JP2582271B2 - 頭皮の緊張緩和による育毛器 - Google Patents
頭皮の緊張緩和による育毛器Info
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- JP2582271B2 JP2582271B2 JP62320551A JP32055187A JP2582271B2 JP 2582271 B2 JP2582271 B2 JP 2582271B2 JP 62320551 A JP62320551 A JP 62320551A JP 32055187 A JP32055187 A JP 32055187A JP 2582271 B2 JP2582271 B2 JP 2582271B2
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- hair
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は頭皮の緊張緩和による育毛器に関するもの
である。
である。
(従来の技術とその問題点) 近年、物質文化の飛躍的進歩に伴い社会構造が複雑化
し、また価値感が多様化して人間関係が複雑化し、その
ため人間の受けるストレスが増加して健康面で種々な不
都合が生じるに至った。例えば、ストレスに起因して頭
皮が緊張し、血行不良による頭皮毛根部の栄養障害が生
じ、脱毛が激しくなって、特に若手のハゲが増加する傾
向にある。一方、最近国民生活が向上し、物質的な面よ
りも人間の美容面が重要視される傾向にあり、上述の脱
毛についてもこれを解消することが望まれるようになっ
た。
し、また価値感が多様化して人間関係が複雑化し、その
ため人間の受けるストレスが増加して健康面で種々な不
都合が生じるに至った。例えば、ストレスに起因して頭
皮が緊張し、血行不良による頭皮毛根部の栄養障害が生
じ、脱毛が激しくなって、特に若手のハゲが増加する傾
向にある。一方、最近国民生活が向上し、物質的な面よ
りも人間の美容面が重要視される傾向にあり、上述の脱
毛についてもこれを解消することが望まれるようになっ
た。
そして、従来より上述の脱毛を防止するようにしたも
のが種々提案されており、その1例として特開昭60−24
6755号公報に示されるものがある。すなわち、これは人
間の頭部に頭部装着体を装着してこれに空気圧を送り、
チューブを膨張させて所定時間、例えば2時間の間頭皮
を上方に押し上げて頭皮の緊張を緩和し、頭皮の血行を
改善するようにしたものである。しかし、この従来の装
置では頭皮を所定時間継続して押し上げるようにしてい
るので、空気圧を高くすると頭皮の締付部分で血行障害
が生じ、一方、空気圧を低くすると十分な頭皮の押し上
げ効果が得られない。そのため、空気圧を略血圧の半分
程度(60mmHg位)に設定し、複数のくさび状部材を配設
して、これにより頭皮を押し上げるようにしているが、
この場合には短時間では十分な頭皮の緊張緩和作用が期
待できず、長時間2時間/日程度の装着を要するものと
考えられる欠点がある。
のが種々提案されており、その1例として特開昭60−24
6755号公報に示されるものがある。すなわち、これは人
間の頭部に頭部装着体を装着してこれに空気圧を送り、
チューブを膨張させて所定時間、例えば2時間の間頭皮
を上方に押し上げて頭皮の緊張を緩和し、頭皮の血行を
改善するようにしたものである。しかし、この従来の装
置では頭皮を所定時間継続して押し上げるようにしてい
るので、空気圧を高くすると頭皮の締付部分で血行障害
が生じ、一方、空気圧を低くすると十分な頭皮の押し上
げ効果が得られない。そのため、空気圧を略血圧の半分
程度(60mmHg位)に設定し、複数のくさび状部材を配設
して、これにより頭皮を押し上げるようにしているが、
この場合には短時間では十分な頭皮の緊張緩和作用が期
待できず、長時間2時間/日程度の装着を要するものと
考えられる欠点がある。
また、従来のこの種の他の装置として特開昭60−1564
63号公報には、頭部に着脱自在である頭皮装着体の左右
内側壁上面に複数の間隔をおいて窓状通気孔を設け、頭
