JP2583755Y2 - 流体圧シリンダのピストン位置検出装置 - Google Patents
流体圧シリンダのピストン位置検出装置Info
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- JP2583755Y2 JP2583755Y2 JP1992076451U JP7645192U JP2583755Y2 JP 2583755 Y2 JP2583755 Y2 JP 2583755Y2 JP 1992076451 U JP1992076451 U JP 1992076451U JP 7645192 U JP7645192 U JP 7645192U JP 2583755 Y2 JP2583755 Y2 JP 2583755Y2
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- Japan
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- magnet
- piston
- magnetic
- magnetic field
- position sensor
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Actuator (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、流体圧シリンダのピス
トン位置検出装置に関するものである。
トン位置検出装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５に示すように、流体圧シリンダのピ
ストン１に磁石２を設け、シリンダに該磁石２の磁界を
検出して信号を出力する位置センサ３を取付けた流体圧
シリンダのピストン位置検出装置は、既に知られてい
る。上記公知の位置検出装置における磁石２の磁極は、
図５に示すように、磁力線がピストン１の移動方向に平
行する方向に向って出るように配設されている。一方、
位置センサ３は、感度に指向性を有するために、その向
きを上記磁石２における磁力線の方向、換言すればピス
トンの移動方向と平行な方向に取付ける必要がある。
ストン１に磁石２を設け、シリンダに該磁石２の磁界を
検出して信号を出力する位置センサ３を取付けた流体圧
シリンダのピストン位置検出装置は、既に知られてい
る。上記公知の位置検出装置における磁石２の磁極は、
図５に示すように、磁力線がピストン１の移動方向に平
行する方向に向って出るように配設されている。一方、
位置センサ３は、感度に指向性を有するために、その向
きを上記磁石２における磁力線の方向、換言すればピス
トンの移動方向と平行な方向に取付ける必要がある。
【０００３】上記公知のピストン位置検出装置は、磁石
２の構成が簡単であるが、磁石２の磁力が強すぎたり、
或いは磁石２と位置センサ３の距離が近すぎたりする
と、誤動作することがある。この誤動作は、図５に示す
ように、磁石２におけるピストン移動方向の磁力線とし
て、位置センサ３が検出の対象とする磁力線Ａ以外に、
誤動作の原因となる磁力線Ｂ，Ｂが存在するためであ
る。このため、磁石２を、位置センサ３に対して適切な
磁力線を発生させるものとする必要があるので、磁石の
材質や、大きさ、形状等に制限が生ずるという問題があ
る。
２の構成が簡単であるが、磁石２の磁力が強すぎたり、
或いは磁石２と位置センサ３の距離が近すぎたりする
と、誤動作することがある。この誤動作は、図５に示す
ように、磁石２におけるピストン移動方向の磁力線とし
て、位置センサ３が検出の対象とする磁力線Ａ以外に、
誤動作の原因となる磁力線Ｂ，Ｂが存在するためであ
る。このため、磁石２を、位置センサ３に対して適切な
磁力線を発生させるものとする必要があるので、磁石の
材質や、大きさ、形状等に制限が生ずるという問題があ
る。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、上記誤動作のおそれがない流体圧シリンダ
のピストン位置検出装置を提供することにある。
する課題は、上記誤動作のおそれがない流体圧シリンダ
のピストン位置検出装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、ピストンを備えた移動部と、シリンダチ
ューブを有する固定部と、上記移動部に取付けられた磁
石と、上記固定部に取付けられ上記磁石の磁界を検出し
て信号を出力する位置センサとを備えた流体圧シリンダ
のピストン位置検出装置において、上記磁石を、放射方
向の磁極が磁極の向きを交互に反対にして円周方向に複
数着磁されたリング状の磁石とし、上記位置センサの感
度の向きを、上記磁石の磁力線の方向であるピストン周
