JP2584167B2 - 光演算記憶装置 - Google Patents

光演算記憶装置

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JP2584167B2
JP2584167B2 JP4006274A JP627492A JP2584167B2 JP 2584167 B2 JP2584167 B2 JP 2584167B2 JP 4006274 A JP4006274 A JP 4006274A JP 627492 A JP627492 A JP 627492A JP 2584167 B2 JP2584167 B2 JP 2584167B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光信号を入出力とする
論理演算および直接画像処理に応用可能な、同一波長で
パワーのみ異なる入力光パルスを同一位置に入射するこ
とで光双安定スイッチがオン、オフされる光演算記憶装
置の回路および構造に関する。
【0002】
【従来の技術】光信号によって光双安定スイッチをオ
ン、オフする回路の例としては、特願昭60−1515
78号に示されている光記憶装置がある。この光記憶装
置の回路図を図6に示す。本回路の中で、発光素子1と
第1のフォトトランジスタ2が直列に接続された部分は
光双安定スイッチ3を構成している。光双安定スイッチ
3は、(1)オン状態をとることが可能な最低のバイアス
電圧(保持電圧)以上の電圧を印加しても第1のフォト
トランジスタ2に電流は流れず発光素子1は非発光(オ
フ状態)、(2)印加電圧を保持電圧以上としたままで、
第1のフォトトランジスタ2に入力光を入射すると電流
が流れ、発光素子1が発光(オン状態)、(3)印加電圧
を保持電圧以上としたままで、入力光の入射を止めても
発光素子1からの発光を第1のフォトトランジスタ2が
受光するのでオン状態を維持、(4)印加電圧を保持電圧
以下に低下させるとオフ状態にもどるという動作を行
う。本光記憶装置では光双安定スイッチ3に並列に第2
のフォトトランジスタ4が接続されており、第2のフォ
トトランジスタ4に光を入力することで光双安定スイッ
チ3をオフ状態にすることができる。これは、第2のフ
ォトトランジスタ4に光電流が流れると負荷抵抗5にお
ける電圧降下が増加し、光双安定スイッチ3への印加電
圧が低下するためである。従って、本光記憶装置は、印
加電圧を常に保持電圧以上としたままで、第1のフォト
トランジスタ2に入射する入力光(セット光)によって
オン状態に遷移し、第2のフォトトランジスタ4に入射
する入力光(リセット光)によってオフ状態に遷移す
る。
【0003】本光記憶装置の具体的構造は図7のように
なっており、半導体基板6上に積層された第2コレクタ
層7、第2ベース層8、エミッタ層9によって第2のフ
ォトトランジスタ4が構成されており、エミッタ層9、
第1ベース層10、第1コレクタ層11によって第1の
フォトトランジスタ2が構成されており、第1コレクタ
層11、活性層12、クラッド層13によって発光素子
1が構成されている。発光素子1のカソードと第1のフ
ォトトランジスタ2のコレクタは同一の半導体層(第1
コレクタ層11)よりなり、デバイス内部で電気的に接
続されている。第1のフォトトランジスタ2のエミッタ
と第2のフォトトランジスタ4のエミッタも同様であ
る。一方、発光素子1のアノード(クラッド層13)と
第2のフォトトランジスタ4のコレクタ(第2コレクタ
層7)は外部配線14によって結合され、負荷抵抗5を
介して電源15のアノードに接続される。また、内部接
続された第1のフォトトランジスタ2のエミッタと第2
のフォトトランジスタ4のエミッタ(エミッタ層9)は
電源15のカソードに接続される。
【0004】本構造では、発光素子1と第1のフォトト
ランジスタ2よりなる光双安定スイッチ3をオン、オフ
するための信号光は半導体基板6側から入射され、セッ
ト光とリセット光は波長によって区別される。第2ベー
ス層のバンドギャップは、第1ベース層のバンドギャッ
プよりも大きく、それぞれのバンドギャップに対応する
波長をλ2 、λ1 とした場合、λ2 <λON ≦ λ1 を満
たす波長λONの光は第2ベース層を透過して第1ベース
層で吸収される。すなわち、波長λONのセット光によっ
て光双安定スイッチをオン状態にすることができる。一
方、λOFF ≦λ 2 を満たす波長λOFF の光は第2ベース
層で吸収されるので、波長λOFF のリセット光によって
光双安定スイッチをオフすることができる。
