JPH11113007A

JPH11113007A - デジタルカメラ

Info

Publication number: JPH11113007A
Application number: JP9282850A
Authority: JP
Inventors: Mitsushige Aoyama; 光滋青山; Toshiaki Nakahira; 寿昭中平
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1997-09-30
Filing date: 1997-09-30
Publication date: 1999-04-23
Also published as: CN1213925A; CN1161956C

Abstract

(57)【要約】【課題】ＣＣＤを用いたデジタルカメラのカラー調整
を容易かつ最適に行えるようにすること。【解決手段】カラー調整を行う調整モードを有し、該
調整モードにおいて専用のデジタルカメラ調整装置から
の制御によって各部の制御動作が可能なデジタルカメラ
であって、被検出光から３色の成分の光量を検出し、各
々のデジタル画像信号を生成する画像信号生成手段（Ｉ
ＰＰ１０７）と、Ｕ信号およびＶ信号の利得を制御する
利得制御手段（Ｕ／Ｖゲイン調整部１０９０および不図
示のＣＰＵ）と、利得制御手段の利得制御に使用する利
得値を記憶した記憶手段（図示せず９と、調整モードに
おいてデジタルカメラ調整装置から入力した調整後の利
得値を記憶手段に書き込む書込手段（不図示のＣＰＵ）
と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、カラー調整を行
う調整モードを有し、該調整モードにおいて専用のデジ
タルカメラ調整装置からの制御によって各部の制御動作
が可能なデジタルカメラに関し、より詳細には、カラー
調整が容易に行えるデジタルカメラに関する。

【０００２】

【従来の技術】近時、デジタルスチルカメラが普及して
おり、かかるデジタルカメラでは、高機能化・高性能化
が進んでいる。このようなデジタルカメラでは、光学系
を介した被写体光を電気信号に変換して画像信号として
入力するための撮像素子として、ＣＣＤ（電荷結合素
子）を用いるのが一般的である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記Ｃ
ＣＤを用いたデジタルカメラによれば、高精度のＣＣＤ
を除いて、一般的には、ＣＣＤ素子や、ＣＣＤ素子の出
力をサンプリングするサンプリング回路の特性にばらつ
きがあるため、個々のデジタルカメラ毎にＲ・Ｇ・Ｂの
３色のカラー調整を行う必要があるが、このカラー調整
の作業が面倒であるという問題点があった。

【０００４】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、ＣＣＤを用いたデジタルカメラのカラー調整を
容易かつ最適に行えるようにすることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項１に係るデジタルカメラ
は、カラー調整を行う調整モードを有し、該調整モード
において専用のデジタルカメラ調整装置からの制御によ
って各部の制御動作が可能なデジタルカメラであって、
被検出光から３色の成分の光量を検出し、各々のデジタ
ル画像信号を生成する画像信号生成手段と、Ｕ信号およ
びＶ信号の利得を制御する利得制御手段と、前記利得制
御手段の利得制御に使用する利得値を記憶した記憶手段
と、調整モードにおいて前記デジタルカメラ調整装置か
ら入力した調整後の利得値を前記記憶手段に書き込む書
込手段と、を備えたものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係るデジタルカメラの好適な実施の形態を詳細に
説明する。

【０００７】［発明の概要］本明細書においては、デジ
タルカメラ調整システムとは、デジタルカメラおよびデ
ジタルカメラ調整装置を含んだものをいう。本発明のデ
ジタルカメラは、カラーＣＣＤを有しており、調整工程
で、３色のデジタル画像信号（映像信号）をデジタルカ
メラ調整装置に出力する。また、デジタルカメラ調整装
置は、調整工程において、デジタルカメラから出力され
る３色のデジタル画像信号（映像信号）に基づいて、該
３色のデジタル画像信号が予め設定されている調整規格
内になるように、デジタルカメラのＣＰＵ（利得制御手
段）を制御してＵ信号およびＶ信号の利得を調整する。
この調整された利得値はデジタルカメラのフラッシュメ
モリに書き込まれる。

