JP2583972Y2 - １０駒一組による造形パズル玩具 - Google Patents
１０駒一組による造形パズル玩具Info
- Publication number
- JP2583972Y2 JP2583972Y2 JP1992089668U JP8966892U JP2583972Y2 JP 2583972 Y2 JP2583972 Y2 JP 2583972Y2 JP 1992089668 U JP1992089668 U JP 1992089668U JP 8966892 U JP8966892 U JP 8966892U JP 2583972 Y2 JP2583972 Y2 JP 2583972Y2
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- Japan
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- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】幼児の知育玩具として、また幼児
から老人までを対象とした性格検査や知能開発用用具と
して、また、図形玩具として利用できる３種類で計１０
駒一組による造形パズル玩具に関する。
から老人までを対象とした性格検査や知能開発用用具と
して、また、図形玩具として利用できる３種類で計１０
駒一組による造形パズル玩具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、知育用の造形玩具としては、積み
木が主要なものであるが、純粋な造形玩具としては、生
き物や乗物の各構成要素の単位形体を用いて造形するも
のや、三角形、四角形等の基本的な単位形体を多数用い
て生き物や乗物を表現するものもある。さらに、少数の
基本的な単位図形を用いて多種多様な表現が可能なもの
としては、タングラム等の知恵の板などがある。
木が主要なものであるが、純粋な造形玩具としては、生
き物や乗物の各構成要素の単位形体を用いて造形するも
のや、三角形、四角形等の基本的な単位形体を多数用い
て生き物や乗物を表現するものもある。さらに、少数の
基本的な単位図形を用いて多種多様な表現が可能なもの
としては、タングラム等の知恵の板などがある。
【０００３】しかし、上記従来のものには次のような欠
点があった。知育用の図形玩具では、構成要素となる単
位形の点数が多過ぎ、そのために、子供達が自力で造形
するには無理がある。また、その造形に至る作業手順に
おいても構成単位が造形の目標とする単位に劃一的に固
定され、これを単に集めて並べる方式になりがちで、単
位図形を並び変えるだけでいろいろな図形が現れるとい
う発見的要素に欠けていた。また、従来のタングラムで
は７片すべてを使って展開するというパズルの面白さは
あっても、その単位形体の点数を−般的に少なくとも５
種類を要するのみならず、曲線を用いたものが少なく、
幼児にとって実在するものの形を表現するには難しすぎ
た。
点があった。知育用の図形玩具では、構成要素となる単
位形の点数が多過ぎ、そのために、子供達が自力で造形
するには無理がある。また、その造形に至る作業手順に
おいても構成単位が造形の目標とする単位に劃一的に固
定され、これを単に集めて並べる方式になりがちで、単
位図形を並び変えるだけでいろいろな図形が現れるとい
う発見的要素に欠けていた。また、従来のタングラムで
は７片すべてを使って展開するというパズルの面白さは
あっても、その単位形体の点数を−般的に少なくとも５
種類を要するのみならず、曲線を用いたものが少なく、
幼児にとって実在するものの形を表現するには難しすぎ
た。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、造形の構成
要素となる駒の種類と数を少なくし、幼児でも自力で実
在する生き物や乗物等を容易に造形でき、かつその造形
過程に発見の感動や完成の喜びを覚える楽しいパズル玩
具を開発し、上記従来のものの難欠点を解消することを
目的とする。
要素となる駒の種類と数を少なくし、幼児でも自力で実
在する生き物や乗物等を容易に造形でき、かつその造形
過程に発見の感動や完成の喜びを覚える楽しいパズル玩
具を開発し、上記従来のものの難欠点を解消することを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで、出願人において
は、種々試作研究の結果、木製等による任意高さの円柱
を縦に四等分して得る中心角９０°の扇形状の駒（１
ａ）４枚と、同駒と高さを同じくする直角二等辺三角形
の駒（１ｂ）４枚と、上記両駒と高さを同じくする正四
角形の駒（１ｃ）２枚からなる３種類で計１０枚の駒を
一組とし、かつ各駒は上面及び底面において直角を挟む
二辺をいずれも等長となし、これら各駒を動植物、乗物
等各種物体を造形するための構成単位として、これを、
任意に組合せることにより所望の意味の有る物の造形が
できるようにした１０駒一組による造形パズル玩具を開