【0005】上記光記憶装置では光双安定スイッチをオ
ンするセット光とオフするリセット光の波長が異なるた
めに、1つの光双安定スイッチをオン、オフするために
2つの入力用光源を用いる必要がある。また、特願平1
−322147号に示されているように、光双安定スイ
ッチと第2のフォトトランジスタを半導体基板上の異な
る場所に形成し、セット光とリセット光を波長ではなく
空間的に区別したとしても、やはり2つの入力用光源が
必要となる。これに対し、同一の入力光によって光双安
定スイッチをオン、オフすることが可能な光電子記憶装
置の構造が、特願平2−11312号に示されている。
本光電子記憶装置は特願平1−322147号と同様に
光双安定スイッチと第2のフォトトランジスタを半導体
基板上の異なる場所に形成しているが、ビーム径の大き
い入力光を用いて第1のフォトトランジスタと第2のフ
ォトトランジスタに同時に入力光が入射されるようにし
てある。第1のフォトトランジスタと第2のフォトトラ
ンジスタに同時に入力光を入射すると、動作条件によっ
て光双安定スイッチがオンする場合とオフする場合があ
る。光双安定スイッチがオンするかオフするかは、第1
のフォトトランジスタと第2のフォトトランジスタの等
価的な利得、負荷抵抗の値、および回路全体に印加する
バイアス電圧の大きさに依存する。ここで、フォトトラ
ンジスタの等価的な利得および負荷抵抗の値を適当に選
ぶと、バイアス電圧の大きさによって光双安定スイッチ
のオン、オフを制御できる。すなわち、バイアス電圧を
変化させることで、同一の入力光を用いて光双安定スイ
ッチをオンあるいはオフすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平2−113
12号に示されている光電子記憶装置は、同一の入力光
によって光双安定スイッチをオン、オフできるという大
きな利点がある。しかし、この動作のためには、負荷抵
抗およびバイアス電圧の厳密な制御が必要である。単一
の光電子記憶装置に対して負荷抵抗およびバイアス電圧
を制御するのは容易であるが、多数の光電子記憶装置を
2次元アレイ状に集積したICを考えた場合には厳密な
制御は容易ではない。後者の場合、負荷抵抗も半導体基
板上に集積する必要があるが、一般にIC内に集積され
た抵抗の絶対値を厳密に制御するのは困難である。また
IC内の配線抵抗を考えると、全ての光電子記憶装置に
全く等しいバイアス電圧を印加することも不可能であ
る。さらに、第1のフォトトランジスタは発光素子から
の帰還光による正帰還作用を受けるため、その等価的な
利得は第2のフォトトランジスタよりも大きい。このた
め、第2のフォトトランジスタに入射する入力光の比率
は第1のフォトトランジスタに入射する入力光の比率よ
りも大きくしなければならず、かつこの比率は一定に保
持しなければならない。すなわち、上記光電子記憶装置
は負荷抵抗の値、バイアス電圧、入力光の入射比率に動
作マージンが少なく、特に2次元アレイICとして動作
させることは非常に困難となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、発光素子と前記発光素子からの発光を受
光する第1のフォトトランジスタが直列に接続された光
双安定スイッチと、前記光双安定スイッチに並列に接続
された第2のフォトトランジスタと、前記光双安定スイ
ッチに直列に接続された負荷抵抗とを含む光演算記憶装
置に対して、前記第2のフォトトランジスタの電流利得
と前記第2のフォトトランジスタのベース・コレクタ容
量と前記負荷抵抗の積で与えられる時定数が前記第1の
フォトトランジスタのベースにおける過剰多数キャリア
の再結合時間よりも大きくなるようにする。このために
は、負荷抵抗の値を大きくするか、あるいは以下の3つ
の方法のうちのいずれかを用いて第1のフォトトランジ
スタのベースにおける過剰多数キャリアの再結合時間を
短くする。1番目の方法は、第1のフォトトランジスタ
のベースに重金属元素を添加し、ベース内に再結合中心
を生成する。2番目は、第1のフォトトランジスタのベ
ース・エミッタ界面を格子不整合のあるヘテロ接合とす
る。3番目は、第1のフォトトランジスタのベース側面
にプラズマを照射し、結晶欠陥を誘起するというもので
ある。
【0008】本発明の第2の構成では上記課題を解決す
るために、発光素子と前記発光素子からの発光を受光す
る第1のフォトトランジスタが直列に接続された光双安
定スイッチと、前記光双安定スイッチに並列に接続され
た第2のフォトトランジスタと、前記光双安定スイッチ
