JP2584434B2

JP2584434B2 - 撮像装置

Info

Publication number: JP2584434B2
Application number: JP59087411A
Authority: JP
Inventors: 克巳石井; 芳一西村; 川上　　誠
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1984-04-28
Filing date: 1984-04-28
Publication date: 1997-02-26
Anticipated expiration: 2012-02-26
Also published as: JPS60230771A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は撮影シーンに応じて設定した制御値を順次読
み出してプロセス処理回路を制御するとともに、現在の
シーン番号と次のシーン番号を表示するような撮像装置
に関する。

〔背景技術とその問題点〕

一般に、カラーテレビジョンカメラにて撮影を行う場
合において、実際の撮影に先立ってレジストレーション
調整やカラーバランス調整等の調整を行うが、これは良
質の撮影画像を得るためには必要不可欠である。たとえ
ば、白バランス調整、黒バランス調整、ガンマバランス
調整等のカラーバランス調整がなされていないと、正確
な色再生ができなくなってしまう。ところで、特に放送
局等においてドラマの撮影を行うような場合には、各シ
ーンに対応した演出が必要でありカラーバランスのとれ
た状態のみで撮影を行うのでは撮影画像が単調になって
しまい十分な演算効果が得られない。そこで、故意にカ
ラーバランスを崩して各シーンごとに撮影画像の色調に
変化をつける方法が知られている。このカラーバランス
たとえば白バランスを崩すには、撮像管からの各原色映
像信号にプロセス処理を施すプロセス処理回路内の各原
色映像信号用増幅器の利得を変化させれば良い。そし
て、この利得を変化させるには、撮影する各シーン毎に
可変抵抗器等を操作することにより調整しても良いが、
煩しくその設定状態を後に再現しようとしても容易なこ
とではない。そこで、通常は、カラーバランスすなわち
白バランス、黒バランス、ガンマバランス等の制御値デ
ータを予めメモリに記憶（いわゆるシーンファイル）し
ておき、撮影する各シーン毎に該シーンに要求される１
組の制御値データを選択ボタン等を操作することにより
読み出してカラーバランスを制御している。しかし、色
調の微妙な変化の要求や撮影シーンの増加等に伴ってメ
モリに記憶される制御値データの種類が増加する傾向に
あり、制御値データをどのような順番でメモリに記憶し
たかを覚えておくのは容易なことではなく、次のシーン
のための制御値データを読み出そうとしても希望の制御
値データが読み出されるか否かは分からない。また制御
値データをメモリから読み出すための操作も複雑になり
操作正が悪い。

〔発明の目的〕

そこで、本発明は上述した従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、撮影シーンに対応したカラーバランス
の制御値データを使用者の希望順に容易な操作でメモリ
ーから読み出せるようにするとともに、次のシーンに対
応した制御値を確認できるように、操作性の良い撮像装
置を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明に係る撮像装置は上述した目的を達成するため
に、撮像素子と、この撮像素子にて得られた各原色映像
信号にプロセス処理を施すプロセス処理手段と、このプ
ロセス処理手段に対して行われている制御の絶対値とな
る第１の制御データを一時的に表示する表示手段と、上
記プロセス処理手段の制御状態から相対的な制御を行う
ための相対値となる第２の制御データを生成する制御デ
ータ生成手段と、上記第１の制御データと上記第２の制
御データとから新たな絶対値となる第３の制御データを
生成し、この第３の制御データに基づいて上記プロセス
処理手段を可変制御するとともに、上記第３の制御デー
タを上記表示手段に表示させる制御を行う第１の制御手
段と、撮影シーン毎に上記第１の制御手段によってそれ
ぞれ生成された複数の第３の制御データを撮影シーン順
に記憶する第２の記憶手段と、上記撮影シーン毎に任意
に設定されるシーン番号とこのシーン番号で指定される
撮影シーンの第３の制御データを上記第２の記憶手段か
ら読み出すためのアドレス番号とを記憶するファイルメ
モリと、シーン番号の入力により指定される任意の撮影
シーンのアドレス番号を上記ファイルメモリから読み出
して上記第１の制御手段に供給し、該第１の制御手段に
より上記シーン番号に対応した撮影シーンの第３の制御
データを上記第２の記憶手段から読み出して上記プロセ
ス処理手段を制御するとともに、上記第３の制御データ
を上記表示手段に表示させる制御を行う制御手段とを備
えることを特徴とするものである。