部装着体のチューブに対する送気による隆起と、排気に
よる陥没とを繰り返し、断続的な頭皮の押し上げによる
マッサ−ジと緊張緩和とを行うようにしたものが提案さ
れているが、単に空気を給排気するだけでは充分な効果
は期待できず、頭皮押し上げ手段および押し上げ解放運
動の改善が要望される。
63号公報には、頭部に着脱自在である頭皮装着体の左右
内側壁上面に複数の間隔をおいて窓状通気孔を設け、頭
部装着体のチューブに対する送気による隆起と、排気に
よる陥没とを繰り返し、断続的な頭皮の押し上げによる
マッサ−ジと緊張緩和とを行うようにしたものが提案さ
れているが、単に空気を給排気するだけでは充分な効果
は期待できず、頭皮押し上げ手段および押し上げ解放運
動の改善が要望される。
(発明の目的) そこで、本発明は、空気圧を利用して血行障害を起こ
すことなく頭皮を効果的に緊張緩和するには掌で側頭部
を支え、頭頂に向けて断続的に押し上げ、解放する動作
の実現が肝要であることに着目し、かかる動作を自動的
に行うことができる頭皮の緊張緩和による育毛器を提供
せんとするものである。
すことなく頭皮を効果的に緊張緩和するには掌で側頭部
を支え、頭頂に向けて断続的に押し上げ、解放する動作
の実現が肝要であることに着目し、かかる動作を自動的
に行うことができる頭皮の緊張緩和による育毛器を提供
せんとするものである。
(目的を達成するための手段) 本発明は、頭部に着脱自在に装着され、その空気圧に
よって膨張して頭皮を押し上げる頭部装着体が頭皮の少
なくとも側部に押接され、空気圧の送給によって膨張す
る内袋体と、該内袋体の膨張を頭皮が上方に押し上げら
れるように案内する断面略掌形状の案内板と、上記内袋
体および案内板を頭部に対して着脱自在に支承保持する
外部バンドからなり、該頭部装着体に所定の空気圧を送
給するための初期圧設定手段と、上記頭部装着体の空気
圧を上記初期圧と所定の最高圧との間で繰り返し変動さ
せる脈動加圧手段とを接続して構成するようにしたもの
である。
よって膨張して頭皮を押し上げる頭部装着体が頭皮の少
なくとも側部に押接され、空気圧の送給によって膨張す
る内袋体と、該内袋体の膨張を頭皮が上方に押し上げら
れるように案内する断面略掌形状の案内板と、上記内袋
体および案内板を頭部に対して着脱自在に支承保持する
外部バンドからなり、該頭部装着体に所定の空気圧を送
給するための初期圧設定手段と、上記頭部装着体の空気
圧を上記初期圧と所定の最高圧との間で繰り返し変動さ
せる脈動加圧手段とを接続して構成するようにしたもの
である。
(作用) この発明において、頭部装着体が頭部に装着され、初
期圧設定手段が操作されて頭部装着体の空気圧が所定の
初期圧に設定されると、頭皮押し上げ手段である内袋体
が側頭部周囲に間隙なく接触し、次いで脈動加圧手段が
作動されると、頭部装着体の内袋体の空気圧は初期圧と
所定の最高圧との間で繰り返し変動し、内袋体は案内板
に沿って膨張上昇と収縮下降を繰り返して、頭皮には繰
り返し押し上げられては復帰する運動が自動的に与えら
れる。
期圧設定手段が操作されて頭部装着体の空気圧が所定の
初期圧に設定されると、頭皮押し上げ手段である内袋体
が側頭部周囲に間隙なく接触し、次いで脈動加圧手段が
作動されると、頭部装着体の内袋体の空気圧は初期圧と
所定の最高圧との間で繰り返し変動し、内袋体は案内板
に沿って膨張上昇と収縮下降を繰り返して、頭皮には繰
り返し押し上げられては復帰する運動が自動的に与えら
れる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第6図は本発明の一実施例による頭皮の
緊張緩和による育毛器を示し、図において、1は本実施
例の育毛器で、該育毛器1は頭部装着体2、給気ポンプ
3および脈動発生器4によって構成されている。上記頭
部装着体2は、人間5の頭部6に着脱自在に装着されて
その空気圧によって膨張して頭皮を上方に押し上げるも
のであり、該頭部装着体2は内側に内袋体7を、該内袋
体7の外側に案内板8および外部バンド9を各々配設し
て構成されている。上記内袋体7は、第3図に示すよう
に装着時に頭部6の左右両側部および後部に各々押圧接