に直列に接続された負荷抵抗と、前記負荷抵抗に並列に
接続された負荷容量とを含む光演算記憶装置を構成し、
前記負荷抵抗と前記負荷容量の積で与えられる時定数が
前記第1のフォトトランジスタのベースにおける過剰多
数キャリアの再結合時間よりも大きくなるようにする。
【0009】本発明の第3の構成では上記課題を解決す
るために、発光素子と前記発光素子からの発光を受光す
る第1のフォトトランジスタが直列に接続された光双安
定スイッチと、前記光双安定スイッチに並列に接続され
た第2のフォトトランジスタと、前記光双安定スイッチ
に直列に接続された負荷抵抗と、前記第1のフォトトラ
ンジスタのベース・エミッタ間に接続されたバイパス抵
抗とを含む光演算記憶装置を構成し、前記第2のフォト
トランジスタの電流利得と前記第2のフォトトランジス
タのベース・コレクタ容量と前記負荷抵抗の積で与えら
れる第1の時定数が前記第1のフォトトランジスタのベ
ース容量と前記バイパス抵抗の積で与えられる第2の時
定数よりも大きくなるようにする。
【0010】
【作用】本発明の光演算記憶装置の基本構成は、特願昭
60−151578号に示されている光記憶装置と同様
であるが、後者では実現できなかった新たな動作モード
が可能となるように構成を改変している。この改変は、
見掛け上は僅かであるが、動作に決定的な違いをもたら
すという点で非常に本質的なものである。ここでいう新
たな動作モードとは、静的な動作では光双安定スイッチ
をリセットできないが、パルス状の入力光を入射するこ
とで光双安定スイッチをリセットすることができるとい
うものである。以下この動作について詳しく説明する
が、これは従来の光記憶装置においては達成し得なかっ
た動作である。
【0011】従来の光記憶装置では光双安定スイッチ内
の第1のフォトトランジスタにセット光を入力して光双
安定スイッチをオン状態にし、光双安定スイッチに並列
に接続された第2のフォトトランジスタにリセット光を
入力して光双安定スイッチをオフ状態にする。ここで、
第1のフォトトランジスタと第2のフォトトランジスタ
に同時にパワーの等しい入力光が入射された場合を考え
る。入力光のパワーを0から増加していくと、まず第1
のフォトトランジスタが感度を示す。これは、第1のフ
ォトトランジスタは発光素子からの帰還光による正帰還
作用を受けるため、その等価的な利得は第2のフォトト
ランジスタよりも大きくなるためである。この結果、光
双安定スイッチの電圧−電流特性は、入力光パワーが0
の時のサイリスタ的な形からダイオード的な形に変化す
る。さらに入力光のパワーを増加すると、今度は第2の
フォトトランジスタに電流が流れ始める。これは、光双
安定スイッチと第2のフォトトランジスタに同じ電圧が
印加されているため、電気的にダイオードである発光素
子を含む光双安定スイッチに比べて、第2のフォトトラ
ンジスタの方が電流が流れ易いためである。この結果、
電圧−電流特性はダイオード的な形からトランジスタ的
な形に変化する。
【0012】以上の電圧−電流特性の変化から、光双安
定スイッチは入力光パワーを0から増加していくにつれ
て、オフ→オン→オフと状態が遷移することになる。逆
に入力光パワーを減少させていくと、一旦オン状態にな
ると入力光を止めてもオン状態を維持するという光双安
定スイッチの特性から、状態はオフ→オン→オンとな
る。すなわち、静的に考えると、第1のフォトトランジ
スタと第2のフォトトランジスタに同時にパワーの等し
い入力光を入射した場合、光双安定スイッチは最終的に
はオン状態となり、リセットすることは不可能である。
【0013】次に、本発明のポイントとなる動的なリセ
ット動作について考える。入力光パワーが大きく光双安
定スイッチがオフ状態にあるときに、瞬間的に入力光が
遮断されたとする。この場合に、光双安定スイッチがオ
ン状態となるかオフ状態となるかは、第1のフォトトラ
ンジスタの動作速度と第2のフォトトランジスタの動作
速度に依存する。入力光を遮断した時点で第1のフォト
トランジスタのベースには過剰多数キャリアが蓄積され
ており、この過剰多数キャリアが再結合によって消滅す
るまでの間に光双安定スイッチの印加電圧が保持電圧以
上になれば、光双安定スイッチはオン状態となる。逆
に、過剰多数キャリアが再結合によって消滅した後に印
加電圧が保持電圧以上になれば、光双安定スイッチはオ
フ状態となる。光双安定スイッチに対する印加電圧の変
化は、第2のフォトトランジスタを流れる電流の時間的
変化に対応している。入力光が遮断された時点から、第
