JP2582857B2 - 眼科用レーザー手術装置 - Google Patents
眼科用レーザー手術装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、手術装置、特に眼の前眼部のレーザー手術
装置に関するもので、例えば角膜移植手術における手術
の際に、角膜を摘出するのに好適の眼科用レーザー手術
装置に関する。
装置に関するもので、例えば角膜移植手術における手術
の際に、角膜を摘出するのに好適の眼科用レーザー手術
装置に関する。
[従来の技術] 例えば、従来の角膜移植手術では、角膜移植した後、
術後乱視の発生により視力の向上が制限されるという問
題点を有していた。その主たる原因は、角膜を切開する
際、その開口部を真円にすることの困難性にあるように
見受けられる。従来から、この種の手術眼及び提供眼の
角膜移植術における角膜切開法には、トレパン(筒のこ
盤)及び角膜尖刀を利用して機械的に角膜を切開するも
のが知られている。
術後乱視の発生により視力の向上が制限されるという問
題点を有していた。その主たる原因は、角膜を切開する
際、その開口部を真円にすることの困難性にあるように
見受けられる。従来から、この種の手術眼及び提供眼の
角膜移植術における角膜切開法には、トレパン(筒のこ
盤)及び角膜尖刀を利用して機械的に角膜を切開するも
のが知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の機械的切開法では、切開した角
膜片に歪みや変形を生じせしめ、移植後の角膜の乱視発
生の主因となっていた。それは、しばしば、受容開口
(移植される人の切開開口)に対する提供角膜(ドナー
角膜)の不整合に起因する。その結果、提供眼から移植
された角膜を持つ患者は術後に乱視を体験する。
膜片に歪みや変形を生じせしめ、移植後の角膜の乱視発
生の主因となっていた。それは、しばしば、受容開口
(移植される人の切開開口)に対する提供角膜(ドナー
角膜)の不整合に起因する。その結果、提供眼から移植
された角膜を持つ患者は術後に乱視を体験する。
従来の方法では受容開口と提供角膜の不整合の為に受
容開口に提供角膜片を縫合すると、楕円形開口の長軸と
短軸とに沿って角膜組織量に違いが生じ、乱視が発生す
る。これらの組織の相異は選択的な縫合の除去によって
一時的に補償される。しかしながら、最終的に縫合を解
いた場合、術後乱視が発生することになる。また、一人
の外科医の同一技術を用いても、様々な術後乱視が発生
している。
容開口に提供角膜片を縫合すると、楕円形開口の長軸と
短軸とに沿って角膜組織量に違いが生じ、乱視が発生す
る。これらの組織の相異は選択的な縫合の除去によって
一時的に補償される。しかしながら、最終的に縫合を解
いた場合、術後乱視が発生することになる。また、一人
の外科医の同一技術を用いても、様々な術後乱視が発生
している。
それに対して、角膜の非接触の円形切開術が可能にな
れば、真円度のよい円形開口を得る可能性がある。
れば、真円度のよい円形開口を得る可能性がある。
角膜を切開するレーザーの応用はこの非接触による円
形切開の可能性を提供する。
形切開の可能性を提供する。
そのレーザーとしては、エキシマーレーザーを用いて
直線的に角膜の切開を行なうことが従来から研究されて
いる。
直線的に角膜の切開を行なうことが従来から研究されて
いる。
また、波長193nmのビームを発生するArFエキシマーレ
ーザーを用いると、鋭くて滑らかな壁面の角膜切開をす
ることができることが知られている 近時では、水の吸
収波長に対応する波長2.9μmのビームを放出するHFレ
ーザーが直線的に角膜切開を行なうために実験的に用い
られた。
ーザーを用いると、鋭くて滑らかな壁面の角膜切開をす
ることができることが知られている 近時では、水の吸
収波長に対応する波長2.9μmのビームを放出するHFレ
ーザーが直線的に角膜切開を行なうために実験的に用い
られた。
このレーザー円形切開術は、リング状にビームを合焦
させることによって達成されるが、この技術は工業的応
用のため比較的大きい径の穴を穿設するための方法とし
て提案されてきた。発散型プリズムレンズであるアキシ
コンは、この目的のために用いられ、1954年にマクレオ
ドによって発見されて以来、多方面に渡って研究されて
いる。
させることによって達成されるが、この技術は工業的応
用のため比較的大きい径の穴を穿設するための方法とし
て提案されてきた。発散型プリズムレンズであるアキシ
コンは、この目的のために用いられ、1954年にマクレオ
ドによって発見されて以来、多方面に渡って研究されて
いる。
このアキシコン光学系は、炭酸ガスレーザーを用いた
角膜円形切開術の研究に関係している。この実験内容
は、眼科医学のアメリカンジャーナル(1971年6月発
行;第71巻第6号)に「ラピッドパルス炭酸ガスレーザ
ーを用いたリンベクトミー(Limbectmies)、ケラテク
トミー(角膜切除術)、ケラトミー(角膜切開術)」と
いう標題の論文に述べられている。この論文では、光学
的円形切開のために、合焦レンズと結合したアキシコン
レンズを用い、動物を用いて各種の実験を行なったと述
べている。
角膜円形切開術の研究に関係している。この実験内容
は、眼科医学のアメリカンジャーナル(1971年6月発
行;第71巻第6号)に「ラピッドパルス炭酸ガスレーザ
ーを用いたリンベクトミー(Limbectmies)、ケラテク
トミー(角膜切除術)、ケラトミー(角膜切開術)」と
いう標題の論文に述べられている。この論文では、光学
的円形切開のために、合焦レンズと結合したアキシコン
レンズを用い、動物を用いて各種の実験を行なったと述
べている。
これらの実験では、円形切開の直径は、合焦レンズの
焦点距離によって支配されると述べており、この装置で
は、リング状ビームのサイズを変化させるために、ま
た、環の幅を変化させるために合焦レンズを交換するよ
うに構成していたものである。
焦点距離によって支配されると述べており、この装置で
