JP3954879B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に関し、さらに詳しくは、撮影時でのレリーズタイムラグを解消するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のデジタルカメラなどの撮像装置では、小型化の要求に伴ってレンズ鏡筒をカメラ本体内に沈胴収納して携帯性を向上させたり、また、利用者の利便性や塵埃などから撮影レンズを保護するためにレンズ保護バリアをカメラ本体内に内蔵するようにした構成がある。
撮像装置では、撮影開始前に予め鏡筒を収納位置から繰り出して、いわゆる伸長させて所定の基準位置に位置決めすると共に、撮影レンズ前面のレンズ保護バリアを開放させて撮影レンズを外部に露呈させる動作が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、鏡筒の伸張動作やレンズ保護バリアの開放動作は撮像素子や信号処理などの電気的な動作により行われる初期化と違って機構的な動作であるために、動作時間が必要となる。このため、利用者が、例えばレリーズスイッチを投入して撮影モード入力等の撮影操作が開始されてから実際の撮影が可能となるまでの間のタイムラグが存在し、これにより、シャッターチャンスを逃がしてしまう虞がある。
【0004】
実際の撮影開始までの時間を短縮するための構成として、例えば、特開2000−209485号公報や特開2001−208952号公報に提案された構成がある。
【0005】
前者公報には、機械的動作部の起動と電気信号処理部の初期化とが完了したときに撮影可能として、これらの初期化よりも処理時間が要するファイルシステムの初期化完了を待たずに撮影動作を実行できることにより撮影開始までのタイムラグを短縮するための構成が開示されている。
後者公報には、撮影レンズ群の初期設定位置への移動を開始させると共に、レンズ群を除く撮影に必須の手段の初期化を行い、レンズ群を除く撮影に必須の手段の初期化が終了すると、撮影レンズ群の初期化位置移動が終了する前に撮影を開始するための構成が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記各公報に開示されている構成においては、いずれの改良も信号処理手段に対する初期値の設定をもって撮影可能としているだけであり、レンズ群の初期移動中における各種パラメータの決定方法や、その基準となる評価値の取得方法について考慮されていない。このため、たとえ撮影が可能であっても撮影パラメータが適切な値になっておらず画質に悪影響を与えてしまう虞がある。そこで、このような不具合を避けるために正しいパラメータを得ようとすると、別途専用のセンサーを用いる等の別の構成が必要となり、撮像装置のコスト上昇を招きかねない。
【0007】
本発明の目的は、従来の撮像装置における問題、特に、撮影操作が開始されてから実際に撮影動作が実行されるまでのタイムラグを低減若しくはなくすことができる構成を備えた撮像装置を提供することにある。特に、レンズ群初期位置移動中に各種パラメータやその基準となる評価値の取得できるようにして撮影動作が開始された際に直ちに撮影できる構成を備えた撮像装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、光学系を介して入力される被写体像を画像信号として出力する撮像手段と、前記画像信号から設定された範囲の合焦情報を含む撮像に必要なパラメータの評価値を生成する評価値生成手段と、前記画像信号に信号処理を施す信号処理手段と、前記光学系の前面にレンズ保護用のバリアを具備する撮像装置において、起動時、若しくは撮影開始時に前記バリアの開動作を行うバリア駆動手段と、前記バリアの開き状態を検出するバリア状態手段と、前記バリアの開き状態に基づき、前記評価値生成手段でのパラメータの評価値設定内容を変更する手段を備えることを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の発明は、光学系を介して入力される被写体像を画像信号として出力する撮像手段と、前記画像信号から少なくとも合焦情報、露光量およびホワイトバランスを含む撮像に必要なパラメータの評価値を生成する評価値生成手段と、前記画像信号に信号処理を施す信号処理手段と、前記光学系の前面にレンズ保護用のバリアを具備する撮像装置において、起動時、若しくは撮影開始時に前記バリアの開動作を行うバリア駆動手段と、前記バリアの開き状態を検出するバリア状態手段と、前記バリアの開き状態に基づき、前記信号処理対象である前記パラメータの少なくとも一つを補正する手段を備えることを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明に加えて、前記信号処理手段は露光(ゲイン)調整を対象として動作し、露光調整に応じて前記パラメータの評価値設定内容を変更する手段により絞り制御が実行されることを特徴としている。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、前記光学系を駆動して、ピント調整を行うフォーカス手段を具備し、前記評価値設定内容を変更する手段は、前記評価値に基づいて、前記フォーカス手段の制御を行うことを特徴としている。
