JP2583143Y2 - 織機の停止制御装置 - Google Patents

織機の停止制御装置

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JP2583143Y2
JP2583143Y2 JP1990053073U JP5307390U JP2583143Y2 JP 2583143 Y2 JP2583143 Y2 JP 2583143Y2 JP 1990053073 U JP1990053073 U JP 1990053073U JP 5307390 U JP5307390 U JP 5307390U JP 2583143 Y2 JP2583143 Y2 JP 2583143Y2
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JP
Japan
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loom
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weaving
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time zone
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JP1990053073U
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JPH0413685U (ja
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光俊 小野
英樹 松村
正 丸田
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日産テクシス 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、織機の停止制御装置に関する。
〈従来の技術〉 近年の人手不足に対応するため、例えば夜間等の一部
時間帯を無人化する試みがなされている。
この場合、織機は予め布下し製織長を設定し、設定さ
れた製織長になった時に自動的に停止されるようになっ
ているため、無人運転時間帯においても、布下しとなる
と織機は自動的に停止される(第6図参照)。
尚、ここで言う無人運転とは、織工がいない状態であ
って、工場の管理者が若干残っている状態も含むもので
ある。
〈考案が解決しようとする課題〉 このため、織機が正常に作動しているにも係わらず、
作業者が次に作業を開始するまで、織機が長時間停止
(停台)されたままになり、折角無人化運転を行って
も、生産性を向上できないという不具合がある。
この考案は以上のような従来の問題点に鑑み、無人運
転時間帯等の所定時間帯に、布下しによる無益な停台が
行われないようにして、生産性を向上することを目的と
する。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本考案の織機の停止制御装置は、第1図に
示すように、予め布下し製織長を設定し、設定された製
織長になった時に織機を自動的に停止するようにした織
機の停止制御装置において、織機の布下し時刻を演算し
て予想する手段と、該予想手段により予想された布下し
時刻が所定時間帯に存在するか否かを判定する手段と、
該判定手段によって予想された布下し時刻が所定時間帯
に存在すると判定された時に、布下し時刻が前記所定時
間帯から外れるように前記布下し製織長の設定長を変更
する手段と、を備えた構成とする。
〈作用〉 上記の構成において、例えば無人運転時間帯に布下し
完了が存在する場合には、織機に布下し製織長の設定長
が変更されて布下しが有人運転時間帯に移行される。従
って、この有人運転時間帯において機替え作業を実行し
て、織機の運転を再開すれば、無人運転時間後の有人運
転時間帯まで織機を連続運転することが可能となる。
この結果、無人運転時間帯等に布下しによる無益な停
台が生じるのを防止することができ、生産性を向上する
ことができる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図において、A1,A2,A3…An、B1,B2,B3…Bn
びC1,C2,C3…Cnは織機であり、これらは織機群1を構
成している。つまり、織機A1,A2,A3…Anが第1の織機
群1Mを構成し、織機B1,B2,B3…Bnが第2の織機群2Mを
構成し、織機C1,C2,C3…Cnが第3の織機群3Mを夫々構
成している。
2はこの織機群1の集中制御装置としてのホストコン
ピュータであり、各織機の制御回路は通信を行えるよう
になっている。
第3図は、例えば第1の織機群1Mとホストコンピュー
