JP2583718Y2 - パッド印刷機 - Google Patents

パッド印刷機

Info

Publication number
JP2583718Y2
JP2583718Y2 JP8465692U JP8465692U JP2583718Y2 JP 2583718 Y2 JP2583718 Y2 JP 2583718Y2 JP 8465692 U JP8465692 U JP 8465692U JP 8465692 U JP8465692 U JP 8465692U JP 2583718 Y2 JP2583718 Y2 JP 2583718Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
printing
ink container
pattern
pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8465692U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0642173U (ja
Inventor
三知彦 角谷
康治 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Navitas Co Ltd
Original Assignee
Navitas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Navitas Co Ltd filed Critical Navitas Co Ltd
Priority to JP8465692U priority Critical patent/JP2583718Y2/ja
Publication of JPH0642173U publication Critical patent/JPH0642173U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2583718Y2 publication Critical patent/JP2583718Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、インキ容器を用いて印
版にインキを塗布するタイプのパッド印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のパッド印刷機は、周知のように、
所定の印刷パターンが溝によって描かれている印版にイ
ンキを塗布し、次に弾力性のある転写パッドを印版に押
し付けて上記の印刷パターンを写し取ったのち、被印刷
物に該転写パッドを押し付けて印刷する。
【0003】そのための具体的なインキ塗布方法とし
て、従来からインキ皿内に印版を取り付けると共に、該
印版に隣接してインキ溜り部を形成し、インキプレート
によってインキ溜り部のインキを印版に塗布し、次に転
写パッドを印版に押し付けて印刷パターンを写し取って
被印刷物に印刷方法が採用されている。
【0004】しかし上記の方法では、インキ溜り部内の
インキが空気中に露呈しているから、異臭がして作業環
境が悪化すると共に、塵埃がインキに混入し、またイン
キが劣化する等の不具合がある。
【0005】これに対しては、図6に示すように、昇降
可能とされた転写パッドAの側部に上端が蓋Bによって
閉止され、かつ下端のみが開口されたインキ容器Cを設
け、このインキ容器Cの下端に印版Dを接触させて位置
させ、かつ該印版Dに描かれている印刷パターンEがイ
ンキ容器直下のインキ塗布位置P1と転写パッド直下の
転写位置P2とにわたり横移動するように印版Dをスラ
イドさせる方法が考えられている。
【0006】即ち、この方法によれば、インキFはイン
キ容器C内に密閉されるから、異臭がせず、塵埃の混入
や、インキFの劣化が避けられる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図6の方法
では、印刷パターンEにインキFを塗布できる範囲が、
インキ塗布位置P1において鎖線で印刷パターンEを示
すようにインキ容器Cの下部開口部の直径によって決ま
ってくるので、被印刷物に合わせて印刷パターンEを大
きくしようとする場合には、インキ容器Cもそれに合わ
せて大型化せざるをえず、パッド印刷機のコンパクト化
が阻害され、かつコストがアップする難点がある。
【0008】そこで本考案は、インキ容器に比較的小型
のものを使用できながら、大きな印刷パターンによって
被印刷物に印刷することができるパッド印刷機の提供を
課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち本考案は、上面に印
