JP2584664Y2 - カメラのフィルム駆動機構 - Google Patents

カメラのフィルム駆動機構

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JP2584664Y2 JP8247992U JP8247992U JP2584664Y2 JP 2584664 Y2 JP2584664 Y2 JP 2584664Y2 JP 8247992 U JP8247992 U JP 8247992U JP 8247992 U JP8247992 U JP 8247992U JP 2584664 Y2 JP2584664 Y2 JP 2584664Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばフィルム巻上
用のスプール及びスプロケットをモータで駆動するよう
にしたカメラのフィルム駆動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のカメラのフィルム駆動機構とし
ては、例えば、図3,図4に示した様に、フィルム巻上
用のスプール1に第1の従動ギヤとしてのスプールギヤ
2を連動させ、フィルム巻上時に使用するスプロケット
3に第2の従動ギヤ4を連動させ、駆動モータ5の出力
軸5aに取り付けた駆動ギヤ6を中間ギヤ7を介して各
ギヤ2,4に連動させるようにしたものがある。
【0003】この駆動機構を備えるカメラでは、スプー
ル1に巻きとられるフィルムの径の変化によるフィルム
駆動量とスプロケットによるフィルム駆動量との差を吸
収するためのフィルム駆動量吸収機構をスプール1に設
けている。
【0004】即ち、このスプール1は、スプール軸1a
を筒状のスプール本体1b内に嵌合すると共に、このス
プール軸1aとスプール本体1bとの間にこれらを摩擦
固定させるスプリング8を介装した構成としている。こ
の様なフィルム駆動量吸収機構により、スプール1とス
プロケット3とのフィルム駆動量に差が生じると、スプ
ール本体1bがスプール軸1aに対してスリップし、そ
の駆動量の差が吸収されることになる。尚、スプール本
体1bに撮影後のフィルムが駆動モータ5の駆動により
巻き上げられる。また、スプール軸1aはフイルムボッ
クスBに回転自在に保持され、スプールギヤ2はスプー
ル軸1aに固定されている。
【0005】一方、スプロケット3内にスプロケット軸
3aを軸線方向に移動操作可能に嵌挿し、このスプロケ
ット軸3aに従動ギヤ4を固定すると共に、このスプロ
ケット軸3aとスプロケット3との間にスプロケット軸
3aを軸線方向に移動操作したときにON・OFF(断続)す
る噛み合い式のクラッチ9を設けている。尚、クラッチ
9は、スプロケットに設けた係合凹部9aと、スプロケ
ット軸3aに設けたクラッチ歯9bから構成されてい
る。また、スプロケット軸3aはクラッチ歯9bが係合
凹部9aに係合(ON)する方向にスプリング10でバネ
付勢されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この様な構
成では、スプロケット軸3aを軸線方向に操作して、ク
ラッチ9をOFFさせることにより、スプロケット3と駆
動モータ5との連動が解除されるので、フィルムの巻戻
時にスプール本体1bに巻き上げられたフィルムを巻戻
軸に図示しない巻戻モータで巻き戻す際に、スプロケッ
トがフィルム巻戻時の負荷となることはない。
【0007】しかしながら、駆動モータ5はフィルム巻
戻時に停止させられており、スプール本体1bは駆動モ
ータ5に連動するスプール軸1aにスプリング8を介し
て摩擦固定されているため、フィルム巻戻時には巻戻モ
ータにスプリング8の摩擦力が作用するという問題があ
った。このため、巻戻モータは出力が大きくなるため
に、この巻戻モータを小さくして巻上機構のコンパクト
化を図るにも限度があった。
【0008】そこで、この考案は、巻戻モータを小さく
して巻上機構のコンパクト化を図ることのできるカメラ
のフィルム駆動機構を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この考案は、フィルム巻上用のスプールに連動する
第1の従動ギヤ及びスプロケットに連動する第2の従動
ギヤを設け、駆動モータに連動する駆動ギヤを中間ギヤ
を介して前記各従動ギヤに連動させようにしたカメラ
のフィルム駆動機構において、前記各ギヤの軸線を互い
に平行に設け、前記中間ギヤを前記駆動ギヤに対して噛
合状態で軸線方向に移動可能に設けると共に、前記中間
ギヤを軸線方向に進退動させたときに前記中間ギヤが両