触される左右の側方袋部10、11および後方袋部12からな
り、該各袋部10、11、12は例えば軟質ゴムによって形成
されるとともに柔軟性の連通チューブ13によって相互に
連通されており、こうして内袋体7は空気の送給によっ
て膨張するようになっている。なお、上記各袋部10、1
1、12については、装着時における頭皮との密着性を確
保するためにその内側表面に微小凹凸を形成するように
してもよい。また、上記案内板8は掌状に形成するのが
よく、第4図に示すように例えばスポンジを用いて平面
略半楕円形状で、かつ断面略逆三角形状に一体的に形成
され、またその両先端部は装着時の異和感を少なくする
ためにその厚みが徐々に減少されており、こうして案内
板8はその形状に起因して頭部の側部および後部が押し
上げられるように上記内袋体7の膨張を案内するように
なっている。上記内袋体7は、第9図に示すように中央
やや下方を案内板8に固定するようにして、内袋体7の
膨張時に上部膨張部7aが頭皮を押し上げ、下部膨張部7b
が頭部を把持して頭部装着体2の抜け落ちを防止するよ
うにするのがよい。
緊張緩和による育毛器を示し、図において、1は本実施
例の育毛器で、該育毛器1は頭部装着体2、給気ポンプ
3および脈動発生器4によって構成されている。上記頭
部装着体2は、人間5の頭部6に着脱自在に装着されて
その空気圧によって膨張して頭皮を上方に押し上げるも
のであり、該頭部装着体2は内側に内袋体7を、該内袋
体7の外側に案内板8および外部バンド9を各々配設し
て構成されている。上記内袋体7は、第3図に示すよう
に装着時に頭部6の左右両側部および後部に各々押圧接
触される左右の側方袋部10、11および後方袋部12からな
り、該各袋部10、11、12は例えば軟質ゴムによって形成
されるとともに柔軟性の連通チューブ13によって相互に
連通されており、こうして内袋体7は空気の送給によっ
て膨張するようになっている。なお、上記各袋部10、1
1、12については、装着時における頭皮との密着性を確
保するためにその内側表面に微小凹凸を形成するように
してもよい。また、上記案内板8は掌状に形成するのが
よく、第4図に示すように例えばスポンジを用いて平面
略半楕円形状で、かつ断面略逆三角形状に一体的に形成
され、またその両先端部は装着時の異和感を少なくする
ためにその厚みが徐々に減少されており、こうして案内
板8はその形状に起因して頭部の側部および後部が押し
上げられるように上記内袋体7の膨張を案内するように
なっている。上記内袋体7は、第9図に示すように中央
やや下方を案内板8に固定するようにして、内袋体7の
膨張時に上部膨張部7aが頭皮を押し上げ、下部膨張部7b
が頭部を把持して頭部装着体2の抜け落ちを防止するよ
うにするのがよい。
さらに、上記外部バンド9は例えば皮革または比較的
硬質のゴムによって形成され、また、その形状は第5図
に示すように、上縁部が装着時に中央部より小径にな
り、かつ後側下縁部が下方内方に突出するように形成さ
れ、これにより外部バンド9は装着時に頭部6からはず
れないようになっている。また、この外部バンド9の両
先端には相互に締着可能なマジック締着帯状織布等14が
取り付けられており、こうして外部バンド9は上記内袋
体7および案内板8を頭部6に対して着脱自在に支承保
持するようになっている。
硬質のゴムによって形成され、また、その形状は第5図
に示すように、上縁部が装着時に中央部より小径にな
り、かつ後側下縁部が下方内方に突出するように形成さ
れ、これにより外部バンド9は装着時に頭部6からはず
れないようになっている。また、この外部バンド9の両
先端には相互に締着可能なマジック締着帯状織布等14が
取り付けられており、こうして外部バンド9は上記内袋
体7および案内板8を頭部6に対して着脱自在に支承保
持するようになっている。
また、上記内袋体7の後方袋部12には柔軟性の送給チ
ューブ15を介して手動式の上記給気ポンプ3が連通接続
され、該給気ポンプ3には排気弁16および逆止弁17が設
けられ、上記給気ポンプ3が押圧操作されることにより
送給チューブ15を介して上記内袋体7に空気圧が供給さ