発するに至り、上記課題を解決し得た。
は、種々試作研究の結果、木製等による任意高さの円柱
を縦に四等分して得る中心角９０°の扇形状の駒（１
ａ）４枚と、同駒と高さを同じくする直角二等辺三角形
の駒（１ｂ）４枚と、上記両駒と高さを同じくする正四
角形の駒（１ｃ）２枚からなる３種類で計１０枚の駒を
一組とし、かつ各駒は上面及び底面において直角を挟む
二辺をいずれも等長となし、これら各駒を動植物、乗物
等各種物体を造形するための構成単位として、これを、
任意に組合せることにより所望の意味の有る物の造形が
できるようにした１０駒一組による造形パズル玩具を開
発するに至り、上記課題を解決し得た。
【０００６】又、木製等による任意数の、任意深さの盤
（以下造形用駒配置盤という）（２）の盤面上に駒のサ
イズに適合する任意数の桝目を格子状に画き施し、その
上に上記駒１０枚を構成単位とする生き物、乗物その他
各種の図柄を画き又は彫刻して、該図柄上に上記１０枚
の各駒をそれぞれそのその形状に従って該図柄（以下は
め絵という）にかみ合わせ嵌め込むことにより、幼児で
もより容易に造形できる１０駒一組による造形パズル玩
具が完成される。
（以下造形用駒配置盤という）（２）の盤面上に駒のサ
イズに適合する任意数の桝目を格子状に画き施し、その
上に上記駒１０枚を構成単位とする生き物、乗物その他
各種の図柄を画き又は彫刻して、該図柄上に上記１０枚
の各駒をそれぞれそのその形状に従って該図柄（以下は
め絵という）にかみ合わせ嵌め込むことにより、幼児で
もより容易に造形できる１０駒一組による造形パズル玩
具が完成される。
【０００７】
【作用】造形用駒配置盤（２）とはめ絵（４）の数は自
由に設定でき、これを異なる３種類の形状の、しかも僅
か１０個の駒で、あらゆる生き物、乗物等の物体の造形
が幼児でも容易にでき、かつ各駒の表に描かれている単
位図形の辺の長さが等しいので、駒の向きを変えても、
それらの単位図形はぴったり噛み合わすことができるた
め、組み合わせ方の数が増えて多種多様な造形ができる
作用効果がある。
由に設定でき、これを異なる３種類の形状の、しかも僅
か１０個の駒で、あらゆる生き物、乗物等の物体の造形
が幼児でも容易にでき、かつ各駒の表に描かれている単
位図形の辺の長さが等しいので、駒の向きを変えても、
それらの単位図形はぴったり噛み合わすことができるた
め、組み合わせ方の数が増えて多種多様な造形ができる
作用効果がある。
【０００８】
【実施例】図１に示すとおりの、任意高さの木製円柱を
縦に四等分して得る中心角９０゜の扇形状の駒（１ａ）
４枚と、同駒と同一高さで直角二等辺三角形の駒（１
ｂ）４枚と、上記両駒（１ａ，１ｂ）と高さを同じくす
る正四角形の駒（１ｃ）２枚を作り、かつこれら各駒は
上面及び底面において直角を挟む二辺をいずれも等長と
なし、これら３種類の形状の計１０枚の駒をもって一組
とし、これら各駒を動植物、乗物等各種物体の構成単位
として図２に示すとおり適宜かみ合わせて所望の物体に
造形し、又は図３に示すとおりの、任意深さの木製盤
（造形用駒配置盤）（２）を任意数作り、その盤面上
に、それぞれ上記各駒のサイズに適合する任意数の桝目
（３）を格子状に画き施し、その上にそれぞれ任意の物
体の図柄（４）を画き又は彫刻して施し、該図柄（はめ
絵）（４）上に上記１０枚の各駒をその形状に従って、
それぞれ図柄にかみ合わせて配置嵌め込むことにより所
望の造形（５）が行なえるようにした１０駒一組による
造形パズル玩具である。
縦に四等分して得る中心角９０゜の扇形状の駒（１ａ）
４枚と、同駒と同一高さで直角二等辺三角形の駒（１
ｂ）４枚と、上記両駒（１ａ，１ｂ）と高さを同じくす
る正四角形の駒（１ｃ）２枚を作り、かつこれら各駒は
上面及び底面において直角を挟む二辺をいずれも等長と
なし、これら３種類の形状の計１０枚の駒をもって一組
とし、これら各駒を動植物、乗物等各種物体の構成単位
として図２に示すとおり適宜かみ合わせて所望の物体に
造形し、又は図３に示すとおりの、任意深さの木製盤
（造形用駒配置盤）（２）を任意数作り、その盤面上
に、それぞれ上記各駒のサイズに適合する任意数の桝目
（３）を格子状に画き施し、その上にそれぞれ任意の物
体の図柄（４）を画き又は彫刻して施し、該図柄（はめ
絵）（４）上に上記１０枚の各駒をその形状に従って、
それぞれ図柄にかみ合わせて配置嵌め込むことにより所
望の造形（５）が行なえるようにした１０駒一組による
造形パズル玩具である。
【０００９】なお、上記各駒は、図１（Ｂ）に示すとお
り、平面楕円形の一つの容器（６）に納まりよく収容し
て持運びできるものである。
り、平面楕円形の一つの容器（６）に納まりよく収容し
て持運びできるものである。
【００１０】
【考案の効果】本考案によって、僅か３種類の少数の基
本的な構成単位で多様で具体的な造形が表現できるよう
になり、さらに、構成単位である駒の数が僅か１０個
で、駒の組み合わせ即ち造形の手順が簡単で、しかも造
形の発見的要素が拡大され、その結果、幼児や児童に物
