JP2582278B2 - クリ−ニングブレ−ドの稜線検査装置 - Google Patents

クリ−ニングブレ−ドの稜線検査装置

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JP2582278B2
JP2582278B2 JP63038238A JP3823888A JP2582278B2 JP 2582278 B2 JP2582278 B2 JP 2582278B2 JP 63038238 A JP63038238 A JP 63038238A JP 3823888 A JP3823888 A JP 3823888A JP 2582278 B2 JP2582278 B2 JP 2582278B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、主に複写装置のトナー掻き落とし用のポ
リウレタン製ブレード(以下、クリーニングブレードと
いう)のエッジ部の稜線の良否を検査するための検査装
置に関するものである。
(従来の技術) 上記のクリーニングブレードではエッジ部の稜線がそ
の製品の機能に直接影響するので、その稜線の良否を検
査する必要がある。この種の検査装置として、従来より
下記の装置が主として用いられている。
(a)投影機により前記ブレードのエッジ部の稜線部分
を数十倍に拡大して画面に投影し、その拡大した稜線部
の画像を光学式イメージセンサーで読み取り、稜線の凹
凸をメージセンサーの素子で検出してブレード(エッジ
部の稜線)の良否を判定する装置。
(b)画像処理解析装置の撮影部に顕微鏡を装着し、そ
の顕微鏡で撮影したブレードのエッジ部の稜線部分の拡
大画像を画像処理して、稜線の凹凸を検出してブレード
(エッジ部の稜線)の良否を判定する装置。
(c)製品の表面に触針を当てて移動させ、触針の変位
を電気信号に変換して検出し、その信号を低域フィルタ
ーを通してうねり成分の信号を分離すると共に、その分
離したうねり成分の信号を減算回路により除去して粗さ
信号を分離し、製品表面のうねりと粗さを検出する装置
(実開昭60−179910号)。
(発明が解決しようとする問題点) 前記(a)および(b)の検査装置は、ブレードのエ
ッジ部の稜線の長手方向に通常2〜3μの間隔で稜線の
凹凸を検出するので、ブレード1本当たりの検査に長時
間を要すること、稜線の凹凸を絶対値で測定するため、
非常に高い精度を要し、極めて高価であること、ブレー
ドのエッジ部の稜線に例えば5μ程度のほこりが付着し
ても誤動作を起こすので、信頼性を欠くこと、などの問
題点があった。
前記(c)の検査装置は、前記(a)および(b)の
検査装置よりも検査時間にさらに長時間を要すること、
ブレードの検査に不要なうねり成分(一般に、前記した
種類のブレードは、感光ドラムやガラム面などに押圧し
て溶着させた状態で使用されるので、ブレードの緩やか
なうねりは欠陥にはならない)も同時に検出すること、
凹凸の大きさを絶対値で測定するので稜線の凹凸の判定
が複雑で困難なこと、構造的にクリーニングブレードの
測定には不向きであること、などの問題点があった。
この発明は上述の点に鑑みなされたもので、前記トナ
ー掻き落とし要クリーニングブレードの製品の致命的な
欠陥となる急俊な凹凸だけを簡単に且つ確実に検査で
き、また、検査に要する時間が短くて大量本数のクリー
ニングブレードの検査に好適で、しかも、構造が簡単で
装置自体の価格が安く、多少のほこりが付着していても
誤動作を起こしにくい、クリーニングブレードの稜線検
査装置を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記した目的を達成するためのこの発明の要旨とする
ところは、検査用の弾性体からなるクリーニングブレー
ドを取り付ける載置台と、前記クリーニングブレードの
エッジ部の稜線に接触可能に圧電型加速度検出器を介し
て支持された触針と、該触針に対し前記クリーニングブ
レードを載置台とともに相対的に移動させる移動装置と
を備えたクリーニングブレードの稜線検査装置におい
て、前記触針をクリーニングブレードの稜線に一定圧で
接触させる手段と、該触針に対しクリーニングブレード
を移動させる際の該触針の接触圧変動を電圧信号に変換
する前記圧電型加速度検出器と、その変換した電圧信号
値をあらかじめ設定した基準電圧信号値と比較して絶対
値が高いか又は低いかで2値化する2値化変換手段(2