は、リング状ビームのサイズを変化させるために、ま
た、環の幅を変化させるために合焦レンズを交換するよ
うに構成していたものである。
そのため、各患者毎にあるいは各提供眼毎に円形切開
の直径を調節するために合焦レンズを交換しなくてはな
らず、それに費やす時間が多くかかるという問題を有し
ていた。加えて、その光学系は本発明の光学系よりも複
雑であり、多くの焦点距離の異なる合焦レンズが必要で
ある。
の直径を調節するために合焦レンズを交換しなくてはな
らず、それに費やす時間が多くかかるという問題を有し
ていた。加えて、その光学系は本発明の光学系よりも複
雑であり、多くの焦点距離の異なる合焦レンズが必要で
ある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
その第1の目的とするところは、簡単な光学構成で投影
ビームのサイズ変更が容易な眼科用レーザー手術装置の
提供にある。本発明の第2の目的は、実質的に切開角膜
片に歪みや変形を生じせしめることのない眼科用レーザ
ー手術装置を提供することにある。
その第1の目的とするところは、簡単な光学構成で投影
ビームのサイズ変更が容易な眼科用レーザー手術装置の
提供にある。本発明の第2の目的は、実質的に切開角膜
片に歪みや変形を生じせしめることのない眼科用レーザ
ー手術装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前眼部、例えば角膜を非接触で
切開するための眼科用レーザー手術装置を提供すること
にある。
切開するための眼科用レーザー手術装置を提供すること
にある。
本発明のその他の目的と利点とは、以下の記載から明
らかであり、この発明を実施することによって容易に理
解できるであろう。
らかであり、この発明を実施することによって容易に理
解できるであろう。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成させるため、本発明の眼科用レーザ
ー手術装置は、レーザービームを発生する発生手段と、
その発生手段からのレーザービームを眼の前眼部に投影
するための投影手段とからなり、前記投影手段はレーザ
ービームを収束するための収束手段と、その収束手段の
ビーム出射側に配置され、前記収束手段からのレーザー
ビームを前記収束手段の光軸の外側に投影するためのア
キシコン光学手段とを有し、このアキシコン光学手段
は、前記投影手段の光軸に沿って移動可能に構成され
る。
ー手術装置は、レーザービームを発生する発生手段と、
その発生手段からのレーザービームを眼の前眼部に投影
するための投影手段とからなり、前記投影手段はレーザ
ービームを収束するための収束手段と、その収束手段の
ビーム出射側に配置され、前記収束手段からのレーザー
ビームを前記収束手段の光軸の外側に投影するためのア
キシコン光学手段とを有し、このアキシコン光学手段
は、前記投影手段の光軸に沿って移動可能に構成され
る。
好ましくは、収束手段は合焦レンズを有する。また、
同様に、アキシコン光学手段は、アキシコンレンズを有
することが望ましい。
同様に、アキシコン光学手段は、アキシコンレンズを有
することが望ましい。
投影手段は、好ましくは、レーザー光源からのレーザ
ービームの半径を拡大するためのエキスパンダー手段を
含んでいる。
ービームの半径を拡大するためのエキスパンダー手段を
含んでいる。
そのレーザー光源は、好ましくは、波長約2.9μmの
赤外パルスレーザービームを発生するレーザー発生器を
有する。
赤外パルスレーザービームを発生するレーザー発生器を
有する。
この装置は、また、アキシコン手段によって投影され
たレーザービームと前眼部上で実質的に一致する可視レ
ーザービームを投影するための照準手段(エイミング手
段)を有する。
たレーザービームと前眼部上で実質的に一致する可視レ
ーザービームを投影するための照準手段(エイミング手
段)を有する。
照準手段の光路は、好ましくは、投影手段の光路の一
部と重なっている。
部と重なっている。
[実施例] 以下、本発明の好ましい実施例を、角膜切開のための
レーザー手術装置を例に、添付の図面に例示されている
ものを参照しつつ詳細に説明する。
レーザー手術装置を例に、添付の図面に例示されている
ものを参照しつつ詳細に説明する。
第1図に示すように、本発明の1実施例である角膜レ
ーザー切開装置の投影光学系1はレーザービーム投影光
学系10とエイミング光学系20とを有する。
ーザー切開装置の投影光学系1はレーザービーム投影光
学系10とエイミング光学系20とを有する。
レーザービーム投影光学系10は、生体組織、すなわ
ち、角膜を気化させることが可能なレーザービームを発
生するレーザー光源11を有する。上記の要求にかなうレ
ーザーとしては、たとえば、HFレーザー(水素フッ化物
レーザー)、Er−YAGレーザー(エルビウム−イットリ
ウムアルミニウムガーネットレーザー)がある。そのレ
ーザービームの波長は約2.0μm〜3.0μmまでの範囲に
あり、波長約2.9μmのものが好ましい。それゆえに、
レーザー光源としてHFレーザーを用いる。
ち、角膜を気化させることが可能なレーザービームを発
生するレーザー光源11を有する。上記の要求にかなうレ
ーザーとしては、たとえば、HFレーザー(水素フッ化物
レーザー)、Er−YAGレーザー(エルビウム−イットリ
ウムアルミニウムガーネットレーザー)がある。そのレ
ーザービームの波長は約2.0μm〜3.0μmまでの範囲に
あり、波長約2.9μmのものが好ましい。それゆえに、
レーザー光源としてHFレーザーを用いる。
HFレーザー11は照射スイッチ11aに接続され、その照
射スイッチ11aを操作すると赤外パルスレーザービーム
を発射する。
射スイッチ11aを操作すると赤外パルスレーザービーム
を発射する。
HFレーザー11から射出されたレーザービームは、ビー
ムエキスパンダー13を通して光束の径が拡大される。こ
のビームエキスパンダー13は、凹レンズ14と凸レンズ15
とから構成され、凸レンズ15から射出されたレーザービ