れ、また、排気弁16が開操作されることにより送給チュ
ーブ15を介して上記内袋体7の空気が排気されるように
なっており、こうして頭部装着体2に所定の初期圧を送
給する初期圧設定手段18が構成されている。
ューブ15を介して手動式の上記給気ポンプ3が連通接続
され、該給気ポンプ3には排気弁16および逆止弁17が設
けられ、上記給気ポンプ3が押圧操作されることにより
送給チューブ15を介して上記内袋体7に空気圧が供給さ
れ、また、排気弁16が開操作されることにより送給チュ
ーブ15を介して上記内袋体7の空気が排気されるように
なっており、こうして頭部装着体2に所定の初期圧を送
給する初期圧設定手段18が構成されている。
また、上記送給チューブ15の途中には上記脈動発生器
4が介設されている。この脈動発生器4において、ケー
シング19内には上記送給チューブ15と連通するゴム球体
(チャンバ)20が配設され、該ゴム球体20にはこれを取
り囲んで四角形状のリンク機構21が設けられ、また、ゴ
ム球体20とリンク機構21との間には軟質ゴムまたはスポ
ンジ製の介在物22が介設されている。また、上記リンク
機構21の左右の連結部には、ガイドロッド23および駆動
ロッド24の両一端が回動自在に連結され、該ロッド23、
24は各々支持板25によってケーシング19に対して摺動自
在に支承されている。上記駆動ロッド24の他端には駆動
アーム26の一端が回動自在に連結され、該駆動アーム26
の他端はケーシング19に回動自在に支承され、また駆動
アーム26とケーシング19との間にはアーム26を引張付勢
するばね部材27が配設されている。また、駆動アーム26
の略中央にはカムローラ28が取り付けられ、一方ケーシ
ング19には上記カムローラ28と摺接して駆動カム29が配
設されている。この駆動カム29は、回転角で略90°の小
径休止部29a、回転角で略180°の大径緩和保持部29b、
および両者と連続する加圧部29cとからなり、こうして
駆動カム29の回転がカムローラ28、駆動アーム26および
駆動ロッド24を介してリンク機構21に伝達され、リンク
機構21が縮閉、または拡開してゴム球体20の容積を減少
または復帰させる容積変更手段30が構成されている。ま
た、上記駆動カム29には、容積変更手段30を繰り返し動
作させる駆動手段である15〜60rpm程度の減速モータの
回転軸31が固定されている。以上のようにして、脈動発
生器4が上記頭部装着体2の空気圧を初期圧と所定の最
高圧との間で繰り返し変動させる脈動加圧手段となって
いる。
4が介設されている。この脈動発生器4において、ケー
シング19内には上記送給チューブ15と連通するゴム球体
(チャンバ)20が配設され、該ゴム球体20にはこれを取
り囲んで四角形状のリンク機構21が設けられ、また、ゴ
ム球体20とリンク機構21との間には軟質ゴムまたはスポ
ンジ製の介在物22が介設されている。また、上記リンク
機構21の左右の連結部には、ガイドロッド23および駆動
ロッド24の両一端が回動自在に連結され、該ロッド23、
24は各々支持板25によってケーシング19に対して摺動自
在に支承されている。上記駆動ロッド24の他端には駆動
アーム26の一端が回動自在に連結され、該駆動アーム26
の他端はケーシング19に回動自在に支承され、また駆動
アーム26とケーシング19との間にはアーム26を引張付勢
するばね部材27が配設されている。また、駆動アーム26
の略中央にはカムローラ28が取り付けられ、一方ケーシ
ング19には上記カムローラ28と摺接して駆動カム29が配
設されている。この駆動カム29は、回転角で略90°の小
径休止部29a、回転角で略180°の大径緩和保持部29b、
および両者と連続する加圧部29cとからなり、こうして
駆動カム29の回転がカムローラ28、駆動アーム26および
駆動ロッド24を介してリンク機構21に伝達され、リンク
機構21が縮閉、または拡開してゴム球体20の容積を減少
または復帰させる容積変更手段30が構成されている。ま
た、上記駆動カム29には、容積変更手段30を繰り返し動
作させる駆動手段である15〜60rpm程度の減速モータの
