JP2584407B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2584407B2
JP2584407B2 JP5230242A JP23024293A JP2584407B2 JP 2584407 B2 JP2584407 B2 JP 2584407B2 JP 5230242 A JP5230242 A JP 5230242A JP 23024293 A JP23024293 A JP 23024293A JP 2584407 B2 JP2584407 B2 JP 2584407B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパチンコ遊技機等で代
表される弾球遊技機に関し、詳しくは、打玉を遊技領域
に打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、特願昭60−296101号
に記載された従来のパチンコ遊技機10の一例を示す正
面図である。また、図13は、上記図12に示すパチン
コ遊技機10に備えられた可変入賞球装置12の詳細な
正面図である。
【0003】図12および図13を参照して、パチンコ
遊技機10は、従来、次のように駆動制御されている。
すなわち、遊技盤14上へ発射されたパチンコ玉(図示
せず)が始動入賞口16,18または20へ入賞したこ
とに基づいて、可変入賞球装置12の1対の開閉翼片2
2a,22bは、部13に示すように、実線の閉成状態
から1点鎖線の開成状態に開き実線の閉成状態に閉じる
という一連の開閉動作を1回または2回行なうように制
御される。開閉翼片22a,22bが開閉する間に可変
入賞球装置12の入賞空間24内へパチンコ玉が入り、
その玉が入賞空間24下方中央部に設けられたVポケッ
ト入賞口26へ入賞したことが検出されると、その検出
信号に基づいて開閉翼片22a,22bは連続して最高
18回開閉される。その間に可変入賞球装置12への入
賞玉数が10個になったとき、開閉翼片22a,22b
の開閉回数が18回未満であっても、開閉翼片22a,
22bは強制的に閉成状態にされる。このように、Vポ
ケット入賞口26へパチンコ玉が入賞したことに伴う開
閉翼片22a,22bの開閉制御(V入賞状態の制御)
においては、最大開閉回数またはその間に入賞するパチ
ンコ玉の数の上限が定められており、1回のV入賞状態
に伴う遊技価値が遊技機ごとにかけ離れることのないよ
うに規定されている。
【0004】Vポケット入賞口26へのパチンコ玉の入
賞に伴って開閉翼片22a,22bが開閉されている間
に、入賞空間24へ入ったパチンコ玉がVポケット入賞
口26へ入賞し、それが検出されると、その検出出力に
よって開閉翼片22a,22bの開閉制御(V入賞制
御)が更新される。たとえば、開閉翼片22a,22b
が10回目の開閉動作に入っているときに入賞空間24
へ6個目のパチンコ玉が入り、そのパチンコ玉がVポケ
ット入賞口26へ入賞し、それが検出されることによっ
て、その時点から、すなわち開閉翼片22a,22bの
開閉制御が18回開閉されておらずかつその間に10個
のパチンコ玉が入賞していないにもかかわらず、その時
点から新たに開閉翼片22a,22bが最大18回開閉
されまたは10個のパチンコ玉が入賞するまでのいずれ
か早い方が終了するまで開閉制御がされる。このような
Vポケット入賞口26へのパチンコ玉の入賞に伴う開閉
翼片22a,22bの開閉制御(V入賞制御)の更新
は、最大8回まで許容されている。このように更新回数
を制限することにより、遊技者が獲得できる遊技の最大
価値が制限され、パチンコ遊技機が配置された遊技場の
経営者の経営管理がしやすく、かつ遊技者へのサービス
の公平化が施されたパチンコ遊技機となるように工夫さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のパチ
ンコ遊技機10においては、可変入賞球装置12の制御
上で、次のような問題点があった。パチンコ玉を連続的
に打球発射していると、開閉翼片22a,22bが開閉
中に入賞空間24へ相前後して複数個、たとえば2個の
パチンコ玉が入賞することがある。かかる場合におい
て、入賞空間24へ入った2個のパチンコ玉が偶然に連
続してVポケット入賞口26へ入賞した場合は、連続す
る2個のパチンコ玉の入賞検出出力に応答して、V入賞
制御の更新が連続して2回行なわれることになる。そう
すると、連続してVポケット入賞口26へ入賞したパチ
ンコ玉のうち、先行するパチンコ玉によってV入賞制御
が更新され、更新後全く開閉翼片22a,22bが開閉
されないにもかかわらず、Vポケット入賞口26へ入賞
した後続するパチンコ玉によってもV入賞制御が直ちに
更新されてしまい、結局、先行するパチンコ玉によるV
入賞制御は遊技者に何ら利益を与えないまま更新され、
全体としてみると最大8回まで許容されているV入賞制
御の更新が結局のところ7回で終了してしまうような場
合が生じる。つまり、このような偶然を放置しておけ
ば、極めて稀にはV入賞制御が8回よりも少ない7回と
か6回とかしか繰返されない場合も生じ得るおそれがあ
る。
【0006】以上のように、パチンコ遊技機等で代表さ
れる従来の弾球遊技機においては、始動入賞口16,1