【0012】
請求項5記載の発明は、 請求項1乃至4のうちの一つに記載の発明に加えて、前記バリアの開き状態の検出は、前記画像信号の輝度分布若しくは該バリアの駆動部に対する制御状態に基づくことを特徴としている。
【0013】
請求項6記載の発明は、光学系を介して入力される被写体像を画像信号として出力する撮像手段と、前記画像信号から撮像に必要なパラメータの評価値を生成する評価値生成手段と、前記画像信号に信号処理を施す処理手段と、前記光学系は沈胴式光学系である撮像装置において、前記沈胴式光学系の繰り出し状態を検出する手段と、前記沈胴式光学系の繰り出し状態に基づき、前記信号処理のパラメータを補正する手段を備えることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下図面により本発明の実施の形態を説明する。
図1は実施形態による撮像装置に相当するデジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。
図1においてデジタルカメラ100は、レンズ系101、絞り・フィルター部等を含むメカ機構102、CCD103、CDS回路104、可変利得増幅器(AGCアンプ)105、A/D変換器106、IPP107、DCT108、コーダー109、MCC110、DRAM111、PCカードインタフェース112、CPU121、表示部122、操作部123、SG(制御信号生成)部126、ストロボ装置127、バッテリ128、DC−DCコンバータ129、EEPROM130、フォーカスドライバ131、パルスモータ132、ズームドライバ133、パルスモータ134、モータドライバ135を具備して構成されている。また、PCカードインタフェース112を介して着脱可能なPCカード150が接続されている。
【0015】
レンズユニットは、レンズ系101、絞り・フィルター部等を含むメカ機構102からなり、メカ機構102のメカニカルシャッタは2つのフィールドの同時露光を行う。レンズ系101は、例えば、バリフォーカルレンズからなり、フォーカスレンズ系101aとズームレンズ系101b、及びレンズバリア101cとで構成されている。
【0016】
フォーカスドライバ131は、CPU121から供給される制御信号に従って、フォーカスパルスモータ132を駆動して、フォーカスレンズ系101aを光軸方向に移動させる。ズームドライバ133は、CPU121から供給される制御信号に従って、ズームパルスモータ134を駆動して、ズームレンズ系101bを光軸方向に移動させる。
【0017】
レンズ系101は、非撮像状態にある時には、カメラ本体に沈胴式に格納され、撮像状態に移行する際には所定位置へ繰り出される様に構成されており、この繰り出しと格納の動作は前述したズームパルスモータ134の駆動により行われる。
【0018】
モータドライバ135は、CPU121から供給される制御信号に従ってメカ機構102を駆動し、絞りの絞り値を設定する。
同様に、バリアドライバ101dは、CPU121から供給される制御信号に従って、レンズバリア101cを駆動し、開閉動作を行う。
【0019】
CCD(電荷結合素子)103は、レンズユニットを介して入力した映像を電気信号(アナログ画像データ)に変換する。CDS(相関2重サンプリング)回路104は、CCD型撮像素子に対する低雑音化のための回路である。また、AGCアンプ105は、CDS回路104で相関2重サンプリングされた信号のレベルを補正する。なお、AGCアンプ105のゲインは、CPU121により、CPU121が内蔵するD/A変換器を介して設定データ(コントロール電圧)がAGCアンプ105に設定されることにより設定される。さらにA/D変換器106は、AGCアンプ105を介して入力したCCD103からのアナログ画像データをデジタル画像データに変換する。すなわち、CCD103の出力信号は、CDS回路104およびAGCアンプ105を介し、またA/D変換器106により、最適なサンプリング周波数(例えば、NTSC信号のサブキャリア周波数の整数倍)にてデジタル信号に変換される。
【0020】
デジタル信号処理部であるIPP(Image Pre−Processor)107、DCT(Discrete Cosine Transform )108、およびコーダー(Huffman Encoder/Decoder)109は、A/D変換器106から入力したデジタル画像データについて、色差(Cb、Cr)と輝度(Y)に分けて各種処理、補正および画像圧縮/伸長のためのデータ処理を施す。