回転軸31が固定されている。以上のようにして、脈動発
生器4が上記頭部装着体2の空気圧を初期圧と所定の最
高圧との間で繰り返し変動させる脈動加圧手段となって
いる。
次に、第7図(a)を用いて本育毛器の使用方法につ
いて説明する。ここで第7図(a)は駆動カム29の回転
角に対する内袋体7の圧力変化を示す。
いて説明する。ここで第7図(a)は駆動カム29の回転
角に対する内袋体7の圧力変化を示す。
本育毛器1を使用する場合、まず頭部6に頭部装着体2
を載置し、マッジク締着帯14を相互に締着させて頭部装
着体2を頭部6に装着した後、給気ポンプ3を手に持
ち、これを押圧操作して内袋体7に空気を送給し、内袋
体7の空気圧を頭皮に内袋体7が密着し、かつ最高圧に
なった時には頭皮が十分に押し上げられるような所定の
初期圧Poに設定する(第7図(a)のD部参照)。この
時内袋体7の空気圧が高くなりすぎた時には排気弁16を
開いて排気する。
を載置し、マッジク締着帯14を相互に締着させて頭部装
着体2を頭部6に装着した後、給気ポンプ3を手に持
ち、これを押圧操作して内袋体7に空気を送給し、内袋
体7の空気圧を頭皮に内袋体7が密着し、かつ最高圧に
なった時には頭皮が十分に押し上げられるような所定の
初期圧Poに設定する(第7図(a)のD部参照)。この
時内袋体7の空気圧が高くなりすぎた時には排気弁16を
開いて排気する。
このようにして初期圧の設定が完了すると、脈動発生
器4を作動させる。すると、この脈動発生器4において
は駆動モータの回転軸31が駆動カム29を回転させ、駆動
カム29がその回転に伴い加圧部29cでカムローラ28と摺
接すると、駆動アーム26がばね部材27のばね力に抗して
第6図の矢印A方向に回動されてガイドロッド23および
駆動ロッド24を各々ゴム球体20に向けて摺動させ、リン
ク機構21がその拡開状態(第6図の状態B参照)から縮
閉し、これによりゴム球体20の容積が減少して、内袋体
7の空気圧は上昇する(第7図(a)のE部参照)。さ
らに、駆動カム29の緩和保持部29bがカムローラ28と摺
接すると、リンク機構21は縮閉状態(第6図の状態C参
照)となって内袋体7の空気圧は最高圧P1に維持される
(第7図(a)のF部参照)。そして駆動カム29の休止
部29aがカムローラ28と摺接すると、駆動アーム26は今
度はばね部材27のばね力によって矢印A方向と逆方向に
回動復帰されてガイドロッド23および駆動ロッド24を逆
方向に摺動復帰させ、リンク機構21も縮閉状態Cより拡
大し、ゴム球体20はその弾性力によって元の容積に戻っ
て内袋体7の空気圧は初期圧Poに戻り(第7図(a)の
G参照)、このような動作が駆動モータの1回転毎に繰
り返される。例えば、60〜20rpm減速の駆動モータを用
いた場合には1〜3秒間で上述の初期圧Po→最高圧P1→
初期圧Poの一連の動作が行われることとなる。
器4を作動させる。すると、この脈動発生器4において
は駆動モータの回転軸31が駆動カム29を回転させ、駆動
カム29がその回転に伴い加圧部29cでカムローラ28と摺
接すると、駆動アーム26がばね部材27のばね力に抗して
第6図の矢印A方向に回動されてガイドロッド23および
駆動ロッド24を各々ゴム球体20に向けて摺動させ、リン
ク機構21がその拡開状態(第6図の状態B参照)から縮
閉し、これによりゴム球体20の容積が減少して、内袋体
7の空気圧は上昇する(第7図(a)のE部参照)。さ
らに、駆動カム29の緩和保持部29bがカムローラ28と摺
接すると、リンク機構21は縮閉状態(第6図の状態C参
照)となって内袋体7の空気圧は最高圧P1に維持される
(第7図(a)のF部参照)。そして駆動カム29の休止
部29aがカムローラ28と摺接すると、駆動アーム26は今
度はばね部材27のばね力によって矢印A方向と逆方向に
回動復帰されてガイドロッド23および駆動ロッド24を逆
方向に摺動復帰させ、リンク機構21も縮閉状態Cより拡
大し、ゴム球体20はその弾性力によって元の容積に戻っ
て内袋体7の空気圧は初期圧Poに戻り(第7図(a)の
G参照)、このような動作が駆動モータの1回転毎に繰