囲の円周方向とほぼ平行としたことを特徴とするもので
ある。上記ピストン位置検出装置においては、位置セン
サを、磁石の磁力線の方向に並べて配設した複数個の磁
気検出部を備えたものとすることができる。
め、本考案は、ピストンを備えた移動部と、シリンダチ
ューブを有する固定部と、上記移動部に取付けられた磁
石と、上記固定部に取付けられ上記磁石の磁界を検出し
て信号を出力する位置センサとを備えた流体圧シリンダ
のピストン位置検出装置において、上記磁石を、放射方
向の磁極が磁極の向きを交互に反対にして円周方向に複
数着磁されたリング状の磁石とし、上記位置センサの感
度の向きを、上記磁石の磁力線の方向であるピストン周
囲の円周方向とほぼ平行としたことを特徴とするもので
ある。上記ピストン位置検出装置においては、位置セン
サを、磁石の磁力線の方向に並べて配設した複数個の磁
気検出部を備えたものとすることができる。
【０００６】
【作用】上記構成を有するピストン位置検出装置におい
ては、流体圧シリンダの駆動により移動部と固定部とに
設けた磁石と位置センサが接近すると、位置センサが上
記磁石の磁界を検出して信号を出力するので、ピストン
の位置が検出される。この場合に、上記磁石の磁極の方
向を、移動部の移動方向に対してほぼ直交する方向と
し、かつ位置センサの向きを、上記磁石の磁力線の方向
とほぼ平行としたことにより、位置センサに、該センサ
を誤動作をさせる磁力線（図５によって説明した磁力線
Ｂ）が作用しないので、位置検出装置の誤動作を確実に
防止することができる。
ては、流体圧シリンダの駆動により移動部と固定部とに
設けた磁石と位置センサが接近すると、位置センサが上
記磁石の磁界を検出して信号を出力するので、ピストン
の位置が検出される。この場合に、上記磁石の磁極の方
向を、移動部の移動方向に対してほぼ直交する方向と
し、かつ位置センサの向きを、上記磁石の磁力線の方向
とほぼ平行としたことにより、位置センサに、該センサ
を誤動作をさせる磁力線（図５によって説明した磁力線
Ｂ）が作用しないので、位置検出装置の誤動作を確実に
防止することができる。
【０００７】また、放射方向の磁極が該磁極の向きを交
互に反対にして円周方向に複数着磁されたリング状の磁
石と、該磁石の磁力線の方向に並べて配設した複数個の
磁気検出部を有する位置センサとを備えると、リング状
の磁石自体がピストンとの間で相対的に回転し、あるい
は磁石を有するピストンがシリンダ内で回動しても、磁
力線の方向に並べて配設した複数個の磁気検出部のいず
れかによって、上記磁石の磁力線を検出することがで
き、ピストンの回動を防止するための手段等を設けるこ
となく、ピストンの位置を確実に検出することが可能に
なる。
互に反対にして円周方向に複数着磁されたリング状の磁
石と、該磁石の磁力線の方向に並べて配設した複数個の
磁気検出部を有する位置センサとを備えると、リング状
の磁石自体がピストンとの間で相対的に回転し、あるい
は磁石を有するピストンがシリンダ内で回動しても、磁
力線の方向に並べて配設した複数個の磁気検出部のいず
れかによって、上記磁石の磁力線を検出することがで
き、ピストンの回動を防止するための手段等を設けるこ
となく、ピストンの位置を確実に検出することが可能に
なる。
【０００８】
【実施例】図１ないし図３は本考案の第１実施例を示し
ている。この流体圧シリンダ１０は、基本的には、ピス
トン１１を備えた移動部と、シリンダチューブ１３を有
する固定部とを備えたものであり、上記移動部を構成す
るピストン１１の外周にはリング状の磁石１２が取付け
られ、また、上記固定部を構成するシリンダチューブ１
３の外面には、位置センサ１５を有するセンサ取付部１
４，１４が該チューブ１３の長手方向に移動可能に取付
けられている。上記磁石１２は、図２に詳細に示すよう
に、放射方向の磁極を、該磁極の向きを交互に反対にし
て円周方向に偶数箇所（図示の例においては４箇所）着
磁させたところの、リング状ラジアル異方性磁石として
構成したものである。したがって、磁石１２から発する
磁力線の流れは、ピストン１１及び該磁石１２の移動方
向（図３の矢印方向）にほぼ直交する方向となる。この
磁石１２は、図３に示すように、分割形成したピストン
１１の外周に回転しないように取付けられる。
ている。この流体圧シリンダ１０は、基本的には、ピス
トン１１を備えた移動部と、シリンダチューブ１３を有
する固定部とを備えたものであり、上記移動部を構成す
るピストン１１の外周にはリング状の磁石１２が取付け
られ、また、上記固定部を構成するシリンダチューブ１
３の外面には、位置センサ１５を有するセンサ取付部１
４，１４が該チューブ１３の長手方向に移動可能に取付
けられている。上記磁石１２は、図２に詳細に示すよう
に、放射方向の磁極を、該磁極の向きを交互に反対にし