【0021】
MCC(Memory Card Controller)110は、圧縮処理された画像を一旦蓄えてPCカードインタフェース112を介してPCカード150への記録、或いはPCカード150からの読み出しを行う。
【0022】
CPU121は、ROMに格納されたプログラムに従ってRAMを作業領域として使用して、操作部123からの指示、或いは図示しないリモコン等の外部動作指示に従い、上記デジタルカメラ内部の全動作を制御する。具体的には、CPU121は、撮像動作、自動露出(AE)動作、自動ホワイトバランス(AWB)調整動作や、AF動作等の制御を行う。また、計時を行うためのタイマーもCPU121に含まれている。
【0023】
カメラ電源はバッテリ128、例えば、NiCd、ニッケル水素、リチウム電池等から、DC−DCコンバータ129に入力され、当該デジタルカメラ内部に供給される。
【0024】
表示部122は、LCD、LED、EL等で実現されており、撮影したデジタル画像データや、伸長処理された記録画像データ等の表示を行う。操作部123は、機能選択、撮影指示、およびその他の各種設定を外部から行うためのボタンを備えている。
【0025】
EEPROM130には、CPU121がデジタルカメラの動作を制御する際に使用する調整データ等が書き込まれている。具体的には、AE制御に関わる調整データとして、図3に示すようなAEテーブルが数値化されて書かれている。図3に示す如く、AEテーブルは、AE評価値(例えば、16ビットデータ)と適正輝度レベル(dEv)との関係を示すテーブルであり、CPU121は、このAEテーブルを参照して、IPP107(後述するAE評価値回路1082)から出力されるAE評価値に対応する適正輝度レベルを算出し、撮影した画像データの輝度レベルが算出した適正輝度レベルとなるように自動露出制御をおこなう。
【0026】
また、AWB制御に関わる調整データとして、AWB調整テーブルを備えている。調整テーブル値としては例えば、α=0.01、β=0.01といった値が格納されており、後述するAWB制御において使用される。
【0027】
上記したデジタルカメラ100(CPU121)は、被写体を撮像して得られる画像データをPCカード150に記録する記録モードと、PCカード150に記録された画像データを表示する表示モードと、撮像した画像データを表示部122に直接表示するモニタリングモード等を備えている。
【0028】
図2は、上記IPP107の具体的構成の一例を示す図である。
IPP107は、図2に示す如く、A/D変換器106から入力したデジタル画像データをR・G・Bの各色成分に分離する色分離部1071と、分離されたR・G・Bの各画像データを補間する信号補間部1072と、R・G・Bの各画像データの黒レベルを調整するペデスタル調整部1073と、R、Bの各画像データの白レベルを調整するホワイトバランス調整部1074と、CPU121により設定されたゲインでR・G・Bの各画像データを補正するデジタルゲイン調整部1075と、R・G・Bの各画像データのγ変換を行うガンマ変換部1076と、RGBの画像データを色差信号(Cb、Cr)と輝度信号(Y)とに分離するマトリックス部1077と、色差信号(Cb、Cr)と輝度信号(Y)とに基づいてビデオ信号を作成し表示部122に出力するビデオ信号処理部1078とを備えている。
【0029】
さらに、IPP107は、ペデスタル調整部1073によるペデスタル調整後の画像データの輝度データ(Y)を検出するY演算部1079と、Y演算部1079で検出した輝度データ(Y)の所定周波数成分のみを通過させるBPF1080と、BPF1080を通過した輝度データ(Y)の積分値をAF評価値としてCPU121に出力するAF評価値回路1081と、Y演算部1079で検出した輝度データ(Y)に応じたデジタルカウント値をAE評価値としてCPU121に出力するAE評価値回路1082と、デジタルゲイン調整部1075によるゲイン調整後のR・G・Bの各画像データの輝度データ(Y)を検出するY演算部1083と、Y演算部1083で検出した各色の輝度データ(Y)をそれぞれカウントして各色のAWB評価値としてCPU121に出力するAWB評価値回路1084と、CPU121とのインターフェイスであるCPUI/F1085と、DCT108とのインターフェイスであるDCTI/F1086、及びDRAMとのインターフェイスであるDRAMI/F1087等を備えている。
【0030】