【０００８】以下、［デジタルカメラ］、［デジタルカ
メラ調整装置］、［カラー調整］の順に説明を行う。

【０００９】［デジタルカメラ］図１は、本実施の形態
に係るデジタルカメラの構成図である。同図において、
１００は、デジタルカメラを示しており、デジタルカメ
ラ１は、レンズ１０１、オートフォーカス等を含むメカ
機構１０２、ＣＣＤ１０３、ＣＤＳ回路１０４、可変利
得増幅器（ＡＧＣアンプ）１０５、Ａ／Ｄ変換器１０
６、ＩＰＰ１０７、ＤＣＴ１０８、コーダー１０９、Ｍ
ＣＣ１１０、ＲＡＭ（内部メモリ）１１１、ＰＣカード
インタフェース１１２、ＣＰＵ１２１、表示部１２２、
操作部１２３、モータドライバ１２５、およびＳＧ（制
御信号生成）部１２６、ストロボ１２７、バッテリ１２
８、ＤＣ−ＤＣコンバータ１２９、フラッシュメモリ１
３０を具備して構成されている。また、ＰＣカードイン
タフェース１１２を介して着脱可能なＰＣカード１５０
が接続されている。

【００１０】レンズユニットは、レンズ１０１、オート
フォーカス（ＡＦ）・絞り・フィルター部を含むメカ機
構１０２等からなり、メカ機構１０２のメカニカルシャ
ッタは２つのフィールドの同時露光を行う。ＣＣＤ（電
荷結合素子）１０３は、レンズユニットを介して入力し
た映像を電気信号（アナログ画像データ）に変換する。
ＣＤＳ（相関２重サンプリング）回路１０４は、ＣＣＤ
型撮像素子に対する低雑音化のための回路である。

【００１１】また、ＡＧＣアンプ１０５は、ＣＤＳ回路
１０４で相関２重サンプリングされた信号のレベルを補
正する。さらにＡ／Ｄ変換器１０６は、ＡＧＣアンプ１
０５を介して入力したＣＣＤ１０３からのアナログ画像
データをデジタル画像データに変換する。すなわち、Ｃ
ＣＤ１０３の出力信号は、ＣＤＳ回路１０４およびＡＧ
Ｃアンプ１０５を介し、またＡ／Ｄ変換器１０５によ
り、最適なサンプリング周波数（例えば、ＮＴＳＣ信号
のサブキャリア周波数の整数倍）にてデジタル信号に変
換される。

【００１２】また、デジタル信号処理部であるＩＰＰ
（Image Pre-Processor)１０７、ＤＣＴ（Discrete Cos
ine Transform)１０８、およびコーダー（Huffman Enco
der/Decoder)１０９は、Ａ／Ｄ変換器１０６から入力し
たデジタル画像データについて、色差（Ｃｂ、Ｃｒ）と
輝度（Ｙ）に分けて各種処理、補正および画像圧縮／伸
長のためのデータ処理を施す。画像圧縮・伸長部１０７
は、例えばＪＰＥＧ準拠の画像圧縮・伸長の一過程であ
る直交変換、並びに、ＪＰＥＧ準拠の画像圧縮・伸長の
一過程であるハフマン符号化・復号化等を行う。

【００１３】さらに、ＭＣＣ（Memory Card Controlle
r）１１０は、圧縮処理された画像を一旦蓄えてＰＣカ
ードインタフェース１１２を介してＰＣカード１５０へ
の記録、或いはＰＣカード１５０からの読み出しを行
う。

【００１４】ＣＰＵ１２１は、ＲＯＭ（不図示）に格納
されたプログラムに従ってＲＡＭ（不図示）を作業領域
として使用して、操作部１２３からの指示、或いは図示
しないリモコン等の外部動作指示に従い、上記デジタル
カメラ内部の全動作を制御する。具体的には、ＣＰＵ１
２１は、撮像動作、自動露出（ＡＥ）動作、自動ホワイ
トバランス（ＡＷＢ）調整動作や、ＡＦ動作等の制御を
行う。また、カメラ電源はバッテリ１２８、例えば、Ｎ
ｉＣｄ、ニッケル水素、リチウム電池等から、ＤＣ−Ｄ
Ｃコンバータ１２９に入力され、当該デジタルカメラ内
部に供給される。

【００１５】表示部１２２は、ＬＣＤ、ＬＥＤ、ＥＬ等
で実現されており、撮影したデジタル画像データや、伸
長処理された記録画像データを表示すると共に、モード
表示部には、当該デジタルカメラの状態等を画面上に表
示する。また、操作部１２３は、機能選択、撮影指示、
およびその他の各種設定を外部から行うためのボタンを
備える。