り返される。例えば、60〜20rpm減速の駆動モータを用
いた場合には1〜3秒間で上述の初期圧Po→最高圧P1→
初期圧Poの一連の動作が行われることとなる。
一方、頭部装着体2においては上述のように内袋体7
の空気圧が初期圧Poから上昇すると、該内袋体7は案内
板8に案内されて次第に膨張し、頭皮の側部および後部
が次第に押し上げられ、内袋体7の空気圧が最高圧P1に
達している間中、頭皮の側部および後部は十分に上方に
押し上げられ、内袋体7の空気圧が減少すると、該内袋
体7は収縮して頭皮は元の状態に戻り、このような動作
が駆動モータの一回転毎に繰り返されて、頭皮のマッサ
ージおよび緊張緩和が行われることとなる。
の空気圧が初期圧Poから上昇すると、該内袋体7は案内
板8に案内されて次第に膨張し、頭皮の側部および後部
が次第に押し上げられ、内袋体7の空気圧が最高圧P1に
達している間中、頭皮の側部および後部は十分に上方に
押し上げられ、内袋体7の空気圧が減少すると、該内袋
体7は収縮して頭皮は元の状態に戻り、このような動作
が駆動モータの一回転毎に繰り返されて、頭皮のマッサ
ージおよび緊張緩和が行われることとなる。
また、このような使用中に内袋体7の初期圧が何らか
の理由、例えば位置ずれによって低下した時には給器ポ
ンプ3を操作して内袋体7に空気を送給すればよい。
の理由、例えば位置ずれによって低下した時には給器ポ
ンプ3を操作して内袋体7に空気を送給すればよい。
使用が終了した場合には、脈動発生器4の動作を停止
するとともに頭部装着体2を頭部6より外し、さらに排
気弁16を開いて内袋体7の空気を排出すればよい。
するとともに頭部装着体2を頭部6より外し、さらに排
気弁16を開いて内袋体7の空気を排出すればよい。
以上のような本実施例の育毛器では、内袋体7の空気
圧を自動的に脈動させるようにしたので、初期圧設定の
操作のみによって後は確実に頭皮のマッサージと緊張緩
和とを行うことができ、操作が非常に簡単であり、しか
も従来のように操作の仕方によってマッサージおよび緊
張緩和効果が得られなかったり、あるいは血行障害が生
じたりするというような懸念が生ずることもない。
圧を自動的に脈動させるようにしたので、初期圧設定の
操作のみによって後は確実に頭皮のマッサージと緊張緩
和とを行うことができ、操作が非常に簡単であり、しか
も従来のように操作の仕方によってマッサージおよび緊
張緩和効果が得られなかったり、あるいは血行障害が生
じたりするというような懸念が生ずることもない。
また、本育毛器では内袋体7の空気圧を短時間で所定
の圧力範囲で大きく変化させることができるので、短い
装着時間で十分なマッサージおよび緊張緩和を行うこと
ができる。本件発明者の実験によれば、1日当たり10〜
20分程度の使用で十分な効果が得られることが確認され
た。
の圧力範囲で大きく変化させることができるので、短い
装着時間で十分なマッサージおよび緊張緩和を行うこと
ができる。本件発明者の実験によれば、1日当たり10〜
20分程度の使用で十分な効果が得られることが確認され
た。
なお、上記実施例では駆動カム29の形状を一定時間緩
和が維持されるような形状としたが、これは第7図
(b)に示すように内袋体7の圧力が正弦波状に変化す
るような形状としてもよい。また、容積変更手段30は上
記実施例のような駆動カム29とリンク機構21の組合わせ
ではなく、第8図(a)、(b)に示すように、カム32
と押圧板33によってチャンバ3の容積を変更させるよう
に構成してもよく、またまた第8図(e)に示すよう
に、一定の最高圧力が長時間継続するようにカム32と押
圧板35、36間にばね部材37を介設して構成してもよい。
さらに、容積変更手段30は第8図(c)に示すようにク
ランク機構38を用いて構成してもよく、また第8図
(d)に示すように電磁石39と押圧レバー40とを用い、
タイマーによって電磁石39を励磁させて、押圧レバー40
によりチャンバ34を押圧させるように構成してもよい。
和が維持されるような形状としたが、これは第7図
(b)に示すように内袋体7の圧力が正弦波状に変化す
るような形状としてもよい。また、容積変更手段30は上