上記したホワイトバランス調整部1074は、R、B毎に、乗算器1074r、1074bを備えており、各乗算器1074r、1074bに入力するR・Bの画像データに、CPU121で設定されるR、Bの各ゲインデータをそれぞれ乗算し、画像データのホワイトバランスを調整する。なお、上記AWB評価値・白抽出設定回路1084の輝度範囲(色温度範囲:白検出エリア)は、CPU121により設定される。
【0031】
上記したデジタルゲイン調整部1075は、RGB毎に、乗算器1075r、1075g、1075bを備えており、各乗算器1075r、1075g、1075bに入力するR・G・Bの画像データに、CPU121で設定されるRGBの各ゲインデータをそれぞれ乗算し、R・G・Bの画像データの信号レベルを調整する。
【0032】
図4には、全画面の評価値のエリア分割が表されている。撮影画素数640×480画素に対して、これを1エリアにつき80×80画素となるように、垂直方向に6分割、水平方向に8分割されている。このエリア単位で、前述したAE評価値、AF評価値、AWB評価値の各々について個別に検出範囲を設定し、値を取得することができる。
【0033】
次に、上記デジタルカメラ100における自動露出(AE)制御に関わる動作について説明する。
CPU121は、IPP107から取り込んだAE評価値に対応する適正輝度レベルを、EEPROM130に格納されたAEテーブル(図3参照)を参照して算出し、この適正輝度レベルに基づいて、AGCアンプ105に設定するゲインデータおよびデジタルゲイン調整部1075の各乗算器1075r、1075g、1075bに乗算するRGBのゲインデータを算出する。続いて、CPU121は、撮像して取り込まれた画像データに対して、算出したゲインデータをAGCアンプ105に設定すると共に、算出したRGBのゲインデータを、デジタルゲイン調整部1075の乗算器1075r、1075g、1075cにそれぞれ乗算して、撮像信号の信号レベルを調整して自動露出制御を行う。
【0034】
自動露出制御の対象は、必ずしも上記した如く、AGCアンプ105及びデジタルゲイン調整部1075の両者に限られるものではなく、AGCアンプ105、デジタルゲイン調整部1075のいずれか一方としても良く、また、絞り量や、シャッター速度をAE評価値に基づいて設定して自動露出制御を行ことにしても良い。すなわち、自動露出制御を行う対象は、AGCアンプ105、デジタルゲイン調整部1075、絞り、シャッター速度のうちいずれか1又は複数とすることができる。
【0035】
次に、上記デジタルカメラ100におけるオートフォーカス(AF)制御に関わる動作について説明する。
CPU121は、AF制御では、シャッター速度及びAGCアンプ105のゲインを設定してから、フォーカスドライバ131を介して、パルスモータ132を1Vd期間に規定パルス駆動してフォーカスレンズ系101aを移動させながら、AF評価値をサンプリングし、そして、サンプリングしたAF評価値のピーク位置を合焦位置として、フォーカスレンズ系101aを合焦位置に駆動する。
【0036】
次に、上記デジタルカメラ100におけるオートホワイトバランス(AWB)制御に関わる動作について説明する。
CPU121は、EEPROM130内の前述したAWB調整テーブルから演算定数(α=0.01、β=0.01)を読み出し、また、AWB調整のための画像データの取込みを行い、AWB評価値をIPP107から取り込んでRAMに格納する。そして、AWB調整に使用するゲイン値を算出する。具体的には、読み出した演算定数(α=0.01、β=0.01)を使用して、式1、式2を満たすゲイン値を算出する。
【0037】
1−α≦ΣR/ΣG≦1+α・・・(式1)
1−β≦ΣB/ΣG≦1+β・・・(式2)
但し、
ΣR:R信号のAWB評価値の積算値
ΣG:G信号のAWB評価値の積算値
ΣB:B信号のAWB評価値の積算値
α、β:許容範囲を表す定数であり、例えば、α=β=0.01
このAWB調整モードでは、画像信号のR成分、G成分、B成分を略1:1:1にするためのゲインが算出される。
続いて、CPU121は、算出したゲイン値をホワイトバランス調整部204のRとBの乗算器204r、204bにそれぞれ乗算してゲイン値の設定を行う。
【0038】
次に、本発明のデジタルカメラの動作について説明する。
図6は、請求項1記載の発明の実施態様によるデジタルカメラの動作を説明するためのフローチャートである。
図6において、装置の電源オン、あるいは利用者の操作によって撮像開始が設定されると(ST1−1)、CPU121はバリアドライバ101dを駆動して、レンズバリアの開動作を開始する(ST1−2)。
さらにCPU121は、IPP107に初期設定を行い、IPP107はSG126へ駆動パルスを出力し、CCDの駆動を開始する(ST1−3)。
【0039】
CPU121は、IPP107への設定状態を読み出し、有効な評価値エリアが設定されていれば(ST1−4)、AE、AF、AWB処理を実行し、結果に基づいた設定をIPP107に行う(ST1−5)。この動作は、請求項1および2に記載の発明の実施形態に相当している。