値化変換器)と、この2値化した信号値に基づいて前記
クリーニングブレードの稜線の良否を判定する手段(信
号処理器)と、前記触針に対するクリーニングブレード
の相対的な移動距離に連動するクリーニングブレードの
稜線の位置検出器とを設け、前記2値化変換手段は、該
位置検出器によりクリーニングブレードの稜線位置を検
出しながら前記電圧信号値を2値化するようにし、前記
触針の先端部刃先を、幅:0.2〜1.0mm、側方視の刃先角
度:60〜90゜、側方視の刃先先端の円弧の半径:5〜8μ
にするとともに、前記クリーニングブレードに対する触
針圧を1〜2g、前記クリーニングブレードの移動速度を
100〜200mm/秒としている。
請求項2記載のように、前記2値化した信号値を表示
器に表示させることができる。
請求項3記載のように、2値化した信号値のうち基準
電圧信号値より高い方の信号値が生じた場合に警報器で
警報するようにしてもよい。
(作 用) この発明の検査装置によれば、一定圧でクリーニング
ブレードの稜線に接触している触針に対しクリーニング
ブレードを所定の速度で相対的に移動させることによ
り、稜線の凹凸によって触針が変位する際の触針の接触
圧変動が、触針を保持する圧電型加速度検出器によって
電圧信号に変換され、変換された電圧信号値があらかじ
め設定した基準電圧信号値と比較されてそれより絶対値
が高いか又は低いかで2値化され、前記基準電圧信号値
よりも高くなる信号が発生した場合に、クリーニングブ
レードのエッジ部の稜線に欠陥があると判定する。同時
に位置検出器によりクリーニングブレードの稜線位置を
検出して、クリーニングブレードの良否だけでなく、そ
のエッジ部の稜線の欠陥位置も同時に把握する。
前記触針を円柱体の先端部を側方視オノ型にとがらせ
た形状とし、触針の先端部刃先幅を0.2〜1.0mmとしたこ
とで、クリーニングブレードの稜線の幅方向のうねりに
対応する。また、刃先の角度を側方視で60゜〜90゜と
し、刃先の先端の円弧の半径を側方視で5〜8μにした
ことで、クリーニングブレードの稜線を削りとることが
ないうえに、比較的幅の狭い凹部でも触針の先端が入り
込んで検出する。
さらに触針圧を1〜2gに設定したことで検出精度が向
上し、触針に対するクリーニングブレードの相対移動速
度を100〜200mm/秒としたことで、クリーニングブレー
ドの稜線に、製品として許容できない、凹凸の一方の傾
斜面の角度が45゜以上になる急峻な凹凸がある場合に、
これを欠陥として確実に検出する。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は複写装置のトナー掻き落とし用ブレードの稜
線検査装置のブロック回路図を含む全体概要説明図、第
2図は第1図のII−II線矢視図、第3図はトナー掻き落
とし用ブレードの斜視図、第4図及び第5図は検査装置
のより詳細な具体例を示す平面図及び側面図である。
第1図〜第3図において、1はクリーニングブレード
と呼ばれるトナー掻き落とし用ブレードBを着脱自在に
取付けるための載置台で、この載置台1はねじ送り機構
2を介してブレードBの長手方向へ移動自在に台座3
(第4図)上に配設されている。
4は触針で、この触針4の基端部は加速度検出器5に
固着され、第4図及び第5図に示すように、バランスア
ーム6の先端部下面に触針4の先端部刃先4aを下向きに
して支持されている。前記バランスアーム6は、その基
端部寄りで台座3上に立設された支持体7の側壁の上部
に支軸7aにより上下方向に揺動自在に枢支され、また、
アーム6の基端部にはバランスウェイト8が位置調整可
能に装着されている。なお、前記圧電型加速度検出器5
は、レコード盤の再生などに使われる圧電型カートリッ
ジと同一の構造からなる公知の加速度検出器である。
そして、前記触針4の先端部刃先4aが、前記バランス
アーム6によって載置台1に取り付けられたブレードB
のエッジ部の稜線C上に直交して接触させられるように
構成されている。
前記載置台1のねじ送り機構2は、第4図及び第5図
に詳示するように、送りねじ棒2aが駆動モーター2bに連
結され、この駆動モーター2bの回転により送りねじ棒2a
が回転して載置台1が台座3上のガイドレール3aに沿っ
て移動するようになっている。なお、駆動モーター2b
は、載置台1の移動速度、いいかえればブレードBの移
動速度を一定にし且つブレードBの弾性率の相違によっ