刷パターンが刻設された印版と、この印版上に下端の開
口部周縁が接することにより内部にインキを保持し、か
つ上端が閉止されたインキ容器と、インキ容器を該印刷
パターンの長さ方向に印刷パターンを超えて相対的に移
動させて上記印刷パターンにインキを塗布させる駆動手
段と、印刷パターンに塗布されたインキを転写し、かつ
その転写インキで被印刷物に印刷する転写パッドとを有
し、上記印刷パターンの長さがインキ容器の下部開口部
直径よりも長くされていると共に、上記インキに紫外線
硬化型インキが使用されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、インキ容器を印刷パター
ンの長さ方向に該印刷パターンを超えて移動させること
によりインキを塗布するので、インキ容器が小さくとも
該インキ容器よりも大きい印刷パターンの全体にインキ
を塗布できることになる。
【0011】ところで、上記のように印刷パターンが大
きく、かつインキ容器が小さい場合、インキ塗布時のイ
ンキ容器の移動量(移動時間)が増大するから、使用イ
ンキが溶剤インキである場合、塗布したインキが転写前
に乾き、印刷パターンの溝部で目詰まりを起こす可能性
がある。しかし、本考案のように紫外線効果型のインキ
を使用すれば、紫外線ランブによって被印刷物に紫外線
を照射して印刷された該インキを硬化させるまでは乾燥
を防止できるので、上記の目詰まりがなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0013】図1および図2はパッド印刷機1の概略構
成を示し、該パッド印刷機1は本体2の前部位置に被印
刷物Wをのせる印刷テーブル3と、該印刷テーブル3よ
りも奥側に位置する転写テーブル4と、これら両テーブ
ル3,4の上に吊されて前後移動と昇降が本体内部の図
示しない駆動装置によって行われる転写パッド5とを備
え、転写テーブル4に印版6(図3および図4参照)が
セットされると共に、インキ容器7が左右方向に走行可
能に設けられる。
【0014】そして、このパッド印刷機1においては、
転写パッド5が、インキ容器7によってインキI(図5
参照)が塗布された印版6に対して下降してインキを転
写し、その後上昇し、かつ印刷テーブル3上に移動した
のち、下降して被印刷物Wに印刷し、次に上昇と転写テ
ーブル4上への移動を行うパターンを繰り返すことによ
って印刷がなされる。
【0015】上記のインキ容器7の左右移動は、本体2
内部に設けられた図3および図4に示す機構によって行
われる。即ち、本体内部にスライダ8が位置されて、こ
のスライダ8を貫通する状態で前後2本のガイドロッド
9,9が本体内部両端間に平行に取り付けられる。ま
た、両ガイドロッド9,9の間に同じく平行に螺軸10
が回転のみ可能に架設される共に、正逆転モータ11
(図2参照)が本体2に取り付けられ、該モータ11に
よって螺軸10が回転されるように構成される。上記の
螺軸10はガイドロッド9,9と同様にスライダ8を貫
通するが、スライダ8にはその貫通部にナット部材12
が固定されていて、これに螺軸10が螺合されることに
よって、該螺軸10の回転によりスライダ8がその回転
方向に応じた方向にガイドロッド9,9にそって移動す
るようになされている。
【0016】また、上記のスライダ8の上面にはスタン
ド13が立設され、該スタンド13に軸14を介して、
かつガイドロッドとは直角な方向に加圧バー15が上下
揺動自在に取り付けられる。この加圧バー15の先端は
本体2の前面側に設けた開口部37を通して転写テーブ
ル4上に延びており、該先端が印版6にのっているイン
キ容器7の上部に位置され、その先端下面に形成した凹
部16がインキ容器7に係合される。また、加圧バー1
5の他端に、上述のスライダ8に取り付けられたエアシ
リンダ17のピストンロッド18が連結され、該エアシ
リンダ17によって加圧バー他端が押し上げ付勢され、
これによって加圧バー15によってインキ容器7に該容
器7を印版6に押しつける加圧力が与えられるようにな
されている。
【0017】次に、インキ容器7の構造を図5を用いて
説明する。該インキ容器7は上下が開口された筒形状と
され、下端面に同心状に形成したリング溝19にドクタ
ーブレード20が突出状態で嵌着されると共に、該嵌着
部分がOリング21によってシールされ、これによって
インキ容器7を印版6上にのせた際に、インキ容器7内
にインキ室22が形成されるようになされている。ま
た、インキ容器7の上部内周部に切り欠きによる嵌合部
23が形成され、該嵌合部23に蓋24が嵌められ、該
蓋24がビス25,25によってインキ容器7に固定さ
れるように構成されている。
【0018】さらに、上記の蓋24には中心部に穴26
