JP2585539Y2 - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JP2585539Y2
JP2585539Y2 JP3653892U JP3653892U JP2585539Y2 JP 2585539 Y2 JP2585539 Y2 JP 2585539Y2 JP 3653892 U JP3653892 U JP 3653892U JP 3653892 U JP3653892 U JP 3653892U JP 2585539 Y2 JP2585539 Y2 JP 2585539Y2
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light
ultraviolet
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惠三 植木
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惠三 植木
高原 正滋
後藤 圭介
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は一定波長の紫外線を特殊
蛍光体からなる被写体に照射して蛍光発光させる構造を
有する、鑑賞用、演出用照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスコや演芸用ステージ等で演
出効果を狙った照明方法としては、たとえばミラーボー
ルのように球体の表面に多数の鏡片を貼りつけたものを
回転させ、これに光を照射することにより発生する反射
光を利用したものや、レーザー光線を一定の動きで照射
しながら光の点滅および光の動きによって演出効果をね
らったものなど種々のものが使用されている。
【0003】そして、近年特殊な波長の紫外線を生成す
るブラックライトという照明光源が開発されており、か
かるブラックライトは、波長が365 nmを中心とした安全
な紫外線だけを引き出す照明光源であり、しかも蛍光発
光に優れており、かかるブラックライトを用いて、紫外
線をある特定の色材に照射することにより、特殊な蛍光
体として反射して、様々な色相やパターンを表現できる
ものである。
【0004】最近、かかるブラックライトにより紫外線
を照射される色材としては、通常の照明の照射に対して
は、白色として人間の目には識別できないが、365nm 前
後の波長帯域の光を照射させると、今まで目に識別でき
なかった色材が可視光線として識別出来、かつ鮮やかな
色彩をかもし出す特殊蛍光体が使用されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、たとえばレ
ーザー光線を利用した演出照明技術は、設備等が煩雑で
あり高価につくと共に、人間の視覚に悪影響があるなど
健康上の問題があった。
【0006】他方、ブラックライトと特殊蛍光体との組
合せによる新しい色彩照明の技術に関しては、固定化さ
れた面体に特殊蛍光体で描かれた絵、文字等にブラック
ライトにより紫外線を照射する使い方であるために、特
殊蛍光体をほどこした蛍光板が規則的に変化する楽しさ
を味わうだけであって、刻々変化するさまざまな反射蛍
光色彩を生成することが出来ず、また反射形や色の変化
も1パターンであるために見る人にとっては飽きやすい
ものであった。
【0007】この考案は、上記の問題点を解決する照明
器具を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、基部ケースの
略中央に、回転自在の特殊蛍光体による被写体を配設す
ると共に、該被写体から一定の距離を離隔した位置で該
被写体の外周に位置する箇所に波長が365nm 前後の紫外
線を照射する紫外線照射体を配設したことに特徴を有す
る照明器具を提供せんとするものである。
【0009】
【作用】本考案の照明器具を、天井あるいは側壁に設置
し、被写体をモーター等のアクチュエーターで回転させ
つつ一定の離隔位置で被写体を囲繞した状態の照明器具
を照明作動せしめ、一方紫外線照射体からは、波長が36
5nm 前後の紫外線が照射され、被写体にあたって発光さ
せる。
【0010】被写体には、前記波長の紫外線の照射によ
り発光する特殊蛍光体が塗装されているために、回転す
る被写体の形状の変化に伴って被写体から蛍光発光し、
様々な幻想的で鮮やかな光を生成する。
【0011】
【実施例】以下、添付図に示す実施例に基づいて、本考
案を具体的に説明する。
【0012】図1は本考案に係る照明器具Aの斜視図、
図2は同底面図、図3は同断面図であり、基部ケース1
の上側面には数個の取付用の孔2が設けられており、天
井あるいは側壁に装着出来るようにしている。すなわ
ち、図3に示すように、天井の天井ボード10の内側に設
けられている溝形鋼等からなるボード取付フレーム11
に、基部ケース1の取付用孔2を通じ、天井ボード10を
貫通して連結ボルト12を挿入し、基部ケース1を天井に
固定している。
【0013】基部ケース1は方形状に形成され、基部ケ
ース1の内側の各辺近傍には、4本の紫外線を照射する
ための紫外線照射体3が一定長さの管状のガラス電球と
して装着されており、波長が365nm 前後の紫外線を照射
する。また、図3に示すように、基部ケース1の中央内
部には、モーター4が配設されており、モーター4の出
力によって同モーター4に連設された支持杆5が回転
し、該支持杆5の下端には、たとえば図1に示すような
スター形状の被写体6が連設されている。
【0014】かかる被写体6の表面には、色材として特
殊蛍光体が表面に塗布されているものであり、かかる色
材は通常の照明に対しては、白色として人間の視覚に識
別出来ない色であるが、365nm 前後の波長帯域の紫外線
照射によって蛍光発光し、蛍光発光する色彩は幻想的で
鮮やかなものである。
【0015】しかも、特殊蛍光体による色彩は、数色を
調色することによって容易に色やパターンを変化させる
ことが出来、蛍光体の素材としては、塗料、樹脂板、繊
維、フィルムなど様々な形状が可能である。
【0016】本実施例においては、特殊蛍光体をスター
形状の被写体6の表面に各面の色相および形状を異なっ