〔実施例〕

以下、本発明に係る撮像装置の一実施例について図面
に従い詳細に説明する。

本実施例の撮像装置は第１図に示すように、３管式の
カラーテレビジョンカメラ本体１とデータバスおよびア
ドレスバスを介して接続されたカメラコントロールユニ
ット（CCU）２とにより構成されている。カラーテレビ
ジョンカメラ本体１において、撮像光は、撮像レンズ11
からフィルターディスク12を介して三色分解光学系13に
導かれ、この三色分解光学系13によって赤色成分光，緑
色成分光および青色成分光に分解され、赤色撮像用の第
１の撮像管14の撮像面上に赤色成分光による被写体像を
結像し、また、緑色撮影用の第２の撮像管15の撮像面上
に緑色成分光による被写体像を結像し、さらに、青色撮
影用の第３の撮像管16の撮影面上に青色成分光による被
写体像を結像するようになっている。なお、フィルター
ディスク12には撮影上のさまざまな効果を出すために数
種類の光学フィルターが設けられているとともに、不意
の強力な入射光から各撮像管14,15,16を保護したりある
いは黒バランス調整時に用いるための遮光部材が設けら
れており「キャップモード」において外部光を遮断する
ようになっている。また、このフィルターディスク12は
図示しないモータ等により回転駆動されることにより各
光学フィルターあるいは遮光部材が選択されるようにな
っている。

上記各撮像管14,15,16は、それぞれ各色成分光による
被写体像を撮影することにより得られる赤色映像信号Ｅ
_RO，緑色映像信号Ｅ_GOおよび青色撮像信号Ｅ_BOをそれぞ
れ前置増幅器17,18,19を介してプロセス処理回路20に供
給する。上記プロセス処理回路20は、各色映像信号
Ｅ_RO,E_GO,E_BOについてガンマ補正、ホワイトバランス等
のプロセス処理を施して、プロセス処理済の各色映像信
号Ｅ_R,E_G,E_Bをカラーエンコーダ31に供給する。上記カ
ラーエンコーダ31は、各色映像信号Ｅ_R,E_G,E_Bから例え
ばNTSC方式等の標準テレビジョン方式のカラーテレビジ
ョン信号Ｓ_OUTを形成して、このカラーテレビジョン信
号Ｓ_OUTを出力端子32より出力する。

すなわち、この実施例では、上記３本の撮像管14,15,
16にて得られる各色映像信号Ｅ_R,E_G,E_Bに基いて形成さ
れるカラーテレビジョン信号Ｓ_OUTを撮像出力として出
力するようになっている。

上記プロセス処理回路20から出力されるプロセス処理
済の各色映像信号Ｅ_R,E_G,E_Bの内緑色映像信号Ｅ_Gは比較
器33の一方の入力端子および比較器34の一方の入力端子
に供給されている。また、赤色映像信号Ｅ_Rは時分割に
より切り換えられるスイッチ40の被選択端子41に、青色
映像信号Ｅ_Bは該スイッチ40の被選択端子42にそれぞれ
供給されている。

上記比較器33では、供給されたプロセス処理済の緑色
映像信号Ｅ_Gのレベルが基準電圧35によって定められる
所定のレベルと比較され、その出力がサンプル・ホール
ド回路（S/H）36に供給される。このサンプル・ホール
ド回路36はウインドパルス形成回路50から供給されるウ
インドパルスφｗによって指定される上記各撮像管14,1
5,16の撮像領域をマトリクス状に分割した各領域〔Ａ〕
ijについて上記比較器33からの比較出力のサンプル・ホ
ールドを行うものである。そして、上記サンプル・ホー
ルド回路36からの出力がアナログ・デジタル変換器（A/
D）37によりデジタル信号に変換され演算処理回路60に
データとして供給される。