ームは平行光束となり、集光レンズ(合焦レンズ)17と
可視光反射赤外光透過型のコールドミラー16を介して発
散型プリズムレンズ(アキシコンレンズ)18に投影され
る。アキシコンレンズ18の断面は逆円錐形状であり、そ
の周辺の底辺(基辺)はその光軸の頂点側よりも幅が大
きい。このアキシコンレンズ18のプリズム作用によって
アキシコンレンズ18から出射されたビームはリング状ビ
ームになる。リング状レーザービームはダイクロイック
ミラー19により反射され、提供眼30または患者眼30の角
膜31上に収束される。
ムエキスパンダー13を通して光束の径が拡大される。こ
のビームエキスパンダー13は、凹レンズ14と凸レンズ15
とから構成され、凸レンズ15から射出されたレーザービ
ームは平行光束となり、集光レンズ(合焦レンズ)17と
可視光反射赤外光透過型のコールドミラー16を介して発
散型プリズムレンズ(アキシコンレンズ)18に投影され
る。アキシコンレンズ18の断面は逆円錐形状であり、そ
の周辺の底辺(基辺)はその光軸の頂点側よりも幅が大
きい。このアキシコンレンズ18のプリズム作用によって
アキシコンレンズ18から出射されたビームはリング状ビ
ームになる。リング状レーザービームはダイクロイック
ミラー19により反射され、提供眼30または患者眼30の角
膜31上に収束される。
その結果、角膜31はそのレーザービームエネルギーで
リング状に切開され、円形の切開角膜片が得られる。
リング状に切開され、円形の切開角膜片が得られる。
発明者等は、切開の正確さと鋭さとが角膜上に収束さ
れるリング形状ビームの幅に依存することを発見した。
リング形状のビームの線幅は狭い方が望ましい。前記ビ
ームエキスパンダー13は、入射するレーザービームのリ
ングの光束径を拡大して集光レンズ17のNA(Numerical
Aperture)を大きくするのに寄与する。
れるリング形状ビームの幅に依存することを発見した。
リング形状のビームの線幅は狭い方が望ましい。前記ビ
ームエキスパンダー13は、入射するレーザービームのリ
ングの光束径を拡大して集光レンズ17のNA(Numerical
Aperture)を大きくするのに寄与する。
角膜31から切開する角膜片の直径を所望の大きさ(通
常5〜7mm)にするためには、角膜31上に投影されるリ
ング状レーザービーム32の直径を調整することが必要で
ある。そのために、アキシコンレンズ18は、好ましく
は、光軸01に沿って矢印Aの方向に移動できるように構
成されている。
常5〜7mm)にするためには、角膜31上に投影されるリ
ング状レーザービーム32の直径を調整することが必要で
ある。そのために、アキシコンレンズ18は、好ましく
は、光軸01に沿って矢印Aの方向に移動できるように構
成されている。
第3図は、患者角膜と提供角膜とを適正にフィットす
るために要求される正確な切開径を示している。この図
において、Dは提供眼30の角膜切開径、Pは患者眼30の
角膜切開後の開口径である。この近接公差の幅Sは手に
よる切開技術では非常に困難であるのに対し、本願発明
では患者眼30の角膜切開時にレーザー光束で蒸発される
角膜組織の幅Sの分だけ、リング状レーザービームの幅
を小さくすればよい。
るために要求される正確な切開径を示している。この図
において、Dは提供眼30の角膜切開径、Pは患者眼30の
角膜切開後の開口径である。この近接公差の幅Sは手に
よる切開技術では非常に困難であるのに対し、本願発明
では患者眼30の角膜切開時にレーザー光束で蒸発される
角膜組織の幅Sの分だけ、リング状レーザービームの幅
を小さくすればよい。
また、提供角膜と患者角膜の大きさは様々であり、こ
の意味においても容易に切開の直径を変えることが必要
となる。
の意味においても容易に切開の直径を変えることが必要
となる。
エイミング光学系20(第1図参照)はヘリウムネオン
レーザー光源21、ビームエキスパンダー22、コールドミ
ラー16を有する。ヘリウムネオンレーザー光源21は可視
レーザービームを発生する。ビームエキスパンダー22は
凹レンズ23と凸レンズ24とを有する。コールドミラー16
は入射ヘリウムネオンレーザービームのみを反射し、一
方、HFレーザービームを透過する特性を有する。
レーザー光源21、ビームエキスパンダー22、コールドミ
ラー16を有する。ヘリウムネオンレーザー光源21は可視
レーザービームを発生する。ビームエキスパンダー22は
凹レンズ23と凸レンズ24とを有する。コールドミラー16
は入射ヘリウムネオンレーザービームのみを反射し、一
方、HFレーザービームを透過する特性を有する。
光源21からのヘリウムネオンレーザービームはその直
径がビームエキスパンダー22によって拡大され、その出
射レーザービームはコールドミラー16によって反射され
て集光レンズ(合焦レンズ)17に向けて投影され、集光
レンズ17からのヘリウムネオンレーザービームはHFレー
ザービームと同一の光路に沿って進む。
径がビームエキスパンダー22によって拡大され、その出
射レーザービームはコールドミラー16によって反射され
て集光レンズ(合焦レンズ)17に向けて投影され、集光
レンズ17からのヘリウムネオンレーザービームはHFレー
ザービームと同一の光路に沿って進む。
角膜とその角膜に投影されたリング形状のヘリウムネ
オンレーザービームとを観測するため、第1図に仮想線
で示すように、角膜レーザー切開装置は、手術顕微鏡2
を備えている。この手術顕微鏡2は眼科医学の分野では
よく知られているので、その詳細な説明は省略する。
オンレーザービームとを観測するため、第1図に仮想線
で示すように、角膜レーザー切開装置は、手術顕微鏡2
を備えている。この手術顕微鏡2は眼科医学の分野では
よく知られているので、その詳細な説明は省略する。
その手術顕微鏡2の光軸02は、角膜レーザー切開装置
01と一致するように調節される。ダイクロイックミラー
19はヘリウムネオンレーザービームに対しては、ハーフ
ミラーとして作用するが、HFレーザービームに対しては