て円周方向に偶数箇所（図示の例においては４箇所）着
磁させたところの、リング状ラジアル異方性磁石として
構成したものである。したがって、磁石１２から発する
磁力線の流れは、ピストン１１及び該磁石１２の移動方
向（図３の矢印方向）にほぼ直交する方向となる。この
磁石１２は、図３に示すように、分割形成したピストン
１１の外周に回転しないように取付けられる。
【０００９】また、上記センサ取付部１４に設けた位置
センサ１５は、磁石１２の磁界を検出して信号を出力す
るもので、図２に示すように、感度の向きを隣接する異
磁極Ｎ，Ｓ間の磁力線の方向であるピストン周囲の円周
方向とほぼ平行にして設置されている。
センサ１５は、磁石１２の磁界を検出して信号を出力す
るもので、図２に示すように、感度の向きを隣接する異
磁極Ｎ，Ｓ間の磁力線の方向であるピストン周囲の円周
方向とほぼ平行にして設置されている。
【００１０】上記第１実施例のピストン位置検出装置で
は、磁石１２の磁極の方向をピストン１１の移動方向に
ほぼ直交する放射方向とし、かつ位置センサ１５，１５
をその感度の向きが磁石１２の磁力線の方向とほぼ平行
になるように設置しているので、位置センサ１５に、図
５によって説明した磁力線Ｂのように、該センサを誤動
作させる磁力線が作用することがなく、位置検出装置の
誤動作を確実に防止することができ、しかも磁石１２
が、材質や、大きさ形状等の制約を受けることがない。
は、磁石１２の磁極の方向をピストン１１の移動方向に
ほぼ直交する放射方向とし、かつ位置センサ１５，１５
をその感度の向きが磁石１２の磁力線の方向とほぼ平行
になるように設置しているので、位置センサ１５に、図
５によって説明した磁力線Ｂのように、該センサを誤動
作させる磁力線が作用することがなく、位置検出装置の
誤動作を確実に防止することができ、しかも磁石１２
が、材質や、大きさ形状等の制約を受けることがない。
【００１１】図４は本考案の第２実施例における磁石１
２と位置センサ１６の関係を示すもので、この第２実施
例の位置センサ１６では、放射方向の磁極が該磁極の向
きを交互に反対にして円周方向に複数着磁された前述の
リング状の磁石１２と、該磁石１２の磁力線の方向にほ
ぼ直線状に並べて配設した複数個の磁気検出部１７を備
えている。この第２実施例のピストン位置検出装置で
は、上記構成により、リング状の磁石１２自体がピスト
ン１１との間で相対的に回転し、あるいは磁石１２を有
するピストン１１がシリンダチューブ内で回動しても、
複数個設けた磁気検出部１７のいずれかによって磁石１
２の磁力線を確実に検出することができ、ピストンの回
動を防止するための手段等を設けたりする必要がない。
第２実施例の他の構成及び作用は第１実施例と同じであ
るから、詳細な説明は省略する。
２と位置センサ１６の関係を示すもので、この第２実施
例の位置センサ１６では、放射方向の磁極が該磁極の向
きを交互に反対にして円周方向に複数着磁された前述の
リング状の磁石１２と、該磁石１２の磁力線の方向にほ
ぼ直線状に並べて配設した複数個の磁気検出部１７を備
えている。この第２実施例のピストン位置検出装置で
は、上記構成により、リング状の磁石１２自体がピスト
ン１１との間で相対的に回転し、あるいは磁石１２を有
するピストン１１がシリンダチューブ内で回動しても、
複数個設けた磁気検出部１７のいずれかによって磁石１
２の磁力線を確実に検出することができ、ピストンの回
動を防止するための手段等を設けたりする必要がない。
第２実施例の他の構成及び作用は第１実施例と同じであ
るから、詳細な説明は省略する。
【００１２】
【考案の効果】本考案によれば、流体圧シリンダのピス
トンを備えた移動部に取付けた磁石の磁極の方向を、移
動部の移動方向に対して直交する放射方向とし、かつ位
置センサを、上記磁石の磁力線の方向とほぼ平行に設置
したので、位置検出装置の誤動作を確実に防止すること
ができる。したがって、任意の磁力や、大きさ、形状等
をもつ磁石を使用することができる。また、位置センサ
に、磁力線の方向に配設した複数個の磁気検出部を設け
ることにより、リング状とした磁石と位置センサの相対
的な回転があっても、いずれかの磁気検出部において磁
力線を確実に検出することができる。
トンを備えた移動部に取付けた磁石の磁極の方向を、移
動部の移動方向に対して直交する放射方向とし、かつ位
置センサを、上記磁石の磁力線の方向とほぼ平行に設置
したので、位置検出装置の誤動作を確実に防止すること
ができる。したがって、任意の磁力や、大きさ、形状等
をもつ磁石を使用することができる。また、位置センサ
に、磁力線の方向に配設した複数個の磁気検出部を設け
ることにより、リング状とした磁石と位置センサの相対
的な回転があっても、いずれかの磁気検出部において磁
力線を確実に検出することができる。