一方、比較器34の他方の入力端子にはスイッチ40の選
択端子43が接続されており、プロセス処理済の赤色映像
信号Ｅ_Rと青色映像信号Ｅ_Bが交互に供給される。そし
て、該比較器34により上記プロセス処理済の緑色映像信
号Ｅ_Gのレベルに対するプロセス処理済の赤色，青色の
色映像信号Ｅ_R,E_Bのレベルが比較され、そのレベル差信
号がサンプル・ホールド回路（S/H）38に供給される。
このサンプル・ホールド回路38は上記サンプル・ホール
ド回路36と同様にウインドパルス形成回路50から供給さ
れるウインドパルスφｗによって指定される上記各撮像
管14,15,16の撮像領域をマトリクス状に分割した各領域
〔Ａ〕ijについて上記レベル差信号のサンプル・ホール
ドを行うものである。そして、上記サンプル・ホールド
回路38からの出力がアナログ・デジタル変換器39により
デジタル信号に変換され上記演算処理回路60にデータと
して供給される。上記演算処理回路60は、たとえば８ビ
ットのマイクロコンピュータにて構成され、そのデータ
バスに制御値メモリ61,利得メモリ62,プログラムメモリ
63およびワーキングメモリ64が接続されており、該プロ
グラムメモリ63から読出されるプログラムデータに従っ
て上記ウインドパルス形成回路50を制御するとともに、
デジタル・アナログ変換器（D/A）65を介してフィルタ
ーディスク制御信号Ｓ_Fにてフィルターディスク12を制
御する。また、この演算処理回路60はカラーバランス調
整に必要なプロセス処理データを形成しワーキングメモ
リ64に記憶する。そして、このプロセス処理データはポ
ート66、デジタル・アナログ変換器67を介してアナログ
のプロセス処理信号Ｓ_Pに変換され上記プロセス処理回
路20を制御するようになっている。また、後述するよう
に、制御値メモリ61は予め設定した白バランス、黒バラ
ンス、ガンマバランス等のカラーバランスの制御値デー
タを記憶しておくメモリであり、利得メモリ62はプロセ
ス処理回路20内の各原色映像信号用増幅器の予め設定さ
れた複数の各利得制御値データが記憶されている。

このように構成されたカラーテレビジョンカメラ本体
１は第２図に示すようなテストチャート70を用いてカラ
ーバランスの自動調整を行うことができる。このテスト
チャート70は全体が７×７＝49の領域に分割されてお
り、中央の領域には＋印のマーカが配設されている。ま
た、この＋印のマーカを挾んで上下には各灰色領域が配
設されており、左には白色領域が、右には黒色領域がそ
れぞれ配設されている。なお、残りの各領域にはすべて
＋の印のマーカが配設されている。

そして、まずこのテストチャート70を画面いっぱいに
写しておき、カラーバランス調整モードを「自動」にす
ることにより、予め設定されたプログラムに従って各調
整がなされる。すなわち、ウインドパルス形成回路50か
らのウインドパルスφｗにより上記テストチャート70の
白色，黒色あるいは灰色の各領域に対応する撮像領域の
一領域が順次指定される白バランス，ガンマバランス等
のカラーバランス調整がなされるようになっている。な
お、黒バランスの調整時には、フィルターディスク12が
「キャップモード」とされ撮像管14,15,16への入射光が
遮断される。また、上記テストチャート70中の＋印のマ
ーカはレジストレーションの調整に用いられる。

次に、カラーテレビジョンカメラ本体１の主要部を取
り出してカメラコントロールユニット２の構成を説明し
ながら、第３図を用いていわゆるシーンファイルの機能
について説明する。まず、シーンファイルするためのカ
ラーバランスの制御値としてたとえば白バランスの制御
値の設定の仕方について説明する。

白バランスを制御するには、プロセス処理回路20内の
赤色映像信号用の増幅器21,緑色映像信号用の増幅器22,
および青色映像信号用の増幅器23の利得をそれぞれ制御
すれば良い。なお、通常は緑色映像信号用の増幅器22の
利得を基準として赤色，青色の各映像信号用の増幅器2
1,23の利得が調整される。また、ここでは、これらの各
増幅器21,22,23は電圧制御増幅器（VCA）とする。