8,20からなる始動入賞領域に打玉が入賞することに
より可変入賞球装置12が1回または2回開成して比較
的小さな遊技価値を付与可能な態様で第1の状態に駆動
され、その間に進入した打玉がVポケット入賞口26に
入賞することにより特定遊技状態が発生したことに基づ
いて、可変入賞球装置が最大18回開閉されて比較的大
きな遊技価値が付与可能な態様で第1の状態に駆動され
た後第2の状態となり、第1の状態のときに進入した打
玉が前記Vポケット入賞口26へ入賞して繰返し継続条
件が成立したことにより可変入賞球装置が再度第1の状
態に繰返し継続制御されるように構成されていた。しか
し、この繰返し継続条件の成立確立が一律で変化しなか
ったため、遊技の変化性が乏しく、面白味のない遊技と
なってしまう不都合があった。また、この繰返し継続条
件が予め定める所定期間内に続けて成立した場合には、
先行する繰返し継続条件の成立により繰返し継続制御が
実行されるやいなやその繰返し継続制御の実行を打ち切
って後続する繰返し継続条件の成立に基づいた繰返し継
続制御に移行してしまい、先行する繰返し継続条件の成
立に基づいた繰返し継続制御の実行がほとんど行なわれ
ないまま打ち切られてしまい、遊技者が不満に思うとい
う欠点があった。
【0007】この発明は、係る実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、遊技に変化性をもたせて面白
味のある遊技を提供するとともに、予め定める所定期間
内に繰返し継続条件が続けて成立した場合においても遊
技者が不満に思う不都合を極力防止することのできる弾
球遊技機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技領域に打
玉を打込んで遊技が可能な弾球遊技機であって、前記遊
技領域に配設され、遊技者にとって有利となる第1の状
態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに変化可能
な可変入賞球装置と、前記遊技領域に設けられ、打玉が
入賞可能な始動入賞領域と、該始動入賞領域に打玉が入
賞したことに基づいて前記可変入賞球装置を第1の遊技
価値が付与可能な態様で第1の状態に駆動した後第2の
状態にし、予め定められた特定遊技状態が発生したこと
に基づいて前記可変入賞球装置を前記第1の遊技価値よ
りも大きな第2の遊技価値が付与可能な態様で第1の状
態に駆動した後第2の状態にし、予め定められた繰返継
続条件の成立により前記可変入賞球装置を再度第1の状
態に繰返し継続制御する駆動制御手段と、前記繰返継続
条件の成立確率を変動させる変動手段とを含み、前記駆
動制御手段は、予め定める所定期間内に前記繰返継続条
件が続けて成立した場合には、そのうちの1つの繰返継
続条件の成立のみに基づいて前記繰返継続制御を行なう
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、始動入賞領域に打玉が入賞し
たことに基づいて可変入賞球装置が第1の遊技価値が付
与可能な態様で遊技者にとって有利な第1の状態に駆動
された後第2の状態となり、予め定められた特定遊技状
態が発生したことに基づいて可変入賞球装置が前記第1
の遊技価値よりも大きな第2の遊技価値が付与可能な態
様で第1の状態に駆動された後第2の状態となり、予め
定められた繰返継続条件の成立により可変入賞球装置が
再度第1の状態に繰返し継続制御される。そして、変動
手段により、前記繰返継続条件の成立確率が変動する。
また、予め定める所定期間内に前記繰返継続条件が続け
て成立した場合には、そのうちの1つの繰返継続条件の
成立のみに基づいて前記繰返継続制御が行なわれる。
【0010】
【実施例】以下には、図面を参照して、この発明の一実
施例について詳細に説明をする。
【0011】Vポケット入賞口104とその左右の通常
入賞口106とは、Vポケット仕切板113によって仕
切られている。Vポケット仕切板113は、後に詳しく
説明するが、上下動するようにされている。Vポケット
仕切板113が上下動することにより、Vポケット入賞
口104へのパチンコ玉の入賞の難易度が変化する。す
なわち、可変入賞球装置36内に入賞した入賞玉の流下
軌跡上に可動物(Vポケット仕切板)を設ければ、その
可動物の位置が変わることにより同じ流下軌跡を通る入
賞玉であっても入賞玉のその可動物への衝突の態様が変
化し、衝突後の入賞玉の入賞先に変化が生ずる。そし
て、可変入賞球装置36内においては入賞玉が流下しや
すい箇所と流下しにくい箇所とが存在するのが一般的で
あり、入賞玉の流下軌跡に偏りが生じているのが普通で
あるために、統計的に見てもVポケット入賞口104へ
の入賞確率が変化するように構成することは、当業者で
あれば容易に行ない得る。また、たとえば、後述するよ
うに特定遊技状態が発生すれば開閉翼片34a,34b
が18回連続開閉するのであり、その開閉途中の斜め姿
勢になっている開閉翼片34a,34b上に落下したパ
チンコ玉に開閉翼片34a,34b上を転がった後放物
線を描いて中央寄りに落下する。その落下軌跡の密度の
高いところと低いところとを通過するようにVポケット
仕切板113が上下動することにより、Vポケット入賞
口104へのパチンコ玉の入賞の難易度が変化する。そ