タ2との関係について示している。
織機A1には、それ自身制御用の制御回路3を有し、こ
れは例えば、CPU4,入出力インターフェース5,6及びRAM7
a及びROM7b等の記憶装置とよりなる。8は織機駆動用の
主モータ、12はブレーキ装置であり、これらと電源との
間にコンタクタ9,13が夫々介装されている。
これらのコンタクタ9,13は、インターフェース6から
の出力でリレー10を作動することにより開閉される。
15は準備スイッチ、16は始動スイッチ、17は停止スイ
ッチである。これら各スイッチ15,16,17は、夫々インタ
ーフェース24に接続され、このインターフェース24はバ
スライン20を介して前記ホストコンピュータ2に接続さ
れる。
尚、織機A1には機上げ長センサ14が設けられており、
該センサ14からの検出信号は制御回路3のインターフェ
ース6に入力される。そして、前記制御回路3は、予め
設定された布下し製織長になったことがセンサ14により
検出されることで、織機A1を停止する。
この織機A1は、通常、まず準備スイッチ15がONとなっ
た時に準備作業(織機を正常に運転するための段取り作
業)を行い、次に始動スイッチ16がONになるとリレー10
を作動させて主モータ8を起動し、運転状態となる。こ
の運転時に停止信号があるかどうかを判断し、停止信号
が出力された場合には、リレー10を作動させてコンタク
タ9を開放すると共に、コンタクタ13を閉結させ、ブレ
ーキ装置12を制御し、かつ主モータ8を不作動にしてA1
を停止させる。
一方、第3図において、前記スイッチ15,16,17と並列
にインターフェース24から準備信号線21、始動信号線2
2,停止信号線23が設けられている。
ホストコンピュータ2は、CPU25,入出力インターフェ
ース27及びRAM26a及びROM26b等の記憶装置等を含み、イ
ンターフェース28及び前記バスライン20を介して織機A1
と情報交換を行い、各織機を総括制御する。
ここで、織機A1の制御回路3には、織機A1の布下し時
刻を演算して予想する手段と、該予想手段により予想さ
れた布下し時刻が所定時間帯に存在するか否かを判定す
る手段と、該判定手段によって前記予想された布下し時
刻が所定時間帯に存在すると判定された時に、布下し時
刻が前記所定時間帯から外れるように前記布下し製織長
の設定長を変更する手段と、がソフトウェア的に設けら
れている。
前記織機A1の布下し時刻を演算して予想する手段とし
ては、予め設定された布下し製織長(カットマーク長)
と現時点までの織り上げ長とから演算される現時点から
布下し製織長までの製織長と、織機回転数と緯糸密度か
ら演算される1分当たりの製織長〔=(回転数(r.p.
m)/緯糸密度(本/cm)〕と、により、現時点から布下
し製織長までの製織時間を求め、この製織時間から布下
し完了時刻を予想する構成が採用される。
尚、本実施例においては、上記の各手段に加え、前記
予想手段により予想された布下し完了時刻が無人運転時
間帯以前にある時に、この布下し完了時刻と機替え時間
との和が無人運転時間帯に存在するか否かを判定する手
段を設けるようにし、該判定手段によって前記無人運転
時間帯直前の布下し時刻と機替え時間との和が無人運転
時間帯に存在すると判定された時に、前記の和が前記無
人運転時間帯から外れるように前記設定長変更手段によ
り布下し製織長の設定長を変更する構成とする。
次に、かかる手段により構成される織機の停止制御装
置の作用を、第4図のフローチャートに基づいて説明す
る。
即ち、ステップ1においては、布下し完了時刻を予想
する。
ステップ2においては、所定時間帯としての無人運転
時間帯に布下し完了があるか否かを判定し、無人運転時
間帯に布下し完了があれば、ステップ3に進んで、織機
に布下し製織長の設定長を変更する信号を送信する。
上記ステップ2において、無人運転時間帯に布下し完
了がない、つまり無人運転時間帯以前に布下し完了があ
ると判定されると、ステップ4に進んで、予想された無
人運転時間帯以前の布下し時刻と機替え時間との和が無
人運転時間帯に存在するか否かを判定し、存在すれば、
ステップ3に進んで、織機に布下し製織長の設定長を変
更する信号を送信し、ステップ5に進む。
存在しなければ、ステップ5に直に進む。
ステップ5では、織機が最終号機か否かを判定し、最
終号機であれば制御を終了し、最終号機でなければ、ス
テップ6に進んで、次の織機の停止制御を行うべく指令
し、上記と同様のワークを実行する。
ここで、織機は変更された布下し製織長の設定長とな
ると停止される。この停止時刻は、無人運転時間帯以前
の有人時間帯になり、停止後に機替えを完了した時刻が
無人運転時間帯に掛からないように、前記布下し製織長
の設定長の変更値を考慮して設定するようにする。
かかる構成によると、無人運転時間帯に布下し完了が