まず、カメラ本体１内で白バランスの自動調整が行わ
れると、ワーキングメモリ64のアドレス指定データによ
って指定され利得メモリ62から読み出された上記各増幅
器21,22,23の利得の制御値データに応じて、演算処理回
路60により該各増幅器21,22,23の利得が制御される。こ
の状態で上記利得メモリ62から読み出された制御値デー
タがカメラコントロールユニット２側の演算処理回路81
に送られ液晶表示器等の利得表示部62にたとえば「＋3,
＋1,−２」という数字が表示される。この状態からバラ
ンスをくずすのはカメラコントロールユニット２側の演
算処理回路81に接続された利得調節部90のたとえば可変
抵抗器91,92,93を操作することによって行われる。すな
わち、利得調節部90の可変抵抗器91,92,93を操作するこ
とによりこれに応じて演算処理回路81からカメラ本体１
側の演算処理回路60にたとえば、「＋5,0,＋10」という
バランスのとれた状態を基準値とする相対値のデータが
送られる。そして、このデータに応じて利得メモリ62か
ら、ワーキングメモリ64のアドレス指定データによって
指定され読み出された利得の制御値データに応じて各増
幅器21,22,23の利得が制御されるとともに、この利得の
制御値データがカメラコントロールユニット２側の演算
処理回路81に送られ利得表示部82に「＋8,＋1,＋８」と
いう数字が表示される。そして、更に、利得調節部90の
操作によりカメラコントロールユニット２側からカメラ
本体１側に相対値のデータ「−5,−1,＋２」を送ったと
すると利得表示部82には「＋3,0,＋10」という数字が表
示される。すなわち、カメラコントロールユニット２側
の利得調節部90を操作することによってカメラ本体１側
に送られる相対値のデータに応じて、利得メモリ62か
ら、ワーキングメモリ64のアドレス指定データによって
利得の制御値データが読み出され、これに応じて各増幅
器21,22,23の利得が制御されるようになっている。そし
て、これと同時に上記利得の制御値データがカメラコン
トロールユニット２の演算処理回路81に送られ、利得表
示部82に実際の利得制御値が数字で表示されるようにな
っている。従って、該利得制御値を実時間で確認しなが
ら利得調節部90を操作して各増幅器21,22,23の利得を調
節することができる。

そして、このようにして設定された所定の白バランス
の制御値の他、やはり所定の黒バランス，ガンマバラン
ス等の制御値のデータをたとえば64通りの組合わせで01
〜64の任意のアドレス番号を付して制御値メモリ61に予
め記憶しておく。そして、撮影する各シーン毎にたとえ
ば001〜999の３桁の任意のシーン番号を予め付してお
き、カメラコントロールユニット２側に設けられたキー
ボード部100のテン・キー101を操作してシーン番号たと
えば「101」とこのシーンに対応する制御値メモリ61に
記憶されている１組の制御値データのアドレス番号たと
えば「08」を指定した後、レジスト・キー102を操作す
ることによりこのシーン番号「101」とアドレス番号「0
8」がファイルメモリ83に記憶される。そして、クリア
・キー103を操作した後続いて次のシーン番号とこれに
対応する１組の制御値データのアドレス番号を記憶する
ことができる。このようにして、撮影するすべてのシー
ン毎のシーン番号とこれに対応する制御値データのアド
レス番号をファイルメモリ83に記憶することができる。

実際の撮影時においてたとえばシーン番号「101」の
シーンから撮影を行う場合には、まずテン・キー101を
操作して「101」を指定する。そうすると、ファイルメ
モリ83に記憶されているシーン番号「101」に対応する
１組の制御値データのアドレス番号「08」を読み出さ
れ、演算処理回路81からデータバスを介してカメラ本体
１側の演算処理回路60に送られる。そして、制御値メモ
リ62からこのアドレス番号「08」に対応した１組の制御
値データが読み出され、プロセス処理回路20が制御され
所定のカラーバランスが再現される。また、これと同時
に液晶表示器等のシーン番号表示部84に現在のシーン番
号「101」と次のシーン番号たとえば「107」とが表示さ
れる。そして、ネクスト・キー104を操作することによ
り今度はシーン番号「107」に対応する１組の制御値デ
ータのアドレス番号たとえば「15」がファイルメモリ83
から読み出され所定のカラーバランスが再現される。こ
の時にも勿論シーン番号表示部84には現在のシーン番号
「107」と次のシーン番号たとえば「208」とが表示され
る。すなわち、この実施例の撮像装置の場合には、ネク
スト・キー104を操作するごとに、順次シーン番号の若
い順から制御値データが読み出されるようになってい
る。従って、各シーンの撮影順にシーン番号を付してお
けば、ファイルメモリ83への１組の制御値データに対応
するアドレス番号の記憶はシーン番号の順序にかかわら
ず都合の良い順に行っても、撮影時にネクスト・キー10
4を操作することによりシーン番号の若い順から制御値
データが読み出されるため撮影を行うには極めて便利で
ある。また、シーン番号表示部84に現在のシーン番号と
同時に次のシーン番号が表示されるため確認も容易であ
る。更に、シーン番号はネクスト・キー104を用いずに
テン・キー101により指定することもできる。