して、開閉翼片34a,34bとVポケット仕切板11
3とはそれぞれ別々の駆動源で動いており、放物線を描
いて流下してきた入賞玉に対したとえばVポケット仕切
板113が比較的上方に位置する場合や比較的下方に位
置する場合等が生ずる状態にすることによりVポケット
入賞口104へのパチンコ玉の入賞の難易度が変化する
ように構成することは、当業者であれば容易に行ない得
る。
【0012】図1は、この発明の一実施例のパチンコ遊
技機28の正面図である。図1を参照して、パチンコ遊
技機28は、前面枠30に着脱自在に装着された遊技盤
32を備えている。遊技盤32の中央部には、開閉翼片
34a,34bを有する可変入賞球装置36が配設され
ている。可変入賞球装置36は、図示のように、開閉翼
片34a,34bが閉成した遊技者にとって不利な第2
の状態と、開閉翼片34a,34bが開閉動作を行なう
遊技者にとって有利な第1の状態とに変化することがで
きる。可変入賞球装置36と、遊技盤32の最下方部に
設けられたアウト玉入口38との間には、3つの始動入
賞領域の一例の始動入賞口40、42および44が備え
られている。これら始動入賞口40、42、44のいず
れかへパチンコ玉が入賞することにより、可変入賞球装
置36の開閉翼片34a,34bが1回または2回開閉
するようにされている。なお、始動入賞口40、42、
44は、入賞口とせずに、パチンコ玉が単に通過するだ
けの領域とし、そこをパチンコ玉が通過することにより
可変入賞球装置36の開閉翼片34a,34bが開閉す
るようにしてもよい。このように、本発明における「入
賞」は「通過」をも含む広い概念である。
【0013】図2は、パチンコ遊技機28の裏面側の構
造を説明するための背面図である。図2を参照して、遊
技盤32の裏面側であって、可変入賞球装置36に対応
する所定の位置には、V入賞玉検出スイッチ78および
全入賞玉検出スイッチ80が設けられている。V入賞玉
検出スイッチ78は、可変入賞球装置36の特定領域で
あるVポケット入賞口(後述する)へ入賞したパチンコ
玉を検出するためのものである。全入賞玉検出スイッチ
80は、その名前のとおり、可変入賞球装置36の入賞
空間へ入賞したすべてのパチンコ玉を検出するためのも
のである。
【0014】図1で説明した各始動入賞口40,42,
44にそれぞれ対応して、入賞したパチンコ玉を検出す
るための始動入賞玉検出スイッチ82,84,86が設
けられている。上記V入賞玉検出スイッチ78、全入賞
玉検出スイッチ80およびこれら始動入賞玉検出スイッ
チ82,84,86の検出出力は、後述する制御回路へ
与えられ、可変入賞球装置36の開閉翼片34a,34
b(図1参照)等を制御するのに利用される。
【0015】図3は、可変入賞球装置36の正面図、図
4は可変入賞球装置36の背面図、図5は可変入賞球装
置36の斜視図、図6は可変入賞球装置36の分解斜視
図、図7はパチンコ遊技機に組込まれた状態における可
変入賞球装置36の中央部縦断面図を示す。次に、図3
ないし図7を参照しながら、可変入賞球装置36につい
て詳しく説明をする。
【0016】図3および図5に示すように、可変入賞球
装置36は入賞空間102を備えている。開閉翼片34
a,34bが開成したときに、パチンコ玉は入賞空間1
02内へ入ることができる。入賞空間102内には、図
3に示すように、5つの入賞口が形成されている。すな
わち、入賞空間102の最下方部中央部に形成されたV
ポケット入賞口(特定入賞口)104と、その左右両側
に形成された通常入賞口106および108と、入賞空
間102の中ほどの奥の方の左右両側に形成された通常
入賞口112および114とである。入賞空間102へ
入賞したパチンコ玉は、これらのうちのいずれかへ入賞
する。
【0017】Vポケット入賞口104は、パチンコ玉の
入賞により特別の遊技価値を生ずるように定められた入
賞口である。すなわち、パチンコ玉がVポケット入賞口
104へ入賞することにより、開閉翼片34a,34b
が連続して最大18回開閉制御(V入賞制御)される。
【0018】Vポケット入賞口104とその左右の通常
入賞口106とは、Vポケット仕切板113によって仕
切られている。Vポケット仕切板113は、後に詳しく
説明するが、上下動するようにされている。Vポケット
仕切板113が上下動することにより、Vポケット入賞
口104へのパチンコ玉の入賞の難易度が変化する。
【0019】図3に示すように、入賞空間102のほぼ
中央部には、飛行機体114が配置されている。飛行機
体114は、両翼を構成する玉転動翼116a,116
bを備えている。飛行機体114は、入賞空間102へ
入ったパチンコ玉を振分けるためのもので、後述するよ
うに、上下動するようにされている。
【0020】さらに、図3を参照して、飛行機体114
の奥には、扇状に、8つの継続回数表示用LED118
が配置されている。このLED118は、V入賞制御が
更新され、継続された回数を表示するためのものであ
る。
【0021】本体基板120は、ビス止め等によって遊
技盤とほぼ面一になるように取付けられるものである
が、その本体基板120には、図3に示すように、入賞
玉数表示用LED122a,122bが備えられてい
る。入賞玉数表示用LED122a,122bは、1回
のV入賞制御の間に入賞空間102から入賞口へ入った