【0040】
また、必要に応じて、モータドライバ135を駆動して絞りの切り替えも行う。この動作は請求項4記載の発明の実施形態に相当している。
続いて、CPU121は、後述する手段でバリアの開状態を検出し(ST1−6)、検出結果に基づき評価値エリアの設定をIPP107で行う(ST1−7)。
【0041】
ここで、バリアの開状態に対する評価値エリアの設定方法について説明する。
図5(A)は、バリアの開口状態と有効とする評価値エリアとの関係を示す図である。
同図において、上側がレンズバリアの開口状態、下側が対応する有効とする評価値エリアの設定内容(斜線)を示している。図示したように、開口動作に応じて評価値エリアを拡大していくことによって、これにより開口動作中であってもAE、AF、AWB処理を可能としている。
【0042】
以上の動作をレンズバリアが全開するまで繰り返し行い(ST1−8)、レンズバリアが全開すると通常動作に切り替える(ST1−9)。
【0043】
次に請求項項2の実施形態によるデジタルカメラの動作について図7により説明する。
CCDの駆動開始に至るまでの動作は、図6に示した請求項1記載の発明の実施形態によるデジタルカメラと同じである(ST2−1〜3)。
CPU121は、後述する手段でバリアの開状態を検出し(ST2−4)、検出結果に基づきAE評価値に補正を加え、AE処理を実行する(ST2−5)。また、必要に応じて、モータドライバ135を駆動して絞りの切り替えも行う。
【0044】
ここで、バリアの開状態に対するAE評価値の補正方法について説明する。
得られた評価値に対して、式3に従ってAE評価値に補正を加える。
【0045】
dc‘ = dc x 100 / op …(式3)
ここで、
dc‘:補正後の評価値
op :開口状態(%)
dc :IPPから得られた評価値
である。この場合での評価エリアは、全面が有効となっている。
【0046】
以上の動作をレンズバリアが全開するまで繰り返し行い(ST2−6)、レンズバリアが全開すると通常動作に切り替える(ST2−7)。
【0047】
ここで、バリア開状態の検出方法について説明する。
図8にはバリアの開き状態の検出方法の一つとして、開放起動開始からの時間(計時時間)に基づき開き状態を検出する方法のフローチャートが示されている。
図8において、図6中、ステップST1−2に示したように、バリアドライバの起動開始と同時にCPU121内のタイマーを初期化する。
CPU121は、タイマー値を読み込み(ST3−1)、表1に示すような、あらかじめEEPROM130内に格納されている参照テーブルによりバリアの開状態を判定する(ST3−2)。
【0048】
【表1】
【0049】
図9には、バリアの開き状態を検出する方法の別例として、画像信号の輝度分布に基づき開き状態を検出する方法のフローチャートが示されている。
【0050】
図9において、CPU121は、DRAM111に格納された画像データのうち、図5(B)に示した読み込みポイントに相当するアドレスの輝度データを読み込み(ST4−1)、読み込んだ輝度データが所定の値以下であるか否かにより開状態を判定する(ST4−2)。
【0051】
図5(B)において上側はレンズバリアの開状態、下側は画像データの読み込みポイントを示している。図5(B)に示した例においては、5の読み出しデータまでは、所定値以上の輝度データであるのに対して、その外側のデータ6は所定値以下の値となり、この境界点5を基に、表2に示すような、あらかじめEEPROM130内に格納されている参照テーブルによりバリアの開状態を判定する。なおこのとき、読み出したデータに対してあらかじめAE処理によりデジタルゲイン調整部1075で加えられているゲイン値を加味して、境界値(前記の所定値)に補正を加えても良い。
【0052】
【表2】
【0053】
次に、請求項6記載の発明の実施形態によるデジタルカメラの動作を図10により説明する。
図10において、装置の電源オン、あるいは利用者の操作によって撮像開始が設定されると(ST5−1)、CPU121はズームドライバ133を駆動して、レンズ系102の繰り出し動作を開始する(ST5−2)。
さらにCPU121は、IPP107に初期設定を行い、IPP107はSG126へ駆動パルスを出力し、CCDの駆動を開始する(ST5−3)。
【0054】
CPU121は、後述する手段でレンズ系の繰り出し状態を検出し(ST5−4)、検出結果に基づきAE評価値に補正を加え、AE処理を実行する(ST5−5)。また、必要に応じて、モータドライバ135を駆動して絞りの切り替えも行う。
【0055】
ここで、レンズの繰り出し状態に対するAE評価値の補正方法について説明する。 得られた評価値に対して、式4に従ってAE評価値に補正を加える。