【００１６】上記したデジタルカメラ１００は、被写体
を撮像して得られる画像データをＰＣカード１５０に記
録する記録モードと、ＰＣカード１５０に記録された画
像を表示する表示モードと、デジタルカメラ調整装置２
００と協働してフラッシュメモリ１３０に調整データを
書き込む記録・調整モード等を備えている。

【００１７】図２は、上記ＩＰＰ１０７の具体的構成の
一例を示す図である。ＩＰＰ１０７は、図２に示す如
く、Ａ／Ｄ変換器１０６から入力したデジタル画像デー
タをＲ・Ｇ・Ｂの各色成分に分離する色分離部１０７１
と、分離されたＲ・Ｇ・Ｂの各画像データを補間する信
号補間部１０７２と、Ｒ・Ｇ・Ｂの各画像データの黒レ
ベルを調整するペデスタル調整部１０７３と、Ｒ、Ｂの
各画像データの白レベルを調整するホワイトバランス調
整部１０７４と、ＣＰＵ１２１により設定されたゲイン
（利得値）でＲ・Ｇ・Ｂの各画像データを補正するデジ
タルゲイン調整部１０７５と、Ｒ・Ｇ・Ｂの各画像デー
タのγ変換を行うガンマ変換部１０７６と、ＲＧＢの画
像データを色差信号（Ｃｂ、Ｃｒ）と輝度信号（Ｙ）と
に分離するマトリックス部１０７７と、色差信号（Ｃ
ｂ、Ｃｒ）と輝度信号（Ｙ）とに基づいてビデオ信号を
作成し表示部１２２に出力するビデオ信号処理部１０７
８と、を備えている。

【００１８】更に、ＩＰＰ１０７は、ペデスタル調整部
１０７３によるペデスタル調整後のＲ・Ｇ・Ｂの各画像
データの輝度データ（Ｙ）を検出するＹ演算部１０７９
と、Ｙ演算部１０７９で検出した輝度データ（Ｙ）の所
定周波数成分のみを通過させるＢＰＦ１０８０と、ＢＰ
Ｆ１０８０を通過した輝度データ（Ｙ）に応じたデジタ
ルカウント値をＡＦ評価値としてＣＰＵ１２１に出力す
るＡＦ評価値回路１０８１と、Ｙ演算部１０７９で検出
した輝度データ（Ｙ）に応じたデジタルカウント値をＡ
Ｅ評価値としてＣＰＵ１２１に出力するＡＥ評価値回路
１０８２と、デジタルゲイン調整部１０７５によるゲイ
ン調整後のＲ・Ｇ・Ｂの各画像データの輝度データ
（Ｙ）を検出するＹ演算部１０８３と、Ｙ演算部１０８
３で検出した輝度データ（Ｙ）に応じたデジタルカウン
ト値をＡＷＢ評価値としてＣＰＵ１２１に出力するＡＷ
Ｂ評価値回路１０８４と、ＣＰＵ１２１により設定され
たゲイン（利得値）でマトリクス部１０７７から出力さ
れる色差信号Ｃｂ、Ｃｒ（換言すれば、Ｕ信号およびＶ
信号）のゲインを調整するＵ／Ｖゲイン調整部１０９０
と、ＣＰＵ１２１とのインターフェースであるＣＰＵＩ
／Ｆ１０８５と、およびＤＣＴ１０８とのインターフェ
ースであるＤＣＴＩ／Ｆ１０８６等を備えている。

【００１９】上記したデジタルゲイン調整部１０７５
は、ＲＧＢ毎に、乗算器１０７５ｒ、１０７５ｇ、１０
７５ｂを備えており、各乗算器１０７５ｒ、１０７５
ｇ、１０７５ｂに入力するＲ・Ｇ・Ｂの画像データに、
ＣＰＵ１２１で設定されるＲＧＢの各ゲインデータ（利
得値）をそれぞれ乗算し、Ｒ・Ｇ・Ｂの画像データの信
号レベルを調整する。また、Ｕ／Ｖゲイン調整部１０９
０は、乗算器１０９０Ｕ、乗算器１０９０Ｖを備えてお
り、各乗算器１０９０Ｕ、１０９０Ｖに入力するＣｒ、
Ｃｂの色差信号に、ＣＰＵ１２１で設定される各ゲイン
データ（利得値）をそれぞれ乗算し、信号レベルを調整
する。