パチンコ玉の総数を表示するためのものである。入賞玉
数表示用LED122a,122bがすべて点灯したと
き、すなわち1回のV入賞制御において、10個のパチ
ンコ玉が入賞したときは、そのV入賞制御は満了し、開
閉翼片34a,34bは閉成される。このような制御
は、前述した従来例と同様である。
【0022】さらに、図3を参照して、可変入賞球装置
36には、その最上部に通常入賞口124が形成されて
いる。また、装飾効果のためのカラーパネル126、1
28a、128bが取付けられている。これらカラーパ
ネル126、128a、128bの裏側には、それぞ
れ、LEDまたはランプが組込まれている。そして、そ
れらLEDまたはランプが点灯することにより、カラー
パネル126、128a、128bが輝き、遊技の雰囲
気が盛上げられる。
【0023】次に、図4および図5を主として参照し
て、可変入賞球装置36を背面側から見ると、中央部に
ソレノイド130が縦長に位置している。ソレノイド1
30のオン−オフにより、作動リンク132、回動リン
ク134a,134bを介して開閉翼片34a,34b
が開閉する。
【0024】また、136はモータで、このモータ13
6によって前述した飛行機体114およびVポケット仕
切板113が動かされる。さらに、図4には、カラーパ
ネル128a,128b(図3参照)後方に設けられる
照明用のランプ138a,138bが現われている。
【0025】なお、図6の分解斜視図には、可変入賞球
装置36の構成が詳しく示されている。図6において、
本体基板120の正面側に突出する入賞空間規定棚24
0の平坦部中央にはVポケット入賞口へパチンコ玉を誘
導するための誘導樋242が形成されている。243,
245は前飾り板、244a,244bはランプカバ
ー、246はレンズ、248はランプカバー、250は
ソレノイド固定部材、252はプランジャである。ま
た、254はモータ軸受部、255は検出スイッチ、2
56は駆動軸、258はソレノイド取付ベース、26
0,262は、それぞれ、ランプ基板、264は中継基
板である。
【0026】ここで、検出スイッチ255は、そのアク
チュエータ部がカム172の周面に当接しているスイッ
チであって、カム172の凹部173がアクチュエータ
と係合したときスイッチがオンまたはオフしてモータ1
36の回転が停止される仕組みになっている。これによ
り、後述するように、カム172の作用で上下動する飛
行機体114を所定の位置で停止させることができる。
【0027】また、中継基板264は、継続回数表示用
LED118、入賞玉数表示用LED122a,122
b、ランプ138a,138b、モータ136、検出ス
イッチ255、ソレノイド130その他の電気部品につ
ながったリード線が集められて結合されるものである。
よって、可変入賞球装置36に必要な電気部品のリード
線は、すべて中継基板264でひとまとめにされている
ため、外部から可変入賞球装置36の各電気部品に電力
を供給する場合は、中継基板264の外部接続端子へ接
続線のコネクタを連結するだけでよい。したがって、可
変入賞球装置36をパチンコ遊技機に組込んで後、可変
入賞球装置36の各電気部品への電力の供給の際に、接
続線の結合その他の取扱いが容易になる。また、各電気
部品のリード線は中継基板264でひとまとめにされて
いるため、接続リードの端がばらつき、可変入賞球装置
36の取扱いが不便である等の心配はない。
【0028】次に、図8を参照して、飛行機体114の
上下動の機構について説明をする。飛行機体114に
は、後方へ突出する作動片162が固着されており、作
動片162は、回動支軸164を介して裏カバー166
により支承されている(図7参照)。作動片162の回
動支軸164が通された位置の後方にはばね168が係
合され、該ばね168によって作動片162は下方に引
張られている。他方、作動片162の後端には上下に摺
動する摺動片170の上端が当接するようにされてい
る。摺動片170は、ガイド171によって上下方向へ
摺動自在に保持され、その下端部はモータ136によっ
て回転されるカム172と当接している。カム172
は、楕円形のカムであり、したがってカム172の回転
に伴ない摺動片170は上下動する。その結果、摺動片
170が下方に位置するとき(図8(A))は、作動片
162はばね168の力によって下方へ引張られている
が、摺動片170が上方へ移動したとき(図8(B))
は、摺動片170によって作動片162の後端部が押し
上げられ、作動片162およびそれに固着された飛行機
体114は、回動支軸164を中心に先方が下るように
回動する。
【0029】次に、図9を参照して、Vポケット仕切板
113の上下動の機構について説明をする。Vポケット
仕切板113の後方には、作動部材176が固着されて
いる。より詳しく言えば、図6に現われているように、
裏カバー166を中央にして、前方側にVポケット仕切
板113が配置され、後方に作動部材176が配置され
て、両者が固着され、裏カバー166に形成された縦長
の長孔を介してVポケット仕切板113および作動部材
176は上下方向に摺動自在に係合されている。作動部
材176の後端には突起178が形成されており、この
突起は回転円盤180の係合溝182と係合している。
