−aXを、ΔbはbY−bXを表す。) (c)染料濃度が8%以上。
本発明は、布帛を構成する糸条の集合体構造および該
構成体の染色挙動を相乗的に利用して深色かつ鮮明な染
色布を得るものである。
まず、糸条として第1図に示す如き構造のものを用い
るが、これら加工糸の典型的なものは特公昭60−22095
号公報および特公昭60−22096号公報に記載されてお
り、これらからなる織編物を用いるのである。
第1図において最も特徴的なことは、捲付糸である鞘
糸2は芯糸1の周囲を完全に一回以上捲き付いたいわゆ
るラセン状捲付部が実質的に存在しないことが挙げられ
る。その代わり鞘糸2は、全体として緩やかに交互反転
(図では連続交互反転)しているものの各フィラメント
3は方向性がなく(非収束状態で)芯糸1に対して360
゜未満の捲付状態をとっている。この場合、鞘糸2を構
成する各フィラメント3の一部が芯糸1と任意に交絡さ
せておくと、(連続)交互反転という不完全捲付であっ
ても芯糸1と鞘糸2間では高度の結合性、一体性が生じ
る。このような加工糸は、特に伸度差の異なる、少なく
とも2糸条、好ましくは未延伸糸と部分配向糸を混繊・
交絡処理してから仮撚具により加撚して、まず捲付二層
撚糸構造を得ることが必要である。このためには伸度の
低い方の糸が延伸仮撚できることが必要であると同時に
さらにこれと組み合わせる糸条の伸度差が100%以上あ
ることが必要である。交絡処理した糸条は、伸度差をも
つ2糸条が混繊一体化しているため、そのまま加撚して
も2層構造にはなりにくい。
ところが、伸度の少ない方の糸条に延伸仮撚ができる
糸条を供給することにより、この問題を解決できる。す
なわち、延伸と同時に仮撚加撚することにより、交絡処
理で混繊一体化した伸度差をもつ糸条が両糸条の仮撚加
工の張力に対する伸長特性の差異によって、大まかにみ
ると張力の高いフィラメント群と張力の低いフィラメン
ト群とに再度分離しつつも両群の繊維の一部が長さ方向
に部分的に交絡した糸条となり、それが仮撚装置により
撚糸される。この点から、伸度の低い方のフィラメント
糸は少なくとも1.2倍以上で延伸仮撚できる必要がある
が、その延伸倍率が1.4倍以上とれるとき、最も好まし
い結果が得られる。
さらに、このとき捲付二層撚糸構造を得るためには、
2糸条の伸度差の大きさが関係しており、従来の常識以
上に大きい伸度差が必要である。
すなわち、交絡のない場合には、両糸条の伸度差は50
%程度もあれば充分二層構造となるが、交絡処理した場
合には、100%以上の伸度差が必要であり、就中150%以
上の伸度差があれば、一層好ましい結果が得られる。
このように、2糸条間に大きな伸度差を与えておくこ
とにより、延伸による混繊糸の二層への分離の顕在化と
あいまって、初めて加撚領域で二層撚糸構造が得られ、
その結果、その加撚糸の解撚によって交互撚捲付二層構
造糸が得られる。
なお、原糸に付与する絡みは多いほどよく、一般に交
絡処理を施した場合、交絡部と開繊部が繰返し単位とな
って交絡糸を構成するが、本発明を最適に実施するため
には、交絡部の長さが長く、開繊部の長さが短いような
交絡を付与するのが良い。
また、交絡数は、後工程の取扱性を改善する点から20
個/m以上必要である。しかしながら、この程度の絡み数
では、加工糸の捲付糸は構造的には第1図の構造とSま
たはZ方向に夫々複数回捲付いた構造とが約半分づつ混
在したものとなり、依然としてふくらみ感と柔軟性に欠
けるきらいがある。原糸に付与する交絡は、糸条全体に
一様に付与するのが理想的であるが実用上からみると交
絡数を30個/m以上、好ましくは45個/m以上とすることに
より本発明の範疇といえる加工糸が得られる。すなわ
ち、巻付糸である鞘糸の構成フィラメントが個々にはば
らけながらも全体的な傾向としてみるとSZ連続交互反転