【００２０】［デジタルカメラ調整装置］図３は、本実
施の形態に係るデジタルカメラ調整装置２００の外観構
成を示す図であり、図４は、デジタルカメラ１００とデ
ジタルカメラ調整装置２００とからなるデジタルカメラ
調整システム３００のブロック構成を示す図である。

【００２１】図３および図４に示すデジタルカメラ調整
装置２００は、デジタルカメラ１００に電源を供給する
デジタルカメラ供給用電源２０１と、デジタルカメラ供
給用電源２０１をＧＰＩＢ制御するためのアダプター２
０２と、デジタルカメラ１００で撮影した画像を表示す
るモニタ２０３と、デジタルカメラ１００でスキャンし
たカラー信号（ＲＧＢ）の振幅と位相をベクトル的に表
示するベクトルスコープ２０４と、モニタ２０３のビデ
オ信号観測用のウェーブフォームモニタ２０５と、光源
２０６と、デジタルカメラ１００および上記計測機器
（ベクトルスコープ２０４、ウェーブフォームモニタ２
０５等）の制御等を行うコンピュータ２０７と、コンピ
ュータ２０７の表示装置であり調整メニュー等を表示す
るディスプレイ２０８と、コンピュータ２０７本体に装
着されるＧＰＩＢＩ／Ｆ２０９と、デジタカメラ１００
を固定し、デジタルカメラ供給用電源２０１、ＲＳ−２
３２Ｃ、ＶＩＤＥＯ等の信号接続を行う調整治具本体２
１０と、カラーバーチャートおよびグレースケールの切
換をコンピュータ２０７からの指令に応じて制御する制
御ＢＯＸ２１１と、制御ＢＯＸ２１１の制御によって切
換可能に配置されたカラーバーチャート２２０およびグ
レースケール２２１と、を備えている。

【００２２】図５は、上記コンピュータ２０７の構成を
示す図である。コンピュータ２０７は、図５に示す如
く、操作指示を与える入力部２０７１と、コンピュータ
の装置全体の制御を司るＣＰＵ２０７２、当該ＣＰＵ２
０７２を動作させる各種制御プログラムを格納したＲＯ
Ｍ２０７３と、ＣＰＵ２０７２のワークエリアとして使
用されるＲＡＭ２０７４と、を備えている。上記制御プ
ログラムとしては、例えば、デジタルカメラ１００のフ
ラッシュメモリ１３０にデジタルゲイン調整部１０７５
用の利得値等の調整データを書き込むための調整データ
作成プログラム等がある。

【００２３】［カラー調整］次に、デジタルカメラ１０
０とデジタルカメラ調整装置２００とで協働して実行さ
れるカラー調整（カラーバランス調整）の処理手順を図
６に示すフローチャートを参照して説明する。図６は、
カラー調整の手順を示すフローチャートである。

【００２４】先ず、図４に示すように、デジタルカメラ
１００を、デジタルカメラ調整装置２００の治具本体２
１０に装着し、デジタルカメラ１００およびデジタルカ
メラ調整装置２００の電源投入が行われると、デジタル
カメラ１００およびデジタルカメラ調整装置２００の初
期化処理が行われ（ステップＳ１、Ｐ１）、ディスプレ
ー２０８には、図７に示すような表示メニューが表示さ
れる（ステップＳ２）。

【００２５】そして、デジタルカメラ１００では、調
整、記録モードが設定される（ステップＰ２）。また、
デジタルカメラ調整装置２００では、ディスプレイ２０
８のメニュー画面から、カラー調整が選択されると（ス
テップＳ３）、コンピュータ２０７のＣＰＵ２０７２
は、カラー調整のための各種の初期値設定を行うと共
に、カラー調整の開始を示すコマンドを、ＲＳ２３２Ｃ
ケーブルを介して、デジタルカメラ１００のＣＰＵ１２
１に送信する（ステップＳ４）。

【００２６】デジタルカメラ１００のＣＰＵ１２１で
は、このコマンドを受信すると（ステップＰ３）、初期
値設定処理を行って、ホワイトバランスを初期値に設定
する（Ｐ４）。