係合溝182は、図6に詳細に現われているように、回
転円盤180の回転中心に対して偏心して設けられた溝
である。したがって、回転円盤180が回転されること
により、係合溝182に係合する突起178は回転中心
を中心に遠近方向へ動かされる。したがって、Vポケッ
ト仕切板113は上下方向に摺動される。図9(A)
は、モータ136が回転しVポケット仕切板113が上
方へ動いた状態であり、図9(B)はモータ136の回
転によりVポケット仕切板113が下方へ動いた状態を
示す。
【0030】なお、図8および図9の説明から既に明ら
かであるが、カム172および回転円盤180は、同一
のモータ136によって回転されるため、飛行機体11
4とVポケット仕切板113とは連動して一定の関係で
駆動される。この一定の関係は、カム172の形状やモ
ータの回転軸に対する取付角度と、回転円盤180に形
成する係合溝182の偏心割合等により所望の関係にす
ることができる。
【0031】図10は、上述したこの発明の一実施例に
かかるパチンコ遊技機28を制御するための制御回路の
一例を示すブロック図である。次に、図10に基づい
て、かつ、必要に応じて図1ないし図9を参照しなが
ら、パチンコ遊技機28の制御動作について説明をす
る。
【0032】遊技者の発射したパチンコ玉が始動入賞口
40,42または44(図1参照)へ入賞する。たとえ
ば、始動入賞口40へパチンコ玉が入賞する。入賞した
パチンコ玉の通過に伴ない、始動入賞玉検出スイッチ8
2が一時オンし、そのパルスはオアゲート184を介し
て保持回路186へ与えられる。
【0033】保持回路186は解除信号が与えられるま
で入力信号を保持する回路であり、その出力はオアゲー
ト188を介してソレノイドドライバ190へ与えら
れ、ソレノイド130がオンされる。よって、可変入賞
球装置36の開閉翼片34a,34b(図1,図3参
照)が開成される。保持回路186の出力は、また、タ
イマ192へ起動信号として与えられる。応じてタイマ
192が起動し、たとえば0.5秒後にタイムアップ出
力を導出する。なお、タイマ192は、このようにごく
短い時間を計時するものであるから、タイマ192に代
え、遅延回路を用いることもできる。タイマ192の出
力はオアゲート194およびアンドゲート196を介し
て解除パルス発生回路198へ与えられる。2入力アン
ドゲート196の他方入力は、この場合、ローレベル信
号が反転したハイレベル信号が与えられている。よっ
て、タイマ192の出力は解除パルス発生回路198を
動作させパルスを発生させる。発生した解除パルスは保
持回路186へ解除信号として与えられ、保持回路18
6の出力はハイレベルからローレベルに戻る。よってソ
レノイド130はオフされ、開閉翼片34a,34bは
閉成される。このように、始動入賞口40または44へ
パチンコ玉が入賞すると、始動入賞玉検出スイッチ82
または86が該入賞玉を検出し、タイマ192によって
定められる所定の短時間、たとえば0.5秒間ソレノイ
ド130がオンされて開閉翼片34a,34bが開成す
るように制御される。
【0034】遊技者の発射したパチンコ玉が始動入賞口
42へ入った場合は、始動入賞玉検出スイッチ84によ
ってそれが検出され、保持回路200が保持される。保
持回路200の保持出力はオアゲート202を介して2
入力アンドゲート204の一方入力端子へ与えられる。
アンドゲート204の他方入力端子には、分周器206
のP1入力が与えられている。したがって、アンドゲー
ト204の出力は、分周器206のP1出力周期でハイ
レベル、ローレベルと変化する出力となり、その出力は
オアゲート188を介してソレノイドドライバ190へ
与えられる。よってソレノイド130が上記一定周期で
オンオフし、開閉翼片34a,34bが開閉される。
【0035】保持回路200の出力は、また、2進カウ
ンタ208へセット信号として付与される。よって、2
進カウンタ208は分周器206のP1´出力(出力P
1と等サイクルで、そのタイミングがずれた出力)によ
りカウント動作を行なう。そして2進カウンタ208は
P1´出力を2サイクル分カウントしたときカウントア
ップ出力を導出し、その出力はオアゲート194,アン
ドゲート196を介して解除パルス発生回路198へ与
えられる。応じて解除パルス発生回路198から保持回
路200へ解除パルスが与えられ、保持回路200の出
力はローレベルに戻る。よってソレノイド130がオフ
状態となり、開閉翼片34a,34bは閉成状態にな
る。
【0036】なお、保持回路200の出力がハイレベル
期間中は、表示駆動回路210が分周器206の出力P
2に基づいて動作し、ランプ138a,138b(図4
参照)等が点滅して、遊技の雰囲気を盛上げるようにさ
れている。
【0037】開閉翼片34a,34bが開成または開閉
中において、パチンコ玉は可変入賞球装置36の入賞空
間102(図3参照)へ入ることができる。入賞空間1
02へ入ったパチンコ玉がその下方部のVポケット入賞
口104へ入賞すると、その入賞がV入賞玉検出スイッ
チ78(図2参照)で検出され、特定遊技状態が発生す
る。
【0038】ここで、図10に示す制御回路ブロックの
うち、V入賞玉検出スイッチ78、2入力アンドゲート
212、フリップフロップ214および遅延回路216