状の捲付け構造を有する加工糸が得られ、この加工糸を
織編物にすると適度な撚糸的風合いを有しつつも、スパ
ンライクでふくらみのある柔軟な風合いが得られる。
なお、このような仮撚二層構造糸としては、撚係数α
が0.7〜1.1の範囲のものを使用することが好ましい。
ここで、αは、撚数(回/m)をT、総デニール数をDe
とすると、 T=(3,2500/√De)×α で定義される値である。
この撚係数αが0.7未満では捲縮が不揃いになり、膨
らみがなく商品価値のないものができ、一方1.1を超え
ると加工中に糸切れが発生し、加工不能となる。
また、仮撚二層構造糸は、鞘糸が芯糸に比べて易染性
であると染着性が良好で染料吸尽率が大きくなり、深色
性の面から好ましい。
以上のような複合糸(仮撚二層構造糸)の特徴として
は、次の二つのことがいえる。
(I)染着性が一般に良好である。すなわち、鞘成分が
未延伸糸を部分的に引き伸ばしたものであるため、染着
性が良好で、延伸糸に比較して染料吸尽率が大きい。ま
た、多層嵩高構造による織物表面積増加が染料の吸尽を
容易にしている。
(II)光学的濃度が向上する。すなわち、フラツトヤー
ンないし通常の仮撚加工糸の撚糸に比べて鞘成分のフィ
ラメント群の集束性が乱れた多層嵩高構造のために、入
射した光の正反射光が少なく拡散反射光が多くなる。こ
の拡散反射光は、多層嵩高構造の中を多量に反射、屈折
を繰り返えすうちに吸収され、視覚として感じられる表
面反射光が小さくなるために、光学的濃度が向上する
(すなわち、視覚的に白茶けてみえることがない)。
しかしながら、これらの布帛を単に染色しただけでは
本発明の目的とする深色性を有する染色布は得られず、
L値としては13.70以下に染色することが必要である。
本布帛の染色には、選択された濃色用分散染料が用い
られるが、ここで染料を選択するに際して全く新しい指
数を考案し、深色用としての混色染料を見出したもので
ある。
すなわち、本発明は、鋭意検討の結果、次に述べる方
法により染色し、その染色布を色差計にて色差を測定し
混色指数(AC)を計算し、指数が一定値以下のものが深
色化に適する染料であることを見出し発明を完成するに
至ったものである。
染料についてさらに言及するならば、使用する染料
は、濃色用の染料として市販されている分散染料より選
択することになるが、全ての濃色用分散染料は各色の配
合染料であり、また染浴中で染料粒子のバランスを保つ
ため、必要量の分散剤を加えて微粉末状、顆粒状、ペー
スト状にて市販されている。それゆえか、染料の単品は
もちろん、あるいは2〜3種の配合染料でも濃色を得よ
うとして染料濃度を増やしてゆくと、染料あるいは染料
中に含まれる分散剤または染浴中に含まれる活性剤の影
響で染浴中で凝集を起こしたり、また染料どうしがブロ
ッキング現象を起こし、染料濃度を増やしても深色が得
られず赤茶味系の色相になることが多く、濃色用染料の
選択には苦慮しているのが現状でこれらの障害を取り除
くことが必要である。
すなわち、本発明者らは、それらの濃色用分散染料の
染料単品または配合染料を染色するに際して必要濃度X
%および1.5X〜2X%=Y%の最低2水準の染浴を調整
し、別浴染色を実施し、常法通り、還元洗浄、乾燥した
のち、この2水準からなる染色布の色差、L、a、b値
を測定し、そのうちa、b値を次の混色指数ACと名付け
た数式に代入計算することにより、深色、濃色用の混色
用、配合用に適している濃色用染料を選択できることを
見出したものである。
(ここで、aY、aXは、それぞれ濃度Y%、濃度X%にお
けるa値、bY、bXは、それぞれ濃度Y%、濃度X%にお
けるb値、ΔaはaY−aXを、ΔbはbY−bXを表す。) なお、L、a、b値は、ミノルタCR−100型色差計に
より測定した。
また、色感覚には、色合い(色相)、明るさ(明