が開けられると共に、蓋上面に該穴26に同軸に軸体2
7が固定して取り付けられる。この軸体27は内部に上
記の穴26に連通する雌ネジ部28が刻設されており、
流動抑制板(インキIの波打ち現象を抑制する)29に
設けた雄ネジ部30を穴26を通して雌ネジ部28に螺
着することによって、この流動抑制板29が上述のイン
キ室22内に宙吊り状態でセットされるようにしてい
る。加えて、上記の軸体27の上端が球面に成形された
突起部31とされ、前述の加圧バー15に設けた凹部1
6に下方から嵌合し、したがって前述のスライダ8なら
びに加圧バー15が左右方向に移動すると、インキ容器
7も一緒に同方向に移動されるようになされている。
【0019】次に、転写テーブル4上における印版6の
セット構造を説明する。転写テーブル4には、そのテー
ブル面に基盤32が固定され、該基盤32の上に蟻溝機
構によって前後方向に移動できる第1可動盤33がのせ
られ、かつ該第1可動盤33の上に蟻溝機構34によっ
て左右方向に移動できる第2可動盤35がのせられ、そ
の上に一体的に印版保持板36が取り付けられ、該印版
保持板36に印版6が取り付けられている。したがっ
て、印版6のセット位置は2つの可動盤33,35の移
動によって調整できることになる。
【0020】そして、この印版6上に上記のインキ容器
7がのせられることになるが、その場合、印版6に形成
される印刷パターンPは、その幅Dがドクターブレード
20の直径内に収まる範囲のものであると共に、長さL
が該直径を超える大きさとされ、かつパッド印刷のため
のインキIに、紫外線ランプによって紫外線が照射され
たときに硬化する紫外線硬化型のインキ(UVインキ)
が使用される。
【0021】次に、動作を説明する。上記のインキ容器
7が印版6のいずれか一方の端に位置している状態で、
モータ11が駆動されて螺軸10が回転し、スライダ8
および加圧バー15が移動し、これによってインキ容器
7もエアシリンダ17の力で印版6に押し付けられた状
態で同方向に移動し、印刷パターンPに紫外線硬化型イ
ンキIが塗布される。そして、インキ容器7が印刷パタ
ーンPを超えて印版6の他方の端に至るとモータ11が
停止され、転写パッド5が下降し、塗布インキを写しと
って印刷テーブル3上に移動し、被印刷物Wに印刷す
る。そして、該被印刷物に図示しない紫外線ランプから
紫外線が照射されてインキが硬化される。その間に、モ
ータ11が逆転駆動され、インキ容器7が元の位置に復
動することによって印刷パターンPにインキが塗布さ
れ、この繰り返しによって連続的に印刷がなされる。
【0022】このように、インキ容器7を印刷パターン
Pの長さ方向に該印刷パターンPを超えて移動させるこ
とによりインキIを塗布するので、インキ容器7が小さ
くとも該インキ容器7よりも大きい印刷パターンPの全
体にインキを塗布できることになる。したがって、パッ
ド印刷機1のコンパクト化が図れ、かつ製作コストを抑
えることができる。
【0023】さらに、紫外線硬化型インキを使用してい
るから、印刷パターンPが大きく、したがってインキ容
器7の移動時間が長くなっても、印版6上でのインキI
の硬化がなくなり、印刷パターンPの目詰まりが発生し
なくなる。
【0024】なお、上述の実施例は、インキ容器7を一
回ごとに片道移動させることによってインキIを塗布し
ているが、往復によって塗布するものであってもよく、
またインキ容器7を固定して、該インキ容器7に対して
印版6を移動させる構造としてもよい。
【0025】
【考案の効果】以上の記載によって明かなように、本考
案によれば、インキ容器を印刷パターンの長さ方向に該
印刷パターンを超えて移動させることによりインキを塗
布するので、インキ容器が小さくとも該インキ容器より
も大きい印刷パターンの全体にインキを塗布できること
になる。したがって、パッド印刷機のコンパクト化が図
れ、かつ製作コストを抑えることができる。
【0026】さらに、紫外線硬化型インキを使用してい
るから、印刷パターンが大きく、したがってインキ容器
の移動時間が長くなっても、印版上でのインキの硬化が
なくなり、印刷パターンの目詰まりが発生しなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかるパッド印刷機の側面図。
【図2】 上記パッド印刷機の正面図。
【図3】 上記パッド印刷機における転写テーブルの
平面図。
【図4】 上記転写テーブル上の断面図。
【図5】 上記パッド印刷機に使用するインキ容器の
断面図。
【図6】 従来のパッド印刷機の説明図。
【符号の説明】
1 パッド印刷機 5 転写パッド 6 印版 7 インキ容器 8 スライダ 10 螺軸 15 加圧バー 17 エアシリンダ I インキ P 印刷パターン W 被印刷物

