JP2583706B2 - 高炉炉内壁面吹付け装置 - Google Patents

高炉炉内壁面吹付け装置

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JP2583706B2
JP2583706B2 JP3284790A JP28479091A JP2583706B2 JP 2583706 B2 JP2583706 B2 JP 2583706B2 JP 3284790 A JP3284790 A JP 3284790A JP 28479091 A JP28479091 A JP 28479091A JP 2583706 B2 JP2583706 B2 JP 2583706B2
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JP
Japan
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spraying
furnace
suspension
blast furnace
spraying machine
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和典 関
浩太郎 黒田
良彦 内田
昭 小島
光男 野村
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KUROSAKI YOGYO KK
Nippon Steel Corp
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KUROSAKI YOGYO KK
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉その他の炉内壁面
の吹付け補修施工に際して使用する吹付け機の吊り構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば高炉内壁面の吹付け補修施
工に際して使用する吹付け機の吊り構造は、実開昭63
−168797号公報、特公昭61−4885号公報、
特開昭62−170406号公報、特開昭63−207
986号公報等に記載されているように、吹付け機本体
を炉の断面中心に懸垂位置させる必要性から、炉頂部の
中心に相対して設けられた2つの開孔からそれぞれ引出
した15〜20mの2本の懸索体によって、吹付け機を
旋回可能に吊り下げた構造を有する。そして、吹付け機
のノズルからの毎分100kg程度の耐火材料を吹き出
しながら連続旋回させて炉内壁面に耐火材を吹付けて補
修施工する。また特公平1−46796号公報には、同
種の吹付け機が示されており、ノズル部のバランスをと
るためにウエイトを取り付けられている例が示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この吹付け機自体、本
体重量が500〜1000kg程度あり、これが吊り下
げられ、そのノズルからの耐火材料の回転吹付けによっ
て揺動し、この揺動幅が大きくなれば、施工面の振れと
いう問題を引き起こし、均一な吹付け施工体の形成に大
きな支障となる。
【0004】この吹付け装置の振れ幅は耐火材料の吹き
出し速度により影響を受け、耐火物吹き出し量が毎分1
00kg程度の耐火材料の吹き出しに際しては100〜
300mm程度であり、この程度の振れ幅では大きな支
障とはならないが、例えば、毎分200kgのレベルま
で増加させた場合、この振れ幅は500〜1000mm
程度へ増し、吹付け施工体の形成に大きな支障となる。
このため、かかる吊り構造を有する吹付け装置の耐火物
吹付け能力は毎分100kgレベルでの施工に抑えら
れ、これが、吹付け施工の高速化を制限し、また、吹き
付ける耐火材料の特性に合った吹付け速度が適用できな
いという問題がある。
【0005】この懸垂吹付け機からの耐火材の吹付けに
よる揺動を防止するための手段として、吹付け機本体を
外部から支持すること、懸索体の数を増すこと等が考え
られる。しかしながら、吹付け機本体を外部から支持す
ることは、懸垂吹付け機自体の回転構造が複雑になり、
また、施工終了後の高炉操業再開に当たって支持機構の
除去に支障を来すことになり実用性に乏しい。また、懸
索体の数を増す対策は懸索体の吊り角度が大きく取れる
位置関係の場合は有効であるが、高炉の炉内下部位置の
吹付けのようにこの吊り角度が大きく取れず、しかも、
吹付け機本体は補修必要箇所に応じて連続的に高さ位置
を変更する操作を伴う場合には、支持構造が複雑となり
有効な手段とはなり難い。
【0006】本発明の目的は、吊り構造を有する吹付け
装置において、吹付け時の耐火材料の噴射速度を増減
せた場合でも、懸垂した吹付け機の振れの増大を防止で
きる比較的簡単な構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高炉炉内壁
面吹付け装置は、炉頂部の中心を対称にして設けた2個
開口を通して、それぞれ炉外から吊り下げた2本の懸
索体によって回動自在に吊り下げた吹付け機を有する炉
内壁面吹付け装置において、前記2本の懸索体の吹付け
機への取付け位置を結ぶ直線の中心点において直交する
線上に、一定荷重を負荷したバランス用懸索体を吹付け
機に取り付けたことを特徴とする。
【0008】前記懸索体に一定荷重を負荷する方式とし
ては、懸索体に引張り力を付与する任意の方式が採用で
きるが、吹付け機を吊り下げた懸索体の中の一本を炉頂
部に設けた滑車装置を介して一定荷重のバランスを吊り
下げて一定の引張力を与える構造が最も簡便な方式であ
る。
【0009】本発明に係る吹付け機の吊り構造は、吹付
け機本体が吹付け操作の進行に伴って懸索高さを連続的
に任意に変更可能な構造に適用できる。
【0010】また、この吊り構造は断面が円形であり、
懸索距離が長い高炉シャフト部吹付け補修に際して有効
であるが、高炉以外の他の炉にも適用できる。
【0011】
【作用】振れ制御作用としてカウンターウエイト機構に
よって、振れようとするエネルギーをカウンターウエイ
トによって吸収することができる。すなわち、断面が基