なお、本発明は上述した実施例に限られるものではな
く、撮像管は単管式でも勿論良い。

〔発明の効果〕

上述した実施例の説明から明らかなように、本発明に
よれば、撮像素子にて得られた各原色映像信号にプロセ
ス処理を施すプロセス処理手段に対して行われている制
御の絶対値となる第１の制御データを表示手段で表示
し、上記第１の制御データによる上記プロセス処理手段
の制御状態から相対的な制御を行うための相対値となる
第２の制御データ生成手段により生成し、第１の制御手
段により、上記第１の制御データと上記第２の制御デー
タとから新たな絶対値となる第３の制御データを生成し
て、この第３の制御データに基づいて上記プロセス処理
手段を可変制御するので、上記第１の制御手段により、
上記制御データ生成手段が生成する第２の制御データを
相対値として上記プロセス処理手段の微妙な制御を円滑
に且つ確実に行うことができる。

また、撮影シーン毎に上記第１の制御手段によってそ
れぞれ生成された複数の第３の制御データを撮影シーン
順に記憶する第２の記憶手段に記憶するとともに、上記
撮影シーン毎に任意に設定されるシーン番号とこのシー
ン番号で指定される撮影シーンの第３の制御データを上
記第２の記憶手段から読み出すためのアドレス番号とフ
ァイルメモリに記憶しておき、第２の制御手段により、
シーン番号の入力により指定される任意の撮影シーンの
アドレス番号を上記ファイルメモリから読み出して上記
第１の制御手段に供給し、該第１の制御手段により上記
シーン番号に対応した撮影シーンの第３の制御データを
上記第２の記憶手段から読み出して上記プロセス処理手
段を制御することができる。すなわち、シーン番号を指
定するだけの簡単な操作により、任意の撮影シーンにお
ける上記プロセス処理手段の制御状態を迅速に且つ確実
に設定することができる。

しかも、上記プロセス処理手段の制御量の絶対値が表
示手段に常に表示されるので、上記プロセス処理手段の
制御状態を視覚的に把握することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る撮像装置の一実施例を示すブロッ
ク図、第２図は上記実施例におけるカラーバランスの自
動調整時に用いられるテストチャートを示す正面図、第
３図は上記実施例におけるカラーテレビジョンカメラ本
体の主要部の構成およびカメラコントロールユニットの
構成を示すブロック図である。 14,15,16……撮像管 20……プロセス処理回路 60,81……演算処理回路 61……制御値メモリ 62……利得メモリ 64……ワーキングメモリ 83……ファイルメモリ 84……シーン番号表示部 100……キーボード部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者川上誠東京都品川区北品川６丁目７番35号ソニー株式会社内 (56)参考文献特開昭52−13090（ＪＰ，Ａ) 特開昭54−126007（ＪＰ，Ａ)

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】撮像素子と、この撮像素子にて得られた各原色映像信号にプロセス処
理を施すプロセス処理手段と、このプロセス処理手段に対して行われている制御の絶対
値となる第１の制御データを一時的に表示する表示手段
と、上記プロセス処理手段の制御状態から相対的な制御を行
うための相対値となる第２の制御データを生成する制御
データ生成手段と、上記第１の制御データと上記第２の制御データとから新
たな絶対値となる第３の制御データを生成し、この第３
の制御データに基づいて上記プロセス処理手段を可変制
御するとともに、上記第３の制御データを上記表示手段
に表示させる制御を行う第１の制御手段と、撮影シーン毎に上記第１の制御手段によってそれぞれ生
成された複数の第３の制御データを撮影シーン順に記憶
する第２の記憶手段と、上記撮影シーン毎に任意に設定されるシーン番号とこの
シーン番号で指定される撮影シーンの第３の制御データ
を上記第２の記憶手段から読み出すためのアドレス番号
とを記憶するファイルメモリと、シーン番号の入力により指定される任意の撮影シーンの
アドレス番号を上記ファイルメモリから読み出して上記
第１の制御手段に供給し、該第１の制御手段により上記
シーン番号に対応した撮影シーンの第３の制御データを
上記第２の記憶手段から読み出して上記プロセス処理手
段を制御するとともに、上記第３の制御データを上記表
示手段に表示させる制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置。