全反射ミラーとして作用する。術者は手術顕微鏡2を通
じて投影されたヘリウムネオンレーザービームを観測す
ることによって、角膜の大きさの最適直径を決定するこ
とができる。
01と一致するように調節される。ダイクロイックミラー
19はヘリウムネオンレーザービームに対しては、ハーフ
ミラーとして作用するが、HFレーザービームに対しては
全反射ミラーとして作用する。術者は手術顕微鏡2を通
じて投影されたヘリウムネオンレーザービームを観測す
ることによって、角膜の大きさの最適直径を決定するこ
とができる。
角膜移植術、角膜切開術は、下記に説明するように角
膜レーザー切開装置を用いることによって達成できる。
膜レーザー切開装置を用いることによって達成できる。
ヘリウムネオンレーザー光源21からの可視エイミング
ビームはビームエキスパンダー22、コールドミラー16、
合焦レンズ17、集光レンズ17、アキシコンレンズ18、ダ
イクロイックミラー19を介して提供角膜あるいは患者角
膜に投影される。
ビームはビームエキスパンダー22、コールドミラー16、
合焦レンズ17、集光レンズ17、アキシコンレンズ18、ダ
イクロイックミラー19を介して提供角膜あるいは患者角
膜に投影される。
角膜上に投影された可視エイミングレーザービームは
リング形状である。そのリング形状の可視レーザービー
ムは、手術顕微鏡2を通じて観測できる。投影されたレ
ーザービームの合焦は、本体内で光軸02に沿って操作顕
微鏡と角膜レーザー切開装置とを動かすことによって調
整できる。
リング形状である。そのリング形状の可視レーザービー
ムは、手術顕微鏡2を通じて観測できる。投影されたレ
ーザービームの合焦は、本体内で光軸02に沿って操作顕
微鏡と角膜レーザー切開装置とを動かすことによって調
整できる。
次に、第2図に示すように、リング形状レーザービー
ム32の直径が最適となるように光軸01に沿ってアキシコ
ンレンズ18を制御する。そして、そのリング形状ビーム
32の直径を、手術顕微鏡2とエイミング光学系20とによ
って最適条件にセットした後に、照射スイッチ11aをオ
ンさせる。すると、HFレーザー光源22が不可視のHFパル
スレーザービームを射出する。それにより、角膜を切開
するためのHFレーザービームは、ビームエキスパンダー
13、コールドミラー16、集光レンズ17、ダイクロイック
ミラー19を介して投影される。
ム32の直径が最適となるように光軸01に沿ってアキシコ
ンレンズ18を制御する。そして、そのリング形状ビーム
32の直径を、手術顕微鏡2とエイミング光学系20とによ
って最適条件にセットした後に、照射スイッチ11aをオ
ンさせる。すると、HFレーザー光源22が不可視のHFパル
スレーザービームを射出する。それにより、角膜を切開
するためのHFレーザービームは、ビームエキスパンダー
13、コールドミラー16、集光レンズ17、ダイクロイック
ミラー19を介して投影される。
第4図は光学系の第2実施例を示し、この光学系は第
1図に示す実施例のビームエキスパンダー13の代りにビ
ームエキスパンダー40が置かれている。
1図に示す実施例のビームエキスパンダー13の代りにビ
ームエキスパンダー40が置かれている。
説明の便宜のため、コールドミラー16と他の光学要素
は図示が省略され、合焦レンズ17が矢印で示されてい
る。ビームエキスパンダー40は、光軸01の外側にプリズ
ムの基底があるアキシコンレンズ42、光軸01に整列され
てプリズムの基底がある軸方向に可動の可動アキシコン
レンズ41を有する。矢印B方向で示すように光軸01に沿
ってアキシコンレンズ41を可動させると、角膜31に関し
ての入射角がそのアキシコンレンズ41の移動に応じて変
化する。一方、円形切開の直径は変化せずそのままであ
る。このように入射角を有効に活用することによって、
治療と手術後の角膜変形とが大幅に改善される。すなわ
ち、第1の実施例では、切開の端面が第5A図に示すよう
に、光軸01に対して平行であり、その提供角膜と患者角
膜との間の高さ調節を、角膜移植の際に容易に行なうこ
とができない。しかし、本実施例では、第5B図に示すよ
うに、提供角膜か患者角膜は、円錐形状に切開される。
したがって、入射角αを適正にセットすれば、高さの調
節が容易にかつ正確になされうる。第2実施例の代り
に、ビームエキスパンダー40は、第1図に示す合焦レン
ズ17とコールドミラー16との間に配置してもよい。これ
は、とりわけ、第2実施例と実質的に同一の利点を有す
る大きなサイズの円形切開に有利である。
は図示が省略され、合焦レンズ17が矢印で示されてい
る。ビームエキスパンダー40は、光軸01の外側にプリズ
ムの基底があるアキシコンレンズ42、光軸01に整列され
てプリズムの基底がある軸方向に可動の可動アキシコン
レンズ41を有する。矢印B方向で示すように光軸01に沿
ってアキシコンレンズ41を可動させると、角膜31に関し
ての入射角がそのアキシコンレンズ41の移動に応じて変
化する。一方、円形切開の直径は変化せずそのままであ
る。このように入射角を有効に活用することによって、
治療と手術後の角膜変形とが大幅に改善される。すなわ
ち、第1の実施例では、切開の端面が第5A図に示すよう
に、光軸01に対して平行であり、その提供角膜と患者角
膜との間の高さ調節を、角膜移植の際に容易に行なうこ
とができない。しかし、本実施例では、第5B図に示すよ
うに、提供角膜か患者角膜は、円錐形状に切開される。
したがって、入射角αを適正にセットすれば、高さの調
節が容易にかつ正確になされうる。第2実施例の代り
に、ビームエキスパンダー40は、第1図に示す合焦レン
ズ17とコールドミラー16との間に配置してもよい。これ
は、とりわけ、第2実施例と実質的に同一の利点を有す
る大きなサイズの円形切開に有利である。
第6図と第7図はそれぞれ本発明に係る角膜切開装置
の第3実施例、第4実施例を示している。
の第3実施例、第4実施例を示している。
第3実施例の光学系は、固定ビームエキスパンダー5