【００２７】次に、コンピュータ２０７のＣＰＵ２０７
２の制御によって、コンピュータ２０７のＣＰＵ２０７
２とデジタルカメラ１００のＣＰＵ１２１が協働して、
ホワイトバランス調整を実行する（Ｓ５ａ、Ｓ５、Ｐ４
ａ、Ｐ４）。この調整は、後段の処理であるカラー位相
・振幅調整を行う前にグレースケールでホワイトバラン
スを合わせる処理である。具体的には、コンピュータ２
０７のＣＰＵ２０７２の指令によって、制御ＢＯＸ２１
１がカラーバーチャート２２０およびグレースケール２
２１の切替えを行い、光源２０６の光路上にグレースケ
ール２２１を配置する。続いてコンピュータ２０７のＣ
ＰＵ２０７２の指令でデジタルカメラ１００に対し、コ
マンドでオートホワイトバランスＡＷＢのモードをＯＦ
Ｆに設定する。続いてデジタルカメラ１００が撮影を行
い、撮影された信号に基づいてホワイトバランスが調整
される。

【００２８】次に、コンピュータ２０７のＣＰＵ２０７
２の制御によって、コンピュータ２０７のＣＰＵ２０７
２とデジタルカメラ１００のＣＰＵ１２１が協働して、
露出調整を実行する（Ｓ６ａ、Ｓ６、Ｐ５ａ、Ｐ５）。
この調整は、次ステップのカラー振幅・位相調整を行う
前に、カラーバーチャート２２０の白を基準とし露出を
調整するものである。コンピュータ２０７のＣＰＵ２０
７２の指令によって、制御ＢＯＸ２１１がカラーバーチ
ャート２２０およびグレースケール２２１の切替えを行
い、光源２０６の光路上にカラーバーチャート２２０を
配置する。続いてコンピュータ２０７のＣＰＵ２０７２
の指令でデジタルカメラ１００に対し、コマンドでＡＥ
（自動露出）のモードをＯＦＦに設定する。続いてデジ
タルカメラ１００が撮影を行い、撮影された信号に基づ
いて露出が調整される。

【００２９】最後に、コンピュータ２０７のＣＰＵ２０
７２の制御によって、コンピュータ２０７のＣＰＵ２０
７２とデジタルカメラ１００のＣＰＵ１２１が協働し
て、カラー振幅・位相調整を実行する（Ｓ７、Ｐ６）。
具体的には、デジタルカメラ１００が撮像してビデオ信
号処理部１０７８から出力したビデオ信号をベクトルス
コープ２０４へ表示し、該ベクトルスコープ２０４上で
各色（Ｒ、Ｇ、Ｂの３点）が指定の枠内に入るようにコ
ンピュータ２０７のキーボード（不図示）を操作して、
Ｕ／Ｖゲイン調整部１０９０のＵ信号およびＶ信号の利
得１０９０Ｕおよび１０９０Ｖを調整する。

【００３０】図８はカラー振幅・位相調整を行うときの
ベクトルスコープ２０４の画面例を示し、この画面には
予めＲ、Ｇ、Ｂの３色をについてそれぞれ設定した振幅
と位相の位置に『田』文字の形をした指定枠（調整規
格）を配設しておき、ここでは指定枠内にＲ、Ｇ、Ｂの
各点が全て枠内に入るように調整するようにしている。
また、指定枠はＲ、Ｇのみ、輝点中心から角度方向±３
°、放射方向に±３°ｍｍに限定している。

【００３１】カラー振幅・位相調整では、コンピュータ
２０７（ここでは、本発明の利得値調整手段としての役
割を果たす）が、調整規格との参照を行い、調整値が前
記調整規格の範囲をはずれる場合に、デジタルカメラ１
００または環境条件が異常である旨のメッセージをディ
スプレイ２０８に表示し、処理を終了する。

【００３２】一方、コンピュータ２０７は、調整値が調
整規格内で、Ｒ、Ｇ、Ｂの３色がそれぞれ指定枠内に調
整されると、そのときの利得値をデジタルカメラ１００
のフラッシュメモリ１３０に書き込み、処理を終了す
る。

【００３３】以上説明したように、本実施の形態のデジ
タルカメラ１００では，デジタルカメラ１００からビデ
オ信号（３色のデジタル画像信号に相当する）を入力
し、各デジタル画像信号が予め設定されている調整規格
内に入るようにＵ信号およびＶ信号の利得値を調整し、
Ｕ信号およびＶ信号の利得値が調整規格値となったとき
の利得値をデジタルカメラ１００のフラッシュメモリ１
３０に書き込むため、ＣＣＤを用いたデジタルカメラ１
００のカラー調整を容易かつ最適に行うことができる。
また、カラーバーチャート２２０を用いて複数の基準色
の光を同時に入力するため、複数の基準色に対するカラ
ー調整を一度に行うことができる。

