JP2583018Y2 - 貯金箱 - Google Patents

貯金箱

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JP2583018Y2
JP2583018Y2 JP1991081836U JP8183691U JP2583018Y2 JP 2583018 Y2 JP2583018 Y2 JP 2583018Y2 JP 1991081836 U JP1991081836 U JP 1991081836U JP 8183691 U JP8183691 U JP 8183691U JP 2583018 Y2 JP2583018 Y2 JP 2583018Y2
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JP
Japan
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plate
coin
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flywheel
pinion
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JPH067523U (ja
Inventor
宏 杉原
Original Assignee
宏 杉原
有限会社 後藤化学工業所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コインを収納する作
動に連動して、貯金箱の外面に配されたデザイン体の一
部又は全部が可動するようにした貯金箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の形状、構造を有する貯金箱
が提案され実用化されているが、従来公知の貯金箱はい
ずれも、箱の外面形状やデザインに面白さが存しても、
コインを挿入する作動に連動して、貯金箱に設けられた
デザイン体の一部又は全部を可動するようにしたものは
知られていない。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】この考案は、貯金箱
内にコインを挿入する作動に連動して、貯金箱に設けら
れたデザイン体の一部又は全部を可動させて、動きのあ
る面白い形態の貯金箱を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この考案が採った手段は、コインを収納する空間を
有する貯金箱の本体(1)と、該本体(1)に隔壁板
(4)で区画しつつ連接される機構部ケーシング(3)
と、投入されたコインを本体(1)内に導くように本体
(1)と機構部ケーシング(3)との境界部に近接して
本体側に形成されたコイン挿入口(5)とを備え、機構
部ケーシング(3)内にはフライホイール(8)が回転
自在に軸支され、該フライホイール(8)と同軸上に固
着されたピニオン(9)と噛合するラック(12)を有
する作動板(13)をばね(14)で弾発しつつ前記コ
イン挿入口(5)の下方に整合して隔壁板(4)を軸支
しつつ機構部ケーシング(3)内に配置し、該作動板
(13)に前記コイン挿入口(5)の少なくとも一部を
閉塞しコイン挿入口(5)から退避し得るコイン当接
板(16)を本体(1)内に延び出させて一体に設ける
と共に、前記フライホイール(8)の回転軸を本体
(1)外に延び出させ、該回転軸にカムピン(11)を
偏心して植立したカム板(10)を固着し、本体(1)
外に配したデザイン体の可動部(17b)に前記カムピ
ン(11)が係入する長孔(19)を形成し、前記ピニ
オン(9)とラック(12)はコイン不投入時には非噛
合状態にありコイン投入に連動して作動板が作動すると
きに噛合を開始し且作動板がバネ(13)で復帰された
後再び非噛合状態に戻るようにされており、ピニオンと
ラックの噛合によってもたらされるフライホイール
(8)の慣性回転運動によりデザイン体の可動部(17
b)を揺動させるようにしたことを特徴とする。
【0005】
【作 用】コイン挿入口からコインを挿入するとき、該
挿入口に隣接し且該挿入口の少なくとも一部を閉塞して
いる作動板が挿入されたコインで作動されスプリングが
蓄力される。コインが作動板を通過したとき、作動板へ
の作動力が解除されスプリングの反撥力で作動板が急速
に復帰する。かかる作動板の急速な復帰により、作動板
に設けたラックと噛合するピニオンが回転され、該ピニ
オンと同軸のフライホイールが駆動されて、慣性回転す
る。このため、慣性回転するフライホイールの軸に連結
されたデザイン体が可動される。
【0006】
【考案の効果】この考案によれば、貯金箱の外面に設け
られたデザイン体をコインの挿入に連動して可動させる
ことが出来、動きのある面白い形態の貯金箱を提供する
ことが出来る。
【0007】
【実施例】以下に図面を参照しつつ、この考案の好まし
い実施例を詳細に説明する。図において、(1)は貯金
箱の本体であって、図示の実施例では方形箱状に形成さ
れているが、形状は特に限定されるものではない。貯金
箱本体(1)内にはコイン、札等を収納する収納空間
(2)が形成され、挿入されたコイン、札等を収納、貯
蔵し得る。本体(1)の前面は開放され、機構部ケーシ
ング(3)が連接され、本体(1)と機構部ケーシング
(3)の間は画壁板(4)で区画される。
【0008】機構部ケーシング(3)の本体(1)との
境界部上面にはスリット状のコイン挿入口(5)が形成
され、前記画壁板(4)は該コイン挿入口(5)の機構
部ケーシング(3)側端縁に位置づけられ、コイン挿入
口(5)から挿入されたコイン(6)が本体(1)内に
収納空間(2)に入るようにされている。
【0009】画壁板(4)の上部一隅角には、少なくと
も前記コイン挿入口(5)の幅に相当して本体(1)内
に突出するように軸受板(7)が設けられており、該軸
受板(7)は図4に示すように1/4円孤板の形状をな
し、下部を画壁板(4)と連結されている。
【0010】機構部ケーシング(3)内にはその略中央
にフライホイール(8)が回転自在に軸受され、該フラ
イホイール(8)と同軸上にピニオン(9)が軸着され
ると共に、フライホイール(8)の回転軸は機構部ケー
シング(3)の壁を貫通して外部へ延び出しカム板(1