の動作は、この発明の一実施例の1つの特徴であるか
ら、図11に示すタイミングチャートを参照しながら詳
細に述べる。
【0039】V入賞玉検出スイッチ78のハイレベルパ
ルスは2入力アンドゲート212の一方入力端子へ与え
られる。このとき、アンドゲート212の他方入力端子
にはローレベルの反転したハイレベル信号が与えられて
おり、V入賞玉検出スイッチ78の出力ハイレベルパル
スはアンドゲート212を介して特賞状態禁止回路21
8およびフリップフロップ214へ与えられる。フリッ
プフロップ214は、アンドゲート212からのハイレ
ベルパルスによってセット状態になり、ハイレベル出力
を導出する。フリップフロップ214のハイレベル出力
はアンドゲート212の他方入力端子および遅延回路2
16へ与えられる。したがって、アンドゲート212の
他方入力端子はハイレベルの反転したローレベル入力と
なり、アンドゲート212は閉じる。他方、遅延回路2
16は、フリップフロップ214のハイレベル出力を所
定の時間、たとえば3秒間遅延させた後、その出力をフ
リップフロップ214のリセット信号として導出する。
よって、フリップフロップ214は、リセットされ、そ
の出力はローレベルに反転するから、アンドゲート21
2のゲートが開く。
【0040】以上の構成のため、V入賞玉検出スイッチ
78から第1回目の検出出力が導出されて特定遊技状態
が発生した後、3秒以上経過してから再度V入賞玉検出
スイッチ78からの検出出力が導出されれば、繰返し継
続条件が成立して可変入賞球装置の第1の状態が再度繰
返して継続される繰返し継続制御が行なわれる。しか
し、V入賞玉検出スイッチ78が、たとえば3秒間に続
けて2個のパチンコ玉を検出し、2個連続したパルス信
号を導出した場合、最初のパルス信号はアンドゲート2
12を介して特賞状態禁止回路218へ与えられるが、
続いて出力される2つ目のパルス信号は、最初のパルス
信号によってアンドゲート212のゲートが閉じてしま
うため、アンドゲート212から出力されることはな
い。つまり、遅延回路216で定められた遅延時間、た
とえば3秒以内の間に、V入賞玉検出スイッチ78が連
続して複数個のパルスを出力する場合であっても、最初
のパルスのみが有効に特賞状態禁止回路218へ与えら
れるだけであり、第2番目以降のパルス信号はアンドゲ
ート212で阻止される構成になっている。
【0041】これがこの実施例の特徴の1つである。し
たがって、この実施例によれば、Vポケット入賞口10
4へ所定時間以内、たとえば3秒以内に続けて入賞玉が
入った場合であっても、それによってV入賞制御が入賞
玉数だけ更新されることなく、所定時間内にVポケット
入賞口104へ何個パチンコ玉が入っても、1個のパチ
ンコ玉が入ったときと同様に処理される。よって、遊技
者にとっては、実質的に予め定められた回数、たとえば
8回のV入賞制御に伴なう遊技価値を獲得することが可
能となる。
【0042】なお、この実施例では、Vポケット入賞口
104へパチンコ玉が入賞し、そのパチンコ玉が検出さ
れたことにより相対的に大きな遊技価値を付与できるV
入賞制御状態となる旨述べたが、相対的に大きな遊技価
値を付与できる特定条件は、Vポケット入賞口104へ
のパチンコ玉の入賞に限らず、他の入賞口、たとえば遊
技盤32上の可変入賞球装置36内と異なる任意の場所
に形成した入賞領域へパチンコ玉が入賞すること等によ
り発生させてもよい。あるいはまた、パチンコ遊技機が
可変表示装置を備えているものにおいては、その可変表
示装置が予め定める一定の表示内容を表示したときに、
パチンコ遊技機が特定条件となり、それが検出スイッチ
等により検出されるものでもよい。
【0043】図10に戻って、特賞状態禁止回路218
は、後述するように、8進カウンタ220からの出力が
当られない場合は単に信号を通過させるだけの回路であ
る。よって、アンドゲート212の出力は、特賞状態禁
止回路218を介して保持回路222へ与えられる。保
持回路222の出力はオアゲート202を介して2入力
アンドゲート204の一方入力端子へ与えられる。した
がって、保持回路222のハイレベル出力に基づいて、
ソレノイド130は分周器206の出力P1サイクルで
オンオフされ、開閉翼片34a,34bが開閉される。
保持回路222の出力は、また、18進カウンタ224
へセット信号として加えられる。よって保持回路222
がハイレベル信号を導出することに応じて、18進カウ
ンタ224は分周器206の出力P1´に応じてカウン
ト動作を開始し、出力P1´が18サイクル出力された
ときにカウントアップ出力を導出する。その出力は解除
パルス発生回路198へ与えられ、解除パルス発生回路
198の出力によって保持回路222が解除状態にな
る。よってソレノイド130の励磁がなくなり、開閉翼
片34a,34bは閉成状態となる。
【0044】なお、保持回路222のハイレベル出力
は、保持回路186および200の解除信号として与え
られるとともに、2入力アンドゲート196の反転入力
端子へ与えられてるので、保持回路222が保持状態と
なった後は、パチンコ玉が始動入賞口40,42,44
のいずれかへ入賞しても、保持回路186および200
は動作せず、またオアゲート194およびアンドゲート
196を介して解除パルス発生回路198への入力信号