dc‘ = dc x 100 / co …(式4)
ここで、
dc‘:補正後の評価値
co :表3から得られる補正率(%)
dc :IPPから得られた評価値
である。
表3は、あらかじめEEPROM130内に格納されている参照テーブルであり、CPU121は式4の演算を行う際に該テーブルを参照して演算を行う。
【0056】
【表3】
【0057】
以上の動作をレンズの繰り出しが完了するまで繰り返し行い(ST5−6)、繰り出しが完了すると通常動作に切り替える(ST5−7)。
【0058】
ここで、レンズの繰り出し状態の検出方法について図11により説明する。
本実施例では、計時情報によりレンズの繰り出し状態を判定する。
図11においてステップST5−2で示したようにズームドライバの起動開始と同時にCPU121内のタイマーを初期化する。
【0059】
CPU121は、タイマー値を読み込み(ST6−1)、表4に示すような、あらかじめEEPROM130内に格納されている参照テーブルによりレンズの繰り出し状態を判定する(ST6−2)。
【0060】
【表4】
【0061】
上記実施形態においては、図6に示したフローチャートで説明したように、評価エリアの分割状態を同一にしたままその有効エリアを設定する例を示したが、本発明では、エリアの分割数や分割形態を変更する様な構成を用いることも可能である。また、小エリア毎に評価値が得られる様な構成において、全エリアを有効エリアとしておき、各小エリア毎に得られる値をCPU121での判定において有効/無効としても良い。
【0062】
さらに、請求項5記載の発明の実施形態において、バリアの開き状態を画像信号の輝度分布を用いて、CPU121からDRAM111内に格納された輝度データを元に開状態を判定する例について示したが、AE評価値が小エリア毎に得られる様な構成において、AE評価値を用いて判定しても良い。
【0063】
請求項5記載および6記載の発明の実施形態において、バリアの開き状態あるいはレンズの繰り出し状態をモータドライバの動作状態を用いて計時情報からレンズバリアの開状態、あるいはレンズの繰り出し状態を判定する例について示したが、ステッピングモーターによる駆動パルス数によって判定する様に構成しても良い。
【0064】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、レンズバリアの開き状態に応じて評価値生成範囲を変更するようになっているので、レンズバリアの開動作中であっても、適切な評価値を得ることができ、これにより適切な信号処理を行えることになり、レンズバリアの全開後、待機時間(タイムラグ)を感じることなく直ぐに良好な画像が得られる状態とすることが可能となる。
【0065】
請求項2記載の発明によれば、レンズバリアの開き状態に応じて信号処理パラメータを補正することができるので、レンズバリアの開動作中であっても、適切な信号処理を行うことができることにより、レンズバリアの全開後、直ぐに良好な画像が得られる状態とすることができる。特に、レンズバリアの開き状態に応じて露光量の評価値生成範囲を変更したり、露光調整パラメータを補正、さらにはホワイトバランス制御を行えるので、レンズバリアの開動作中であっても、適切な露光制御を行えることになり、レンズバリアの全開後、直ぐに良好な画像が得られる状態に設定することが可能となる。
【0066】
請求項3記載の発明によれば、絞り制御手段を合わせて制御する様に構成されているので、請求項2記載の発明に加えてさらに広範囲の露光量制御を可能にすることができる。
【0067】
請求項4記載の発明によれば、レンズバリアの開き状態に応じてオートフォーカス用評価値生成範囲を変更することができるので、レンズバリアの開動作中であっても、適切なオートフォーカス制御を行うことができることにより、レンズバリアの全開後、直ぐに良好な画像が得られる状態とすることが可能となる。
【0068】
請求項5記載の発明によれば、レンズバリアの開き状態を画像信号の輝度分布若しくはバリアの駆動部に対する制御状態により検出するようになっているので、バリア形状や開き動作速度に依存することなく開き状態を検出することができ、これにより、バリア形状の開き状態を検知するセンサや検出判定ソフトなどを準備することなく、既存構成を用いて開き状態を正確に検出することが可能となる。
【0069】
請求項6記載の発明によれば、沈胴式光学系の繰り出し状態に応じて信号処理パラメータを補正することができるので、光学系の繰り出し動作中であっても、適切な信号処理を行うことができることにより、光学系の繰り出し完了後、直ぐに良好な画像が得られる状態とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による撮像装置に相当するデジタルカメラの構成を説明するためのブロック図である。