従動ギヤに対して噛合・噛合解除をさせられるように設
けたカメラのフィルム駆動機構としたことを特徴とす
る。
【0010】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1に基づいて
説明する。
【0011】図1において、11はフィルム巻上用のス
プールである。このスプール11は、フイルムボックス
Bに回転自在に保持させたスプール軸11aと、スプー
ル軸11aに同心且つ回転自在に嵌合保持された筒状の
スプール本体11bを有する。このスプール軸11aと
スプール本体11bとの間にこれらを摩擦固定させるス
プリング12が介装されている。このスプール軸11
a,スプール本体11b,スプリング12はフィルム駆
動量吸収機構を構成している。
【0012】また、13はスプール軸11aに固定した
第1の従動ギヤとしてのスプールギヤ、14はフイルム
ボックスBに回転自在に保持されてフィルム巻上時に使
用するスプロケット、15はスプロケット14の支軸1
4aに固定された従動ギヤ第2の従動ギヤ、図2中16
は駆動モータ、17は駆動モータ16の出力軸16aに
固定された駆動ギヤ,18はギヤ13,17の軸線と平
行にフイルムボックスBに固定された支軸である。
【0013】ギヤ13,15は、支軸18に軸線方向に
移動可能に且つ回転自在に保持された中間ギヤ19を介
して連動させられている。しかも、中間ギヤ19は、駆
動ギヤ17に噛合した状態で軸線方向に所定範囲内で移
動可能に設けられていると共に、軸線方向に進退動させ
たときに従動ギヤ13,15に対して噛合・噛合解除が
させられるように設けられている。この中間ギヤ19と
支軸18のフランジ18aとの間には、中間ギヤ19が
従動ギヤ13,15に対して噛合する方向にバネ付勢す
るスプリング20が介装されている。
【0014】また、フイルムボックスBには通電するこ
とにより係合アーム21を図1中上方に変位させるソレ
ノイド22が固定され、この係合アーム21は中間ギヤ
19のボス部19aに設けた環状溝19bに相対回転自
在に係合している。これにより、ソレノイド22に通電
して係合アーム21を上方に駆動変位させることによ
り、中間ギヤ19を上方に移動操作すると、中間ギヤ1
9とギヤ13,15との噛合が解除される。一方、ソレ
ノイド22への通電を停止すると、中間ギヤ19がスプ
リング20のバネ力により図1中下方に移動変位させら
れて、中間ギヤ19とギヤ13,15とが噛合させられ
るようになっている。
【0015】従って、スプール1のスプール本体11b
に巻き上げられたフィルムを図示しない巻戻モータで巻
き戻す際には、中間ギヤ19をソレノイド22により上
方に移動操作して、中間ギヤ19とギヤ13,15との
噛合を解除させて、スプール11及びスプロケット14
を駆動モータ16に対してフリーにすることにより、巻
戻モータに対する負荷を充分に小さくできる。尚、中間
ギヤ19の移動操作はソレノイド22によることなく手
動により行うように構成することもできる。
【0016】
【効果】この考案は、以上説明したように構成したの
で、フィルム巻戻時に巻戻モータにかかる負荷を充分に
小さくできる。この結果、巻戻モータを小さくして巻上
機構のコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかるカメラのフィルム駆動機構の
一実施例を示す要部断面図である。
【図2】図1のギヤの配置を示す概略説明図である。
【図3】従来のカメラのフィルム駆動機構の一例を示す
要部断面図である。
【図4】図3のギヤの配置を示す概略説明図である。
【符号の説明】
11…スプール 13…スプールギヤ(第1の従動ギヤ) 14…スプロケット 15…従動ギヤ 16…駆動モータ 17…駆動ギヤ 19…中間ギヤ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム巻上用のスプールに連動する第
    1の従動ギヤ及びスプロケットに連動する第2の従動ギ
    ヤを設け、駆動モータに連動する駆動ギヤを中間ギヤを
    介して前記各従動ギヤに連動させようにしたカメラの
    フィルム駆動機構において、 前記各ギヤの軸線を互いに平行に設け、前記中間ギヤを
    前記駆動ギヤに対して噛合状態で軸線方向に移動可能に
    設けると共に、前記中間ギヤを軸線方向に進退動させた
    ときに前記中間ギヤが両従動ギヤに対して噛合・噛合解
    除をさせられるように設けたことを特徴とするカメラの
    フィルム駆動機構。
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