2のフォトトランジスタを流れる電流は減少していき最
終的には0となるが、その時定数は第2のフォトトラン
ジスタの電流利得と第2のフォトトランジスタのベース
・コレクタ容量と負荷抵抗の積で与えられる。ここで、
時定数がフォトトランジスタの電流利得に依存するの
は、いわゆるミラー効果によるものである。
【0014】上記の説明から明らかなように、第2のフ
ォトトランジスタの電流利得と第2のフォトトランジス
タのベース・コレクタ容量と負荷抵抗の積で与えられる
時定数τ2 が第1のフォトトランジスタのベースにおけ
る過剰多数キャリアの再結合時間τ1 よりも大きいとい
う条件を満たす場合には、入力光パワーが大きくて光双
安定スイッチがオフ状態にあるときに瞬間的に入力光が
遮断されれば、光双安定スイッチはオフ状態となる。ま
た、この条件を満たす場合でも、入力光パワーの大きさ
が光双安定スイッチがオン状態に留まる範囲にあれば、
瞬間的に入力光を遮断しても光双安定スイッチはオン状
態となる。すなわち、パルス状の入力光の強度を変化さ
せることでスイッチをオン、オフすることができる。こ
のτ1 <τ2 という条件は、従来の2つの入力用光源を
用いてオン、オフする光記憶装置では満たされていな
い。例えば、負荷抵抗の値を大きくすることでもτ1
τ2とすることができるが、この際の負荷抵抗の値は、
静的に光双安定スイッチをリセットするのに必要な負荷
抵抗の値よりも10倍以上大きくする必要がある。ま
た、ベースにおける過剰多数キャリアの再結合時間を短
くすることによってもこの条件は達成される。
【0015】ベースにおける過剰多数キャリアの再結合
時間を短くするためにはベースにおける多数キャリアの
再結合速度を大きくする必要がある。多数キャリアの再
結合は、ベースのバルク内、ベース・エミッタ界面、ベ
ース・コレクタ界面およびベースがメサ側面に露出した
表面で起こる。ベースのバルク内での再結合速度を大き
くするためには、例えばAu等の重金属元素をベースに
添加して再結合中心を生成すればよい。また、ベース・
エミッタ界面における再結合速度を大きくするために
は、ベース・エミッタ間のヘテロ接合の結晶性を劣化さ
せればよく、例えば格子不整合を生じさせればよい。ベ
ースが露出した表面での再結合速度を大きくするために
は、メサ側面に結晶欠陥を誘起すればよく、例えば露出
したメサ側面にプラズマを照射すればよい。これらの方
法は、いずれも第1のフォトトランジスタの静特性、特
に低電流域での光利得を劣化させ、光双安定スイッチの
消費電力および入力光パワーの増大を招く。これは消費
電力とスイッチングスピードのトレードオフであり、応
用に応じて最適化を図ればよい。
【0016】また、入力光遮断後の光双安定スイッチに
対する印加電圧の回復速度は、負荷抵抗に並列に負荷容
量を接続することでも遅らせることができる。この場合
は、負荷抵抗と負荷容量の積で与えられる時定数τ3
第1のフォトトランジスタのベースにおける過剰多数キ
ャリアの再結合時間τ1 よりも大きくなるというのが動
的リセットのための条件となる。さらに、第1のフォト
トランジスタのベース・エミッタ間にバイパス抵抗を接
続すればベースにおける多数キャリアの再結合速度と無
関係に過剰多数キャリアを消滅させることができる。こ
の場合の動的リセットの条件は、第2のフォトトランジ
スタの電流利得と第2のフォトトランジスタのベース・
コレクタ容量と負荷抵抗の積で与えられる時定数τ2
第1のフォトトランジスタのベース容量とバイパス抵抗
の積で与えられる時定数τ4 よりも大きいことである。
ただし、ここでいう第1のフォトトランジスタのベース
容量はベース・エミッタ容量とベース・コレクタ容量の
和である。負荷容量とバイパス抵抗を併用することも可
能であり、より一般的には(τ1 -1+τ4 ー1-1 <τ2
+τ3 が動的リセットの条件となる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例の光演算記憶装置の
断面図である。n型InPよりなる半導体基板16上に
n型InPよりなる第2コレクタ層17、p型InGa
AsP(バンドギャップ波長λg =1.3μm)よりな
る第2ベース層18、n型InPよりなるエミッタ層1
9、p型InGaAsP(λg =1.3μm)よりなる
第1ベース層20、n型InPよりなる第1コレクタ層
21、InGaAsP(λg =1.3μm)よりなる活
性層22およびp型InPよりなるクラッド層23が積
層されている。第2コレクタ層17、第2ベース層1
8、エミッタ層19によって第2のフォトトランジスタ