本的に円形をなす炉内壁面の吹付け補修を炉体上部に付
設された開口を利用して炉内に吹付け機を挿入し、吹付
け機を開口を通して炉外から炉体断面中心位置に複数の
懸索体により吊り下げ、吹付け機本体に回転自在に取り
付けられたノズルを通じて、補修箇所にノズルの回転に
よって選択的に吹付け施工するに当たって、耐火材料の
吹き出し反力による吹付け機の振れの開始と拡大を、懸
索体の中の少なくとも一本を吹付け方向に引張ることに
よって防止する。
【0012】
【実施例】図1は、本発明を高炉の内壁面の吹付け施工
機に適用した例を示す。
【0013】同図において、1は高炉の炉体を示し、こ
の高炉頂部の中心からの同心状の円周に設けた開口を通
して炉外から懸索体2,3,4が吊り下げられ、そのそ
れぞれの先端は吹付け機5を支持懸垂している。6は吹
付け機5の下面に回動自在に取付けられた吹付けノズル
であって、懸索体2,3,4の昇降と吹付け機5に内蔵
された回動機構によって炉内壁を螺旋状に吹付け施工す
る。上記懸索体2,3,4の中の一本の懸索体4は、カ
ウンターウエイト機構7によって常に一定荷重が負荷さ
れ、この負荷方法は上記懸索体2,3と直交する方向に
常に引張り力が作用するようになっている。なお、8は
それぞれ吹付けノズル6に吹付け用耐火材、混合用水お
よび吹付け用空気を送り込むためのパイプを示す。
【0014】図2は、このバランス用懸索体4による
防止の原理を説明するための図であって、吹付けノズ
ル6を有する吹付け機5が回動と昇降を停止して振れて
いる状態を示し、図3は図2の平面図を示す。
【0015】懸索体2,3の吹付け機5への取り付け位
置は、中心点を通る直線状、すなわち、180°の角度
を持っている。バランス用懸索体4は、それと直交する
位置に吹付け機5へ取り付けられている。そして、懸索
体2,3の高炉への取り付け位置は、バランス懸索体4
が取付けられた位置と反対側に引張られるように吊り下
げられている。これらの図に示すように、仮にそれぞれ
の支持点が吹付け機5の吹付けノズル6の吹付け方向に
対して略直角位置にある懸索体2,3のみによって懸垂
されている場合を想定すると、吹付けノズル6からの吹
付け材の噴出によって、吹付け機5はその反力によっ
て、矢印Bに示す方向に振れようとする。このときにカ
ウンターウエイト機構7によってバランス用懸索体4も
B方向へ引っ張られるので、懸索体2,3と垂直軸との
なす角度αが大きくなる。この角度αが大きくなること
でA方向への水平分力が増加し反力が減少することにな
る。この水平分力の増加によって、吹付けノズル6から
耐火材の噴出による吹付け機5の初期振れ力による振れ
を防止する。
【0016】すなわち、振れ制御作用としてカウンター
ウエイト機構によって、振れようとするエネルギーをカ
ウンターウエイトによって吸収することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の炉内内壁面吹付け装置によっ
て、以下の効果を奏することができる。
【0018】(1)懸垂された内壁施工用の吹付け機の
振れを防止できるので、施工処理を均質に且つ効率的に
行うことができる。
【0019】(2)振れ防止機構そのものが、通常、2
本の懸索体による懸垂に単に一本のバランス用懸索体を
付加しただけのものであるので、その構造がきわめて簡
単である。
【0020】(3)補修施工を正確、迅速に行うことが
できるとともに、施工後の撤去が簡単であって、炉の操
業再開に支障を来すことがない。
【0021】(4)この構造の採用により、吹付け能力
の拡大が可能になり、炉補修時間の短縮ができる。
【0022】(5)吹付け施工体の適正な形成により、
補修効果の持続性が改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を高炉の内壁補修用に適用した例をそ
の断面によって示す。
【図2】 本発明に係るバランス用懸索体の作動を説明
するための概略図である。
【図3】 図2の平面図を示す。
【符号の説明】
1 高炉炉体 2 懸索体 3 懸索体 4 バランス用懸索体 5 吹付け機 6 吹付けノズル 7 カウンターウェイト機構 8 パイプ
フロントページの続き (72)発明者 内田 良彦 千葉県木更津市築地7番地1 黒崎窯業 株式会社 木更津工場内 (72)発明者 小島 昭 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (72)発明者 野村 光男 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉頂部の中心を対称にして設けた2個の
    開口を通して、それぞれ炉外から吊り下げた2本の懸索
    体によって回動自在に吊り下げた吹付け機を有する炉内
    壁面吹付け装置において、前記2本の懸索体の吹付け機
    への取付け位置を結ぶ直線の中心点において直交する線
    上に、一定荷重を負荷したバランス用懸索体を吹付け機
    に取り付けた高炉炉内壁面吹付け装置。
JP3284790A 1991-10-30 1991-10-30 高炉炉内壁面吹付け装置 Expired - Lifetime JP2583706B2 (ja)

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JPH05118768A JPH05118768A (ja) 1993-05-14
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CN108265141B (zh) * 2018-03-01 2019-10-08 东北大学 一种垂直两段式高炉喷吹煤粉装置
CN108265146B (zh) * 2018-03-01 2019-09-03 东北大学 一种改善高炉内煤气流分布的垂直式装置
CN108220515B (zh) * 2018-03-01 2019-09-03 东北大学 一种垂直两段式高炉喷吹煤粉方法

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