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に印刷パターンが刻設された印版
    と、この印版上に下端の開口部周縁が接することにより
    内部にインキを保持し、かつ上端が閉止されたインキ容
    器と、インキ容器を該印刷パターンの長さ方向に印刷パ
    ターンを超えて相対的に移動させて上記印刷パターンに
    インキを塗布させる駆動手段と、印刷パターンに塗布さ
    れたインキを転写し、かつその転写インキで被印刷物に
    印刷する転写パッドとを有し、上記印刷パターンの長さ
    がインキ容器の下部開口部直径よりも長くされていると
    共に、上記インキに紫外線硬化型インキが使用されてい
    ることを特徴とするパッド印刷機。
JP8465692U 1992-11-13 1992-11-13 パッド印刷機 Expired - Lifetime JP2583718Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8465692U JP2583718Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 パッド印刷機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8465692U JP2583718Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 パッド印刷機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0642173U JPH0642173U (ja) 1994-06-03
JP2583718Y2 true JP2583718Y2 (ja) 1998-10-27

Family

ID=13836766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8465692U Expired - Lifetime JP2583718Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 パッド印刷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2583718Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012135883A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Mishima Kk パッド印刷装置
JP2012143962A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Mishima Kk パッド印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0642173U (ja) 1994-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105109197A (zh) 一种包装印刷设备
CN1045925C (zh) 丝网印刷制版方法
JP2583718Y2 (ja) パッド印刷機
KR100787237B1 (ko) 탄성중합체 스탬프를 이용한 롤-프린트 방식의 미세접촉인쇄장치
CN216373818U (zh) 一种用于凹槽面的印刷设备
CN111716946B (zh) 一种印稿上印装置
US5121687A (en) Cassette tape cartridge direct ink printing machine
CN111451648B (zh) 一种印刷材料修剪处理装置
KR960017151A (ko) 탐폰 프린팅 방법 및 장치
CN219686842U (zh) 一种装饰纸高精度转移印刷装置
JPH0126461Y2 (ja)
CN220053363U (zh) 马口铁的无墨压印机
JPH0866998A (ja) スクリーン印刷機
JPS62121056A (ja) 凹版オフセツト印刷機のインキ供給装置
KR0175520B1 (ko) 컴팩트 디스크 표면 인쇄장치의 구동장치
CN215152195U (zh) 一种出版物印刷用压实装置
JPH04298353A (ja) スクリーン印刷装置
CN216466868U (zh) 一种印刷机用纸张固定装置
CN219669737U (zh) 一种防伪标签压膜防揭装置
CN1308255A (zh) 直接制版印刷设备及印版
JPH05220930A (ja) パッド印刷機におけるインクポットとその取付装置
CN208881335U (zh) 压印辊装置
US2704511A (en) Moistening device for transfer press
CN113997688A (zh) 一种用于凹槽面的印刷设备
JPS5917680B2 (ja) ロ−ラ刻印装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814

Year of fee payment: 10