24が構成されており、エミッタ層19、第1ベース層
20、第1コレクタ層21によって第1のフォトトラン
ジスタ25が構成されており、第1コレクタ層21、活
性層22、クラッド層23によって発光素子26が構成
されている。発光素子26のカソードと第1のフォトト
ランジスタ25のコレクタは同一の半導体層(第1コレ
クタ層21)よりなり、デバイス内部で電気的に接続さ
れている。第1のフォトトランジスタ25のエミッタと
第2のフォトトランジスタ24のエミッタも同様であ
る。一方、発光素子26のアノード(クラッド層23)
と第2のフォトトランジスタ24のコレクタ(第2コレ
クタ層17)は外部配線27によって結合され、電源2
8のアノードに接続される。また、内部接続された第1
のフォトトランジスタ25のエミッタと第2のフォトト
ランジスタ24のエミッタ(エミッタ層19)は、負荷
抵抗29を介して電源28のカソードに接続される。
【0018】上記の構造は、負荷抵抗を電源のアノード
に接続するかカソードに接続するかという点を除いて、
図7に示した従来の光記憶装置の構造と同一であるが、
本構造の特徴は以下に述べるパラメータにある。本構造
では、第1のフォトトランジスタの面積は32μm角で
あるのに対し、第2のフォトトランジスタの面積は50
μm角としている。これは、第2のフォトトランジスタ
のベース・コレクタ容量を大きくするためであり、ベー
ス・コレクタ容量は約1.7pFとなる。また、接続さ
れている負荷抵抗の値は2.7kΩ、第2のフォトトラ
ンジスタの電流利得は約100である。従って、第2の
フォトトランジスタの電流利得と第2のフォトトランジ
スタのベース・コレクタ容量と負荷抵抗の積で与えられ
る時定数τ2 は約460nsとなる。作用の項で説明し
た通り、τ2 が大きいということが本発明のポイントで
あり、本実施例では第2のフォトトランジスタの面積を
大きくすることと負荷抵抗を大きくすることで、これを
実現している。これらのパラメータの値は、上記のもの
に限定される訳ではないが、τ2 が第1のフォトトラン
ジスタのベースにおける過剰多数キャリアの再結合時間
τ1 よりも大きくなることが必要である。τ1 の値はバ
イアス電圧に依存するが、本実施例においてバイアス電
圧が保持電圧よりも0.2V高いという条件下では約1
00nsである。
【0019】次に本実施例の動作について示す。本実施
例においても入力光30は基板側から入射されるが、そ
の波長は1.3μm以下とする。この場合、入力光30
はまず第2ベース層18で吸収される。第2ベース層1
8の厚さが例えば0.2μmであるとすると、ここで入
力光の約30%が吸収される。従って、入力光の70%
は第2ベース層18を透過して、第1ベース層20で吸
収される。第1ベース層20の厚さも0.2μmである
とすると、ここでまた透過光の約30%が吸収されるこ
とになる。すなわち、入力光の30%が第2のフォトト
ランジスタ24に吸収され、21%が第1のフォトトラ
ンジスタ25に吸収されることになる。この場合、第2
のフォトトランジスタ24に吸収される入力光パワーの
方がやや大きくなるが、第1のフォトトランジスタ25
と第2のフォトトランジスタ24の等価利得の差に比べ
れば入力光パワーの差は小さく、ほぼパワーの等しい入
力光が入射されたと見なすことができる。
【0020】入力光30のパワーをパラメータとする、
本実施例の電圧−電流特性を図2に示す。まず入力光パ
ワーが0の状態では、第2のフォトトランジスタ24に
は電流は流れず、発光素子26と第1のフォトトランジ
スタ25よりなる光双安定スイッチはサイリスタ的な電
圧−電流特性を示す。次に、10μWの入力光を入射す
ると、第1のフォトトランジスタが感度を示し、光双安
定スイッチはダイオード的な電圧−電流特性となる。第
2のフォトトランジスタの利得は第1のフォトトランジ
スタの等価的な利得に比べて小さいので、この時点では
第2のフォトトランジスタにはほとんど電流が流れな
い。さらに、入力光のパワーを30μWに増加すると、
今度は第2のフォトトランジスタに電流が流れ始める。
これは、光双安定スイッチと第2のフォトトランジスタ
に同じ電圧が印加されているため、電気的にダイオード
である発光素子を含む光双安定スイッチに比べて、第2
のフォトトランジスタの方が電流が流れ易いためであ
る。この結果、電圧−電流特性は、ダイオード的な形か
らトランジスタ的な形に変化する。
【0021】図2には、バイアス電圧が2.6Vの時の
負荷線も併せて示している。負荷抵抗の値は上記の2.