て移動速度を変更できるようにするため、サーボモータ
ーを用いることが望ましい。そして、検査しようとする
ブレードBを載置台1の所定位置に取り付けて、前記触
針4の先端部刃先4aをブレードBの稜線Cの一端に載置
して接触させ、アーム6基端部側のバランスウェイト8
の位置を調整して前記触針4に所定の負荷を作用させ
る。この状態で、前記駆動モータ2bを駆動させて送りね
じ棒2aを一定速度で回転させれば、載置台1はブレード
Bとともに一定速度で移動する。
このようにして、触針4に対しブレードBの稜線Cが
移動し、稜線Cに凹凸があると、触針4は上下に変位す
る。この触針4が上下に変位する際の接触圧変動は前記
圧電型加速度検出器5により電圧信号に変換される。ま
た、この変換された電圧信号を信号増幅器11によって増
巾する。そして、第6図(a)に示すように、増巾した
電圧信号値Xを、あらかじめ設定された基準電圧信号値
Yより絶対値が高い(+)か又は低い(−)かで、1又
は0の2値に変換する2値化変換器12へ送る。なお、こ
の2値化変換器12は、基準電圧信号値Yを、要求される
ブレードBの規格値に合わせて変更できるようにしてい
る。
従って、前記ブレードBの稜線Cに規格値以上の凹部
C1又は凸部C2(第8図参照)があると、前記2値化変換
器12では、第6図(b)に示すように、「1」の信号を
発生することになり、この「1」の信号は発生される
と、ブレードBの稜線Cに不良箇所であると判定するよ
うにしている。
一方、前記載置台1には、前記触針4に対するブレー
ドBの稜線Cの位置検出器13が、載置台1の移動距離に
連動して回転するようにワイヤーロープ13a(第4図)
を介して接続されている。
そして、前記2値化変換器12からの「0」又は「1」
の信号と、位置検出器13からのブレードBの移動距離の
信号とを同時に信号処理器14に送る。また、その信号処
理器14では、前記2値化変換器12で「1」の信号が発生
した際に、そのブレードBの稜線Cの位置を記憶装置15
に記憶させ、また、同時に表示器16にそのブレードBの
稜線Cの位置を表示させるようにしている。なお、図示
していないが、2値化変換器12から「0」の信号が発生
している間は青ランプを点灯させ、「1」の信号が発生
した場合にのみ警報用の赤ランプを点灯させたり、警報
音を発生させて警報するようにしてもよい。
さらに、前記載置台1傍の、ブレードBの稜線Cの通
過位置には、第4図及び第5図に示すように顕微鏡9を
設置しておき、欠陥のあったブレードBの稜線Cの欠陥
(凹凸)箇所を視覚により直接確認できるようにしても
よい。
ところで、前記接触4は、第7図(a)及び(b)に
示すように、円柱体の先端部を側方視オノ型にとがらせ
た形状からなり、触針4の先端部刃先4aの幅(W)は、
ブレードBの稜線Cの幅方向のうねりに対応できるよう
に、0.2〜1.0mm程度にする。この数値の0.2〜1.0mmは、
クリーニングブレードBの製品として許容される範囲内
の、幅方向のうねりの寸法誤差に基づいている。
また、刃先4aの角度(θ)は側方視で60゜〜90゜と
し、刃先4aの先端の円弧の半径(r)は側方視で5〜8
μ位にする。その理由は、刃先4aの角度(θ)及び先端
の円弧の半径(r)が小さすぎると、ブレートBに対す
る摩擦抵抗が大きくなって刃先4aでブレートBのエッジ
部を削り取るおそれがあり、逆に刃先4aの角度(θ)及
び先端の円弧の半径(r)が大きすぎると、ブレードB
の凹部C1(第8図)の長手方向の幅が狭い場合には刃先
4aが凹部C1内に入り込めないために凹部C1を検出できな
くなり、検出精度が低下するからである。
さらに、触針4を所定の接触圧でブレードBの稜線C
上に接触させた場合、ブレードBがクリーニングブレー
ドであるため、その先端部刃先4aで圧下されてへこみが
生じるが、そのへこみの深さが20〜30μ程度になるよう
に、触針4に作用させる下向きの負荷(いわゆる針圧)
を1〜2gに設定するのが望ましい。その理由は、針圧を
1g以下にすると針先4aが振動し、また、2g以上にすると
検出精度が低下するからである。
上記の事項に加えて、触針4に対するブレードBの移
動速度が重要な要因になるが、その移動速度は100〜200
mm/秒が適正である。その理由は、50mm/秒程度まで遅く
すると触針4の変位加速度が小さくなって電圧信号量が
約1/2.5に減少し、逆に200mm/秒より速くすると、ブレ
ードBの稜線Cにおける小欠陥(比較的小さな凹凸)を