【図１】第１実施例の要部縦断正面図である。
【図２】同じく磁石と位置センサの説明図である。
【図３】同じくピストンの縦断面図である。
【図４】第２実施例の磁石と位置センサの説明図であ
る。
る。
【図５】公知の位置検出装置の磁石と位置センサの説明
図である。
図である。
１０ 流体圧シリンダ １１ ピストン １２ 磁石 １３ シリンダチューブ １４，１６ 位置センサ １７ 磁気検出部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01B 7/00 G01D 5/18 F15B 15/28
Claims (2)
- 【請求項１】ピストンを備えた移動部と、シリンダチュ
ーブを有する固定部と、上記移動部に取付けられた磁石
と、上記固定部に取付けられ上記磁石の磁界を検出して
信号を出力する位置センサとを備えた流体圧シリンダの
ピストン位置検出装置において、上記磁石を、放射方向の磁極が磁極の向きを交互に反対
にして円周方向に複数着磁されたリング状の磁石とし、 上記位置センサの感度の向きを、上記磁石の磁力線の方
向であるピストン周囲の円周方向とほぼ平行とした、 ことを特徴とする流体圧シリンダのピストン位置検出装
置。 - 【請求項２】位置センサが、磁石の磁力線の方向に並べ
て配設した複数個の磁気検出部を備えている、 ことを特徴とする請求項１に記載の流体圧シリンダのピ
ストン位置検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992076451U JP2583755Y2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 流体圧シリンダのピストン位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992076451U JP2583755Y2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 流体圧シリンダのピストン位置検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0653914U JPH0653914U (ja) | 1994-07-22 |
| JP2583755Y2 true JP2583755Y2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=13605517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992076451U Expired - Fee Related JP2583755Y2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 流体圧シリンダのピストン位置検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2583755Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4545406B2 (ja) * | 2003-09-03 | 2010-09-15 | 三菱電機株式会社 | 位置検出装置 |
| JP5483516B2 (ja) * | 2006-09-20 | 2014-05-07 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 位置検出装置、位置検出装置を有する光学系と撮像装置 |
| EP2166312B2 (de) * | 2008-09-18 | 2020-01-15 | Sick Ag | Magnetischer oder induktiver Wegsensor |
| JP2011169715A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Panasonic Corp | 位置検出機構 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6423602U (ja) * | 1987-07-31 | 1989-02-08 |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP1992076451U patent/JP2583755Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0653914U (ja) | 1994-07-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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