7kΩである。この負荷線に沿って、入力光パワーが0
から増加していった場合の光双安定スイッチの状態を考
える。入力光パワー0ではオフ状態(A)であったもの
が、入力光パワー10μWではオン状態(B)となる。
さらに入力光パワーを30μWまで増加すると、電流は
すべて第2のフォトトランジスタを流れ、光双安定スイ
ッチにはを流れる電流は0となる(C)。すなわち、光
双安定スイッチは入力光パワーを0から増加していくに
つれて、オフ(A)→オン(B)→オフ(C)と状態が
遷移することになる。逆に入力光パワーを減少させてい
くと、入力光パワー10μWで光双安定スイッチは再び
オン状態(B)となる。ここから、入力光パワーを0と
しても、光双安定スイッチはオン状態を維持する
(D)。すなわち、光双安定スイッチの状態はオフ
(C)→オン(B)→オン(D)と遷移する。従って、
静的に考えると、10μW以上の入力光を入射した場合
光双安定スイッチは最終的にはオン状態となり、入力光
によって光双安定スイッチをリセットすることは不可能
である。
【0022】次に、入力光パワーが30μW以上のとき
に、瞬間的に入力光が遮断されたとする。この場合に、
光双安定スイッチがオンとなるかオフとなるかは、第1
のフォトトランジスタの動作速度と第2のフォトトラン
ジスタの動作速度に依存する。入力光を遮断した時点で
第1のフォトトランジスタのベースには過剰多数キャリ
アが蓄積されており、この過剰多数キャリアが再結合に
よって消滅するまでの間に光双安定スイッチの印加電圧
が保持電圧以上になれば、光双安定スイッチはオン状態
となる。逆に、過剰多数キャリアが再結合によって消滅
した後に印加電圧が保持電圧以上になれば、光双安定ス
イッチはオフ状態となる。光双安定スイッチに対する印
加電圧の変化は、第2のフォトトランジスタを流れる電
流の時間的変化に対応している。入力光が遮断された時
点から、第2のフォトトランジスタを流れる電流は減少
していき最終的には0となるが、その時定数は第2のフ
ォトトランジスタの電流利得と第2のフォトトランジス
タのベース。コレクタ容量と負荷抵抗の積で与えられ
る。本実施例では、第1のフォトトランジスタのベース
における過剰多数キャリアの再結合時間τ1 は約100
nsであるのに対し、第2のフォトトランジスタの電流
利得と第2のフォトトランジスタのベース・コレクタ容
量と負荷抵抗の積で与えられる時定数τ2 は約460n
sである。従って、30μW以上の入力光が瞬間的に遮
断されると、光双安定スイッチはリセットされることに
なる。一方、入力光パワーの大きさが10μWと30μ
Wの間であれば、瞬間的に入力光を遮断しても光双安定
スイッチはオン状態となる。
【0023】この動的なセット、リセット動作を図3に
示す。図3は、20μWと40μWの入力光パルスを交
互に入力した場合の電流の時間的変化を示している。光
双安定スイッチがオフ状態では電流は0で、オン状態で
は一定値(約400μA)をとるが、光パルスが入力さ
れている間は第2のフォトトランジスタにも電流が流れ
るためにこれ以上の電流が流れる。20μWの入力光に
よって光双安定スイッチはオン状態となり、40μWの
入力光によってオフ状態となっていることが分かる。言
い換えると、本実施例は10μWと30μWという2つ
の閾値パワーを有しており、その間の入力パワーではオ
ン、それ以下およびそれ以上の入力パワーではオフとい
う動作をする。従って、本光演算記憶装置によって排他
和演算を行うことが可能である。この場合には、1つ当
りのパワーが15〜30μWの信号光A、Bを独立に制
御して1つの光演算記憶装置に入力する。入力光が入射
される場合を"1"、入射されない場合を"0"とし、光双
安定スイッチがオン状態で発光素子が発光する場合を"
1"、オフ状態で発光しない場合を"0"とすれば、発光
による出力はAとBの排他和となる。さらに、本光演算
記憶装置を画素として2次元アレイ状に集積したICに
よって、画像の中間調検出が可能になる。すなわち、階
調を有する画像信号をこのICに入力すれば、両閾値パ
ワーの間にある領域のみ光演算記憶装置がオンされ、発
光素子が発光する。
【0024】なお本実施例では、第2のフォトトランジ
スタの電流利得と第2のフォトトランジスタのベース・