1、合焦レンズ17、軸方向に移動可能な可動アキシコン
ミラー60を備えている。この実施例では、固定ビームエ
キスパンダー51は直接光学的に図示を略すレーザー光源
11に結合されている。そして、固定ビームエキスパンダ
ー51は第1図に示すビームエキスパンダー13と同様な機
能を果たす。加えて、コールドミラー16が、好ましく
は、レーザー光源11と固定ビームエキスパンダー51との
間に配置されている。
1、合焦レンズ17、軸方向に移動可能な可動アキシコン
ミラー60を備えている。この実施例では、固定ビームエ
キスパンダー51は直接光学的に図示を略すレーザー光源
11に結合されている。そして、固定ビームエキスパンダ
ー51は第1図に示すビームエキスパンダー13と同様な機
能を果たす。加えて、コールドミラー16が、好ましく
は、レーザー光源11と固定ビームエキスパンダー51との
間に配置されている。
代りに、コールドミラー16を固定ビームエキスパンダ
ー51と合焦レンズ17との間に設けてもよい。
ー51と合焦レンズ17との間に設けてもよい。
固定ビームエキスパンダー51は発散型アキシコンレン
ズ53と収束型アキシコンレンズ52とを備えている。可動
アキシコンミラー60は内側に鏡面61を有する。その矢印
A方向で示す可動アキシコンミラー60の軸方向の移動に
応じて、円形切開の直径が変化する。
ズ53と収束型アキシコンレンズ52とを備えている。可動
アキシコンミラー60は内側に鏡面61を有する。その矢印
A方向で示す可動アキシコンミラー60の軸方向の移動に
応じて、円形切開の直径が変化する。
第7図の第4実施例は、鏡面71を備えて軸方向へ制御
可能な可動アキシコンミラー70を示している。アキシコ
ンミラー70は第1図に示されているアキシコンレンズ18
の代りに配置される。そして、アキシコンミラー70は実
質的にアキシコンレンズ18と同一の作用を果たす。
可能な可動アキシコンミラー70を示している。アキシコ
ンミラー70は第1図に示されているアキシコンレンズ18
の代りに配置される。そして、アキシコンミラー70は実
質的にアキシコンレンズ18と同一の作用を果たす。
第8図は本発明に係る角膜切開装置の第5実施例の光
学系を示し、この実施例では、アキシコンレンズ18が傾
けられてセットされており、アキシコンレンズ18の傾斜
に応じて、長円形状又は楕円形状の切開をすることがで
きる。それは、あらかじめ存在する乱視の修正を考慮す
るためである。
学系を示し、この実施例では、アキシコンレンズ18が傾
けられてセットされており、アキシコンレンズ18の傾斜
に応じて、長円形状又は楕円形状の切開をすることがで
きる。それは、あらかじめ存在する乱視の修正を考慮す
るためである。
また、第8図に示すように、アキシコンレンズ18を紙
面に垂直に軸の回りに回転させることにより、同様に切
開形状を長円形状又は楕円形状とすることができる。
面に垂直に軸の回りに回転させることにより、同様に切
開形状を長円形状又は楕円形状とすることができる。
[実験結果] 以下の記載は、HFレーザーを用いて発明者によってな
された実際の実験結果である。この実験では、ビームの
均質性を改良し、かつ、レーザー出力を増大させるため
に改造されたパルス型水素フッカ物レーザー(形式;PCL
1、製造者;ヘリオス株式会社、ロンモント会社)が利
用された。このレーザーの長方形のビーム断面(5mm×1
0mm)は、正方形のビーム断面(5mm×5mm)に変更され
た。10Hz毎の繰り返し速さ(1秒間に10パルス)におい
て、最大パルスエネルギは50mJから130mJまでに増大さ
れた。
された実際の実験結果である。この実験では、ビームの
均質性を改良し、かつ、レーザー出力を増大させるため
に改造されたパルス型水素フッカ物レーザー(形式;PCL
1、製造者;ヘリオス株式会社、ロンモント会社)が利
用された。このレーザーの長方形のビーム断面(5mm×1
0mm)は、正方形のビーム断面(5mm×5mm)に変更され
た。10Hz毎の繰り返し速さ(1秒間に10パルス)におい
て、最大パルスエネルギは50mJから130mJまでに増大さ
れた。
また、本実験では不安定共振器が焦点面におけるビー
ム線幅(輪郭を形成する線の幅)とビーム広がり面とを
最小化するために用いられた。光学系(東京光学機械株
式会社によって製造されたもの)は、前方の角膜表面
(第1図参照)に環としてレーザーパルスを合焦させる
ために用いられた。
ム線幅(輪郭を形成する線の幅)とビーム広がり面とを
最小化するために用いられた。光学系(東京光学機械株
式会社によって製造されたもの)は、前方の角膜表面
(第1図参照)に環としてレーザーパルスを合焦させる
ために用いられた。
合焦レンズとその焦点面との間に配置された1個のア
キシコンレンズは合焦スポットを環になるように発散し
た。環の直径は、そのアキシコンレンズの位置をビーム
の光軸方向に沿って変えることによって5mmから7mmまで
変化した。
キシコンレンズは合焦スポットを環になるように発散し
た。環の直径は、そのアキシコンレンズの位置をビーム
の光軸方向に沿って変えることによって5mmから7mmまで
変化した。
その光学系は、レンズの焦点面に置かれた感熱紙の上
で真円でかつ幅の狭いリングをつくるために心合わせし
た。
で真円でかつ幅の狭いリングをつくるために心合わせし
た。
不可視レーザーの環に対する相対的な角膜の正確な位
置は生物顕微鏡を用いて決定された。その生物顕微鏡は
精密に搭載されており、その光路はダイクロイックミラ
ー手段によってレーザービームの光路に結合されてい
る。
置は生物顕微鏡を用いて決定された。その生物顕微鏡は
精密に搭載されており、その光路はダイクロイックミラ
ー手段によってレーザービームの光路に結合されてい
る。
実験に用いるために、移植に不適当と判断された提供
眼はフロリダライオンアイバンクを通じて得られた。
眼はフロリダライオンアイバンクを通じて得られた。
角膜上皮は照射前に綿棒によって除去された。眼は顕
微移動台に搭載されている吸引眼球ホルダーに置かれ
た。