が与えられないようにされている。よって、この間始動
入賞口40,42,44へのパチンコ玉の入賞は、制御
上の価値を何ら生じさせない。さらに、保持回路222
の出力は表示駆動回路226へ与えられる。よって、表
示駆動回路226は分周器206の出力P3のサイクル
で表示ランプ138a,138b(図4参照)を点滅さ
せ、遊技の雰囲気が盛上げられる。
【0045】Vポケット入賞口104へパチンコ玉が入
賞し、開閉翼片34a,34bが18回開閉を繰返す間
に、可変入賞球装置36の入賞空間102へパチンコ玉
が入り、Vポケット入賞口104、通常入賞口106,
108,112,114へ入賞した全パチンコ玉数は、
全入賞玉検出スイッチ80(図2参照)で検出され、入
賞玉計数回路228で計数される。その計数値は表示駆
動回路230へ与えられ、入賞玉数表示用LED222
a,222b(図3参照)が入賞個数だけ点灯、点滅ま
たは消灯され、入賞個数が表示される。また、入賞個数
計数回路228が予め定める数、たとえば10個を計数
したときは、カウントアップ出力が解除パルス発生回路
198へ与えられる。応じて解除パルス発生回路198
は解除パルスを保持回路222へ与える。したがって、
この実施例では、Vポケット入賞口104へパチンコ玉
が入賞することより、開閉翼片34a,34bが連続的
に開閉を開始し、開閉翼片34a,34bが18回開閉
し終えるか、その間に可変入賞球装置36へ10個のパ
チンコ玉が入賞するかのいずれか早い方が満了すること
より、開閉翼片34a,34bが閉成状態になる。
【0046】V入賞玉検出スイッチ78の出力は、アン
ドゲート212、特賞状態禁止回路218を介して、ま
た、8進カウンタ220へカウントアップパルスとして
与えられる。つまり、8進カウンタ220はV入賞玉検
出スイッチ78がオンし、その出力がアンドゲート21
2から有効に出力されるごとに「+1」カウントをす
る。このカウント値は表示駆動回路232へ与えられ、
継続回数表示用LED118(図3参照)は、8進カウ
ンタ220の計数値だけ点灯、点滅または消灯される。
これにより、遊技者は、Vポケット入賞口104へのパ
チンコ玉の入賞数、言い換えればV入賞制御の回数を知
ることができ、何回目のV入賞状態であるかを知り得
る。
【0047】また、V入賞玉検出スイッチ78の出力に
より18進カウンタ224および入賞玉計数回路228
がリセットされる。よって、V入賞状態において、可変
入賞球装置36の入賞空間102内へ入ったパチンコ玉
のいずれかがVポケット入賞口104へ入ることによ
り、18進カウンタ224および入賞玉計数回路228
がリセットされて、その状態からV入賞状態が更新され
ることになる。
【0048】8進カウンタ220は、そのカウント値が
「8」になったときにカウントアップ出力を導出する。
この出力は特賞状態禁止回路218へ与えられる。特賞
状態禁止回路218は、前述したように、8進カウンタ
220からハイレベル信号が与えられていない状態で
は、入力信号を単に通過させるだけの回路であるが、8
進カウンタ220からのハイレベル信号が与えられてい
る状態では、入力信号を取込んでしまい出力を導出しな
いように構成された1種のゲート回路である。したがっ
て8進カウンタ220が「8」を計数したときは、特賞
状態禁止回路218が能動化され、それ以降のV入賞玉
検出スイッチ78の出力は無効化される。よって8回目
のV入賞状態では、必ず18進カウンタ224がカウン
トアップするかまたは入賞玉計数回路228がカウント
アップし、そのいずれかの出力に基づいて解除パルス発
生回路198が解除パルスを導出する。そしてその出力
は保持回路222の保持状態を解除する。
【0049】この状態は、いわゆるV入賞制御状態が8
回継続し終えた状態である。この状態において、パチン
コ玉が始動入賞口40,42,44のいずれかへ入賞す
ると、始動入賞玉検出スイッチ82、84または86が
オンし、保持回路186または200からハイレベル信
号が導出される。この信号はオアゲート234を介して
アンドゲート236へ与えられる。アンドゲート236
は、2入力ゲートで、他の入力端子には、この状態にお
いて、反転ハイレベル信号が与えられている。よって、
アンドゲート236は、保持回路186または200の
出力に応答してハイレベル信号を導出し、8進カウンタ
220をリセットする。よって8進カウンタ220のハ
イレベル出力に応じて能動化されている特賞状態禁止回
路218も動作しなくなる。したがってそれ以降はV入
賞玉検出スイッチ78の出力はアンドゲート212、特
賞状態禁止回路218を介して保持回路222等へ与え
られることになる。
【0050】このように、この実施例の制御では、8進
カウンタ220をリセットするのに、V入賞状態が満了
した後、始動入賞口40、42または44のいずれかへ
パチンコ玉が入賞したことに基づいてリセットするよう
にしている。このようにすれば、V入賞制御が、偶然に
8回以上継続して行なわれることを防止することができ
る。第10図に示された制御回路により、前記始動入賞
領域に打玉が入賞したことに基づいて前記可変入賞球装
置を比較的小さな遊技価値が付与可能な態様で第1の状
態に駆動した後第2の状態にし、予め定められた特定遊
技状態が発生したことに基づいて前記可変入賞球装置を