検出しなくなるからである。つまり、ブレードBの移動
速度が50mm/秒程度まで低下すると、例えば第8図の凹
部C1又は凸部C2の一方の傾斜面の角度が45゜あるいはそ
れ以上ある場合でも、バランスアーム6全体が上下方向
に揺動して、触針4が上下に変位しなくなって、凹部C1
や凸部C2を検出できなくなるおそれがあるからである。
いいかえれば、第8図の凹部C1又は凸部C2の一方の傾斜
面の角度が60゜以上の場合を検出するときには、触針4
に対するブレードBの移動速度100〜200mm/秒より遅く
設定し、逆に傾斜面の角度が40゜以下の場合を検出する
ときには、触針4に対するブレードBの移動速度を100
〜200mm/秒より速く設定する必要があるが、上記のよう
にブレードBの移動速度を100〜200mm/秒に設定するこ
とで、凹部C1又は凸部C2の一方の傾斜面の角度が45゜以
上になる、急峻な凹凸の箇所を触針4が相対的に移動す
るときに、バランスアーム6は上下に揺動せず、触針4
が上下に変位してこの変位の際の接触圧変動が圧電型加
速度検出器5により電圧信号に変換され、ブレードBの
稜線Cにおける目的の凹凸を検出することができるよう
になる。
なお、上述の触針4に関する上記したおのおのの具体
的な数値は、第3図に示したトナー掻き落とし用ブレー
ドについて下記の条件(欠陥の基準)に基づくものであ
る。すなわち、 ブレードBはポリウレタン製で、このブレードBによ
り掻き落とそうとするトナーの粒子は通常12±3μ程度
である。
ブレードBの稜線Cは長手方向に沿って、上下方向に
100μ程度のうねりがあることが多いが、ブレードBを
感光ドラムに一定圧力で密着させて使用するので、その
ようなうねりがあってもブレードBの稜線Cが確実に感
光ドラムの周面に密着するため、製品としての欠陥にな
らない。従って、ブレードBにおける製品としての欠陥
は、第8図(a)〜(d)に示すように、凹部C1又は凸
部C2の深さ又は高さが10μ以上で、凹部C1又は凸部C2の
一方の傾斜面の角度が45゜以上になる、急峻な凹凸を稜
線Cが有する場合を対象にした。
次に、上記した実施例の検査装置についてその検査態
様を第1図に基づいて説明する。
前記したように、載置台1の所定位置に取り付けた検
査しようとするブレードBのエッジ部の稜線C上の一端
に、触針4の先端部の刃先4aを一定の負荷(例えば1.5
g)をかけて載置し、その触針4に対しブレードBをね
じ送り機構2により所定の速度で移動させる。このよう
にして、稜線Cの凹凸による上下動時に触針4に作用す
る接触圧変動が、触針4を保持する圧電加速度検出器5
によって電圧信号に変換され、この変換された電圧信号
は信号増幅器11で増幅される。増幅された電圧信号値X
は2値化変換器12によってあらかじめ設定した基準電圧
信号値Yと比較され、その基準電圧値Yより絶対値が高
い場合は「1」に、また低い場合は「0」に2値化され
る。
そして、前記電圧信号値Xの絶対値が基準電圧信号値
Yより高くなる箇所があって前記2値化変換器12が
「1」の値を信号処理器14に送り出し、それが表示器16
に表示されると、ブレードBのエッジ部の稜線Cに欠陥
があると判定するものである。また、前記信号処理器14
には、ブレードBの稜線Cの位置検出器13から稜線Cの
位置を示す信号が同時に送られているので、稜線Cの欠
陥箇所の位置が表示器16に表示され、確認できる。
また、その稜線Cの欠陥箇所の位置は、記憶装置15に
も記憶されているので、検査終了後に、顕微鏡9等で拡
大して見ることにより直接確認できる。なお、上記実施
例では、触針4に対してブレードBを移動させるように
したが、ブレードBに対して触針4を移動させるように
してもよく、また、触針4の先端部刃先4aがブレードB
の稜線Cに直交して接触するようにすれば、触針4の負
荷方向は例えば横向きでもよい。さらに、本発明は、上
記実施例で詳述した複写装置のトナー掻き落とし用ブレ
ードの検査装置のほか、車両用ワイパーブレードなどの
各種ブレードのエッジ部の稜線の良否を検査する装置に
も適用できる。
(発明の効果) 上記した構成からなるこの発明のクリーニングブレー
ドの稜線検査装置は、下記の効果を奏する。
(1)クリーニングブレードのエッジ部の稜線の致命的
な欠陥となる急峻な凹凸だけを確実に検出し、製品とし
ての欠陥にならないうねり等は検出しない。また、クリ
ーニングブレードのエッジ部の稜線の欠陥を検出するだ
