JP2582808Y2 - 煙 突 - Google Patents

煙 突

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JP2582808Y2
JP2582808Y2 JP1993052111U JP5211193U JP2582808Y2 JP 2582808 Y2 JP2582808 Y2 JP 2582808Y2 JP 1993052111 U JP1993052111 U JP 1993052111U JP 5211193 U JP5211193 U JP 5211193U JP 2582808 Y2 JP2582808 Y2 JP 2582808Y2
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JP
Japan
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chimney
gutter
cylinder
rainwater
wall
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JP1993052111U
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JPH0722239U (ja
Inventor
真也 麻生
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は雨水対策を施した煙突に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は雨水対策を施した従来の煙突の第
1の例の縦断面図である。図において、5は煙突筒身、
6はホッパ、7は排水管、8は煙突入口のダクト取合部
である。煙突頂部より内部に浸入してきた雨水は、ホッ
パ6によって回収され、排水管7を通って外部に排出さ
れる。
【0003】図5は雨水対策を施した従来の煙突の第2
の例の縦断面図である。図において9は煙突筒身、10
はダンパ、11は煙突入口のダクト取合部である。本例
は排熱回収ボイラに用いられている例である。この例
は、機器本体の上部に煙突が配置され、煙突入口のダク
ト取合部が煙突底部に位置しているので、ホッパを設け
ることができず、図5に示すようなダンパを利用して雨
水を回収・排出するようにしている。ボイラ運転時はダ
ンパ10は開いており、ガスが排出されている。一方ボ
イラ停止時は、ダンパ10は閉じており、降水時に雨水
が煙突内部に浸入することを防いでいる。しかしながら
ボイラ運転時に降水が発生した場合には、煙突内部への
雨水の浸入を防止することができないという欠点があ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、煙突底部に
ダクト取合部を有する従来技術の第2の例に相当する煙
突に於て、運転中に降雨が発生しても内部に浸入した雨
水を回収・排出することができる煙突を提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記課題を解決
したものであって、煙突頂部から煙突内方へ降りそそい
だ雨の大部分が煙突筒身の内壁を伝わって流下し雨の一
部が煙突筒身の内部空間を経て煙突下方へ侵入する煙突
において、中央部が開口した陣笠状をなし煙突筒身内部
においてその内壁面との間に隙間を空けて設けられ煙突
頂部から筒身内部空間を経て侵入する雨を受けそれを筒
身内壁面を伝わって流下させるよう筒身内壁面に向けて
流し落とす樋と、環状をなし前記陣笠状の樋の下方にお
いて筒身内壁面に接して設けられ筒身内壁面を伝わって
流下した雨水を受ける樋と、同環状の樋の内部と筒身の
外部とを連通し集まった雨水を排出する排水管とからな
る雨水回収排出装置を備えたことを特徴とする煙突に関
するものである。
【0006】
【作用】煙突からのガスの排出時(運転中)、非排出時
(運転停止中)にかかわらず、降水時煙突頂部より筒身
内部に浸入した雨水の大部分は、落下途中筒身内面に接
触するか、あるいは陣笠状の樋に当り、同陣笠状の樋に
沿って流落ちて筒身に接触し、それ以後筒身内面を流れ
落ちていく。筒身内面を流れ落ちてきた雨水は、煙突内
面の前記陣笠状の樋の下方に設置された環状の樋に受け
止められそれより下へは流れ落ちない。環状の樋に受け
止められた雨水は排水管を通って煙突外部へ排出され
る。
【0007】
【実施例】図1は本考案の一実施例に係る煙突の縦断面
図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB部拡大
図である。本実施例は、排熱回収ボイラの上部に配置さ
れた煙突の例である。図において、1は煙突筒身、12
は円筒身内部においてその内壁面との間に隙間を開けて
設けられた中央部が開口している陣笠状の樋である。こ
れは円錐台の側面と同じ形状のものである。2は同陣笠
状の樋の下方において筒身内壁面に接して設けられた環
状の樋、3は同環状の樋2の内部と筒身の外部とを連通
する排水管である。上記の符号12,2、および3を付
した部分によって雨水回収排出装置が構成される。なお
本例では、煙突内径は6.0m、煙突頂部の高さは地上
より60m、環状の樋の高さは地上より32m、陣笠状
の樋の高さは地上より35mである。また煙突入口のダ
クト取合部の高さは地上より24mとなっている。
【0008】ボイラの運転の有無にかかわらず、一般
に、降水時に、煙突頂部より煙突内に浸入した雨水の9
割以上は、落下途中に筒身1に接触し、それ以後筒身1
の内面を伝って流れ落ちる。本実施例においては、これ
を樋2によって受け止める。また筒身内面に接触しなか
った残りの1割の雨水の大部分は陣笠状の樋12に当
り、その後、筒身内面を伝って樋2によって受け止めら
れる。樋2によって受け止められた雨水は、排水管3を
通って煙突外部へ排出される。これによって、煙突入口
のダクト取合部4を通ってボイラ内部へ流れ込む雨水の
量を実用上支障の無い程度に、非常に少くすることがで
きる。また、本実施例の煙突は、ダンパのような可動機
構を備えていないからメンテナンスを行う必要がないの
で、耐久性の高いものである。
【0009】
【考案の効果】本考案の煙突は筒身内部においてその内
壁面との間に隙間を空けて設けられた中央部が開口して
いる陣笠状の樋と、同陣笠状の樋の下方において筒身内
壁面に接して設けられた環状の樋と、同環状の樋の内部
と筒身の外部とを連通する排水管とからなる雨水回収排
出装置を備えているので、煙突の底部にダクト取合部が
設けられた場合においても、運転中、運転停止中にかか
わらず、降雨時に煙突内に降り込んだ雨水を回収排出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る煙突の縦断面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB部拡大図。
【図4】従来の煙突の第1の例の縦断面図。
【図5】従来の煙突の第2の例の縦断面図。
【符号の説明】
1 煙突筒身 2 環状の樋 3 排水管 4 煙突入口のダクト取合部 5 煙突筒身 6 ホッパ 7 排出管 8 煙突入口のダクト取合部 9 煙突筒身 10 ダンパ 11 煙突入口のダクト取合部 12 中央部が開口している陣笠状の樋

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙突頂部から煙突内方へ降りそそいだ雨
    の大部分が煙突筒身の内壁を伝わって流下し雨の一部が
    煙突筒身の内部空間を経て煙突下方へ侵入する煙突にお
    いて、中央部が開口した陣笠状をなし煙突筒身内部にお
    いてその内壁面との間に隙間を空けて設けられ煙突頂部
    から筒身内部空間を経て侵入する雨を受けそれを筒身内
    壁面を伝わって流下させるよう筒身内壁面に向けて流し
    落とす樋と、環状をなし前記陣笠状の樋の下方において
    筒身内壁面に接して設けられ筒身内壁面を伝わって流下
    した雨水を受ける樋と、同環状の樋の内部と筒身の外部
    とを連通し集まった雨水を排出する排水管とからなる雨
    水回収排出装置を備えたことを特徴とする煙突。
JP1993052111U 1993-09-27 1993-09-27 煙 突 Expired - Lifetime JP2582808Y2 (ja)

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JPH0722239U JPH0722239U (ja) 1995-04-21
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