0)が軸着される。カム板(10)には、その中心から
偏心した位置にカムピン(11)が植立されている。
【0011】前記軸受板(7)には、先端にラック(1
2)を有する扇形の作動板(13)が回転自在に軸支さ
れ、軸部(15)に張設されたバネ(14)の弾発力を
受けて、常時は上方へ向かって付勢されている。作動板
(13)の先端のラック(12)は前記ピニオン(9)
と噛合可能であり、又作動板(13)の上端には少なく
とも一部が前記コイン挿入口(5)を閉塞するように位
置するコイン当接板(16)が一体に設けられている。
【0012】機構部ケーシング(3)の前面には、デザ
イン体(17)が配設される。デザイン体(16)は機
構部ケーシング(3)に固定された固定側デザイン部
(17a)と、該固定デザイン部(17a)に対して可
動する可動デザイン部(17b)とからなり、可動デザ
イン部(17b)は、固定デザイン部(17a)に植立
された軸ピン(18)に揺動自在に軸支されると共に、
前記カムピン(11)が係入する長孔(19)を有し、
長孔(19)に係入したカムピン(11)がフライホイ
ール(8)の回転で偏心回転するとき、該回転に伴って
揺動する。(20)は、デザイン体(17)を被覆する
透明なカバーである。
【0013】機構部ケーシング(3)に植立された前記
軸部(15)及び固定ピン(20)を画壁板(4)に挿
通しつつ本体(1)に挿着して、全体を組み立てて、貯
金箱が構成される。
【0014】図6〜8を参照して、作動を説明する。コ
イン挿入口(5)にコイン(6)を挿入すると、該コイ
ン挿入口(5)の一部を閉塞して位置しているコイン当
接板(16)がコイン(6)で下方へ押圧され、これと
一体の作動板(13)がバネ(14)を蓄力しつつ下方
へ回動される。作動板(13)の回動により、ラック
(12)とピニオン(9)が噛合し回動する。この回動
によりフライホイール(8)が回転し、カムピン(1
1)が可動デザイン部(17b)を若干揺動させる(図
6)。
【0015】コイン(6)が挿入され、コイン当接板
(16)への押圧が解かれと、作動板(13)はバネ
(14)の弾発力で急速に上方へ向かって回転され、復
帰する。作動板(13)の急速が上方への回動により、
ラック(12)と噛合するピニオン(9)が回転され、
同軸上のフライホイール(8)に大きな回転力が与えら
れる(図7)。
【0016】作動板(13)が上昇位置に復帰するとラ
ック(12)とピニオン(9)の噛合は解除され、フラ
イホイール(8)はその慣性力で回転が持続される。フ
ライホイール(8)の持続する回転により、カムピン
(11)と長孔(19)とで係合した可動デザイン部
(17b)の揺動が持続する(図8)。
【0017】図示の実施例では、デザイン体(17)の
一部を可動としたが、全部を可動としても良く、又可動
デザイン部はカムピンと長孔との係合による揺動に限ら
れず、単に回転するのみの可動としても良いことは勿論
である。
【図面の簡単な説明】
図1 外観斜視図 図2 デザイン体を分解した外観斜視図 図3 正面図 図4 分解斜視図 図5 作動機構と可動デザイン部の関連を示す図 図6 作動を示す図 図7 作動を示す図 図8 作動を示す図
【符号の説明】
(1) 貯金箱本体 (2) 収納空間 (3) 機構部ケーシング (4) 画壁板 (5) コイン挿入口 (6) コイン (7) 軸受板 (8) フライホイール (9) ピニオン (10) カム板 (11) カムピン (12) ラック (13) 作動板 (14) バネ (15) 軸部 (16) コイン当接板 (17) デザイン体 (18) 軸ピン (19) 長孔 (20) 固定ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コインを収納する空間を有する貯金箱の本
    体(1)と、該本体(1)に隔壁板(4)で区画しつつ
    連接される機構部ケーシング(3)と、投入されたコイ
    ンを本体(1)内に導くように本体(1)と機構部ケー
    シング(3)との境界部に近接して本体側に形成された
    コイン挿入口(5)とを備え、機構部ケーシング(3)
    内にはフライホイール(8)が回転自在に軸支され、該
    フライホイール(8)と同軸上に固着されたピニオン
    (9)と噛合するラック(12)を有する作動板(1
    3)をばね(14)で弾発しつつ前記コイン挿入口
    (5)の下方に整合して隔壁板(4)を軸支しつつ機構
    部ケーシング(3)内に配置し、該作動板(13)に前
    記コイン挿入口(5)の少なくとも一部を閉塞しコイ
    ン挿入口(5)から退避し得るコイン当接板(16)を
    本体(1)内に延び出させて一体に設けると共に、前記
    フライホイール(8)の回転軸を本体(1)外に延び出
    させ、該回転軸にカムピン(11)を偏心して植立した
    カム板(10)を固着し、本体(1)外に配したデザイ
    ン体の可動部(17b)に前記カムピン(11)が係入
    する長孔(19)を形成し、前記ピニオン(9)とラッ
    ク(12)はコイン不投入時には非噛合状熊にありコイ
    ン投入に連動して作動板が作動するときに噛合を開始し
    且作動板がバネ(13)で復帰された後再び非噛合状態
    に戻るようにされており、ピニオンとラックの噛合によ
    ってもたらされるフライホイール(8)の慣性回転運動
    によりデザイン体の可動部(17b)を揺動させるよう
    にしたことを特徴とする貯金箱。
JP1991081836U 1991-09-12 1991-09-12 貯金箱 Expired - Fee Related JP2583018Y2 (ja)

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JPS5950319U (ja) * 1982-09-27 1984-04-03 株式会社須田金属製作所 貯金箱

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JPH067523U (ja) 1994-02-01

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