微移動台に搭載されている吸引眼球ホルダーに置かれ
た。
生理塩水が20mmHgの眼圧を維持するために毛様体を介
して挿入された20ゲージ針を通じて注入された。
して挿入された20ゲージ針を通じて注入された。
レーザーは10Hzの所定の繰り返し速さで駆動させ、10
0mJのパルスエネルギを放出するために調節された。こ
れは、角膜上で測定された55mJに対応する。角膜に向け
て放出されるパルスの個数は、電気−機械的なビームシ
ャッタによって選択可能であった。5mmの直径と6.5mmの
直径の円形切開は、20,50,70,100,120パルスでなされ
た。
0mJのパルスエネルギを放出するために調節された。こ
れは、角膜上で測定された55mJに対応する。角膜に向け
て放出されるパルスの個数は、電気−機械的なビームシ
ャッタによって選択可能であった。5mmの直径と6.5mmの
直径の円形切開は、20,50,70,100,120パルスでなされ
た。
照射後、強角膜片は24時間グルタルアルデヒド(生物
組織の固定剤として利用する化学物質)に置かれた。
組織の固定剤として利用する化学物質)に置かれた。
角膜片は二等分した。片方はパラフィンに埋設され、
通例的に、光学顕微鏡使用のための処理として、エオシ
ンとヘマトキシリンを用いて染色した。
通例的に、光学顕微鏡使用のための処理として、エオシ
ンとヘマトキシリンを用いて染色した。
角膜片の残りの半分は、乾燥臨界点まで、アルコール
とアセトンに浸して脱水し、その角膜片の残りの半分は
JEOL35C走査電子顕微鏡における試験のためコートし
た。
とアセトンに浸して脱水し、その角膜片の残りの半分は
JEOL35C走査電子顕微鏡における試験のためコートし
た。
6.5mmの直径を有する90%の切開は70パルスで達成し
た。各パルスのエネルギは1cm2当たり5Jの55mJであっ
た。
た。各パルスのエネルギは1cm2当たり5Jの55mJであっ
た。
生物顕微鏡を用い、一様な組織の摘出は、より狭くて
角膜の厚さの約40%の深さであった。解剖学的に、角膜
の実質水種(corneal stromal edema)が切開の側に隣
接して存在した。暗い染色領域が約10μmな幅であり、
熱的損傷の兆候に気付いた。薄膜基質(lamellar strom
al)の構造が摘出の側で100μm内で乱された。下にあ
る内皮はもとのままのように見えた。摘出物の側でわず
かな凹凸が走査電子顕微鏡のもとで見られた。
角膜の厚さの約40%の深さであった。解剖学的に、角膜
の実質水種(corneal stromal edema)が切開の側に隣
接して存在した。暗い染色領域が約10μmな幅であり、
熱的損傷の兆候に気付いた。薄膜基質(lamellar strom
al)の構造が摘出の側で100μm内で乱された。下にあ
る内皮はもとのままのように見えた。摘出物の側でわず
かな凹凸が走査電子顕微鏡のもとで見られた。
半分に分けられたもののうち左側の摘出物は約90%の
深さであったが、一方、右側のものは50%の角膜厚さで
あった。
深さであったが、一方、右側のものは50%の角膜厚さで
あった。
角膜片の完全な摘出は、このレーザー円形切開光学系
によっては得られなかった。100パルス或いはそれ以上
の個数のパルスが照射されたとき、切開の溝部を通じて
水様体の水様液の洩れが75〜85パルス後に観測された。
後続のパルスはもはや組織を除去せず、洩れ出た水様液
を蒸発させた。
によっては得られなかった。100パルス或いはそれ以上
の個数のパルスが照射されたとき、切開の溝部を通じて
水様体の水様液の洩れが75〜85パルス後に観測された。
後続のパルスはもはや組織を除去せず、洩れ出た水様液
を蒸発させた。
この実験は、円形角膜円形切開術を為し遂げるため
に、パルス型水素フッ化物レーザーを用いての実施可能
性を立証した。
に、パルス型水素フッ化物レーザーを用いての実施可能
性を立証した。
この実験ではレーザー円形切開の実施可能性を立証す
るために、パルス型水素フッ化物レーザーが用いられて
いるけれども、別の光源としてEr−YAGレーザー(エル
ビウムヤグレーザーともいう)のような中間赤外レーザ
ーを用いてもよい。ヤグレーザー、又は193nmの紫外線
を発生するエキシマレーザーが同様に用いられる。
るために、パルス型水素フッ化物レーザーが用いられて
いるけれども、別の光源としてEr−YAGレーザー(エル
ビウムヤグレーザーともいう)のような中間赤外レーザ
ーを用いてもよい。ヤグレーザー、又は193nmの紫外線
を発生するエキシマレーザーが同様に用いられる。
この発明は、本質的精神からはずれることなしに、他
の明白な形で具体化可能である。本実施例は、それゆえ
に、全ての点に関し、例示的であり、かつ、制限的でな
いと考慮すべきであり、発明の範囲は前述の発明の詳細
な説明の記載よりもむしろ特許請求の範囲に示されてい
る。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載のものに
均等の範囲に入るものは、包含するつもりである。
の明白な形で具体化可能である。本実施例は、それゆえ
に、全ての点に関し、例示的であり、かつ、制限的でな
いと考慮すべきであり、発明の範囲は前述の発明の詳細
な説明の記載よりもむしろ特許請求の範囲に示されてい
る。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載のものに
均等の範囲に入るものは、包含するつもりである。
[効 果] 以上説明してきたように、本発明の眼科用レーザー手
術装置によれば、光学系の構成が簡単な眼科用レーザー
手術装置を提供でき、かつそのレーザービームのサイズ
を極めて簡単な構成で可変にできる。これを角膜切開に
応用すればリング状のレーザー光により非接触で角膜を
切開することができ、切開角膜片と受容開口とに歪みや
変形を生じせしめることがない。また、その切開作業は
熟練技術を必要としないし、作業時間も短かくなる長所
を有するものである。
術装置によれば、光学系の構成が簡単な眼科用レーザー