コレクタ容量と負荷抵抗の積で与えられる時定数τ2
第1のフォトトランジスタのベースにおける過剰多数キ
ャリアの再結合時間τ1 よりも大きくなるようにするた
めに、第2のフォトトランジスタの面積を大きくし、負
荷抵抗を大きくしている。一方、ベースにおける過剰多
数キャリアの再結合時間を短くすることによってもτ1
<τ2 という条件は達成される。このためにはベースに
おける多数キャリアの再結合速度を大きくする必要があ
るが、これはベースに重金属元素を添加して再結合中心
を生成する、ベース・エミッタ界面を格子不整合のある
ヘテロ接合として界面再結合速度を大きくする、ベース
側面にプラズマを照射して結晶欠陥を誘起し表面再結合
速度を大きくする等の方法で実現可能である。これらの
方法は、いずれも第1のフォトトランジスタの静特性、
特に低電流域での光利得を劣化させ、光双安定スイッチ
の消費電力および入力光パワーの増大を招くが、これは
消費電力とスイッチングスピードのトレードオフであ
り、応用に応じて最適化を図ればよい。
【0025】図4は本発明の第2の実施例の光演算記憶
装置の回路図である。発光素子31と第1のフォトトラ
ンジスタ32が直列に接続された光双安定スイッチ33
と第2のフォトトランジスタ34が並列に接続され、こ
れと直列に負荷抵抗35と負荷容量36の並列回路が接
続されている。本実施例では、入力光遮断後の光双安定
スイッチに対する印加電圧の回復速度を負荷抵抗35に
並列に接続された負荷容量36によって遅らせている。
すなわち、負荷抵抗35と負荷容量36の積で与えられ
る時定数τ3 が、第1のフォトトランジスタのベースに
おける過剰多数キャリアの再結合時間τ1 よりも大きけ
れば、第1の実施例と同様に動的なリセット動作が可能
になる。例えば負荷抵抗を1kΩ、負荷容量を500p
Fとすればτ3 =500nsとなり、第1の実施例と同
じくτ1 =100nsであればτ 1 <τ3 という条件は
満足される。
【0026】図5は本発明の第3の実施例の光演算記憶
装置の回路図である。発光素子37と第1のフォトトラ
ンジスタ38が直列に接続された光双安定スイッチ39
と、第2のフォトトランジスタ40が並列に接続され、
これと直列に負荷抵抗41が接続されている。さらに、
第1のフォトトランジスタのベース・エミッタ間にバイ
パス抵抗42が接続されており、これによってベースに
おける多数キャリアの再結合速度と無関係に過剰多数キ
ャリアを消滅させることができる。この場合の動的リセ
ットの条件は、第2のフォトトランジスタの電流利得と
第2のフォトトランジスタのベース・コレクタ容量と負
荷抵抗の積で与えられる時定数τ2 が第1のフォトトラ
ンジスタのベース容量とバイパス抵抗の積で与えられる
時定数τ 4 よりも大きいことである。例えば、第1のフ
ォトトランジスタのサイズが第1の実施例と同じである
とすれば、そのベース容量(ベース・エミッタ容量とベ
ース・コレクタ容量の和)は5.7pFであり、バイパ
ス抵抗を1kΩとするとτ 4 =5.7nsとなる。この
場合は、第1の実施例に比べてτ2 が小さくてもτ 2
τ4 とでき、例えば負荷抵抗の値を200Ωとしてτ2
=30nsとしても動的リセットが可能となる。
【0027】なお、第2の実施例で示した負荷容量と第
3の実施例で示したバイパス抵抗を併用することも可能
であり、一般的には(τ1 -1+τ4 ー1-1 < τ2 +τ
3 が動的リセットの条件となる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、同一波長でパワーのみ
異なる入力光パルスを同一位置に入射することで光双安
定スイッチがオン、オフされる光演算記憶装置を実現で
きる。本光演算記憶装置は負荷抵抗の値、バイアス電
圧、入力光パワーのいずれに対しても動作マージンが大
きく、2次元アレイ状に集積したICとして動作させる
ことも容易である。さらに、本光演算記憶装置は光信号
で入出力する論理演算(例えば排他和演算)あるいは直
接画像処理(例えば中間調の検出)に応用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光演算記憶装置の断面図
【図2】本発明の一実施例の光演算記憶装置の電圧−電
流特性図
【図3】本発明の一実施例の光演算記憶装置の動的動作
