JP2584474B2 - ブロイラー用飼料及びブロイラーの飼育方法 - Google Patents
ブロイラー用飼料及びブロイラーの飼育方法Info
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- JP2584474B2 JP2584474B2 JP63041229A JP4122988A JP2584474B2 JP 2584474 B2 JP2584474 B2 JP 2584474B2 JP 63041229 A JP63041229 A JP 63041229A JP 4122988 A JP4122988 A JP 4122988A JP 2584474 B2 JP2584474 B2 JP 2584474B2
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- fatty acid
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はブロイラー用飼料に関し、更に詳しくは、生
体重の増加を抑えることなく、体脂肪の形成を抑制し得
るブロイラー用飼料に関する。
体重の増加を抑えることなく、体脂肪の形成を抑制し得
るブロイラー用飼料に関する。
鶏肉は牛肉、豚肉に較べ脂肪分が少ないため、肥満を
気にする風潮の面で、また、牛肉や豚肉に比し安価な動
物性タンパク源ということもあり、一般家庭において多
量に食せられている。
気にする風潮の面で、また、牛肉や豚肉に比し安価な動
物性タンパク源ということもあり、一般家庭において多
量に食せられている。
鶏肉は豚肉ほど皮下脂肪厚さは問題とならないが、ス
ーパー等で皮付きの塊で売られるため、皮下脂肪が多い
と見た目も悪く、主婦らにとっても、不必要な部分まで
買わされているとの印象さえ与え、購買意欲を失わせる
原因ともなっていた。
ーパー等で皮付きの塊で売られるため、皮下脂肪が多い
と見た目も悪く、主婦らにとっても、不必要な部分まで
買わされているとの印象さえ与え、購買意欲を失わせる
原因ともなっていた。
そこで、本発明者は鶏肉の体脂肪形成を抑制すべく鋭
意研究を行った結果、ブロイラーの飼料の中に特定量の
中鎖脂肪酸トリグリセライドを配合することにより、ブ
ロイラーの生体重の増加には影響を与えることなく、体
脂肪の形成のみを抑制し得ることを見出し、本発明を完
成した。
意研究を行った結果、ブロイラーの飼料の中に特定量の
中鎖脂肪酸トリグリセライドを配合することにより、ブ
ロイラーの生体重の増加には影響を与えることなく、体
脂肪の形成のみを抑制し得ることを見出し、本発明を完
成した。
即ち、本発明は炭素数8〜10の中鎖脂肪酸のトリグリ
セライドを0.5〜10重量%含有せしめたことを特徴とす
るブロイラー用飼料を提供するものである。
セライドを0.5〜10重量%含有せしめたことを特徴とす
るブロイラー用飼料を提供するものである。
本発明に用いられる中鎖脂肪酸のトリグリセライド
(以下、MCTという)は、「ココナードMT」、「ココナ
ードRK」(商品名、花王株式会社製)として一般に市場
的に入手できる。
(以下、MCTという)は、「ココナードMT」、「ココナ
ードRK」(商品名、花王株式会社製)として一般に市場
的に入手できる。
これらの脂肪酸組成は一般に炭素数8のカプリル酸70
〜100%及び炭素数10のカプリン酸0〜30%であり、そ
の他の脂肪酸は微量である。
〜100%及び炭素数10のカプリン酸0〜30%であり、そ
の他の脂肪酸は微量である。
従来、ブロイラー用飼料には天然油脂〔炭素数16〜18
の脂肪酸を主成分とする長鎖脂肪酸のトリグリセライド
(以下、LCTという)〕が配合されているが、これの全
部又は一部に代え、本発明に係る中鎖脂肪酸のトリグリ
セライドを配合してもよいし、追加して配合してもよ
い。
の脂肪酸を主成分とする長鎖脂肪酸のトリグリセライド
(以下、LCTという)〕が配合されているが、これの全
部又は一部に代え、本発明に係る中鎖脂肪酸のトリグリ
セライドを配合してもよいし、追加して配合してもよ
い。
いずれにせよ、飼料中に炭素数8〜10の中鎖脂肪酸の
トリグリセライドが0.5〜10重量%含有せしめられてい
ることが重要であって、この範囲を外れると本発明の顕
著な効果が得られない。
トリグリセライドが0.5〜10重量%含有せしめられてい
ることが重要であって、この範囲を外れると本発明の顕
著な効果が得られない。
上述した如く、飼料中に長鎖脂肪酸のトリグリセライ
ドからなる天然油脂を含有してもよいが、本発明の効果
を一層きわ立たせる為には、飼料中の長鎖脂肪酸のトリ
グリセリドの配合量(他の成分中に含まれるものを含
め)は、10重量%以下が好ましく、特に好ましくは1〜
10重量%である。
ドからなる天然油脂を含有してもよいが、本発明の効果
を一層きわ立たせる為には、飼料中の長鎖脂肪酸のトリ
グリセリドの配合量(他の成分中に含まれるものを含
め)は、10重量%以下が好ましく、特に好ましくは1〜
10重量%である。
中鎖脂肪酸のトリグリセライドを飼料に使用した例と
して、鶏卵の卵黄着色増強を目的として産卵鶏の飼料に
配合する技術は知られている(特開昭57−159468号公
報)。しかしながら、この公知技術の対象は産卵鶏であ
り、本発明の飼料の対象とするブロイラーとは異種であ
り、その目的も公知技術は卵黄着色増強であり、本発明
の体脂肪低減とは全く異なり、公知技術の効果からは想
像も出来ない効果である。加えて、本発明に係る飼料は
ブロイラーがひよこからおとなになる間、即ち第0週齢
時から第9週齢時の間、特に第0週齢時から第7週齢時
の間にブロイラーに対し与えられるものであって、産卵
鶏が卵を産み初める時期になって与えるのとは飼料を与
える時期においても大差がある。
して、鶏卵の卵黄着色増強を目的として産卵鶏の飼料に
配合する技術は知られている(特開昭57−159468号公