手術装置を提供でき、かつそのレーザービームのサイズ
を極めて簡単な構成で可変にできる。これを角膜切開に
応用すればリング状のレーザー光により非接触で角膜を
切開することができ、切開角膜片と受容開口とに歪みや
変形を生じせしめることがない。また、その切開作業は
熟練技術を必要としないし、作業時間も短かくなる長所
を有するものである。
添付図面は、本発明に係る複数個の実施例の詳細を示す
もので、 第1図は本発明に係る眼科用レーザー手術装置の第1実
施例を示す光学配置図、 第2図は角膜上へのレーザービームの投影状態を示す平
面図、 第3図は提供眼の角膜切開径と患者眼の角膜切開径との
関係を示す断面模式図、 第4図は本発明の第2実施例に係る光学配置図、 第5A図は第1図の第1実施例に示す光学系を用いての患
者眼と提供角膜との切開を示す断面図、 第5B図は第4図の実施例に係る光学系を用いての角膜の
切開を示す断面図、 第6図は本発明に係る角膜切開装置の第3実施例を示す
光学配置図、 第7図は軸方向に可動のアキシコンミラーを持つ第4実
施例の光学配置図、 第8図は傾斜可能のアキシコンレンズを有する第5実施
例の光学配置図、 10……レーザービーム投影光学系 11……レーザー光源(発生手段) 13……ビームエキスパンダー 16……コールドミラー 17……合焦レンズ 18……アキシコンレンズ 20……エイミング光学系 21……ヘリウムネオンレーザー光源 22……ビームエキスパンダー 31……角膜 51……固定ビームエキスパンダー 60……可動アキシコンミラー
もので、 第1図は本発明に係る眼科用レーザー手術装置の第1実
施例を示す光学配置図、 第2図は角膜上へのレーザービームの投影状態を示す平
面図、 第3図は提供眼の角膜切開径と患者眼の角膜切開径との
関係を示す断面模式図、 第4図は本発明の第2実施例に係る光学配置図、 第5A図は第1図の第1実施例に示す光学系を用いての患
者眼と提供角膜との切開を示す断面図、 第5B図は第4図の実施例に係る光学系を用いての角膜の
切開を示す断面図、 第6図は本発明に係る角膜切開装置の第3実施例を示す
光学配置図、 第7図は軸方向に可動のアキシコンミラーを持つ第4実
施例の光学配置図、 第8図は傾斜可能のアキシコンレンズを有する第5実施
例の光学配置図、 10……レーザービーム投影光学系 11……レーザー光源(発生手段) 13……ビームエキスパンダー 16……コールドミラー 17……合焦レンズ 18……アキシコンレンズ 20……エイミング光学系 21……ヘリウムネオンレーザー光源 22……ビームエキスパンダー 31……角膜 51……固定ビームエキスパンダー 60……可動アキシコンミラー
Claims (18)
- 【請求項1】レーザービームを発生する発生手段と、 光軸を有し、かつ眼の前眼部上に前記レーザービームを
投影する投影手段とを備え、 該投影手段は、 前記レーザービームを収束させるための収束手段と、 該収束手段のビーム出射側に配置され、前記レーザービ
ームを前眼部上でかつ前記光軸の外側に投影するための
アキシコン光学手段とを有し、 該アキシコン光学手段は、前記光軸に沿って移動可能に
構成されたことを特徴とする眼科用レーザー手術装置。 - 【請求項2】前記アキシコン光学手段は、前記レーザー
ビームを前記光軸がその中央領域に位置するようなリン
グ状領域に投影するためのアキシコンレンズを有するこ
とを特徴とする請求項1に記載の眼科用レーザー手術装
置。 - 【請求項3】前記アキシコンレンズは、その光軸が前記
投影手段の光軸と一致するように配置され、かつ、前記
レーザービームを該光軸を中心とするリング形状のビー
ムとして投影することを特徴とする請求項2に記載の眼
科用レーザー手術装置。 - 【請求項4】前記アキシコン光学手段は、前記レーザー
ビームを前記光軸がその中央領域に位置するようなリン
グ状領域に投影するためのアキシコンミラーを有するこ
とを特徴とする請求項1に記載の眼科用レーザー手術装
置。 - 【請求項5】前記収束手段が、前記投影手段の光軸に沿
って移動可能に構成されたことを特徴とする請求項1に
記載の眼科用レーザー手術装置。 - 【請求項6】前記収束手段が、集光レンズであることを
特徴とする請求項5に記載の眼科用レーザー手術装置。 - 【請求項7】前記発生手段は、赤外パルスレーザービー
ム発生器を有することを特徴とする請求項1に記載の眼
科用レーザー手術装置。 - 【請求項8】前記赤外パルスレーザービーム発生器によ
って発生されるビームの波長が、約2.0μm〜3.0μmの
範囲内であることを特徴とする請求項7に記載の眼科用
レーザー手術装置。 - 【請求項9】前記発生手段は、HFレーザー光源を有する
ことを特徴とする請求項7に記載の眼科用レーザー手術
装置。 - 【請求項10】前記発生手段は、Er−YAGレーザー光源
を有することを特徴とする請求項7に記載の眼科用レー
ザー手術装置。 - 【請求項11】前記発生手段は、紫外線パルスレーザー
ビーム発生器を有することを特徴とする請求項1に記載
の眼科用レーザー手術装置。 - 【請求項12】前記紫外線パルスレーザービーム発生器
によって発生されるビームの波長は、約193nmであるこ
とを特徴とする請求項11に記載の眼科用レーザー手術装
置。 - 【請求項13】前記紫外線パルスレーザービーム発生器
は、エキシマレーザーであることを特徴とする請求項11
に記載の眼科用レーザー手術装置。 - 【請求項14】前記投影手段は、さらに前記発生手段か
らのレーザービームの径を拡大するためのビームエキス
パンダー手段を有し、かつ前記収束手段が、前記前眼部
に前記ビームエキスパンダー手段からのレーザービーム
を収束させるための集光レンズで構成されたことを特徴
とする請求項1に記載の眼科用レーザー手術装置。 - 【請求項15】前記ビームエキスパンダー手段は、可変
発散型ビームエキスパンダーを有することを特徴とする
請求項14に記載の眼科用レーザー手術装置。 - 【請求項16】前記ビームエキスパンダー手段は、前記