度)、さえ(彩度)の三つの属性があり、a値、b値は
この3属性のうち、色相、彩度に相当するもので色の変
化を表し、+aは赤方向、a−は緑方向、+bは黄色方
向、−bは青方向を示している。
本発明者らは、このa値、b値の変化差(Δa、Δb
で示している)が深色性/混濁性に関連することを見出
し、変化差率に相当するΔa/Δbを混色指数ACと名付け
ることにしたものである。
L値は、この3属性のうち明度に対応するもので、い
わゆる明るい色、暗い色という区別で有彩色、無彩色
(白〜黒)に共通しており、L値の表示は0(明度が最
低)〜100(明度が最高)の範囲で示され、この値が小
さいものほど濃色である。
上述の数式に代入して、この染色布より得た測定値を
計算してみると、実施例、比較例に示すごとくこの指数
が0以下(0またはマイナス値)でL値13.70以下のも
のは深色性ある染色布が得られ使用染料濃度も少なくて
すみ、そのために染色堅牢度も良好でコスト的にも経済
的であることが判明した。
このような指数によって選ばれた混合染料およびその
濃度が優れた深色効果を示す理由については未だ明確で
ないが、AC指数がマイナス値を示す染料の配合をみると
各染料中に含まれる染料分散剤のバランスのとれた疎水
性粒子の分散状態が高温染色時(通常、130〜135℃)に
繊維表面近くでバランスがくずれ、合成繊維のような疎
水性物質の表面に選択的に(容易に)染料のみが吸着す
るようになり、それが染料分子の相互作用を促進させ、
濃度が低いにもかかわらず、有色化(濃色化)を示して
いると推測される。
濃度については、フォーマルウエア、学生服に適する
染色性を得るには市販染料の表示濃度8%以上が必要で
あり、染料混合比はAC指数が0またはマイナス値を示す
範囲であればいかなる配合染料数、いかなる濃度比でも
よい。
染色装置については、液流染色機で代表される低浴比
染色機が最も適しているが、AC指数を満足してL値13.7
0以下に染色できる染色装置であればウインス(Winch)
型、ビーム(Beam)型、パッド−スチーム(Pad−stea
m)型など、これらに限定されるものではない。
また、染色後、深色処理〔浴中法、パッド(Pad)
法、プラズマ法〕も可能であり、一層の深色化(濃染
化)が必要の場合は常法通りの深色加工をすればよく、
これらの方法については特公昭60−22095号公報などに
記載されている。
以上のごとく、本発明は、織編物の素材の集合体構造
とその染色挙動を巧みに利用して深色性ならびに鮮明性
を有する染色布を提供するものであり、素材自身仮撚二
層構造糸という風合い的特徴と相まってこれまでにない
高付加価値の製品が得られる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明す
る。
実施例1 仮撚二層構造糸の製造 速度3,200m/分の紡糸によって得られた伸度115%のポ
リエステルフィラメント糸(115de/24fils)と速度1,38
0m/分の紡糸によって得られた伸度345%のポリエステル
フィラメント糸(225de/72fils)とを引き揃えて交絡処
理および延伸仮撚加工を行った。
すなわち、インターレースノズルにより、オーバーフ
ィード率2.5%、圧空圧3.5kg/cm2で60個/mの交絡を付与
し、引き続いて延伸倍率1.56倍、ヒーター温度180℃
で、摩擦仮撚装置の表面速度630m/分、第2デリベリロ
ーラ速度350m/分、K値(解撚張力/加撚張力)105の条
件下で延伸仮撚加工した。
得られた加工糸は、第1図に示すような捲付部分を平
均8ケ/10mm、フィラメント間には空隙があり、かつ全
体として緩やかな集束捲付部分を平均2ケ所/10mm有し
ていた。
織物の製造 下記条件で製織した。
染色 下記条件で染色を実施した。
すなわち、通常の方法でシボ立て、ヒートセット、ア