けでなく、そのエッジ部の稜線の欠陥箇所も検出するこ
とができる。しかも、前記稜線の凹凸の大きさを絶対値
でなく、1又は0などの2値化で表すようにしたので、
クリーニングブレードの良否が簡単且つ明瞭に判定でき
る。
(2)検査に要する時間が従来の検査装置に比べて極め
て短かい(前記従来の検査装置(a)(b)が約30秒/1
本であるのに対し、本発明の検査装置は約2秒/1本)の
で、大量本数のクリーニングブレードの検査に好適であ
る。
(3)前記した従来の光学的検査装置に比べて構造が簡
単で、装置自体の価格が安い。
(4)クリーニングブレードの稜線上にほこりなどが付
着していても、触針によって取り除かれるので、誤動作
を起こしにくい。
(5)クリーニングブレードの稜線の長さ方向の大きな
うねりは欠陥として検出せず、製品として許容できない
凹凸の一方の傾斜面の角度が45゜以上になる急峻な凹凸
を確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す複写装置のトナー掻き
落とし用ブレードの稜線検査装置の全体概要説明図、第
2図は第1図のII−II線矢視図、第3図はトナー掻き落
とし用ブレードの斜視図、第4図はこの発明の検査装置
のより詳細な実施例を示す平面図、第5図は第4図の左
側面図、第6図(a)は加速度検出器で変換された電圧
信号のグラフ、同図(b)は同図(a)の電圧信号を2
値化したグラフ、第7図(a)は触針の正面斜視図、同
図(b)は側面斜視図、第8図(a)〜(d)はそれぞ
れブレードの稜線の欠陥対象を示す正面図である。 1……載置台、2……ねじ送り機構、4……触針、5…
…圧電型加速度検出器、6……バランスアーム、12……
2値化変換器、13……位置検出器、14……信号処理器、
16……表示器、B……クリーニングブレード、C……稜
線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−47864(JP,A) 特開 昭59−9503(JP,A) 実開 昭58−177808(JP,U) 実開 昭60−18049(JP,U) 実開 昭61−202006(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検査用の弾性体からなるクリーニングブレ
    ードを取り付ける載置台と、前記クリーニングブレード
    のエッジ部の稜線に接触可能に圧電型加速度検出器を介
    して支持された触針と、該触針に対し前記クリーニング
    ブレードを載置台とともに相対的に移動させる移動装置
    とを備えたクリーニングブレードの稜線検査装置におい
    て、 前記触針をクリーニングブレードの稜線に一定圧で接触
    させる手段と、該触針に対しクリーニングブレードを移
    動させる際の該触針の接触圧変動を電圧信号に変換する
    前記圧電型加速度検出器と、その変換した電圧信号値を
    あらかじめ設定した基準電圧信号値と比較して絶対値が
    高いか又は低いかで2値化する2値化変換手段と、この
    2値化した信号値に基づいて前記クリーニングブレード
    の稜線の良否を判定する手段と、前記触針に対するクリ
    ーニングブレードの相対的な移動距離に連動するクリー
    ニングブレードの稜線の位置検出器とを設け、 前記2値化変換手段は、該位置検出器によりクリーニン
    グブレードの稜線位置を検出しながら前記電圧信号値を
    2値化するようにし、 前記触針の先端部刃先を、幅:0.2〜1.0mm、側方視の刃
    先角度:60〜90゜、側方視の刃先先端の円弧の半径:5〜
    8μにするとともに、 前記クリーニングブレードに対する触針圧を1〜2g、前
    記クリーニングブレードの移動速度を100〜200mm/秒と
    したことを特徴とするクリーニングブレードの稜線検査
    装置。
  2. 【請求項2】前記2値化した信号値を表示器に表示させ
    る請求項1に記載のクリーニングブレードの稜線検査装
    置。
  3. 【請求項3】2値化した信号値のうち基準電圧信号値よ
    り高い方の信号値が生じた場合に警報器で警報するよう
    にした請求項1に記載のクリーニングブレードの稜線検
    査装置。
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