比較的大きな遊技価値が付与可能な態様で第1の状態に
駆動した後第2の状態にし、予め定められた繰返し継続
条件の成立により前記可変入賞球装置を再度第1の状態
に繰返し継続制御する駆動制御手段が構成されている。
この駆動制御手段は、前述したように、予め定める所定
期間内に前記繰返し継続条件が続けて成立した場合に
は、そのうちの1つの繰返し継続条件の成立のみに基づ
いて前記繰返し継続制御を行なう機能を有している。ま
た、前記作動部材176、回転円板180、モータ13
6およびVポケット仕切板113により、前記繰返し継
続条件の成立確立を変動させる変動手段が構成されてい
る。
【0051】なお、上述の実施例の説明では、玉貸機等
から借り出したパチンコ玉を投入してそのパチンコ玉に
より遊技するパチンコ遊技機について述べたが、たとえ
ば磁気カードや光学的にデータを記録したカード等に得
点情報を記憶しておき、そのカードを用いてパチンコ遊
技機を駆動可能状態にし、内蔵されたパチンコ玉によっ
て遊技をするような形式のパチンコ遊技機にも同様に適
用できることを申し添えておく。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明は、変動手段に
より繰返継続条件の成立確率が変動するために変化に富
んだ面白味のある遊技を遊技者に提供できる。また、予
め定める所定期間内に繰返継続条件が続けて成立した場
合には、そのうちの1つの繰返継続条件の成立のみに基
づいて繰返継続制御が行なわれるために、先行する繰返
継続条件の成立に基づいて繰返継続制御が実行されるや
否や後続する繰返継続条件の成立に基づいてその先行す
る繰返継続制御が打切られて次の繰返継続制御に移行し
てしまう不都合が防止でき、遊技者が不満に思うことを
極力防止できる。特に、変動手段の働きにより繰返継続
条件の成立確率が向上しているときには、立て続けに繰
返継続条件が成立する可能性が高くなるが、高くなった
としても前記不都合が発生しないのであり、変動手段を
設けたことによる不都合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるパチンコ遊技機の
正面図である。
【図2】この発明の一実施例にかかるパチンコ遊技機の
背面図である。
【図3】この発明の一実施例に設けられる可変入賞球装
置の正面図である。
【図4】この発明の一実施例に設けられる可変入賞球装
置の背面図である。
【図5】この発明の一実施例に設けられる可変入賞球装
置の斜視図である。
【図6】この発明の一実施例に設けられる可変入賞球装
置の分解斜視図である。
【図7】この発明の一実施例に設けられる可変入賞球装
置の中央部縦断面図であり、遊技盤に取付けた状態にお
ける図である。
【図8】可変入賞球装置に含まれる飛行機体114の動
作機構を説明するための図である。
【図9】可変入賞球装置に含まれるVポケット仕切板1
13の動作機構を説明するための図である。
【図10】この発明の一実施例にかかるパチンコ遊技機
の制御回路の一例を示すブロック図である。
【図11】図10の制御回路の特徴部分の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図12】従来のパチンコ遊技機の構成と動作とを説明
するための図である。
【図13】従来のパチンコ遊技機の構成と動作とを説明
するための図である。
【符号の説明】
28はパチンコ遊技機、32は遊技盤、34a,34b
は開閉翼片、36は可変入賞球装置、78はV入賞玉検
出スイッチ、102は入賞空間、104はVポケット入
賞口、113はVポケット仕切板、114は飛行機体、
118は継続回数表示用LED、122a,122bは
入賞玉数表示用LED、212はアンドゲート、214
はフリップフロップ、216は遅延回路を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に打玉を打込んで遊技が可能な
    弾球遊技機であって、 前記遊技領域に配設され、遊技者にとって有利となる第
    1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに変
    化可能な可変入賞球装置と、 前記遊技領域に設けられ、打玉が入賞可能な始動入賞領
    域と、 該始動入賞領域に打玉が入賞したことに基づいて前記可
    変入賞球装置を第1の遊技価値が付与可能な態様で第1
    の状態に駆動した後第2の状態にし、予め定められた特
    定遊技状態が発生したことに基づいて前記可変入賞球装
    置を前記第1の遊技価値よりも大きな第2の遊技価値が
    付与可能な態様で第1の状態に駆動した後第2の状態に
    し、予め定められた繰返継続条件の成立により前記可変
    入賞球装置を再度第1の状態に繰返し継続制御する駆動
    制御手段と、 前記繰返継続条件の成立確率を変動させる変動手段とを
    含み、 前記駆動制御手段は、予め定める所定期間内に前記繰返
    継続条件が続けて成立した場合には、そのうちの1つの
    繰返継続条件の成立のみに基づいて前記繰返継続制御を
    行なうことを特徴とする、弾球遊技機。
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