の形や構成に関心をもたせることに効果があり、また、
駒全て使いきって生き物や乗物を造形表現できるのでパ
ズルとして楽しむことができる等多大な効果がある。
本的な構成単位で多様で具体的な造形が表現できるよう
になり、さらに、構成単位である駒の数が僅か１０個
で、駒の組み合わせ即ち造形の手順が簡単で、しかも造
形の発見的要素が拡大され、その結果、幼児や児童に物
の形や構成に関心をもたせることに効果があり、また、
駒全て使いきって生き物や乗物を造形表現できるのでパ
ズルとして楽しむことができる等多大な効果がある。
【図１】（Ａ）本考案の各駒の斜視図である。
【図１】（Ｂ）本考案の各駒を１つの透明容器に収容し
て示す斜視図である。
て示す斜視図である。
【図２】１０個の駒を組合わせて任意の物体を造形した
状態を示す平面図である。
状態を示す平面図である。
【図３】（Ａ）本考案の造形用駒配置盤の斜視図であ
る。
る。
【図３】（Ｂ）図柄を画き施した造形用駒配置盤の斜視
図である。
図である。
【図３】（Ｃ）造形用駒配置盤に駒を配置して造形した
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
１ａ 扇形状の駒 １ｂ 直角二等辺三角形の駒 １ｃ 正四角形の駒 ２ 造形用駒配置盤 ３ 桝目 ４ 図柄（はめ絵） ５ 造形 ６ 透明容器
Claims (2)
- 【請求項１】 木製等による任意高さの円柱を縦に四等
分して形成される中心角９０゜の扇形状の駒（１ａ）４
枚と、同駒と高さを同じくする直角二等辺三角形の駒
（１ｂ）４枚と、上記両駒（１ａ，１ｂ）と高さを同じ
くする正四角形の駒（１ｃ）２枚からなる３種類で計１
０枚一組の各駒を、その上面及び底面において直角を挟
む二辺をいずれも等長となし、これら各駒を動植物等各
種物体を造形する構成単位として、任意に組合せること
により所望の意味の有る物の造形ができるようにしたこ
とを特徴とする１０駒一組による造形パズル玩具。 - 【請求項２】 木製等による任意の深さを有する盤面に
請求項１記載の駒のサイズに適合する任意数の桝目を格
子状に画き施し、その上に駒１０枚を構成単位とする各
種の図柄を画き又は彫って施し、該図柄上に１０枚の各
駒をそれぞれ図柄にかみ合わせて配置嵌め込むようにし
たことを特徴とする請求項１記載の１０駒一組による造
形パズル玩具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992089668U JP2583972Y2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | １０駒一組による造形パズル玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992089668U JP2583972Y2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | １０駒一組による造形パズル玩具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07472U JPH07472U (ja) | 1995-01-06 |
| JP2583972Y2 true JP2583972Y2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=13977129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992089668U Expired - Lifetime JP2583972Y2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | １０駒一組による造形パズル玩具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2583972Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59229590A (ja) * | 1983-05-24 | 1984-12-24 | 小林 茂広 | 図形板組合せ教具 |
| JPS63189287U (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-05 | ||
| JP3031494U (ja) * | 1996-01-12 | 1996-11-29 | クツワ工業株式会社 | 携帯用小物入れ、バインダー、その他の溶着物品 |
-
1992
- 1992-11-13 JP JP1992089668U patent/JP2583972Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07472U (ja) | 1995-01-06 |
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