報)。しかしながら、この公知技術の対象は産卵鶏であ
り、本発明の飼料の対象とするブロイラーとは異種であ
り、その目的も公知技術は卵黄着色増強であり、本発明
の体脂肪低減とは全く異なり、公知技術の効果からは想
像も出来ない効果である。加えて、本発明に係る飼料は
ブロイラーがひよこからおとなになる間、即ち第0週齢
時から第9週齢時の間、特に第0週齢時から第7週齢時
の間にブロイラーに対し与えられるものであって、産卵
鶏が卵を産み初める時期になって与えるのとは飼料を与
える時期においても大差がある。
いずれにせよ、本発明の飼料をブロイラーの成育時に
与えることにより、生体重の増加を何ら抑制することな
く、体脂肪形成を抑制しうるということは驚くべきこと
であり、これにより鶏肉のマーケットにおける価値を一
層高めるものであって、産業界に貢献すること大であ
る。
与えることにより、生体重の増加を何ら抑制することな
く、体脂肪形成を抑制しうるということは驚くべきこと
であり、これにより鶏肉のマーケットにおける価値を一
層高めるものであって、産業界に貢献すること大であ
る。
次に本発明を実施例を挙げ具体的に説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。
明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 表1(前期用21日令まで)、表2(後期用21日令〜57
日令)に示す組成からなる配合飼料を調製し、0日令の
チャンキー雄雛を57日令まで飼養し、57日令にて各区6
羽解体し腹腔内脂肪組織(以下、腹脂肪という)重量を
調査した。
日令)に示す組成からなる配合飼料を調製し、0日令の
チャンキー雄雛を57日令まで飼養し、57日令にて各区6
羽解体し腹腔内脂肪組織(以下、腹脂肪という)重量を
調査した。
結果を表3、表4に示す。
1区1pen 65羽ウインドレス
Claims (3)
- 【請求項1】炭素数8〜10の中鎖脂肪酸のトリグリセラ
イドを0.5〜10重量%含有せしめたことを特徴とするブ
ロイラー用飼料。 - 【請求項2】飼料中の炭素数12以上の長鎖脂肪酸のトリ
グリセライドの含有量が10重量%以下である請求項1記
載のブロイラー用飼料。 - 【請求項3】第0週齢時〜第7週齢時の間のブロイラー
に請求項1〜2記載のいずれかの飼料を与えることを特
徴とするブロイラーの飼育方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63041229A JP2584474B2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | ブロイラー用飼料及びブロイラーの飼育方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63041229A JP2584474B2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | ブロイラー用飼料及びブロイラーの飼育方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01215247A JPH01215247A (ja) | 1989-08-29 |
JP2584474B2 true JP2584474B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=12602579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63041229A Expired - Fee Related JP2584474B2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | ブロイラー用飼料及びブロイラーの飼育方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584474B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2784090B2 (ja) * | 1990-11-28 | 1998-08-06 | 花王株式会社 | 肉畜用肥育飼料 |
CA2071345C (en) * | 1991-06-17 | 2002-09-03 | Masaharu Hayashi | Feed additive for livestock and feed for livestock |
JP3068970B2 (ja) * | 1992-11-30 | 2000-07-24 | 中部飼料株式会社 | 子畜用液状飼料組成物 |
EP1059041A1 (en) * | 1999-06-07 | 2000-12-13 | Universiteit Gent | The combined use of triglycerides containing medium chain fatty acids and exogenous lipolytic enzymes as feed supplements |
BE1021434B1 (nl) | 2013-11-20 | 2015-11-20 | Proviron Holding | Veevoeder aangerijkt met een combinatie van monoglycerides. |
-
1988
- 1988-02-24 JP JP63041229A patent/JP2584474B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01215247A (ja) | 1989-08-29 |
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