前眼部への前記レーザービームの入射角度を変化させる
ために、固定アキシコンレンズと、前記光軸に沿って移
動可能な可動アキシコンレンズとを有することを特徴と
する請求項15に記載の眼科用レーザー手術装置。 - 【請求項17】前記投影手段は、前記アキシコン光学手
段によって投影されるレーザービームの前眼部上の投影
位置で実質的に一致するように可視レーザービームを投
影するためのエイミング手段を有することを特徴とする
請求項7または請求項11のいずれかに記載の眼科用レー
ザー手術装置。 - 【請求項18】前記エイミング手段の光路は前記投影手
段の光路と部分的に重なっていることを特徴とする請求
項17に記載の眼科用レーザー手術装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/056,711 US4887592A (en) | 1987-06-02 | 1987-06-02 | Cornea laser-cutting apparatus |
US056,711 | 1987-06-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01265951A JPH01265951A (ja) | 1989-10-24 |
JP2582857B2 true JP2582857B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=22006143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63134289A Expired - Fee Related JP2582857B2 (ja) | 1987-06-02 | 1988-05-31 | 眼科用レーザー手術装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4887592A (ja) |
JP (1) | JP2582857B2 (ja) |
Families Citing this family (86)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5484432A (en) * | 1985-09-27 | 1996-01-16 | Laser Biotech, Inc. | Collagen treatment apparatus |
US5137530A (en) * | 1985-09-27 | 1992-08-11 | Sand Bruce J | Collagen treatment apparatus |
US5257935A (en) * | 1988-03-14 | 1993-11-02 | American Dental Laser, Inc. | Dental laser |
US5342198A (en) * | 1988-03-14 | 1994-08-30 | American Dental Technologies, Inc. | Dental laser |
US5425727A (en) * | 1988-04-01 | 1995-06-20 | Koziol; Jeffrey E. | Beam delivery system and method for corneal surgery |
DE4001434A1 (de) * | 1989-01-20 | 1990-08-02 | Mezotraslevoj Nt Kompleks Mikr | Einrichtung zur chirurgischen behandlung der ametropie |
US4988348A (en) * | 1989-05-26 | 1991-01-29 | Intelligent Surgical Lasers, Inc. | Method for reshaping the cornea |
US5152759A (en) * | 1989-06-07 | 1992-10-06 | University Of Miami, School Of Medicine, Dept. Of Ophthalmology | Noncontact laser microsurgical apparatus |
US5490849A (en) * | 1990-07-13 | 1996-02-13 | Smith; Robert F. | Uniform-radiation caustic surface for photoablation |
JPH0475654A (ja) * | 1990-07-19 | 1992-03-10 | Topcon Corp | 水晶体嚢レーザー切開装置 |
WO1992001430A1 (en) * | 1990-07-23 | 1992-02-06 | Houston Advanced Research Center | Improved method and apparatus for performing corneal reshaping to correct ocular refractive errors |
US5688261A (en) | 1990-11-07 | 1997-11-18 | Premier Laser Systems, Inc. | Transparent laser surgical probe |
DE4038809C1 (en) * | 1990-12-05 | 1992-04-02 | Kaltenbach & Voigt Gmbh & Co, 7950 Biberach, De | Dental instrument for treatment by laser beam - has slidable lens and exchangeable light conductor sections of various diameters |
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