て塗布しており、また数色の色を調色して使用する場所
の雰囲気にあった色材としているが、たとえばフィルム
状の特殊蛍光体を被写体表面に貼りつけたり、板状の蛍
光体により、被写体を形成することも可能である。
【0017】また、被写体6は、支持杆5に連設されて
いるが、その形状は、特に限定させず、また支持杆5か
ら容易に脱着自在な構造とし、照明装置は同一なまま
で、様々な被写体を用いた演出が可能になるようにして
いる。紫外線を照射する紫外線照射体3は、基部ケース
1の内側面に設けた電源、安定器等が内部に収納された
箱型照明装置7に電気的に連設されており、該照明装置
7によって波長365nm 前後の光を照射するように構成さ
れている。かかる照明装置7によって照射される紫外線
には、200 〜315nm の光に含まれる有害な紫外線が含ま
れておらず、安全な紫外線だけを引き出す光源であり、
光を照射させる相手によって、形状の視覚変化による蛍
光発光作用を変化させ、種々の優れた色彩の光パターン
を演出することが出来るものである。なお基部ケース1
は、天井だけでなく側壁あるいは床面に固定したり、あ
るいは床面に置いたりして、被写体6を回転させること
によって様々な演出手段が可能である。
【0018】8は基部ケースの角に一定の広がりをもっ
て垂設したエプロン部であり、該エプロン部の内側壁に
は反射板9が設けられており、反射板9の前方に設けら
れた紫外線照射体3から生成される紫外線を集光し、被
写体6にあてて発光させるものである。
【0019】以上のように構成される本考案の照明装置
の使用方法としては、まず、基部ケース1の上側面に設
けられた取付用ブラケット2を用いて、照明装置を天井
あるいは側壁に固定する。基部ケース1の内部中央に設
けられたモーター4に連設された支持杆5の先端に、予
め作製し、表面を特殊蛍光体により着色した被写体6を
取付ける。
【0020】次に電源を入れて、箱型照明装置7を作動
させ、紫外線照射体3より紫外線を照射するとともに、
モーター4を回転させて、モーター4に連設された支持
杆5に連動して、被写体6を回転させると、被写体6に
照射体3より直接的に、あるいは、照射体3の後方内側
面に設けられた反射板8に集光、反射させて間接的に波
長365nm 前後の紫外線が照射され、被写体表面に塗布さ
れた特殊蛍光体が蛍光発光して様々な色相やパターンを
提供する。また、本考案の照明装置は、室内を暗くした
状態で紫外線照射体3により紫外線を照射して、被写体
6を発光させることもできる。
【0021】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案では、
回転自在に設けた特殊蛍光体による被写体と、該被写体
から一定の距離離隔し、被写体の外周に位置する箇所に
波長が365nm 前後の紫外線を照射する紫外線照射体を配
設した照明器具であり、被写体の回転によって、紫外線
の照射により特殊蛍光体の発光する色相やパターンを刻
々変化させることによって、様々な色彩パターンの演出
を可能にした。
【0022】また、上記照明器具は、室内を暗くした状
態で被写体を発光させることが出来るので、同被写体を
浮き上がらせて表示することもできる。
【0023】しかも紫外線の波長が波長365nm 前後とな
っており、危険な紫外線はカットされているため、健康
上も安心して使用出来、人間の皮膚に不要な刺激を与え
る心配もない。
【0024】本考案の照明器具は、演出用、鑑賞用照明
として、ディスコ、演芸、パーティー用会場用等あるい
は、ディスプレイ用、インテリア用、ショーウインド用
等幅広い用途に使用可能な器具である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る照明器具の斜視図。
【図2】本考案に係る照明器具の底面図。
【図3】図2のI−I線による断面図。
【符号の説明】
1 基部ケース 3 紫外線照射体 6 被写体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 植木 惠三 福岡県福岡市南区向新町1丁目14番33− 406号 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21P 3/00 F21P 5/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部ケース(1) の略中央に、回転自在の
    特殊蛍光体による被写体(6) を配設すると共に、該被写
    体(6) から一定の距離を離隔した位置で該被写体(6) の
    外周に位置する箇所に波長が365nm 前後の紫外線を照射
    する紫外線照射体(3) を配設したことを特徴とする照明
    器具。
JP3653892U 1992-05-29 1992-05-29 照明器具 Expired - Lifetime JP2585539Y2 (ja)

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JP3653892U JP2585539Y2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 照明器具

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JP3653892U JP2585539Y2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 照明器具

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Publication Number Publication Date
JPH0594906U JPH0594906U (ja) 1993-12-24
JP2585539Y2 true JP2585539Y2 (ja) 1998-11-18

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ID=12472565

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