記実施例のような駆動カム29とリンク機構21の組合わせ
ではなく、第8図(a)、(b)に示すように、カム32
と押圧板33によってチャンバ3の容積を変更させるよう
に構成してもよく、またまた第8図(e)に示すよう
に、一定の最高圧力が長時間継続するようにカム32と押
圧板35、36間にばね部材37を介設して構成してもよい。
さらに、容積変更手段30は第8図(c)に示すようにク
ランク機構38を用いて構成してもよく、また第8図
(d)に示すように電磁石39と押圧レバー40とを用い、
タイマーによって電磁石39を励磁させて、押圧レバー40
によりチャンバ34を押圧させるように構成してもよい。
さらに、第8図(5)に示すように、チャンバ34を蛇
腹状に形成して内部に螺旋バネ37を内蔵し、チャンバ34
の復帰を強制すると、早く給排気できるので望ましい。
腹状に形成して内部に螺旋バネ37を内蔵し、チャンバ34
の復帰を強制すると、早く給排気できるので望ましい。
また、上記実施例では送給チューブ15にゴム球体20を
連通させているが、このゴム球体20は別途連通チューブ
を介して内袋体7と連通させるようにしてもよい。
連通させているが、このゴム球体20は別途連通チューブ
を介して内袋体7と連通させるようにしてもよい。
(発明の効果) 以上のように、本発明にかかる頭皮の緊張緩和による
育毛器によれば、初期圧設定手段の操作によって頭部装
着体の初期圧を設定し、脈動加圧手段によって頭部装着
体の空気圧を初期圧と最高圧との間で繰り返し変動さ
せ、内袋体を案内板に沿って膨張上昇および収縮下降さ
せるようにしたので、掌で側頭部を押し上げ、解放する
動作が自動的に実現できる。したがって、従来のように
頭皮押し上げ時に血行障害が生じたり、頭皮押し上げが
不充分であったりすることもなく、効果的な頭皮のマッ
サージおよび緊張緩和が行える。ちなみに、従来品では
1日2時間程度の装着時間を必要とするが、本発明品で
は1日10〜20分程度で同等以上の発毛促進効果が得られ
る。
育毛器によれば、初期圧設定手段の操作によって頭部装
着体の初期圧を設定し、脈動加圧手段によって頭部装着
体の空気圧を初期圧と最高圧との間で繰り返し変動さ
せ、内袋体を案内板に沿って膨張上昇および収縮下降さ
せるようにしたので、掌で側頭部を押し上げ、解放する
動作が自動的に実現できる。したがって、従来のように
頭皮押し上げ時に血行障害が生じたり、頭皮押し上げが
不充分であったりすることもなく、効果的な頭皮のマッ
サージおよび緊張緩和が行える。ちなみに、従来品では
1日2時間程度の装着時間を必要とするが、本発明品で
は1日10〜20分程度で同等以上の発毛促進効果が得られ
る。
第1図は本発明の一実施例による頭皮の緊張緩和による
育毛器の全体構成図、第2図は上記育毛器の使用状態を
示す図、第3図は上記育毛器の内袋体7を示す斜視図、
第4図(a)、(b)、(c)は各々上記育毛器の案内
板8を示す斜視図、断面図および平面図、第5図
(a)、(b)は各々上記育毛器の外部バンドを示す斜
視図および側面図、第6図は上記育毛器の脈動発生器4
を示す構成図、第7図(a)、(b)は各々上記実施例
の動作および他の実施例を説明するための駆動カムの回
転角に対する内袋体7の圧力変化を示す図、第8図
(a)〜(f)は各々他の実施例を説明するための図、
第9図は内袋体の案内板への取付け状態を示す断面図で
ある。 1……育毛器、2……頭部装着体、4……脈動発生器
(繰り返し加圧手段)、6……頭部、7……内袋体、8
……案内板、9……外部バンド、18……初期圧設定手
段、20……ゴム球体(チャンバ)、30……容積変更手
段、31……駆動手段である駆動モータの軸、34……チャ
ンバ
育毛器の全体構成図、第2図は上記育毛器の使用状態を
示す図、第3図は上記育毛器の内袋体7を示す斜視図、
第4図(a)、(b)、(c)は各々上記育毛器の案内
板8を示す斜視図、断面図および平面図、第5図
(a)、(b)は各々上記育毛器の外部バンドを示す斜
視図および側面図、第6図は上記育毛器の脈動発生器4
を示す構成図、第7図(a)、(b)は各々上記実施例