【図4】本発明の第2の実施例の光演算記憶装置の回路
【図5】本発明の第3の実施例の光演算記憶装置の回路
【図6】従来の光記憶装置の回路図
【図7】従来の光記憶装置の断面図
【符号の説明】
24 第2のフォトトランジスタ 25 第1のフォトトランジスタ 26 発光素子 29 負荷抵抗 31 発光素子 32 第1のフォトトランジスタ 33 光双安定スイッチ 34 第2のフォトトランジスタ 35 負荷抵抗 36 負荷容量 37 発光素子 38 第1のフォトトランジスタ 39 光双安定スイッチ 40 第2のフォトトランジスタ 41 負荷抵抗 42 バイパス抵抗

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子と前記発光素子からの発光を受光
    する第1のフォトトランジスタが直列に接続された光双
    安定スイッチと、前記光双安定スイッチに並列に接続さ
    れた第2のフォトトランジスタと、前記光双安定スイッ
    チに直列に接続された負荷抵抗とを含み、前記第2のフ
    ォトトランジスタの電流利得と前記第2のフォトトラン
    ジスタのベース・コレクタ容量と前記負荷抵抗の積で与
    えられる時定数が前記第1のフォトトランジスタのベー
    スにおける過剰多数キャリアの再結合時間よりも大きい
    ことを特徴とする光演算記憶装置。
  2. 【請求項2】第2のフォトトランジスタ、第1のフォト
    トランジスタおよび発光素子が半導体基板上に順次積層
    されてなることを特徴とする請求項1記載の光演算記憶
    装置。
  3. 【請求項3】第1のフォトトランジスタのベースが重金
    属元素の添加によって生成された再結合中心を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の光演算記憶装置。
  4. 【請求項4】第1のフォトトランジスタのベース・エミ
    ッタ界面が格子不整合を有するヘテロ接合であることを
    特徴とする請求項1記載の光演算記憶装置。
  5. 【請求項5】第1のフォトトランジスタのベース側面が
    プラズマ照射により誘起された結晶欠陥を有することを
    特徴とする請求項2記載の光演算記憶装置。
  6. 【請求項6】発光素子と前記発光素子からの発光を受光
    する第1のフォトトランジスタが直列に接続された光双
    安定スイッチと、前記光双安定スイッチに並列に接続さ
    れた第2のフォトトランジスタと、前記光双安定スイッ
    チに直列に接続された負荷抵抗と、前記負荷抵抗に並列
    に接続された負荷容量とを含み、前記負荷抵抗と前記負
    荷容量の積で与えられる時定数が前記第1のフォトトラ
    ンジスタのベースにおける過剰多数キャリアの再結合時
    間よりも大きいことを特徴とする光演算記憶装置。
  7. 【請求項7】第2のフォトトランジスタ、第1のフォト
    トランジスタおよび発光素子が半導体基板上に順次積層
    されてなることを特徴とする請求項6記載の光演算記憶
    装置。
  8. 【請求項8】発光素子と前記発光素子からの発光を受光
    する第1のフォトトランジスタが直列に接続された光双
    安定スイッチと、前記光双安定スイッチに並列に接続さ
    れた第2のフォトトランジスタと、前記光双安定スイッ
    チに直列に接続された負荷抵抗と、前記第1のフォトト
    ランジスタのベース・エミッタ間に接続されたバイパス
    抵抗とを含み、前記第2のフォトトランジスタの電流利
    得と前記第2のフォトトランジスタのベース・コレクタ
    容量と前記負荷抵抗の積で与えられる第1の時定数が前
    記第1のフォトトランジスタのベース容量と前記バイパ
    ス抵抗の積で与えられる第2の時定数よりも大きいこと
    を特徴とする光演算記憶装置。
  9. 【請求項9】第2のフォトトランジスタ、第1のフォト
    トランジスタおよび発光素子が半導体基板上に順次積層
    されてなることを特徴とする請求項8記載の光演算記憶
    装置。
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