【図2】図1に示したIPPの具体的構成の一つを示す図である。
【図3】図1に示したフラッシュメモリに格納されるAEテーブルの位置例を示す線図である。
【図4】本実施形態における全画面を対象とした評価値のエリア分割を説明するための図である。
【図5】図4に示した全画面でのバリアの開き状態の検出方式を説明するための図であり、(A)は、バリアの開口状態と有効評価値エリアとの関係を、(B)は、バリアの開口状態判定用の画像データ読み込みポイントを説明する図である。
【図6】請求項1記載の発明の実施形態によるデジタルカメラの動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】請求項2記載の発明の実施形態によるデジタルカメラの動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】バリアの開き状態の検出方法の一つとして、開放起動開始からの時間(計時時間)に基づき開き状態を検出する方法を説明するためのフローチャートである。
【図9】バリアの開き状態を検出する方法の別例として、画像信号の輝度分布に基づき開き状態を検出する方法を説明するためのフローチャートである。
【図10】請求項6記載の発明の実施形態によるデジタルカメラの動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】レンズの繰り出し状態を検出するための動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
100 撮像装置であるデジタルカメラ
101 レンズ系
101d バリアドライバ
103 撮像手段であるCCD
107 信号処理手段
121 評価値変更手段をなすCPU
131 フォーカスドライバ
133 ズームドライバ
1081 オートフォーカス(AF)評価値回路
1082 自動露光量(AE)評価値回路
1084 ホワイトバランス(AWB)評価値回路
Claims (6)
- 光学系を介して入力される被写体像を画像信号として出力する撮像手段と、前記画像信号から設定された範囲の合焦情報を含む撮像に必要なパラメータの評価値を生成する評価値生成手段と、前記画像信号に信号処理を施す信号処理手段と、前記光学系の前面にレンズ保護用のバリアを具備する撮像装置において、
起動時、若しくは撮影開始時に前記バリアの開動作を行うバリア駆動手段と、
前記バリアの開き状態を検出するバリア状態手段と、
前記バリアの開き状態に基づき、前記評価値生成手段でのパラメータの評価値設定内容を変更する手段を備えることを特徴とする撮像装置。 - 光学系を介して入力される被写体像を画像信号として出力する撮像手段と、前記画像信号から少なくとも合焦情報、露光量およびホワイトバランスを含む撮像に必要なパラメータの評価値を生成する評価値生成手段と、前記画像信号に信号処理を施す信号処理手段と、前記光学系の前面にレンズ保護用のバリアを具備する撮像装置において、
起動時、若しくは撮影開始時に前記バリアの開動作を行うバリア駆動手段と、
前記バリアの開き状態を検出するバリア状態手段と、
前記バリアの開き状態に基づき、前記信号処理対象である前記パラメータの少なくとも一つを補正する手段を備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1または2記載の撮像装置において、
前記信号処理手段は露光(ゲイン)調整を対象として動作し、露光調整に応じて前記パラメータの評価値設定内容を変更する手段により絞り制御が実行されることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1記載の撮像装置において、
前記光学系を駆動して、ピント調整を行うフォーカス手段を具備し、
前記評価値設定内容を変更する手段は、前記評価値に基づいて、前記フォーカス手段の制御を行うことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1乃至4のうちの一つに記載の撮像装置において、
前記バリアの開き状態の検出は、前記画像信号の輝度分布若しくは該バリアの駆動部に対する制御状態に基づくことを特徴とする撮像装置。 - 光学系を介して入力される被写体像を画像信号として出力する撮像手段と、前記画像信号から撮像に必要なパラメータの評価値を生成する評価値生成手段と、前記画像信号に信号処理を施す処理手段と、前記光学系は沈胴式光学系である撮像装置において、
前記沈胴式光学系の繰り出し状態を検出する手段と、
前記沈胴式光学系の繰り出し状態に基づき、前記信号処理のパラメータを補正する手段を備えることを特徴とする撮像装置。
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