【００３４】また、デジタルカメラ調整装置で、デジタ
ルカメラ１００のホワイトバランスを設定するため、ホ
ワイトバランスの合った状態でカラー調整を行うことが
でき、カラー調整の精度の向上を図ることができる。

【００３５】また、デジタルカメラ調整装置で、デジタ
ルカメラ１００の露出を調整するため、適正な露出でカ
ラー調整を行うことができ、カラー調整の精度の向上を
図ることができる。

【００３６】また、デジタルカメラ調整装置で、デジタ
ルカメラのＡＥ（自動露出）をＯＮ／ＯＦＦを設定でき
るので、カラー調整時にＡＥをＯＦＦして、ＡＥの影響
をなくし、適切な露出でカラー調整を行うことができ
る。

【００３７】また、デジタルカメラ調整装置で、デジタ
ルカメラのＡＷＢ（オートホワイトバランス）のみをＯ
Ｎ／ＯＦＦすることができるため、カラー調整時にホワ
イトバランスの状態が変化しないようにすることで、カ
ラーの基準を適切に設定することが可能である。

【００３８】

【発明の効果】請求項１に係るデジタルカメラは、カラ
ー調整を行う調整モードを有し、該調整モードにおいて
専用のデジタルカメラ調整装置からの制御によって各部
の制御動作が可能なデジタルカメラであって、被検出光
から３色の成分の光量を検出し、各々のデジタル画像信
号を生成する画像信号生成手段と、Ｕ信号およびＶ信号
の利得を制御する利得制御手段と、利得制御手段の利得
制御に使用する利得値を記憶した記憶手段と、調整モー
ドにおいてデジタルカメラ調整装置から入力した調整後
の利得値を記憶手段に書き込む書込手段と、を備えたた
め、ＣＣＤを用いたデジタルカメラのカラー調整を容易
かつ最適に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態に係るデジタルカメラの構成図で
ある。

【図２】図１のＩＰＰの具体的構成の一例を示す図であ
る。

【図３】本実施の形態に係るデジタルカメラ調整装置の
外観構成を示す図である。

【図４】本実施の形態に係るデジタルカメラ調整システ
ムの構成図である。

【図５】図４のコンピュータの構成を示す図である。

【図６】カラー調整の処理手順を示すフローチャートで
ある。

【図７】表示メニューを示す図である。

【図８】カラー振幅・位相調整を行うときのベクトルス
コープの表示画面例を示す図である。

【符号の説明】

１００デジタルカメラ１０３ＣＣＤ（電荷結合素子）１０４ＣＤＳ（相関２重サンプリング）回路１０５可変利得増幅器（ＡＧＣアンプ）１０６Ａ／Ｄ変換器１０７ＩＰＰ（Image Pre-Processor) １０８ＤＣＴ（Discrete Cosine Transform) １０９コーダー（Huffman Encoder/Decoder) １２１ＣＰＵ１２２表示部１２３操作部１３０フラッシュメモリ１５０ＰＣカード２１１制御ＢＯＸ２２０カラーバーチャート２２１グレースケール１０７１色分離部１０７２信号補間部１０７３ペデスタル調整部１０７４ホワイトバランス調整部１０７５デジタルゲイン調整部１０９０Ｕ／Ｖゲイン調整部１０９０Ｕ、１０９０Ｖ乗算器２０７１入力部２０７２ＣＰＵ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】カラー調整を行う調整モードを有し、該
調整モードにおいて専用のデジタルカメラ調整装置から
の制御によって各部の制御動作が可能なデジタルカメラ
であって、被検出光から３色の成分の光量を検出し、各々のデジタ
ル画像信号を生成する画像信号生成手段と、Ｕ信号およびＶ信号の利得を制御する利得制御手段と、前記利得制御手段の利得制御に使用する利得値を記憶し
た記憶手段と、調整モードにおいて前記デジタルカメラ調整装置から入
力した調整後の利得値を前記記憶手段に書き込む書込手
段と、を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。