の動作および他の実施例を説明するための駆動カムの回
転角に対する内袋体7の圧力変化を示す図、第8図
(a)〜(f)は各々他の実施例を説明するための図、
第9図は内袋体の案内板への取付け状態を示す断面図で
ある。 1……育毛器、2……頭部装着体、4……脈動発生器
(繰り返し加圧手段)、6……頭部、7……内袋体、8
……案内板、9……外部バンド、18……初期圧設定手
段、20……ゴム球体(チャンバ)、30……容積変更手
段、31……駆動手段である駆動モータの軸、34……チャ
ンバ
Claims (2)
- 【請求項1】頭部に着脱自在に装着され、その空気圧に
よって膨張して頭皮を押し上げる頭部装着体が、頭皮の
少なくとも側部に押接され、空気圧の送給によって膨張
する内袋体と、該内袋体の膨張を頭皮が上方に押し上げ
られるように案内する断面略掌形状の案内板と、上記内
袋体および案内板を頭部に対して着脱自在に支承保持す
る外部バンドからなり、該頭部装着体に所定の初期圧を
送給するための初期圧設定手段と、上記頭部装着体の空
気圧を上記初期圧と所定の最高圧との間で繰り返し変動
させる脈動加圧手段とを備えたことを特徴とする頭皮の
緊張緩和による育毛器。 - 【請求項2】上記脈動加圧手段が、上記内袋体と連通す
るチャンバと、該チャンバの容積を減少、復帰させる容
積変更手段と、該容積変更手段を繰り返し動作させる駆
動手段とからなることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の頭皮の緊張緩和による育毛器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62320551A JP2582271B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 頭皮の緊張緩和による育毛器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62320551A JP2582271B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 頭皮の緊張緩和による育毛器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01160556A JPH01160556A (ja) | 1989-06-23 |
JP2582271B2 true JP2582271B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=18122692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62320551A Expired - Lifetime JP2582271B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 頭皮の緊張緩和による育毛器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582271B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5255440B2 (ja) * | 2006-07-28 | 2013-08-07 | 幸俊 蔭山 | 育毛補助具 |
JP5777248B2 (ja) * | 2011-10-03 | 2015-09-09 | 株式会社リッツ・アーク | 液剤供給機能を備えた頭額部用空気圧マッサージ器 |
JP2015205040A (ja) * | 2014-04-21 | 2015-11-19 | 大東電機工業株式会社 | 頭部マッサージ機 |
-
1987
- 1987-12-17 JP JP62320551A patent/JP2582271B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01160556A (ja) | 1989-06-23 |
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