ルカリ減量(減量率は15重量%)を実施したのち、下記
条件で染色、還元洗浄を実施した。
染色条件; 染料 X%owf Disper VG(明成化学工業(株)製) 0.5g/ CH3COOH 0.2g/ 浴比 1:50 染色温度 130℃×60分 (X=実施例1〜2、比較例1) 還元洗浄条件; NaOH 1g/ ハイドロサルファイト 2g/ 浴比 1:50 処理温度 70℃×20分 以後、水洗、乾燥してL値、a値、b値測定に供し
た。
結果 結果を第1表に示す。第1表から明らかなように、2
水準による染料テストでL値がダウンして深色化を示
し、AC指数がマイナス(−0.63)であり、深色かつ鮮明
な深色布が得られた。
実施例2 実施例1において、染料としてカヤラス ポリエステ
ル〔Kayarus Polyester(以下「K/P」と略称する)ブラ
ック(Black)FM−SF100(日本化薬(株)製)を用いる
以外、同様の実験を行った。結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、2水準の染料テストでL
値が深色化を示し、指数がマイナス(−)であり、深色
用配合に適する染料であり、深色かつ鮮明な染色布が得
られた。
試験例 実施例1で得られた指数を満足する配合比の全染料濃
度8%のもの、実施例2で得られた指数を満足する染料
濃度10%のものを実施例1〜2で示す染色条件で染色−
還元洗浄−乾燥後、常法通り深色加工(特公昭60−2209
5号公報、第14〜15欄の実施例3を参照)したものの結
果を第2表に示す。さらに、深色性および鮮明性が向上
し、フォーマルウエアーなどに最適のものとなる。
比較例1 染料として第3表に示したものを用いる以外は、実施
例1〜2の染料、還元洗浄条件と同様にして染色布を得
た。結果を第3表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の染色布の素材として使用される糸の1
例を示す側面図。 1;芯糸 2;鞘糸 3;鞘糸の構成フィラメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 武志 新潟県見附市柳橋町270番地1 第一合 繊株式会社内 (72)発明者 酒井 壮吉 新潟県見附市月見台1丁目3番1号 見 附染工株式会社内 (72)発明者 鈴木 敏之 新潟県見附市月見台1丁目3番1号 見 附染工株式会社内

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(イ)および(ロ)の条件の組み合わ
    せにより深色性かつ鮮明性を付与した染色布。 (イ)2種以上のポリエステル糸条のうち、一方を芯糸
    とし、その周囲に他方の糸条が交互撚糸状に捲き付いた
    仮撚二層構造糸を用いた織編物であること。 (ロ)布帛が均一にかつ下記(a)〜(c)の値を満足
    する条件で分散染料で染色されていること。 (a)L値13.70以下、 (b)下記式で定義される混色指数ACが0またはマイナ
    ス値であり、かつ (ここで、aY、aXは、それぞれ濃度Y%、濃度X%にお
    けるa値、bY、bXは、それぞれ濃度Y%、濃度X%にお
    けるb値、ΔaはaY−aXを、ΔbはbY−bXを表す。) (c)染料濃度が8%以上。
  2. 【請求項2】仮撚二層構造糸として、撚係数αが 0.7≦α≦1.1 の範囲のものを使用する請求項1記載の深色性かつ鮮明
    性を付与した染色布。
  3. 【請求項3】仮撚二層構造糸の鞘糸が、芯糸に比べて易
    染性である請求項1記載の深色性かつ鮮明性を付与した
    染色布。
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