存在する場合に、織機に布下し製織長の設定長を変更し
て布下しを有人運転時間帯に移行させ、この有人運転時
間帯において機替え作業を実行して、織機の運転を再開
するようにしたから、無人運転時間後の有人運転時間帯
まで織機を連続運転することが可能となる(第5図参
照)。
この結果、無人運転時間帯に布下しによる無益な停台
が生じるのを防止することができ、生産性を向上するこ
とができる。
又、無人運転時間帯以前に布下し完了が存在し、その
後の機替え作業完了が無人運転時間帯に存在する時に
も、織機に布下し製織長の設定長を変更するようにした
から、機替え時間が無人運転時間帯にずれ込むことがな
く、有人運転時間帯において機替え作業を完了して、織
機の運転を再開することで、無人運転時間後の有人運転
時間帯まで織機を連続運転することが可能となる。
特に、上記の構成においては、製織長の設定長さを変
更するものであるから、製織を行う際の緯入れ状態には
何ら影響を与えることがなく、布品位の低下や緯入れ不
良等の織機停止要因を招くことなく、高い生産性を得る
ことができる。
尚、上記の実施例は本考案の構造的制約を示すもので
はなく、要は予め布下し製織長を設定し、設定された製
織長になった時に織機を自動的に停止するようにした織
機の停止制御装置において、織機の布下し時刻を演算し
て予想する手段と、該予想手段により予想された布下し
時刻が所定時間内に存在するか否かを判定する手段と、
該判定手段によって予想された布下し時刻が所定時間帯
に存在すると判定された時に、布下し時刻が前記所定時
間帯から外れるように前記布下し製織長の設定長を変更
する手段と、を備えた構成とすれば良い。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、織機の布下し
時刻を演算して予想し、予想された布下し時刻が所定時
間帯に存在すると判定された時に、布下し時刻が前記所
定時間帯から外れるように前記布下し製織長の設定長を
変更する構成としたから、例えば、無人運転時間帯に、
布下しによる無益な停台が行われずに済み、特に、製織
長の設定長さを変更するものであるから、製織を行う際
の緯入れ状態には何ら影響を与えることがなく、布品位
の低下や緯入れ不良等の織機停止要因を招くことなく、
高い生産性を得ることができる実用的効果大なるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクレーム対応図、第2図は本考案に係
る織機の停止制御装置の一実施例を適用した織機群全体
の概略説明図、第3図は同上の織機群の回路説明図、第
4図は同上実施例の作用を説明するフローチャート、第
5図は本考案の効果を示すタイムチャート、第6図は従
来の問題点を示すタイムチャートである。 1…織機群、3…制御回路、8…主モータ 12…ブレーキ装置、14…機上げ長センサ 17…停止スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 丸田 正 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−177261(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め布下し製織長を設定し、設定された製
    織長になった時に織機を自動的に停止するようにした織
    機の停止制御装置において、織機の布下し時刻を演算し
    て予想する手段と、該予想手段により予想された布下し
    時刻が所定時間帯に存在するか否かを判定する手段と、
    該判定手段によって予想された布下し時刻が所定時間帯
    に存在すると判定された時に、布下し時刻が前記所定時
    間帯から外れるように前記布下し製織長の設定長を変更
    する手段と、を備えたことを特徴とする織機の停止制御
    装置。
JP1990053073U 1990-05-23 1990-05-23 織機の停止制御装置 Expired - Lifetime JP2583143Y2 (ja)

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JPH0413685U JPH0413685U (ja) 1992-02-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0684581B2 (ja) * 1986-01-24 1994-10-26 日産テクシス株式会社 織機の停台時期制御方法

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JPH0413685U (ja) 1992-02-04

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